富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

ライナスの青色の毛布

早朝のとみほ村。(富岡保育園)なにやらニヤニヤしながら洗濯物を干す保育者たち。

物干し竿には、数個‥数匹⁉︎の“ぬいぐるみ”が干されていました。

保育者Y「子どもがよく遊ぶからよく汚れていました。この“パンダのぬいぐるみ”の『鼻先』の汚れがどうしてもとれなかったんです。実は、そらグループ(0.1歳児生活グループ)のAちゃんのお気に入りにで、いつでも手離さずに、鼻先を時々噛んだりしているんです。」


ブログ読者の方で、スヌーピーのライナスという登場人物を知っておられる方はいるでしょうか?

ライナスは片時も“青色の毛布”を手離しません。


ある特定の物であったりに愛着を示すと、「親の愛情不足ではないか!?」との意見がのぼりますが、全くの誤解なんですね。多様な環境の変化の中で、安心感を得る材料としての特定の物に愛着を示すということは、いわば、「自立」しようとしている成長の証とも言えます。無理に手離させたりしないように、あたたかく見守っていきましょうね。


にしても、ぬいぐるみが大勢物干し竿に干されている風景は、保育園ならでは⁉︎少しシュールだけれども優しい気持ちになれる、僕はそう思います。

優しい洗濯もの
2020-10-03
中秋の名月あやかるお抹茶会

おはようございます。昨晩の“中秋の名月”をご堪能なされましたでしょうか?絵に描いたような満月が夜空に浮かんおり想いにフけっていました村上です。


実は、昨日とみほ村では“中秋の名月”にあやかり「お抹茶会」が開催されていました。日本文化師の保育者が、1ヶ月ほどかけて準備していたんです。

季節にあやかった茶器、花器、お菓子などなどを入念に選び、子どもたちと保育者や見学者などに振る舞っておられました。

礼儀作法など厳しく指導するわけではないのですが、子どもたちはお抹茶会ゾーンに足を踏み入れると、日本文化師の保育者が設定した雰囲気にのまれながら、「なんとなく、自分なりに礼儀正しく振る舞う」姿が見られていました。


よくある質問の中に「富岡保育園では設定保育の時間はないのですか?」とあります。昨日のお抹茶会は、どちらかと言えば設定保育の時間だと思います。大人が設定する時間に心がけなければならないのは『目的を見失わないこと』です。日本文化師の保育者は、『中秋の名月にあやかったお抹茶を味わう』という目的を果たすことを心がけ、自らも堪能されていたことが印象的でした。

雰囲気作り
あやかる
たしなむ
2020-10-02
ラジオ生放送収録無事終了

皆さま1日お疲れ様です。さきほどエフエムゆめウェーブ「自分のラジオ番組をつくっちゃおう!」の企画に参加させて頂き、【村上太志の“富岡保育園付属大学チャンネル”】を生放送収録を無事終えました村上です。


いや~30分、素人ながらしゃべり倒しました。おもしろいもので、しゃべっていると、小学生の時に放送委員会に入っていたことを思い出したり、意外にも放送業界に興味があったことに気づき、少し夢が叶った感覚でもありました。

さて、素人ラジオDJ村上の側には、放送局の方が見守って下さっているわけです。声量や、話す速度、時間、CMの入り口、挿入曲などなど。あらゆることに気を回しながら、素人ラジオDJ村上が気持ちよくしゃべれる環境を作って下さっていました。

これって、まさに、気持ちよく泣いたり笑ったり遊んだりする子どもを見守る保育者と似た位置だと思いませんか?

気持ち良く感じるポイントとしては、あらゆることに気を回していることを当の本人に気づかれないことです。放送局の方の気配を一切感じることなく、しかし何かあったらフォローしてくれるという安心感を持ってしゃべりました。


過去のブログ記事に記載しましたが、愛着形成において、常にくっついておくことが大事だと勘違いしないことです。大事なのは「いつでも、くっついても良いのだなと思える安心感」を持てることです。その安心感が強く持てば持つほど、子どもたちの世界はどんどん広がっていくのです。(安心感の輪)


なにはともあれ、エフエムゆめウェーブの方々、見守る保育を素人ラジオDJ村上にして下さりありがとうございました。


※笠岡放送123chでもご視聴できます。毎週木曜日午後13時30分~14時まで。(再放送は午後19時~19時30分まで)お時間許す方は聞いてやって下さい。

2020-10-01
あっちゃ、こっちゃ

こんにちは。雨あがりの、とみほ村の朝。ブログ愛読者ならば、もう、お分かりでしょう。


そうなんです。園庭では、あっちゃこっちゃで、泥んこだらけの子どもたち。長靴でチャプチャプするくらいなら可愛いいもんです。しまいには、裸足で‼︎ズボンを履いたまんま、お尻を浸して「良い気持ち」と言わんばかりのご満悦の表情。

11時半前になると、お台所から美味しいお昼ご飯のにおいが。そろそろお昼ご飯の時間です。泥んこだらけの服や靴のお着替えをする子どもを援助する保育者たち。泥んこだらけだと、脱ぐのも一苦労なんですね。友だち同士で引っ張り合って助け合うんだけど、引っ張り過ぎてケンカになっちゃう時もある。泥んこになった服や靴を、保護者に渡す前に水洗いをするのだけれども、本日はいつも以上に大量なんですね。何足も、何枚も洗いながら。洗いながら、お着替えをする時に、なかなか袖から手が通らず苦労する子どもを援助したり。はたまた、洗いながら、遊びにキリがなかなかつかない子どもを気にかけたり。1人で何役も、あっちゃこっちゃとアンテナを張る保育者。


そんな保育者を見ると、お手伝いしたくなるんですね。何人かの女の子たちが「洗濯、手伝う〜!」と、ゴシゴシ泥んこ服を洗うわけです。

そんな時に保育者がお手伝いをする女の子たちにかけた言葉が「ありがとう。洗濯母さんみたいだね。助かる~。」


とみほ村の暮らしは、みんなで支えている


感謝の巡った場面でした。


保育者たちはもちろん、またそんな場面を温かく許して下さり家庭でもお洗濯をして下さる保護者の方々。日々本当にありがとうございます。そしてこれからも子どもの健全な育ちと暮らしをともに守っていきましょう。


洗濯しながら
ありがとね
2020-09-30
非常事態の時こそトラブルが起きやすいんです‼︎

こんにちは。連日「とみほ村新聞」配達をさせて頂いています村上です。本日は笠岡市内のスーパーや郵便局などなどの施設へ。お忙しいなか対応して下さった店員の方々ありがとうございました。少しでも多くの方に目に留まって頂き、とみほ村(富岡保育園)へ足を運んで下さったら幸いです。


さて、本日は防災訓練がありました。火災発生場所や避難場所などは防衛委員会のみ知る情報として行われました。

大きなベルの音が鳴り、その後ハンドマイクで火災場所・避難場所が放送されるのですが‥


なんと‼︎


ハンドマイクの電池が切れていたんですね。(昨日、事前に防衛委員会が確認した時は音が出た様なのですが)ハンドマイク設置後はじめての電池交換をしました。

防災訓練ごとに、定期的に防災グッズの確認をする必要性と、このような『非常事態の時こそトラブルが起きやすい』ことを常に意識しておく必要性を感じた本日でした。

避難訓練
2020-09-29
番宣&謝罪をさせて頂きます‼︎

皆さま1日お疲れ様です。本日は番宣と謝罪をさせて頂きます。

まずは番宣から‥

10月1日からエフエムゆめウェーブ「自分のラジオ番組を作っちゃおう‼︎」の企画に参加させて頂くことになりました。そして本日はCM収録もしちゃいました。

↓CM全文です。

「村上太志の富岡保育園付属大学チャンネル。この番組では子どもたちの未来へ希望を繋げるをテーマに。僕が勤める岡山県笠岡市富岡保育園の子どもや先生たちから学んだエピソードをお届けします。毎週木曜日午後1時30分より、再放送は夜7時から。お会いしましょう」


尺は20秒。素人ですから、息継ぎのミスなども含めてテイク◯回。貴重な体験をさせて頂きました。

FM79.2MHz、ゆめネット笠岡放送ケーブルテレビ123chで視聴できます。お時間許される方は是非。


そして、ココからは謝罪です。本日CM収録後、とみほ村(富岡保育園)に帰りますと‥保育LABOの玄関前に、ビールケースなどで高々と作られた城が。夕方子どもたちが「できた‼︎」と達成感に満ちたコメントを残した城だったそうなのですが。わたくし、そんな気持ちを踏みにじるかのような行動に出てしまいました。


壊したんですね。


もしかすると、明日その城を使って遊ぶイメージを膨らませて帰ったかもしれないにも関わらず。この場をお借りして謝罪させて頂きます。


ごめんね。

2020-09-28
手のひら・足の裏・ほっぺ

こんばんは。本日は地元の消防団員として“救命救急講習”を受けさせて頂きました村上です。実は、夏に職場でも受けさせて頂いたので、今年2回目なんです。

つい気を緩めて参加していますと、恐ろしいデータと、なんと最新の知見を学ぶことができラッキーだったんですね。(やはり、学ぶときは積極的でなかればならないと反省しました。)


恐ろしいデータとは‥日本で心臓突然死で死んでいる方が、年間8万人近くいて、1日約200人なんです。そのうち、胸骨圧迫をすれば2倍生存確率が上がり、AEDを使用すれば6倍生存確率が上がるというデータもあるんです。このデータを見る限り、救命救急講習を受ける価値が分かりますよね。


さらに、最新の知見もご紹介させて頂きます。(少し涼しくなってきて、熱中症などの危険は減りましたが知っておきましょう。)熱中症などの症状が見られる時に、首元や、脇の下、足の付け根を冷やすのが定石だったのですが‥実は「手のひら・足の裏・ほっぺ」を冷やす方が効率的に身体を冷やす効果があることが科学的根拠に基づき分かったそうです。

2020-09-27
面影があるか否かの判断基準

皆さま1日お疲れ様です。本日も早朝より「とみほ村新聞」を配達しておりました村上です。実際に地域のお宅を歩いて回って分かるのが‥坂の上にお家があったり、玄関までに数段階段があったり、駐車場と離れてお家があったり。高齢者にとっては、しんどい生活条件があるのだと理解しました。

そんな中、岡山県笠岡市富岡地区も、少子高齢化の一途を辿っているのは明白で、もちろん空き家もたくさんあります。配達する際、空き家かそうでないかの判断を村上はどこでしたか⁉︎

一戸建ての場合、たいていお庭があるのですが‥お庭の手入れ具合を見ます。玄関先などにお花が少しでも咲いていると“暮らし”の面影が見えて、空き家ではないと判断します。


この判断基準を、保育施設に照らし合わせてみましょう。子どもたちが遊んでいるか、いないかの判断を、子どもたちがいない場面で判断する際、僕は園庭を見ます。スコップや泥団子などが少しでも転がっていると、子どもの面影が見えて、遊んでいるなと判断します。

加えて、園内にお花が活けてあったりすると、“暮らし”ているなと判断します。


ブログ読者の判断基準は如何様でしょうか?

なごり
秋の七草を詠む
2020-09-26
ひとりでぼんやりする時間

皆さま1日お疲れ様です。「村上先生って、保育園で何の仕事しているんですか?」と、しばしば質問を受ける村上です。

たいてい暇をしていますが‥最近では、地域のラジオ番組に参加が内定したので内容を考えたり。県内の保育士養成校の学内研修への教材協力をしたり。GT(見守る保育実践園※全国加盟500園程)新聞の記事を依頼されたので執筆をしたり。今年度延期になってしまった富岡保育園主催のGT四国保育研修会の、次回の予告編を作成していたり。市内の敬老会がコロナ渦で中止になってしまったので、高齢者施設へ富岡保育園写真集を作りお届けできないかを園長先生と思案したり。ほぼムラカミときどきキミちゃんmagazine”が好評のため次号の原稿を書いてみたり。とみほ村新聞300件ほどご近所さんなどへ配りに歩いたり。などなどですね。言ってみれば、やらなくても別に良いことだらけなのですが、村上のやりたいことをやらせて頂けるのは現場の保育者たちにお任せできるという安心感があるからでもあります。帰る場所、仲間がいるからこそ“ひとり”フットワーク軽く活動させて頂いています。感謝しかないですね。


本日は最後にひとり何もしない時間について、脳神経科学専門の早稲田大学理工学術院教授 枝川義邦先生のお言葉をご紹介したいと思います。

「何もしない、ぼんやりした時間」こそが、ひらめきを生む秘訣です。

人間の脳内は大きく3つの領域があって【生きる】【感じる】【考える】ための脳があります。

【考える】ため消費される脳エネルギーは3%ほど。ウンウン唸って考え事をしていても、97%のうち23割は【生きる】【感じる】に費やされるんです。では残りの7割は?「デフォルト・モード・ネットワーク」(DMN)の働きに使われるんです。

DMNの詳細は本日は省略しますね。


DMNの働きこそが、実はアイデアやひらめきを生む原動力になっていて、そんでもって、『脳が休んでいるとき』こそが活発に動くんです。


少し難しい用語も出てきましたが、ブログ読者の方思い当たる節はありませんでしたか?ついつい空き時間にスマホを見てしまったり。脳過労状態にある僕たち。大人だけに限らず、子どもも気をつけなきゃいけないかもしれません。もしも分刻みでスケジュールが組まれている乳幼児がいるとしたら⁉︎いつどこで何時ひとりぼんやりすることができるのでしょうか?遊びのアイデアやひらめきを生むためには、必須である『ひとりでぼんやりする時間』を。

ひとりの大切な時間
2020-09-25
「泥団子を簡単に作る10の方法」を乳幼児が読むと思いますか?

「村上先生がブログなどで記載されている情報はどこから仕入れているんですか?」

と、いった質問をよくお受けします。

昨年度まででしたら、全国各地の保育施設や大学などに学びに通い、そこで直接見聞きしたことが主だっていたりしました。

今年度はコロナ渦もあり、遠方へは足を運ぶことが難しい。(オンライン会議や講義に参加すれば良いのですが、僕は好きで無いので参加しません。)

そんな村上の情報仕入れ術とは?今年度は珈琲屋に行く機会が多いんですね。そこで知り合った人や、紹介してもらったお店、またそこで知り合った人やお店‥そうなんです。保育・教育畑では無い方たちをオフラインで辿って得た情報が多いんです。特に、街中では無いコアなお店や人を訪ねるものですから、チェーン店やマニュアル化された接客とは違った道を歩まれた人たちからの生の声は、初耳情報が多く、どれも静かなエネルギーを感じて面白いんです。


少し話が逸れちゃいますが‥先日本屋へ行くと本や雑誌の題名で多いのが「幸せになる〇〇の方法」「〇〇になるための〇〇の方法」などなど。また子育て関連のコーナーでは、「簡単に作れる離乳食の〇〇の方法」や、「保育壁面が手軽に作れる〇〇の方法」などなど。本屋に溢れているのは、【〇〇の方法】ばかりなんですね。そして、本屋は、世の中の需要を満たすためにあるとしたら、世の中の人たちは【〇〇の方法】を求めているんです。

とにかく答えが欲しいのでしょうか?

とにかく失敗を避けたいのでしょうか?

効率良く物事をこなしたいのでしょうか?

なぜ、僕たちは何かをするための説明書を欲しがるのでしょうか?



実は上記の【〇〇の方法】を求めない人類がいるんです。そう!乳幼児です。赤ちゃんが立つために「0歳児が簡単に立てる方法」の雑誌を読むでしょうか?幼児が「泥団子を簡単に作る10の方法」の専門書を読むでしょうか?

彼らは、実践に実践を重ね、見様見真似を繰り返し、時には友だちからアドバイスを受け、時には友だちとトラブルになりながらも、何かを始め、何かに取り組み、何かに没頭します。


村上の情報仕入れ術なんて知ったところで誰も得なんかしませんよね。それよりも、自分の興味のあることを始め、取り組み、取り組みながら必要な人や情報を辿り、没頭できるか否か、その過程を多角的に発信していけば自ずと情報は仕入れられるんだと思います。


本日も、「とみほ村新聞」の配達に行ってまいりました。そしてこれから地元のラジオ局の方とラジオ番組の打ち合わせに行ってまいりたいと思います。村上まだまだ動きます。よろしくお願いします!

何かをする
2020-09-24
なりたい役になるための平和的解決策とは?

皆さま1日お疲れ様です。園庭で遊ぶ子どもから「“お母さんごっこ”と“保育園ごっこ”をつなげて遊んどんで~♪」とすれ違い様に言われた村上です。

どんな“ごっこ遊び”なのか気になりますよね!?少しだけ立ち止まって観察させて頂きました。

Aちゃん「私がお母さんな!」

Bちゃん「じゃあBは、〇〇先生!」

Cちゃん「Cはなー、〇〇先生!」

その後はお母さん役と、先生役とで、すったもんだと、仲が良かったり喧嘩したりとしていましたが‥

この【つなげごっこ遊び】を開発した3人の目的は「なりたい役になれるための平和的解決策でした。誰もがお母さんになりたいんだけど、みんなお母さんじゃ面白くない。だけど子ども役にはなりたくない。そこで閃いたんですね。お気に入りの先生になっちぇばいいことを。


とみほ村(富岡保育園)では、日々、瞬間瞬間に、心を揺さぶれる感動のドラマが待っています。気軽にお立ち寄り下さいませ。

※本日から、「とみほ村新聞」を配布致しております。富岡保育園ご近所から配布スタートしています。もしもご希望の方がおられればお問い合わせ下さい。

2020-09-23
ゲンコツくらい大きなオニギリを作ってくれた友人の祖母

皆さま1日お疲れ様です。昨日は敬老の日でしたね。県外の実の祖父母へは折を見てアクションしようかなと思っていたりするのですが‥

友人の90歳にもなる祖母が先日退院したと聞き、本日駆けつけた次第です。10代後半から遊び回っていた頃、よく友人宅へ泊まりに行くと、朝食にゲンコツくらい大きなオニギリを作ってくれていた祖母です。

たった1ヶ月半の入院で痩せちゃい寝たきりになってしまった友人の祖母。介護をする家族の方に「迷惑かけてごめんよ。わがまま言いません~。」という祖母の言葉を聞くと、感慨深い何かを感じてしまったりします。


人生の“はじまり”に寄り添う“保育”

人生の“おさらい”に寄り添う“介護”

ともに人の社会福祉を司る、とても大切な仕えです。

保育と介護。通ずるものはたくさんあるはずですし、また相反するものもあるかもしれません。

例えば‥

できていく“喜び”と

できなくなっていく“悲しみ”

喜びと悲しみ。相反するようでいて、ともに“心情の動き”があるんです。

社会福祉従事者として、子どもであろうと、年配の方であろうと、誰であろうと、『相手に敬意を示し“心情の動き”に寄り添うこと』。そんな決意を静かにさせて頂いた、友人の祖母との時間でした。

2020-09-22
優しい保育者が直面する葛藤

こんばんは。皆さま連休中に、お車でお出かけする機会があったりするのではないでしょうか?安全運転宜しくお願いします。


家族や友人など複数の場合、“運転手”と“助手席”の関係ができると思うのですが‥保育園でいう“子ども”と“保育者”の関係に似ていると思いませんか?

もちろん運転手が“子ども”、助手席が“保育者”です。


運転手(子ども)は、行ったことない、また聞いたことのない地名の道を運転する際、いつも以上に運転に集中しているはずです。子どもが、はじめて取り組む遊びに没頭する時と似たように。

そんな時に、隣の助手席が無駄に声をかけたりすると迷惑がられたりするものです。(運転手の性格にもよりますが)必要な時に必要な分だけのアドバイスを運転手は求めるものです。

必要な時に必要な分だけをするためには、放っておいては難しいんです。必ず運転手の具合を細めに見守っておく必要があるんです。


子どもたちが遊びに没頭する時も同様。子どもたちが必要な時に必要な分だけを求めているんですね。必要以上に声をかけたり手助けしたりすることは【過干渉】になってしまい、遊びの邪魔になりかねない、また、育とうとするチカラを削ぎ落としかねない。

保育者って皆んな優しいんです。そして他人のお世話が大好きだったりするんです。いわゆる【過干渉】になりやすい資質があるんです。だからこそプロの保育者としては、「言葉かけ」や「援助」については、余計と【過干渉】にならないように意識をしなければならないんだと思います。

2020-09-21
屋根裏に潜む秘密

天保‥江戸時代末期あたりに廻船問屋の建物として建てられた建物。当時、たくさんのお客さまが船などを利用して周回していたのでしょう。

現在、たくさんの子どもたちが自らの足で駆け回る場所、とみほ村(富岡保育園)の建物の過去です。

過去の面影は、建物内から漂ってきたりもします。玄関から入り、奥まで足を運ぶと、廊下に“階段たんす”が。階段の先には、次世代へ繋げたい“あるチカラ”の秘密が隠されているんです。


階段の先は、江戸末期は蔵として利用されていた場所へ。屋根裏には、『太く曲がった梁』が。この『太く曲がった梁』になる大木は、当時、九州の木を船で四国を通り、ここまで運ばれてきた経緯があるんです。もちろん、クレーン車なども無い時代です。全て人力で手作業で持ち運ばれてきました。

そしてその大木を、当時の大工さんたちが試行錯誤しながら廻船問屋の建物の梁へと仕上げていくんですね。もちろん電動ノコギリなどもありませんから、全て人力で手作業で行われます。

この人力で、また1人ではなく多数の人間同士で、頭を突き合わせ考え、試行錯誤しながら、協力していった背景こそが、実は次世代へ繋げていきたいチカラなんです。


あーでもない、こーでもない

すった、もんだ

仲間同士で考え試行錯誤し

時にはケンカもしただろう

だけど認め合いながら判断し

互いに調整し合いながら行動し

その結果、大木を太く曲がった梁に

世代を超えてたくさんの人を守る梁へ


現在、江戸時代から令和まで繋がった建物、とみほ村(富岡保育園)の保育目標『あそべる子ども』の目指すチカラです。

階段たんすの先へ
2020-09-20
子育てに必要な脳獲得の方法

 ふんわり ふわふわ

 しっくり ちょうど

 すべすべ なめらか

 ゆったり らくらく


心地の良い暮らしの音を集めてみました。口にするだけ、言葉にするだけでも、気持ちの良いものです。


実は、上記の触覚語なんて呼び方もあるのですが、耳にした触覚語と、実際手に触れた心地が合えば、もちろん気持ち良いですよね。しかし、逆に、耳にした触覚語と、実際の触り心地が違えば、不快に感じるものです。


例えば

「ふわふわしているからね」と告げられ、実際にザラザラしたものを触ると、どうでしょうか?違和感でしかありませんよね。


実は不快に感じる時の脳活動が著しい方がおられるんです。不快を強く感じる人です。それは‥「子育て経験のある方」です。子育て経験のある方たちは、耳にした触覚語と、実際の触り心地が違うと、大きく脳活動があるそうです。しかし、逆に「子育て経験のない方」は、不快に感じる脳活動が大きくないようです。


(今日は珍しく、専門的な情報をピックアップしてみています。ご了承下さい。)


上記の研究結果が何を示すかと言うと‥「子育てに必要な脳活動は、子育てを経験していくことにより獲得できる」ということです。はじめから誰しもが、子育てを完璧にできるわけじゃないんだよ~。との、優しい科学的根拠が示されているんです。


子育てを通して、子どもが成長するのはもちろん、実は、子育てをする養育者の脳と心が成長しているんですね。

2020-09-19
人気店オープン前を匂わす集団が待ち構える商品とは⁉︎

かすかに肌に触れるほどの雨の中、園庭の築山の上には、人気店オープン前を匂わす行列⁉︎集団ができている。よほど期待して何かを待っているのだろう。片手にはいつでも大雨が降っても大丈夫なように傘を携えている。足元も長靴姿だ。

待つこと、一刻。何かの合図があったのだろうか⁉︎集団の1人が声をあげた。

「雨が降ってきた‼︎」

すると、集団が歓声を上げた。

「雨だー‼︎やったー‼︎」

待ちに待ったかのごとく、片手に携えた傘を次々に広げていく。待ちに待った人気商品の正体は‥『雨』だったのだ。


とみほ村(富岡保育園)の園庭には、数年前から滑り台の姿が消えました。ジャングルジムやブランコもありません。大人が設計した“子どもが楽しめるであろう”遊具の存在が無いんです。とみほ村の子どもたちは不幸極まりないんでしょうか?

園庭から大人が設計した遊具の存在が無くなって以降、とみほ村(富岡保育園)の子どもたちは、楽しむため、遊ぶためには、「自ら考えること」が必須条件となりました。

築山で雨を待ち構える子どもたちは、肌に触れるか触れないかの雨を感じ「そろそろ強く降るのではなかろうか⁉︎」「降り出しが1番分かる場所は園庭の中で1番高い築山ではなかろうか⁉︎」と考え集っていたのかもしれない。


数年前に巻き起こった「園庭大改造プロジェクト」について。雨を待ち構える子どもたちを見ると語りたくなるんです。幸せな姿に僕は見えるのです。

カウントダウン
2020-09-18
女性、男性問わず

皆様1日お疲れ様です。先日、育休中の友人と会う機会がありました村上です。ちなみに友人は男性です。男性で育休をとる文化は、まだまだ日本社会では根付いてはいませんよね。

実は興味深い科学的事実があるんです。それは‥『子育てに必要となる脳と心は生まれながらに女性に埋め込まれているものではない』という研究発表です。養育経験によって生じる脳活動の変化は、女性、男性を問わずに起こるんだそうです。

と、いうことは「子育ては女性がするものである論」は科学的根拠がありませんし、「女性だから子育てが得意だろ論」も一切根拠が無いことになります。

親としての脳と心をもつためには、日々子どもと接する経験が、母親、父親問わずに必要だということです。加えてこの事実は、子どもを持つ親にのみ限定されるものではないことを明記したいと思います。僕たち保育現場についている人の脳や心も、子どもと接する経験で変化していくということです。つまり、どのように子どもに接するかは、僕たちの保育者の脳と心に大きく影響するって話でもあります。


※参考文献「ヒトの発達の謎を解く~胎児期から人類の未来まで~」京都大学大学院教授 比較認知発達科学 明和政子先生


なにはともあれ、父親になった友人は、ご夫婦で育休を有意義に過ごしているようで、日本社会の明日を見たように感じました。少し話はそれちゃいますが、未来の定年制度も不確かである時代。生涯現役で働き続けなきゃいけない時代があったとしたら、男性・女性問わず、数ヶ月だけでも子どもの成長を心豊かに見守れることができる育休を快くとれる社会にしていかなきゃとも思った今日この頃でした。


養育経験による脳と心の変化
2020-09-17
“赤裸々”が“リアル”を導く

皆さま1日お疲れ様です。本日は某保育士養成校へ保育実習(学内実習)の協力する部分の打ち合わせを行なって来ました。

学内実習⁉︎ピンと来ない方も多いと思います。分かりやすくお伝えするならば、コロナの影響で保育施設での実習ができない学生へ、学内で行う実習です。

たぶんですが、養成校にとっても初めてのケースで学生も教授の先生方も不安で仕方がないんだと思います。

「どのようにすれば、少しでもリアルに現場の雰囲気が味わえるか」が最大のテーマなのですが、なにせ『子どもとの関わり』や『現場の保育者との関わり』はできません。ただ、できないことばかり嘆いても始まりません。学生に保育士になろうとする気持ちを高め資格を無事にとり現場へ羽ばいてもらうことが養成校の先生方の勤めでもあります。

本日は打ち合わせというよりも、コロナ渦における保育士養成校の実態や、実習への準備や、学内実習への苦悩を赤裸々に語って頂くことになりました。

“赤裸々”に語って頂いたからには、僕たち現場の保育者たちは⁉︎

そう‼︎

出来る限り協力する責任があります。養成校へもそうですが、次世代の保育を担う学生たちへの責任です。

この度は、学内実習用に、富岡保育園の暮らしを動画や写真などでお伝えする運びになりました。作り込まずに、“赤裸々”に富岡保育園(とみほ村)をお伝えし、学生へ希望を繋いでいけたらと思っております。


保育士養成校の学生さまへ

保育は、奥が深く、そして正確のない、けれども喜びはひとしおである、そんな学問でもあり、また暮らしでもある、そんな世界に君たちは足を踏み入れているんです。あらためて、ようこそ。

これから保育の世界も時代の変化とともに必ず変わります。その原動力、中心になるのは君たちです。共に学べる日をお待ちしております。

2020-09-16
『廊下の1番端っこ作戦』

皆さま1日お疲れ様です。地元ラジオ放送局で「自分のラジオ番組をつくっちゃおう‼︎」の企画に参加しようとしています村上です。放送日が決まり次第お知らせしますね。(※エフエムゆめウェーブ)


さて、朝なんかは気温が10度くらい下がったりで、園児も含め体調を崩す方もおられるのでは⁉︎(今週に入り低年齢児が特に高熱で早退する場面が多く見られています。)栄養・運動・休息のバランスを心がけていきましょう。


本日のこぼれ話。富岡保育園(とみほ村)では16時30分以降になると、お迎えなどで園児が少なくなりますので、虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)の子どもたちは、お部屋の移動をします。お外で遊んでいた子どもたちなんかは、汗もビッショリですので顔を洗ったり、お茶を飲んだりしながら。移動後は少しずつ日が落ちていきますので、たいてい部屋の中で、ブロックだったり、折り紙やままごと、また赤ちゃんと戯れたりするわけです。

で、今日はブログに書く必要があるのか⁉︎という細かいネタをご紹介したいんです。子どもたちって遊びに夢中になる姿を見せる反面、意外と見通しを立てて計画的に生活してるんですって話題。実は、ある男の子(classエジソン5歳児)は、16時30分の部屋移動を見越して、3時のおやつ前に帰る準備を済ませたカバンを、廊下の1番端っこに必ずセッティングするんです。必ずです。なぜか!?移動する時に1番早く行けるはずだと自分で学んでいるからです。早く移動することができれば、移動先で遊びたい玩具などを友だちより先に確保できるからです。ある男の子は、3時のおやつ前から16時30分以降の遊びの時間を見通しながら計画して生活しているんですね。たぶん、ここへいたるまでには、お荷物の準備の不備を保育者に指導されたり、好みの玩具だったりが確保できずに取り合いのトラブルもあっただろうし。しかしそこを乗り越えた結果の、『廊下の1番端っこ作戦』なわけです。村上は、子どものこだわりのある細かいネタが大好きなんです。実におもしろい。


乗り越えた結果
2020-09-15
誰と⁉︎どのような⁉︎“循環”を生み出すか⁉︎

皆様1日お疲れ様です。「とみほ村新聞」発行に向けて園長先生と最終調整をしておりました村上です。(※9月21日敬老の日以降に地域の方々に手渡しで配布予定です。お楽しみに。)


さて、昨日の素敵な出会いをご紹介させて頂きます。ひょんなことに入った古本屋でのこと。店内は古道具と古本がオシャレにレイアウトされ無骨な電球ランプの下にはバーカウンターのあるお店です。雰囲気に魅了され2冊の古本を購入し、ついカウンターでコーヒーを一杯。(※「やかまし村の子どもたち」「谷川俊太郎詩集」を購入させて頂きました。)

背が高く無骨な髭を生やした店主さん。物腰が柔らかく「どこからおみえになられたのですか?」とボソッと話しかけて下さったのがキッカケで、ついつい村上の保育論を語ってしまったんですね。はじめましての方に。それも奥さまもにも。店主さんご夫婦は海外にもお住まいだったとか、また県外からの移住だとかで、古本屋を営む土地は新天地になるわけです。

村上から「なぜ、この土地を選んだのか?」と質問させて頂くと興味深い答えが返ってきたんです。

店主さん「この土地、けっこう面白い方がおられて、面白い“循環”を生み出せそうなんですよね。」


とみほ村(富岡保育園)の所在します土地に、どのような“循環”を生み出せるか?また、とみほ村だけではなく、地域の方々と面白がりながらがポイントなんだとも思います。

なにはともあれ、この古本屋「ココカ書店」さんは岡山県玉野市築港にあります。同世代の店主さまには新天地での面白い“循環”を生み出そうとするエネルギーを頂きました。その後も気になっちゃいますし、また、とみほ村の保育のその後も語りにいきたいとも思っています。

(※保育について、保育・教育関係者問わず、多業種の方々とも積極的に意見交換していきたいとも思っています。是非ご興味ある方はホームページ電話番号にご連絡下さいね。)


地域の方も一緒に3時のおやつ
2020-09-14
保護者の方が富岡保育園を選んだ理由をご紹介

おはようございます。日曜日の早朝よりカフェ巡りに勤しむ村上からです。もちろんコーヒーが好きなのですが、コーヒーが好きな“人”の雰囲気だったり、こだわりが好きなんだと思います。

(※ちなみに本日の1軒目は‥岡山県玉野市宇野港付近にある「belk街」です。店内の色遣いが木の色と白色で穏やかな演出がされています。)


さて、今日は富岡保育園(とみほ村)が岡山県笠岡市の保育施設として、保護者から選考される理由を、笠岡市子育て支援課のアンケート調査よりご紹介します。

選考理由としては、「住宅、仕事場からの距離」だったり、「交通の便利性」だったり、「乳幼児期教育の質」などがある中で‥富岡保育園(とみほ村)が選考された理由第1位が「保育者の人柄」でした。

実は意外だったんです。富岡保育園(とみほ村)は笠岡市内では人口が多い中心区域で、スーパーなどのお店や市営住宅、駅までもそう遠くないです。交通の便利性は悪くはない方です。また、乳幼児教育に関しては、「これからの乳幼児教育は〇〇だー‼︎」と地域の中では主張強めだったりもします。質を積極的に高めている方だと思うんです。


しかし‼︎

富岡保育園(とみほ村)を選考して下さった保護者の方は、「保育者の人柄」で選んで下さったんです。人柄ほど、あいまいな基準はありません。ホームページにも掲載していませんし、人柄を数値化することもできません。

けれども、富岡保育園(とみほ村)の保護者は「保育者の人柄」で選んで下さったんです。これは僕たちトミホクルー(富岡保育園保育者)にとって常に自覚しなければならないことだと思うんですね。もちろん、さらに学び乳幼児教育の質を高めていく努力をしなければなりません。ただ、絶対忘れてはならないのが、“人柄”の部分です。奢り昂ることなく、常に謙虚な姿勢から感謝の気持ちを絶やさないことです。

これからも互いに助け合いながら子育てを楽しみましょう。よろしくお願いいたします。

よろしくお願いします
2020-09-13
息がつまって当然なんです。

皆さま1日お疲れ様です。お昼ごはんのカレーを自制心の欠如から食べ過ぎちゃいました村上です。好きな食べ物も、ほどほどにです。


さて、最近とみほ村(富岡保育園)に、僕の友人が奥様と赤ちゃんを連れてやってきました。奥様曰く「家に赤ちゃんとずっと2人だと、ときどき息がつまるんよな~。」と。

また先日は、育休中の仲間が赤ちゃんを連れて、とみほ村(富岡保育園)へ。産後から1ヶ月。実家から我が家へ戻り、赤ちゃんと2人きりの時間を大事にしているそうなのですが。やはり、ときどき息が詰まる、気分転換したい思いを馳せることがあるそうです。


このブログ愛読者は、すでにご理解得られていると思うのですが。日本ではいまだに「三歳児神話」が信じられていたりするんです。三歳まではお母さんが子育てをしないと、子どもの発達に影響が出る説です。実際、まったくもって証拠のない説なんですよ!!!

(少し声を大きくさせて頂きました。)


人類の歴史を振り返ると、赤ちゃんとお母さんが2人きりで3歳まで育てる養育方法は異例中の異例です。人類は共同養育という方法をとって、いろいろな人たちと助け合い協力して子育てをしました。そして、もちろん、現代の人類だけが特別ではなく、これからも共同養育という方法をとらない限り、“お母さんへの負担”はめちゃくちゃ増していくばかりですし、社会全体が負のスパイラルに陥いりかねません。

ちなみに、お母さんたちって、産後、女性ホルモンの分泌量が大きく大きく低下するんです。女性ホルモンの減少はセロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質の働きに負の影響を与えてしまい、前頭葉の機能が落ち、意欲や思考が低下してしまうんです。

そんな時に‼︎三歳児神話という証拠のない説を信じて、お母さんだけに赤ちゃんを育てることを押し付けてしまっては‥皆さま、もうお分かりですよね?

もちろん旦那さまがパートナーとして協力することも大前提にありますが、さらにオススメのパートナーがいることを本日はお知らせさせて頂きます。子育てのプロ、保育施設です。とみほ村(富岡保育園)も、その1つです。保育園に在籍していようがいまいが、遠慮なく、赤ちゃんと一緒に遊びに来て下さい。もちろん赤ちゃんとお母さんの2人きりの時間も大事にしたい気持ち大切にしたい気持ちは誰だってありますし、素敵な時間です。けれども、24時間365日一緒となると、人類の歴史うんぬん、しんどいですよ。気分転換は必要ですし、赤ちゃんもお母さんも、いろいろな人と関わる機会が絶対必要です。

さあ!久しぶりに声を大きく高らかにお話しさせて頂きました。気軽に岡山県笠岡市富岡605富岡保育園までお寄り下さい。オムツももちろん常備しておりますし、授乳なども配慮させて頂きます。お待ちしております。

みんなで子育て
2020-09-12
突然の雨に‥

おはようございます。突然の雨が‼︎ビショビショに濡れた子どもから「せんせい‼︎雨ふっとるよ~‼︎」と知らせてもらいました村上です。説得力ありますよね。


過去ブログ記事で何度も言っちゃったかもしれませんが‥【雨】って、子どもたちの遊びにとって『ラッキーアイテム』と言っても過言じゃない。だって、大人(保育者)にも前もって買えるアイテムじゃないですもんね。(ドラえもんは別として)


突然の雨に

雨に濡れまいと、いや、濡れようと

雨の中を走る男の子

雨に歓喜し

雨の下で高らかに踊る女の子

雨粒の感触が気持ち良くて

樋の下で雨粒を待ち構える男の子

傘の中で友だちと肌を寄せ合い

雨の音を楽しむ子どもたち


突然の雨は通り雨だったのかな‥

「せんせいー‼︎雨、やんだよー。」

少し寂しそうに知らせる声が聞こえてきました。

雨の中を
雨乞いの
樋の下の
傘の中で
2020-09-11
ポケットいっぱいに砂を入れた君の気持ち

皆様1日お疲れ様です。本日保育LABOにて籠城し“ある”執筆活動をしておりました村上です。完成しましたらブログ内でもご紹介させて頂きますのでお楽しみにに。


さて、「トミホクルー限定とみほNEWSって、どんな内容が発信されているの?」個人情報保護法などに基づき口外禁止となっているのですが、内緒にしてしまうと怪しまれたり誤解を生んではいけませんので、本日は1週間前の9月3日の「とみほNEWS」をご紹介させて頂きますね。

#0903 アフターNEWS


9月3日木曜日。

午前どき。

気温は35度といっても過言じゃないよ。

暑さの背景とともに、とみほ村の暮らし。


園庭では、水遊びを興ずる子ども。

暑い時にはやっぱり水が気持ち良い。

そんな時に、虫の気配を感じたお友達。水着を着た子どもも一緒に集まって虫を見つめる。


お部屋では、自分の好みの場所で。

好みの場所を決める基準は、遊ぶ玩具はもちろんあるんだろうけど、聞こえてくる音や、流れる雰囲気もあるんじゃないのかな。


自分の、自分たちの世界を作ったり、一緒に作ったり。

他の世界に時に入ってみたり。


お部屋のところどころに、お花がさりげなくいけられている。

子どもの背景になじむ。


1人の男の子が、そらグループ(0.1歳生活グループ)のお部屋から出て冒険へ。

戸を開けると、すぐに段差があるけど大丈夫かな。

うん。

大丈夫みたい。


たくさん遊ぶと、のども乾くよね。

もちろん一緒に遊ぶ友だちも。

どうぞ。

汲んであげるね。

ありがとう。



子どもが主役のとみほ村。

いや、見守る大人だって。

みんな主役だ。

どのくらいの体と心の距離で見守ろうかな。

このくらいかな。

いや、もう少し離れてみようか、近づいてみようか。

声をかけるのはよそうかな。

邪魔はしないから離れたくないな。


近所のおじいちゃんだって主役だ。

子どもの声と一緒に。

とみほ村になじんでる。

「先生‼︎この子‥ポケットに砂いっぱいに入れとるんよ~‼︎ごめん、大丈夫かな⁉︎お部屋に入る時に、よろしくお願いします‼︎」


おじいちゃんも先生もわかちゃってる。

ポケットいっぱいに砂を入れて満足そうな君の気持ち。

楽しかったんだろうな。


いっぱい遊んだから、お昼ごはんにしようね。

でも疲れてちゃったのかな。

それとも先生に食べさせてほしいのかな。それとも先生にくっついておきたいのかな。


こんなかんじの

本日のとみほ村

午前どきさまでした。


ゆったりと流れる

穏やか時間を

表現するにあたり

トミホテレサたちの笑顔と

すきますきまに

お互いさまの

感謝の言葉リレー

子どもたちは

優しく包まれている


「仕事」や「働く」という言葉で片付けてしまうのは違う気がするんです最近。子どもと一緒に、とみほ村の時間になじんでいる時間が。

(*´꒳`*)


以上です。

※とみほ村→富岡保育園

※トミホテレサ→富岡保育園の保育者



2020-09-10
“主婦業”兼任保育者の1日

皆さま1日お疲れ様です。子どもたちにお昼ごはんを誘われ虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)で一緒に食べさせて頂きました村上です。同じ、ちゃぶ台での会話のテーマは「自分の親たちの呼び合い方」でした。名前やニックネームであったり、パパ・ママだったり、それぞれの家庭で様々です。


さて、本日のブログ記事は、副園長視点ではなく、現場のリアルな保育者像をお伝えさせて頂きたいと思います。(※働く女性、特に主婦業を兼任されている方にとっては、共感ポイント高めの内容です。)


で、その内容とは‥「9月9日の副園長補佐の1日」をリアルに丸々お伝えさせて頂きます。

※「副園長補佐」は現場保育者でありながら、副園長の時に無理難題な方針を柔らかく解しながらリーダーたちに伝える重要任務があります。


本日の副園長補佐は早番勤務でした。

7時から登園する子どもたちの受け入れの準備を早めに出勤し整えます。

が‼︎しかし‼︎

“主婦業”を兼任する副園長補佐の早番勤務は前日からスタートしているんですね。

食後の洗い物や洗濯物を、家族の時間サイクルに配慮しながら寝る前に済ませます。

5時ごろ起きると、朝食や家族のお昼ごはんの支度を済ませます。

そして自分の朝食と身支度を済ませてからの出勤です。

7時前に出勤し、全部屋の換気や、玄関周りの掃除、洗濯物の片付け、ミルクの準備などを他の早番勤務の保育者と協働しながら済ませます。

そして、登園時に必ず保護者に伝達しなければならないことなどをミーティングノートで確認して、いざ7時を迎えます。


どうでしょうか?保育者経験のある、特に主婦業を兼任されてある方ならば、「そう、そう、そうなんよ~。」と共感して頂けたと思います。保育者として主婦業を兼任されている方って、めちゃくちゃ大変なんだけど、保育者として保護者への細かな配慮が行き届くのだと思います。教科書や大学の教授の研修では掲載されない、“主婦ならでは”の困りごとであったりがリアルに経験して理解できるからです。(※村上はこの辺りが、うといので副園長補佐に教えてもらっています。)


そんなこんなでさきほど14時頃に副園長補佐は退勤されました。一息ついたら、洗濯物を取り入れて夜ご飯の準備だそうです。お疲れ様です。


やっちゃってる、水溜りで‼︎
やったった、この服見て‼︎
2020-09-09
“ありがとう”の反対語って⁉︎

皆さま1日お疲れ様です。今日のお昼ごはん「親子煮・トマトと玉ねぎのコンソメスープ・ごはん・ぶどう」を美味しく頂きました村上です。


お昼ごはん(給食のことです)って、保育園では“当たり前”に作られて食べているイメージってありませんか?


とみほ村(富岡保育園)では、太陽の台所スタッフ3名(給食の先生のことです)が100名以上の子どもと大人のお昼ごはん(離乳食やアレルギー除去食を含む)を作って下さいます。真夏なんて、エアコンなど火の調理をしながらでは効いたもんではありません。そんな中、「子どもたちが少しでも美味しく沢山食べてくれること」を願いながら一生懸命作って下さっています。一緒にご飯も食べたりしますので、願う子どもたちの顔が鮮明に浮かんで来ますので、余計と調理にも熱が入るんです。これって“当たり前”なのかな?


太陽の台所スタッフが出勤前には、野菜屋さんや牛乳屋さん、肉屋さんなどが食材を朝届けに来て下さいます。「子どもたちに少しでも新鮮な食材を届ること」を願い、市場へ出向いて下さっております。これって“当たり前”なのかな?


もう少し続けさせて下さいね。

ブログ読者の方、“ありがとう”の反対語って知ってますか?迷惑や不満などを思い浮かべてしまいそうですが‥

“ありがとう”の語源をたどると“滅多にない”なんです。と、言うことはその反対語は“当たり前”なんです。

“当たり前”に思っちゃっうと“感謝の気持ち”が生まれない。現代日本では、蛇口をひねれば水が“当たり前”に出てくる。時刻ぴったりに電車が“当たり前”に到着する。“当たり前”と思っている世界の中で“感謝の気持ち”は生まれるのでしょうか?


とみほ村(富岡保育園)では、【感謝の巡る暮らし】を保育実践としています。そのためには、暮らしのひとつひとつのこと、子どもの笑顔や健康、仲間の笑顔や健康が“当たり前”にはないんだと有り難く“滅多にない”ことなんだと滲ませておかなければなりません。

野菜屋さん配達ありがとう
2020-09-08
コロナ渦初の眼科検診開催‼︎

こんにちは。とみほ村(富岡保育園)に所在する岡山県笠岡市では台風の影響無く有り難く保育できております。各県各地域の皆さま方はどうでしょうか?

ちなみに早朝、園のご近所の何人かの方と挨拶を交わす機会がありましたので、ついでに「〇〇さんの家は無事でしたか?大丈夫でしたか?」「今回はなんともなくてえかったわ~。」と互いの無事を確認し合いました。

災害(台風を含む)の時、公的機関との連携はもちろん、隣人との助け合いなくしては命は守れません。顔見知りになっておくこと、挨拶を交わす間柄になっておくことが大事なんだと思います。

(※参考資料「災害に強いまちづくりは互近助の力~隣人と仲良くする勇気~」防災システム研究所所長 山村武彦先生著)


そして本日13時現在。コロナ渦、初の「眼科検診」が行われています。(※当園は笠岡市 永山眼科クリニックにお世話になっています。)

マスクはもちろん、換気や、乳幼児の検診のできる範囲での距離をとりながら慎重に眼科医と保育者が協力しながら進めております。

医療従事者の献身的な姿勢なくして子どもたちの健康は守られません。感謝、感謝です。ありがとうございます。

できる範囲で
2020-09-07
『蒸らす』時間

おはようございます。ひとけの無いcaféで珈琲を頂いております村上です。

珈琲の素人の僕が語るものではないのですが‥

珈琲を淹れる時に大事な時間があるんです。

『蒸らす』時間です。

挽きたての豆に満遍なく少しお湯を注いだ後、待たなきゃいけないんですね。『蒸らす』なくして焦っちゃうと美味しい珈琲が頂けないんですね

(※美味しいかどうかもあなた次第なのですが)


乳幼児期って、珈琲で言えば『蒸らす』時間なのかなって思うんです。

満遍なく優しく愛情を注ぎ、あとはゆっくり待ってあげる時間。

ここで焦っちゃってたくさん専門的学習を詰め込んじゃうと、その子ども本来の風味や香りを逃しちゃう。


ゆっくりゆっくり

だいじょうぶ

だいじょうぶ


ゆっくり
ゆっくり
2020-09-06
遊びの欠片(かけら)

こんにちは。台風が近づいていることもあり少し早めに出勤いたしました村上です

(※台風情報を細めに確認しながら園児・職員の「命を守る」最適な判断が下せる準備を整えておきたいと思います。)


誰もいない園内。

廊下を歩くと、新聞紙の欠片が。

子どもたちの遊びの欠片なのかな。

そこには、いたんだと思います。

遊べる子どもたちが。


塵一つないほど隅々までお掃除されている園内も素敵ですが。

隅々に子どもたちの気配を感じる“遊びの欠片”は園内ではとても画になります。


実は、数年前までの富岡保育園も、お部屋の中、園庭、ともに、整然と毎日片付けられていました。もちろん見た目は綺麗です。しかし、整然と片付けられた空間からは子どもの姿はイメージできません。裏返すと、整然と片付けられた空間からは、子どもたちも遊びをイメージしづらい⁉︎のかも。

とみほ村(富岡保育園)では、子どもの遊びに寄り添う空間作りに努めていきたいと思います。

新聞紙の欠片
2020-09-05
座ったとたん‼︎

皆さん1日お疲れ様です。YouTube活動を再開しております村上です。(内容は過去の副園長ブログから引用していたりもしますので復習がてらどうぞ。※「富岡保育園付属大学」とご検索下さい。)


さて、お昼ごはんどきに、空グループ(0.1歳児生活グループ)のランチルームに通りかかると‥座ったとたん‼︎に‼︎手を伸ばす子どもたち。皆さまご想像つきますか?座ったとたんに手を伸ばす子どもたちです。

もちろん、スプーンを扱える子どもは、スプーンに手を伸ばし食材へです。


食事への指導は様々だと思います。座ったとたんに手を伸ばすなんて‼︎お行儀が悪いじゃない‼︎と。

指導のポイントは「何を大事にするか?」です。空グループの保育者たちは「子どもが自ら口に運ぶこと」を大事にしているようでした。


お行儀ももちろん大事です。一切の否定は致しません。しかし、待たせて「はい、どーぞ」の時間が習慣化されてしまっては、子どもが自ら口に運ぶ意欲を削ぐ可能性が高まるかもわかりません。

添付写真の奥の子どもは順手でスプーンを、隣の子どもは逆手でスプーンを、手前の子どもは手づかみで。発達過程は様々ですが、1番大事にしたい「自ら口に運ぶこと」が共通して見られています。たのもしいかぎりです。

自ら口に運ぶ
2020-09-04
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