富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

富岡保育園がやせ細らない方法

「何だか、パブリックがやせ細ってきている感覚がないですか」

著書『不完全な司書』を手がけた、青木さんの問いかけです。

この著書に描かれた図書館に入るには、縁側の下から木の階段をのぼる必要があるのだけれど‥どこで、靴を脱ぐのか、来訪者が迷うんだそうです。

でも、あえて“注意書”はしない。

「尋ねてもらえばいいし、何か考えてほしいと思うのですよね。」と、青木さんは言うんです。


ブログ読者で、禁止行為を記した看板が立ち並ぶ公園、学校、保育園‥が頭に浮かばれた方がいるんじゃないでしょうか?

その記された内容は、もちろんのこと必要なことかもしれませんが‥管理する側の論理ばかりが前面に出てしまえば、窮屈で、居心地が悪いものになることはご想像の通りだと思います。


本来の“パブリック”“公共の場”とは?

本日の朝日新聞には、のんびりできる場所。対話があって、利用者たちが考え、かかわることができる空間。そのように定義されていました。

富岡保育園は、公園ではありませんが、公共の場に近いところがあると思っています。

公園と違うところと言えば、常駐でプロの保育者がいるところです。プロの保育者がいる中で、園児や保護者、地域の方々が、居心地良く暮らせることが出来れば、富岡保育園の存在意義はあると思います。

では、富岡保育園で、居心地良く暮らせることが出来るためには‥?

青木さんや、朝日新聞の考えを参考にするなら‥

【対話】と【考える】と【かかわり】の3つを、プロの保育者を基点として、園児や保護者、地域の方々ができるようになれば、実現できるのではないでしょうか。

保育者同士の対話、保育者と園児の対話、保育者と保護者の対話、保育者と地域の方々との対話、保護者と保護者の対話、保護者と地域の方々との対話‥

保育者が考える、保育者同士が考える、園児が考える、園児同士が考える、保護者が考える、保護者同士が考える、保育者と保護者で考える‥

保育者と園児がかかわる、園児と地域の方々がかかわる、保護者と地域の方々がかかわる‥

さまざまな視点、角度から、【対話】【考える】【かかわり】は可能です。

富岡保育園が、やせ細ってしまわないように、ブログ読者の皆様も含めて、ともに対話し、考え、かかわり合っていきましょう。

筆者の任務は、基点となる“プロの保育者”の、基点力向上と、記しておきます。

※なんでもかんでも、“力”をつければ、それっぽく聞こえますが、基点力という日本語はないです。

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のんびりできる場所
2024-05-24
子どもたちに提供する食材

昨日の、アナグマと思われる被害を受けて‥早朝に、同じ場所を確認してみると‥案の定、同じ被害を見つけました。

アナグマ然り(しかり)、イノシシやら、タヌキやら、ハクビシンやら‥笠岡市内各地で、山だったり畑であったりで被害を受けている現状があります。

もちろん、動物たちだって、わざわざ人間社会へ侵入はしたくないんだろうし、それだけ、自然環境に変化が起きているってことは、誰しもが分かると思うんです。

アナグマ被害確認後に、園庭に戻ると‥大きなカラスが2羽ほど。そして、ハトも1羽ほど。いろいろな動物に、変化が起きていることを実感する今日この頃です。


さて、人間社会でも、変化は起きていて‥ご近所の方たちと、しゃべっていると必ず話題にのぼることと言えば‥“物価高”です。とにかく、食料品が高い。

「ニシナ(最寄りのスーパーマーケット)行ったら、ぼっけぇ、人が少なかったで。野菜も高いじゃろう。」

「年金暮らしじゃけぇ、スーパーの夕方のセールを狙うんですわ。セール時間が、スーパーごとに違うから、3つくらいハシゴすりゃぁ、ええのが買えるんじゃけど。結局、買いすぎたら、セールの意味がないんじゃけどな。ハッハッハッ!」

もちろん、富岡保育園にも、物価高の影響は直撃しています。お昼ごはん(給食費)の材料が、高いの高いの。

だけれども、子どもたちに提供する食材については、だからと言って量や質を落とすわけにはいきません。

お野菜は「ヒロツネ商店」さんが、市場で選りすぐったものを。

お肉は「日山精肉店」さんが、さばいたものを。

お米は「坂本精米所」さん、牛乳は「坂本明治乳業」さん‥。

美味しい食材を、太陽の台所(給食室)スタッフたちが、愛情を込めて作り、提供することに、富岡保育園はプライドを持ち、こだわっていきたいと思っています。


今日の献立は‥『照焼ハンバーグ・野菜のさっぱりツナサラダ・キャベツの味噌汁・ごはん・果物』です。

ちまたでは、キャベツが例年の1.8倍の価格になっていますが、それでも、食物繊維など豊富で、子どもたちの成長に望ましい食材をしっかりと使っていきます。

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2024-05-23
富岡605、アナグマに要注意!

午後8時過ぎ‥富岡北地区まちづくり協議会理事会が無事閉幕しました。「神島八十八ケ所巡り」「バザー&リユースの会」「応神山登山」などの活動報告をお聞きした後に‥今週の日曜日に執り行われる総会の案をまとめました。そして、来月実施予定の、「富岡公園・桜椿公園草刈り清掃」の計画をたてると、あっという間に時間は過ぎるものです。

毎月、理事の方たちにおいては、地域のために都合をつけて下さり、本当に感謝の言葉に尽きます。今後とも、どうか健康に気をつけながら、ご無理のない範囲で、宜しくお願い致します。


さて、今日は、ここからブログを綴っていくわけですが‥正直言っちゃうと、頭の中がパンク寸前なんですね。なので、整理整頓ブログになることを、ご理解頂ければ幸いです。

まず、今日は、午前中には‥法人関係の諸用で、弁護士さんとお話しをする機会がありました。いっしょにお話しをするだけで、とにかく勉強をした気分になるんですね。

午後からは、地域の方からお声をいただき、農作地や小学生の通学ルートを荒らす動物の被害を確認しに行きました。

市役所の方や、また猟友会の方と、現場を確認した結果‥イノシシではなく、アナグマだろうと結論が出ました。

イノシシの場合、鼻で掘るようで、土の散らかり方が違うんだそうです。ちなみに、アナグマは、前足で掘るそうですよ。

結論に応じて、対策をとることになりました。富岡保育園近辺の空き家がすみかになっている可能性が高いということで‥小さな檻を設置することが検討されました。これに関しては、現場保育者にも伝えて、子どもたちを近づけないようしなければ‥アナグマじゃなくて、園児が捕まっちゃうじゃん!ってことですね。

整理整頓すると、少しずつ、今日一日が、くっきりと、ハッキリと、して気がします。

あ!そう言えば、庭師の方と、園庭の相談もしたんだっけな!今年度も、富岡保育園の園庭!改造予定です!乞うご期待!ってところです。

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2024-05-22
近視予防の鍵は、お外遊びです。

富岡保育園では、お外遊びを特に推奨している、わけではないのですが‥できれば、たくさん、お外で遊んで欲しいと願って、環境構成に取り組んでいます。

お外で、自分のおもむくままに身体を動かすことは、もちろん運動機能を高めることにもつながりますし‥脳への良い影響も与えることも分かっていますから、たくさん、お外で遊んで欲しいのです。

(※参考文献「最強脳~“スマホ脳”ハンセン先生の特別授業~」アンデシュ・ハンセン)


お外で遊ぶことの重要性は、運動機能や脳への影響だけに効果はとどまらないことを、今日は記してみようと思います。

着眼点は“目”です。

ブログ読者で「近視」の方はおられますか?

近くのものは見えるんだけど、遠くのものがボンヤリ見える症状のあるものです。

なんと、その「近視」が、子どもの世界でも深刻な増加傾向にあるんだそうです。

文科省の2022年度学校保健統計調査によると、裸眼視力1.0未満の園児・児童生徒の割合は、幼稚園24.95%、小学校37.88%、中学校61.23%、高校71.56%。

「近視」は、将来の目の病気のリスクを高めることも分かっています。強度の近視の場合と、そうでない場合で、緑内障のリスクが3倍、網膜剥離が13倍高くなります。

「近視」は、低年齢ほど進行が早く、10歳以下で発症すると、強度の近視に至ると考えられています。

つまりは、低年齢での“発症予防”が大切ってことです。

近年では、近業(ノートをとるなどの、手元の作業)の時間が長くても、【屋外活動時間】が長ければ、発症を抑えられることが分かっているそうです。

と、言うことは‥

低年齢の、保育園児は、とにかく、お外で遊ぶに限るんです。目を大切にしたいなら。


海外の事例を紹介しておきましょう。

台湾の小学校では、休み時間、さらには国語や算数などの授業時間も、積極的に屋外で、木陰のあるところで、活動を推進しているそうなんです。

すると、ある学校では、2018年52%だった近視の児童が、2023年には37.7%まで下がったそうです。

ある研究では、1日2時間、明るさ千ルクス以上の光を浴びると、近視の発症を抑えることが分かっているようです。

一般的には、屋内は500ルクス程度。屋外は、木陰でも数千ルクス、日なたでは数万ルクス以上あるみたいです。

園児も含めて、スマホなどのデジタル機器にふれる時間が長くなっている昨今だからこそ、より【屋外活動時間】を意識して作る必要があるんだと思います。

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2024-05-21
“逆境”と“順境”は心構え一つ

本日の笠岡市議会臨時会に出席しました、筆者です。議案第45号「笠岡市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について」無事可決されました。

高所得者の負担が少し上がり、低中所得者の負担は据え置きにすることで、影響を受ける人数を最小限にした改正案です。赤字も続いていたり、基金を切り崩す現状ももちろん加味してのものです。

※もう少し、上手く説明できるように、勉強しますね。


さて、久しぶりに、筆者のカバンの中に入っている、本の紹介をしましょう。

「甦れ 田中角栄~人が動く、人を動かす、誰でも分かる“リーダー学”入門」小林吉弥

「道をひらく」松下幸之助

「世界がわかるシマ思考~離島に学ぶ、生きるすべ」世界がかわるシマ思考制作委員会 著 離島経済新聞社 編

現在、3冊の本を忍ばせることで、筆者は気持ちを安定させております。

ブログ読者の中でも、筆者と同様に、カバンの中に本を入れておくだけで、気持ちが安定する方っているんじゃないでしょうかね。読んでいないのに、読んだ気になっちゃったりして。分かってもいないのに、著者や主人公になりすましちゃったりしてね。それでも良いんです。

「甦れ 田中角栄~」に綴られた、一文が、非常に心を打たれ‥なんだか田中角栄さんに説教されたようで‥なんだけれども、田中角栄さんに会ったこともなければ、現役時代を知りもしないんだけど‥それでも、説得力のある言葉だったので、紹介させて下さい。


『キミたちね、自分の置かれた立場をありがてぇことと思わんとダメですよ。寝言を言ったり、不満ばかり言ってるヤツは、人生が終わるまで同じ不満を抱き続ける人間になるぞ。社会が悪い、他人が悪い、政治家が悪いなんて言って、いったい何があるんだ。人に貢献できるようになってから言うべしじゃ』

つまりは、“逆境”と“順境”は心構え一つだってことです。

あらためて、辛抱、我慢、そして黙々と汗を流すことを、筆者の行動原理にしたいと誓いました。

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縁側の屋根を補修
補修完了‼︎中西さんありがとう‼︎
2024-05-20
学校の先生方に、感謝です。

昨日、晴天まっしぐらの中、開催された、笠岡市内の各小学校の運動会。富岡保育園の所在する学区の「中央小学校」へ、午前中お邪魔させてもらいました。

ゴールデンウィーク後からの短い準備期間にもかかわらず、保護者や地域の方々に、学生の、その勇姿を見てもらえるように励んでいたことが、よく伝わる運動会でした。

少ない競技数の中にも、勝負事であったり、協調性であったりの様々な要素が織り交ぜられていて、取り組む学生たちの表情から、心を震わせるものが多くありました。

筆者は、ついつい、卒園児を中心に応援してしまうところもあるのですが‥ここ数年、地域の登校班などにも頻繁に顔を出していることもあってか、卒園児以外にも、多くの顔見知りの学生が増えましたので、より全体的に応援することができました。また、補足しますと、学生たちを支えておられる、先生たちへも、心の限り応援することができました。これは、来賓席で、ご一緒させてもらった方々も、同様の意見を口々に述べておられました。

これからの(はじめからかもしれませんが)学校運営は、いっそう、さまざまな地域の方々が“関わる”ことで、学校への、学生への“愛着”が生まれ、そして、それがまさに“応援”につながるんだと思うんです。つまりは、“関わる”塩梅、バランスを上手に調整してあげる役割も必要だってことですね。

あらためまして、笠岡市内、各学校の先生方。保護者の方はもちろん、筆者も含めた地域の方々に、元気を与えてくれる催し、運動会を企画、運営して下さり、ありがとうございました。学生の、成長と自信、また学校愛、郷土愛につながることと信じてやみません。本当にありがとうございました。


さて、富岡保育園の地域の方々との塩梅係こと、副園長村上。本日は、富岡北地区まちづくり協議会主催の「応神山登山」に参加させてもらいました。

参加者には、運動会翌日にも関わらず、元気満タンの小学生もいました。

登山中には、道中に垣間見られる植物や生き物について。また見える景色から、笠岡市の歴史について。さらには、雑談などから、ご近所のあれやこれやの、ココには綴れないマル秘エピソードについてもさまざまな会話が飛び交いました。

もちろん小学生も耳にはしていただろうし、筆者も耳にしました。このような会話を耳にできることは、地域の財産なんだろうなと、あらためて思うんですね。

地域の塩梅係としては、今後、いっそう、このような地域の財産を次世代に引き継ぐ“場”を設ける必要が急務と感じました。

今年は、今の自分の立場をフル活用して、そのような“場”を作り、さまざまな方たちに寄ってもらい、集まってもらえる努力‥いや、そう、します!

また、このブログ内でも、告知、予告していきますので、毎日欠かさずチェックして下さいね。

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応神山登山
2024-05-19
ホワハラとソフト老害に要注意

「ホワハラ」という造語、知ってます!?

ホワイトハラスメントの略語なのですが‥筆者なりに説明すると‥上司が部下に対して優し過ぎるが故に、精神的負担をかける場合のことを指すようです。もう少し、具体例を挙げると‥残業したい部下に対して、「残業しなくていいよ」と声をかけることで、部下のヤル気やチャンスの芽を摘むような行為を指すようです。

なんだか、難しい時代になりましたね。

「頑張れ!」と励ますと、プレッシャーを与えることになったり‥

「頑張らなくていいからね。」と慰めると、ヤル気を削ぐことになったり‥

あっちやこっちやと考えると、上司は部下に、なんにも声をかけることが出来なくなっちゃうもんです。

筆者の場合は、そこんところは、真っ向勝負でいきたいと思っています。最後の最後は、相手の奥深い気持ちや心理は読めませんので‥「自分だったら」と、自分を軸にするしかないと思っています。

なので、もちろん「頑張れ!」と励ましもしますし‥

「ゆっくり休んでね。」と労わることもします。

もし、その対応が、吉と出ずに凶と出てしまったら、謝るしかない、そう思っています。


さて、上記のような、ある種、時代に逆らっちゃっている考えは、もしかすると「ソフト老害」なのかもしれません。

「ソフト老害」という造語、知ってます!?

40代くらいからの中堅、ベテランが、若者層のチャンスや出番を奪うことを指すようです。

38歳の筆者としては、こちらも聞き捨てならない言葉です。

現在、筆者が所属している、社会福祉法人“伸成会”では、20代層が増加傾向にあります。また、年齢ではない単位で言えば、クレヨンKIDS園長先生も園長就任から3年目。富岡保育園、クレヨンKIDS、両主任先生も、主任就任から、何年か経過しました。また、今年度から副園長補佐に就任した先生もおられます。

副園長という立場から、この数年、法人に、また保育に、大きく影響する活動を、たくさんさせてもらいました。もちろん、まだまだ元気ですし、やりたいこと、直接的に腕をふるいたいことも、たくさんあります。

が、しかし、筆者の振る舞いによって、チームのメンバーたちの、成長のチャンスを奪ってしまえば‥それこそ、副園長として失格になります。

伸びる、成る、と書きまして“伸成会”と称します、当法人。子どもも、大人も、地域も、互いに伸び合い、成長できる『大きな家』でありたい、そんな法人理念のもと、運営されています。

副園長として「ソフト老害」にならぬよう、そして「ホワハラ」のラインを間違えぬよう、振る舞っていきたいと思っています。

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2024-05-18
ハナコ先生の嬉しかったこと

本日、午前は笠岡市議会臨時会。午後は総務文教委員会。ともに、不慣れではありますが‥他の議員さんや、また市長さんや、部長さんたちの“顔や名前を少しずつ覚えることで安心”して、議場で座ることができている、筆者です。

ちなみに、臨時会では、一部事務組合議会などの選挙が行われ‥筆者は、西南水道企業団議会と、笠岡地区消防組合議会に入ることになりました。市民の皆様の役に立てるよう、しっかり勉強、勉強、勉強していきたいと思います。


さて、今日のブログは‥現場保育者たちが綴る、Narrative Tree 4月号(ナラティブツリー※心の動きをとらえた物語)を紹介したいと思います。

【ようこそ、とみほ村へ】

進級、入園、おめでとうございます。

4月1日から、新入園児でタロウ(2歳3ヶ月※仮名)も入園してきました。

私がはじめてタロウと関わったのは、入園してから3日目くらいのことでした。

部屋の隅の、ちゃぶ台のところで、お母さんと一緒にタロウは泣きながら座っていました。

遠くから、少し様子を見ていましたが、なかなかお母さんと離れられそうになかったので‥少し近づいてみました。

まず、自己紹介。そして、私自身が、自分の子どもをはじめて保育園に預けて、泣きながら行っていることなどを話しているうちに‥タロウは恐竜が好きなことが分かりました。

私が、タロウに恐竜のオモチャを渡すと、持ってくれたので‥まだ泣いてはいましたが、お母さんとバイバイして、私とタロウは一緒に過ごしました。

そして、次の日。お母さんに抱っこされて、泣きながらタロウは登園してきました。

私が「おはよー、タロウちゃん。」と声をかけ、手を広げると、タロウも手を伸ばして抱っこさせてくれました。

日中、お母さんのことを思い出して、泣いてしまうこともありますが‥それも日に日に減っていき、特に、お外あそびをしている時は、笑顔が見られるようになってきました。

また、ある日のこと。登園してきたタロウを見ると、お母さんと手をつないで、泣かずに歩いていました。

私は思わず、嬉しくて、「タロウちゃん、おはよう!すごいね!」と、拍手すると‥タロウも自分で拍手して嬉しそうにしました。そして、そのまま泣かずに、お母さんとバイバイすることができ、その日からタロウは泣かずに歩いて登園できるようになりました。

そして‥また、ある日のこと。私とタロウとミドリ(5歳0ヶ月※仮名)で、一緒に遊んでいる時、ふと、タロウに、「これ、だれ?」と、私は自分を指差して聞いてみました。

すると、タロウは、「ハナコせんせい!」と答えてくれました。名前を覚えてくれていることに、ビックリして、嬉しくて何度も何度も「これ、だれ?」と聞いてしまいました。

ミドリの名前は分からなかったようですが、私が「ミドリちゃんよ。」と教えると、タロウも「ミドリちゃん。」と嬉しそうに言いました。名前を呼ばれて、ミドリも嬉しそうでした。

今後も、いろいろな子どもたちと関わりながら、楽しく、とみほ村で暮らしを送り、見守っていきたいと思います。

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2024-05-17
せっせこ、せっせこ。

富岡保育園、駐車場裏には、2×5mほどの畑があります。(もう少し大きいかも)

お昼前に、せっせこ、せっせこ、畑仕事をしている、女性群がいました。先生が2人、子どもが3人。

夏野菜を植える準備をしていたみたいです。エンドウマメやノラボウナなどの残りを処理して‥ご近所のお米屋さん(坂本精米所)へ、糠(ぬか)を分けてもらいに出かけていました。

お昼過ぎ。せっせこ、せっせこ、畑仕事をしている、さきほどよりも多めの、男女問わない群れがいました。その中には、富岡保育園の畑を監修して下さっている、スズキさんとイケダさんの姿も。どうも、先生がヘルプのサインをスマートフォンを使って出して、すぐさま応えてくれたようです。

スズキさん、イケダさん、いつも本当にありがとうございます。

畑仕事に携わっていた先生も、子どもも、知識や技量も同じようなものです。スズキさん、イケダさんに、1つずつ習いながら、土とたわむれていきます。

トマト、キュウリ、ゴーヤ。そして、ピーナッツに、その隣にはニラ。どうも、ピーナッツの隣にニラを植えると、虫が寄りにくいんだそうです。

穴を掘って、苗を植えるわけですが‥植えた後に、もちろん水やりをするんです。その時には、苗に直接、水をかけるんじゃなくて、苗のまわりにかけるみたいなんですね。なぜかって‥理由は、筆者は聞きそびれちゃったので、知りたい方は、習った2人の先生に、是非聞いてみよう!

せっせこ、せっせこ、畑仕事をした群れが、園内に帰ってくるとですね。みんな、いい顔をしているんです。いい汗をかいたのでしょう。いい土をさわったのでしょう。

2人の先生の会話には‥「今度、長ぐつ買いに行く!?」と、次回への意欲をたぎらせた声が聞こえてきましたよ。

水やりは、3日に1度くらいを目安にするそうですが‥こちらも、その日の状況を見つつになるそうです。水を頻繁(ひんぱん)に与え過ぎるのも、良くないそうです。こちらも、理由は、習った2人の先生に、是非聞いてみよう!

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せっせこ、
せっせこ。
2024-05-16
こころして、よんでください。

早朝の、とみほ村に、激震が走りました。あまりにも、衝撃的ですから、ブログに記すか、ためらっていました。

ただ、その衝撃的激震の早朝を経て、そして現在、夕暮れどきの、あの姿を目撃したものですから‥勇気をふりしぼって、記すことにします。


時計の針は、6時。筆者が富岡保育園に足を運ぶと‥玄関先では、ピヨピヨと鳴く、ツバメの赤ちゃんたちが。今年は5つごちゃんだねって、先生たちや、子どもたち、また保護者の方々が、日々、その成長を追って、喜び合っていたんですね。

早朝スタッフたちと、朝のあれやこれやの仕事を済ませると‥筆者は、いったん、小学生の登校班に付き添いに出かけました。今日は、少し離れた、笠岡市の神島地区に軽トラで向かい、いちように小学生たちを送り届けると、富岡保育園へ帰りました。

時計の針は、8時をいくらか過ぎていたでしょうか。帰ってくるなり、玄関先では、早朝スタッフの1人が待ち構えておられました。

「村上先生!!!」

その呼びかけは、とんでもないトラブル、事件の予感がするものでした。唾をゴクリと、息を呑み、その呼びかけの後の、言葉を聞きました。

「村上先生!!!さっき!少し前に、カラスが!!!カラスが、ツバメの赤ちゃんを‥(涙ぐむ、そんな雰囲気で)。」

玄関先の、ツバメの巣を見ると‥そこには、意気揚々と、ピヨピヨと鳴く、あの5つごの赤ちゃんたちの姿がないんですね。

あまりにも、衝撃的激震だったもので‥かける言葉を失ったところが本音です。そして、その5つごちゃんたちが、いた、その場所を通る、子どもたちと保護者たちも同様にです。早朝、登園するなりの、あまりにもの展開に、空いた口が塞がらない、やはり、かける言葉を失ったものでした。


夕暮れどき。早朝の衝撃的激震について、集っていた先生たちと、あれやこれやと慰め合っていました。自然界のことですから、しようがないことは、分かっているのですが、カラスに対して、おさまりがつかないところもあったんですね。

そんなところに、夕暮れどきの空から、すごい勢いで、2羽の鳥が飛んできたじゃないですか。ツバメです。早朝の、あの衝撃的激震の後、何度か、見返しに帰ってきてはいたのですが‥日中には、あきらめたのか姿を消していた、親鳥、ツバメたち。そのツバメたちが、また、あの巣に帰ろうとしているんです。

ブログを記しておりますと、刻々と時は流れ、夕暮れどきから、夕闇へとむかっているわけです。帰ろうとする親鳥、ツバメたちが、ひっきりなしに鳴いている。そして、その合間、合間に‥「カァー、カァー!」と、力強い鳴き声も聞こえてくるんです。

明日以降、どうなることか‥心配の種を残して、筆者も帰宅しようと思います。

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2024-05-15
物事には必ず両面があります。

昨日のこと、笠岡市議会臨時会に、筆者は参加しました。議場に漂う、独特な緊張感といったら、どのように表現すれば良いでしょうか。笠岡市民の生命と生活と未来を懸けた議会ですから、それだけ気を引き締めたものでなければならないのは、至極当然のことでしょう。

議長と、副議長の選挙もありました。議場に鍵がかけられ、厳戒態勢の中、投票が行われました。ちなみに、筆者は、議員の中で最年少であるからして、議席も1番席。投票も1番手。少しドキドキしました。また、開票の際には、1番席の筆者が、立会人に指名されました。こちらも、もちろん初体験。1つずつの体験が、本当に学びとなっています。


さて、5月14日付けの、読売新聞15面に、こんな見出しが打たれていました。

『活力ある幸福な社会へ』

人口減少が進む日本の将来について、さまざま提言がなされていました。

その中の1つ。筆者のリスペクトする、養老孟司先生の考える視座の一文に、こんなことが記されていました。

「テクノロジーの進化が様々な問題を解決するはずだという話はよく聞く。しかし、物事には必ず両面がある。何かが解決され、楽になることは、何かを考えなくなることである。」

「近年、あらゆる場面で人工知能が取り上げられているが、そもそも世界に80億ある頭脳を上手に使えているのか。高度なテクノロジーといつ天災などで頼れなくなるかは分からない。人間の使い方が手抜きになっては意味がない。」

いかがでしょうか?ブログ読者の方で、養老孟司先生の言葉に、何かのヒントを得た方はいるんじゃないでしょうか?


最近、筆者は、早朝クルーが出勤するまでは、鍵や窓を開けないようにしています。

「なんでだよ!そんな早く来てんだから(6時頃には保育園にいます)開けてあげたらいいじゃん!意地悪やん!」と、ツッコミを入れた方に、これだけは言い訳をしておきたいんです。

実はですね。便利な世の中にあって、富岡保育園の鍵や窓って、ちょこっとコツがいるタイプが多いんです。自動的ではなく、アナログ的なものが多いんです。

ひねって、おして、ネジネジして‥

これもね、1つの体験なんだと思うんです。

暮らしの中で、その体験をすることが学びとなる‥はずなんです。

その体験の場を奪わないように、意地悪ではなく、控えているんです。

富岡保育園には、他にも、二層式洗濯機などもあります。全自動式洗濯機がほとんどの世の中ですから、こちらも体験をしないといけないわけです。

「ひねって、ネジネジして、二層式で‥不便じゃん!もっと便利に、効率的にしてあげた方が、現場の先生たち、助かるんじゃないですか!」

そのツッコミも、聞こえてきそうですね。けれども、養老先生の言葉が、ここで二重奏のように聞こえてきませんか?物事には両面があるんです。何かが便利に、効率的になれば、何かを考えなくなり、失うわけです。

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こちらから
あちらから
2024-05-14
汗をかきやすい体を作りましょう

日中は暑いけれど、朝晩はまだ肌寒い。なので、まだ熱中症のリスクはないよね。って、呑気(のんき)にかまえておられる、そこのアナタ!

偉そうな言い回しになって、スミマセン。ただ、少しだけ、物申させて下さい。

実は、熱中症のリスクが高まる、夏本番“前”が、大事なんですよ。勝負なんですよ。って、伝えたいんです。


熱中症は、体内にこもる熱が原因です。初期症状として、体温の上昇、めまい、立ちくらみに、こむら返し。そして重症になってくると、多臓器不全で命を落としたり、後遺症が残ったり場合もあるんですね。

軽症の場合には、涼しいところで体を冷やし、水分と塩分の補給で様子を見ること。高熱や、頭痛、嘔吐が伴う場合には、すぐに病院へ受診すること。

などなどの予備知識があります。

ちなみに、発汗機能の衰えた高齢者や、体温調節が未熟な子どもは、より熱中症のリスクが高いことも、頭に入れておきたいですね。


さて、冒頭に偉そうに物申した、「夏本番“前”が勝負なんです!」の、詳細です。

『暑熱順化』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

読み方は『しょねつじゅんか』と言います。

これは、簡単に説明すると、『暑さに慣らしておきましょうよ』ってことです。

熱中症は、体内に熱がこもることが原因なわけですから‥『汗をかきやすい体をつくること』は、とても大事です。

ウォーキング、ジョギング、サイクリング、筋トレ、ストレッチ、入浴などなどを通して、今のうちから、夏本番“前”に、汗をかきやすい体をつくっておくこと。ちなみに、『暑熱順化』には、2、3週間ほどかかるので、やっぱり、今のうちからが勝負なんです。

※体づくり後には、必ず水分・塩分の補給をお忘れなく。


蒸し暑い梅雨に、灼熱の夏に、心身を整えながら日々を楽しむために、子どもも大人も、今のうちから『暑熱順化』を意識して、取り組みましょう。

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※本日、筆者は午前中、笠岡市議会臨時会に参加するため不在です。勝手ながら、ご用のある方は、午後にご連絡下さい。

2024-05-13
オダさんありがとうございました

富岡北地区まちづくり協議会主催「バザー&リユースの会」「蓄音機音楽会」ともに、無事盛況に閉じることができました。

企画から、計画、準備に指揮に、取り仕切って下さった、オダさんをはじめ‥たくさんの方々の協力あっての会でした。

本当にありがとうございました。

昨年に比べると、地域の子ども会の保護者の方が積極的にお手伝いをして下さったことと‥選挙で顔馴染みになった地域の方がお客さんとして足を運んでくれたこと‥これらが相乗効果となって、会が盛り上がったように思います。

地域の人口も、ご想像の通り、減る一方ではありますが‥だからこそ、このようなイベントを通して、より一人一人が密接に繋がり合っていきたいです。また、その繋がり合う姿を、しっかりと子どもたちに見せて伝えていけたらとも思っています。


蓄音機音楽会を、実施して下さった坂本さん。蓄音機だけにとどまらず、さまざまなレコードプレーヤーや、それに関する機材を披露して下さいました。

スマホで、ワンタッチで聞くような音楽とは、雲泥の差なのでしょう。機材やレコードも、20年、30年かけて集められており、その説明する姿に、レコードに対しての愛が伝わってもきました。

わざわざ、レコードに針を落として奏でられる、その音楽に、豊かな気持ちと、味わい深い気持ちになったことは、言うまでもないでしょう。

素敵な時間を、ありがとうございました。


会場として利用してもらいました、富岡保育園。地域の方々の、その繋がりの一助になれるよう、微力ながら、今後もできる限り、貢献できれば幸いです。

今年度も、田んぼの行事に、流しそうめん、ラジオ体操に、夏祭り‥さまざまに集うイベントがあります。ブログ読者の皆さまも、是非、一緒にお楽しみ下さい。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)への参加希望は、ホームページTOP電話番号へお問い合わせ下さい。

バザー&リユースの会
蓄音機音楽会
2024-05-12
明日はバザー&リユースの会です

いい汗をかくと、気持ちが良いです。

午前さまには、笠岡市保育協議会総会の準備の準備へ。準備がしやすくなるように、会場の換気と掃除を済ませると、いい汗をかいて、やっぱり気持ちが良いです。

午後からは、明日開催を控えた、富岡北地区まちづくり協議会バザー&リユースの会&蓄音機音楽会の準備に参加しました。こちらも、いい汗をかいて、それはそれは気持ちが良いです。


笠岡市保育協議会総会では、役員や予算などなどの決議後に、親睦会が開催されました。

親睦会では、昨年も協賛して下さったDOAさんによる、脳トレを、集まったみんなでワイワイと楽しみました。

できたか、できないか、そんなことは、どうでもよくって‥いい汗をかいて、気持ちが良い、それに限るんですね。参加者の方々の表情や、声を聞くと、親睦会は大成功だったんじゃないでしょうか。


さらに、バザー&リユースの会の準備についても言及しておきましょう。

正直‥ご寄付をいただいた品々を、会場に並べたところ‥「これ、今日中に、準備が終わるんやろうか‥。」と、不安に思いました。

たくさんの品々を仕分けし、そして値付けをしていく、根気のいる作業です。

ただ、地域の方々の、懸命さと、そして連携の良さで、なんとか、明日の本番を迎えることができる程度まで、準備が整いました。

こちらに関しては、明日の本番後の片付けまで、気合いが入るかと思っています。

このブログをお読みになっている方で、明日、5月12日(日)9時から、予定が空いている方は‥是非、一品でも多く、お買い物をして下さると、非常に、非常に、非常に、嬉しいです。先に言っちゃうと、無料の品物を、たくさんあります。なので、一品でも多く、お買い物をして下さい。


笠岡市保育協議会も、そして富岡北地区まちづくり協議会でも、とにかく、みんなで集まってワイワイと楽しむことが、コミュニティの成長、持続につながるんだと思います。また、単純に、いい汗をかくと気持ちが良いです。

と、いったところで、もう一度言っておきますと‥明日、5月12日(日)9時から、ご予定の空いているブログ読者の皆さま。

富岡北地区まちづくり協議会バザー&リユースの会&蓄音機音楽会が、富岡保育園を会場として開催されます。

たくさんの、魅力溢れる、ユニークな品物から選ぶ、その喜びは、なんとも言えない幸せがあるはずです。

また、蓄音機が奏でるメロディーには、過去にタイムスリップをしたかのような、不思議で思い出深い時間があるはずです。

はずですから、是非、会場まで足を運んで下さい。そして、一品でも多く、お買い物を宜しくお願い致します。

総会後の、親睦会
2024-05-11
愛着関係を感じる、ツバメの巣。

富岡保育園の玄関先に‥ツバメの巣があります。今年、いや今年は、巣作りから、ツバメの親たちは頑張っていました。懸命に、巣を作る姿を見ると‥つい、昨年の悲劇が回想されます。

昨年、ツバメの赤ちゃんに、親たちが懸命にエサを与えているところ‥興味本位ではあるのは分かるのですが、園児が棒で突っついて、なんと巣を壊しちゃったんですね。巣の中の赤ちゃんは、どうなったんだろうかは、ブログ読者のご想像にお任せします。

そんな悲劇から、一年。リニューアルした巣の中に、また赤ちゃんたちがいるわけです。昨年のこともありますから、余計と「無事」を祈るばかりで、職員、保護者、園児一同、見守っています。

エサを口にくわえて、赤ちゃんたちに愛着を与える、ツバメの親たち。このやりとり、姿勢、愛情を存分に受け取り、いつの日か、巣立っていくのでしよう。


ツバメの場合に比べて、筆者も含めたヒトの場合は、巣立つまでに時間がかかります。保育園に行き、幼稚園に行き‥小学校や中学校‥何年もかけて、親たちを含めた、養育者から愛着を受け取り、巣立っていくわけです。

この何年もの間に、親も含めた養育者と、適切な「愛着関係」を結ぶことができると、巣立つ際に、より、のびのびと、羽を伸ばして飛躍することができる、これを愛着理論と言うんですね。

ただ、この“愛着”については、乳幼児期も含めた巣立つ前に、しっかりと結べたから、はい、後はOK!と、言うものでもないんです。巣立って以降も、その環境下で、適切な愛着を誰かしらと結べておくと、心地よく生きることができる、そうですよ。

例えば‥富岡保育園の場合。園児と保護者、園児と保育者の関係性に愛着関係があるのは、これは言うまでもなく、ありますよね。

そして、保護者と保育者。この関係性にも愛着関係があるのは、わかりますよね。保育園時代に、保育園の先生と適切な愛着関係、「こまった時に、いつでも頼れる」そんな関係を結べておくと‥小学校や中学校の先生たちとも、その保護者は愛着関係を結べやすくなりますし、また保育園に、ふらりと戻って相談することもできます。

また、保育者と保育者の関係にも、愛着関係はあります。例えば、園長先生と現場保育者。ここでも、「いつでも、こまったら助けてくれる」そんな関係性を結べておくと、チャレンジしやすいチームになりますよね。また、現場保育者の間でも、あるはずです。新人の先生と、ベテランの先生の関係性においても、愛着関係はあります。もしも、新人の先生が、不安な表情、うかない姿があるとしたら、その環境下での心の安全基地が作れていない場合があるかもしれません。その場合は、当人へのフォローももちろんなのですが、まわりの環境、安全基地の構築をチームで作ることが賢明かもしれません。

来月になりますが、富岡保育園には、保育実習生が保育に参加して下さいます。つまりは、保育者と実習生の愛着関係を結ぶことが必要というわけです。富岡保育園の場合は、固定担任制ではないので、さまざまな先生から指導をしてもらえる、そんな利点もありますが‥その反面、学生にとっては、ひとりの先生と、しっかり結びつくのは、難しい場合もあります。なので、短期間であることも含めて、その利点の反面をケアするためにも、実習担当リーダーには、愛着関係を結ぶことに最大限配慮することを念頭においてもらっています。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)への参加希望のお問い合わせは、ホームページTOP電話番号から、宜しくお願い致します。

愛着関係を結ぶ場合に、赤ちゃんから大人まで、ぜ〜んぶ、全部を、やってあげることで、適切な関係が作れる、わけではないんですね。それは過干渉・過保護になる場合もあるんです。必要な分、求められた分を、適切に与えていくことが大事なんですね。

※参考著者「愛着障害の克服〜愛着アプローチで人は変われる~」岡田尊司

みんなで、見守ろうね。
2024-05-10
じーっと、じっくり。

「おんなじ場所で、おんなじ時間を過ごしていても、おんなじように感じて生きているわけではない。」by偉人が言いそうな名言‥


新しい世界(笠岡市議会)に飛び込んだ、筆者。主観的にも客観的にも、間違いなく慌っただしいったら、ありゃしない。

もう少し落ち着けよと、アドバイスしたくなるほど‥なんだけれども、〆切がある書類、気持ちが通った地域の声には、お尻に火がついたほどに取り組む日々なのである。

そんな筆者が、偶然、園内の花壇の前を通りかかると‥ひとりの男の子と遭遇したわけだ。もうそろそろ、しゃべり始めるであろう、そのくらいの男の子とである。

その男の子は、花壇の前で、すこーし、ひざを曲げて、じーっと、何かを見ていました。

筆者の感覚からすると‥じーっと、どころではなく‥

じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、いや、もっと、じーっとしていた気がした。

その男の子は、それくらいに、じーっとして、花壇の中で、もぞもぞ、いごいごする、ダンゴムシを見ていたんだ。

見つけては、「ア!」「ウ!」と、歓喜の声をあげている。

そして、じっくり、じっくり、目で追いながら、つかまえようと試みるのである。

筆者の感覚からすると、じっくり、じっくりどころではなく‥

じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっくり、じーーーーーーーーーーっくり、いや、もっと、じっくりしていた気がした。

ただ、その男の子にとっては、それほど、じーっと、じっくりとした感覚じゃなかったのかもしれない。


ほんの、つかの間なのか‥それとも、どれくらいの間だったのだろうか。それでも、その男の子のおかげで、筆者は、じーっと、じっくりすることが出来ました。ありがたい時間を、ありがとう。

★5月12日(日)9時〜12時「富岡北地区まちづくり協議会バザー&リユースの会」が開催されます。

※不要品のご寄付は、前日11日(土)まで受け付けています。ご協力のお声は、村上まで宜しくお願い致します。(09X33715648)

シロツメグサで、美を追求。
2024-05-09
あくまでも手段は、手段です。

読売新聞5月8日12面に「学年一体で教科分担制~横浜市の小学校 来年度全校導入~」との見出しが打たれていました。

学級担任が同じ学年内で担当する教科を決め、ほかの学級でも教える「教科分担制」を導入している。担任する学級以外の児童とも日常的な関わりを持ち、学年全体で課題を共有しやすくする狙いもある。

横浜市で行われているモデル事業校の教諭の感想としては‥

「担任以外の複数の教員の視点を入れることで、子どもの小さな変化に気が付くことができる。教員同士とアドバイスしやすくなり、チームとして課題に対処できる。」

「教員が多くの児童に向き合うチーム学年経営は、子どもたちの心の安定や学力向上のほか、若手教員の育成や働き方改革などを進めるための仕掛けでもある。」

などが、挙がっている‥。


あれ!?ブログ読者の方で、こんなツッコミをした方がいるんじゃないでしょうか?

「それって、富岡保育園で、やってるやつじゃん!」

そうなんです。やってるやつなんです。

富岡保育園の場合で言えば、さらに学年の枠を超えて“複数の視点”と“チームとして課題に取り組む”ことを強調して、保育実践しています。

この実践をはじめた頃の、ご意見としては‥

「担任が固定されていないと、子どもが先生と“愛着”を形成させづらいのではないか!?保護者が先生に“信頼”をおきづらいのではないか!?」

などなど、たくさんのご心配と、叱咤激励をうけたものです。

そのたびに‥

「年齢を軸とした発達段階を追うのではなく‥その子どもひとりひとりを軸として発達段階を見守らせて下さい。」

「先生も、ひとりの人間で完璧ではありません。なので、たくさんの、さまざまな先生で、ひとりの子どもを見守ることで、たくさんの、さまざまな良いところが見出せると思うんです。」

などなど、ご理解いただけるまで、説明してきました。


けれども、説明で理解は得られても、納得まではいかないことも多々あるんです。なぜかって、自分自身がそのような環境を経験していないからです。

自分自身が経験していないことを、子どもに経験させようなんて、なかなかの勇気がいることですよね。

富岡保育園に、お子さまたちを預けて下さる保護者の、その勇気に、筆者も含めたスタッフは、誠心誠意応えていかねばなりません。

また、保護者だけでなく、スタッフも同様です。固定担任制ではない保育実践を魅力と感じ、チームの仲間に入ってくれたわけですから、またその勇気にも、筆者も含めた管理職は、誠心誠意応えていかねばなりません。

固定担任制、分担制、〇〇制‥どれもに、メリットもあれば、デメリットももちろんあります。ただ、何をもって、その〇〇制を敷くのか‥

あくまでも、〇〇制は、手段だと言うことを忘れてはいけません。

目的は、『子どもたちの心身の健康を守ること』です。

そのために、どのような手段をとれば良いのか‥それは、そのコミュニティ内で 納得のいく、最適な方法をとることが、もちろん良いと、筆者は考えます。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望の方は、ホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2024-05-08
味噌カレー牛乳らーめん味ブログ

“味噌カレー牛乳らーめん味ポテトチップ”

「って!どんな味だよ!」

そんなツッコミが聞こえてきそうじゃないですか。味噌のコクと、カレーの辛さと、牛乳のまろやかさと、らーめんのなんなんだよが、混ざり合った味。

つまり、どんな味だよ!って、ポテトチップなわけだ。そして、そのポテトチップが、筆者の目の前にあるんだな、これが。


筆者の本日も、言葉で言えば“味噌カレー牛乳らーめん味”的な一日だったような気がしています。

つまり、どんな一日だよ!ってわけ。

山陽、読売、朝日新聞に目を通しつつ‥早朝の先生からゴールデンウィークのお土産話をいただくと‥登校班の小学生たちを学校まで送り‥

ちょっくら、笠岡市議会へ足を運び‥もろもろの手続きを済ませ‥ベテラン議員の方と懇談をさせてもらい‥

保育園でランチをしながら、主任先生と情報交換をさせてもらい‥えぇっと‥税理士さんに相談に行ったんだっけな‥その後は‥理事長先生と、法人の理事会のことや‥あれ、ちょっと待てよ‥カサセイホームズさんに、園内の建具の調整をお願いもしたよな、たしか‥

で、あれだな‥小学校へ、運動会の来賓参加の申し込みに出かけた、ついでに‥学童を見学させてもらって、卒園児の様子を見守らせてもらったんだっけ‥

すると、いつの間にか、夕方になってて‥遅番の先生たちと、一日のお礼の挨拶を交わすことができ‥一息ついて、ブログを綴ろうかなって、思っていたところ‥

そうそう。電話が、あっちゃ、こっちゃと鳴って‥「バザー(5月12日)に、出したいモノがあるんですけど、今から持って行っても良いですか?」

ご協力くださった方々と、なんやかんやと、ちゃぶちゃぶしゃべっていると‥

“味噌カレー牛乳らーめん味”的な一日になっちゃったわけです。


保護者の方で、お子さまに‥「今日、学校どうだった?保育園どうだった?」と、聞くことがあるんじゃないかと思うんです。

その時に、「ん〜〜〜。わからん!」って、答えられることもあるんじゃないでしょうか。

「わからん!って、なんかあったの!?」

「楽しくなかったの!?なにか辛いことでもあったの!?それとも、つまらなかったの!?」

心配になりますよね。保護者の方なら、当然です。

ですけれども、もしかするとですよ。お子さまは、筆者と同じく‥“味噌カレー牛乳らーめん味”的な学校生活、保育園生活を送っていたかもしれないんです。

そうならば、具体的な感想が答えられなくて、当然かもしれないですよね。

なので、心配の傍ら(かたわら)‥

「なるほど、うちの子、今日は“味噌カレー牛乳らーめん味”的やったんやな。」

そんな風に、風呂敷をしっかり広げて、お子さまを見守ることもオススメしたいです。

★5月12日(日)富岡北地区まちづくり協議会主催「バザー&リユースの会」への、ご寄付を受け付けております。新品や未使用品、中古品で、不要なモノがあれば、是非、持ち寄り下さい。ご協力宜しくお願い致します。

“味噌カレー牛乳らーめん味”的な縛り
2024-05-07
五月病は早起きで回避できる説⁉︎

ゴールデンウィーク最終日の方もいるのではないでしょうか。

「はやく、仕事行きたいな〜。はやく、学校に、保育園に行きたいな〜。」なんて思っている方もいるかもしれませんし。

「はぁ〜、明日から仕事かぁ。はぁ〜、明日から学校かぁ、保育園かぁ。」と項垂れている(うなだれる)方もいるかもしれませんね。

ちなみに筆者の場合は、ゴールデンウィークだろうと、お正月であろうと、いつもの早起きルーティンで動いているので、感情が動揺することはないのですが‥それはそれで、面白味に欠けているのかもしれませんね、と思うわけです。


理事長『病気やケガが増えたり、「保育園に行かん!」と困らせたり、排泄の失敗が増えたり、わざと反対のことをしたり‥大人にとっては“困ったなぁ”が増える5月。保育園では、生活リズムを整え、体調や感染症など心身の状況の把握に努めます。また、行動範囲や人間関係が広がり、自分の意思を表し始める時期であることを踏まえ、様々な感情表現を見守ります。心身ともに健やかな育ちのために、家庭と連携を深め、ありのままの子ども一人一人と毎日の暮らしを楽しみたいと思います。』

園長『そんな毎日の中で、泥だらけになった服は下洗いし、靴も履いて帰れるよう、洗ってなるべく乾かしていますが、ご家庭でのお洗濯や衣類の管理も大変なことと承知しています。いつもご協力いただき、本当にありがとうございます。』

副園長『子どもさんの心と体や言動についてのご不安、保護者の方自身の心配ごとなどありましたら、お気軽にお声かけくださいね。』

★ゴールデンウィーク中、ご用事のある方は、筆者までお問い合わせ下さい。(09X33715648)

やってみよう!
2024-05-06
5月5日は、こどもの日です。

六島の大鳥神社、飛島の大歳神社。本日は、選挙戦でお世話になった神社へ、御礼参りに出かけておりました。

しかしですね、笠岡諸島は、おそるべしですよ。笠岡市の内陸地から三洋汽船に乗って、1時間もかからないほどなのですがね。非日常⁉︎いや、島民の方にしてみれば、日常なのでしょう。リフレッシュの極みでしたよ。

何が、そうさせているのだろうかと、振り返ると‥“音”が、1つの要因になっている気がするんです。基本的に、鳥や風、船や波の音くらいなもの。ときどき島民の方たちが、しゃべる音や草刈りをする音が聞こえますが、本当にそれくらいなものです。

言い換えるなら、どれくらい、普段の生活の中で、雑音が多いんだろうかってことです。よく、街中で、イヤホンをつけて歩いている若者を見かけるのですが‥あれは、ある種のメンタルを安定させるものなのでしょうかね。


さて、ブログ読者の皆さまは、ゴールデンウィークをどのようにお過ごしでしょうか?

お出かけしている方もいれば、お仕事ですよという方。また、お家でゆっくりされている方もいるでしょう。皆さまが、ご無事でありますように願っております。

そして今日は、5月5日「こどもの日」です。こどもの健康を願い、“ちまき”や“かしわ餅”を食べてみるのも良いかもしれませんね。

ちなみに“ちまき”は、もともと笹の葉ではなく、「ちがや」の葉で巻いていたそうです。「ちがや」は、病や災難を払う葉とされているそうですよ。

そして“かしわ餅”の「かしわ」には、新葉が出るまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄の願いが込められているそうです。

(※とみほ村だより5月号 P4裏面参照)

★ゴールデンウィーク中、ご用事のある方は、筆者までお問い合わせ下さい。(09X33716548)

2024-05-05
ボクらの時代in富岡保育園

「ボクらの時代」というテレビ番組があるんです。タレント3人組が、トライアングルになって、語り合うんです。話題なんてものは、その3人組が好きなように展開していきます。していきますし、その3人組も、共通項があるようで、ないような、そんなメンバー構成なんです。

昨日、筆者が玄関先を掃き掃除していますと‥トシさんが、縁側を拭き掃除して下さり‥そして、2人で、一息ついているところ、牛乳屋のミノルさんがやってきました。

お外が、ぽかぽかと、とても気持ち良いものだったので、ビールケースやらをトライアングルにして、3人で座って、ちゃぶちゃぶと語り合っていました。

あれ!?ボクらの時代in富岡保育園だったのかな!?


ミノルさん「村上先生、議員活動は、いかがですか?」

村上「いやぁ、なかなかですよ〜。議員バッジの付け方さえ、ままならないんですから〜。」

トシさん「それにしても、今日は、ぼっけぇ、天気がええわなぁ。」

こんな調子で、ちゃぶちゃぶと語り合っていたわけです。

ミノルさんのご自宅の近くで、藻貝の殻が大量に見つかった話。もしかすると、弥生時代くらいには、ここで、何かがあったんじゃないかと、胸をときめかせるロマンな話。

トシさんが、猪を狩猟していた頃の話。粗大ゴミの有料化に伴い、山々に粗大ゴミがたくさん捨てられるようになっていた話。

好きなように展開される話題は尽きないものです。そんな中、ミノルさんが、ある場所を見て、こんなことをおっしゃられました。

ミノルさん「にしても、子どもらは、すごいなぁ。あの硬い土を、あんなに掘るんじゃもんなぁ。」

トシさん「ぼっけんじゃけぇ。ちぃちゃい子でも、すげぇ力で掘るんじゃけぇなぁ。」

ミノルさん「にしても、年齢関係なく、クラス関係なく遊んでも、なんとかなるもんなんじゃなぁ。」 

トシさん「むかしと、おんなじじゃぁ。わしも、大きい子らぁと、よぉ遊びょーて‥池でおぼれそうになったんじゃけど、そん時も、大きい子らぁが、ひっぱりあげてくれたもんなぁ。」

村上「年齢関係なくても、気の合う友だちと遊べるって良いですよね。それに、リーダーシップを、誰もがとれるってのも良いですよね。年齢などで固定されたクラス活動だと、どうしても、そのコミュニティ内でのリーダーって、決まっちゃいますもんね。」


★ゴールデンウィーク中、富岡保育園などの活動にお問い合わせがある方は、筆者まで宜しくお願い致します。(09X33715648)

2024-05-04
バザー&リユースの会のお知らせ

憲法記念日なだけあって、本日、各新聞社の一面、二面、三面と、“憲法”にまつわる記事が目白押しのようです。この記事に対して、意見が述べられないのは、筆者が勉強不足だからです。ちなみに、ブログ読者はいかがでしょうか?日本国民の1人として、まずは興味関心を持つことから、はじめたいと思います。


さて、朝日新聞を、ななめ読みしていますと‥「会見切り抜き 刺激優先~市長 炎上も“町のためなら”~“身の危険”質問やめる議員~」と題された記事がありました。

つい、筆者の置かれている立場もあってか、ななめ読みから、熟読へと向かいました。

隣の県の田舎町、広島県安芸高田市の市長さんの会見を、市長さんに面識のない方が、切り抜き動画としてYouTubeチャンネルで配信しているみたいなんです。

ちなみに、その相乗効果から、市の公式チャンネルが自治体で日本一の登録者数になっているんだそうです。

ただ、知名度や認知度が高まった、一方。パワーワードにより、炎上し、議論が進まない現実があるようです。議論が進まないことには、もちろん政策は実現しませんよね。

筆者としては、この記事、この案件、他人事に思えないんです。

筆者の仕事、志事は、「子どもたちの未来に希望をつなげること」。それを、まっとうするためには、富岡地区も含めて、笠岡市、もう少し広げると、井笠地域、岡山県の現在を、より良くするために、私利私欲なく全身全霊を懸けなければならないんです。

私利私欲なくという言葉。そして全身全霊という言葉。とても聞こえは良いのですが、あらためて、筆者はこのゴールデンウィークを通して問い直していこうと思っています。

志に対して、また志の実現に対して、言葉だけではなく行動がともなっているのか。また、その行動が、私利私欲のないものか、全身全霊たるものか。


★『富岡北地区まちづくり協議会 第2回バザー&リユースの会』のお知らせです。

・5月12日(日)9時~12時です。

・場所は富岡保育園です。

・当日は蓄音機の音楽鑑賞会もあります。

・物品の提供は、前日11日(土)13時半ごろまで受け付けています。新品や未使用品、また中古品などの提供のご協力を宜しくお願い致します。

2024-05-03
「子ども誰でも」とは言いながら

笠岡市では「子ども誰でも通園制度(仮称)」のモデル事業が6月からスタートします。

市内4園で実施し、富岡保育園も実施園となります。

笠岡市内在住の方が対象で、笠岡市外の方はご利用になれません。

また、「子ども誰でも」とは言いながら、対象年齢は0歳6ヶ月〜2歳児までと、国が定めているため、笠岡市では「未就園児預かり保育事業」という名称にしています。

この事業の目的は、全ての子どもの育ちを応援し、子どもの良質な成育環境を整備するとともに、全ての子育て家庭に対して、多様な働き方やライフスタイルにかかわらない形での支援を強化することです。

月10時間までの利用可能枠の中で、子どもが自ら環境に働きかけて遊び、世界を広げること、子ども同士のかかわりが増え、生きる力へとつながること、保護者の方々にとっても心と体のゆとりが持てること等を目標に、法人理念に照らし合わせ、取り組みます。

※「とみほ村だより5月号~富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会×クレヨンKIDS」参照


国から発信された新しい取り組みです。もちろん、はじめから上手くいかないと思うんです。何事も軌道修正が大事です。

特に、都心部と地方では、同じ取り組みでも、違ってくるんじゃないかと思うんです。

どう違ってくるかは、蓋を開けてみないことには分かりませんが‥例えば、笠岡市であれば、すでに、乳幼児施設全体の定数に対して、園児数、また未就園児を含めた子どもの人数は、充分に間に合っています。定員の空いたところへ、他市町から広域入所としての利用があるほどです。(令和6年4月現在で82名)

と、なってくると‥利用対象は、こども園に入園できない、漫3歳児未満、つまり0.1.2歳児の、保護者が就労していなかったり、育休であったりの制度の対象となっていない隙間の家庭の子どもになります。

だったら、いちいち、保育園だとか、幼稚園だとか、こども園だとか言わずに‥また、保護者が就労しているだとか、育休などの制度の対象となっているだとか、そんなこと言わずに、小学生に入るまでの子どもが、同じ利用方法で、誰でも通園できるようにすればいいじゃん!と、ツッコミたくなったブログ読者の方がいるんじゃないかと思うんです。

管轄省庁の問題、厚生労働省、文部科学省‥さまざまな問題があるのでしょうが‥少子化が急速に進んでいる以上、さまざまな取り組みを模索しながら、地域ごとになるのか、日本まるごとになるのか、いつしか、そのツッコミ通りになる時が来るのは確かだと、筆者は予想しています。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望の方は、ホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2024-05-02
ごっこ遊びのシチュエーション

午前6時‥ここ最近、習慣化に努めている、新聞片手に、出勤。準備運動がてらに、玄関先の掃き掃除を、さっさかと。箒(ほうき)をふりふり、ツバメの巣の無事を確認しながら、塵取り(ちりとり)にゴミをおさめていきます。

山陽新聞から、読み進めていくうちに‥早朝のスタッフたちが、次々と出勤。「おはようございます!今日も、よろしくお願いします!」と、声をかけ合う日常に参加できることは、本当に幸せでしかありません。

午前7時前‥法人内職員限定(社会福祉法人伸成会)ラジオを、早朝スタッフと収録。園児の健康状態の確認、ご家庭のご都合の確認、また富岡保育園、クレヨンKIDSの予定などの確認を、ラジオを通して行います。筆者にとっては、日々のミーティングなどに参加が難しいため、法人内の現状を把握する上で、非常に助かっている時間です。また、早朝スタッフと、面白おかしく雑談することで、単純に、朝から、楽しめる時間になっています。

さて、ラジオ収録、そして配信後。本日は、富岡保育園の所属する、笠岡東中学校ブロックにある、神内小学校区の、とある登校班に、見守り隊で同伴させてもらいました。通学ルートの危険箇所などを把握することはもちろんのこと。雑談などを通して、卒園児も含めた、小学生たちの現状の把握を、筆者としては目的にしています。

登校班の子どもたちと無事に小学校へ着きますと、その足で、神内小学校区にあるクレヨンKIDSへ。先日、村上太志後援会にも精力的に関わって下さっている方から、手作りの木工玩具をいただいたようで。その玩具を紹介してもらったり、クレヨンKIDSの園児の現状などを教えてもらいました。

午前、8時半‥富岡保育園に戻り、理事長先生と、10分ほどの打ち合わせを行いました。昨年度から、新年度にかけての、事務業の現状の確認。また、5月の予定確認や、入園希望のお問い合わせの確認を行いました。

さて、本日は、ここからが、褌(ふんどし)の締めどころ。午前、9時過ぎ‥笠岡市議会にて開催された、新任議員研修に参加しました。議員活動で使用するiPadの使用方法。また、議員活動における、一連の流れや規則などを、お聞きしました。しましたが、これらは、これから、しっかり血となり骨となるように、勉強していかねばならないと、あらためて決する思いです。

研修終了後、市議会建物内を、いちように見学し、実感をふつふつと、たぎらせたところ。議員控室にて、数人の新任議員の方と、自己紹介やら、これからの想いなどをまじ合わせていますと、時間はあっという間に過ぎるものです。

その後、村上太志後援会活動などでお世話になっている、笠岡市民病院前にある、お好み焼き屋「TORIYA」で昼食をすませると‥

午後、13時過ぎに、富岡保育園へ。理事長に、新任議員研修会の報告をすませたところ‥富岡北地区まちづくり協議会が開催するバザーへ届けられた、品物たちを受け取っていました。

※5月12日(日)開催の「バザー&リユースの会」です。新品や、また使用感のあまり無い品物の、ご寄付を11日(土)まで受け付けています。お問い合わせは、筆者まで宜しくお願い致します。(09X33715648)

このあたりから、怒涛のように‥税理士さんへのアポイント。また、笠岡市内にある、竹喬美術館の友の会への入会手続き。これら、なんやかんやとしていますと、あっという間に夕方を迎えました。

お迎えに来られる保護者の方に、ゴールデンウィークの過ごし方なんかを尋ねながら、雑談をしていますとね。

「なんだか、きょう、いちにち、しあわせだったなぁ。」と、感慨深い気持ちになるもんなんです。

ただ、ここで注釈をつけますと‥夕方、幸せにふけっている筆者のそばでは‥小雨の中、泥んこになっている子どもたち、またその衣類や靴などを、懸命に洗って下さっている、現場スタッフたちがいるんです。筆者が、ふけっていられるのも、この愛情と、チームワークのお陰様だということを、忘れちゃいかんのです。本当に、ありがたい‥ありがとうございます。


なかなかの充実具合に、現在、午後、20時。内緒の場所で、コーヒーを飲みながら、いろいろと整理整頓しています。

そう言えば、ごっこ遊びをしている、ある子どもに、こんな誘われ方をしたことを思い出しました。

「ねぇねぇ。むらかみせんせい。しんだ、おとうさんになって。」

どんなシチュエーションなのか、どんな気持ちで参加すれば良いのか、いろいろと整理整頓つかなったことを思い出しました。

★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせは、ホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。

2024-05-01
生成AIがチャンスをアシスト

ここのところ、新しく取り組み始めたことと言えば、「新聞の読み比べ」です。地元紙の山陽新聞に加えて、読売新聞や朝日新聞、もしくは中国新聞か、毎日新聞、日本経済新聞などから、3紙ていど選んで、購入して読むようにしています。

一面に取り上げられるニュースが違っていたりですね。また、同じニュースでも大なり小なり、取り上げられ方が違ったり。もう少し慣れてくれば、読み比べることによって、考察ポイントの違いであったり、得られる情報から、自分なりの、僕なりの意見も構築できるかと思うのですが‥その域に達するには、まだまだこれから継続した訓練が必要のようです。


さて、本日の読売新聞の一面には生成AIについての記事が取り上げられていました。見出しには『“正解”作らせ 丸写し』と、強く打ち出されていました。

生成AIって、なんやねん?から、はじまる筆者には、かなり難易度が高そうな記事ですが‥いわゆる人工知能、ロボットの教育活動への活用法についての議論ですね。

生徒たちにはない視点が共有されることにより、話し合いが深まるなどのメリットがある反面‥

生成AIが、すぐに正解を教えてしまうので、子どもが深く考えなくなってしまうなどのデメリットがあるようです。

すでに、文部科学省が、昨年7月、中高向けのガイドラインを公表したことを契機に、活用に向けた動きがはじまっているみたいです。

ただ、メリットやデメリットを精査して、活用へのルール作りをしている段階にあっても、生成AI、人口知能は、急速に進化を遂げるんじゃないかなぁ‥かなぁと思っている筆者は、ルールなんてあって無いようなものになるんじゃないかなぁ、とも思っています。

20年前‥筆者が高校生の頃。宿題に疲弊するあまり、裏ルートから入手した答えを丸写ししたり‥また、友人の宿題ノートの表紙だけを、まるで怪盗ルパンのような手際ですり替えて、提出していた頃が、懐かしいですね。今では、生成AIが、スマホにタッチ、ポン‼︎で、やってくれるわけなんだから。

けれど、全部が全部、不安なことばかりじゃないとも思うんです。明るい見通しとして、教育における「宿題」であったり、そもそもの「正解」についての価値観が変わるんじゃないかなぁ。

決まり決まった「正解」を覚えたり、暗記する学習から、「正解」を作り出す学習へ。また、さらには、その作り出す過程を、楽しんだり、面白がったり、またさらには、すってんころりん失敗しちゃったりすることに、大きな価値が見い出せる、そんな学習へ。

ある種、生成AIによって、教育界、もちろん幼児教育も含めて、あらためて本質に向き合えるチャンスを迎えているのではないでしょうか。

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★「こども誰でも通園制度」について。笠岡市でも、試行が始まります。詳しい内容については、後日お知らせしますね。

2024-04-30
“新人”という響きを楽しもう!

「肩肘はらずに、今まで通りの村上先生で、いいんじゃない。あとは、出来る出来ないに関わらず、最後まで丁寧に話しを聞くことが大事よ。」

笠岡市議会議員の任期が、本日、4月29日から、はじまりました。と、言いつつも、5月1日に開催される、新人議員研修からが、本格的なスタートなのでしょうか。

なのでしょうか、と、語尾を打った理由として‥実は、当選した瞬間から、世間の目、地域の目、ご近所の目、自分自身の目は、スタートをきっているわけなんですね。

道を歩けば、挨拶はもちろんのこと‥街灯だとか、水路だとかの、日頃の生活に必要なことの相談やご意見をもらいます。

また、冒頭のような、人生の先輩方からのアドバイスも、たくさんもらいます。

38歳‥40を手前に。また副園長という肩書きに。それらに、もしかすると安穏としていたところがあったと思うんです。

ですけれども、“新人”というフレーズに、響きに、そしてその立場になることで、これから、また、たくさん勉強させてもらえるのだと。感謝の気持ちと、謙虚な気持ちを、しっかりと持ち続けることを、自分自身に誓った、本日でした。


さて、富岡保育園にも、筆者と同じ立場ですね、“新人”という響きを持った方たちがおられます。おそらく、筆者と同じように、たくさんのご意見やアドバイスをもらっているんじゃないかしら。

ないかしらと思っていたら、やっぱり、そうだったみたいでね。

筆者が、自分自身に誓っているところ、富岡保育園のお庭から、竹箒(たけぼうき)の、涼やかな音が鳴りました。トシさんが、お庭の掃除をして下さっていました。

「おはようございます。いつも、ありがとうございます!」

「村上先生、おはようございます!今日も、子どもがおらんけん、寂しいわ。」

「本当、そうですね。静かですよね。明日から、また賑やかになりますので、宜しくお願い致します。」

「こちらこそ、宜しくお願いします!そう言えば、村上先生。この前なぁ。新人の先生に、ついつい、年寄りの戯言を言うたんよ。ここ(富岡保育園)の先生は、ホンマに、ちょっとしたことでも、“ありがとうございます”“ありがとうございます”と、言い合うじゃろう。じゃけん、あなたも、その感謝の気持ちを忘れちゃいけんよ!って言うたんよ。」


僕も含めて、もちろん富岡保育園の新人クルーたちも含めて、またこのブログを読んで下さっている、“新人”という立場の方へ。たくさん勉強できる、千載一遇のチャンスです。この機会を無駄にすることなく、再度になりますが、感謝の気持ちと、謙虚な気持ちをもって、共に頑張りましょう。

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トシさん、いつもありがとうございます。
2024-04-29
ミエコさんありがとうございます

日曜日の朝、8時。いつもより遅めに、富岡保育園に到着すると‥玄関前のプランターが、水で濡れていました。

プランターから2、3歩先には、ジョウロを持っている、ミエコさんの姿がありました。

ミエコさんは、この副園長ブログで、何度も登場しているでしょう、カリスマボランティアのトシさんの奥さまなんですね。

2、3年前に、こんな話しを、お聞きしたことがありました。

「家で、(トシさんは)子どもたち(園児)のコトばっかり話しするから、話しについていけないんです。誰やらがなになにをした、誰やらがなになにをした‥。毎日、違う話しを、嬉しそうにするんだけど‥。」

ただですね、2、3年前と、今では、すっかり違うんだと思うんです。なんたって、ミエコさんも、カリスマボランティアになっちゃったからですよ。

ミエコさんは、早朝に富岡保育園に出かけるトシさんを送り出してから‥ご自宅のお洗濯やお掃除を済ませ、朝ごはんの支度をするんです。そして、トシさんが、9時ごろに、いったん帰宅するタイミングで、一緒に朝ごはんを済ませると‥トシさんと一緒に、ミエコさんも、富岡保育園に足を運んで下さるんです。

去年の、いつ頃だったかな‥もう、ミエコさんも習慣めいた雰囲気になられてね。毎日、園内で顔を合わせますと、「今日も、よろしくお願いします。」なんて、職員たちとも声をかけ合うわけですから。

ミエコさんの保育姿は、理屈でない見守る保育の、心の臓をあらわしているようでもあります。必要に応じて、声をかけたり。必要に応じて、鼻水をそっと拭いてあげたり。必要に応じて、ちょこんと側に座って微笑んであげたり。

ミエコさんのことが大好きな1歳児くらいの男の子。この男の子は、ミエコさんが、朝来るタイミングで、玄関で待っていたり。抱っこされては、少しそのまんま寝たり。安心して信頼している様子が、とても伝わってきます。

トシさんと、ミエコさん。ご夫婦の会話の“まんなか”は、富岡保育園の子どもたちで、いっぱいなんじゃないでしょうか。もしかすると、ミエコさんの話しに、トシさんが、ついていけないことも、今ではあるんじゃないでしょうか。


いつも、毎日、いや、お休みの日も含めて、富岡保育園のことを、守ってくださり、本当にありがとうございます。

トシさんも、ミエコさんも、どうか、心身ご自愛いただきながら、末永く、末永く、お付き合いしたいと、切に願っております。

筆者も含めて、園児も職員も、皆、甘えてばかりですが、どうか、宜しくお願い致します。

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それぞれで、チョキチョキ。
2024-04-28
サンカンビ・ニッチョク・キリツ

ここのところ、とにかく、会う方々から、挨拶のつぎには、このように声をかけてもらえます。

「村上先生!忙しいじゃろ!?無理せんように!身体には気をつけんといけんで!」

皆さま、やさしいんです。その言葉を聞くだけで、元気になるものなんです。

ただ、実態を述べてみると‥皆さまが思うほど、忙しくないんです。強がっていません、本当です。

ピークで言えば、昨年度末。保育園の仕事のもろもろと、選挙戦の準備と、とにかく1日48時間くらい欲しいほど、キレッキレッに、心身を使っていました。

それに比べると、現在は24時間で充足していますし、なによりブログ内容にも余裕が戻ってきているんじゃないかと、自分自身では分析しています。

選挙うんぬん以前から、筆者の生態は、日曜日などの休日の感覚はありませんし、仕事が大好きなのでね。市議にもなって、新しくやることが増える、新しくやれそうなことが増える、こんな環境は、楽しみでしかありません。


さて、昨日、笠岡市内の小学校では、参観日が行われました。

いくつかの学校を回ってみようかと計画していたのですが、学校ごとに、はじまりの時間が微妙に違うんですね。

神内小学校は13時45分スタート。

中央小学校は13時20分スタート。

大島小学校は13時30分スタート。

結局、筆者は神内小学校から回ったもんですから、他校の参観日には間に合いませんでした。次回からは、保護者の方に、しっかり聞いて調査しておこうと、反省しています。

ちなみに、富岡保育園では“参観日”というものがありませんからね。富岡保育園を卒園した小学生は、「サンカンビ!?」って思ったはずです。

保護者の方が、たくさんこぞって、授業を見るわけなのですがね。これも、卒園した小学生にしてみれば、さほど、珍しくも思わなかったはずです。

富岡保育園では“参観日”を特別に設けていないかわりに、「いつでも見て下さいね。いつでも参加して下さいね。」と、啓蒙していますのでね。

さらに言えば、県内外からも、しょっちゅうと、大勢のお客さまが来られるわけですから、サンカンビ!?程度のものだったんじゃないかと推測します。

筆者が見に行けた小学校では‥卒園した小学生が、集中して、先生の話しを聞いていました。筆者の存在に気付かないほど、ワクワクした表情で授業に参加していました。もしかすると、現在の筆者の心境と似ているんじゃないかな。新しくやることが増えて、新しくやれそうなことが増えて、楽しみでしかないんだろうな。

余談になりますが、その小学生の保護者から、最近の様子をお聞きしてみると‥「かぁか(お母さん)、ニッチョク(日直)って知っとる!?ニッチョクになって、キリツって言ったら、みんな立てるんで!」などなど、その新しいことを、家でおしえてくれるみたいです。

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主任ミーティングの風景です。
2024-04-27
アンナ・マーガレット・キャシー

“人魚”と聞いて、ブログ読書の皆様は、どのような姿、存在を、お思い浮かべでしょうか。

上半身が女性で、下半身がお魚のおひれになっているものではないでしょうか。

当然、“夢”の世界、架空のものだってね。なんだけれども、どこかで、現実的にも感じませんかね。おとぎ話の、人魚姫でも、主人公は、現実と夢の狭間で思い悩むじゃないですか。


5歳児のアンナは、今日、夢の国から帰ってきたばかりでした。ネズミが活躍する、あの国です。

おそらく、アンナの頭の中は、夢の国のまんまだったのではないでしょうか。ごっこ遊びをしているところを通りかかると、その動作や仕草、言葉、すべてがファンタジーあふれるものでした。筆者の目が節穴でなければ、アンナのまわりは、キラキラしたものが飛び交っていたんですね。

そのアンナのそばには、5歳児のマーガレットがいました。マーガレットの腕には、おじいちゃんからもらったケーキ柄の時計がはめられていました。

マーガレットは、ごっこ遊びをしている最中に、そのケーキ柄の時計の針を何度も確認しながらですね。

「9時になったから、寝る時間よ。」「6時になったから、起きる時間よ。」

マーガレットのタイムスケジュールは、筆者の常識的範疇から見れば、とても規則正しいものでした。

サラサラした砂を、魔法の粉に見立てて、いや魔法の粉ですね。粉を、ふりかけては、すべてをキラキラしたものに変身させるアンナと‥

時計を確認しながら、規則正しくおままごと、いや生活ですね。現実的に家事をすすめていくマーガレットと‥

アンナとマーガレットとの間には、もうひとりの女の子がごっこ遊びをしていました。

その、もうひとりは、4歳児のキャシーです。キャシーは、魔法の粉をふりかけられながら、それでいて、時計の針においかけられながら、ごっこ遊びをしていたんです。

キャシーは、その狭間にいることで、夢の世界と現実、現実と夢の世界を、行き来することになったんですね。

すると、その影響からなのか、キャシーの身体に異変が起きたんです。

筆者の目が節穴でなければ、筆者の常識的範疇から見れば、キャシーの下半身がお魚のおひれになっていたんですよ。

「見て、見て〜!わたし、人魚になっちゃった〜!」


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現実と夢の狭間
2024-04-26
まずは、安心して生活すること。

先日、友人が取り組んでいる「うえまつフリースクール・うえまつ保育園」に、10分ほど、お邪魔しました。

※岡山県岡山市南区植松312-6

※何かをさせることが目的ではなく、安心して過ごすことができる日々の生活の時間を大切にしているコミュニティです。そして、その先に、はじめて『こんなことをやってみようかな?』と自分で考えて選択していくことができるのではないかと考えているコミュニティでもあります。

その滞在時間10分ほどで、こんな場面に遭遇したんですね。ご兄弟なのかな⁉︎お兄ちゃんと、弟くんが、クルマのオモチャを取り合い、そして、ご想像の通り、ケンカになっちゃいました。

弟くんが、知らぬ存ぜぬ顔で、クルマのオモチャを取って行くと、お兄ちゃんは、今にも火が吹き出しそうな顔で、大声で怒っていました。

スタッフの方は、他の子どもたちの様子も伺いながら、お兄ちゃんが、手を出しそうになるあたりくらいから、ご兄弟の間に入り、お互いの気持ちを聞いてあげていました。

と、このくらいまでなら、どこの保育園でもありそうな場面ですよね。

もう少し続きがあってね。この、ご兄弟のケンカを、少し年上の子どもが、筆者のところへ来て、説明してくれるんです。

「あのな。なんで、ああなった(大声で怒っている)かと言うとな‥」

詳しく説明してくれた後に、自分の作ったブロックの作品についても、ついでに説明してくれました。

と、このくらいまでなら、富岡保育園でもありそうな場面ですよね。

もう少し続きがあるので、聞いて下さい。怒る声も、大から中くらいに、おさまってきた頃‥。誰かが、階段を降りてくる音がしました。そして、その音から、すぐに‥戸を開け、部屋に入って来られたのは‥2階にいた、中学生⁉︎くらいの少年でした。

少年は部屋に入るなり‥大声で怒っていたお兄ちゃんと、その気持ちをくもうとしていたスタッフのところへ向かいました。

「2階まで、大きな声が聞こえてきたよ。」

その少年の表情は、もちろん不機嫌さも見えましたが、心配をする表情にも見えました。

おそらくではありますが、ご自宅で、似たような場面が起こると、少年のような思春期あたりであれば、「うるさい!」と、怒り返していたんじゃないかと思うんです。

ですけれど、ご自宅ではなく、フリースクールだからこそ。もっと言えば、今、自分が、安心して過ごすことができているコミュニティにいるからこそ。その安心を守るためにも、同じコミュニティ内にいる、保育園の子どものことを守らなきゃいけない。そして、それらを支えてくれているスタッフのことも守らなきゃいけない。たくさんの気持ちと向き合った結果の、少年の表情、態度、言葉だったと思うんです。

ちなみに、その少年の不機嫌さと心配をする複雑な気持ちを感じとったのでしょうか。大型で怒っていたお兄ちゃんも、自分の気持ちを少しずつ少しずつ、おさめていっていました。


発達過程や年齢などの幅が広がれば広がるほど、管理しようと思えば、かなりの難易度を感じることかと思います。けれども、管理ではなく、一緒に生活をしていくんだぞ。一緒に安心できるコミュニティを作るんだぞ。そう思えば、困難と感じることはないのかもしれません。

富岡保育園、クレヨンKIDSも、年齢別ではない保育実践に取り組んでいます。保育園から高校生あたりが、一緒に生活している、このコミュニティから、その実践の根本的なところ、味噌となるポイントを学ぶことができるんじゃないかと思いました。

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2024-04-25
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