副園長ブログ
富岡保育園・クレヨンKIDS‥現場保育者たちの綴る『ナラティブツリー』(エピソード記録)を紹介したいと思うのですが‥ このたびは、どのエピソードをセレクトしようかと悩ましいものがあるんです。なぜかって、単純に、どれもこれもが、おもしろいんです。 泥団子を取り合うかと思った子どもたちが、トラブルを回避するために、ある気遣いを見せたエピソードであったり‥ 縄跳びブームの再来から、遠慮がちだった子どもが、友だちの影響を受け、積極的に跳ぶようになったエピソードであったり‥ お友だちに手を出してしまった子どもへ、いつもとは違うアプローチで、向き合ってみた、そんな試行錯誤する保育者のエピソードであったり‥ “まつもっこり”を探す子どもとの時間から、幼少期の自分の“まつぼっくり”の思い出に浸る保育者のエピソードであったり‥ 赤はりんご‥紺(こん)は夜!‥子どもたちの体験から生まれた、色の連想ことば遊びに、保育者が感動するエピソードであったり‥ 卒園児の、卒園後の活躍が、なんと!保育園での“あの”活動が影響していたなんて!!!(少年野球でピッチャーとして活躍する子どもの肩の強さ、しなやかな動きは、保育園時代の、“メンコ投げ”で鍛えられたのではないか説) また、異年齢で行っていた、忖度(そんたく)だらけのカルタ遊びに、おもしろさと、優しさを感じたエピソードであったり‥ どれもこれも、ブログ読者へ紹介したいエピソードなわけです。わけですが、文字数にも限度がありますし、やはり文章表現にも限界がありますので‥ やはり、できれば、直接、生(ナマ)で、見てもらい、心を動かしてもらえれば、ありがたいと思っています。 その時は、是非、ナラティブツリーを綴る現場保育者を見習ってもらい、『愛の溢れる見守る眼鏡』を装着して下さればと願います。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-21 |
11月20日、水曜日付けの、新聞の一面には‥『谷川俊太郎さん死去』と、92歳の戦後現代詩を代表する、詩人の訃報が伝えられていました。 “詩”って、どこか難しく感じてしまうところもありますが‥谷川さんの詩は、ユーモアと、軽やかさと、エロスのある、誰もが親しめるものだったと、評されています。 おそらく、ブログ読者も、人生のうちで、一度は必ず、谷川さんの言葉に、知らず知らずのうちに触れているはずなんですね。鉄腕アトムの主題歌の歌詞であったり、教科書などに登場する「スイミー」の翻訳なども手がけられていたんだとかで。 そんな谷川さんは‥「詩を書き始めたときから、詩を疑っていたし、言葉を疑っていた」そうなんです。 「言葉と世界はどうしてもズレがある」ということと、「そのズレをのんきに忘れて、言葉で何かを書けたつもりになっている」ということを、詩の巨匠である谷川さんが、亡くなるまで意識していたことには、その謙虚さと言いましょうか、追求する向上心と言いましょうか‥果てしなく脱帽するところであります。 さて本日は、大分県宇佐市から、はるばる‥『普照こども園』の園長先生・副園長先生が、富岡保育園へ足を運んで下さいました。 園内にある、江戸時代家屋へ向かうと、それはそれは心を踊らされ、気持ちの良いくらいに感嘆の言葉を浴びせて下さいました。 また、印象的だった点をお聞きしますと‥職員の“あたたかさ”を挙げて下さいました。挨拶はもとより、その挨拶後の一言に、心温まる思いをしたと、こちらも気持ちの良いくらいに感嘆の言葉を浴びせて下さいました。 どちらも、富岡保育園では大切にしていること、意識していることであるため、素直に嬉しい気持ちになりました。ありがたき幸せでございます。 『普照こども園』の園長先生・副園長先生ともに‥そのような点に気付いて下さる、思いを寄せて下さるのには、やっぱり、ちゃんと理由があったんだなって。 御二方ともが、“あたたかい”雰囲気を持たれていますし、挨拶だけでなく、その後の会話で扱う言葉、また言葉の前後の間などに、絶妙な心温まるものがあるんです。意識しているのか、それとも自然体なのか‥ついつい、御二方と一緒にいますと、時間を忘れて話し込んだことは、言うまでもありません。 遠路はるばる、岡山県笠岡市富岡保育園へお越し下さいまして、誠にありがとうございました。あまりにも、あたたかい時間に、何を話し込んだか、ついつい忘れがちな筆者をお許し下さい。 今頃は、次の見学地である、島根県江津市へ向かっている頃でしょうか。どうか、くれぐれも安全運転で。そして、筆者の師匠、また富岡保育園の心の姉妹園である、島根県江津市の「あさりこども園」「さくらこども園」の皆様にも、宜しくお伝え下さい。 保育を熱く語れる仲間との出会いに、感謝、感謝です。ありがとうございました!!! ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-20 |
なんちゅう、タイトルをつけとんじゃい!と‥おそらく、副園長ブログ愛読者ならば憤慨はしないはずです。 このタイトルから、どんな内容が展開されていくのだろうかと、逆に楽しみにしてくれているはず‥そう思って、筆をすすめていきますね。 ちなみに、この副園長ブログも、1900回を超え、3ヶ月後には2000回記念も控えているのだとかで‥初回からお付き合い下さっている方は、どれだけの時間と思考を、筆者に投資してくれているのだろうかと思うと、ありがたい気持ちと、申し訳ない気持ちとが、マーブリングのように入り混じった、今日この頃でございます。 さて、それぞれのブログ読者が、それぞれの記事に対して、それぞれの感想をお持ちだと、そう思っています。 「それそれ!わかる〜!」と、共感することもあれば‥ 「ん!?そうかな!?私は、そうは思わないけど‥」と、共感できないこともあるはずです。 筆者としては、その、共感できる、いやできない、う〜ん‥どっちでもない、などなど、さまざまな感想が出てくる状態が、理想的だと思っています。 最近で言えば‥アメリカ大統領のトランプさん‥またSNS「X」でお馴染みのイーロン・マスクさん‥日本で言えば、東京都知事選で活躍した石丸さん‥またこの度の兵庫県知事選で再選した斎藤さん‥彼らの躍進には、彼らが巧みに扱うSNS発信が、1つの要因となっているのは、ご承知かと思います。 そのSNS発信の手法は、白か黒か、AかBか‥などの二者択一を迫り、対立構造を作りながら“極端に偏った共感”を産むように、設計がなされている‥と、筆者は素人ながら分析しています。 で、この“極端な共感”は、ある種で、社会を支配する息苦しさや、ほころびとなっているような、そんな気がしています。 怒ることもあるでしょうが、そのような内容で、目くじらをたててまで、怒る必要があるだろうか。 悲しむこともあるでしょうが、そのような内容で、涙を流してまで、悲しむ必要があるだろうか。 共感する能力のお陰様で、われわれ人間は、群れを形成し、文化、社会を発展させてきたわけですが‥極端な共感は、人類史において、災厄をもたらしてきたことを、忘れてはならない、そう思っています。 なので、副園長ブログについても、話半分、愛情半分で、バランス良くお読み下されば‥と、願っております。 (※参考文献「共感バカ」池田清彦) ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-19 |
本日は、午前中に「笠岡市議会全員協議会」へ参加して来ました。案件は、おそらく笠岡市民ならば、注目しているであろう‥『笠岡市財政健全化プランについて』です。 この8月に公表された、財政見通しで‥多額の財源不足が発生し、財政調整基金が、来年度には枯渇されてしまうという、非常事態を受け‥このたび、財政健全化に向けた素案を、市長、ならびに関係部長が、議会で説明して下さいました。 あくまでも、素案なので、ここから、議会で質疑や、討論がなされた上で、実践していくもの‥なので今日、ここで、具体的な内容を伝えることは、混乱を招いてはいけませんので、控えさせていただきます‥が‥不安を煽ってしまいかねないので、大まかな方針だけは、記しておきたいと思います。 まず、基本的な市民の安全・安心や、社会保障サービス、子育て支援、学校教育については、しっかりと配慮した素案となっています。 その上で、すでに成果が得られたものや、実績が伴わないソフト事業は廃止を検討したり‥さらに、市役所の組織を見直し、重なっている業務や、また連携を必要とする部分が多ければ、統合しつつ、人員の定数を確保していく、そんな素案となっています。 また、笠岡駅前南側の開発や、市民病院、市役所本庁などのハード事業に関しては、財源も含め、現状に合わせた進め方をとる方針だと、説明を受けました。 さらに、人件費についても、市長をはじめ、課長級程度までの報酬のカットを考慮している、とのことでした。 まさに、身を切る改革‥ではありますが、これも、「次世代の子どもたちへ希望を繋げるため」と思えば、市長のとる舵に、全市民をあげて、協力していく努めがあるんじゃないか‥と、筆者は考えております。 さて、そんな身を切る改革‥真っ只中の笠岡市の保育園‥富岡保育園に、明後日は大分県「普照こども園」から‥また来週は、岡山市「竜之口わかばこども園」から、園長先生をはじめとした保育者の方々が見学に来て下さいます。 はるばる足を運んで下さることに感謝しながら‥この機会に、当園の取り組みの振り返りや、質疑応答なども踏まえながら、課題や改善点などを洗い出せたらと思っています。 どうぞ、お気をつけてお越しください。 ※現在、同業者だけでなく、他業種の方、また入園希望者、就職希望者‥などの、見学希望のお問い合わせを、たくさん頂いております。誠に、誠にありがとうございます。せっかくの“ご縁”を大事にしたい!そんな気持ちから、見学案内は、個別対応とさせてもらっております。日程調整を必要とするため、必ずお電話にて、ご予約をお願い致します。(希望日が重なった場合は、お断りするケースもあります。お勝手を言うようですが、ご了承下さい。宜しくお願い致します。) |
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2024-11-18 |
昨日、「岡山県・笠岡市総合防災訓練」に参加させてもらいました。県と市が合同で行うということもあり、県知事をはじめ、国の省庁から見学や視察に来られていた方も含めて、大がかりな訓練でありました。 体育館内では、避難者を受け入れる避難所の設置訓練、またグラウンドではヘリコプターによる救助訓練など、その大がかりさに恥じない、実りある訓練内容だったように思います。 さて、筆者が笠岡市議会議員用の作業服を身にまとっていたように‥県知事や市長をはじめ、警察、消防、自衛隊、関係省庁、さまざまな機関が、その機関専用の作業服を身にまとっていました。おもちゃメーカー、トミカの働く車シリーズに登場する、働く人たちをイメージしてもらえれば、ご理解が早いかと思います。 専用の作業服もしかり、筆者で言えば、議会に着用するスーツも含めて、まとう衣類によって、行動や精神面に縛りがまとう‥ような気がしています。 おそらく、これを“制服”と言うのでしょう。そして、その効果を最大限に利用したものが、会社や学校の制服だと言うことは、いちいち、筆者がくどくどと説明するまでもなく、皆が知ってのことなのでしょう。 富岡保育園では、制服文化を数年前から廃止しました。廃止した理由の1つを挙げますと‥さきほど示した『縛り』効果を、少しでも薄めたい気持ちがあったからなんですね。 『縛り』がある方が、間違いなく管理はしやすいわけです。けれども、子どもたちには、なるべく「保育園児」というテイではなく、「子ども」のまんまで遊んでもらいたい、暮らしてもらいたい、そんな気持ちで廃止しました。 ここのところの子どもたちの着用する衣類を見ると‥カチューシャからブーツまで黒一色にコーディネートして登園する子どももいれば‥顔にキラキラのシールを貼ってくる子どももいますし‥お友だちとお揃いの服を着てくる子どももいます。 保育園は保育園なんだけれども、どこか、公園やショッピングモールに出かけるような、そんな気持ちを持ち合わせているような、気がしています。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 「うちの子、小学生になれますかね?」という相談と言いましょうか、ご不安を耳にすることが、たまにあります。 ありますが、たいていは、この制服効果で、「小学生のテイ」になっていきます。 ちなみに‥富岡保育園の子どもたちが、小学校などへお邪魔する時には、普段つけない名札を装着します。すると、たいていは、何も説明するわけでもなく、「園児のテイ」になっているんですね。(筆者で言えば、議員バッジと似たようなもんでしょう。) |
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2024-11-17 |
富岡保育園では、1歳の誕生日を迎えるまで(だいたい離乳食期間と理解して下さい。)「赤ちゃんノート」と呼ばれる、保護者と保育者とが、日々のやりとりを記述するものがあります。(なぜ、全年齢児が対象でないか。その理由は、長くなりますので、本日は記しません。) その赤ちゃんノートを、昨日、たまたま見かけて、目を通したところ‥そのやりとりが、とてもハッピーなんですね。おそらく、ハッピーの根源は、先行して記述する保護者じゃないかと。 こちらのご家庭は、お父さんもお母さんも、記述に参加されていて‥順番に書いたり、また共同で書いたりと、ご夫婦で楽しまれている様子がありありと、伝わってくるんです。 さらに、印象的な点は、お父さんのイラストです。対象児の赤ちゃんの様子もさることながら‥お姉ちゃんとの絡みや、またお父さんや、お母さんも含まれた、家族団欒の光景が、とっても“ユニーク”に描かれているんです。 大袈裟でなくとも、このイラスト集、どこかの出版社が目をつけてくれたら、売れるんじゃないかって。 そんな、先行してハッピーに記述する保護者につられてか‥後攻に記述する保育者の文章が、どことなく、踊っているんです。 見比べたわけではないですし、また比べるものでもありませんが‥どこか、くだけた文字体で、ビックマークやら、ハートマークやらが多用されている、ような気がしました。 気がした、だけ、なのかもしれませんが‥そのハッピーなやりとりに、目を通した、私(村上)も、とってもハッピーな気持ちになったことは、言うまでもありません。 そのハッピーでユニークなイラストを、いくらか紹介して、本日のブログを閉じたいと思います。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-16 |
すでに5つの忘年会の予定が入っております、副園長の村上でございます。そんなに忘れまくってたら、2024年が、すっからかんになっちゃったりして‥。(忘れるほど覚えていたら‥の話しですがね。) さて、今日の記憶さえも曖昧になりかけている‥午後19時過ぎの副園長、村上。記憶が喪失される前に、今日の活動をメモしておきたいと思います。(なので、今日のブログは、なんの変哲もない、筆者の行動履歴です。園児のことや、保育園のこと、子育て情報などをお求めの方は、明日以降に期待して、そっと、スマホの画面をお閉じください。) ・7時〜 早朝クルーたちと朝のミーティング。(ミーティング内容は、音声を録音して、全職員に配信しています。) ・その後〜 新聞を斜め読み。(山陽新聞・日本経済新聞・朝日新聞) ・8時〜 理事長とミーティング。(ハラスメント、不適切保育などの定義の共有。) ・その後〜 横断歩道で交通安全活動。(保護者の方たちと、挨拶や少しの会話を交わすことができて嬉しかったです。) ・その後〜 主任とミーティング。(畑活動ならびに、焼き芋パーティーの日程調整。) ・9時〜 職員個人面談。(本日は3名の方たちと、お話しさせてもらいました。) ・11時〜 笠岡地区消防組合議会定例会へ出席。(令和5年度笠岡地区消防組合歳入歳出決算の認定についてなど。) ・12時〜 笠岡駅北口付近「マルナカ」1階の喫茶「ダン」でカツカレーを注文。(富岡保育園では、今日のメインは9種の具材の「中華丼」でした。出かける前にお台所で、調理中の香りをかぎ、お台所クルーたちへ「チクショー」と、食べることができない残念な気持ちを伝えたことは、ここだけの話しにしておきましょう。) ・13時〜 西南水道企業団議会定例会へ出席。(令和5年度岡山県西南水道企業団水道用水供給事業会計の剰余金処分及び決算認定についてなど。) ・その後〜 理事長とミーティング。(来週、大分県から足を運んで下さる園長先生方の見学案内の計画。)(来週、理事長と村上が、足を運ばせてもらう、東京出張の予定確認。) ・その後〜 クレヨンKIDS園長と電話ミーティング。(年賀状の件など。) ・その後〜 東京出張などの持ち物の準備。 ・その後〜 年末開催する「もちつき大会」協力者たちへ依頼の電話。(12月28日土曜日!快く引き受けて下さり、大感謝!) ・その後〜 副園長補佐とミーティング。(来週の予定確認など。) ・19時過ぎ〜 某シアトル系コーヒーチェーン店で、ひっそりとブログを綴る。(今日は、ラテ。はて、“ラテ”って、なんやねん⁉︎コーヒー牛乳と、どう、ちゃうんねん⁉︎と、ひとりでツッコミを入れながら、スマホの画面と、にらめっこ。) たぶん、以上です。 ここのところ、子どもたちのエピソードが少なくなっている、副園長ブログ。筆者自身、自覚し、反省しておりますので‥乞うご期待下さい。 ちなみに‥理事長とミーティングしている最中に、たまたま見かけた子ども集団。そこから聞こえた声は‥「ビンボーの家ごっこしよう!」でした。 その集団の雰囲気は、金欠で煮詰まったものではなく、とてもハッピーな笑顔で溢れていました。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-15 |
雑誌「Pen」2024年4月号に‥“子どもたちの未来のために、学校が参加しています”という、書き出しから、新しい学校の紹介がされていました。 その中で‥新しい学校に必要な5つのキーワードとして‥ ①イノベーターの育成(今までの学校にない環境づくりで、未来のイノベーターを育てる!) ②インクルーシブな発想(他者との違いを認め、多様性に気づくことで、学校での居場所を見つけ、やる気に火を着ける) ③自律した学び(自ら学び続けるスキルを磨いて、変化の激しい時代を生き延びる) ④地域との接続(地域の環境は身近な教材、垣根を越えた体験で「深い学び」を実現する) ⑤サステイナブルな思考(自然とのつながりを感じ共生を前提とした、新時代の発想を育む) どのキーワードも、世界の教育界や経済界の最前線を走る方々が提唱していることですから、そうなのでしょう、合っているんだと思うんです。 ただ、この耳障りの良い言葉群に浸かって、心地良くなっているようでは、教育ビジネスに飲み込まれるだけではないかと、筆者は、あえて言ってみたい思っています。 まず、教育という言葉、枠が作られた歴史背景も知る必要があるでしょうし。また、提唱している方々も、もちろん筆者たちも、今までの学校システムの中で、学生期を過ごしていたわけですから、すべてを否定することもないでしょうし‥むしろ、立ち戻ることもあって良いかもしれない。 どっちつかずのような文章を綴っておりますが‥教育は、それくらいの感覚で良いのかもしれないと、筆者は考えています。 「〜しなければならない」「〜すべきだ」と、強い言い回しになってくると、どこか陰謀論めいた思考に陥りやすくなる分野であることも、心にとめておきたいところです。 ちなみに、5つのキーワードの④『地域との接続』について。現在、富岡保育園でも、粘り強く努力しているわけですが‥実践しているからこそ、出てくる課題を挙げますと‥「ジェネレーションギャップ」が多分にあるかと思っています。 地域の環境、人的環境として、さまざまな方たちに寄っていただくわけですが‥生きてきた時代が違えば、常識の範疇も、微妙に異なってくる場合もあるんです。 分かりやすい例をあげると‥泣いている子どもを見かければ、「お〜、よしよし。まぁ、飴でもなめて、元気出しな。」と、思いやりある言葉を投げかけて、ハイ!チャンチャン!となっていた時代は、確かにあったわけです。 ですが、現代の保育園の中で、この思いやりは、ハイ!チャンチャン!とは、なり得ないんですね。飴をあげても良いか悪いか‥喉につまったらどうする‥そもそも、職員でもない方が、子どもにモノをあげても良いのか‥などなど、それはそれは、ハイ!チャンチャンどころではなくなるんですね。 そのあたりのギャップを埋めるには、スタイリッシュな説明よりかは、日頃の挨拶や会話の積み重ねが、最も効果的だと、筆者は、また富岡保育園は認識して活動を展開しています。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-14 |
こちら、笠岡市議会「総務文教委員会」行政視察、全日程を終え、名古屋駅から、笠岡市へ向かっております、副園長の村上です。 新幹線の車内は、おそらく日本人よりも、外国の方々のほうが多いのではないでしょうか。どこか、日本にいるようで、そうでないような感覚を抱くのは、筆者が多様性に欠けた田舎者だからでしょうか。 さて、本日の午前は、岐阜県「土岐市」新庁舎見学に、お邪魔させてもらいました。 土岐市は、人口規模で言えば、5万5千人。さらに言えば、平成の大合併にも加わっていないこともあり、合併特例債なども扱えないことから‥財源面についても、笠岡市と類似していることもあり、見学の際には、各委員からの熱の入った質問が飛び交いました。 耐震の課題が浮上したタイミングで、庁舎の建て替えに踏み切った、土岐市。またそのタイミングで、東日本大震災も起こったから、市民の危機感が高まったことが、建て替えへの機運の高まりにつながったそうです。 新庁舎は、費用を要する華美な装飾は無くつつ、木をふんだんに扱った、あたたかく、機能を優先する建物となっていました。 さらに、地元産の素材や業者が積極的に扱われ、そして参加していることもあり、地域にも馴染んだものなっていたことが、印象的でした。 この3日間の行政視察。普段、議場内で行うコミュニケーションよりも、密で深いものが、先輩議員の方々と、とれたことが、筆者にとっては、何よりの財産となりました。移動中や、食事中などで、笠岡市、井笠地域の、保育業界、子育て支援の抱える課題を共有させてもらい、解決への道筋について、たくさん助言をいただきました。 しっかりと感謝しながら、自分のポジションで出来ることを着実に行っていきたいと思います。 3日間、共に勉強させて下さった議員の皆様。また、視察の計画など、段取り良くして下さった、議会事務局の皆様。また、議員活動を支えて下さる、当法人の皆様。誠にありがとうございました。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-13 |
こちら、副園長。本日は笠岡市議会「総務文教委員会」行政視察2日目‥「岐阜県高山市地域公共交通について」を学びに、地元の木をふんだんにあしらった岐阜県高山市役所に参上しております。 昨日の岐阜市から、開通された高速道路を走り、2時間。紅葉がはじまった山々を抜けていく爽快感は、瀬戸内海育ちの筆者にとっては、貴重な体験となりました。 高山市は、平成の大合併により、面積は東京都並み。そして、人口は、8万人ほどの、岐阜県の誇る観光地です。インバウンド効果もあり、海外からの観光客は年間70万人ほどいるのだとか。 地域公共交通で言えば、幹線バス、地域バス、中心市街地バス、観光特化型バス、そして交通空白地において地域団体が運行する白タクのサービスがあるそうです。 全国、どこの地方も、同じ課題を抱えておりますが‥運転手不足に加え、乗客の減少も重なり、地域公共交通の維持は、かなり困難な局面に陥っています。 高山市で言えば、観光業が盛んであるため、ドル箱となる路線があるお陰もあり、赤字路線の埋め合わせができるそうですが‥ 今後は、バス会社の撤退も含めて、現在の路線を見直したり、またデマンドタクシー(タクシーを利用したバス路線サービス※要予約)への移行を検討しているそうです。 高山市の場合で言えば、まちづくり協議会が、笠岡市に比べ、かなり本格的に稼働しており、まさに小規模多機能自治を体現していることもあって、公共交通の地域移行が、前向きに進められているように感じました。 高山市の担当職員の方も、おっしゃられておりましたが‥「あそこの市で出来ているから、うちの市でもできる」は安易な考えであって‥やはり、そこの土地でしか、またその土地の性格や気質なども踏まえた上での政策を見出さない限り、前向きには進んで行かないだろうと、あらためて思いました。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-12 |
こんばんは。ただいま、岐阜駅前のビジネスホテルから、ブログ中継しております、副園長の村上です。 本日は、笠岡市議会「総務文教委員会」視察研修の初日‥「岐阜市における、自動運転技術の導入に向けた取り組み」について、勉強してきました。 ちなみに、岐阜市は、人口40万人‥笠岡市の約10倍の規模。大都市の愛知県名古屋市から、JRで20分の立地条件を誇る、斎藤道三やら、織田信長やらの、戦国大名が有名な街です。 “自動運転技術”を導入したバスが、市街地を走りはじめ‥経済が回り、市民にプライドが保たれるようになった‥いや、なろうとしているわけなのですが‥ 導入までの道のりは、決して平坦ではなく‥国費で6.7割ほど、まかなわれるとは言え、7億円を超える事業。さらには、公共交通として、すでに、バス会社に毎年4億円を超える赤字を補填している状況。 それらが分かった上で、市長、また議会は、議場の中で討論し、導入に踏み切ったわけです。 ちなみに、完全自動運転までの道のりは、予想以上に遠く‥現在、5年計画の中で、レベル2まで進んだ状態なんだそうです。 レベル2というのは、バスの運転手が、補助役として乗る必要があるレベルなんです。 実際に乗車してみると‥パークランドなどの中を走るゴーカートの上級クラスと言ったら、おそらく語弊がありますが‥細い道などで、対向車を交わしたりする場合に、ゲームのコントローラーのようなハンドルを、補助役のバスの運転手が操作する姿に‥理想と現実の狭間を垣間見た気がしました。 で、です。なぜ、笠岡市議会が、これだけ予算のかかるシステムを研究しに行ったか。もちろん、採用するには、理想と現実の狭間を、きちんと垣間見る必要がありますが‥。 各自治体における、運転手不足が嘆かれる中での“公共交通の定義”を擦り合わせることが、最大の目的なんですね。 明日は、岐阜市から北上し、高山市に入る予定となっております。もちろん、こちらでも、高山市における公共交通の在り方を学んでいきます。 いち保育園の、副園長が、差し出がましくも、公共交通について、首を突っ込んで勉強しておりますが‥富岡保育園も含めて、現在の園児が成長した先に、必ず降りかかる課題の1つと言っても、間違いないと思っています。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-11 |
「忙しくしていますか?」 「お忙しいのに、ごめんなさい。」 誰とかまわず、四方八方、顔を合わせると、ここらあたりの言葉を、筆者に投げかけてくれる日々が、ここのところ続いています。それは、労わる気持ちに間違いようがないのですが‥それと同時に、筆者自身は、何かを改めないといけないと思っています。 “忙しい”とは、あのテレビドラマで有名な金八先生いわく‥“心が亡くなる”ことを意味しているんですよね。実際に、この意味は、合っていると、筆者は実感しています。 人の為に活動しているようで、どこか上っ面のような状態になってはいまいか‥これも、金八先生だったら、人の為と書いて“偽”なんだと、黒板に強く記されて、正されそうですよね。 保育園でも、市議会でも、せっかくいただいている、職務や責任に対して、しっかりと、心を込めて取り組めるように、あらためて、自分自身に、ギャフンと言い聞かせている、今宵です。 さて、明日からは‥筆者は市議会「総務文教委員会」の視察研修で、岐阜県へ向かいます。目的は、公共交通の取り組みの研究です。 富岡保育園では、月曜日には、笠岡工業高校の学生が、早朝に「あいさつ運動」に足を運んで下さいます。 そして、火曜日からは、笠岡東中学校の学生が、職場体験に4日間通って下さいます。 いろいろと予定が入ってはいるものの、“忙しい”ものにならないように‥“偽”のようにもならないように‥ 再度、『子どもも、大人も、地域も、互いに伸び合い、成長し合う、大きな家でありたい』という、当法人の理念を念頭に、『笑顔と感謝を巡らせた丁寧な暮らし』を実践することに努めていきたいと思います。 ※理念を軸に、活動を展開することを、「ピボット」と呼びます。(バスケットボールの動きに例えた表現でしょうか) ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-10 |
筆者も、そのカテゴリーに入っております。ここのところ、富岡保育園のワンコインランチの参加者は、独身男性の比率が高いようです。参加者の気持ちが、筆者には痛いほど分かるわけです。 今週で言えば‥あの“肉じゃが”は最高でした。豚肉を使っていたこともあり、ミンチや牛肉よりも、まろやかな味わいを感じました。昨日の“八宝豆腐”は、新メニューだったんじゃないかな。八宝菜の味わいに、麻婆豆腐のような食感が加わった、筆者としてみれば、はじめの美味体験でした。 先週の土曜日の“こぎつねうどん”‥筆者は実食していないのですが、そのネーミングから、どんな、うどんに仕上がったんだろうかと、絵本の世界を想像する気持ちでいました。 ちなみに今日はですね‥土曜日のメニューは、“2種のロールパンサンド”!!!世の中の子どもたちに絶大な人気を誇る、コーンマヨとツナマヨ。1つ目のロールパンには、コーンマヨ。2つ目のロールパンには、ツナマヨ。それぞれによそって味わう子どももいれば‥コーンマヨとツナマヨ、2種を同時にたっぷりと、ロールパンにブチこむ、そんなツワモノの子どももいました。 もちろん、このような、彩り豊かで、また脳内のドーパミンが溢れ出そうなメニューに惹かれることは前提に‥ 秋空から差し込む光を全面に浴びた縁側で、ちゃぶ台を囲み、子どもたちと賑やかに食べる、そのプライスレスな時間に、ワンコインランチ参加への足取りは軽やかになるのではないでしょうか。 来週のメニューの中で、筆者の心を、ときめかせているものは‥ 火曜日のおやつ、鶏ごぼうおむすび。これは、絶対、美味しいやつだ。 そして、木曜日のお昼ごはんは、全職員が大好物である、赤魚の南蛮漬。もはや、毎日、赤魚の南蛮漬でも文句が出ないんじゃないでしょうか。さらに、その日は、“あったかポトフ”まで。気温の下がった今日この頃の、胃腸と心ををあたためるには、ピッタリじゃないですか。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ※ワンコインランチ常連の方をのぞいて、基本的に前日までには予約をお願い致します。大人数の場合は、2週間前までには必ず電話でお問い合わせ下さい。食材の状況によっては、お断りする場合もありますことを、ご了承下さい。 |
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2024-11-09 |
日々、くだらないつぶやきを、このブログに当て付けておりますが‥もしかすると、今日は、それに輪をかけた、くだらなさ‥かもしれません。ご了承ください。 男だの、女だのと‥言っていると、ジェンダーなにがし、ハラスメントなにがしと‥言われかねませんが‥ 実際、筆者は男でして‥男の立場から言うと‥子育てにおいて、女性の“おっぱい”には、何を持ち合わせても敵わないよねって。 世界の赤ちゃんに、もしも、こんな実験をしたら‥「最新の高機能スマートフォンと、温もりのある柔らかい“おっぱい”、さぁ、どちらを選びますか?」 おそらく、後者の“おっぱい”を選ぶんじゃないかと思うんです。 これって、いちよう科学的にもちゃんと根拠があって‥赤ちゃんとの愛着を形成する上で、“あたたかい”だとか、“やわらかい”だとかの、感覚は、とっても大事なんです。 ただ、しかし‥ しかし、最近、この“おっぱい”に匹敵するかもしれない存在を確認しつつあるので‥ブログ読者へ紹介しておこうと思っています。 それは、女性でなくとも、男性でも可能なんです。それも、若くなくとも、筆者のような中年でも‥いや、むしろ中年男性にこそ存在する可能性が高いかもしれません。 最近、園内を歩いていますと、不意に、園児から、その存在に触れられ、そしてニッコリと微笑まれるんです。 それは、“ビールっ腹”です。“おっぱい”のような、やわらかさはありませんが、太鼓のような音が鳴る弾力と、ぬくもりと言いましょうか、そこには優しい哀愁が漂っているんじゃないかと思うんです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 筆者自身の“ビールっ腹”を、無理に肯定しようとした、この、くだらないブログ記事にお付き合い下さり、ありがとうございました。 そう言えば‥子どもたちの好きなキャラクター‥例えば、ドラえもんや、くまのプーさんなんかも、ビールを飲むシーンはありませんが、どこか“ビールっ腹”っぽいフォルムですよね。 |
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2024-11-08 |
岡山県笠岡市では、特に今日からじゃないでしょうか‥朝が冷え込んできましたね。秋らしい秋の訪れと、冬への移ろいを感じる季節になってきました。子どもたちの服装にも、その感覚は顕著に反映されていて‥ニット帽をかぶってくる子どももいれば‥フリース生地の上着を羽織ってくる子どももいますし‥また、それでも半袖半ズボンの子どももいたりして‥。 富岡保育園の駐車場にある柿の木。こちらも、気温がグッと下がったことも関係あるのでしょうか‥一気に柿らしい柿になってきました。今年は豊作のようなので、たくさん味わえるのではないでしょうか。 さて、世間はもっぱら、アメリカ大統領選挙の結果に、たくさんの喜怒哀楽を感じていることでしょう。もちろん日本にも、何かしらの影響はあるでしょうし‥もちろん、笠岡市のような田舎町にも何かしらの影響はあるでしょう。遠いようで、近い‥同盟国の今後の動きを注視する必要は、いつも以上にありそうです。 アメリカの注視もさることながら‥やっぱり笠岡市、さらには笠岡市を含む井笠地域や、備後圏内の動きも注視する必要があります。 笠岡市では、市長などの執行部の給与カットなどの話題が、新聞記事に掲載されていました。また、保育関係で言えば、来年度の入園申し込みの受付がスタートしています。 もしも、ブログ読者の中で、保護者の方がおられれば、保育園入園、また今後の将来設計において、どこに住もうか、またどこで働こうかなど、さまざまな選択を強いられているかと思います。 それら選択する上で、少しでも多くの情報を持ち合わせながら、相談に乗れるように、筆者も情報をかき集めておきたいと思っています。 ここ最近、見学者が多数、足を運んで下さる中‥もちろん富岡保育園への入園もすすめはしますが‥あくまでも、見学者のご家庭に合った園におさまることを最優先に、筆者は相談に乗っています。 さまざまな選択に迷われている方がおられましたら、一度、富岡保育園へ‥もちろん他園でも良いので、相談に足を運んでみることも、おすすめしたいと思います。富岡保育園も、もちろん他園も、保護者、またご家庭に寄り添ったアドバイスをしてくれると思いますよ。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-07 |
おはようございます。11月6日、水曜日、午前6時55分‥さきほど、早朝スタッフと早朝ミーティングを済ませ、気持ちの良い1日のスタートを切っております、村上です。 さて、本日は「とみほ村だより~富岡保育園×富岡北地区まちづくり協議会×クレヨンKIDS ~11月号」一面の、理事長コラムを紹介したいと思います。(毎月、村上が定期配布させてもらっているご家庭の皆様‥今週中には足を運びたいと思っておりますので、しばしお待ち下さい。) それでは、どうぞ。 【幼児期までの こどもの育ちに係る基本的ビジョン(はじめの100ヶ月の育ちビジョン)】 お母さんが、こどもを妊娠してから、小学校1年生までが、だいたい100ヶ月。(※誕生日によって変動あり。94~106ヶ月‥おおむね100ヶ月。) 長い人生において、人格の基盤を築く、はじめの重要な時期というメッセージが込められています。 令和5年4月「こども基本法」の制定、施行。 日本が権利主体としての、こどもの最善の利益を常に第一に考え、こどもに関する取組や政策を、社会のまんなかに据えていくことを示した法律で、大きな価値転換でした。 令和5年12月22日、こども基本法に基づき、こども政策を総合的に推進するため、政府全体のこども施策の基本的な方針等を定める「こども大綱」を閣議決定しました。 「こども大綱」では、全てのこども・若者が身体的・精神的・社会的に幸せな状態(ウェルビーイング)で生活を送ることができる「こどもまんなか社会」の実現を目指し、こども家庭庁のリーダーシップの下、政府全体のこども施策を推進しています。 乳幼児期は、脳発達の「感受性期」と言われ、脳発達において環境の影響を受けやすい、限定された時期の一つであるなど、生涯にわたるウェルビーイング向上にとって、特に重要な時期です。 こどもを取り巻くすべての人が大切にしてほしい考え方をまとめたものが、「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン(はじめの100ヶ月の育ちのビジョン)」です。 ①こどもの権利と尊厳を守る。 ②「安心と挑戦の循環」を通してこどものウェルビーイングを高める。 ③「こどもの誕生前」から切れ目なく育ちを支える。 ④保護者・養育者のウェルビーイングと成長の支援・応援をする。 ⑤こどもの育ちを支える環境や社会の厚みを増す。 こども基本法の理念にのっとり、整理された上記の5つのビジョンは、社会全体の環境をつくる人(施策や文化)、地域社会を構成する人(地域の空間)、こどもを見守る人(こどもが育つ空間)、こどもと直接接する人、保護者、養育者が、「こどもまんなか実行計画」施行、反映、取組を一体的・総合的に推進しています。 政治が揺れ動く時世です。絵に描いた餅ではなく、大人の都合でブレることなく、信念をもってこどもたちの未来にかかわっていきたいと考えています。 富岡保育園とクレヨンKIDSでは、法人理念に基づき、丁寧な暮らしを楽しむために、こども基本法や、こども権利条約に書かれた、こどもの最善の利益や、意見表明権、参加権等を遵守します。 そして、それらを見守る保育者や地域の皆様の、心と体の健康に気を配り、かかわりやすい環境を工夫することが、こどもの未来をよりよく創造することであると、意識を高く保つよう意図しています。 人格の基盤を築く100ヶ月間、こどもも大人も、それぞれひとりの「人」として尊重し合う「年齢幅の大きい暮らし」を共に楽しんでくださり、ありがとうございます。 「信じて見守る」の本質です。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-06 |
昨日までのお休みが、今年最後の三連休だったんですって。連休明けの、本日、皆様、お疲れじゃないでしょうか。“今年最後”だなんてフレーズを使っちゃうと、せわしいイメージが、まとわりつきそうですよね。あと2ヶ月、まだ2ヶ月‥おのおので、自分に都合良く使っていきましょう。 さて筆者は‥と言いますと‥午前は笠岡市議会「総務文教委員会」協議会へ。12個の協議案件を扱いました。どんな内容なんだろうと、障子の穴から覗く感じで、どうぞ、お目通し下さい。 (1)第8次笠岡市総合計画の策定について (2)市民意識調査の結果について (3)笠岡市交通交流センターの指定管理者の選定について (4)市所管有線放送機器に関する修繕及び共架登録について (5)令和6年度国際交流事業の報告について (6)旧今井小学校の利活用について (7)絵画教室企画の今後の展開について (8)令和6年度岡山県・笠岡市総合防災訓練について (9)建物の寄附について (10)笠岡市国民健康保険におけるマイナンバーカードと保険証の一体化に伴うシステム改善等について (11)笠岡市竹喬美術館名誉館長の委嘱について (12)令和6年年末特別広報及び令和7年笠岡市消防出初式について いかがでしょうか?耳慣れないワードで、ちんぷんかんな思いをしている、ブログ読者もいるのでは‥。“共架”なんて、僕もピンと、こずに、すぐにGoogle先生に問い合わせしましたよ。(※電気以外に、街路灯や標識等、電柱を利用して使うこと。)気になる項目があれば、いつでも、筆者に声をかけて下さい。答えられる範囲で、お答えします。 続けて‥午後からは、第3回「笠岡市学校運営協議会~中央小ブロック~」に、園長先生の代理で出席させてもらいました。こちらは、全学年全クラスの授業参観からはじまり、中央小の心がけている取り組みの紹介などの説明を受けました。 今年度、特に力を入れて指導していること‥それは、生徒の良いところを見つけて、具体的に誉めて、認めることを、全教員で心がけているそうです。教員たちから手書きのメッセージカードなどを生徒に定期的に手渡すことにより、徐々に、徐々に、その成果が出始めているのだとか。昨年度、荒れ気味であった学年が、どこか落ち着きはじめているのだとか。 授業参観後は、校長先生や、民生委員や、愛育委員、PTAの方なども含めて、熟議がなされました。テーマは、「地域の方の参画」‥コロナ禍を経て‥地域との連携が、リセットされつつあることから‥学校側から、具体的に授業などに協力して下さる、地域の方の紹介を依頼されました。(※もしも笠岡市の方で、中央小学校の授業に‥例えば、調理実習や、ミシンの授業などに協力して下さる方がおられれば、お申し出下さい。) ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-05 |
11月4日月曜日、日本経済新聞、20面。『5歳児健診に公的助成』との見出し。 ー自治体が行う「5歳児健診」について、国の助成制度が始まった。小学校入学を前に発達障害を早期に発見し、医療や福祉などによる支援につなぐことが大きな狙いだ。健診の結果は一人ひとりの就学のあり方にも関わってくると考えられる。現在の実施状況と課題を探った。 これ以降に、各自治体などの事例を踏まえ、考察がなされた記事が綴られていた。 実は、これらに関連する質問を、筆者は12月議会の個人質問でするつもりで、準備を進めているんですね。内緒にしておこうかと思いましたが、口が滑ってしまいました。 この記事を綴った記者と、私、筆者も共通する意見が記されていたので、その部分を切り取って紹介しましょう。 ー現代は核家族化や地域コミュニティーの希薄化が進み、幼い子どもが社会性を獲得しにくくなっているともいえる。5歳児健診が支援ではなく、子どもや保護者の孤立をさらに深めるような存在になってはならない。 そもそも、発達障害の早期発見は、通常の学級と、特別支援学級の、クラス分けに扱われるもので、ない、はず。一人ひとりの子どもが、学んでいく、生きていく上で、各々の強みや、弱みを、活かし、そして補うために扱われるものの、はず。 いつかのブログにも綴ったかもしれないが‥多様性だと言いながら、多様なカテゴライズを作り、多様性という名の細分化がはじまっている時代である。早期発見も、それが行き過ぎれば、そのうち生まれた直後、もしくは生まれる前から、人生のクラス分けがはじまってしまうのではないだろうか。この意見は、行き過ぎたものなのだろうか。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 補足として、発達障害、発達障がい‥これらの知見の歴史は、まだとても日が浅いもので、約半世紀くらいなもの、だそうです。そして、これは、あくまでも病気ではありません。(が、病気と仰る方もいます。)まだまだ分かっていないことが多分にあるため、大鉈をふるったようなコメントは差し控えますね。 谷川俊太郎さんの詩に、このような一節が‥ 答えというものを ぼくは信用していない 特に割り切った答は どれもこれもうさんくさい 疑問が複雑であればあるほど 人は素朴な答を求めがちだ 素朴は答は 単純な感情とセットで売られる ‥この一節は、いろいろのものに通ずると思っていて‥人間の複雑な特性なんてものをカテゴライズして、答えを求めようとすることは、ある種のうさんくささを、心の片隅で感ずる。 |
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2024-11-04 |
哲学っぽい、お話。『“悪意”もそうなんだけれども、“善意”もなかなかコントロールが効かないよね』って、お話。 文化の日なんだから、文化的なことをしようじゃないかと、朝イチに映画館へ。「十一人の賊軍」という幕末を描いた歴史エンターテイメントをセレクトしてみましたが‥面白いとか面白くなかったという感想を抜きに‥どの登場人物も、自分の正義に向かって真っ直ぐなんです。鑑賞する、こちら側から見れば滑稽にうつることでも、善意に突き動かされ、修羅の道を突き進んで行くんです。 どことなく、スッキリせずに映画館を後にし‥次にとった文化的行動は‥読書。最近、妙にハマっている染井為人さんの綴った小説をセレクト。「海神」(わだつみ)という、東日本大震災後の、復興支援金横領を描いた作品です。あまりにもな内容に、一気読みしてしまいましたが‥こちらも、善意に突き動かされた登場人物がたくさん出てくるのですが‥突き進んでいくうちに、冷静な判断をとることが出来なくなり、盲目化しながら思慮深さに欠け、そして、望まない結幕を迎えていく‥まぁ、こちらも、爽快でスッキリしたものではありませんでした。 ここ最近、筆者のところに舞い込んだ案件の中に、映画や小説のような、とんでもないものではありませんが、本質的に似たような案件が、複数ありました。 どちらも、“善意”に満ちているのは明らかで‥しかしながら、どこかコントロールが効いていない状態に見受けられました。 それらに対して、アドバイスなり、コメントすることって、やっぱり難しいんですね。なぜかって、“善意”だから。「海神」に出てくる登場人物の中で、要所要所に登場するフリーランスの記者がいるのですが‥この人物が、この作品のバランスを絶妙にとってくれていて‥コントロールの効かなくなってしまった人の周りの人がそれに追随するかのようにコントロールを失いかけた、その時に‥登場するんです。ただ、作品中では、間違いなく、とても冷徹にうつってしまうものですがね。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ※昨日、そして本日、笠岡東公民館で文化祭が開催されました。富岡保育園からは、“こどものじかん”と題した写真を掲示させてもらいました。館長さんをはじめ、スタッフの皆様、準備から片付けに至るまで、大変お疲れ様でした。 |
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2024-11-03 |
日本は‥昔は抱っこやおんぶをして子育てをするのが一般的だった‥ようです。 もちろん今でも、そのような場面もありますが‥が、育児にも西洋式を取り入れるようになると、ベビーベッドなどで、寝かせて育てる子育てが広まったんですね。 1990年代になると、ベビーベッドで寝る乳児の突然死を防ぐために、あおむけで寝かせる取り組みが盛んになりました。 すると今度は、“位置的頭蓋変形”が増えてきたんだ‥そうです。 位置的頭蓋変形って、何だ?文字からの想像の通り‥乳児の頭がいびつな形になることのようです。 病気ではなく、自然に改善はするのですが、重症の場合は変形が残ることもあるんだとか。 今のあいだに、ブログ読者の方で、自分の頭の形を触って確かめた方がいるのでは? 位置的頭蓋変形は、寝ている時に頭が同じ向きになる「向き癖」が主な要因とされるみたいです。乳児は1日、11~12時間は寝た姿勢のため、頭の重みで骨が押されて平らになっていくんですね。すると、ゆがんた状態で頭が安定してしまい、動かしにくくなると、その症状はさらに悪化するのだとか。 ちなみに、乳児の頭蓋変形に詳しい自治医科大学の細野教授によりますと‥病気が原因の場合を除き、変形自体は、乳児の発達に影響を及ばさないので、必ずしも矯正の必要はない、ようです。 補足として‥近年では、ヘルメット矯正を提供するクリニックが増えつつあるんだとかで。自由診察のため40~50万円程度と高額のようです。ようですが、適切に診察されずに、病気が原因だがヘルメット矯正を不適切に適用された患者もいたようで‥不安な場合は、かかりつけ医に専門医を紹介してもらうなど、医療機関などでの受診が安心できるのではないかと‥11月2日土曜日、日本経済新聞26面を参考に、記させてもらいました。 ちなみに、頭蓋骨のゆがみが強いと、将来、歯並びが悪くなったり、めかねのズレで眼精疲労が起きやすくなる可能性もあるみたいです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-11-02 |
早朝に、保育室に向かうと‥ところどころ飾られた、ハロウィーンの飾り付けが‥カボチャのオバケたちなんて、生気を失った抜け殻のように、ヨレヨレになっていました。約1ヶ月間、園内を賑やかしてくれた疲れが、オバケたちにも出たのでしょう。大変お疲れ様でした。 さて、今日の山陽新聞一面に目をやりますと‥『不登校34万人11年連続増~文科省小中調査 重大いじめ初1000件超~』と、大きく取り上げられていました。背景には、通学を無理強いしない保護者の増加と、特別な配慮が必要な子どもへの学校側の支援が不十分なことがあると、分析されていました。 ちなみに、学校側が把握した小中高の自殺者は397人。置かれていた状況は、不明・家庭不和・教職員による体罰と不適切指導が挙げられるようです。 この記事に関して、おそらく、筆者が読んだ内容は、表面上のもので、深く、また複雑に絡み合った要因があるんだろうとも推測します。また、それらの状況は、常に一変する可能性を持ち合わせているんだろうと‥うつになった学生の教職員がうつになり、そのお子さまが、いじめの被害者、又は加害者になることもあるだろうし‥だからこそ、さまざまな立場や状況に誠実でありたいと、改めて思っております。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 11月に入りました。当法人では、職員個人面談を実施する準備をしております。実施前の事前アンケートを、先日作成し、職員へ配布させてもらいました。 いちよう、さまざまな企業などが扱うものを参考にはしましたが‥ 例えば『職場でのハラスメントに関して‥A受けたことがある B目撃したことがある C聞いたことがある D特になにもない』との項目を作りましたが‥ これって、もしも、作成&提出先の副園長、筆者がハラスメントをしていたら、誰もが答えづらいですよね‥。んぅ〜、このあたりは、再度、副園長でない立場の方からの再確認が必要でしょうね。 |
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2024-11-01 |
『渋谷は、ハロウィーンをお休みします。』 東京都渋谷区渋谷駅前に掲げられた看板の文字群。 記憶を掘り下げてみると‥いつだったか、ハロウィーン期間中、渋谷のセンター街で、軽トラを横転させる事件があったような‥仮装した若者たちが街を占拠して、ところ構わず、周りの店などの迷惑も省みず、喧騒に盛況していた‥そんな記憶が蘇ってくるものです。 渋谷区民にとっては、もはやハロウィーンは虎と馬が蔓延っているのでしょう‥だからこその、看板の文字群だと筆者は考察します。 さて、岡山県笠岡市富岡605富岡保育園では‥ハロウィーンをお休みし‥ていません。 10月に入ってからと言うもの、その期間中だと、園児を筆頭に、保護者や保育者たちも、飾り付けや、製作物、お絵描きに、仮装に、それぞれが、それぞれなりに、興味を持ったり、関わったりしながら、楽しんでいました。 そして、今日がその集大成だと‥ハロウィーンパーティーと題うって、オバケやしき、そしてお菓子釣りなどのコーナーを、園児と保育者が立ち上げて、それはそれは登園直後から、盛り上がっていました。 軽トラを横転させるほどの行き過ぎたものにならない程度の、“富岡保育園らしいハロウィーン”が、毎年開催できることを、心より願っています。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ちなみに、筆者は、本日は、富岡保育園も所属する学区にある笠岡中央小学校オープンスクールに参加してきました。 ちょうど、二時間目後の休み時間前に到着したもので‥二時間目終了とともに、学生たちは、束の間の休み時間、意気揚々とした表情で、校庭を駆け回り遊んでいました。 こちらも記憶を掘り下げてみると‥筆者も、この二時間目後の休み時間と、昼食後の休み時間、この2つの休み時間を楽しむために学校に行っていたと言ってもいいくらい、解放感を味わいながら遊んでいたっけな‥。 卒園児や、また登校班などで顔をあわせる学生の、勉学に励む勇姿を見ることができて、とても清々しい気持ちになりました。参加させて下さり、誠にありがとうございました。 |
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2024-10-31 |
とある理由で、理学療法士のお仕事をされている方が、園を見学して下さいました。とても好意的にお話を聞いて下さったもので、ついつい、長話になってしまいました‥お時間を割いて下さり、誠にありがとうございました。 その方によると‥富岡保育園の園庭は、とても“足首”に良いんだとか。理学療法的に、“足首”はとてもキーとなる部位みたいです。 何で、キーとなる部位なのか!?その理由については、お時間が足りずに聞きそびれてしまったので、また改めて教えてもらおうと思っています。 トイレが和式から洋式へと移行し、どんどんと足首の可動域が減っていく日常の中で‥富岡保育園の園庭は、起伏に溢れ、足首の可動域が、さまざまにもたらせる設計になっていて、とても素晴らしいです!と、お褒めの言葉をたくさん頂きました。 さらに‥ランチルールに点在する、ちゃぶ台も。椅子ではなく、地べたに座る設計になっていて、こちらも足首の可動域が広がり、とっても素晴らしい!のだとか。 身体の運動領域の専門家から、絶賛されますと、単純に嬉しいですし‥次回からの見学者にも、自信を持って説明できそうです。 お調子に乗って、理学療法士であるお客様には、このようなことを、強く訴えました。 「富岡保育園では、子どもたちが“自己決定”する機会を、日常の暮らしの中で、1つでも多く積み重ねることができるように取り組んでいます。」 こちらの訴えも、強く共感してもらえ、だからこそ、長話になっちゃったんですね。申し訳ないと思いつつも、とても説明していて嬉しかったです。 保育園に何を着て行こうか?どの靴を履こうかな?長靴にしようかな?今日はこの帽子にしようか?いや毛糸の帽子にしようかな? さて今日は何をして遊ぼうかな?昨日の続きをしようかな?誰を誘おうかな? 筆者が現場保育者であった頃‥0歳児や、1歳児は、園庭に出るまでには、多くの関門があったと記憶しています。オムツを確認して、お帽子、お靴をきちんと履けたことを確認して‥確認に確認をしていると、それだけで、いくらかの時間を費やして‥いざ、園庭に出ても、2歳児にならないと、この遊具のここは登ったらいけないだとか‥園庭にも、いくつもの関門があってですね‥自己決定する機会なんてあったもんじゃなかったと‥記憶しています。記憶違いだったら、ごめんなさい。 ハイハイのまま、そのまま地面に向かう子どももいます。ヨチヨチ歩きでも、果敢に靴を履こうとして、結局履けなくても、手に靴を抱えながら、裸足で、そのまま水溜まりに向かう子どももいます。 もしかすると、雑多に感じるかもしれませんし、危険や管理が行き届いていないじゃないかと思うかもしれませんが‥そこには、たくさんの自己決定を積み重ねた、自信に溢れた子どもの表情が、きっとあると筆者は信じています。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ※理学療法士さんが、来園して下さった理由は‥となり町、里庄町の、グリーンクレストという団地にある公園の遊具を‥ペンキで補修する‥そんなイベントを企画しているのだとかで‥その掲示物の依頼ですね。もしもブログ読者で気になる方がおられましたら、詳細をお伝えしますので。お気軽にお問い合わせ下さい。 |
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2024-10-30 |
「保育園の縄跳び大会があったら、全国優勝できるじゃろうにな!」 ボランティア‥いや、ある種、職員より職員なのかもしれない、ご近所のトシさんから、思わず溢れた一言です。 富岡保育園では、空前の大縄跳びブーム‥が、かれこれ一年と言わず続いています。春夏秋冬問わない、そのブームは‥猛暑であろうと弱まりませんでした。 ついつい、縄跳びって‥冬の活動じゃない⁉︎と、思ってしまうところは、筆者が、保育者の過去型だからでしょう。一般常識で考えれば、季節を問わずにできる活動ですよね。 そんな“空前の縄跳びブーム”が、なぜ起こっているのか?これを、科学的に解き放つには‥多少無理がありそうなので‥筆者の、完全なる個人的見解で、解き放ってみたいと思います。 おそらく‥そのブームの発端は‥冬に、体をあたためる上でも良い影響を与えるんじゃないかしらと、保育者が縄跳びを用意して、子どもたちを誘ったところにあると思っています。 そして、その誘い方も良かったのでしょうし、当時の子どもが、跳べた喜びがあいまって、ハマったのでしょう。 ひとりがハマれば、ふたり‥そして、さんにんと、ハマっていく子どもが増えていったのでしょう。 ハマっていく子どもは、跳べた喜びもあるのでしょうが‥おそらくではありますが、自分の好きな先生が回してくれる、つまりは一緒に共同作業となって遊んでくれる喜びを強く感じているようにも見えました。 共同作業と言えば、回る縄に対してタイミングを合わせようとする子どもと、タイミングを合わせようとする子どもの跳ぶタイミングに回すタイミングを合わせようとする先生が、共同して成り立つことを指し示すわけですね。 また、縄跳びって、体をあたためたり、もちろん運動機能の向上だけにとどまらずに‥ある子どもで言えば、普段は数字なんて興味も無ければ数えることも、ままならないにも関わらず‥縄跳びになると、100をゆうに超えて数えちゃうわけですよ。 無表情のロボットが機械的に回す縄跳びでは、ここまでブームにはならなかったはずなんです。回すごとに、跳べた、跳べなかった‥一喜一憂しながら、表情を崩していく。その中で、子どもたちは“承認欲求”を満たしているのでしょう。 今日、たまたま、でくわした、大縄跳びの現場。大縄跳びの中央には、1歳くらいの、まだヨチヨチ歩きの男の子がいました。まわりの、少し大きなお兄ちゃんやお姉ちゃんは、その男の子のことを少し待っていました。 男の子は、そのヨチヨチ歩きで、縄跳びの上をまたいで行くと、縄跳びを持つ先生、そしてまわりのお兄ちゃんやお姉ちゃんから、大喝采を浴びていました。ブームの種は、このあたりに、あるんでしょうね。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-10-29 |
染井為人さんの綴るサスペンス小説「悪い夏」を、昨晩、珍しく夜更かしをしながら、読み切ってしまいました。すべてのページをめくり終えると、肌寒くなるであろう秋の夜であっても、じっとりとした汗を感じるものでした。 さまざまな生活保護受給者たちと、また彼女、彼らのもとを回るケースワーカーたち。それらの中での小さなボヤが火種となり、沼にハマり、手足をバタつかせ‥結果、極端な行動をとってしまい、悲劇へとすすんでいく‥。 はたから見れば滑稽に映ることでさえ、当人たちにとっては真剣そのもの。それが、いかに間違っていたとしても、当人たちなりの言い分だったり、正義が存在する‥。 これって、小説の世界に限らず、わたし自身のような、現実の一般人の世界にでも、すぐ、そこにあるんじゃないかと思うんです。 実際に、わたしのところへも、保育士、また市議会議員という立場でなくとも、耳に入ってくる、目にうつる出来事の中で、もがき苦しむ他者がいるものですが‥ひとたび、対岸の火事でなくなったとき、わたし自身が、今度は冷静さを失っていく場合もあるんですね。 そうなると、何でも問答無用に、自業自得じゃないかと、バッサリと切り捨てるのではなく、それらの主張に耳を傾けたほうが、いいじゃないかと‥作者である染井さんは、あとがきで記していましたし、また、わたし自身も、改めて思う直すところがありました。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 本日は、富岡保育園の所属する学区にある、笠岡東中学校のオープンスクールに、理事長と足を運ばせてもらいました。 ちょうど、午後からの授業時間でもあり、睡魔と闘いながら、勉学に励む、思春期真っ只中の中学生たち。教室内は、その特有の熱気が渦巻いているような‥若干の緊張感と、懐かしさを覚えながら、見学を満喫させてもらいました。 ※保護者でなくとも、受付をしますと、地域住民、またその他も見学できるようですよ。 ちなみに‥現在、富岡保育園へも見学希望のお電話を、たくさん頂戴している状況です。入園や、また就職活動など‥お声かけ下さることに、大変感謝しております。はじめての見学にあたっては、園長あるいは副園長が、1時間から2時間程度かけて、園の概要や、また保育実践についてを説明させてもらっております。なるべく、ひと家庭、ひと団体ごとに、丁寧にすすめていきたいと思っておりますので、出来る限り、ご予約のお電話にご協力下さい。日程調整のため、お断りする日にちもあるかもしれませんが、何卒お許し下さい。 |
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2024-10-28 |
佐賀への視察研修を皮切りに‥大阪、京都、福岡へ‥。また、それらの合間に、3つの地区の秋祭りで、御船を引っ張らせてもらったり、千歳楽を担がせてもらったり‥。そして本日投票日である衆議院選挙のお手伝いをさせてもらったり‥。この10月は、筆者にとって、映画で例えるなら、ミュージカルのワンシーンのような勢いで流れていきました。 園内の副園長としての業務は、ご想像の通り、おろそかになっていたり、手付かずになっていたりすることも、ちらほらとあって‥富岡保育園園長先生、クレヨンKIDS園長先生、また今年度から新設させてもらいました副園長補佐先生に、カバーリングとフォローをしてもらい、無難に事なきを得ました。 先日行われた、県の指導監査では、日頃からの現場保育者たちの丁寧な保育実践と、綿密な事務仕事が実を結び、こちらも無難に事なきを得ました。監査指導員へは、理事長先生から、富岡保育園の保育実践をはじめに念入りに伝えることで「手段が目的化しない取り組み」をしていることも理解してもらったのではないかと思います。 勢い良く流れる日常の中で、筆者が最も大事にしていることは意識的に『止まる』ことです。 現在行っている、ブログを記述している時間もその1つです。ここのところは、夕暮れ時に、隣町のコーヒーチェーン店で、山陽新聞・日本経済新聞・朝日新聞の順に斜め読みした後、頭をすっからかんにしてから、記述しはじめています。 それらが無事に済めば、今度は、スーパーマーケット「ニシナ」でお惣菜と缶ビールを購入し、読書をしながら晩酌をして、一日を閉じることが、筆者の勢いの肥料となっています。ここまでプライベートをひけらかしているのですから、その読書している本のタイトルも記しておきましょう。ついこの間、読み終えたものは「地面師たち」新庄耕さんの、不動産詐欺の小説です。主語が騙す側からと、騙される側とで、交互に展開されていくストーリーは‥同じ場面でも“主語”によって、見える世界、聞こえる世界がこれだけ違うのかと、圧倒されながらページをめくることになりました。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 『止まる』とは、言いつつも‥昨晩は、1ヶ月ぶりに、笠岡市内の居酒屋とスナックを、はしご酒してきました。こちらは、もちろんお料理も美味しいですし、お酒も美味しいのですが‥どちらかと言えば、店主やそのお客さまたちとの会話を嗜みに、挨拶がてら足を運ばせてもらっています。そこにはミュージカルでなく、どちらかと言えば、落語のワンシーンのような、日常のやるせない想いが広がっていて‥市議としては、市民感覚を養う絶好の機会だと、勉強させてもらっています。 |
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2024-10-27 |
朝、目覚めると‥身体のあちこちに違和感が‥とびっきりの痛みではないんだけれど、やっぱり痛い。なぜなんだろうと、突き指にも似た感覚の手指を動かして歯磨きをしていると‥思い出しました。 昨晩‥徳民於賀神社例大祭で、神事である御船を一緒に引っ張った「富岡東山彦こども会」の保護者と子どもたちと、打ち上げがてらの反省会を、富岡保育園で開催したんですがね。 その事前準備に、近所のスーパーマーケット「ニシナ」へ、筆者が軽食や飲み物を買い出しに行った際‥お会計を済ませて、自画自賛するほど上手に食品たちをダンボールに詰めることができ‥そして、いざ、自家用車のトランクへ‥ 買い物カートを押す足取りは、軽快そのものだった‥はずなのですが‥買い物カートが、コンクリートの凸凹にタイヤをとられてしまったんですね。 その瞬間、買い物カートと、そしてそれを押す筆者、もろとも、前方に、ひっくり返り転がってしまったんです。 あまりの、ぶちまけ様に、筆者自身、唖然としながらも‥スーパーマーケットの玄関先に、大量の飲み物やら何やらを散乱させては、周りのお客様に迷惑がかかると‥焦りと恥ずかしさと混在する汗をぬぐいつつ、破れてしまったダンボールに無理矢理詰め込んでいきました。 途中、その無惨な筆者の姿を目撃した、年配者たちが、駆け寄ってくれては、一緒に詰め込む作業を手伝ってくれたことは、もう、感謝でしかありませんでした。 年配者たちの優しさに御礼を済ませて、急いで、自家用車に乗り込み、車を走らせながら、呼吸を整えた筆者。この時、まだアドレナリンが放出されていたのでしょう、転んだ痛みは、ほんの少々だったもので‥反省会がはじまり、アルコールが入っていくと、その痛みは忘れたものとなっていたんですね。 転んだ衝撃で痛めた、手指を使いながら、現在、ブログ記事を綴っておりますが‥ 現在までに、筆者は、出会う人、出会う人ごとに、ぶち転んだことを風潮しています。 その風潮する姿は、どこか、あの姿に、そっくりじゃないかと思ったんです。 園児が、「ここ見て!さっき、あそこで転んで、血が出たんで!」と、出会う先生、出会う先生ごとに、風潮していく、あの姿。 出会う先生の立場では、「また、あのこと言ってるわ。さっき、僕にも同じこと言ったやん。」と、思っていたものの‥ いざ、転げた立場になると、その風潮する気持ちは痛いほど分かるもんなんです。風潮すればするほど、同情を買うことができ、痛みと恥ずかしさが、やわらいでいくものなのです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 補足として‥いくら、転げた子どもの気持ちを分かってあげたいからと言って、身体の固い大人が転げることは、大変危険です。『急いでいる時こそ、ゆっくり』と、筆者自身言い聞かせております。 |
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2024-10-26 |
今日のブログ記事は、なんらかの答えを記述するものではありません。出来れば、ブログ読者にも「私なら、僕なら、どうするかな‥こうするかな!?」と、一緒に考えていただけたらと‥。 テーマは【トイレ】です。 (※参考文献「健~11月号~」阪神・淡路大震災 当時を振り返って) 断水、しかも多くの避難者が重なると、トイレは致命的な状態になります。 例となった学校では、たまたま下水管が無事で‥プールからバケツで水を運び、水を貯めて、トイレを済ませたら、ひしゃくで水をくんで流し、ふいた紙は流さずにゴミ袋に捨てることで、しのいだそうですが‥ 下水管が破損している場合は、運動場などにトイレ用の穴を掘るか、あるいは災害用のトイレグッズを活用すると良いのではないかと、記述されていました。 “断水”は、大きな災害が起こらずとも、ひょんなことでもあるんですね。身近で言えば、笠岡市の神島あたりで、ついこの間、半日ほど断水になったんです。この時、住民の方にお聞きすると、とにかく完全に断水される前に、急いでお風呂に水を貯めたそうです。 トイレで当たり前に排泄できるのも、排泄物を水がキレイに洗い流してくれる安心感があってのことだと、思い知らされます。 また、小耳に挟んだ情報ですが‥県内の学校が、校外研修の帰り道に、高速道路の事故現場に遭遇してしまったそうで‥昼食後でもあり、多くの学生が排泄をもよおしたんだそうです。大渋滞で動かないバス内にはトイレも無く‥苦肉の策で、バスの下層部分にあたる荷物置き場で、ビニール袋に向けて排泄することに‥ただ、ちょうど、バス内の学生は思春期の入り口でもあり、苦肉の策が、よっぽどの苦肉になったとお聞きしました。 『備えあれば憂いなし』との格言もありますが、どんな備えも完璧は無く、ひょんなことで、ピンチになることがあります。そして、トイレ問題に関しては、生理的にも我慢の限界があることは、誰しもがご理解の上だと思います。 ピンチの具合にもよりますが、どうのこうのと言ってらんない、配慮にも限界がある場面があるかと思います。もしかすると、そんな時こそ、本来の人間力が試される時なのかもしれません。 あくまでも“ピンチの具合によりますが”と記述したことは、いろいろとお察ししていただきたいわけで‥生きるか死ぬかの場面では、メンタルがどうたらこうたらと言ってらんないだろうし‥けれども、場面によっては出来る限りの配慮をしたい‥そんなトイレ問題です。 ちなみに‥筆者が過去に陥ったトイレ問題で言えば‥スマホも持たずに、ポケットは空の状態で、とある田舎道を散歩していた時のこと‥お腹がギュルギュルギュルッと鳴っては、トイレを探したのですが‥民家も無く‥途方に暮れる間も無く、その時が迫っていました。もう駄目かと、あきらめかけた、その時‥道路から死角になりそうな草むらを見つけて‥また運良く、大きめの葉っぱも近くにあったので、瞬時にちぎり、そして、草むらに身を沈めました。間一髪という表現が、この時ほど、ドンピシャであったことは言うまでもありません。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-10-25 |
「園庭で遊んでいる際に、転倒して膝をすりむいたので、消毒して絆創膏を貼っておきました。痛がる様子はなく、元気に遊んでいました!」 保育者から保護者への連絡帳の例文ですが‥さて、この文章、ブログ読者は、どのように受け止めますか? 漢字などの誤字もなく、一見、事実を正確に伝えた、正しい文章にも読み取れますが‥ 保護者サイドとしては、どこかシコリが残ってしまいそうな危うさのある文章じゃないかと、筆者は感じました。 消毒して絆創膏をしてくれたのは、それはそれで良いんだけど‥“貼っておきました”との記述は、どこか、やっつけ仕事のようにも誤解されそうじゃないか‥ また‥“痛がる様子はなく”との記述も、たとえ、それが事実だとしても、痛みに共感してあげてほしいと、保護者サイドなら、当然思うでしょう。 なので、この文章の正解は‥逆に、「何も書かない」です。 子どもがケガをした際は、たとえ些細なケガであっても、口頭で保護者に伝える方が賢明です。 (※参考文献「保育ナビ11月号」若手育成のための文章の書き方練習帳 執筆 浅井拓久也先生) さらに補足として‥文章で伝えるか、口頭で伝えるかの判断基準は‥文章で伝えた場合に誤解される可能性がどのくらいあるか。 そして、またそれだけではなく、相手の気持ちが最も大事なんですね。 口頭で伝えることで、伝える側の誠意や丁寧さを表したり、双方の信頼関係の構築につながったりするのなら、口頭で伝える方が断然良いです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ちなみに‥この副園長ブログでも、やっぱり文章ではなく口頭で伝えた方が良かった内容も、多々あります。 その度に、読者に誤解を招き、悲しい思いや、辛い気持ち、腹のたつ思いをさせてしまったことも、多々あるかと‥ この機会に、あらためて、謝罪をしたいと思います‥が、しかし‥その誤解も含めて、副園長ブログは、鋭く突っ込んだものでありたいとも思っていますので‥その都度、皆さまからご指導ご鞭撻をちょうだいできたらと‥あつかましくも宜しくお願い致します。 |
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2024-10-24 |
富岡保育園の“保育”が動いた時とは?こんなことを朝から回想してみようじゃないかと。 もちろん国が示した“保育所保育指針”などに習って動く時もあるかもしれませんが‥改訂したからと言って、オセロの白と黒がひっくり返るくらいに、大きく変わることはないですし、むしろ大きく変わっちゃったら、戦後の教科書黒塗り時代と同様だと言ってもいいかもしれませんよね。 筆者が勤めてから、つまりはこの20年くらいで回想しますと‥富岡保育園の“保育”が動いた時は、特定の子どもが起点になっていたんじゃないかと思うんです。 園長先生が舵を取った「見守る保育」‥けれども、筆者も含めて、一斉保育に馴染んだ者としては、霧がかって、やたらめったら闇雲に“子ども主体”を模索していました。 そんな時に、ひとりの子どもが、一斉保育に馴染んだ筆者を含めた保育者たちの、あの手この手を使ったテクニックに靡かず、どうにもこうにも立ち行かなくなっていたんです。 ただ“その時”に、闇雲の雲が晴れたんですね。その子どもがピタゴラスイッチ、ドミノ遊びが好きだったのですが‥その遊びに、じっくり向き合える環境を保育者たちは試行錯誤し作りはじめました。場所や道具、さらには時間環境も工夫しはじめました。すると、どうにもこうにも立ち行かない日常は、どこかへ、そよいでいきました。 また、ある子どもは、扇風機が好みだったり‥またある子どもはスイッチが好みだったり‥体温の通う生き物が好みだったり‥すると、その好みに少しでも多く向き合える環境を考えました。 お部屋のいたるところに、さまざまなスイッチが配置されたこともありますし‥生き物と触れ合えるように、園外へ日に幾度も足を運ぶ機会を工夫して作っていました。 “特定の子ども”と、記述すると、おそらく「ひとりの子どもを特別視しているじゃないか!」と、みんな平等党の方々から、ご叱責にあいかねませんが‥これはこれで誤解なんですね。 実は“特定の子ども”が、たまたま起点になっているだけで、その影響は、水滴の波紋のように、どんどんと広がっていくんです。好みや、遊びは、展開していくと、掛け算のように発展していき‥ドミノ遊びや、スイッチやリモコンなどのコアの環境から、周りの子どもたちは何かしらの影響を受けて、それぞれの遊びに掛け合わせていくんです。 さらに言えば“特定の子どもを特別視している”という記述は間違っていて、“特定の子どもから特別視しはじめた”という記述が正解だと思っています。 つまりは、それぞれの子どもを特別視する必要があって‥その特別視する場合に、どれだけ、その子どもの環境に介入するかを見極められるかが、見守る保育の保育者のテクニックなんだと思います。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
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2024-10-23 |