副園長ブログ
『子どもたちの未来へ希望を繋げる』ために‥ 笠岡市議会議員(1期目)総務文教委員会 村上太志(むらかみたいし) 議会活動報告 2025年第1号 こちらを、午前中、笠岡市内、各家庭へ(今日は、富岡南、神島、番町)ポスティングさせてもらいました。ちなみに1,000枚印刷して、残り4分の1になりました。読んでみたい方がおられれば、お届けしますので、ご連絡下さい。 今回の活動報告は、大きく分けて3点の報告を掲載しました。 ①子育て支援の充実に関する請願について 紹介議員を務めさせてもらったこともあり、特に強い気持ちで活動しました。また市民からの【請願】を通すための、道筋などを、議長をはじめとした先輩議員から、詳しく教えてもらうことができ、大変収穫の多いものになりました。 ②視察研修報告について 鹿児島、大阪、京都へ、政策目的をもって、さまざまな会派の方たちと、学ぶことができました。お便りには記していませんが、議会事務局と連携して、視察行程を組んだりすること、また道中のバスや宿で、飛び交う政策議論から、新しい視野が広がることなど、大変勉強になるものでした。 ③総務文教委員会活動について 笠岡市は、委員会、会派制をとった、議会運営を行っています。各委員会での議論、決定は、とても責任の重いものになっています。現在、大きな課題となっている、笠岡市の公共交通について、政策提言できるように、調査と研究を進めています。 以上の3点について、写真やイラストを交えながら作成致しました。 (※デザイン協力「アド工房」様) 昨年の今頃は‥選挙を見据えて、「村上太志後援会」活動をしておりました。後援会のお便りを持ち、市内、各家庭にピンポンダッシュしておりました。 スマホの健康データを見たところ‥昨年の今頃の、1日の平均歩数は10,000歩を超えておりました。 現在、この3月の平均歩数は6,000歩。歩くことをサボっている証拠ですね。 ちなみに、今日は11,000歩程度になっています。 しっかりと歩き、お会いした方たちと元気に挨拶を交わすこと。そして、ご意見ご要望を丁寧にお聞きすること。あらためて努めてまいりたいと思います。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせは、現在、体制整備のため、休止しております。しばらくお待ちください。 |
||
2025-03-30 |
本日、当法人(社会福祉法人伸成会)職員全体で、新年度へ向け、スタートアップ会議を行いました。 法人の理念や、園の目標の再確認。また理事長からは、保育にまつわる国の動きや、県や市の動きについての情報共有。さらには、新年度、当法人職員のテーマも発表されました。 ちなみにテーマは【想像力】と【心の筋力】でした。(詳細については、また後日) その後、筆者も副園長という立場から、新年度へ向けて、伝えたい想いを発表させてもらいました。(詳細は、今日のブログの後半で) で!その次からは、新しい人事発表。役職や職務の内容の確認などを行いました。 このたびの、人事や、職務内容などの改良などについては、3ヶ月前ほどから、理事長と筆者で、練り上げていました。 練り上げる時に「ひとりひとりの職員が、このコミュニティ内で意欲的に“成長”できる環境作りをしよう!」「全職員がリーダーを経験できる環境作りをしよう!」これらのポイントを外さないように心がけました。 また、サプライズ発表を最後に行い、会議の参加者全員で盛り上がることもできました。(この詳細は、もったいぶりたいので、またいつの日か) ブログ愛読者も含めて、4月からの新年度。また気持ちを新たに、ともに、当法人で歩んでいただけたらと願います。 それでは、後半は、本日、筆者が職員へ伝えた内容の、さわりの部分を紹介したいと思います。 ↓ 伸成会パートナーシップ宣言2025~7つの魔法編~ 昭和40年(1965)10月1日、地域住民の要望により、坂本久(ひさ)氏が開設した、富岡保育園。 令和7年(2025)は、ちょうど60年目の節目の年になります。定員については、120名や90名であった時代を経て、スタート地点と同じ60名となり、新しい年度を迎えます。 また、委託関係で運営しているクレヨンKIDSについては、丸3年の月日が経過しました。対象が0歳児~2歳児。ちょうど、一周まわった節目の年です。 記憶の新しいうちに丁寧に振り返り、自信をもって歴史を積み重ねていって欲しいと願っております。 さて、笠岡市においては、市長が変わり、財政健全化プランを掲げ、市政において新たな局面に入りました。 笠岡市に限らず、全国の地方では、人口減、出生数の減などから、さまざまな課題が浮き彫りになってきております。 (どんな課題があるかな?) 次世代へ、今、目の前にいる子どもたちへ、私たちは、どのような未来をつなげることができるでしょうか? また、保育業界においても、局面は変わろうとしています。「子ども主体」や「見守る」という言葉が、スタンダードになった今。 そして、AIなど、さまざまなデジタル機能が主流になろうとしている今。 個性、多様性を尊重するというキャッチコピーのもと、ビジネス化しはじめている、保育・子育て・教育が蔓延る今。 私たち保育者の、これからのミッションとは? 私たちが勤める“社会福祉法人”は「社会の幸せと豊かさを作る」コミュニティです。 社会とは?幸せとは?豊かさとは?それらについて、常に向き合い、考えを共有するコミュニティでなければなりません。 (理念は何のためにあるのかな?) (保育目標は何のためにあるのかな?) このたび、宣言した【伸成会パートナーシップ2025】について。 先日とったアンケート(←職員)からも、皆さまがご理解ご承知のうえであること。コミュニティは、誰か1人、絶対的カリスマ性を持つリーダーが、指揮をとって作る時代は終焉を迎えています。 (稀にいますが、持続性に欠けていませんか?) 伸成会と関わるすべての人が、コミュニティのことを考える“パートナー”であれば、いかがでしょうか? 『当事者意識』と『責任感』をもった“パートナー”が作るコミュニティにこそ、持続性と将来性の未来が待っていると、そう思いませんか? ↓ この後、パートナーシップを築く上での、ヒントとなる、『7つの魔法』を紹介しました。(詳細は、求められれば、後日明記しますね) ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望の方へ。3月の受付は終了致しました。ご了承下さい。 |
||
2025-03-29 |
3月28日(金)、富岡保育園では5歳児の卒園児を対象とした『またねの会』‥クレヨンKIDSでは0.1.2歳児を対象とした『みんなおおきくなったねの会』‥ともに、無事、催すことが出来ました。皆さまのご理解とご協力あってのことだと承知しております。誠にありがとうございました。 「卒園“式”」ではなく「〇〇“会”」と名付けた背景を思い出してみると‥当時の主任先生たちが、参加者の皆様に少しでも肩の力を抜いてもらおう、リラックスしてもらおう、そんな意図があったかと思います。 以前は、少しでも厳粛とした雰囲気を作ろうと、卒園証書の受け取り方なども含めて、決め事を守ることに励んでいました。 誤解を招かないように、記しておきますと‥そのような厳粛とした雰囲気も、良いんですよ。ちゃんと感動しますし、気持ちが引き締まる思いにもなって。 ただ、それでも良いんだけど‥そのような雰囲気を作るには、ある程度、練習しなくちゃなんないわけです。卒園式までに、何度も何度も、座ったり、立ったり、回れ右をしたり‥っね。 これも誤解を招かないように、記しておきますと‥その練習も、良いんですよ。卒園の気持ちを高めるための、アプローチとしてやっているんだから。 でもね、当法人の保育目標に、もう一度、焦点を当てた時ね‥『あそべる子ども』ですよ。遊ばなきゃ、保育目標が達成できないじゃないですか。卒園する、最後の最後まで、子どもたちが「遊んだーっ!」って、思えなきゃ。 焦点を当てたと同時に、保育者の心がまえも、あらため直しました。 それまでは、保育園の思い出を“カタチ”にするために、あれやこれやと、手間暇と愛情をかけておりました。けれども、その“カタチ”にする時間よりも、子どもたちが『あそべる子ども』に向かって、遊べる環境作りを、最後の最後まで徹底することに重きをおきました。 富岡保育園の園児として、最後の登園となった卒園児たち。保護者の方たちと、それぞれに、さまざまな想いをまじえながら、横断歩道を渡ってくる、その表情からは‥「富岡保育園で遊び尽くしたぜ!」といった、自信にも似たものを感じました。 さぁ、4月からは新しいステージです。 キミたちなら、だいじょうぶ! ころんでも、へっちゃら! とみおかほいくえんのみんなが、ミカタだから! ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望の皆様へ。今年度の受付は終了させてもらいました。また新年度、宜しくお願い致します。 卒園児保護者の皆様へ。 本日は、誠におめでとうございました。 ともに、お子さまの子育てができたこと、喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。 “ご縁”はつながります。 小学校、中学校へ行っても、お子さまのこと、またご家庭のことなど、なにかあっても、そして、なくても、お聞かせくだされば嬉しいです。 これからも、ともに、子育てに、はげんでまいりましょう。 最後になりますが、子どもたちの側にいる、保護者の皆さまも、どうかお元気で。心身ご自愛下さい。 それでは‥またね。 |
||
2025-03-28 |
豚肉の脂がしっかりとのった豚汁。サツマイモの甘さと旨い具合に絡んで、とっても優しい味わい。うん、とっても美味しい。 しょうがの出汁がよくきいた赤魚の煮付。白飯によく合うんだな、これが。ご飯がすすむよ、どこまでも。 そして、キュウリのシャキシャキ具合と、じゃがいものホクホク具合が、とっても素敵なポテトサラダ。参りました。おかわりせざる得ません。 3月27日木曜日。卒園を控えた子どもたちにとっては、「最後の給食」(おひるごはん)です。 「最後だから‥」を合言葉に⁉︎何度もおかわりに通う子どもたちが大勢いました。 「ほいくえんのきゅうしょく、おいしいな!」 「きょうは、ぜんぶ、おかわりしたけん!」 ちょうど、筆者と相席していた子どもが、ほっぺにごはん粒をつけて、とっても満足げに語っていました。 「なぁ、〇〇君。キミは、今まで保育園で、何回おかわりをした?」 「えぇーっと‥、、、わからん。」 (「そりゃあ、わからんじゃろうな。キミは、特におかわりしとったもんな。最後も、しっかり、たくさん、おかわりしなよ。」) ノーベル賞を受賞した心理学者ダニエル・カーネマンが発見した法則、『ピーク・エンドの法則』。 何かを体験したとき、おもに私たちの記憶に残るのは、その出来事の一番印象深い「ピーク」部分と、その「終わり」だけだそうだ。それ以外のことは、ほぼ記憶に残らないんだそうです。 20歳くらいの卒園児たちに会った時に、保育園時代の思い出を聞いてみると‥ 「獅子舞が来た時、〇〇君が、めっちゃ泣いとった。」 「村上先生に怒られた時、泣いたけど、あれは泣いたフリだった。」 「〇〇ちゃんが、嫌いな食べ物を、わざと落とした時、村上先生、めっちゃ怒っとった。」 おいおい、キミたちのピークは、そこなのかい。 ちなみに、20歳くらいの卒園児たちの、当時の卒園式では、筆者は号泣していました。自分の卒業の類いでは泣いたことがなかったんですけどね。 ここのところで言えば、卒園へ近づいてくると、その姿を見るだけで、じんわり、うるうるしてしまう‥もはや孫を見る目に近いのかもしれませんね。 明日、富岡保育園では『またねの会』が‥ クレヨンKIDSでは『みんなおおきくなったねの会』が‥ 開催されます。 ピークは、それぞれの子ども、それぞれの保護者で違うでしょうが、エンドは、明日、同じ日ですね。 明日は、いい日にしましょう。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせは、今年度終了と致します。宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-27 |
「だっこして。」 「おんぶして。」 「あのな、わたしな‥。」 「えーっと、えーっと、なんでもないんじゃけどな‥。」 今週に入って、筆者にも、やけに、話しかけてくる、くっついてくるのは、卒園を控えた5歳児の子どもたち。(現場の先生たちには、もっと、でしょう。) はっきりとわかっているんだと思うんです。「もうちょっとで、保育園が終わる」って。 そんな5歳児の子どもたちを、じーっと見ている他の子どもたち。おそらく‥「この、おにいちゃんや、おねえちゃん、たぶん、もうちょっとなんだ。そっとしとこ。」なんて、映っては、想ってくれているんじゃないかしら。 小学校への入学を控えながら、日中の活動時間で言えば、家庭よりも長い時間を過ごしたんじゃないだろうか‥その保育園生活が終わりを告げようとしています。 新生活へ期待を胸にふくらませると同時に、うまく言葉にはできない不安もあるでしょう。 この時期、その、ふくざつな気持ちを味わうことができる、とっても貴重な時間です。そして、周りの大人にとっても、その時間を共有できる、とっても、とっても貴重な時間です。 経験則で並べますので、そうじゃない方には、ごめんなさい。 この時期、ついつい、周りの大人がしがちなこと。子どもたちの期待に応えようと、新しい習いごとなどへ、懸命になること。子どもたちの不安に応えようと、お守りになるようなモノを、気持ちを込めて作ること。 どちらも、子どものためを想っているからこその、素敵なことです。 ことですが、とっても、もったいない。 共有できる、とっても、とっても貴重な時間が、みじかくなっちゃうじゃないですか。 ながけりゃいいわけじゃありませんが‥“もうちょっと”の時間だからこそ、ね。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望の方へ。年度末、年度はじめ、卒園児、転園児の保護者の方を優先的に受け入れるため、お断りする場合もあります。ご理解下さい。 卒園を控えた子どもと、なんでもない話しをしていると‥その隣りにいた、こちらも卒園を控えた子どもがね。 「だれ!?」 筆者の方をまじまじと見て、問うんですね。 あまりにもビックリして、答えが出なかった筆者を尻目に‥いっしょに話しをしていた子どもが答えてくれました。 「だれって、むかしからおる人じゃが。」 |
||
2025-03-26 |
ブログ読者で「幼児教育の経済学」ジェームズ・J・ヘックマン[著]を読んだことのある方は、おられるでしょうか? 少し前の、日本経済新聞の一面にも掲載されていたくらいですから、保育や幼児教育に関わる人だけでなく、一般的になりつつあるのかもしれません。 (※2015年発行) 著書の冒頭を少しだけ紹介しますと‥(句読点など、読みやすさを考慮して付け足します。) 「今日のアメリカでは、どんな環境に生まれあわせるかが、不平等の主要な原因の一つになっている。アメリカ社会は専門的な技術を持つ人と、持たない人とに両極化されており、両者の相違は、乳幼児期の体験に根差している。恵まれない環境に生まれた子供は、技術を持たない人間に成長して、生涯賃金が低く、病気や十代の妊娠や犯罪など、個人的・社会的な、さまざまな問題に直面するリスクが非常に高い。機会均等を声高に訴えながら、私たちは生まれが運命を決める社会に生きているのだ。」 (省略) 「人生で成功するかどうかは、認知的スキルだけでは決まらない。非認知的な要素、すなわち肉体的・精神的健康や、根気強さ、注意深さ、意欲、自信といった社会的に・情動的性質もまた欠かせない。」 (省略) 「認知的スキルも、社会的・情動的スキルも、幼少期に発達し、その発達は家庭環境によって左右される。」 (省略) 「幼少期の介入に力を注ぐ、公共政策によって、問題を改善することが可能だ。人間のすべては遺伝子で決まるという考え方に反して、恵まれない家庭に生まれた子供に、幼い時期から手をかけることによって、はっきりした永続的な効果をもたらすことができることが、研究によって証明されている。」 (省略) 「個人の成功を実現することはもとより、機会均等化を進め、経済を発展させ、より健康な社会を築くためには、社会政策を大きく変化させる必要がある。早い時期の対策と、それによって得られた効果を強化するために設計された成長後の対策とが、重要なのだ。また、対策は認知能力だけでなく、社会的・情動的スキルを伸ばすものであるべきだ。」 このような内容が、綴られた後に、専門家によるコメントも著書には紹介されていました。 その中で、ケイトー研究所教育的自由センター副所長 ニール・マクラスキーさんによるコメントを紹介してみたいと思います。 「ジェームズ・ヘックマンは正しい。成功するための能力は、遺伝子だけで決定されるのではなく、幼少期のプログラムのなかには、永続的で、肯定的な効果をもたらすものがある。ただし、そうした効果は、必ずしも大きいとはかぎらないし、効果のほどを、どのようにして測るかは、答えがまだわからない重要な問いだ。」 (省略) 「遺伝子ですべてが決定されてしまう人間などおらず、幼少期の介入が、肯定的な影響をもたらすのは明白だ。だが、どうすれば一人ひとりの子供のためになる、真に効果的な介入をできるかは、それほど明白ではない。」 続けて、ペンシルヴァニア大学社会学教授 アネット・ラローさんのコメント。 「(省略)専門家たちが、頻繁に考えを変えるのも、周知の事実だ。乳幼児のためには、日課を厳しく管理する必要があると勧めたかと思えば、その10年後には、ゆとりのある子育てが必要だと勧めたりする。」 (省略) 「今日のアメリカに生まれる赤ちゃんは、親がどの社会階層に属するかによって、与えられる機会が大きく異なる。だが、親の問題にばかり気を取られて、こうした不平等のパターンを生みだし、助長している社会的機関の役割を、軽視するのは間違いだ。そして、学業成績が収入や健康など、社会でのさまざまな結果を形づくるのは確かなことだが、それが人生のすべてではない。」 10年前の著書ですから、多少、それ以降、研究が進み、新たな知見は広がっているかもしれませんが‥日本でも、ヘックマンさんの著書の影響もあって、「幼児教育」というものが、確立され始めました。また、「非認知能力」というキーワードも、その影響を受けてから、一般的になっているものと、考察します。 家庭環境による格差に配慮した政策の1つに、幼児教育の無償化があると思っています。ただ、最近の無償化ブームは、自治体ごとに人口減少・少子化対策の、看板政策に位置付けられている、ような気も、しなくはないです。 今日、なぜ、この本の内容を紹介したか? 幼児教育を受ければ人生において経済的成功をおさめますよ! あなたのその人生は、遺伝子ではなく、生まれ育った環境のせいですよ!親ガチャですよ! など、短絡的な結論を示したいから、ではありません。 ヘックマンさんの綴る内容も、一理はあるけど、人間の育ちは、「こうすれば、こうなる」「ああすれば、ああなる」もんじゃないことが、言いたかったんです。 専門家のコメント欄にも、子育てや、人生における成功などの価値観って、その時、その時の、世の中で影響を受けがちだと、記載がありましたよね。 では、「だったら、どうすれば、いいんですか?」と迷宮入りしそうでもありますが‥そんな時こそ、シンプルに考えればいいのではないか、そう、私は思っています。 その後の人生は分からないという前提で、“今”できること。幼少期、元気に遊び、お腹いっぱい食べて、ゆっくり寝ることができること。その環境を作るために、家庭だけでなく、専門家や行政、地域が、力を合わせていければ良いのではないでしょうか。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望者の皆さまへ。年度末・年度はじめ、受け入れ体制の整備により、お断りする場合もあります。ご理解のほどを宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-25 |
たぶん、四十肩なんだろうと思っています。1月末あたりから、左肩から肘、手指にかけて、ズッキンズッキン痛むの。そして、ここ最近は、痺れもきちゃったもんだから、もうね、老いを感じずにはいられないわけ。 ただ、老いに対して、素直な時もあれば、ナニクソ‼︎な時もあったりしてね。 夕方、園庭をふらふらしていると、鬼ごっこに誘われたんです。いつもの筆者であれば、何かと言い訳をして断るのですが‥卒園マジックにかかっちゃったんだと思います。「卒園まで、もうちょっとだからなぁ‥ここは、張り切って誘いに乗ろうか!」 追って、追われて‥逃げて、逃げられて‥ 時に、敵を欺き(あざむき)‥時に、味方を欺き 騙し討ちは、上等‥ この、ヒリヒリする、せめぎ合いがあってこその鬼ごっこ。 いやぁ、楽しかった!!! 楽しかったんだけれども‥富岡保育園の園庭って、とんでもないんだ。ビックリしました。 見学者を案内する時に「園庭は、〜〜で、〜〜の理由で、凸凹、起伏を多く作っています。」なんて説明するのですが‥ いざ、駆け回ると、その凸凹具合、起伏具合の、本気度が、よく分かるの。 柔軟で軽い着地をしないと、足首をすぐやっちゃいそうなのね。老いを自覚している筆者は、駆け回りながら、自身の足首の硬さを、痛感しました。 そして、目視と、感覚を統一させて足を出さないと、たちまち転んじゃうと、恐れ慄き(おそれおののく)ながら、走っていました。 「あ!お母さんが迎えにきたよ!」なんて、嘘吹いて、騙し討ちをかけた、筆者の額から、汗が滝のように流れていました。子どもたちと一緒に、半袖で走り回れたことは、何よりの思い出です。 はっきり言うと、今日のブログ‥子どものエピソードが、まったく出てきていないんだ。 なぜかって? 皆さまのご想像通りですよ。筆者は、自分のことで、いっぱいいっぱい、だったからです。こんなに調子に乗って、転んじゃったら、タダじゃすまないでしょうに。 汗がひいて、冷えてきました。ついでに、四十肩も思い出すように悲鳴をあげてきました。 筆者の今年度の鬼ごっこは、これで締めたいと思います。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望の方へ。年度末、年度はじめに向けて、法人内の体制整備が整うまで、お断りする場合もあります。ご了承下さい。 |
||
2025-03-24 |
昨晩、一本の電話が鳴りました。 「こんばんは。お疲れ様です。村上くん、明日、午前中、予定ある?井原市議会議員選挙が来月あるんだけど、〇〇議員さんが、明日、事務所開きをするみたいだから‥もし都合つくんだったら、勉強がてら、一緒に行く?」 「こんばんは!お疲れ様です!あ!是非!同行させて下さい!宜しくお願いします!」 「OK!じゃあ、◯時に集合で。それと、もしかすると、来賓にあたるから、挨拶を振られるかもしれんけん。よろしく。」 「挨拶ですか!?僕がですか!?どんな挨拶すれば良いのですか!?」 「そりゃあ、〜〜で、〜〜で、〜〜みたいな感じで大丈夫よ!まぁ、何事も経験よ!場慣れ、場慣れ!回数こなさんと!じゃあ、明日、よろしく!」 晩酌による、ほろ酔い気分は、電話を切った途端に、あっという間に吹き飛んでしまいましたね。 近隣市町の、現役の先輩議員の事務所開き‥選挙を控え熱気高まる中で、ヘタを打つわけにはいきません。筆者の顔は、まさに不安の2文字を型取っていたと思います。 一夜明け‥頑張ろうコール!が連呼される中、国会議員秘書や、県議、また浅口市議会議長、笠岡市議会議長の挨拶が続きました。 なるほど、なるほど、事務所開きでは、そのような挨拶が適当なのね!と、頭にメモをしながらも、自身の順番が回ってきた時には、もはや原稿は頭の中から飛んでいましたね。まさに、ヤケクソ!声を張るしかない!と、言わんばかりの気持ちでした。 が、しかし、多数の来賓や後援会の方々への配慮から、筆者以降は紹介のみとなったんですね。ビックリするほど安心して、「頑張りましょう!」と一言、声をあげさしてもらいました。 一連のエピソードを、ブログに綴りながら振り返っていますと‥あれ!?これは、この前の、あれのデジャブじゃん!と、面白おかしく思えてきたんですよね。 先日のブログで、富岡保育園の防災訓練担当者に、ある課題を、筆者が提出した話しをしましたよね。 筆者に突然振られた担当者は、それ以降、不安の2文字を型取っていました。 そして、訓練前日に、筆者のところへ、相談しに来てくれたんですね。 「村上せんせい、明日、〜〜で、〜〜で、〜〜な感じの訓練をしようと思うのですが、良いでしょうか?」 「いいと思うよ!〜〜で、〜〜で、〜〜みたいな感じで大丈夫よ!まぁ、何事も経験よ!場慣れ、場慣れ!回数こなさんと!じゃあ、明日、よろしく!」 ちなみに、このたびの防災訓練は、避難後の、避難所を設定して行われました。担当者と、また仲間たち、そして子どもたちも含めて、皆で協働しながら訓練が行われていました。 ただ、しかし、おもしろいもんですね。放つ言葉や、受け止め方って、立場が変われば変わるもんなんですね。 筆者は、富岡保育園では、ちょうど議長のようなポジションにあたるかと思います。園長先生の掲げる旗に向かって、皆が一歩ずつ進んでいくための、アシストをする役割です。このたびの、課題の提出は、そのアシストの1つでした。 ただ、笠岡市議会では、まさに課題を提出された若手保育者と同じ立場にあたるかと思います。議長のアシストに対して、ひるんだことは言うまでありません。 『立場が変われば変わるもん』を理解するには、当法人の理事長が、よく口にする〇〇力が、必要不可欠なのでしょう。(〇〇は、またの機会にお伝えしますね。) アシストを出す役割と、アシストを受けてゴールを決める役割。両方を務めることができることに、筆者は、もっと感謝しなくちゃいけませんね。反省です。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-23 |
①信頼関係を築き、対話の基盤をつくる ②未解決の問題を指摘し、不安をあおる ③解決方法を示して期待させる ④成功事例を示して確信させ、権威を築く ⑤日常的に従順な行動をとらせる ⑥財産や人間関係を放棄させ、元の生活に戻れなくする 数字をたどるたびに、じょじょに、怪しげなニオイがプンプンとした、あなた。 安心してください、正常ですから。 3月20日木曜日付け、日本経済新聞39面に掲載されていた記事『オウムは消えたか~地下鉄サリン事件30年~』から‥〇〇と〇〇させる、マインドコントロール6ステップの紹介です。 ※立正大学 西田公昭教授(社会心理学)への取材に基づいたものです。 ちなみに、〇〇には『社会と断絶させる』が入ります。 筆者世代以上であれば、記憶にあるはずです。テロ行為にあたったカルト集団「オウム真理教」。組織を拡大させるためにとった手法こそが、冒頭のマインドコントロール。 「外部との交流を制限し、自己の内面に集中することが悟りと解脱の修行に不可欠」と示していたそうです。 苦々しく是が非でも忘れたい事件ではありますが‥過去の教訓を活かさなければ、浮かばれない魂もあるでしょう。 現代は、当時と違って、スマートフォン、そしてSNSという、マインドコントロールには、うってつけの材料がそろっています。 世界中の誰とでもつながるサービスのようでいて、【隔離】の装置にもなりかねない。 闇バイト、投資詐欺などのさまざまな事件において、グループチャットなどへの囲い込みがなされていたことは、もう皆さんも、知っての通りでしょう。 本日、第1回目の社会福祉法人伸成会スタートアップ会議が開かれました。年度末、年度はじまりへ向けて、富岡保育園・クレヨンKIDS所属のパートナーたちと、コミュニティ作りとして大事にしたいことを共通理解する会議です。(次回は来週です。) どんな“コミュニティ”を作りたいか?また所属したいか? 冒頭のマインドコントロールは、お手本のようでいて、反面、特段の注意を払わねばならないものです。 ①の信頼関係や対話は大事ですよね。②の未解決の問題を指摘するあたりまでは分かりますが、不安をあおっていく様子は気をつけねばなりません。そして③以降の、じょじょに、社会から断絶させていく様相があれば、すみやかにそのコミュニティから離れることが賢明です。 当法人は、ちいさな組織で、ちいさな集団ではありますが、【社会とのつながり】を、いっそう強め、安心して所属できるコミュニティでありたいと、再々確認した、今日この頃です。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 職場というコミュニティも居心地が良いものであればなお良し。ただ、伸成会パートナーたちへは、家庭というコミュニティや、お住まいどころの地域コミュニティ、さらにはお友だちのコミュニティ、また趣味などでつながるコミュニティ‥コミュニティ疲れにならない程度に、さまざまなコミュニティに所属し、世界、価値観を広げてもらえたらと、筆者個人は、そう願っております。 |
||
2025-03-22 |
ついつい、この時期、卒園児(classエジソン)に注目しちゃって、目や心が奪われがちになるのですが‥卒園を意識するのは、卒園児だけじゃないみたい。 特に、4月からclassエジソンになる、classニュートン(4歳児)の子どもたちは、すこぶる意識しちゃってんの。 「もうすぐ、私たちの、僕たちの、天下だぞ!」 そこまで言わずとも、「わたしたちが、ぼくたちが、いちばん、うえになるんだぞ!」それくらいの意気込みは、ひしひしと感じます。 富岡保育園では、特段、クラス別の活動があるわけではありませんが‥集団生活において、行政や学校、家庭などとの連携を図る際に、たまに、クラス名があると、都合の良い時があります。なので、いちよう、クラスは残しています。 “いちよう”とは書きましたが、年度替わりに、クラス名が変わることで、子どもたちの感情が揺れ動くのであれば、必要枠として残しておきたいな、とも思っています。 ちなみに、今のクラス名の説明をしますと‥ ちょっと、ややこしい感じで、まずは、3つのグループがあるんですね。 ・そら(0.1歳児) ・ひかり(2歳児) ・にじ(3.4.5歳児) これは、おおよその発達過程をとらえながら、グループ分けしたものです。 ただ、にじグループには、多数の子どもが所属することになりますから、冒頭の都合を考えると、学年別のクラス名がいるよねって、ことになりまして‥ ・classガリレオ(3歳児) ・classニュートン(4歳児) ・classエジソン(5歳児) この3つのクラス名を付けました。ちなみに、この3つの名前。ブログ読者の方は、お分かりかと思います。世界の偉人ですね。なぜ、偉人にあやかったか。 アイデアを出した張本人として答えますと‥偉人になれ!偉くなれ!有名になってくれ!そんな意味じゃありません。この御三方を調べていくと、家庭環境が複雑であったり、さまざまな失敗や、世間的な炎上を起こすんです。ただ、それでも、この御三方は、しぶといんですよ。あきらめないんですよ。(もちろん会ったことはありません。あくまでも伝記を参考にしたものです。) 『どんな境遇でも、たくましく生き延びてほしい』そんな想いで、アイデアを出したと記憶しています。 正直、ピカソでも、ベートーヴェンでも良いのですが、今のところ、子どもたちからも、保護者からも、先生たちからも、特段の意見がないので、このまま継続させてもらおうと思います。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 ちなみに、以前のクラス名は‥ 赤(0.1歳児)桃(2歳児)黄(3歳児)緑(4歳児)青(5歳児)でした。 そして、クラス名と同じ色の帽子を、クラス別にかぶってたっけな。 |
||
2025-03-21 |
「春分の日」でした。ブログ愛読者の皆さま、いかがお過ごしでしたか。ちょうど「昼と夜の長さが等しくなる日」でもあるようで‥自然と同様に、自らの心身のバランスにも耳を傾けたいものです。 富岡保育園では、今月、三寒四温というだけあって、天候や気温の変化が激しく、その影響からか、気管支系の不調が目立ちました。なかでも「ヒトメタニューモウイルス」というウイルスが、流行しました。高熱や咳などが主な症状のものです。 ただ、この春分の日を境に、じょじょに、天候や気温が高まり、心身のバランスが整えば、子どもも、保護者も、そして保育者も、気持ちの良い年度末を迎えることができるのではないか‥そう願いたいものです。 さて、本日の筆者は‥笠岡市議会議員として、はじめて作成した、議会だよりを手に、まずは富岡東地区にポスティング活動をしておりました。1,000枚を印刷しましたので、笠岡市内、どこまで配布できるか。もしもブログ愛読者で、ご希望の方がおられましたら、お持ちしますので。 ちなみに、ポスティング活動の最中に、畑仕事をしていたり、また親子で遊んでいたり、さまざま方とお話しする機会もいただけました。その中には、4月から職場で人事異動の対象になった方。また高校に進学する学生。新しい生活へ向かう方々もおられました。その表情には、不安や期待が交錯するものが見えたのは言うまでもありません。 富岡保育園でも、そのような感情が交錯する、卒園式まで、残りわずかとなりました。この時期の卒園児たちって、すべてのチカラを振りしぼって、保育園生活を楽しむんですね。“あと、ちょっと”だと、日に日に実感しているんだと思うんです。だからこそ、この時間を、ゆっくり、じっくり味わえるように、僕たち保育者は、注意深く、心を通わせ、共感したいものです。 さきほど、ポスティング活動を一旦やめ、保育室へ入りました。休日の保育室は、しんと静かではありますが、子どもたちの息づかいが感じられる、あたたかく癒される空間でもあります。 保育室内に展示している写真を、入れ替えました。約100枚ほどでしょうか。そのどれもが、子どもたちや先生たちの声が聴こえてくるものです。 もしも、お時間の許される方は、ゆっくり、じっくり、観て下さい。感想などあれば、お近くの保育者に伝えて下されば幸いです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-20 |
お昼ごろ。富岡保育園の畑を監修してもらっているスズキさんと、食育園芸委員会の職員が、畑の前で、話し込んでいました。 話しの途中に、ほんの少しだけ、筆者が聞いたところ‥冬や春の野菜の収穫時期や、その後の夏野菜へ向けての、土づくりについて、指導を受けていたようです。 その指導の中で、【緑肥】というキーワードを、耳にしました。草も含めて、植物をあえて生やしておいて、肥料にしてしまおう。何も生やさず、すっからぴんにしちゃうと、たくましい土ができないみたい。(ほんのちょっと、耳にしたことを綴っているので、間違っていたら、スズキさん、食育園芸委員の皆様、訂正をお願い致しますね。) たくましい土づくりには、このような地道さが必要不可欠のようで‥何年かは待っておくことが大事なようです。 「野菜も人間も、同じだよな〜。」って、よく言うもんですよね。化学肥料を使えば、即効性はあるんだけど、たくましさ、しぶとさ、粘り強さなど、目に見えないものが失われがちになっちゃう。 目に見えて分かりやすい教育は、即効性はあるんだけど‥そんな話しの進め方が、この副園長ブログでは定番ですね。 ちょうど、今、ブログを綴っている最中に、スズキさんからメッセージが飛んできました。承諾なしに紹介することをお許し下さい。 ↓ 最初に出会ったAさん(食育園芸委員)が「昨日、小松菜を植えました。その時、ホウレンソウを摘みました。」 次に出会ったBさん(給食の先生)は「ホウレンソウ、美味しく頂きました。」 3人目のCさん(主任先生)「ホウレンソウごちそうさまでした!」 出会った方たちが口にされたのは、小さな小さな菜園で、今冬を生き延びた“10センチにもみたないホウレンソウ”のことでした。 手間のかかるばかりで、投げ捨てられてもいい野菜を、丁寧に、美味しく調理され、子どもたちに届けてくださる調理員の人たちの心が身に沁みます。 か細いホウレンソウの命が、子どもたちの命にリレーされていることは、些細に、見過ごされることです。 でも“命”って、こんなふうに細やかな、優しい心の持ち主で支えられ、持ちこたえているのかな。 とみほ(富岡保育園)の心が、台所の隅々にまで溢れています。 今日も“命あふれる”とみほに癒されました。 ↑ あたたかいメッセージ、ありがたき幸せでございます。本当にいつもありがとうございます。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-19 |
とある市町の、小学校を卒業した卒園児が、家族そろって、富岡保育園へ足を運んでくれました。当時のように気軽に声をかけたり、追いかけたり出来ないくらい、お姉さんになっていたんだよな。毎日会っていると、そうでもないんだろうけど、久しぶりに会うと、びっくりするくらい、成長が早いんだよな、子どもたちって。 この卒園児には、ご兄弟がおられるのですが‥そのうちの1人に対して、筆者は格別の想いがありました‥いや今も、これからも胸の奥にはあるでしょう。 個人情報保護のため、詳細を綴ることはできませんが‥当時、この男の子が生きているだけで、ただそれだけで、胸がいっぱいでした。そして、今日、久しぶりに会うと、園庭を、力いっぱい、軽快に、走っているんですね。喜んでいる、笑っている、その姿を見るだけで、僕は感動しました。感情深くなっちゃうと、しらけちゃいせませんから、精一杯の気持ちで、彼の肩を、ぽんっぽんっとたたき、エールを送りました‥いや、もしかすると、エールを僕がもらったのかもしれません。ありがとう。 ご家族の皆さま、重ねてになりますが、ご卒業おめでとうございます。そして、再会の機会を与えて下さり、誠にありがとうございました。またお会いできる日を心待ちにしております。お元気で。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 話しは変わりますが‥「小学校接続加算」という、いわゆる、国が求める要件を満たせば、補助金を施設がもらえる制度があります。 “小学校接続”と名の付いているとおり、保育園が小学校と密に連携をとって、スムーズな就学へつなげていく活動を指します。 今までに、このような活動が無かったかと言われれば、そうではないんですね。今までにも、それ相応にあったんです。ただ、ここのところは、特に手厚くなっている、いや、むしろ手厚くしようという、世の中と、国の偉い方たちの流れがあります。 手厚くすることのメリットは、皆さまのご想像通り。「小1プロブレム」という言葉が、いつだったか生まれたと記憶していますが、この活動を進めていくことで、入学後に起きていた問題は減った‥そのような展開になっています。 筆者も、もちろん、小学校接続に対しての活動は賛成です。子どもたちにとって、入学後の負担が減るようなら、間違いなくいいですよね。 けれども、この活動を認める国の要件に対しては、賛成しかねるところもあります。 体系だった、系統だった、要件を満たす証拠として作成される、マニュアルやカリキュラムの類いに、どこか違和感を感じてしまうんです。 わかるんですよ、見通しを立てたい、立てた方が安心であるし、なんだかスッキリ、キレイに見えるもんです。けど、子どもの成長、人間の成長って、そんなにスッキリ簡単に見通しが立つもんじゃないと思うんです。複雑で、凸凹で、行ったり来たりで、尚且つ、今日生きているだけで、明日生きているだけでも、すっごいことだと思うんです。 ちょっと、小学校接続から、話しが逸れちゃいましたが‥今日、彼と再会したことで、あらためて、本当に大事なことを思い起こすことができた気がします。 |
||
2025-03-18 |
Title ゴールはいつ!? 最近、ひとり歩きが上手になったアンナ(0歳11ヶ月)は“歩くことを”楽しんでいる。 以前まで、移動がハイハイであったのが、ひとりで立ちあがり、行きたい場所に、少し不安定ながらも歩くようになった。 “今”しか見られない、かわいい瞬間だ。 この日も、靴を履いて、園庭へ遊びに出かけいた。 園庭のゲストルーム前から、玄関側の私にむかって、ニコニコ笑顔で歩こうとしていた。 しかし、アンナには、さまざまな試練が待っていた。 まず、ひとつ目は、地面がデコボコしているところがあるため、何度も転んでいた。 けれども、強いアンナは、転ぶたびに、泣くことなく立ちあがり、ふたたび笑顔で歩きはじめる。 ふたつ目は、お兄ちゃん、お姉ちゃんたちが、かけっこや鬼ごっこをしているため、近くをすごいスピードで走り去っていく。 走り去っていくごとに、その勢いに負けて、尻もちをついている。 だけど、これも、ふたたび立ちあがり、笑顔で歩きはじめる。 そして、みっつ目は、アンナのことが、かわいくてたまらない人のうちの、ひとり、サム(6歳0ヶ月)が、近くまで来て、ちょっかいを出すことだ。 半分くらいまで進んだかと思うと、サムに、ふたたびスタート地点まで戻されていた。 それが3回くらいあっただろうか。サムが、私のところまで来て、アンナがゴールするのを、一緒に待ち、ゴールできた時に、みんなで喜びを分かち合った。 日々、成長する子どもたちを、間近で見ることができ、あらためて素敵な仕事だと感じた。 ※ナラティブツリー(現場保育者の綴るエピソード記録)を紹介しました。名前は仮名です。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-17 |
「もしもし、富岡保育園の村上です。いつもお世話になっております。はい、その件のことで‥はい、はい、はい‥ご迷惑をおかけして申し訳ございません。はい、はい、はい‥すみません。はい、はい、はい‥わかりました。すみません、それでは、宜しくお願いします。」 (ガチャ) とある市町の役所の方へ、とある用件で、筆者が電話をした、やりとりの一部です。 ブログ読者たちも、おわかりでしょう。この電話中、筆者が、受話器を耳に当てながら、何度も頭を下げたことを。 相手には、決して見えていないにも関わらず、何で、頭を下げるかって!? やっぱり条件反射なんじゃないかな。謝ったり、お願いをする時って、自然と頭が下がるじゃないですか。 ただ、この情景って、大人には理解が得られそうですが、子どもたちへは、滑稽に映るんじゃないかと思うんです。いや、思っていました。 だって、受話器を耳に当てながら、壁や柱に向かって、何度も頭を下げているんですよ。 偶然、その電話中に、とある卒園児、小学校を卒業するあたりの子どもが通りかかったんです。 そして、電話を終えた、筆者に向けて、一言‥ 「先生、カッコよかったよ!」 会話の内容、またその所作に、カッコいい要素は、1ミリも無かったはずなんです。 では、なぜカッコよく映ったのか!? おそらく‥この、とある卒園児は、筆者が自分のためではなく、会社(保育園)のために、一生懸命、誰かに頭を下げている、そのように受け取ったのではないでしょうか。 子どもたちは、身の回りにいる大人たちの、このような何気ない1つ1つから、社会を知り、そして自分なりの大人像を培っていくのかもしれません。 カッコいいところも、カッコわるいところも、全部見てもらいましょう。受け止め方は、子どもそれぞれで違うんだろうから、任せるしかないんです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-16 |
『泣く乳児 寝かしつけアプリ~東京科学大開発、抱き歩き支援~』東京科学大のチームが、泣いている乳児の寝かしつけを音声で支援するスマートフォンアプリ「SciBaby(サイベビー)」を開発した。 乳児の脈拍を測るセンサーと連動し、寝かしつけに有効な抱き歩きと、その後の抱き座りのタイミングを知らせる。 約6割の乳児が寝るという。アプリストア「グーグルプレイ」でダウンロードできる。 3月15日付、山陽新聞に掲載されていた記事です。 ちなみに記事は、このようにも続いていました。(省略しながら記しますね) 寝つくまでのデータを分析し、将来、乳児それぞれに最適な寝かしつけを人工知能(AI)が予測することも目指す。 チームの黒田公美教授たちは(行動神経生物学)これまでに、哺乳類の赤ちゃんが親に運ばれる際、リラックスしておとなしくなる「輸送反応」を発見。野生では、危険な状況で子を運ぶことが多く、おとなしい方が有利なためとみられる。2022年には人も5分間の抱き歩きなどが寝かしつけに有効なことを報告していた。 サイベビーは、5分間の抱き歩きや、8分間の抱き座りのタイミングを知らせる。歩行中は音楽が流れ、歩くテンポが分かる。 5分間の歩行で泣きやまないときは追加で5分間延長できる。乳児には指定の腕時計型脈拍センサーの装着が推奨される。 ブログ読者の皆様、いかがでしょうか? とっても便利なアプリ、グッズが開発されたものですね!? そのうち、保育園に営業にやって来られる業者のカタログにも登場しそうですね!? 赤ちゃんの寝る部屋へ行くと、みんな指定の腕時計型脈拍センサーを装着してたりして!? もしも、装着させずに、赤ちゃんが寝ないものならば、まさか不適切保育に該当するなんてあるんでしょうか!? 保育士たちは、赤ちゃんの表情に見入ったり、体温に肌を通わせたりすることなく、アプリの指示を忠実に聞き、5分間抱き歩いて、8分間抱き座り、そして布団に寝かせる際に、約20%が起きてしまうリスクを想定しながら、寝かしつけるのでしょうか!? このアプリ通りに寝ない子どもは、〇〇障害と名づけられ、このアプリを使いこなせない保育士は、もはや保育士ではない日が、近い将来やってくるのでしょうか!? 筆者の頭の中に、ある歌詞とメロディが流れています。 「あぁ 答えがある問いばかりを 教わってきたよ そのせいだろうか‥」(『正解』RADWIMPS) 子育ての類いに、いかにも、現代は、答えがあると思い過ぎているんじゃないかしら。 もちろん、少しでも簡単に寝てくれれば、親も保育士も、御の字であることは、間違いありません。 だけども、その寝かしつける間の時間、その過程にこそ、子育ての最も大事なところがつまっているんじゃないだろうか。そう思うのは、筆者が、普段、寝かしつけをしていないからだろうか‥。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 筆者が、現場保育士であった頃‥赤ちゃんの寝かしつけは、とても苦手としていました。なかなか寝ないんだ、ホント。部屋中チョロチョロしてみたりね。こちらが寝かしつけようとする気持ちが強くなればなるほど、泣いちゃったりしてね。「お手上げだー!」って、あきらめちゃった頃に、ストンっと寝てたりしてね。あの手この手、飴と鞭、腹を立てたり、大爆笑しちゃったりしながらね。だけど、アプリに頼らなかったからこそ、その子どもたちと、たくさんの感情を通わせることができたと、思っています。 |
||
2025-03-15 |
市議会議員の公務にて、笠岡東中学校の卒業式に、参加させていただきました。 ちょうど、富岡保育園の所属する学区であるため、卒業生や、またその保護者の中にも、たくさん知っている顔がありました。 しかし、感慨深いものがありますね。もうね、びっくり、ほんっと、みんな、すっごい、大きくなってたんだ。 保育園を卒園した後に、さまざまなことが、さまざまにあったと思うんです。子どもも、親も。 そのさまざまを、山あり谷ありで乗り切って、今日の卒業式を迎えたと思うんです。 たくさんのご縁の内の、1つのご縁として、筆者も関われたことを、本当に嬉しく思いますし、また感謝したいと思います。 ご卒業おめでとう御座います。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 卒業生が終わりに歌った、RADWIMPSの『正解』という歌。しびれましたね。いまだに、頭の中で流れています。(是非、皆様、YouTubeなどで聴いてみて下さい。) 感動がなかなか引かないもんだから、卒業式後に、富岡保育園の「デラックスらんらんピクニックDAY」に、駆けつけました。 「この子どもたち(保育園児)も、いつかは、ああやって、大きくなるんだろうから、今のうちに、この小さな時の、この一瞬を、大切にしないとな!」 そんな気持ちでね、駆けつけたんです。 ただ、感動なんてしてる場合じゃなくなってね。たくさん鬼ごっこに誘ってもらい、そして、しごいてもらいました。良い思い出をありがとう。 |
||
2025-03-14 |
明日、富岡保育園では「デラックスらんらんピクニックDAY」が開催されます。 お家から、お弁当を持って、リュックサックを背負い、そして、最寄りの公園、富岡公園へ、子どもたちと保育者で、歩いて出かけます。 子どもたちにとっては、お弁当を持ってくるだけで、それだけで、ウキウキワクワクが止まらないはずでしょう。いつだったか、ブレーキがきかずに、朝、保育園へ到着した途端、お弁当を食べはじめた子どももいたっけな。可愛かったですよ。 でね、たいてい、はじまるのが、お弁当の中身に加えて、もろもろの装備自慢。お弁当箱、中身を包んだり、区切ったりするフィルム。はしや、フォーク、それらを入れるケース。水筒に、敷物‥。とにかく、全部の持ち物が、特別にキラキラする日なんですよ。想像するに、何日も前から、ご自宅で、それらの装備を、まるまる広げて、ままごとなんかしている子どもも、絶対いるはずですよ。 「デラックスらんらんピクニックDAY」という、呼び名に変わった背景を、メモとして、いちよう残しておきます。知らなくても良いんだけど、知ることで、何かが変わることもあるかもしれないと思って、残しておきます。 筆者が、現場クルーだった頃は「お別れ遠足」という、呼び名でした。行き先は、恐竜公園。5歳児と4歳児の子どもは、歩いて向かっていました。今から考えると、なかなかハードで、リスクを背負って行っていたと思います。これはこれで、楽しみもありましたがね。 他の年齢児は、バスで向かい、到着後、クラス別に、公園内を散歩したり、遊具で遊んだり、お弁当を食べたりしていました。もちろん、これはこれで、楽しみもありましたがね。 「これはこれで、楽しみもありましたがね」ばかりなら、変えなくて、いいんじゃんって、話しですが‥この当時、筆者も含めた現場リーダーたちで、もう一度、目的に立ち返ってみたんですよ。 「お別れ遠足って呼ぶわりに、卒園児と、他の年齢児の交流がほとんどない遠足だよね!?」 「道中(遠距離の散歩やバス移動)の危険回避がメインになっちゃって、肝心の、公園へ到着して以降の楽しめる時間が少ないよね!?」 「遠くに出かけて楽しむことが目的なのか!?それとも、卒園児も含めて、子どもや先生たちの交流が目的なのか!?」 当時、いろいろと、押し問答したわけです。 そして、その結論が、今に至っているわけです。 「近くだけど、いつも遊びに行く公園だけど、リュックサック背負って、お弁当持って行くと、格別だよね!?」 あくまでも、その当時の結論なので、今後も、何かしらの変更や、変化はあるでしょう。あるでしょうし、当時を知るものとしては、どんどん変わっていって欲しいと思っています。 あれやこれや、無駄話をしましたが‥とにかく、明日は、らんらんする気持ちをデラックスに高めて、ピクニック(気軽な食べ物を持って、野山で遊んだり談笑すること)を楽しめたらと願っております。 ★明日はワンコインランチの受付は致しません。ご了承下さい。 |
||
2025-03-13 |
またまた新聞ネタから、はじめちゃいます。 3月12日付け朝日新聞27面に『千葉知事選 兵庫で“運動”~N国党・立花候補、県政と関係ない主張目立つ~」と見出しが打たれていました。 この見出しを読んだ時、「え!?どおゆうこと!?」と、ハテナマークが筆者の脳裏を飛び交ったんです。 だって、千葉知事選挙を、兵庫でって‥。 よくよく読むと、この候補者は、兵庫県に、いろいろと因縁があるみたいで、それを晴らすためにいろいろと企てがあるみたいだとか。 だけども、千葉県民の納めた税金を、他県での別の活動に使用するだなんて‥。苦情が相次ぐなか、「法律的に止めることができない」んだそうです。 最近の流行りのなのか!?それとも原始から人間の性なのか!?はたまた、たまたま筆者がこのような案件に敏感なのか!? 『法律に、ルールに、公式的なものに、“書いていない”から、やっていいんだ論」って、どうなんですかね!? 今日、午前中に市役所へ相談に行った園の抱える案件。午後に、地域の方から相談のあった案件。ともに、上記の論と類似しているんですよね。 法律も大事。ルールも大事。公式的ものも大事。よく分かるんだ。だけども、もっと、うんと大事なものがあるんじゃなかろうか‥。 つい先日、手に取った「極道ぶっちゃけ話 竹垣悟 著」に、竹垣さんが、「ヤクザが侠客から暴力団に変わり果ててしまった」と嘆いた文章がありました。 弱気を助け強きを挫くものから、暴力によって私的な目的を達するものになってしまった、という意味です。 法律やルールを逆手にとって、その抜け道抜け穴を我が物顔で通るもの。行動の暴力もあれば、論破などに風潮されるような言葉の暴力もあると思います。 竹垣さんの語るものと、筆者の語る、“うんと大事なもの”って、同じだと思うんです。 その我が物顔って、カッコいいか!?子どもたちに自信をもって見せれるか!?法律やルールの、その前のものを置き去りにしたくないと、思っています。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 竹垣さんは、著書の中で、孔子の五徳に触れておられました。 「仁・義・礼・智・信」この五徳を積むことが、人生において大事であるとの教えです。 孔子って言ったら、2500年以上も前の人物ですが‥今の世の中だからこそ、ここへ帰るべきなのかしれませんね。 |
||
2025-03-12 |
問題「災害が起こり、地域の集会所に緊急避難してきたあなた。自分もまわりの人も空腹です。さぁ、どうする?」 ※まわりの10人の声↓ 「今、妊娠6ヶ月なんです。」 「高血圧で塩分控えめにしないといけない。歯が悪くて、硬いものも食べにくいです。」 「家にあった食べ物をとりあえず持ってきました。」 「みんなで平等に分けるのがいいのかな。」 「私はイスラム教徒なので食べてはいけないものがあります。」 「全員に同じものは配れないね‥。」 「僕の非常袋には米とカンパンが入っています。」 「お昼の残っていたパンはあるけど‥。」 「急いで来たから、子どもが好きなバナナしか持ってこられなかった‥。」 「ぼくは小麦アレルギーなんだ。」 答え‥ブログ読者ならば、どのようにお答えになりますか?答えはありません。 これは、3月11日(火)日本経済新聞21面にあった、「三井住友海上」が出した、【“いざ”を“いま”考える広告】です。 考えるにあたっては、上記のような、いろいろな人の、いろいろな声への『想像力を高めること』から、はじめる必要がありますよね。 急に避難してきた場所にはたいてい充分な食料はありません。 そして、もしもその避難場所が孤立してしまうと、物資や食料がいつ届くかわからない時もあるでしょう。 集まってきた人の中には、食料を何も持たずにやってきた人もいれば、自分の分、家族の分の食料しか持っていない人もいるでしょう。 さらには、アレルギーのある人もいれば、病気や宗教上の問題で食べられないものがある人もいるでしょう。 避難が長引く可能性もある中で、自分が何も持っていなくても、家族の分しか持っていなくても、「分けあいませんか?」と声に出せるでしょうか? 逆に、何も持っていない人たちがいる中で、自分だけ食事をせざるを得ない時はどうするか!? 分けあえたとして、納得できる分け方をみんなで話し合えるだろうか。 これらは極限の状況で、「見知らぬ人同士」が「一緒に乗り越える仲間」になれるかどうかということかもしれません。 日頃から一人ひとりが自分で考えることが、いざという時の行動につながります。 被災時への想像力を高めること。 周りの人への想像力を高めること。 みなさんも、この機会にぜひ考えてみてください。 自分で考えることから、未来は始まる。三井住友海上 多少、言い回しや、句読点など替えたところもありますが、ほぼほぼ、広告のまま、綴りました。 どの角度や視点から答えても、行き詰まったり、何通りもの答えが出てくる問題ですよね。 今日は、このブログでは答えは記しません。なぜかと言うと、その答えも、答えの中の1つの答えでしかないでしょうし、大事なことは、答えを出すことよりも、“考えること”だからです。 この問題を、これから保育現場へ提出して来ようと思います。まずは、保育者と園児で、考えてみてほしいです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-11 |
『笠岡市役所本庁舎建替え令和7年度内に基本構想策定予定』と、おそらく、明日の地元新聞(山陽新聞)に掲載されるんじゃないかと思います。 本日の、「笠岡市議会本会議」一般質問にて、ある議員の質問に対して、市長が明らかにした発言です。 市庁舎建替えに対して、何年も熱い想いで、質問をぶつけておられる議員に言わせると、この発言は、大変重く、そして、遂に、前へ進み出したものだということです。 市の防災拠点となるべくして、大きな方向性を決める市長を中心としたタスクフォースチームと、具体的な案をまとめていく副市長を中心としたプロジェクトチームが、連動して策定にあたるとも補足されました。 (※笠岡市役所本庁舎は築70年ものだそうです。そして、その話し合いがなされている議会棟は築126年だそうですよ。) さて、市議会議員に当選し、はや10ヶ月が経とうとしています。本会議や、協議会、委員会、さまざまな議会活動にも、じょじょに身体は慣れてきましたが、知識や情報など、すべてにおいて、まだまだ不十分であると、自覚しています。 市の大切なお金をちょうだいしている以上、不十分であるなどと、甘えたことを言っている場合では、ないことは、重々承知の上でございますが‥。 ただ、まずは自覚をしなければ、責任は果たせないとも思っています。 自覚したうえで、筆者がしなければならないことは、議場だけでなく、控え室などでも、積極的に先輩議員たちから知識や情報を得ることです。 控え室などで得られるものは、本を読んだり、インターネットを調べても得られない、生(ナマ)の、生きた知識や情報なんです。これらは【市民生活第一の判断】をとるためには、とても貴重であることは言うまでもありません。 もしも、ブログ読者で、就職して間もない新人さんや、経験に乏しいと自覚されている方がおられれば、筆者の行動を参考にしてみて下さい。 職場であれば、仕事時間よりも、休憩時間や就業時間後などがチャンスだと思います。謙虚で素直な質問には、先輩方は必ず快く答えて下さると思いますし‥また、先輩たちの会話も、耳をジャンボにすると、有益なものが詰まっているかもしれませんよ。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-10 |
さきほど、岡山県浅口市金光町金光教付近にある、レンタルスペース「大谷みかげスクエア」に足を運んできました。 なぜかと言いますと、そこで、今日、手話カフェ『しゅわの木ハルニレ』が開催されていたからなんですね。 「備南聴覚障がい者協会」の顧問にあててもらったご縁から、協会の会長に、このカフェへ誘ってもらったんです。 約20人くらいはいたんじゃないかしら。はじめて参加するコミュニティに、筆者は、正直、緊張のあまり、背中にじんわり汗をかきながら、椅子へかけていました。 さっそく、同じテーブルの方たちが、手話をあつかいながら自己紹介をはじめて下さり、それと同時に、手話のわからない筆者へは、スタッフの方が、音声で通訳をはじめて下さいました。 さまざま身振り手振りの手話が、ものすごいスピードで、目の前で繰り広げられ、筆者は、ただただ見入っているのみでした。 が、振り返って考えてみると‥普段の会話で、あんなに、しゃべる人の“目”を見て聞くことはないなぁと。とにかくわからないなりに、手話をする方の“目”を見ながら、注意深く、その手話を見て、何かを理解しようとしていたんだと思います。音声で同時通訳して下さるわけだから、目をつぶっていても、問題ないのだろうけど‥とにかく、すっごい、集中したんです。目も含めた表情、口の動き、手話の動作、また溢れているだろうその雰囲気を、必死に読み取ろうとね。 聴覚障がい者の特徴として、見た目ではわからないという特徴があります。今日、参加されていた方たちも、聴覚障がい者の方もおられれば、そのご家族、また手話通訳者や、手話を趣味としておられる方、また聴こえるんだけど声が出ない方‥さまざまにおられました。 カフェでは、いろいろな雑談が交わされ、特にはじめて参加する筆者へは、聴覚障がい者を取り巻く現状を教えて下さいました。 学校は、岡山県では一校のみ。東岡山にあるみたいです。遠方から通うには、ご家族の協力が必要不可欠なことは、言うまでもないですよね。 また、緊急サイレンなどが聞こえない危険も、話題の1つとしてのぼりました。 過去に、それが影響して、電車にひかれた方もおられたそうで‥それ以降、電車のホームに、電光掲示板が掲げられたみたいです。 また、現在、変わろうとしている取り組みの1つに、パトカーなどの回転灯を、複数パターンにする動きがあるのだとか。ただのパトロールと、緊急時の時とで、回転パターンを変えると、聴覚障がい者の方も気付くことができるかもしれない。 ただやはり、火事などの災害に対しては、危険を感じるまでに時間を要するようで、そのため逃げ遅れる可能性が高いとも教えてもらいました。 1時間強ほど、参加した、手話カフェ。やっぱり当事者の方々から聞く情報は、生(なま)で、あたたかい。そして、障がいとはつくものの、また筆者には想像もつかないほどの苦労はあるのだろうけど、参加されていた方々、皆、とても明るく、そして優しい。またお邪魔させてもらえたらとも思っていますし、来年度は、一度、富岡保育園でも開催できたらとも思っています。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-09 |
3月8日(土)朝日新聞33面に『保育所で虐待通報義務化~法改正案“地域限定保育士”制度も~』と見出しが打たれていました。 虐待防止対策や、保育人材確保などを盛り込んだ、児童福祉法などの改正案を閣議決定したと、続けて綴られていました。 児童養護施設などでは、職員などが虐待を見つけた場合の通報義務が、法律に明記されているのに対し、保育所については、法令上の規定が今まで無かったんですね。 昨今、保育所での不適切保育が問題になっていることなども踏まえると、通報義務や安全確保措置をとることなどは、当然といったところでしょうか。 また、虐待などで、児童相談所が、子どもを一時保護した時に、子どもが生活する一時保護委託先の施設についても、登録制度を創設すると、記述されていました。 これは、今までは、児童相談所が運用する、一時保護所には、設備・運営基準があったものの、委託先には、その基準が無かった背景があるんですね。 児童養護施設や、里親家庭のほか、自治体の登録を受けたもののみ、児童相談所が委託できるように、改正される見込みのようです。 そして、さらには、児童相談所が一時保護した子どもについて、虐待の“疑い”の段階でも、子どもにとって悪影響がある場合には、保護者との面会や通信を制限できるよう、児童虐待防止法が改正されるようです。 見出しの、補足に、「地域限定保育士」とありましたが‥これは、特定の地域でのみ保育士と同様に勤務できる制度のようです。少し、Google先生に聞いてみると、保育士同様に試験はあるようですが、試験の回数が多いことが違いで、合格率は似たり寄ったりのようです。この地域限定保育士は、登録後3年経過し、かつ1年以上勤務経験を積めば、全国どこでも働くことのできる保育士として登録できるみたいですよ。 今日のブログは、新聞記事を、おしゃべり口調に直しただけのものです。筆者もしっかりと読んで理解したいと思っています。 “虐待”については、法律に明記されているから、やってはいけないものではありません。子育てに携わる者として、また保育所に勤めるものとして、当たり前のことです。 ただ、その“虐待”そのものについての理解を、令和の時代に即したものにしなければ、知らず知らずのうちに、虐待をしている、なんてことになりかねないのが、現代社会です。 筆者も含めた、当法人の所管する富岡保育園・クレヨンKIDSで働く、すべての保育者が、常に、現代社会に即した理解に努める必要があります。 来年度の園内研修では、現代社会に通ずる、時事ネタなども、それぞれの職員が主体的にアンテナを張っていけるような取り組みを考えていきたいと、今、思いつきました。(←もしも、当法人の職員で、このブログをお読みになっている方は、今からニュースを読む・見る習慣をつけておくと、園内研修の際、役立つかもしれませんよ。) ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-08 |
「あーるぷす、いちまんじゃーく、こやぎの、うーえで、あーるぺん、おどりを、さあ、おどりましょ、へい!らんららら‥」 「ちょっと待って!こやぎの上では踊れんで!」 偶然、耳にした、ひとりの男の子と、ひとりの先生の会話。 気持ち良く口ずさむ鼻歌を、何度か聞き流していたんだと思いますが‥あまりにも、何度も“こやぎ”と連発するので、たまりかねて、ツッコミを入れたのでしょう。 「“こやぎ”じゃなくて、“こやり”なんよ〜。」 合いの手のように、訂正を入れてみたものはいいもの、その後も、その男の子は「こやぎの、うーえで‥」と、気持ち良く歌っていました。そして、ツッコミを入れた先生は、クスッと笑って聞き流して‥いや、聞き入っていましたよ。 ちなみに‥この可愛い、あるある間違い。“仔山羊(こやぎ)”じゃなくて、正しくは“小槍(こやり)なんだけどね。この歌って、手遊びをしながら、リズムで歌詞を覚えるもんだから、余計と間違っちゃうと思うんです。 アルプス一万尺。一尺が30,3センチらしく‥一万尺は3030メートルそうとう。“小槍”は、長野県の槍が岳(日本アルプス)の山頂付近の、突き出た、小さな岩場を指すらしく‥アルペン踊りの、“アルペン”は、ドイツ語で“アルプス山脈”と訳せるそうなので‥つまりは、3030メートルもの高い山の、てっぺんあたりで、仲間と楽しく踊っている構図なんだと思います。 でも、よく考えてみると、酸素も薄そうですし、かなりハードな踊りですよね。 もしも、仔山羊(こやぎ)に乗れるもんなら、“こやぎ”の上で踊った方が楽かもしんない‥。 さて、ふざけたブログ‥いや、笑いに徹したブログの最後は‥もう1つ、可愛い間違いを紹介して終わりたいと思います。 ある親子の会話です。 「ねぇ、かぁか(お母さん)、“えろがみ”とって!」 「“エロがみ”!?(手で口をおさえながら、クスッと笑う)」 「もぉ!かぁか!はやく!“えろがみ”とって!」 色紙(いろがみ)のことみたいです。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-07 |
「令和7年第1回笠岡市議会定例会」代表質問が、本日9時半に、キックオフしました。 先発は、“むすびの会”、続けて“公明党”、“創政みらい”、“讃志会”の代表者たちが登壇され、会派の主張や想いを、質問にぶつけておられました。 ちなみに、質問時間は、会派の人数に応じていて、30分の会派もあれば、45分の会派もあったりします。 ちなみに、30分の制限時間は、質問者(ここでは会派の代表者)が、しゃべる時間のみをカウントするもので‥答弁側、市長や部長たち(執行部)が、しゃべる時間はカウントされません。なので、30分の会派も、総時間は1時間半程度くらい費やすこともあります。 執行部(市長や部長たち)に対して、質問者(会派の代表者※議員)は、設けられた〆切日までに、通告書を提出します。(提出先は議会事務局) 筆者は、議員になる以前、「なんで、前もって、質問を提出するんだろう?出来レースになっちゃうじゃないか!」と、疑問に思っていました。 ただ、いざ、議員になってみると、「そりゃあ、前もって、質問事項は伝えておかなきゃならんだろ!」と、正直、思い直しています。 なぜかと言えば、議員や執行部(市長や部長たち)が、議場で登壇して発する言葉は、全て議事録に残るんです。つまりは、それだけ、その言葉は責任が重たいんです。根拠のないものや、適当な思いつきで言葉を発してしまうと、その議員や執行部のイメージや権威を損ねるだけでなく、最終的には市民生活に影響を与え得る事態になってしまうんです。 ですから、前もって質問事項を伝え、きちんとした答弁を執行部は考え、またその答弁を予想した上で、質問者(議員)は、再質問を事前に準備しておく必要があるんです。 質問事項というのも、ただの疑問をぶつけるものではないんです。こんなことがしたいんだ!こんなことはおかしいんじゃないか!もっとこんなことができるんじゃないか!など、熱い想いのゴールを目指して、戦略的に進めていくものなんです。 あえて、この副園長ブログに、内容ではなく、議会の大枠、ルールを、つらつらと綴ったかと言いますと‥ 野球やサッカーでも、ただ単に、ホームランやゴールシーンだけ見て楽しむよりも‥ルールを理解すると、より楽しめるものじゃないですか。 議会も、それと同様に、少しでもルールを知ると、「より笠岡市のことを知ってみたい!」と思えるようになるんじゃないか‥そう思って、つらつらと綴ってみました。 明日も9時半からキックオフされます。ご興味の沸いた方は、是非、笠岡市議会傍聴席までお越し下さい。(ゆめネット笠岡放送でも中継しています。) ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-06 |
基本的に、この副園長ブログは、いつから読んでも分かるような内容を心がけているつもりです。だって、2,000回を超えているわけですから、はじめっから読まないと分からないようでは、ほとんどの読者が挫折しちゃいますよね。 けれども、ときどき‥ときどき、毎日読んでいるからこそ分かるような、ボーナスブログになるときが、ときどき、あります。ちなみに、今日が、その、ときどきの日です。 富岡保育園沿いに走る、旧2号線を西へ、50メートルほど、てくてくと歩くと、八百屋さんがあります。名前は「ヒロツネ商店」‥道端に、みかんや、バナナ、店内には駄菓子なんかもある、この地域にはなくてはならない、まさに心臓のようなお店です。 富岡保育園も、ありがたいことに、そのお陰を全身で浴びておりまして‥園で調理する、お昼ごはん(給食)や、おやつの食材などを、毎日、新鮮な状態で提供してもらっています。 そんなヒロツネ商店の女将さんと、偶然、店先で、バッタリと、会ったんですね、筆者が。 すると、女将さんから「村上先生、舌がお子ちゃまなのね!」と、甘い笑顔で声をかけられました。 「(ハテ!?なんのことだろう!?)」と、筆者の顔に書いてあったのでしょう。 続けざまに、女将さんは「ビタミンMAX‼︎グレープフルーツっぽい果物‼︎あれは、“メロゴールド”って果物なんよ‼︎」と、またまた甘い笑顔で声をかけられました。 ここで、ハッ‼︎としたんですね、筆者は。いつぞやのブログに、お昼ごはん(給食)について、少しだけコメントしたことがあったんですよ。その内容について、女将さんはしっかり読んでくれていて、わざわざレシーブしてくれたわけですよ。 「旦那が、給食後に、保育園行ったら、子どもたちから、“今日のミカンは酸っぱかった‼︎”って言われたみたいよ‼︎村上先生、子どもたちと、いっしょ‼︎」 「ちなみに、今日の果物は、かんぺいちゃん‼︎メロゴールドとは違って、甘過ぎるくらい甘いから‼︎村上先生のお口には合うと思いますよ‼︎」 優しいレシーブに加えて、甘いスパイクも打って下さいました。ただ、「“かんぺいちゃん”って!?」 本日の、お昼ごはんのメニューです。 コトコトよく煮込んだキャベツのスープ煮。酢も適量加えたシーチキンの香り引き立つマカロニサラダ。そして、白米。そしてそして、“かんぺいちゃん”。 “かんぺいちゃん”を漢字に変換しますと、甘いに平らと書いて“甘平”となります。女将さんのお言葉通り、甘過ぎるくらい甘くて、とっても美味しかったです。 ※いつぞやのブログは、2月28日付のものでした。ご参照ください。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。諸事情によりお断りするケースもあることをご了承下さいませ。 |
||
2025-03-05 |
3月4日火曜日、午前8時。岡山県笠岡市では、雨がしとしとと降り続いております。気温も3℃と低めで、肌寒くもあり、体調管理がむずかしいかと思います。皆さま、心身ご自愛のもと、あたたかくしてお過ごしください。 さて、この降り続く雨。日本語の素敵なところで、雨にも名前がついているんですね。なんと400種類以上もあるのだとか。 冬の終わりから、春へかけて。菜の花や桜、さまざまな花が咲く準備をしているこの時期に、降る雨を‥『催花雨』『養花雨』『育花雨』などと呼ぶんだそうです。漢字の並びを眺めるてみると、どことなく、ゆっくりとした優しい印象を受けるのは筆者だけでしょうか。 先週には、近隣の高校で卒業式が行われました。中学校や小学校も、今月の半ば頃にはあるんじゃないかと思います。そして、富岡保育園も含めて、保育園やこども園、幼稚園でも、卒園式がとり行われるでしょう。 子どもも花と似たところがあると思えば‥ちょうど今は、しとしとと雨が土に浸透し、根っこを強くし、芽を出す準備、つぼみを広げる心構えをしている時期だと言えますよね。 私たち大人は、『催花雨』『養花雨』『育花雨』を見習い、ゆっくりとした優しい愛情を、しとしとと注いでいけたら幸いかと思っております。 ちょっと、うまいことを、言おうとし過ぎたブログになりました。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。※諸事情によりお断りするケースもあることを、ご理解下さい。 ちなみに‥近隣の各小中学校の卒業生へ向け、富岡保育園から、祝電を毎年送らせてもらっています。理事長は、その卒業生たちが、富岡保育園を卒園した時の写真を見て、回想しながら、お祝いの文章を作成します。このたび送る学生たちの、当時の写真を、筆者も見たんですね。 「この子は、こうだったよな。」「あの子は、ああだったよな。」と、理事長といくらか会話した後、どことなく、ほんのりとした疲労感をおぼえました。それだけ、一生懸命ぶつかり合っていたのでしょう。間違いなく、いい思い出です。 |
||
2025-03-04 |
勘違いしている方もいるかもしんないので、あらためて綴っておきますね。 富岡保育園は、設定保育をしないわけではない、やってはいけないわけではない‥“わけではない”を連発したら、こんがらがっちゃったので、シンプルに答えますと‥設定保育の時間もありますし、やっています。 「設定保育」って、もしかすると、保育士用語かもしんないので、説明書きを記しておきます。 設定保育とは「保育士が事前に保育目標や指導案を立て、その計画に基づいて保育を進めていく方法です。」と、Google先生は回答してくれました。一般的に合っていると思いますので、理解の参考にして下さい。 ただ、この方法‥設定保育も行うんだけど、みんながみんな、その方法にハマるわけじゃないよね、ってことを職員間で認識しておくこが、富岡保育園で設定保育をするにあたっては、必要不可欠なことなんです。 年齢も性別も、発達や特性も、趣味や趣向も、何から何まで、ごちゃごちゃに混ざり合った集団ですから、目標や指導案なんかも、たてづらいはずですし、たてたって、みんなにピッタリハマることなんて、まずあり得ないですよね。 そのへんも含めたうえで、「こんなことがやってみたいな!」「あんなことがやってみたいな!」「〇〇ちゃんが〇〇が好きだから、みんなと共有してみたいな!」それなりの動機をもって、富岡保育園の保育士たちは設定保育に取り組んでいます。 ちなみに、年間で数えると、両手くらいなもんでしょうか。そして、今日が、たまたま、その日、設定保育の日だったみたいです。 「ひなまつりパーティー」をしようと、何人かの保育士、また栄養士や調理師たちが、数日前から計画を立てていました。 ねらいは‥日本の伝統行事に親しみ、友だちや保育者と“和”の雰囲気を楽しむ、となっていました。 おそらく、富岡保育園のことを少し知っている方だと「富岡保育園でも、そんな堅苦しい文言、使うんだ!」と、ビックリしたかもしれませんが‥なにせ、保育者たち、みんなプロですからね。 そして、指導案には、さまざまなスケジュールが記されていたした。 ・ひな祭りならではの音楽に合わせて、ビールケースとりゲーム(椅子取りゲーム)をする。 ・アトリエコーナーで、ひな祭りの塗り絵をしたり、お雛様とお内裏様などを、折り紙やハサミ、ノリやセロテープを使って作る。 それぞれに担当保育士がつき、気をつけるポイントや環境構成などが明記されていました。 その他には、フォトコーナーや、紙芝居コーナーが計画されていました。 また、パーティーは、遊びの時間だけに限らず、お昼ごはんや、おやつの時間まで計画が続いていました。 ほぐした焼き鮭と炒り卵、そして桃の花にくり抜かれたニンジンを彩った、ちらし寿司。 そして、子どもたちが自分で飾り付けできるように、具材を用意した、プリンアラモード。 プロの保育士たちが立てたねらいに、ハマった子どもたちも、もちろんいました。あの有名な、ひな祭りの音楽の合間に、喜びの声がたくさん聞こえてきましたからね。 ただ、その合間には、雨上がりに、泥んこ遊びを楽しむ声も少なからず聞こえてきました。 どちらも、どれもが、それでいいですし、これが、富岡保育園です。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)ワンコインランチ参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-03 |
筆者がハンドルを握る車内のラジオから、偶然、耳に飛び込んできた言葉があります。 『シャバくて、エモい』 この言葉を発していた、なにやらのラジオ番組ゲストは、HIPHOPアーティスト、ラッパーでしょうか、KREVA(くれば)さん。 KREVAさんは、音楽作りに、AIを積極的に使っているそうで‥そのAIの進化の過程で、未来から見た現在の音楽は『シャバくて、エモい』のだろう、と評していました。 シャバくて、エモいって‥Google先生を頼りに調べてみると‥シャバいが、冴えない。エモいが、心が揺さぶられた状態。つまりは、洗練されていく未来から見ると、現在の“冴えないところ”に心が揺さぶられるよね⁉︎って、KREVAさんは言いたかったのでしょうか。 ちなみに、KREVAさんは、朝起きたら、直筆で30分ほど殴り書きするんだとか。スマホも開かず、テレビもラジオも何もかもスイッチをつけず、無音の状態で、脳内に残っている文字をひたすら書いて、書いて、書きまくるみたいです。もしも書くことが無ければ、「書くことが無い」と書きまくるそうですよ。また、直筆で書く行為は、脳の動くスピードをゆるめる作用があるとかないとか、KREVAさんはおっしゃっていました。 そんなKREVAさんの新曲⁉︎‥車内がトンネルに入っちゃったので、曲名を聞きそびれてしまったのですが‥その新曲紹介では「人間、それぞれに、〇〇とは!?という世界に生きてるじゃないですか。例えば、ラッパーとは!?HIPHOPとは!?日本人とは!?とかね。もちろん、その〇〇とは!?に沿う時も必要だとは思うんだけど‥時々は、ふざけんじゃねぇ!って時もあると思って‥その気持ちを曲に‥」と続けていました。 ブログ読者にも、必ず〇〇とは!?という立場なりがあるんじゃないでしょうか。 父親とは!?母親とは!?長男とは!?長女とは!?男とは!?女とは!?先輩とは!?後輩とは!?上司とは!?部下とは!?社長とは!?部長とは!?監督とは!?コーチとは!?キャプテンとは!? 〇〇とは!?について、メリットもあると思うんです。自分なりに解釈して責任を持つことで、自身の成長につながると思うんです。よく言うじゃないですか、「立場が人を育てる」と。 逆に、デメリットもあると思っていて‥〇〇とは!?の解釈に縛られると、自由な発想やアイデアが生まれにくくなったり、固定概念が強まり、柔軟なコミュニケーションが交わしにくくなるおそれがあるんじゃないかと‥まさに、変化に弱い体質になりそうですよね。 筆者で言えば、保育園とは!?富岡保育園とは!?社会福祉法人とは!?伸成会とは!?副園長とは!?管理職とは!?保育士とは!?男性保育士とは!?政治家とは!?市議会議員とは!?笠岡市とは!?笠岡市民とは!?男性とは!?長男とは!?独身とは!?アラフォーとは!?‥それぞれの〇〇とは!?に対して、きちんと沿えるような責任感を強く持ちつつ、それでも時には“ふざけんじゃねぇ!”と、ぶっ壊せるような気概も強く持ちたいと欲しています。 筆者の脳内に残っている文字を、ひたすらブログに綴ってみました。 皆様、素敵な日曜日をお過ごしください。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)、ワンコインランチなどの希望者は、ホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。※人数調整のため、お断りするケースもあります。ご理解ご了承くださいませ。 |
||
2025-03-02 |
珍しい組み合わせでした。ある日のこと。保護者とお子さまたち、そして、保護者が仕事復帰する職場の上司、この組み合わせで、園の見学にやって来られました。 事情があっての、珍しい組み合わせでしょうから‥見学の案内をする前に、その事情を当たり障りのない程度に、お聞きしました。 (もちろん、個人情報保護のもと、その内容の詳細は明記いたしません。) いつもであれば、保護者へ、保育内容の説明をしながら、お子さまの現状をお聞きし、ご家族の形態なども把握させてもらいながら、無理のない園生活の進め方を、アドバイスさせてもらいます。 ただ、あくまでもアドバイスですから、保護者のご希望へも、なるべく沿うように努めます。 “なるべく”と記した理由は、その基準は、どこまでもいっても、お子さまの現状であることを、説明の段階では強調させてもらいます。 いつもであれば、このような話しを進めながら、園内を一緒に歩き、各お部屋の案内や、子どもたちの姿に着目し、富岡保育園で大事にしている保育の視点、方針や、目指す目標などを語っていきます。 いつもであれば、ね。 ただ、このたびは「保護者が仕事復帰する上司」が同伴されましたので、いつもであればしないお話しをしました。 どんなお話しだったかと言いますと‥現代における、子育て事情、保育園事情、保護者・子ども事情です。 具体的に言いますと‥赤ちゃんであれ、大人であれ、新しい環境に慣れるまでは、個人差はあるもののストレスがかかること。そのため、免疫力が整いにくく、感染症などにかかりやすくなること。保育園に預けたと思ったら、お熱が出ちゃって呼び出されること。呼び出されたは良いけど、帰宅するとお熱が下がっちゃってることも、よくあること。よくあることだからと、たかを括っていると、入院するハメになっちゃって、お仕事を長期欠席せざるを得ないこと。 もろもろの、あるある話しを並べた理由は‥保護者が仕事復帰後、職場で受けるであろう評価に対しての“リスク”を軽減してあげたいという想いからでした。 経験していれば多少は想像つきます。ただ、経験していても月日が経つと当時の苦労は薄れ想像がぼやけることもあります。上司世代では、男性ならば尚更でしょうし、女性であっても、後者の想像になる可能性があります。 筆者が、もろもろをしつこく並べることによって、少しでも想像がつけば、復帰後の仕事と子育てに、上司が理解を示して下さるんじゃないだろうかと‥そんな淡い希望をもってお話しをしました。 説明と見学を終え、お帰りになられた後のこと‥なんと、上司の方からお電話をいただいたんですね。その内容は、保護者への理解を深めようとする、とても協力的なお声でした。淡い希望は、優しいピンク色に染まったようでした。ありがとうございました。 ★とみほ村サポーター(ボランティア・インターンシップ)参加希望のお問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願い致します。 |
||
2025-03-01 |