富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

アスファルトの割れ目から生える植物に感動できますか⁉︎

こんばんは。甲府、新宿で得た学びを今日お会いした方々に興味があろうとなかろうとマシンガントークでアウトプットしておりました村上です。耳を傾けて頂きありがとうございました。これで村上はインプットを完了することができました。


突然ですが‥皆さんは「小西貴士さん」をご存知でしょうか?写真家でもあり、森の案内人でもあり、保育者向けの講演をしたり、一言では表現できない方なのですが。

https://www.reallocal.jp/42506

先日、自然からの学びが子どもの育ちにどのように影響を与えるか⁉︎についての講演を聞く機会があり、ハッとさせられる一言が述べられておりましたのでご紹介させていただきます。

参加者の方の質問「自然のない都会では、どうすれば良いですか?」

小西貴士さん「都会にも自然はありますよ。僕は“アスファルトの割れ目から生える植物”には特に感動します。強い生命力を感じずにはいられず、ついシャッターを押してしまいます。“ズレた見方”を出来るか⁉︎出来ないか⁉︎は、子どもの育ちを見る上で重要だと思います。」


“アスファルトの割れ目から生える植物”に感動する大人が見る→子どもの育ち。

“アスファルトの割れ目から生える植物”に気づかずに踏んづけてしまっている大人が見る→子どもの育ち。

子どもの育ちとは【大人の見方】で大きく異なるのではないでしょうか。


2019-12-01
オフィスに射し込む日差しに感謝できていますか⁉︎

まだまだ東京を駆け巡っております村上です。ただ今、新宿の高層ビルにあります某企業のオフィスに潜入捜査しております。


尊敬する方々がおられる株式会社カグヤ。乳幼児施設のコンサルティングや、古民家再生、田んぼ作り⁉︎村興し⁉︎町づくり⁉︎もう何屋さんだから分からないほどの規模でお仕事をされている会社です。そして、いつもお話を聞くと感じることは徹底した【本物志向】です。

なんと、新宿高層ビルオフィス内にて、カグヤさんが再生された田んぼから収穫した“本物”のお米と、自家製の“本物”のお味噌と、日本で唯一の“本物”の鰹節とでなるお昼ご飯をいただきました。


役員の方と鰹節を一緒に削りながら盛り上がった話の1つとして‥“本物”の働き方改革とは⁉︎ただ単に時短したり、賃金を上げたりすることなのか⁉︎

僕たちは命(時間)を削りながら生きています。忙しく削るのか⁉︎穏やかに感謝しながら削るのか⁉︎


“本物”の働き方改革は『生き方改革』なのでは⁉︎

新宿の高層ビルでも、【オフィスに射し込む日差しに感謝する】方たちの言葉はまさに“本物”。身を洗われる思いでした。


(※株式会社カグヤの方々。休日にも関わらず、お食事の用意や、“本物”の暮らしを追求したオフィス内見学‥ありがとうございました。箸置きに置かれた、小さなお花に大きな感動を頂きました。)

最高のおもてなし
2019-11-30
【言い訳】をしない保育実践に必要なものとは?

こんにちは。日本一落ち着きのない副園長の村上です。今日は東京都杉並区にあります「佼成育子園」にお邪魔してきました。


「佼成育子園」は規模は200人の園児に職員が60人程おられる70年の伝統がある保育園です。10年程前から藤森平司先生(※藤森先生について詳細は過去ブログ記事にも掲載しています。また12月7日には富岡保育園主催の講演会に登壇して下さいます。)の提案します“見守る保育”を実践されている園でもあります。


保育の方法を改革するにあたりの心構えだったり、またお互いに包み隠すことなく課題や問題、悩みを共有する時間を見学と同時にとって下さいました。主任先生が一貫して述べられていたのが『試行錯誤』という言葉でした。

そして、“園児が多いから”“職員が多いから”“伝統があるから”【〇〇だから】という【言い訳】を前提としない取り組みには、大人の都合で『子どもを待たさない』という強い意志を感じました。

子どもから大人が学ぶ
2019-11-30
衝撃‼︎“歯”で人生が変わる‼︎

こんばんは。武田信玄が「人が城‼︎だから城は作る必要がない」と、つぶやいたであろう甲府から新宿へ移動中の村上です。富士山を代表とする山々に囲まれた素敵な土地でした。


さて、今回の子育てプラットフォームの全国研究大会では、「語り場からはじめる」と題してあるだけあり、多様な専門的観点から「より良い子育て」へ向けての発表がなされておりました。学べば学ぶほど自分の無知や勘違いなども判明しているところです。本来は全てをお伝えしたいのですが‥


特に‼︎衝撃的であった4人の歯科医師(介護士や保育士の資格をお持ちだったり、足指体操実践者もおられたり、歯科医師としての専門的な知識から脳科学であったり多様な知見をお持ちの歯科医師の方たちです。)の話をお届けさせて頂きます。


まずはじめに、ブログ読者の方で「子どものために、子どもの食べやすいように、頑張って“小さく刻んで”お料理されている方。【小さく刻まない方が子どものため】です。」


なぜか?人間は【噛む】ことで、前頭前野(脳の感情などをコントロールする部分)を発育させ、【噛む】ことで“唾液”を出させて虫歯を予防したりしてきました。

(※日本の歯磨きの歴史は戦後からで、それ以前はありません。そして江戸時代、虫歯があったのは“柔らかな食材を一口サイズ”で提供されていた徳川将軍だったりします。)


うんちくは置いておいて‥とにかく子どものためを思うのなら『しっかり【噛まないと食べられない食材】を使って食事を提供する』ことだったりします。


※歯科からの子育て(保育を含む)アプローチについては今後のブログでも取り上げていきます。また、プロ歯科医師の方をお招きして皆さまにも専門的知識が得られる機会を作ろうと、今!決意しましたので日程が決まり次第、ブログの中でもお知らせします。


2019-11-29
“ちゃぶ台”本領発揮

こんにちは。初山梨県入りを目指して特急「あずさ」に乗り継ぎます村上です。

(※第10回子ども・子育て支援全国研究大会2019in山梨へ参加して参ります。)


さて、昨日はお昼ご飯の時間の記事をアップさせて頂きましたが‥村上が冷静さを取り戻した後に待っていたドラマを今日はお届けさせて頂きます。

虹グループ(3.4.5歳児)のランチルームでは今年度より“ちゃぶ台”を導入して『皆で円くなって』座で食べております。


村上の座っていた隣の“ちゃぶ台”が何やら騒々しい雰囲気に‥

ちゃぶ台を囲む子どもたち「A君!もう満員で入れんよ。見てみ!」

仲良しの友達がいるからどうしてもこのグループに入って座りたいA君「‥泣」

(かれこれ何分だか泣き続けました)

(すると今度は隣の“ちゃぶ台”に座っていた子どもが何とかA君を諭そうとします。)

隣に座っていた子ども「A君。その机は、もう1、2、‥7人も座ってるからギュウギュウで入れんよー。」

(それでも、A君はいっこうに動こうとしません。)

村上「A君。あのな‥」

(そろそろ村上の出番かと声をかけようとした、その時でした!)

ちゃぶ台を囲む子どもたちのうち、A君の仲良しの友達の隣に座っていた子ども「A君。狭いけど、寄ったから入れるよ。ここにおいで!」


“ちゃぶ台”には決まった定員はありません。『皆で円くなって』の本質を、子どもたちは日々の暮らしの中で理解していました。


決まった定員というルールを作るより、「どうしたら〇〇できるだろうか?」と【調整し合える環境】を作る必要が保育者には求められているのではないでしょうか。【“ちゃぶ台”が本領発揮】された場面でしたし、その環境の中、調整力を発揮した子どもたちのドラマに感動しました。


昼ドラ
2019-11-28
副園長を救った「見守る保育のプロ」

こんにちは。昨日起こった地震の対応について防災責任者としての判断が曖昧であったと反省をした村上です。お昼のミーティング時に主任・副主任先生などを中心に防災会議が行われております。


さて、今日のお昼ご飯の時に僕はある1人の保育者に助けられました。虹グループ(3.4.5歳児)のランチルームで‥セミバイキングスタイルで子どもたちが並んでいる時です。ある男児数名が取っ組み合いになりA児がお皿などを持つ子どもの前で危険と思われる行動を示したので、村上はとっさにその子どもを制し離しました。


その時の村上の表情は‥かなり怖かったのだと思います。ゲンコツを入れて叱り飛ばすような鬼気迫る表情であったかもしれません。しかし、それに一目散に気づき駆け寄ってきたM保育者がいました。

M保育者「村上先生。A児のお熱を測っても良いでしょうか?」

鬼気迫る村上「お熱⁉︎」

M保育者「実はA君は、今日朝から全然ついていないんです。こけて、ほっぺに擦り傷を作ったり‥〇〇だったり、△△だったり‥。」

冷静になりかけている村上「なるほど。わかりました。お熱は僕が測らせて下さい。」


僕はM保育者の言葉かけが無ければ間違いなく怒鳴っていたかもしれません。しかし、M保育者は、A児の姿を、よく見て知っていたからこそ、並んでいる際のトラブルには背景が潜んでいることが分かっていました。村上に背景やA児の代弁を伝えることによってA児を守ったのです。


冷静になりかけている村上(「M先生は、村上を冷静にさせる為にワザとお熱を測ると言ったんだな‥」)

冷静になった村上「A君。さっきは危ないと思ったからとっさに止めたんだけど。お友達と何かあったのかな?」

代弁をしてもらえホッとしたA児「あのな‥」


M保育者の『日々の丁寧な見守る保育の積み重ね』によるA児への理解により、村上は救われました。ありがとうございました。

2019-11-27
大盛況トミホから中継です‼︎

おはようございます。ブログ100回目記念を迎えました村上です。

ただいま「秋の味覚パーティー」と題した焼き芋&柿食べ放題にて、地域の方々などが集まって頂き大盛況真っ只中のトミホから中継しております。

(※もし現在ブログをお読みの方は早めに岡山県笠岡市富岡605までお越し下さい。)


昨年度から【地域】の方と、何か一緒に楽しむことが出来ないか⁉︎と始まった企画です。昨年度は【地域】のお店などにポスターを貼らして頂いたり、今年度は加えて、【地域】の方の家に一軒一軒、子どもたちと職員が招待状を配りました。その際に【地域】の方と顔を合わせ、会話も出来ることから『【地域】の中の保育園として守って頂けている』と実感し感謝の気持ちも伝えることが出来ています。


今日も平和なトミホで『無事を生きる』ことができ幸せです。

地域の方でいっぱい♡
2019-11-26
“規定”制服(スモック)廃止の裏側

こんばんは。一昨年まで年中半袖を貫いていた村上です。(薄着は代謝が上がりダイエット効果があったり、免疫機能が向上したりするそうです。)


では、今日も裏側シリーズをお届けさせて頂きます。どこの保育園や学校でもお見かけする“規定”の制服をトミホでは廃止しました。なぜか⁉︎2つの理由を挙げさせて頂きます。


まず1つ目は‥皆が“規定”の服装をすることで同調意識だったりが働くメリットがある反面、【他者との違い】に敏感になりやすいデメリットが考えられます。そして【他者との違い】を指摘される文化は、もしかすると正義の剣を振りかざした“いじめ”思考を作りかねないのでは。なのでトミホでは【他者との違い】を視覚的にも当たり前にすることで、『他者と違っていて当たり前で、それで良い』価値観を乳幼児期に育みたいので廃止に踏み切りました。


そして2つ目。園目標である「遊べる子ども」は「自ら考え判断し行動できる人間」のことを指します。子どもたちは毎朝「何を着ようか考え、そして自分で判断し、着て登園する」ことが出来ます。この日々の暮らしの中にある『服装の選択』も、「自ら考え判断し行動できる人間」へ繋がるとトミホは考えております。


さきほど、すれ違った女の子に服装について尋ねてみると、「これは〇〇ちゃんにもらったカワイイ上着。全部私が選んで着てるよ!」と自信みなぎる眼で答えてくれました。

自分で考え判断し行動している憧れの人
2019-11-25
個人“所有”のお道具箱廃止の裏側

こんにちは。日曜日の朝はもっぱら読書に夢中な村上です。

(※現在読み進めているのは落合陽一さん著「2030年の世界地図帳」です。)


さて、トミホでは近年ハード面からソフト面にいたる保育改革をしていますが、そのうちの1つ「個人“所有”のお道具箱廃止」の裏側についてお答えさせて頂きます。


保育園では当たり前とされている個人“所有”のお道具箱。フタを開けると、ハサミやのりやクレヨンなどが入っています。しかし、トミホでは、それら遊ぶための道具を個人で“所有”するのではなく、皆で“共有”する文化に移行しました。『“所有”から“共有”する文化への移行です』


よく聞かれる問いでは「自分のものを大事に出来なくなるのでは?」などが挙げられます。しかし、裏を返せば「自分のものだけ大事にすれば良い」にもつながります。他者と“共有”するためには、他者の気持ちを理解する“共感力”が伴わなければなりません。


もちろん、お道具箱廃止以降、道具の貸し借りのトラブルや、道具を大切に扱えない異年齢でのトラブルもあります。しかし、このトラブルがあるからこそ、解決しようとする時に、他者への“共感力”が育まれるのではないでしょうか。


※実社会で話題の「シェアリングエコノミー」も、「お道具箱共有」と同様に、他者への“共感力”なくしては実現できない価値観だと言えるのではないでしょうか。

2019-11-24
ウリ坊に“要注意”‼︎

こんばんは。勤労感謝の日に「働くとは?」そんなことを考えながら犬の散歩をしております村上です。“ブラック企業”などの言葉が新聞を賑わせたりもします‥人生100年時代(2045年には平均寿命が100歳を超える見込みだそうです)において、「働くとは?」に一人一人向き合う必要があると考えています。


さて先日、早番(7時から子どもたちを迎える職員)の先生からビックリ⁉︎する言葉を聞きました。

早番の先生「副園長先生。園庭にウリ坊がよく出るんです。」

村上「ウリ坊⁉︎イノシシの子どもですよね⁉︎最近山から降りてきているとの情報があったのですが‥保育園にまで侵入してきているんですか⁉︎(これは困った‼︎一大事だぞ‥)」

早番の先生「はっはっはっは(笑)副園長先生見て下さい‼︎これがウリ坊の仕業ですよ。」

園庭のプラタナスの切り株付近を見てみると、かなり掘られた形跡が‼︎そして切り株付近にはスコップが⁉︎


ウリ坊の正体は‥⁉︎


虹グループ(3.4.5歳児)の職員によると「先週からこの切り株を抜こうと子どもたちが一日中掘り続けているんです。」

この切り株の全貌はどのようになっているのだろうか?子どもたち(ウリ坊)の“飽くなき探究心”には驚きです。


飽くなき探究心
2019-11-23
オープン保育宣言‼︎

こんばんは。いい夫婦(11月22日)とは縁のない独身道楽者の村上です。月夜で照らされた紅葉の下でご夫婦で乾杯なんてのも良いかもしれませんね。

今日は、岡山県内の公立保育所の所長先生方(県の表現部会)がトミホ(富岡保育園)へ20名程度見学に来られました。様々な園での課題と、トミホでの課題とを擦り合わせる良い機会であったと思います。公立、私立の垣根なく、乳幼児機関として、岡山県全体でオープンに切磋琢磨できる環境が保育の質の向上へと繋がると考えております。

トミホでは、公開保育は喜んでお受けさせて頂きます。もちろん視察や見学などもです。是非‼︎岡山県笠岡市富岡605まで。また、遠方や多数で難しい方は村上が喜んでお伺いさせて頂きますので、保育について一緒に語りましょう。


余談ですが‥

夕方園に帰るなり、虹グループ(3.4.5歳児)の子どもから「村上‼︎早く、招待状持って行こうや~」と急かされました。来週の火曜日(11月26日10時~※ご都合つく方はお寄り下さい。)に『秋の味覚パーティー』を子どもたちと食育園庭管理部で企画したようで、地域の方とも一緒に楽しもうとのねらいがあるようです。今日僕を誘ってきた子どもたちは、昨日、近所の方の家に尋ねて、会話をしたことが嬉しかったようです。

子ども「おばあちゃん、誰のおばあちゃん?」

近所の方「おばあちゃんの娘は〇〇で、孫が〇〇で、あんた分かる⁉︎」

子ども「分からん。おばあちゃん、これ招待状!焼き芋の日来れる?」

近所の方「行けたら行こうかな」

子ども「おばあちゃん、焼き芋好き?」

近所の方「おばあちゃんは‥」

こんな平和な会話が続いていきました笑

会話に付き合って下さいました温かいご近所の方々ありがとうございました。今後もよろしくお願いします。

切磋琢磨
2019-11-22
廊下で転がりながら足をピンと伸ばした姿勢

こんばんは。保育Laboの畳(熊本県産)で転んでブログを更新中の村上です。

皆さんにとって集中できるのはどんな姿勢でしょうか?僕は基本的に同じ姿勢を保つのが苦手なので、転んだり座ったり立ったり歩いたりしながら集中して本を読んだりブログを書いたりYouTubeを見たりしています。

classエジソン(5歳児)の男の子が『廊下で転がりながら足をピンと伸ばした姿勢』で音読をしていました。この男の子は最近字が読めるようになって、園内の色んな文字をよく拾い読みしています。文字への興味に対して、園ではどのような環境をデザインすることができるのか?

今日の虹グループの保育者(人的環境)のアプローチを観察していますと‥「座って読みなさい」や「部屋の中で読みなさい」という言葉かけはありませんでした。文字への興味に対して、その子どもが集中できる空間を保障してあげたいという気持ちが保育者から伝わってきました。


もちろん、お部屋の中で行儀よく座って本を読む方が見た目は良いかもしれません。しかし、子どもの“自己教育力”を優先した場合、僕は『廊下で転がりながら足をピンと伸ばした姿勢』は最適だと考えます。皆さんはどうお考えでしょうか?


最適な姿勢
2019-11-21
村上‼︎“大地獄”行き決定⁉︎

こんばんは。朝活をすると夕方から睡魔が襲ってきております村上です。(午前5時から保育Laboにて、朝読書をしたり、散歩がてら地域の小学生の登校班と歩いたり、園児が登園する横断歩道で交通安全の旗を振ったり、充実した朝活でした。)


さて、虹グループ(3.4.5歳児)のお昼ご飯に久しぶりに参加したところ‥同じちゃぶ台に座っていた子どもたちが何やら面白い手遊びをしていました。

「村上先生は!む・ら・か・み・た・い・し・だから、7で!」

自分の指を使って僕の名前の文字数を教えてくれます。そしてここからが本番なようで‥

「む・ら・か・み・た・い・し‥天国・地獄・大地獄・天国・地獄・大地獄・天国⁉︎」

「あ!村上先生!大地獄じゃー!」


村上の心の声(いや、今あきらかに、天国だったじゃん笑 大地獄行きにしたかっただけやん笑)


今日は午前中、4.5歳児(classエジソン ニュートン)の希望者による硬筆の時間がありました。地域の方が字のお勉強という名目で、鉛筆や消しゴムに親しみ、文字や記号などを書いて遊びます。自分の名前も一緒に書いてみたりもします。そんな時間の後だったからなのか、自分の名前や友達や先生の名前の文字に強く関心を示したようで、「天国・地獄・大地獄手遊び」が楽しまれていたようです。(ほぼ、大地獄行きになるので要注意です笑)


天国・地獄・大地獄手遊び
2019-11-20
SDGs×と“遊ぶ”に欠かせないもの

皆さま1日お疲れ様です。職場体験に来た中学生が学校帰りにお寄り下さり子どもたちと遊んでいる風景を見て、誰に頼まれた訳でもなく、学生が自分で考えて判断し行動した姿に感謝と感動を感じました村上です。今後も小中高大学生や、地域の様々な年齢や職種、国籍や障害などなどの境なく学び合える場になればと思っています。


さて、皆さんに質問があります。よろしいでしょうか?

「“遊ぶ”から『当事者意識』を無くすとどうなりますか?」

難しい質問をして申し訳ありません。実は私事なのですが、現在SDGs(持続可能な世界の開発目標)について勉強中でして‥これは、開発途上国に限らず、先進国も含めた“地球規模”の新しい枠組みです。

“地球規模”と言っても難しい訳でなく、17のゴールのうちの例えば「12 つくる責任 つかう責任」などは、身近な“もったいない”を意識することから始められます。

僕たちの身近にある問題も、“地球規模”の問題へと繋がっていることは明白です。だとするならば、現代を生きる僕たちは、“地球規模”の問題にも目を向けて『当事者意識』を持って考え判断し行動しなければ、次世代へ希望のバトンを繋げません。


そんなことを考えていると、ふと昨日の仕事終わりに保育Laboの前に子どもたちが遊んだ形跡がありました。車⁉︎に見立てたカッコ良いアート作品⁉︎です。この子どもたちは、誰に頼まれた訳でもなく、『当事者意識』を持って自分たちで道具やパーツを集めてきて作りました。むしろ当事者意識が無ければ、重たいものをこんなにも集めて作ろうとは思わないでしょう。


「“遊ぶ”から『当事者意識』を無くすとどうなりますか?」

「“地球規模の問題”から『当事者意識』を無くすとどうなりますか?」


車⁉︎
2019-11-19
アンニョンハセヨ

アンニョンハセヨ。人生初のチマチョゴリを試着させて頂きました村上です。本日「韓国交流フェス」をトミホで開催致しました。

韓国の方や、韓国語を学ぶ方、また大韓民国教育部院長の方に来て頂き、民族衣裳の体験や手作り玩具体験で交流を深めました。トミホの子どもたちは、興味はあるのだが一歩踏み出せない子どももいれば、グイグイ新しいことに関わる子どももいます。保育者は強制することなく見守り、はじめてお会いする方たちと繋ぎ合せていくよう心掛けています。(本日の交流フェスは、子どもはもちろんなのですが、保育者が大変盛り上がっておりました。お世話になりました。) 


多様な人や文化に触れることで、【“他者との違い”が当たり前にあって、それで良い】と感じて欲しいという願いで韓国交流フェス開催にいたりました。子どもたちにとっては、韓国の方が外国人だとかあまり関係ないようで、自分の『好奇心』の赴くままに交流を深めていたように感じました。もしかすると、固定的な画一的、排除的思考は、年齢を重ねていくうちに周りの大人や社会から影響して身についてしまうものなのかと考えてしまう今日この頃です。


多様な価値観の中、皆で平和に暮らすために僕たち大人はどのような環境を子どもたちに作れば良いのか⁉︎今日は大きなヒントを得た1日でもありました。今後も韓国交流会を続けていけるよう友好関係を築いていきたいと思います。

チマチョゴリ体験
韓国日本教育情報交換会
2019-11-18
ルールを知らない遊びへの取り組み方

おはようございます。園の近所の神社まで散歩してきました村上です。イチョウの木やモミジの木など見頃なこの時期、お休みに親子で神社やお寺をお散歩するのも良いかもしれませんね。


さて昨日の職員会議後半。室内ゲーム遊びの玩具について実際に実践をしました。外国産のものはルールが外国語で書かれていました。(遊び終えた後に日本語で書かれたルール説明書が出てきたオチがあったのですが笑)さて、皆で新しいゲームのルールをどのように理解すれば良いか?

ある職員は、googleを使って。ある職員はYouTubeを使って調べます。また頑張って外国語を読もうする職員もいたり、また絵や写真から読み解こうとする強者もいます。そして調べることを辞めて、自分ルールを作ろうとする職員もいます。また理解することをあきらめて、玩具を使って即興の人形劇(猫とネズミ)をする職員も。

結局、なんとかネットを利用して基本的なルールを理解してスタートしたのですが、盛り上がってくるとメンバー独自のルールが追加されたりもしました。


さて、今回集まった職員のメンバーはもちろん異年齢です。理解度や記憶力などももちろんバラバラです。そんな中、「はじめてする遊びを、集まったメンバーでどのように楽しむか?」の問いに、今回のメンバーたちは『ルールを楽しんで作っていく』ことを手段として取り入れました。


※写真は今回実践した室内ゲームの1つ「黒ねこゲーム」です。親が猫になって、黒の帽子の中に「チーズ、ベーコン⁉︎、チョコ」を隠します。そしてネズミたちが猫が指名したものを言い当てるゲームです。記憶力もさることながら、集団心理も作用するドキドキハラハラなゲームです。

黒ねこゲーム
2019-11-17
『花のある暮らし』

こんにちは。職員会議のおやつ用に最寄りのパン屋でタルトを購入しました村上です。(岡山県浅口郡里庄町 ソルベーカリー)秋のおやつは茶系多めですね。


さて、さきほど園庭から、「あ‼︎〇〇さん。前髪切ったんやな。似合うわ。」とお台所の調理師が園芸をしている保育士に声をかけていました。職域の境なく会話が飛び交うトミホクルーたちです。

ちなみに‥園芸に精を出して下さっておられる先生は、決して派手ではない園内の草木や野花などを利用して、園内のあちらこちらに生け花をして下さっておられます。『花のある暮らし』は人の心に余裕を作ってくれます。そのような環境が、気持ちを穏やかにして“居心地の良い”保育(子育て)をできる要素となっているのでしょう。


最近、保護者の方がお友達を誘って遊びに来て下さる機会が増えてきました。その1つの要素は『花のある暮らし』から生まれる“居心地の良い”空間なのではないでしょうか。

※『花のある暮らし』を体験したい方は→岡山県笠岡市富岡605まで。仕事や私生活などの疲れを癒されてみませんか。


★お知らせ★

11月18日(月)10時~11時半頃に【韓国文化体験】を富岡保育園で行います。実際に韓国の方に来て頂いて、民族衣装や手作り玩具で遊んだりします。ご興味ある方はふるってご参加下さい。参加費無料当日参加でOKです。

暮らしを豊かにする仕掛け
2019-11-16
裁縫する大人を“見守る”

皆さま1日お疲れ様です。子どもたちの折り紙ブームにあやかって十二面体を折りました村上です。(お台所の先生がトミホでは折り紙チャンピオンだったりもして、子どもたちから憧れていたりもします。)


トミホ(富岡保育園)では、“大人の主体性”を育む仕掛けとして、クラスや担任、資格などの境を無くして、職務を部活動制で今年度取り組んでいます。その中で「保育研究改革部」があります。この部活の1つの専門分野として「日本文化研究」があります。

その担任の職員から「先生たちで、お手玉を作りたい人を募集しています。」と呼びかけられ、集まった先生たちでお手玉作りが始まっていました。側にいる子どもも真剣に針と糸で裁縫する大人を、真剣に見て、心配そうに守って、考えを巡らせながら見守っていました。まさに子どもが大人を“見守る保育”です。

(僕も来週挑戦してみようかと思っております。もしお手玉作りにご興味ある方は、保育研究改革部日本文化課にお問い合わせ下さい。)


大人が“暮らし”を丁寧にすることを心がけることで、子どもたちには大切なことが伝えられるのだろうなと思った場面でした。

お手玉作りスタート
2019-11-15
お腹が減ることに感謝、朝が来ることに感謝

こんにちは。病院の待ち時間にお腹を減らしております村上です。昨年悪性リンパ腫ステージ4という診断がおりて以降、奇跡的に皆さまに救って頂き、ボーナス人生真っ只中でございます。そのため定期的に検査を行なっているのですか‥


あの頃は、お腹が減らない、夜は死ぬのが怖くて眠れない。そんな日々を過ごしいましたので‥「お腹が減ることに感謝しよう。朝が来ることに感謝しよう。」と生きていました。


それが、僕自身生きているのが当たり前に感じると日々感謝できていないことに、定期検査の待ち時間ごとに思い知らされます。


あらためて心を入れ直して

『お腹が減ることに感謝して、朝が来ることに感謝して生きよう』と思います。


※今日の待ち時間読書は木村泰子さん著「みんなの学校が教えてくれたこと」です。学校関係者は勿論、保育園や子育て携わる方、また子育てをひと段落させた方。全ての社会人にオススメしたい本です。

2019-11-14
たどたどしくピアノを弾いていた村上君の1日

皆様1日お疲れ様です。今日は1日中来客の嵐で、1日中おしゃべりをしていた村上です。退職された先生方などの訪問では、「村上君が、たどたどしくピアノを弾いていたのが懐かしいわ」と声をかけて頂き嬉し恥ずかしでありました。


午前中には、市外の保育園の先生方に視察に来て頂きました。お互いの園の課題や悩みなどを共有する中で、未来に繋げたい保育について語ることができました。今後も学び合う関係が築ければ幸いです。

そして午後からは就職活動をされている大学生と進路について、今後の時代を踏まえた持論を語らせて頂きました。(就活されている大学生には必聴の進路話だと思います。もし、聞いてみたい方は→岡山県笠岡市富岡605までお越し下さい。※当園への就職依頼などは一切致しておりませんのでお気軽にどうぞ)


なぜ⁉︎トミホ(富岡保育園)は、園外の方たちに、どんどん来園をお願いしているか?もちろんトミホを好きになって頂きたい、ファンになって頂きたい気持ちがあります。それと同時に、客観的評価を多く頂けることで、普段気付かない保育の課題に出会えること。そして多様な価値観の人から受けるインスパイアで保育に刺激やエッセンスが加わること。


トミホの保育にはマニュアルはありません。それは、暮らす仲間(子どもと大人すべて)の特徴だったり、その日の、その瞬間の感情なども含めて、常に、その時の最善を考えながら保育をしているからです。保育園は、まるで“生き物”のようだとも言えるかもしれません。


トミホ(富岡保育園)で、一緒に語り暮らしみませんか?少しの時間でもかまいませんよ。

→岡山県笠岡市富岡605

(なかなか遠方で難しい、大勢で来園するの難しい。そんな皆さまには、僕はおしゃべりが大好きですので、依頼があればどこへでも出張してお話ししますので、是非ご利用下さい。)

2019-11-13
“出る杭、ここに集結‼︎”

おはようございます。早起きしましたので園の地域にあるパン屋さんに行ってきました村上です。(※なかむらベーカリー)パンを食べながらコーヒーを飲みながら新聞を読んでいますと‥

「岡山イノベーションコンテスト2019」の記事を発見しました。実は昨年、「次世代育成に向けた園庭大改造プロジェクト」と題してチャレンジしたのですが‥惜しくも予選敗退したコンテストなんです。

ファイナリストのビジネスプランを見てみると、ある注目すべき点、時代の流れを予感させる点がありました。それは、高校生の部のプランは全て『日本の文化』に由来するものばかりでした。「文化財踊り×バーチャルアイドル」や、「日本遺産×熱気球体験」、「酒造り×田植え」など。学生の視点には眼を見張るものがあります。


「岡山イノベーションコンテスト」のキャッチフレーズは、“出る杭、ここに集結‼︎”です。岡山県で求められているのは、“出る杭”のようです。学生たちの勢いに僕たち大人も負けてられません。

2019-11-13
『優しい笑顔』に引き寄せられて

こんばんは。先日職場体験学習に来られた中学生の評価表を中学校へ届けに行った際、校長先生がまさかの中学校当時の部活動の顧問の先生で頭が上がらなかった村上です。(当時を振り返ることはNGワードも出てきそうなのでやめましょう笑)


さきほど、お迎えが遅くなる乳児のお部屋で夕方一緒に過ごさせて頂いた時のこと‥一緒に保育をしていた保育者から、「そろそろ〇〇ちゃんお迎えだから、オムツのチェックお願いね」「そろそろ〇〇ちゃん、おしっこ出てると思うから、オムツ替えてね」「そろそろ‥」

次々と声をかけてもらい、ズボンを下げてみると‥『的確!』なんですね。100%に近い確率で当たっています。お迎えに来た保護者の帰宅後の家事を考慮すると、送迎時に気持ち良くスムーズに子どもたちが帰れる段取りをしておくことも大切なのだと思いました。(村上の手際と段取りの悪さを周りがフォローして下さる。これも“チーム保育”です。そして、そんな村上の様な保育者がいることを保護者が許容して下さる。これも“チーム保育”ではないでしゃうか。ありがとうございます。)


さて、写真の場面は、お昼のおやつ後の園庭です。丸太の左端をご覧下さい。1人の子どもと保育者がなんだか嬉しそうにお話ししています。会話は聞き取れなかったのですが、輪っかをハンドルに見立てて遊んでいるのでしょう。この子どもと保育者の関係に魅力を感じたのか、次々とハンドルに見立てた輪っかを持って丸太に座り始めました。

今日は小難しいことは言わずシンプルに考察します。他の子どもたちは‥この2人の『優しい笑顔』に引き寄せられたのではないかと考えます。『優しい笑顔』が作り上げる雰囲気の環境は、何よりも勝りますよね。僕も目標にしたい保育者の資質です。

『優しい笑顔』
2019-11-12
目指す保育園像

皆さま1日お疲れ様です。笠岡工業生による挨拶運動に一緒に参加させて頂きました村上です。園児や保護者も、朝から高校生と挨拶を交わすことによって“気持ちの良い朝”を迎えられたようです。有り難い取り組みを今後も一緒に継続できるようにしていきたいと思います。


さて、午後からはトミホ(富岡保育園)が保育をさせて頂いております笠岡東ブロックの「保幼小中高連絡会」がありました。今回は笠岡工業の授業参観もさせて頂き、専門分野で“地域”の課題を請け負い解決していく姿はとても頼ましく感じました。


トミホ(富岡保育園)が保育に携わる街。笠岡市は、今後間違いなく「少子高齢化」に進む街ではないかと考えます。そんな街の情勢を僕は悲観することなく、街に『暮らす人たちの心が豊かになる』努力をすることを考えたい思います。

保育や教育現場はそのためにはどのような場所でなければならないのか?笠岡工業の“地域”を巻き込んだ取り組みはまさにお手本であります。トミホ(富岡保育園)の目指す保育園像は、“地域”の中にあって、『多様な人たちで混じり合い学び合う場』です。具体的に実践に移していけるよう、園内の各部活動へ現在仕掛けを考えてもらっています。乞うご期待ください。


※目指す保育園像に関して、ご意見ご感想ご質問受け付けております。是非、岡山県笠岡市富岡605までお越し下さい。お待ちしております。保育や教育に関しましては、今後、専門分野外の人たちも交えてより多く語る必要性があると考えております。

気持ちの良い朝
イノシシの課題解決
アマモ場の面積を測量中
2019-11-11
“わざわざ”足を運ぶ価値

こんにちは。日曜の朝活で、“わざわざ”早朝の1時間しか営業していない、うどん屋で朝食をとりました村上です。“わざわざ”足を運んだだけあって、余計と美味しく感じました。(倉敷市児島「松屋製麺所」)


さて、来月の12月7日に富岡保育園主催の子育て講演イベントがあります。藤森平司先生がご講演されます「“今”を生きる子どもたちに必要な幼児教育とは?~見守る保育から学ぶ子育てのヒント~」です。全国各地、また世界各地で講演活動をされています藤森先生の講演会。“わざわざ”足を運ぶ価値があると僕より断言させて頂きます。ブログ読者の方にてご興味ある方は、定員に少しだけ空きが作れますので富岡保育園の方へ電話頂ければと思います。

※講演会詳細

とき 令和元年12月7日(土)10時00分~11時30分(受付は9時30分開始です。)

ところ 笠岡市中央公民館4階(笠岡市笠岡1866-1)

対象 子育てに携わる大人(託児所は設けておりせんのでご了承ください。)

参加費 無料

主催 富岡保育園


※藤森平司先生プロフィール

新宿せいが子ども園園長

保育環境研究所ギビングツリー代表


2019-11-10
感受性言葉変換ゲーム

こんにちは。さきほどまで園庭の築山でお昼寝体験をした村上です。今日はとても気候が良く、雲の流れや葉っぱが風に揺られる音だとかも味わえました。


子どもたちは近所の公園(富岡公園)までお散歩に行ってきたようです。帰ってくるなり‥「お土産持って帰ってきたよ~」と、公園内で拾った木の実などを披露してくれました。まさに『秋の宝石』とも言えるんではないでしょうか。園長や引率の職員が口々に「キレイ~♡」と子どもたちと伝え合う場面が印象的でした。

綺麗だと感じたことに対して「キレイだね」と“感受性を言葉に変換”して大人と子どもで伝え合うことは、“ことば”の発達には欠かせません。(感受性言葉変換ゲーム)


午後からは土曜職員会議が始まっております。今日は園庭の危険箇所について、座学だけにとらわれず実際に子どもの動きを想定しながらトミホクルーたちは実地検証をしていました。子どもたちが『自分で考えて判断して行動できる』環境作りは常に日々の試行錯誤の中で行われます。

またその後は、子どもの姿について生活や遊びの面などから発達をとらえて記録が行われておりました。トミホ(富岡保育園)では、1人の子どもや、1つのクラスについて、固定された1人の保育者が記録することはありません。必ず複数の保育者で行います。なぜか?それは評価に絶対はあり得ないからです。1人の人間の価値観で評価してしまうと、子どもの姿が固定概念化されてしまいます。少しでも多くの保育者で多面的にとらえ話し合いを多く持つことで、子どもの発達が保障されると考えております。

秋の宝石
危険箇所調査部隊
脱固定担任制の記録絵図
2019-11-09
「食欲の秋」は「食育の秋」

皆さま1日お疲れ様です。笠岡市人権部会に初参加しました村上です。「人権」について僕なりに予習をして臨んだ内容をご紹介させて頂きます。(自学自習なので語弊が伴いますし、話し言葉で文が羅列しております。また長文にもなっていますので‥お時間が許す方はお付き合い下さい。)

【人権×保育環境】

「人権」って聞いて、あなたは何を思いますか?まず!ファーストコンタクト!
「人権」かー‥
「とても大切なことだよな」
「でも、なんだか難しそう」
 と、思っちゃうでしょうか?
でも‥実は「人権」は、あなたの暮らしの中にある、とても身近な存在なんです。

少し整理してみましょう!
■「人権」とは?
単に人間であるということに基づく普遍的権利。もーちょっと分かりやすく言うと‥人が生まれつき持つ国家権力によっても侵されない基本的権利です。
(※ウィキペディアより参照しました。)

では、少し「人権」の歴史をのぞいてみましょう!人類の歴史で「人権」という概念が本格的に持たれたのは、意外にも‥近代化して以降なんですね。それまで1786年 フランス人権宣言「人は生まれながらに自由かつ平等だーーー!!!」と叫んだりしてみたものの‥資本主義の波に押されて‥格差社会、貧富の差、そして世界大戦!当時の日本の大日本帝国憲法(明治政府が定めたもので、ヨーロッパのマネでもあります)

これには、自由というものはなかった⁉︎
そりゃそうだ!自由にされちゃ、戦争で統制とれないし負けちゃうし‥が!しかし!戦争の反省を人類はしました。僕たちは、結果を反省できる生き物なんですね。それを活かしてきたからこそ、人類は生き延びた!

ってことで‥
人類は、より自由を排除し、統制をとり、最強の爆弾を作る方向に進むのか!?と、思いきや、これじゃ、人類滅亡しちゃうよね‥自殺行為だよね‥ってことで‥

1948年!世界人権宣言!
※日本国憲法第11条にも近い記載がされています。
国民は!すべての基本的人権があるんだ!ってことで、大枠としては『法律』の基での『自由』を尊重!
※法律による人権侵害は‥現在のところ解決できない矛盾点‥

ザザッと整理したところで‥次は‥じゃあさ!日本の人権問題は、どんなことがあるっけ!?例えば‥
■女性
■子ども
■高齢者
■障害者
■同和地区
■アイヌ民族
■外国人
■エイズやハンセン病
■刑期を終えた人
■犯罪被害者
■インターネット
■ホームレス
■性同一性障害
などなどでしょうか‥こうやって見てみると社会から、分けられてしまった人たちです。そして、たいていは、知識不足から安易に分けてしまっています!
(ハンセン病など、実際現場に僕も行ってみると全くの知識不足を感じましたし‥性についても、現在は男と女だけではありませんし‥)

でもって、どの問題も、人として問題改善に取り組まないといけないのですが‥今日は‥[子ども]についてをピックアップしてみたいと思います!

子どもの人権は‥1989年国連総会にて定められ“自由の尊重”と、“保護”が柱で挙げられました。そんでもって、僕たちの身近にある[子ども]という社会的な弱者に対しての問題は‥
■いじめ
■体罰
■虐待
■買春
などなどでしょうか‥なぜ、そのような行動をとってしまうのか?
(ぜひ、皆さんも家庭の食卓のテーブルで議論してみて欲しいです)

でもって‥子どもの「人権」を考えるときに‥いやいや子どもに権利だの言ってたら‥“わがまま”になっちゃうやん!って、声!聞こえそうですよね?ここなんですよね!ここに大きな落とし穴と解決のヒントがあったりします。

子どもに権利があることを伝える、また自覚してもらうことで、他者の権利についても考えられるようになります。ここが、逆で他者の権利ばかり教えこんでも、「権利」自体がわかっていません。

そんでもって「自由だ!自由だ!ってフランス人権宣言みたいに言っちゃってて、そりゃ、わがままになる一方じゃない!?」って、声も聞こえてきそうなので‥議論したいと思います。

■自由とは?
漢字を噛み砕くと
「自らを由しとする」と書きます。
哲学的には
「意志が選択できる状態」
ちなみに
「選択」という言葉の
「選」は、決められたものから選ぶ
「択」は、動物の血だらけの死骸の中から肉を探り出す‥つまり、決められていない状態から、自らが選びとる。そんな言葉の意味もあったりしますが‥兎にも角にも「権利を主張させる前に、教える前に、まずは、人としての〇〇を教え込まないと、自由になれないだろ!」の逆説的に‥
「自由な状態、意志の選択ができる状態でないと、権利を主張できなくなる」が、僕の持論です。だから「意志の選択」ができる状態の環境を出来る限り作りたい‥当たり前に保育でやっていることが、「意志の選択」ができる状態になっているか?
■挨拶
■あそびの場所、時間
■服装
■持ち物 
などなど‥身近な件から考えてみましょう。子どもにとって、もしかすると1番身近で大切な権利を僕たちはどれだけ「意志の選択」ができる状態に環境を作れているのか?

「意志の選択」を身近なことから、毎日繰り返しすることで、「権利」を自覚し、他者への「権利」も感じられる。これって、僕たちが、教え込むことではなくて、日々の生活、暮らしの中から感じられる、身につくものではないでしょうか⁉︎

この議論は際限がないのですが‥【当事者意識】をもって問題提起し解決策を考え試行錯誤できるか⁉︎が、人権問題では必須だと僕は思っております。

人権問題に関しましては僕は素人⁉︎にわか⁉︎かもしれませんが‥僕の様に素人でも、にわかでも、多くの人が関わって取り組むことが大切だとも思っています。


そんな人権部会を尻目に‥

トミホ(富岡保育園)では、先日収穫したお米の手での脱穀作業⁉︎や、先日種から植えた大根が芽が出てきたことに喜びながら水やりが行われていました。食欲の秋は、食育の秋でもありますね。

手で脱穀⁉︎
大根の芽に水やり
2019-11-08
『脱いでいた靴を片手に玄関に向かう冒険家』

こんばんは。国際バカロレア教育フォーラムに参加してきました村上です。「国際バカロレア教育」については今日は詳細は述べませんが‥皆さまも推測できるであろうグローバルな社会で生き抜く教育⁉︎

では「生きる力」とはどんな場所で育つのだろう⁉︎そんな問いを考えていますと‥そらグループ(0.1歳児)の男の子が、園庭でひと遊びして満足したのか、『脱いでいた靴を片手に裸足で玄関に向かう姿』を目撃しました。自分の意思で向かうその姿には『冒険心』(非認知能力)が宿っていたように思います。


話は変わりますが‥トミホ(富岡保育園)が属する市内の来年度の保育関連施設の募集がそろそろ始まる時期でもあります。流行りの言葉を使いますと「保活」がスタートする時期でもあります。大切な我が子をどこに預けようか!?保護者の方は真剣に悩まれるでしょう。是非多くの施設を実際に見て、そしてそこで働く人たちとコミュニケーションをとって選んで頂きたいと思います。僕たちトミホクルーも、色々な方とコミュニケーションをとって、保育や幼児教育に1人でも多く一層の関心を示して頂ければと考えております。

(※住所 岡山県笠岡市富岡605 富岡保育園 「保活」に関係なく気軽にお立ち寄り下さいね)


冒険家
2019-11-07
自分で考え“ながら”の究極「木登り」

皆様1日お疲れ様です。笠岡工業高校2年生の学生と先生と一緒に、ある企みしました村上です。「地域探求」の授業にて地域の困りごとや要望を一緒に解決していく取り組みで‥トミホ(富岡保育園)の遊具庫を秘密基地にリノベーションできないか⁉︎園の方針を伝え、また遊具庫に実際に登って遊んでもらいながらデザインを考えてもらいました。年明けにデザインのプレゼンが予定されているので皆様乞うご期待下さい。


さて、工業の先生と昔話に花が咲きました。山で木登りをして落ちたり‥川で泳いで溺れたエピソード‥そんな話をしていると無性に「木登り」がしたくなり‥夕方は子どもたちと「木登り」遊びをしました。園庭の真ん中のユリの木はまだ細い枝もあるので、「どこの枝なら折れないか」「どこから登ったら枝の障害物が少なく登れるか」「どうやって足を運ぶと上の枝に足が届くか」などなど、【自分で考え“ながら”】を連続的にしなければ高く登れません。頭と身体が硬い僕はニュートン(4歳児クラス)の子どもに負けてしまいました。高所恐怖症の僕にとっては、遊具で感じる高さと、「木登り」で感じる高さは雲泥の差がありました。

次世代へ伝えたいこと
童心に戻る
「木登り」大会スタート
2019-11-06
【順番】というルールを作った3人組

皆さま1日お疲れ様です。職場体験に来られる中学生に1時間ほど現代の世の中の仕組みについて、東京大学で行われた21世紀型幼児教育カンファレンスで得た知識と情報を駆使して語らせて頂きました村上です。学生には誠意を込めて“名刺”をお渡しして打ち合わせに入るのですが‥今日の中学生からは「初めて名刺もらったー!」と喜んで頂き、社会人としての初のお付き合いもできたかなと思っております。


お昼ご飯を虹グループ(3.4.5歳児)のお部屋で頂いた後、廊下を歩いていると‥ガリレオ(3歳児)の子どもたちが3人、絵本を囲んで何やら集って会話をしています。何やら質問をし合って互いに答え合っているようです。そして、この会話をよくよく聞いてみると、あるルールが3人の中で存在していたようです。それは、質問する【順番】と答える【順番】が3人の中ではあって、【順番】を守ることで会話が円滑に進んでいたようです。


トミホ(富岡保育園)では、保育者が意図的に整列させて並ぶ活動は設けておりません。そのため、「【順番】を守ることができるようになるんですか?」との質問をよく受けます。この絵本を囲む3人のように、【順番】を守る活動は、身近にたくさん存在しています。そして子どもたち自身が【順番】の必要性を感じて、自分たちの遊びのルールに含めていること。そして自分たちで設けたルールの方が【順番】は守られるようです。


身近に存在する【順番】を守る活動を是非発見したい方は‥↓

岡山県笠岡市富岡605 富岡保育園へ是非足を運んで下さいね。

なにやら円滑に会話が進んでる
2019-11-05
『遊びの発酵』と納豆

こんばんは。連休の終わりは「孔子」と「老子」の思想の違いを面白がっていた村上です。道徳的な成長思考の孔子に対して、自然であるがままであることを大事にする老子。皆さまばどちらの思想が気にいるでしょうか?


10月に提出されました保育研究記録の中から‥【遊びの発酵】がされた場面がありましたのでご紹介を。

ある女の子が落ち葉を何枚か拾って花束の様に重ねて保育者に「見て‼︎」と声をかけました。すると、保育者は「なんだか素敵な音がするね」と答えました。落ち葉が重なって擦れた音が素敵な音に聞こえたのしょう。保育者のエピソードには『秋のいい音』と名付けられていました。

この女の子は、もしかすると素敵な音を出すために狙って落ち葉を集めたわけではないんだと思います。たぶん、落ち葉をたくさん拾って集めるのが嬉しくて。しかし、保育者の「なんだか素敵な音がするね」の言葉かけにより「音」に着目することができ、まさか自分が素敵な音を出しているとは⁉︎と喜んだんだと思います。

ワラの中に豆を入れたことを忘れて、腐ってしまって見つけた豆を食べたら美味しかった。これが「納豆」です。これと落ち葉の花束の擦れた音は似ていませんか?そして保育者の「なんだか素敵な音がするね」の一言が【遊びの発酵】を生み出しました。

保育者が発する言葉かけは、遊びを“発酵”させる重要な役割があるようです。

2019-11-04
このページのトップへ