富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

カッコいい人生の“フォーム”を身につける方法

こんばんは。何年かぶりにボーリングへ行ってきました村上です。10年前は何ゲームもやっていましたが、本日は1ゲームでヘロヘロでした。

ちなみに‥皆さんは、ボーリングの“フォーム”を気にしたことがありますか?ボーリングに限らず、様々なスポーツで“フォーム”がスムーズで適性であると最大限の力が出やすかったり、また見た目もカッコよかったりします。

では、“フォーム”はどのように身につけるのでしょうか?はじめから備わっている人がいるでしょうか⁉︎たいていは、自分にとって【憧れの存在である人】の“フォーム”を『模倣する』のではないでしょうか。

(中学野球時代は、今年から西武ライオンズに復帰しました松坂投手に憧れて模倣を繰り返ししていました。)


幼児教育に限らず、今や生涯教育の一環として、0歳児でも、5歳児でも、僕のような33歳児でも、その時その時で【憧れの存在である人】がいる環境は成長には欠かせません。もし今年の具体的な目標が浮かばない方は、【憧れの存在の人】を思い浮かべて『模倣する』ことで、自分の目指す人生の“フォーム”に近づけるのでは‥

(村上が最近憧れている存在の人たちは‥オリエンタルラジオの中田さん、キングコングの西野さん、ホリエモンさん、喫茶店のマスター、仙人etc‥もはや会ったことも無ければ、実存しないかもしれない人まで‥“多動力”と“落ち着いた様”に憧れているのだろうなと自己分析させて頂きました。)




2020-01-02
2020年“初”ものづくし

あけましておめでとうございます。

“初”日の出鑑賞に2020“初”感動させて頂きました村上です。

とみほ村の村長(富岡保育園の園長)より、トミホクルー(富岡保育園に関わる全ての人)あてに新年“初”メッセージが届きました。この度は村長には許可無しですが、ブログ読者の方もトミホクルーだと村上は思っておりますので“初”伝言させて頂きます。

(たくさんの可愛い絵文字はシステム上、省略させて頂きました)

明けましておめでとうございます。

ご家族や大切な方々と、あわただしくも楽しい時間をお過ごしのことと思います。

また今年も、「みんなで楽しく暮らすこと」が目標です。

それぞれの豊かさを持ち寄り、おもしろくてあったかい空間を創りましょう。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

休みもいいけど、普段の生活が何よりだわ~と実感している伊藤季実より。


※富岡保育園非公式YouTubeチャンネル『富岡保育園付属大学』ではお正月特別企画として富岡保育園保育者が毎月記載しております「保育研究記録」から【月間大賞】を受賞したエピソードを紹介させていただいております。是非是非お楽しみください。

2020村上“初”感動お裾分け
2020-01-01
2019年大反省会開催

こんばんは。遂に2019年もあとわずかになりました。今年初めて風邪をひいてしまった村上です。皆様、体調管理に気をつけながら年末年始を有意義にお過ごし下さい。


さて、2019年のトミホ(富岡保育園)を駆け足で振り返ってみたいと思います。

●職員の職務分担リニューアル

※新主任先生のもと、特に2歳児以上のクラスでは担任を流動的に配置転換制をとりました。

※部活動制を新設し、各職員の得意分野の発揮しやすい環境作り、また主体性を持って取り組める意識作りをしました。

※秋以降には、上記の新設を改善するために、副主任先生を新設、また部活動の内容やメンバーを再構築しました。

●保育サロン“とみほNOW”を新設

※参観日や、運動会、発表会を廃止した経緯もあり、保護者の方に子どもたちの園生活や成長を間近で感じて頂けるように、保育者体験をしながら楽しめるサロンを新設しました。保護者の参加者はまだ数える程度ですが、学生の参加者(ボランティア)については100名を超える実績を作りました。さらにアップデートしてトミホに保育に積極的に参加して頂けるようにしていきます。

●季節の行事の見直し

※主任先生を中心に、子ども主体の場の中で、季節の行事の開催に向けた取り組みの試行錯誤をしました。常にアップデートが必要かと思っております。

●職員会議の見直し

※内容の濃い話し合いの場作りのために改善点を今後もあげていきたいと思います。

●ミーティングを昼と夕方の二回制

※全職員が同じ情報のもと保育できるように、また勤務時間内での情報共有を徹底しました。

●公式ホームページリニューアル

※在園児の方はもちろん、全国の子育てに携わる方へ保育に関心が持って頂ける内容を今後も目指します。

●アトリエを新設

※アートの部分で職員も含め勉強が必要であります。

●保育Laboを新設

※保育を学ぶ人たちが集える場、また居心地の良い大人の空間を今後も工夫して作っていきます。

●講演会初主催

※「見守る保育」藤森平司先生を迎えて保護者の方、また保育者に向けた講演会を主催しました。初めての運営で多々の反省点がありますが、来年の保育大会主催で活かしていきます。

●トミホ非公式YouTubeチャンネル開設

※『富岡保育園付属大学』と題したチャンネルです。子どもたちが先生、そして大人が生徒の、子どもたちの「遊び」や「発達」の中から、「学び」とる番組です。

●保育研究記録をスタート

※各保育者が、子どもたちとの暮らしの中でのエピソードから考察し学ぶ記録です。トミホの財産です。ご覧になりたい方は村上までご連絡下さい。


などなど‥リニューアルした点は多々です。そして試行錯誤をもろともしないトミホクルーたちのマインドが、子どもたちの暮らしにも影響していることは間違いないと思っております。


本年も、ブログ読者の方たちも含め、トミホ(富岡保育園)を温かく見守って下さり、また応援して下さりありがとうございました。

来年も、“丁寧に暮らす”ことを念頭に、子どもたち、また地域に還元できる保育に努めてまいりたいと思います。


それでは、皆様、心身を御自愛しながら‥良いお年を~♡

2019-12-31
保育士は手段にすぎない⁉︎

おはようございます。雨がよく降る年末ですが、いつも通り早起きな村上です。

先日、「岡山政経塾」の勉強会に参加させて頂きました。(入塾はしていませんが、事務長の方の人柄と包容力あるお誘いで参加しました)

僕が司っております「保育」と「政治や経済」とは無縁なのでしょうか?そんなことないですと断言しましょう。未来に責任を持った「政治や経済」の下に「保育」もあるからです。今回の授業は「選挙の戦略」というテーマだったのですが、授業で扱われる資料には2つのキーワードが感じられます。

1つ目は【人柄】の持つ重要性。そして2つ目は【統計】の持つ正しい情報。この2つのキーワードをもって、“現在の結果と未来への責任を持つこと”が大切であると強調されておりました。

(例えば岡山県の借金総額は2兆1715億2200万円だとか‥※分からない知らないことは、行政に直電したりしてとにかく調べる事務長です)


さて、本日はこれから保育士を目指そうと思っている学生に金言です。

今回の授業では、「政治家は手段にすぎない」とありました。これは『保育士は手段にすぎない』とも言い換えられるのではないかと思います。大事なのは、「何のために、何をしたいから⁉︎」保育士になるのか。理念なき保育士の保育と、理念を持った保育士の保育では、“現在の結果と未来への責任”の持つ様が違うのではないでしょうか。


※これから保育者(保育士や栄養士、調理師や看護師など)を目指す皆様。また現在、保育者としてご活躍の中、保育にお悩みの皆様。トミホ(富岡保育園)では、子どもとの暮らしの中で学ぶことにより「何のために、何をしたいから⁉︎」保育者になろうとしているのか、保育者になったかを、自問自答できる時間を作っております。(保育サロン“とみほNOW”)是非ご利用して一緒に学びましょう。お待ちしております。

2019-12-30
ブログ読者様へ御歳暮

こんばんは。地元の消防団夜警活動として「火の用心‼︎」と連呼しながら歩き回ります村上です。皆さまもストーブなどの消し忘れに注意して下さいね。

さて、今日はブログ読者様へ御歳暮として‥先日書き上げました村上が初挑戦しました短編小説【タイヨウのホンネ】『幽霊大工さん編』を初公開したいと思います。

※誤字脱字に注意しながらお時間のある方は読み進めてみてください。

【タイヨウのホンネ】

~幽霊大工さん編~

「あんた!神住保育園の子どもじゃろ!名前は何て言うんで!」
近所のおばちゃんたちは僕が通う保育園の子どもたちのことをよく気にかけて声をかけてくれる。僕の名前は太陽。この神の住む町、神住町を太陽のように優しく照らせるようにと母ちゃんが名付けてくれた。そんでもって僕が毎日通っているのが神住保育園だ。ここだけの話だけど、本当に神様が住んでいる保育園らしい。夜になると、江戸時代に建てられたという保育園の屋根裏で、ある幽霊たちが密会をしているらしい。その幽霊とはこの保育園を建てた大工さんらしく、なんでも天然の大きな曲がり梁をどのように組み合わせるか毎日意見を出し合って試行錯誤しているらしい。さあ、そんな噂話より、僕の毎日の苦労を知って労ってもらいたいんだ。
僕は毎日朝起きたら、保育園の行く服装を考えなくちゃいけない。なんでかって?だって、僕の通う保育園には決まった制服がないんだよね。だから、僕は毎日コーディーネートしている。ちなみに今日はお気に入りのスピードが出る靴に合わせて、黄色のトレーナーと赤の帽子を合わせてみたけど、どうかな?時々、友達のチー君がお揃いの服を着ようと約束しちゃうと覚えておかなきゃトラブルの元なんだ。けっこう朝から気を遣ってるだろ僕?
さあ、着替えたら保育園に早く行かなくっちゃいけないんだ。なんでかって?昨日遊んだ友だち達と「基地作り」の続きをしなっくちゃ。保育園は皆が同じ時間に揃って登園しないから、遊ぶタイミングやペースは一人一人違うんだけど、たいてい僕たちの仲間は揃うまで遊ぶのを待ってくれているから感謝しなっくっちゃいけないんだ。よく、僕たちを見て「毎日、自由で良いね」と言われるんだけど、僕は心の底から思うことがあるんだ。『自由って、けっこう大変なんだよ』僕たちは、毎日、何をして遊ぶか決めないといけない。そして、誰を誘って遊ぶか?何を使って遊ぶか?そんでもっていつもの仲間だけなら楽なんだけど、年下の友だちや、年上の友だちが集まってきたりもする。だから集まった友だちで“どうやったら楽しく遊べるか?”を考えて遊ばなっくちゃいけない。保育園の先生たちが細かいルールを決めてくれていたら、わざわざしなくていいケンカもあるのかな?だけど、僕らはへこたれないね。だって自由に遊ぶために、頑張ってケンカして、みんなでルールを決めて調整するんだよ。保育園の先生たちは僕たちを自由に遊ばせているから楽なのかな?僕に言わせると「僕たち子どものルールの中で、大人が生活するのって大変なんじゃないの」
「基地作り」も一先ず済んだら、今度は最近僕の中で流行っている紙飛行機を折って遊ぼうと思っている。紙飛行機と言ってもただの紙飛行機じゃないんだよ。この前、保育園の近所の鶴ばあちゃんに教えてもらった、めちゃくちゃ飛ぶ紙飛行機。鶴ばあちゃんは物知りだから、いつも色々なことを教えてくれる。時々してくれる昔話は、僕たちにとって胸の音が聞こえてくるほどドキドキするんだよ。
さあ、そろそろお昼ご飯の時間なんだけど‥僕の苦労話、分かってくれたかな?先生たちがもっとしっかりして、毎日遊びを決めていてくれたら、僕たちはわざわざ自分で考えなくてすむから楽チンなんだろうね。ルールもしっかり決めていてくれたら、いちいち皆でルールを考えなくて済むんだろうね。神住保育園には100人の子どもたちがいるんだけど、先生たちがちゃんと年齢で部屋を分けてくれていたら、僕らが作った基地も壊されずに済むんだろうね。だけど、楽チンなんだろうけど、ケンカもしなくていいのだろうけど、子どもの僕にとっては面白くないんだよな大人の“ちゃんと”は。

“ちゃんと”した大人にだけ、保育園の幽霊大工さんの密会の内容をコッソリ教えてあげるね。
「おい!てめーら!とりあえず!やってみながら調整していこうや!」「はじめから完璧にできるわけねーんだし。そんでもってすぐに完成しちまったら、俺たちの楽しい時間が短くなっちまう。」「1人でやるより、俺はみんなで“あーだの、こーだの”言いながら“擦った揉んだ”しながらやるのが好きなんだよな」「おい!そこの今生きてる、てめーよー。考えるのをやめちまったら、あの世行きだぜ」


2019-12-29
“さじ加減”応酬集約イベント

こんにちは。「もちつきパーティー」駐車場係を全うしました村上です。過去最多⁉︎200人超えの大人と子どもの大集団の「もちつきパーティー」でした。参加ご協力ありがとうございました。


「もちつきパーティー」の醍醐味とは⁉︎師走最後に、この騒々しい時間を皆で過ごすことにより安堵の気持ちを迎えられることではないかと僕は考えますが、皆さんいかがでしょうか?

在園児の親方や祖父母、また従兄弟家族の方々や、また卒園児の親子などなど‥トミホ(富岡保育園)を気にかけて下さる方の集まりに、ただただ感謝です。


「もちつき」って何故か機械でするより、人間がついた方が美味しく感じると思いませんか?僕は真心がこもってるから、だけではない気がします。

もち米を洗って水につけておく時間だったり、蒸す温度だったりも、その日の気温などによって“さじ加減”が施されます。また、ひと臼目と、ふた臼目では、臼の温度も違って、つく速度や、つく人選も“さじ加減”が要ります。もちろん、合いの手をする手数もその時々で“さじ加減”が重要となります。

この“さじ加減”の応酬の集約が「もちつき」なのではないでしょうか⁉︎

※AI社会へと変動する世の中にあって、人間に必要な能力の1つが“さじ加減”できる力だとするなら‥「もちつき」は人類史上最高叡智のイベントかもしれませんね。


騒々
応酬
2019-12-28
【暮らしを繋げる】“大掃除”

皆さま1日お疲れ様です。保育Laboの本棚を新年に向けて棚卸ししました村上です。

※気軽にレンタルしてくださいね。

園内では新年に向けて1年の汚れを祓うために『大掃除』が行われておりました。子どもたちに「何で大掃除するの?」と尋ねられたら皆様はどのようにお答えされますか?僕は「新年に神様に気持ち良く来て頂けるように綺麗にしてるんだよ」と伝えてみようかと思っています。


保育者が一心不乱に網戸やら窓やら部屋の隅々へ「大掃除」にとりかかる姿を見て、子どもたちも「私たちも‼︎」と思ったのか、多数の子どもたちが一緒に取りかかっていました。“自分たちもこの家で暮らしている家族である”という感覚が【暮らしを繋げる】ためには大切なのだなと。


※明日は1年の締めくくりの「もちつきパーティー」です。9時頃から園内で開催の予定です。現代では、衛生面などの問題点が挙げられておりますが、新年に向け縁起の良い“魂”を表す“おもち”を保護者の方なども含め、子どもたちを見守る方々で力を合わせ、沢山のコミュニケーションをとりながら、ペッタンコ‼︎と力強くつけられれば幸いです。

私も‼︎
私も‼︎
2019-12-27
記憶(栄養補給)と計算(運動)そして発想(遊び)

おはようございます。来月発行予定の「とみほ新聞」の記事を書き終えました村上です。(編集作業は園長先生にいつもお任せしております。)


理系大学の教授の傍ら小説家として有名な、森博嗣さん著「アンチ整理術』を読み進めているのですが‥ブログ読者の中で必ず一度はお悩みになったことがある件へのヒントが隠されていました。

「なぜ子どもは散らかしてしまうのか?」

この本には用途に合わせた整理する是非に迫りながら、『生き方が整理されていたらいいんじゃないの』という結論を出しています。

では、子どもたちの生き方は散らかっているのでしょうか?そんなことはありませんよね。とにかく毎日「遊び」に夢中に生きています。むしろ本質的に子どもたちの生き方は整理整頓されています。

そもそも「遊び」とは何をしている状態なのでしょうか?著者は【発想】というキーワードを持ち出しています。

【発想】とは教養を身につける上で欠かせないものであると述べた上で‥そのための栄養補給として「記憶」する学習、また頭を動かす運動として「計算」が教育の中でなされている。

では、【発想】する力を育てる環境とは?芸術家のアトリエや研究者の研究室を想像してみて下さい。整然と整理整頓されているでしょうか?散らかっている方が、沢山のものが目に入り、ふと思いつくことが多いのかもしれない。

用途に合わせて、単純作業や効率的作業の場においての整理整頓の是非ではなく、子どもたちの「遊び」の場が【発想】する力を育む場と考えるならば散らかるのは当然なのかもしれない‥と、思ったりもしました。


しかし、子育て真っ只中の保護者の方には、そうは言っていられない状況があるのはごもっともな話です。だからこそ「遊び」【発想する力を育む】専門の場として保育園があるんです。

しっかり今日も思う存分散らかしてもらいましょう!

思考をコンニャク化する本
2019-12-26
キーワードは“口元”

こんばんは。小説を読んだことがないのに小説を書きはじめた村上です。公開する日がやってくるのか⁉︎


さて、本日は「手話教室」がありました。今年度4回目くらいでしょうか。教室と言っても希望者が集まって、今日は「赤鼻のトナカイ」の歌を手話をしながら歌ったり、簡単なジャンケン手話挨拶をして楽しみました。

よくよく観察してみると、保育者にとって手話の指導者や通訳者から学ぶべきポイントが多大にあることに気づきました。

「赤鼻のトナカイ」の歌を、【手話の動作】【ボードに文字で示す】【地声の音声】の3つのツールを使って子どもたちに伝えて遊びます。すると!文字が読める子どもや大人の保育者の視線は【ボードに文字で示す】の方向。そして文字の読めない2歳や3歳の子どもたちは【手話の動作】と指導者の大きくはっきりとした“口元”を食い入るように見ます。そこで、おもしろいのが、文字が読めない子どもたちの方がスグに手話の動作を模倣することができるという結果がありました。(村上は文字と、音声で理屈で捉えて、1番覚えが悪かったのです。)


この結果は言葉を話しはじめる赤ちゃんへのアプローチの真意をついていました。

【言葉の獲得の3要素】を挙げます。

■愛着の形成

※顔の半分より下(つまり“口元”)を赤ちゃんたちは見て心が許せる相手かを判別します。

■聴覚情報

■視覚情報

視覚情報では、言葉を発する対象者の“口元”を赤ちゃんたちは観察しているのです。言葉の獲得を促す方法の1つとして『ゆっくり、口の動きをはっきりさせて、なるべく高い声で話しかける』が挙げられます。


最後に手話教室の指導者の方が「この子たちは、私たちが耳が聞こえないと分かってないかもしれませんね。」

指導者の方と参加した子どもたちが手話教室と時間の後、園庭で一緒に「ケン!ケンパッ!」をする様子が、その言葉の重みと大切さを感じさせるものに映りました。


視線の違い
見て見て!
また来てね
2019-12-25
世界最大“ファンタジー”共有&拡散DAY

Merry Christmas♡(イブですが)さきほどクリスマスランチのチキンライスを3杯たいらげました村上です。同じテーブルの子どもたちとはニンジンの形で話が盛り上がりました。

※僕は雪だるまの形でしたが、他にはツリーやリース、星などがあったようです。


【世界最大のファンタジー共有&拡散DAY】と名付けても良いのではないでしょうか。クリスマスの由来なども学ぶべきなのかもしれませんが‥この信じがたい『空飛ぶトナカイに連れられてやってくるサンタクロース』を僕たち人間は皆で信じて楽しみます。歴史上のヒト属の中で唯一生き残ったのが僕たちホモ・サピエンスだということは皆さん知っておられることかと思います。なぜヒト属でも大した知能や身体能力も無いホモ・サピエンスが、他のネアンデルタール人などの有能なヒト属に勝って生き残ることができたのか⁉︎実は、信じがたいもの、目に見えないもの、【ファンタジーの世界を他者と共有する能力】があったからなのです。その能力のお陰で集団を家族単位から村単位、また国単位に集団をより大きく形成させることが可能になったからこそ、今のホモ・サピエンス、僕たちがいます。


信じがたい『空飛ぶトナカイに連れられてやってきたサンタクロース』がトミホ(富岡保育園)にやってきて、またまたファンタジーな言葉を発しました。

サンタクロース「Merry Christmas‼︎みんな‼︎プレゼントを持ってきたよ。プレゼントをみんなに渡すから、くれぐれも家に帰るまでは開けないでね。開けてしまうと消えて無くなる魔法がかかっているから気をつけてね」

子ども「‥(注意深く聞き耳を立てる)」


そして、さらにファンタジーの世界は広がっていきます。ある子どもが園の門と下の隙間を膝をついて覗き込んでいました。

膝をついて覗きこむ子ども「トナカイどこにおるんじゃろ⁉︎‥あ‼︎おったトナカイの足が見えた‼︎」



ファンタジーの共有
ファンタジーの拡散
2019-12-24
「よーい‥ドン、グリ‼︎」

皆さま1日お疲れ様です。今年仕事でお会いした方々に年賀状をしたためておりました村上です。LINEなどのSNSでお付き合いがある方には年賀状を送ることが減ってきましたが‥日頃の感謝をアナログで伝えることの意味について改めて考える機会となりました。


さて、園内では冬の寒空な下、「かけっこ」がブームの男の子5人(classニュートン 4歳児)集団がありました。この場面なかなか見て飽きないのには理由があるんです。ただ、走って競争するだけではないんです。

A君「よーい‥ドン、グリ(どんぐり)‼︎」

一同(大笑い)

B君「今度、僕が言うな‼︎よーい‥ドン、ブリ(丼ぶり)‼︎」

一同(大笑い)

C君「もう‼︎ちゃんと言ってや‼︎よーい‥おじいちゃん‼︎」

一同(中笑い)

このような会話が続けられ、途中途中で、普通のスタートの掛け声が挟まれて、汗をかきながら「かけっこ」を楽しんでいました。健康な心身を作るには、ただ身体を動かせば良いのか⁉︎この問いに対して、子どもたちは「かけっこ」×「言葉遊び」を通して頭を使って“笑う”を運動遊びに取り入れました。

ちなみに、「言葉遊び」では、“韻”をきちんと踏んでいるスタートもじりの掛け声の方が笑いが大きくとれていたようです。難易度高めの「かけっこ」でした。

難易度高めの「かけっこ」
2019-12-23
子育てに一生懸命な親たちのために出来ることは⁉︎

こんばんは。もっぱら日曜日の朝は読書で乳幼児の脳の仕組みについてインプットさせて頂いております独身の村上でございます。

友人の子どもが親に反抗する姿を見て「なぜ幼児期に反抗してしまうのか⁉︎それは脳の部位ごとに発達の速度が違って‥」と説明しようとするのですが‥親たちは子育てに一生懸命で、僕の話す理屈などに耳を傾ける余裕がないことを痛感します。

実はこの辺りに、「保育園の今後の役割」が隠されているのでは⁉︎と考えています。“子育てをする親の心の余裕”をどのように作れるか⁉︎

※ちなみに、「子育てをすることによって親の脳が発達する」ことが科学的に証明されています。また村上が学長を勤めますYouTubeチャンネル『富岡保育園付属大学』で詳しく説明いたしますので、子育てに一生懸命な皆さまのために家事や通勤の合間などで聞けるようラジオ風に毎日5分ほどアップしていますので聞いてみて下さい。


添付しました写真は、先週の遊びの一コマであります。トラブルなくスムーズにこの場面にいたったと思われますか?様々な“トラブル”を介しながら、“子ども同士”で協働して作り上げていました。家庭で多くの“トラブル”を許容することは難しいかもしれません。また、何人もの兄弟での“子ども同士”の場面を作ることも難しいかもしれません。ここにも「保育園の今後の役割」が隠されているのではないでしょうか⁉︎

“トラブル”と“子ども同士”が子どもの発達に大きな影響を与えていることは、今後のブログ内でも説明していきます。

様々なトラブルの末
2019-12-22
【忘年会幹事】に必要は能力とは?

こんにちは。今晩はトミホ忘年会2019に参加します村上です。皆さんも年末各コミュニティで忘年会に参加したり、また幹事をするのでは⁉︎

【忘年会幹事】の役割とは⁉︎「お店の調査・予約・出欠の確認・コース料理の調整・アレルギーの有無の確認・乾杯や出し物などのプログラム・当日の司会進行・時間配分調整・送迎の確認など」

では、上記の役割を果たすために【忘年会幹事】に必要な能力とは?脳科学の視点からお答えさせて頂きます。【忘年会幹事】は必ず『自分が参加者だったら⁉︎』を考えて“おもてなし”をすると思います。よくブログ内に出てくる『メンタライジング』という脳の前頭前野が司る能力が必要となります。

※『メンタライジング』とは、自分と相手の心が独立していることを理解した上で、『相手の心に視点を変換』させる能力です。

※ちなみに、脳の前頭前野(言語や思考、感情のコントロールなど)領域の発達は、25歳~30歳までにかけてゆっくりと成熟されます。今日の幹事は前頭前野がまだ発展途上にある20代と成熟された30代のコンビですので、安心して任せられます。


兎にも角にも、膨大な仕事量のある、また『メンタライジング』能力をフル稼動する【忘年会幹事】には、皆さん感謝の意を必ず示しましょう‼︎


※明日、村上はたぶん二日酔いになってしまうと予想されるのですが‥なぜ、二日酔いになるまで調子に乗って飲んでしまうのか?これも、脳科学の視点から明日お伝えさせて頂きたいと思います。

2019-12-21
『子育て』=『贈り物』⁉︎

こんばんは。クリスマスという世界有数のフィクションの物語を共有する日が近づいてきましたが‥果たして僕にはプレゼント(贈り物)が届くのだろうか⁉︎とソワソワしている村上です。

『贈り物』とは⁉︎について少し考えてみませんか?

『贈り物』は人と人とを結ぶモノのコミュニケーションであると仮定します。すると、『贈り物』には、贈り主を想い起こさせたり、また基本的には商品とは違って『贈り物』はお金を払って頂くものではありません。

さて、今日は無理矢理ですが『贈り物』=『子育て』と仮定して論じてみたいと思います。すると、ある重要なヒントが浮かび上がってきます。

『贈り物』を必要以上にたくさん受け取ってしまうと⁉︎相手に負い目が生まれ、主従関係が生まれる可能性があることです。(この可能性を利用した政治的権力社会など皆さんも感じる背景があると思いますが‥)

『子育て』に当てはめてみましょう。子どもに対して必要以上に干渉したり(過干渉)保護したり(過保護)してしまうと⁉︎子どもは大人(親や保育士、教師など)に負い目やプレッシャーを感じてしまうのではないでしょうか?もしかすると皆さん大人の方にも過去に似たような経験をされた方もおられるかもしれません。ちなみに子どもの発達過程における、“過干渉”は発達の妨げになる場面があると脳科学者は明らかにしています。(※この点については詳細を後日紹介していきます)

『贈り物』も『子育て』も、相手のことをよく理解した上で慎重に行う必要がある⁉︎と今日はまとめさせて頂きます。


結びつきそうにないワードを、あえて結びつけて考察してみると、意外な発見がある⁉︎の巻でした。


※写真は村上が個人的に保育や幼児教育について勉強した内容についてアウトプットしています富岡保育園非公式YouTubeチャンネル『富岡保育園付属大学』です。当たり前にしている子育てが科学的根拠に基づいていることを証したり‥実は誤解していること⁉︎などにも触れております。5分程度聞き流せる内容ですので、洗濯物を干しながら、お皿洗いをしながら聞いてみて下さい。


富岡保育園付属大学
2019-12-20
AI社会における【“無駄な遊び心”の価値】

皆さま1日お疲れ様です。本日は月一の血液検査で病院へ足を運んでおりました村上です。定期的に検査をさせて頂いているお陰で健康に対しては意識高めに生活させて頂けていることに感謝です。

いつも病院へ行くたびに思うことなのですが‥大きな病院ですと、予約受け付けや、精算機などが、機械を通して行うのですが、必ず機械の付近には人間(病院スタッフの方)がいるんです。そして、たいてい「はい。大丈夫ですよ。」と受け付けが出来ていることや、払い済ませたことに対して応答をして下さいます。

皆さん、おもしろいと思いませんか?「ミスをする確率が低く効率が良い機械」を「ミスをする確率が高く効率が悪い人間」が確認しているんです。そして、僕を含めた機械音痴の方は「ミスをする確率が低く効率が良い機械」より「ミスをする確率が高く効率が悪い人間」の方を信用し、確認してもらえて安心します。

だとするなら‥人間の信用や価値は、「ミスをするしない」「効率の良し悪し」ではない⁉︎のではと思った場面でした。


さて、病院帰りに夕方園庭を覗くと、まさに「ミスをする確率が高く効率が悪い人間」の【無駄な遊び心】が詰まった場面に遭遇してしまいました。各種の道具を使って自分たちで作り上げた造形物⁉︎の手前に、「乾いた砂と湿った砂」を上手く使って【×】(壊さないで‼︎)と書いていました。たぶん、書いている本人たちも「明日には誰かに消されてしまうかもしれない」と分かってはいるけれども、【信念】を持って2種類の砂を調合して自分たちの気持ちを伝えました。間違いなく「ミスをする確率が低く効率が良いロボット」はしないでしょう。


さて、僕たち人間が信用してしまうのは⁉︎消されてしまうのを分かっていても、【信念】を持って自分の気持ちを伝えた【無駄な遊び心】を持った人間なのかもしれません。


信念を伝えた2種の砂
2019-12-19
大学入試改革のヒント発見⁉︎

皆様1日お疲れ様です。今日はパスポートの手続きであったり、来年の園内研修の打ち合わせだったりをしておりました村上です。海外、県外へ足を運び学ぶことと、園内で地に足をつけて学ぶことと、バランスをとるよう心がけていきたいと思っております。


さて、最近のNEWSで、来年度、「大学センター入試」から「大学入試共通テスト」へと変わる、その内の目玉が「国語・数学の記述式解答」でした。しかし‼︎採点方法などの難点がクリアできず「記述式導入見送り」が決定されました。

専門家の方が協議しての結果で、入試を受ける受験生や採点者にとっては良かったのでしょうか‥。大学入試が人生のゴールならば、最適解だったかもしれません。ここで問わなければならないのが‥

「大学入試って、そもそも何のためにあるの?そして、そもそも大学って何のためにあるの?」

(この問いも専門家たちはもちろんしたはずです。)

一般的な大学入試の解答方法は「マークシート」形式です。いくつかの選択肢から答えを選んでいきます。この解答方法に慣れてしまうと‥「答えは、この中に必ずある」つまり「世の中には答えが必ず存在する」という思考になりがちです。

しかし、ブログの読者の方しかり、仕事や子育て、人生の中には“答えなんてない”場面が多々あるのではないでしょうか?そんな時に僕たちは『自分なりに納得できる答えを作る』ことが必要となってきます。


今日のトミホ(富岡保育園)は雨が降り終わった園庭で遊んでいる子どもたちもいました。その“遊び”跡を写真で撮ってみました。タイヤを橋のように並べて遊んでいたようです。皆さまもお分かりの通り、子どもたちの“遊び”には“答えなんてない”場面だらけです。そしていつでも子どもたちは『自分なりに納得できる答えを作る』を実践し遊びに没頭しています。

大学入試改革のヒントは、もしかすると子どもたちの“遊び”の中にあるのではないでしょうか⁉︎


タイヤ橋⁉︎
2019-12-18
『何かのネジ』事件

皆様1日お疲れ様です。「FACT FULLNESS」(ファクトフルネス)というビルゲイツやオバマ大統領などのおススメする本を読破しました村上です。スウェーデンで国境なき医師団を立ち上げた方が、【事実に基づいた世界の見方】を、多くの統計されたデータで示した本です。皆さんは世の中は良くなっていると思いますか?それとも悪くなっていると思いますか?正しい事実(ニュースの切り取りやフェイクニュース、またドラマチックに世界を見てしまう本能などから脱した事実)を知らなければ、正しい行動が起こせないのです。

前置きが長くなりましたが‥午前中、園庭の遊具庫(現在は徒党を組んだ子どもたちの溜まり場)から、『何かのネジ』が見つかりました。1人の保育者が、僕と主任先生の所へ持ってきて報告しに来ました。大人3人で困惑しているところへ、1人の女の子が「どこにハマるか見つけてくる‼︎」と『何かのネジ』を持って廊下へ走り出していきました。そして数分後‥女の子が戻ってきて「わかったよ‼︎」と、園庭の水道の蛇口部分であることが判明しました。


なぜ、この女の子はスグに場所が特定できたのでしょうか?日頃の暮らしの中で、僕たち“大人と子どもの視点が違う⁉︎”のではないでしょうか。また、この女の子は、僕たち大人が“経験”に基づいてあれこれ考えている間に、『何かのネジ』を持って、スグに行動に移し、あらゆる場所を見て回ったのだと思います。


ファクトフルネス著者の世界をまたいだ医師も、『何かのネジ』のハマる場所を見つけた女の子も、スグに行動に移しあらゆる場所を見て回ったことで【正しく見る力】をもったのだと思います。そこには“経験”が邪魔をする部分があるのかもしれません。

事件解決の瞬間‼︎
2019-12-17
“たかが”ニンジン“されど”ニンジン

どうも。さきほどお昼ご飯を頂きました村上です。今日のメニューはシチューだったのですが‥星の形に切られたニンジンを発見して、思わず‼︎「星が入っとる‼︎」と言ってしまうと、隣の子どもから「村上先生‼︎アタリじゃな」と。

そして食べ終わる間際に、ふと隣の子どもを見ると‥まさかの『星の形をしたニンジンだけ残す』がコラボしておりました。


トミホ(富岡保育園)では、「給食」と呼ばずに『お昼ごはん』と呼ぶように心がけています。それは配給のイメージが強い時代の呼び名である「給食」を、時代に合わせて楽しんで食べる「お昼ごはん」を意識したいからです。

また、「給食室」との呼び名も、『太陽の台所』との呼び名に変えました。美味しく楽しく食べるためには、もちろん「遊ぶ」が充実していなければなりません。逆に、「遊べる子ども」が安心して「遊ぶ」ためには、美味しく楽しく食べれるお昼ごはんがなければなりません。『保育園の中心的かけがえのない存在』それがトミホでは『太陽の台所』です。そして台所の保育者たちの“粋な計らい”に、僕と隣の子どもは共鳴することができました。


いつも美味しいお昼ごはんをありがとうございます。ご馳走様でした。

星型ニンジン発見‼︎
まさかのコラボ残し‼︎
2019-12-16
『僕たちにできることは?』を考えてみませんか?

こんにちは。「ケーキの切れない非行少年たち」宮口幸治著を読破しました村上です。“見る力”“聞く力”が乏しく、ゆがんで見えている殺人や性犯罪などを犯した子どもたちの実像。そして反省や葛藤するもてない実態の背景などを、児童精神科医の視点から「ではどうすれば変えられるか?」『僕たちにできることは?』について現実に諦めずに書かれた本でした。


さて僕たち乳幼児教育を責をおくものとして『僕たちにできることは?』を考えなくてはいけません。その為には、現在行われていることを改めて見つめ直し、最新の知見を導入しなければ、経験だけに基づくと対処療法になってしまい根幹の問題解決にはあたらないかもしれません。

例えば、先日のブログで紹介させて頂きました『赤ちゃんを抱っこすることによって“心地よい”状態を作り、目と目を合わせ、大好きな人の匂いを嗅ぎながら、言葉をかけること』は、『言葉の獲得』(認知能力)に大きな影響を与えることだと、きちんとした根拠を示して、子育てをする方たちに発信し伝える責務が僕たちにはあります。


【子育て】は、お母さんお父さんだけで出来るものではなく、保育士や教師だけで出来るものではなく、社会全体(地域社会)でしなければ出来ないものだと、今を生きる僕たちは認識を改め直さなくてはいけないのではないでしょうか?

社会問題を当事者レベルで考えてみませんか?
2019-12-16
村上の自慢の友人紹介記事です。

こんばんは。ブログを始めて、かれこれ4ヶ月毎日更新することができました村上です。なぜ続けることができているか?答えは簡単で、読んで下さる方がおられて、感想などを伝えて下さるからです。感謝、感謝です。


ところで、皆様は、「知らない」ところや、「初めて」の場所に行く時、どのような方法をとられますか?

現代では、とても便利なカーナビを使うのではないでしょうか。

では、あなたにとっての“人生のカーナビ”はありますか?

僕は33歳ですが、同年代の方に刷り込まれた“人生のナビゲーション”は「偏差値の高い学校へ行って、良い大学に入って、安定した仕事に就いて、結婚して子どもを授かり、マイホームを建て、定年まで勤めあげること」ではないでしょうか。確かに、このナビゲーションも1つの選択肢かもしれません。しかし、少子高齢化が進む日本では、「〇〇大学卒」は価値が無くなってきます。そして今ある仕事の半数がAIに取って代わられる可能性があるとしたら「安定した仕事」は、あってない⁉︎かもしれません。平均寿命が100歳を迎える未来は、60歳の定年は、もはや、ただの通過点になるかもしれません。

では、現代を生きる子どもたち、また大人も含めて、“人生のカーナビ”が存在するのか⁉︎

時代が目まぐるし変化するごとに、人生のカーナビをアップデートさせることも1つの方法かもしれません。そして、もう1つ方法は、【自分で道を作ること】です。そして自分で作り上げていく指標として、自分に利益が出ることよりも、『社会や地球に利益が出ること』を考える人に価値がおかれることを意識しなければなりません。


本日、僕の友人があるイベントを開催しました。友人が目指しているのは【岡山に新しい学校を作る】です。※詳細は追ってお知らせしていきます。

この友人は、イベントを開催することは「初めて」ですし、学校を作ることも「知らない」ことだらけです。皆さんのカーナビ情報にも無いかもしれません。友人は、「初めて」「知らない」ことを怖れることなく、【自分で道を作ること】を選択したようです。そして、その道が自分のためではなく“社会のため”であることが僕が強く応援する理由です。


僕たち大人は、子どもに“人生のカーナビ”を与えたり、使いこなせるよう教えたりするよりも‥友人のように『自分で道を作ること』を実践する姿を子どもに示すことが重要なのではないでしょうか。


僕の自慢でもある尊敬する友人の紹介でした。【岡山に新しい学校を作る】詳細情報は今後も紹介させて頂きます。(開校に向けて定期的にイベントをする予定だそうです)

2019-12-15
『よくある光景』に隠された秘密

こんにちは。クリスマスシーズンはイルミネーション真っ只中の街中よりも、保育園の方が“心地よい”独身の村上です。理由は察して下さい笑


さて、土曜日の午前中‥1人の保育者が、1歳数ヶ月の子どもを抱っこしていました。皆さんもお分かりの通り、家庭や子育ての現場には『よくある光景』です。ただ、この『よくある光景』が、子どもたちの発達に大きな影響を与えていることをご存知でしょうか?

この保育者と子どもの間には「身体接触」(“心地よい”状態)があります。そして、保育者の視線にご注目下さい。きちんと目と目を合わせて「微笑み」かけながら、声をかけています。これらの経験を積み重ね、脳のある記憶の結びつけが生じることにより、「他者」(この場合、抱っこしてもらっている保育者)という存在がわかります。

※逆に、「身体接触」(“心地よい”状態)無しに、スマートフォンなどの映像で視覚や聴覚情報を与えたとしたら⁉︎「他者」という存在を認識することの妨げに⁉︎また、「自己」という存在も‥発達に大きく影響を与える予測は皆さんもお分かりではないでしょうか?

“心地よい”状態
2019-12-14
この“続き”があるんだから‼︎

皆様1日お疲れ様です。早朝から保育Laboの掃除と片付けに精を出しておりました村上です。“綺麗になると気持ち良い”ですよね。


そんな早朝に、園庭に片付けが出来ていない“散らかしっぱなし”の遊び跡を見つけました。しかし、なんだか子どもがいないのですが、遊んだ名残が感じられ、「この続きがあるんだから‼︎」との“遊びの途中である”とのメッセージが伝わってきました。

片付けに関しては子育てに携わる方全ての永遠の課題なのではないでしょうか?トミホ(富岡保育園)でも何度も試行錯誤を繰り返し、子ども主体の価値を模索ています。「大人にとっては“散らかしっぱなし”に見える空間も、子どもにとっては“遊びの途中である”空間なのでしょうか。早朝に見つけた遊び跡は、保育者と子どもとの押し問答の末に残された“遊びの途中である”空間だったのでしょう。

押し問答の末
2019-12-13
『おもてなし』に必要な能力とは⁉︎

こんばんは。早朝に玄関先を掃き掃除して打ち水をしました村上です。なぜか⁉︎旅館の女将さんに憧れてやっちゃいました。

(実は来年度、ある団体の中国・四国保育研究大会の主催を富岡保育園が仰せつかっていたりしまして‥会場探しに岡山県倉敷市美観地区を最近は奔走中だったりしています。その途中の高級旅館先の女将さんの、“さりげなく”靴ベラを出して下さる『おもてなし』に感銘を受けた今日この頃なのです。)


さて、先日子どもたちとカプラ(積み木の一種)に熱中していた際‥旅館の女将さんに引けを取らない『おもてなし』現場を発見しました。

添付しました写真奥の男の子に注目下さい。この男の子は、自分が積んで遊んでいるのではなく、手前で壺状に積み上げている男の子に、“さりげなく”積み木を取りやすいように渡しているんですね。それも誰に頼まれた訳でもなくです。


靴ベラをそっと差し出す女将さんや、積み木をそっと差し出す男の子が行う→“さりげない”『おもてなし』に必要な能力とは⁉︎

脳の前頭前野が司る【メンタライジング】と呼ばれる『自分と相手の心は独立していることを理解し、相手の心に視点を変換させてイメージする能力』です。

※もう少し簡単に言うならば‥『視点変換能力』です。

おもてなし現場
2019-12-12
妖怪⁉︎『クツクツナゲナゲコゾウ』

こんばんは。YouTubeチャンネル【富岡保育園付属大学】毎朝7時に3日連続更新しました村上です。

※今日は「“歯並び”が子どもの発育に与える影響とは⁉︎」のテーマで5分ほどお喋りをしています。


さて最近、トミホクルー(富岡保育園の保育者)の間では「アナと雪の女王」の話題で持ちきりに⁉︎そんな最中、今日はいつもの理屈だった専門的考察ぬきの、ディズニーにも負けないエピソードをお届けしたいと思います。

それは昨日の夕方から始まりました。2人の3歳児(classガリレオ)が自分の靴を投げたりして遊んでいたところに村上が通りがかりました。

優しく諭そうとする村上「コラ。靴を投げたりしたらいけません。大事に履いて欲しいです」

仲良しヤンチャ3歳児コンビ「もー!村上先生!返してー!遊んでるんだから」

理屈だった村上「お家の人が働いたお金で買った大事な靴です。大事に履いて下さい」

理屈に屁理屈で返すヤンチャ3歳児コンビA児「買ったんじゃないもん!家にあったんじゃもん!」

(こんな押し問答を何度か続けていくうちに、空が暗くなってきたところで終焉を迎えました)

さて、実はココからが面白いんです。今日の夕方にA児に園庭で出会い頭に‥

ヤンチャ3歳児コンビA児「村上先生‼︎今日は【クツクツナゲナゲコゾウ】は、おらんよ!」

村上「【クツクツナゲナゲコゾウ】⁉︎」

村上の心の声(あー!昨日の‼︎【靴靴投げ投げ小僧】のことね笑)

村上「A君!【靴靴投げ投げ小僧】の相棒は⁉︎」

A児「B君は今日お昼に帰ったから【クツクツナゲナゲコゾウ】は2人ともおらんよ!」


【靴靴投げ投げ小僧】の言葉のセンスは保育者へのご褒美ではないでしょうか。今日一日がとても幸せに感じられた村上でした。

2019-12-11
早朝だから“こそ”できる保育

皆さま1日お疲れ様です。久しぶりに早番職務を体験をしました村上です。(掃除や洗濯、窓の開閉をして空気を入れ替えたり、ミルク用のお湯を沸かしたり等、7時から登園する子どもたちを気持ちよく迎える準備をします)


冬の登園は、子どもにとっても保護者にとってもしんどいのでは⁉︎そんな時に気持ち良い挨拶で出迎えることがプロの保育者なのでしょうか。早番の先生たちは“柔和な表情と声”で「おはようございます。お変わりありませんか?」と家での様子や健康状態について保護者とコミュニケーションをとります。


そんなプロの保育者たちの朝のお出迎えで、子どもたちは保護者の方と別れて一息つくと、さっそく遊びスイッチが入るんですね。今日は何やら手作りのスゴロクを一緒に作って遊んだり、お花を生けている先生を眺めたり‥「日本文化」を満喫する早朝だったようです。写真にもあるように、興味や関心を示す子どもたちが年齢や性別問わずに集まって集団を形成しています。「早朝だから大した保育ができない」ではなく、【早朝だから“こそ”できる保育】を早番の先生たちが趣向を凝らしてしている姿に保育者としてのプロ意識が伝わってきました。

「日本文化」に浸る早朝
2019-12-10
「だるまさんころんだ」は大人社会へのお手本⁉︎

こんにちは。今日から幼児教育系YouTuberとして活動を始めました富岡保育園付属大学の学長に就任しました村上です。

https://m.youtube.com/channel/UCx96mfmwc-NQF3r3FNkoMpg

(毎朝7時更新です。朝の支度中や通勤中に聴きながせるようにラジオ風にお届けしていきたいと思っておりますので宜しければチャンネル登録して聞いてやって下さい)


さて、今日は12月だというのに暖かい陽射しで廊下で日向ぼっこする子どもがいる最中、「だるまさんころんだ」をして遊んでいる【子ども集団】に出会いました。

「だーるまさんが‥転んだ!」

「あ!〇〇君〇〇が動いた‼︎」


そんな様子を見ていると、合理的な大人の僕としては奇妙な違和感を覚えました。皆さん知ったの通り「だるまさんがころんだ」は、動いたら負けのルールです。だとするなら‥じっとしておけば負けません。しかし‼︎写真の奥の子どもたちを見てほしいのですが‥やたらと面白いポーズをとって動いてしまってルール上負けてしまいます。なぜなのでしょうか?


今回集まった【子ども集団】は「ルール上の勝ち負け」よりも、「ルールの瀬戸際でどれだけ面白いことができるか、そして笑いをとって楽しさを皆で共有できるか」に価値を置いて遊んでいるように見えました。

集まった友だちの性格や特性をよく理解していないとトラブルが頻発し盛り上がることが難しい「だるまさんころんだ」でした。


子どもたちは“自分のしたい遊びに応じて集団を作ります”。そして、その逆も。“集まった集団に応じて遊びの楽しさの価値を変えます”。この柔軟性こそ、僕たち大人社会が子どもたちから学ぶべきポイントなのではないでしょうか。

だーるまさんが‥転んだ‼︎
2019-12-09
大人が『子どもを信じても良い』世の中にしませんか?

おはようございます。友人の子どもたちと日曜の公園に出かけた村上です。公園日和の天気でたくさんの親子で賑わっていました。

ただ、普段「どのように見て、どのように守るか」を考えながら保育(見守る保育)を実践している身としては、1つ使命を感じた時間でもありました。


「コラ!そっち行ったらダメ」

「お友達の邪魔になるから、やったらダメ」

子どもの喜ぶ声と混じって、大人の禁止語が多く飛び交っています。これは、たまたまそこへ出くわした大人だけではない気がします。現代の世の中は、「何かあったら大人(親)の責任」だから、“ちゃんと見ておかないといけない”との風潮がとても強く感じます。(不審者などの社会問題もあると思いますが)

しかし、本来、我が子を見守る親は1番発達を知っているはずです。「うちの子は少々友だちとトラブルになろうと、少々ケガをしても大丈夫」と思えば、子どもから少し距離をとってベンチに座るひとときもあって僕は良いと思います。周りの目(世の中の風潮)が、親(大人)に『子どもを信じても良い』環境を奪っているのではないでしょうか。


“ちゃんと見る”とは、ずっと見張っておくことなのでしょうか⁉︎それとも我が子の発達過程をきちんと理解して『子どもを信じて見る』ことなのでしょうか⁉︎


僕たち大人が『子どもを信じても良い』世の中を作っていくことが、世の中の親子たちを守ることだと‥皆さん‼︎思いませんか⁉︎

2019-12-08
“仮説を立て検証する”力

こんばんは。講演会にて目から鱗を出し切った村上です。本日参加して下さった午前の部56名、午後の部44名の方々ありがとうございました。時代に沿った正しい情報や知識を自ら得ようと行動される姿勢が、『日本をより良く』することに繋がるのだと改めて感じました。

※惜しくもご都合により参加できなかった方には必見です。2月頃に地元笠岡放送局で今日の午前の部の講演を全編放送します‼︎詳しい放送日が決まり次第報告します。


さて、さきほど講師をして下さった藤森先生と食事をさせて頂き村上は不躾な質問をしました。

村上「藤森先生は、どうしてこのような他者が知らないような情報や知識をお持ちなのですか?」

藤森先生「私が勉強家でないからだと思います。常に現場で起きていることを見て、【疑問】に思ったことを調べたり。また自分で考えて【仮説を立てて検証する】際に学んだ結果です。世の中で起きているニュースだったりも、そのまま受け入れずに、へそ曲がりに(違う角度から)見て考察します。」


皆さんは、今どのようなことに【疑問】をお持ちでしょうか?

解決にあたり「なぜ、このようになってしまったのか‥」と嘆くよりも、「どのようにしたら解決できるだろうか⁉︎」と、【仮説を立て検証する】ことが『日本をより良く』する秘訣なのではないでしょうか。

疑問を持つ時間
2019-12-07
『園庭に固定遊具が無い“不便”な保育園』

こんばんは。さきほど藤森平司先生(明日の講演会で講演して下さる、東京新宿せいが子ども園園長)と、お付きの先生(“見守る保育”に恋い焦がれて地方から東京へ移住された行動力が物凄い保育者)と、打ち合わせを済ませました村上です。明日の講演会の綿密な打ち合わせをする予定だったのですが‥藤森先生達は日本全国を講演会で回っておられて、同時に日本全国の「お城」を巡っておられるそうで。お城の話に花が咲きました。お城を巡り、その風土を学ぶことが、地域を理解する上で役に立つのでしょうか。


さて、今日の午前中、園庭から‥

「ココは、こう行って、ソコは、こう行って、で、ココは、こう行って‥」

聞いても、何のことだかサッパリ分かりませんよね⁉︎

実は、何人かの子どもたちで、園庭の彼方此方からビールケースやらベンチやらを持ってきて遊具を作って、アスレチックをして遊んでいました。


『園庭に固定遊具の無い“不便”な保育園』と言えば‥トミホ(富岡保育園)です。

そして、【“不便”だからこそ】、子どもたちは遊具で遊びたければ、遊具を“自ら考えて”作らなければなりません。


案外、“自ら考える”ためには“不便”な環境の方が良いのでしょうか⁉︎

便利で物が豊かな現代に問題提起してみました。

遊具を自ら作っちゃう
2019-12-06
村上は本当に“フットワーク”が軽いんです

皆さま1日お疲れ様です。岡山県北部を7時間ドライブしてきました村上です。(新幹線で東京を往復できる時間です笑)

ちなみに詳細を公開しますと↓

・笠岡市富岡保育園を出発

・高梁日新高校

(ボランティアに来て下さった学生への御礼)

・吉備国際大学

(保育サロン“とみほNOW”の宣伝 ※保育者体験をして頂きながらトミホで1日平和に暮らして頂く誰でも参加可能なサロンです。)

・新見市新砥保育所

(公開保育に来て下さり、実名でアンケートを書いて下さった先生がおられる保育所)

・津山市院庄さくらこども園

(公開保育に来て下さり、実名でアンケートを書いて下さった先生がおられる子ども園)

・笠岡市富岡保育園保育Laboにてブログ記載中

毎日のブログを通して多数の方へ発信することと同時に、トミホ(富岡保育園)へ来て下さったり、興味や関心を示して頂けた方との、【一対一の対話】を日本全国、県内県外関わらず僕はしていきます。なぜか⁉︎そこの地域や人たちとの会話や環境でしか味わえない学びがあるからです。『百聞は一見にしかず』です。


※「本当にフットワーク軽いんですね‼︎」と驚かせてしまいましたが‥アポなしにも関わらず、好意的に迎え入れて頂きとても感謝しております。ありがとうございました。

2019-12-05
このページのトップへ