富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

程良く迷惑をかけ合える関係

おはようございます。とみほ村に180年以上そびえたつ“大きな貝塚伊吹の木”の下を隠れ蓑(保育LABO)としております副園長村上です。貝塚伊吹の木を下から見上げると青空と歴史を感じる濃い緑のグラデーションに身が引き締まる思いにもなります。


さて、本日は“大きな貝塚伊吹の木”について少しお話しさせて頂きますね。これだけ大きいですと感動をすると同時に、管理も行き届かせなくちゃいけません。剪定などは毎年定期的に庭師(岡山県倉敷市“寿久園”)にお願いしています。

ただそれだけじゃいけないんですね。年間を通じて、風の強い日だったりは、葉こぼれが舞い落ちるんです。舞い落ちるという表現だと風情があるように感じますが、ご近所の方にとってみれば、自宅の敷地内にたくさんの葉こぼれが落ちて掃除をすることになっちゃいます。

地域のおかげさまで保育事業を行わせて頂いております富岡保育園としては、歴史のある木を大事にする想いの反面には、ご近所さまにご迷惑をおかけしていることをまずは認識することが大事だと思っております。

その上で、『ご近所同士が程良く迷惑をかけ合える関係』を作ることが、日常生活に加えて有事の災害時にも役立つと、富岡保育園副園長として、富岡北地区まちづくり協議会理事として、村上は考えています。


【ほどよく迷惑をかけ合える関係】を構築するには!?

ブログ読者の方ならばどのような方法をとられるでしょうか?

村上の場合は、とにかく『顔を合わせる機会をたくさん作ること』を心がけています。その上でやはり“挨拶”“コミュニケーション”を定期的にとることだと考えています。

貝塚伊吹の木だけに限らず、富岡保育園としてはご近所さまや、地域の方にご迷惑をおかけしている分はたくさんあるんだと思います。それを認識した上で、ともに“子どもたちの未来へ希望を繋げる”まちづくりをしたいと願っています。


※富岡北地区や、富岡保育園ご近所など、お困りごとなどありましたら、富岡保育園副園長兼富岡北地区まちづくり協議会理事の村上へ気軽にお声かけくださいね。(←見た目より話しやすいですよ♡)僕も一緒に考えたいと願っています。


2021-05-02
非常に厚かましい副園長村上からの“秘密”のお知らせ‼︎

皆さまゴールデンウイークを満喫されていますでしょうか?基本的に年中ゴールデンウイーク中の副園長村上です。(平日と休日の境界が無く公私混同の日々を楽しんでおります)


さて、“とみほ村だより”5月号が発刊されました。保護者の方へはすでに配布済みなのですが、地域の方などへは村上が手配りさせて頂いておりますので、ゴールデンウイーク明けにお伺いしようかと思っております。

(※「私も、僕も!“とみほ村だより”読みたい‼︎購読したい‼︎」という方がおられれば村上の方までお問い合わせ下されば有り難いです。09X33715648)


さて、本日は現在水面下で計画している秘密のプロジェクトについて、ブログ読者限定でお伝えしますね。

実は、とみほ村の中に、ある場所を設置する準備を進めています。それは、地域のご年配の方から、学生の方まで、年齢や性別や境遇など問わずに、自宅でも無ければ、学校でも無ければ、第3の居場所となれるような『目的もなくフラッと寄れる』場所作りを進めています。

仮称ですが、【私設公民館とみほ村文庫】を設置予定です。その名の通り、本をたくさん置いてみるつもりなのですが、ただ単に置くだけじゃないんですね。富岡北地区の地域の方から、「もう読まなくなった本だったり、是非読んでほしい本だったり」を集めて置く予定なんです。地域の“物”や“想い”を循環する場所として設置したいと計画しています。

そして、現在、富岡北地区まちづくり協議会の理事の方々などが水面下で、たくさんの本を地域から集めて下さっているんですね。村上の感想としては「地域に読書家がこんなに大勢いたとは‼︎」と驚愕しちゃいました。太い本が本棚に勢揃いしていて、本の説明などして下さる際には、教養が溢れ出しているのが伝わるんですね。

着々と想いの込もった本が集まってきましたので、そろそろ【私設公民館とみほ村文庫】の内装のリノベーションなどを本格的に進めていきたいと思っています。基本的には「新しく買う・作る」ではなく、「ある“物”“想い”を循環させる」ことで内装やインテリアも仕上げていきたいと思っています。資金についても寄付をできる範囲で集めて繋がせて頂こうと考えています。皆さんのご協力ありきで【私設公民館とみほ村文庫】を実現させたいと考えております。


★現在募集している“物”と“想い”

・『子どもたちの未来へ希望を繋げる』

・古本、マンガ

・古い椅子

・古い本棚

・コーヒーカップ

・古道具

・寄付金

※もしも「ウチの〇〇はどうでしょうか?」との有り難いお声がありましたら、ホームページTOPの電話番号又は村上(09X33715648)まで直接お知らせ下さい。ノコノコと伺わせて頂き、あつかましく選定させて頂きます。(レトロな空間を目指しています)よろしくお願いします。

乳児室で富岡北地区まちづくり協議会理事会
2021-05-01
借り物の体に自分がいる感覚

皆さま1日お疲れ様です。さきほどまで、近所の卒園児(小学校6年生)が、保育LABOでイラストを描いているところ、お茶をいれさせて頂きました村上です。

卒園児A「わたしって、保育園の頃より変わったよな~。最近めっちゃ絵を描くのが好きなんよな~。Bちゃん、どう思う?」

卒園児B「どーなんじゃろ~。でも、絵、めっちゃ上手よな~。イラストレーターになれるんじゃねん?」

卒園児A「イラストレーターで食べていけるんかな~?」

と、いう会話を聞きながら、「最近の小学生は現実的なんだな~。」と感心もしていた村上です。

(※園長先生のイラストも描いてくれたので、ブログ最後に添付しますね。)


さて、毎度、保育や幼児教育、子育てについての専門的知識や、実践の理屈を、小難しく綴っている副園長ブログですが‥本日は少し箸休めに、副園長村上のプライベート記事を綴ってみたいと思います。

ご存知の方もおられるかもしれませんが、村上と言えば、3年ほど前に余命2ヶ月のガンが見つかったにも関わらず奇跡的に助かったラッキーBOYなのですが。

実は、先月頃より、ガンの再発疑惑が浮上していまして、普段はひょうひょうとしているものの、内心ではこっそりビビって生活を送っておりました。園長先生が掲げている「地に足をつけた暮らし」とは、個人的な内情は違っていて「ふわふわした心身落ち着いていない暮らし」をしていた村上なんですね。

特に何かの宗教を信じているわけでは無いのですが、この1ヶ月、また特に今日の診察結果を聞くまでは、「自分の体が自分のものでない感覚」「借り物の体に、自分がいる感覚」を強く感じていました。


ちなみに結果はと言えば、白でも黒でもないグレーで、言わば「疑惑は取り除けないから、これからもこの現状に付き合ってね」って見解です。正直な気持ちで言えば、ほんの少しは「たぶん、検査結果は機械の不具合で、白だろ」と思うところと、ほんの少しは「やっぱ、検査結果は黒だから、また過酷な抗がん剤治療が始まっちゃうのかな」と思うところと、いろいろと困惑していました。

ただ、今日ハッキリしたことと言えば、「白でも黒でもないことは、やっぱあるよね」ってことです。完璧な人間なんていないですし、他人より詳しい検査をしているからこそ見つかる疑惑ですし‥今の自分にできることをするより他ないことを改めて確認する日になりました。


さて、村上にできることと言えば⁉︎

やっぱり、とみほ村の村長として、富岡保育園の副園長として、「あいつは、毎日、ほんと楽しんでるよな~」と、子どもからも大人からも憧れる人になりたいじゃないですか。そんでもって、お腹いっぱい食べて、気持ち良く眠れたら最高じゃないですか。

5月からはしっかりと「地に足をつけた暮らし」に取り組んでいきたいと思いますので、ブログ読者の方も含めて、副園長村上を見守ってやってくださいね。ご協力よろしくお願いします。


※ブログからだけでなく、実際に「現場で一緒に働きながら村上を見守ってあげよう」というご親切な方がおられればお問い合わせお待ちしております。1時間でも2時間でも毎日たくさんの人に村上も子どもたちも見守って頂きたいと願っております。

卒園児「笑顔に憧れる」
2021-04-30
隠された保育者の葛藤に迫る

こんにちは。早朝より、とみほ村の母屋にあたる室内(富岡保育園乳児スペース)を換気しておりました村上です。降り注ぐ雨音と風が気持ち良く吹き抜けていきます。


さて昨今、保育界で流行のごとく扱われている【子ども主体】という言葉。取り扱いには、研究者でも実践者でも同様に、その人自身の解釈の仕方でいかようにもなる言葉です。

富岡保育園保育実践でも【子ども主体】という言葉に対して誠実に向き合い、大きな価値をおいて取り組んでいます。もちろん流行だから表向きに使うわけではなく、“今を生きる子どもたちが大人社会に出た際に必要なチカラ”を徹底的に煮詰めた結果です。

変化の非常に激しい時代にあって、『しぶとく生き抜くチカラ』を育てるには【子ども主体】の活動がメインにならなきゃなんないよね⁉︎という方向性で取り扱っています。


でもって、本日のブログテーマは‥

【子ども主体に隠された保育者の葛藤】という、なんとも秘密に迫るようなお話しをしてみたいと思いますので、是非最後まで読んで感想を聞かせて下さいね。

前もってお伝えしておきたいことは、僕を含めて現代を生きる大人(保育園や学校の先生も含めて)は【子ども主体】の保育や教育を受けたことが無い世代です。(←一般的にです)

自分の体験したことが無い保育や教育実践を、研修や専門書などを用いて行うことってハードルがめちゃくちゃ高いんですね。理論上では分かるんだけど、自らの経験上では「〇〇や〇〇を保育園の先生や学校の先生に、“してもらったり”“やってもらったり”したからこそ、今の自分がある」との感覚になるんです。

上記の経験上の感覚を払いのけるには、“学び続ける柔軟性”が絶対条件になるのですが、それと同様に、「子ども主体の保育実践をしたら〇〇なメリットが分かった」という結果も実践者としては無いと不安になるんですね。ただ残念なことに、保育や教育の結果なんてものは、ほぼほぼ無くて、時代がさらに進んだ時に少し垣間見れるかもしれない程度なんです。

じゃあ、結果がほぼほぼ無い仕事だとするならば、『保育者の仕事の達成感だったり満足感はどのように得れば良いのですか?』とのご意見が出るんだと思います。ココが、いわゆる【子ども主体に隠された保育者の葛藤】なんですね。

僕を含めた現役保育者や教育者の方々が、保育者や教育者を目指す際、また養成校や大学で資格をとるために勤しんでいた時に、描いていた保育者像や教育者像は、時代の変化とともに大きく様変わりしました。“やってあげる”“教えてあげる”“〇〇してあげる”ことで得られる達成感や満足感から、子どもたちが“どのように感じるか”“どのように考えるのか”と、子ども集団の先頭に立ってグイグイと引っ張るイメージから、子どもの側だったり、やや後ろや見えないところから、さりげなく必要さを見極めながら寄り添うイメージへと変わりました。

【子ども主体に隠された保育者の葛藤】の裏側には、【求められる保育者像への柔軟な転換】が出来るかが鍵になるんだと思います。


最後に‥「富岡保育園では、先生たちはどこに達成感や満足感を得るような保育実践に取り組んでいるのですか?」との質問に答えてみようと思います。

行事などの大人主体活動がほぼほぼ無い中、結果を求めない保育実践では、やはり最後には根本的な『ありのままの子どもの姿を愛する時間に喜びを持つこと』です。これ以上以下は無いと思っています。日々ともに暮らすなかで、特別な行事は無くとも、たくさんのドラマが瞬間瞬間にあります。そんなドラマに気付ける、想いを馳せれる感受性を次世代の保育者・教育者は磨いていかなきゃなんないんだと思っています。


※子ども主体の保育実践の実現に、「私もともに学んでみたい!」「僕も協力したい!」との思いのある方は、是非ホームページTOPの電話へお問い合わせください。(休日等は、副園長ケータイ09X33715648へお掛けくだされ繋がります)

2021-04-29
とあるお父さまの“社会の一員としての子育て”を見習いませんか?

皆さま1日お疲れ様です。これから「富岡北地区まちづくり協議会」の理事会に参加します村上です。本日は先日リノベーションが完成しました自慢の乳児のお部屋で開催させて頂く予定です。


さて、今日のブログは、とある保護者様のお話をさせて頂きます。

(※個人情報等に注意を払いながら説明しますね)

朝、お子さまを送りに保育園へよく来てくださるお父さまなのですが‥

ちょうど、昨日‥そのお父さまの悲鳴が聞こえたんです。

お父さま「わー、わー、わー♡ちょっと待って、ちょっと待って♡」

普段から、とても物腰の低い柔らかな言葉でお話しされる、お父さま。もちろん悲鳴と言っても、子どもとのやりとりの言葉の最後には「♡」がついているんですよね。

悲鳴の状況を整理すると‥お父さまに抱っこやおんぶを求める、数人の女の子たちが、お父さまに押し寄せて来て、お父さまがひっくり返りそうになっているという状況です。と、言っても嫌悪感とは真逆のメロメロ感満載のご表情。

お父さま「順番、順番♡」

と、言いながら、笑顔で抱っこやおんぶを時間の限りしてくださるんです。ただ、お仕事の兼ね合いもありますので‥

お父さま「そろそろ行かないといけないんだよね。」と、抱っこおんぶを求める女の子たちに申し訳なさそうに帰られていく‥そんな、昨日の日でした。


そして、本日。お父さまは、ある作戦を練って保育園へ来られたんですね。

「もしかすると、今日も抱っこやおんぶを求められるかもしれない。たくさん受け止めてあげたいから、保育園へ送る時間を調整しよう。」と考えられてきたんだと思います。

お子さまを送りにやって来られた、お父さま「おはよう♡誰から、抱っこしようかな?」と、またもや押し寄せて来た女の子たちに、お父さま自ら声をかけて下さいました。


子どもたちにとっては、「自分の親」や「保育園の先生」はもちろん、「友だちの親」も、社会を知る1つの人的環境だと思います。社会には自分をまるごと愛してくれる守ってくれる存在が「自分の親」以外にもいることって、大人へなっていく過程でとても大切なことではないでしょうか。


★保護者に限らず、お子さまやお孫さんのおられない方も「社会の人的環境」として子育てに貢献しませんか?是非‼︎富岡保育園へ足を運んで下されば幸いです。ご協力よろしくお願いいたします。

まるごと受け止めて下さる愛
2021-04-28
先週、イチゴ狩りに行った話

皆さま1日お疲れ様です。夕方の時間に「おべんとう」の絵本を読んでと頼まれて、読み進めていると、デザートあたりにイチゴが出てきて「あ‼︎ブログでイチゴ狩りの話するのを忘れてた‼︎」と思い出しました村上です。


実は先週の金曜日、4月23日の10時頃。ご近所の三宅さんの畑へ、虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)の希望者20数名が行ったんですね。

ちなみに三宅さんは、毎年イチゴが出来る季節に「イチゴ狩りしに来ませんか?」と、お誘いくださる、有り難いお方なんです。

このたびのイチゴ狩りの話をする前に、ブログ読者の方に1つだけ、先にお伝えしておきたいことがありまして‥実は、昨年のイチゴ狩りの際には、タヌキさんが出没してしまったせいもあり、イチゴが少なかったんですね。それを三宅さんが申し訳なさそうに「ごめんね。今回はタヌキにやられちゃって‥。」と言うわけです。富岡保育園としてはお誘いくださるだけで有り難いお話なのですが、三宅さんにとっては、子どもたちの楽しみのために何とかせねばと思ったんだと思います。

今年は、タヌキさんにやられないように、イチゴ狩りの区域に、頑丈な柵をこしらえて下さっていました。お陰様で、三宅さんが丹精込めて作られた自信のイチゴに出会うことができたんですね。


では、前置きはこの辺りにして、イチゴ狩りに引率した保育者のエピソードトークをご覧下さい。

【いちご狩り最高‼︎】

今年もご近所の三宅さんから、いちご狩りのお誘いの電話があり、天気にも恵まれた4月23日に虹グループの22名の子どもたちといちご狩りへ出かけた。

三宅さんはいちご畑で子どもたちを待ってくれていた。タンポポに虫、いちご畑は子どもたちにとってワクワクがいっぱいで大興奮です。


挨拶を交わしたあと、三宅さんは丁寧に子どもたちに、いちごの採り方を教えてくれた。

今年はタヌキ対策まで子どもたちのためにしてくれていた優しい三宅さん。そのお陰で、いちご畑にはたくさんのいちごがなっていた。


Aちゃん(5歳6ヶ月)は、いちごを採ると「お姉ちゃんみたいな“いちご”♡」「あ‼︎赤ちゃんの“いちご”もあるー‼︎」とキラキラした目で、いちご狩りを楽しんだ。

友だちと大きさを比べたり、「せんせい‼︎5個見つけたー‼︎」と両手いっぱいのいちごを見せてくれる子どももいた。無農薬なのでみんなですぐに試食もできた。

Aちゃんは「わぁー、甘酸っぱくて、おいしー♡」と何回も何回も美味しいと言っていた。

他の子どもたちも「おいしー‼︎」「あまーい‼︎」と言いながら、いちごを食べた。

その様子を三宅さんはニコニコしながら見ていてくれた。


保育園にもカゴいっぱいのいちごをお土産に持って帰ってお昼ごはんの時に食べた。0歳児のBちゃん(0歳8ヶ月)も採れたての新鮮ないちごに大満足♡

みんなよかったね。

三宅さんのおかげで保育園はhappyな時間を過ごすことができました。

三宅さんのイチゴ畑
2021-04-27
実習生事前訪問があったよ‼︎

皆さま1日お疲れ様です。お昼ごはん後に、虹グループの絵本ゾーンで“なぞなぞ”を一緒に楽しませてもらった村上です。「真ん中が食べられないお菓子ってなーんだ?」みたいな問題です。(※答えは本日ブログの最後に掲載しています。)


さて、本日は「実習生事前訪問」がありました。(保育士資格習得を目指す学生の方が、現場で学びを深める時間のことを実習と言います。)

事前訪問では、学生と現場保育者と、お互いで質問や意見を交わしながら、実習当日までに少しでも不安を取り除くことができるように努めたりします。

また、学生が学校でどのような授業を受けているかや、学生の得意・不得意などをお聞きしたりもします。

上記を含めつつ、保育理念についてをしっかり伝えて、『実習生と保育者ともに敬意をもって学び合うこと』を富岡保育園ではモットーとしております。


※せっかくですので、実習生へ向けて配布しました富岡保育園式保育実習マネジメントの序文を、ブログ読者限定で配信しますね。

現代を生きる全世界の人たちが今までに直面したことのない生活をしいられることになった今。
もちろん学生の方をふくめて、授業や実習など予定通りに受けられない現実に直面しています。
世の中を見渡すと、将来への不安を抱えた大人たち、現実を受け入れられずに過去に固執しようとする大人たちがいるかもしれません。けれども、不安や恐れを描いた未来を子どもたちに繋げるわけにはいきません。

未来に“希望”や“夢”を繋げるために君たちのチカラが必要です。
困難な今を学生時代に経験した君たちのチカラが必要です。

キミたちと、ともに保育を楽しみたい

キミたちと、ともに学びたい

あなたを待っている子どもたち

あなたを必要としている保育施設

勇気をもって、ともに未来に希望を繋げませんか?

地に足をつけ、笑顔と感謝をともに巡らせましょう。
よろしくお願いいたします。


と、序文がスタートして数枚に渡り綴られた実習マネジメント。実習生との時間を『誠実で素直に学び合い』にできるように、実習生だけに限らず現場保育者も準備に努めていきたいと思います。


★学生だけに限らず、「私も僕も、富岡保育園で保育をともに学びたい!」という方。年齢や性別や職歴など一切を問いません。是非是非お問い合わせ下さい。



※なぞなぞの答え‥「ドーナツ」

2021-04-26
『目印』をつける側の生き方

こんにちは。地域によっては再度の緊急事態宣言によって心身のストレスを感じられている方も多くおられるのではないでしょうか。

ちなみに村上の場合は、田舎暮らしでもありますので、自然が身近にあることはとても救いでもあります。本日は早朝より岡山県浅口市寄島町国頭トレッキングコースにチャレンジしました。そして、なんとか“寄島竜王山”の頂上へ辿り着くことができたのですが‥

トレッキングの途中には、天国を思わせる鳥たちのさえずりも聞かれれば、時にはタヌキさんもいたり、険しい角度の道や、複雑にうねった木々に遭遇するわけです。もちろん頂上を目指して進むのですが、目の前の出逢いに想いを巡らせると、さらに進むことにワクワクを覚えたりもします。

ただ、道に迷うことなく進めた理由の1つには、『目印』の存在がありました。要所要所にピンク色の目印が木々にくくられていて、見つけると「合ってる合ってる」と安心するんですね。


ここで、トレッキングから、保育や教育へと話を向けてみると‥保育園や学校であったり、現代では、「年齢」「クラス」「行事」などなど、要所要所に『目印』があるわけですよね。この目印の存在って、ある意味では子育てでは安心材料の1つなんだと思うんです。ただ、注意しなくちゃなんないのは、その年齢やクラスや行事などの目印をつけられたコースの頂上が、どんな人材育成への道なのか?だと思うんです。

多様性だったり、しぶとく生き抜くことが必要とされている現代での『目印』とは?


ブログ読者の方も是非お考え下さい。ちなみに、ピンク色の目印も、年齢などの目印も、必ず先駆者がいて、先駆者の考えのもとに目印がうたれているんです。つまりは、先駆者と違う道を進めば、自ずと目印は変わりますよね。村上的には、次世代育成に向けて、目印を辿る生き方よりも、目印をつける側の生き方を望んでいます。

2021-04-25
時代に逆らった広報宣伝活動

おはようございます。朝から、とみほ村のお庭でのんきに水やりをしておりました村上です。朝日の光と瑞々しい植物との相性は抜群ですね。


さて、とみほ村にあります富岡保育園での村上の仕事と言えば⁉︎ただいま綴っております副園長ブログであったり、ラジオであったりYouTubeであったり‥「広報・宣伝」活動がメインなんですね。

そんな“伝える”を生業にしているにも関わらず、つい3日ほど前から『スマホと距離を置く』ことを意識するようになりました。もちろん今綴っている媒体はスマホですし、とみほ村のお便りなどの原稿も僕はスマホを使って綴ります。言ってみれば、仕事中ほぼスマホを触っている状態にあるんです。

けれども「ほぼスマホを触っている状態って、本当に心身の健康にとって良いのかな?」と最近思うようになったのは、用事が無いにも関わらずスマホをひらく癖があることを自覚したからです。いったい自分は、どれだけの時間を無駄にしているんだろうか⁉︎と考えるとゾッとしたんですね。

※↑スマホの扱いに関してお悩みの方は是非【スマホ脳】スウェーデン出身精神科医の著書をお読みしてみて下さい。ちなみに、村上は「寝室にスマホを持って入らない」を最近実践しています。


ここで村上に新たな課題ができました。『スマホと距離を置いた状態でどのように“広報・宣伝”活動をするか』です。

ただ、あらためて考えてみると、デジタル媒体のスマホや、SNSを通じての“伝える”は、もしかしたら「伝えた気になっていただけなのではないか⁉︎」

時代や流行りとは逆行しているかもしれませんが、初心に戻って自らの足をしっかり使ってのアナログ“広報・宣伝”活動に精を出していきたいと思います。


★富岡保育園での保育実践改革の詳細について「うちの保育園でも話をしてほしい」とのお声も時々聞かれます。大歓迎なんです。秘密も何もありません、全ての情報や知識についてオープンにしていますので、気軽にお問い合わせ下さい。村上にとっても自園の取り組みについて、まとめたり振り返ることで学び直すことができるのでとても有り難いです。公立や私立や、認可や認可外など、隔てなく、ともに乳幼児期の子どもの育ちに責任を持つ者同士、“共に学び合う”ことを願っております。

2021-04-24
ラジオ局前での出来事を紹介

おはようございます。昨日ラジオ生放送収録帰りに、ラジオ局(エフエムゆめウェーブ)となりの散髪屋(小寺理容所)さんのすすめで、ラジオ局となりのお花屋さん(中山生花店)で“宿根のロベリア”を購入しました村上です。

いつぞやのラジオ放送で「花のある暮らしは、素敵な人生を送るうえで大切ですよ~。」って言っちゃったもんですから、すすめられたら買わないわけにはいきませんよね。


さて、昨日のラジオ帰りには、もう1つブログ読者の方とも共有したいエピソードがありました。ラジオ局前に、とある女性がおられまして、マスクをこのご時世していますので、目が合ってもなかなか特定が難しく声をかけるのを躊躇っちゃったりするんですね。

しかし、昨日は、とある女性の方から‥「村上先生でしょうか?」と声をかけられたものですから、足を止めました。なんでも、ラジオ生放送やYouTube「富岡保育園付属大学」の愛聴者だそうで(マニマックなチャンネルに耳を傾けて頂き感謝でしかありません)昨年から「いつかは富岡保育園を見に行ってみたい‼︎」と胸をときめかせて頂いていたんだそうです。

個人情報などもありますので詳しくは言えませんが‥とある女性は、元々とある保育施設の園長をされていた方で、現在も学習支援員などなど、自分の持たれている知識や経験を次世代へ貢献するために励まれているようです。

このたび村上のところへ勇気を振り絞って(ラジオでのおしゃべり通り、なんら威圧感のない、ただの35歳169㎝しゃがれ声の村上ですので、気軽で大丈夫ですからね)訪ねって下さった理由は「富岡保育園の保育実践改革に共感して下さったこと」です。縦割りでも横割りでも何割りでもない“異年齢保育”の実践や、職員の働き方や人事についてのチャレンジについても、とても好意的なご意見を頂きました。(実際に実践にあたっているトミホクルー“富岡保育園保育者”に聞かせてあげたかったです。)

この度は、立ち話になっちゃいましたので、次回は是非、岡山県笠岡市富岡605とみほ村・富岡保育園へ足を運んて頂き、実際の子どもやミマモリストの保育者たちを感じて頂ければと思っています。


★ブログ読者の方も含め、富岡保育園の敷居はフラットかつオープンでございます。お子様の保育園をお探しの方に限らず‼︎「保育・幼児教育を一緒に学びたい‼︎」という方も大歓迎です。また、保育や教育も興味ないけど、「なんだか面白そうなことしている富岡保育園に興味がある‼︎」「とみほ村って何よ?」「トミホクルーって、どーゆーこと?」「副園長って、ブログやラジオやYouTubeやってて調子に乗ってるけど、仕事はちゃんとやってんの?」などなど、理由はなんでも構いません。是非是非、一度足を運んで頂ければと願っています。

※事前予約して頂きますと、「副園長こだわりの保育理論+こだわりの珈琲」をご用意させて頂きます。

2021-04-23
エジソン、きら~い‼︎

おはようございます。最近運動不足解消に、早朝に登園する子どもを誘って、富岡保育園ご近所を散歩しています村上です。青空と澄み切った空気を感じられて幸せMAXです。


さて、朝の9時頃‥虹グループの縁側(廊下)から、ある泣き声が聞こえてきました。

「エジソン、きら~い‼︎」

ひとりの女の子が、涙と鼻水で顔を大きく歪めて泣き叫んでいました。

実はこのエジソン嫌いの女の子には、お姉ちゃんがいるんです。お姉ちゃんはエジソンclass(5歳児就学前class)に所属しています。

4月22日木曜日、今日は、今年度初の「らんらんピクニックday」で、富岡保育園では貴重な貴重な、年齢別に、5歳児(エジソンclass)限定の活動日なんです。

お家から、空の弁当箱とお茶の入った水筒を持ってきて頂いて、お台所(給食室)の先生方が、お弁当を作ります。そしてエジソンclassの子どもたちは、お台所の先生に作ってもらったお弁当と水筒を携えて、とみほ村内、お庭やお部屋にいたる場所から、自分で場所を決めます。もちろん1人で食べても良いですし、友だちと集うことも可能です。お山の頂上で食べる子どももいれば、トンネルにひっそり1人で食べる子どももいます。ビールケースで囲いを作って2人で食べる子どもだっています。

「らんらんピクニックday」という企画は大人がしていますが、どのように楽しむかは、子どもひとりひとりが計画をしていくんですね。

昨年度のエジソンclassの子どもの中には、計画を紙に「誰と食べるか、どこで食べるか、準備するものは」などを綿密に書いている子どももいました。来月分なんかも書く子どももいました。


今年度のエジソンclassの子どもたちは、なんと4年間‼︎(らんらんピクニックを始めたのが4年前なので)指をくわえて「いいな~‼︎いつか、僕たち、私たちも、エジソンclassになったら‼︎僕は、私は、誰々と、どこどこで、食べるんだから‼︎」と空想を描き続けてきた子どもたちなんです。

1ヶ月に1回。12回しかない特別な日をどのように楽しむかは、子どもたちのデザイン次第なんです。


「エジソン、きら~い‼︎」と泣き叫んでいた女の子(ガリレオclass3歳児)にとっては、とっても辛かったと思います。ごめんね。けれども、エジソンclassになるまでに、しっかり自分の中で計画を立てて、待ちに待ってほしいと、お願いさせて下さい。

らんらん
2021-04-22
副園長の最近読んだ本の紹介

皆様1日お疲れ様です。本日は今年度から水面下でスタートしております【とみほ村ワンコインランチ】へお客様2名が来られました。食べ終わった後に、かごめかごめなんかで遊ばれたり、子どもたちの会話を楽しむ様子がとても素敵でした。

※【とみほ村ワンコインランチ】にご興味ある方はホームページTOPの電話番号へお問い合わせ下さいね。食材の量や、密にならない人数調整などを含めて事前予約制にさせて頂いております。


さて、今日のテーマは【読書】です。よくある質問で言えば「紙媒体とでデジタル書籍どちらが良いのですか?」とあるのですが‥

個人的には「どちらでも良い。けども村上はもっぱら紙媒体です。」

なぜか⁉︎例えばiPhoneやiPadなどを利用する場合、書籍以外のコンテンツももちろん含まれていますよね。脳内では、読書に集中する部分と、他のコンテンツや、SNSやメールなどのお知らせを期待したり気になったりする部分とが重複してしまうんです。(←個人差があると思うのですが、集中力のない村上の場合は、集中力を掻き乱す環境を避ける努力はしています。)


また子育て世代の方であれば「子どもに読書させる方法はありますか?」との質問もあがってきます。

この質問に対しての回答は「子どもに、読書をする大人の姿を見せる」がベストかなと思います。その上で、“大人が読書に励む方法”を今日はお答えしたいと思います。

もちろん、自分の興味・関心のそそる内容の本を選んで読めば良いと思うのですが‥「私って、何に興味があるんだろうか。」と自分が何に興味・関心があるのかが、よく分かんない方ももちろんおられると思います。

そんな時は‼︎

『読書好きな友人を持つ』がベストです。読書好きな友人を持てば、勝手に本を薦めてくれますし、なんならプレゼンや感想を言ってくれたり、興味や関心をそそるように仕向けてくれたりします。

実は村上なんてものは、読書は30歳を過ぎてはじめた、まだまだ初心者読書マンです。はじめの頃は、活字アレルギーたる、文字を目で追っていくだけで、しんどく、一冊を読破することが困難でありました。

しかし、困難な状況での救いは、『読書仲間』の存在です。感想や意見を言い合うと、読んだ内容の振り返りになる上に、世界の広がりを感じて、「うわー‼︎学んだ気がする‼︎」と自尊心の向上にも繋がる気がしております。(←村上の場合です。)


ブログ読者の方で「私には、読書好きな友人がいないんだけど‥」との方は、是非‼︎村上ではいかがでしょうか?

ちなみに‥最近、村上が読書仲間と共有した本を以下に紹介しますね。気になる方がおられれば富岡保育園内の保育LABOまでお越し下さればお貸ししますね。

■眠れないほどおもしろいやばい文豪

板野博行

■なんで家族を続けるの?

内田也哉子 中野信子

■残酷な進化論

更科功

■マルクス・ガブリエル欲望の時代を哲学する

丸山俊一

■絶滅の人類史

更科功

■教養としてのテクノロジー

佐藤穣一

■江戸の家計簿

磯田道史

■あなたを守るかむリズム

小林弘幸

■眠れなくなるほど面白い免疫力の話

石原新菜

■ビジネスの未来~エコノミーにヒューマニティを取り戻す

山口周

■ネオサピエンス

岡田尊司

■スマホ脳

アンデシュ・ハンセン

などなどです。(人類史や哲学系、健康本が最近は多めです。)

「〇〇っていう本でさぁ、私は〇〇だと思うんだよね。なぜかって‥。」←こんな会話をたくさん耳にする子どもたちの環境は僕は素敵なんじゃないかと思います。

エンドウの収穫です。
むぎむぎ
2021-04-21
裏庭のユリの木の下の出来事

藤の花が見ごろな、とみほ村の裏庭。ちょうど真ん中ほどにそびえ立つ“ユリの木”の下での出来事をお話ししますね。

「ガチャ。」と、ひとりの女の子がなにやら手に忍ばせているものを、どのようにかして動かした後に、ユリの木の下に複雑に並べられた、いくつかの黄色いビールケースと、青色の牛乳ケースの内に入っていきました。

すると、その内には、女の子たちが他にも3人ほど。ただ、複雑に並べられたビールケースや牛乳ケースを仕切りに、ひとりの女の子も3人の女の子も、それぞれ別々に何かをしています。


4人の女の子たちは、ユリの木の下で“シェアハウス”を作っているようでした。ビールケースや牛乳ケースを壁に見立てたり、キッチンにしてみたり。またベッドにしてみたり。古タイヤは、トイレだったり、靴置き場にしてしているようでした。古タイヤの隙間には、ソックスなんかも畳んで入れてあります。

ただ、4人の表情を見ると少し曇り顔なんです。ビールケースの壁越しの会話も、なんだかぶつぶつ歯切れが悪いんです。

Aちゃん「Bちゃん、一個、青色のケース貸してよ。」

Bちゃん「それは、台所の料理するところにしているからダメ。」

Aちゃん「Cちゃん、一個、青色のケース貸して。」

Cちゃん「それは、‥。」

Dちゃん「‥。」

Aちゃん「私、ベッドを作らないと暮らせんじゃん。」

4人それぞれの想いのある暮らしをしようと思うと、ビールケースやらが足りないんですね。

そんな雲行きのあやしいところへ、ひとりの侵入者があらわれたんです。歩けるようになって、まだ数ヶ月ほどの男の子。4人の女の子たちとは年齢も違えば体格も違うことは明らかなんです。そんな侵入者の男の子が、ビールケースなどで作った壁を壊していくんです。

4人はそれぞれに「やめて。」と言うのですが、どことなく力のない声なんです。心のどこかで「ちっちゃい子には、何を言っても無駄なんだろうな。」と思ってしまっていたんでしょう。

けれども、侵入者の男の子の“シェアハウス”解体は、4人の雲行きのあやしい表情をも解体したんですね。

Aちゃん「なぁなぁ。ベッド一緒にしよう。」

Bちゃん「OK!OK!じゃあトイレとかも一緒にしよ。」

Cちゃん「うん、うん。」

Dちゃん「じゃあ、一回、全部壊そっか。」

侵入者の男の子のお陰で、“共有できるものは共有した方がシェアハウス作りはうまくいく”ってことを肌で感じた4人の女の子。


実は、この後もシェアハウス作りは続いていきました。歩き始めて間もない侵入者だけではなく、「なんだか面白そうなことしてるな」と嗅ぎつけた、4人の女の子たちとそう変わらないほどの年齢と体格の男の子たち3人が侵入してきたんですね。

ブログ読者の方も含めて、8人の子どもたちは、シェアハウスでどのように暮らすことができたかご想像してみてください。もちろんケンカが起きちゃうのは当然です。けれども、ケンカの後に、“お父さん”と“お母さん”って役割ができたことを最後に記しておきますね。


最後の最後に付け添えます。はじめに「ガチャ」と手に忍ばせたものを動かす仕草、皆さまお分かりですか?

正解は、“鍵”でした。前日にアトリエで作っておいた牛乳パックの素材を重ねて作った鍵を、小さめの空き箱に入れて忍ばせていたんですね。



本日のブログ記事は、風景をそのまんま切り抜いてみました。保育用語や幼児教育の専門用語などでの解説はあえてしておりません。もしも解説の欲しい方は、富岡保育園内、保育LABOまでお越し下さい。お茶を添えてお待ちしております。

2021-04-20
子育ての不安を脳科学で分析

皆様1日お疲れ様です。園内の廊下などを歩く際に極力“口笛”を吹いている村上です。

なぜかって⁉︎なんだか“口笛”を吹いている人って余裕がありそうな、暇そうな人に見えるじゃないですか。


さて、本日は子育てに関わる人も含めて、現代を生きる人に必須な「なんだかよく分かんないけど、ぼんやりした“不安”によるストレスがあるんです。」というお声について、1つの打開策を紹介したいと思います。

まず、なぜ現代人にかかる“不安”がぼんやりしているのか?人類の歴史上99.9%は狩猟採集民族だったわけなのですが、その頃の“不安”って、ぼんやりどころか、はっきりと生きるか死ぬかの“不安”だったわけなんですね。人類が10歳まで生き延びることができるようになったのは、実はつい最近のことなんです。まさか100歳まで生き延びれるなんて、人類の脳は思ってもみなかったんだと思います。

人類の“不安”は、進化の過程で生きるか死ぬかの短期間のはっきりした不安には適応するように脳や心は適応されていきました。生きるか死ぬかの状況で不安を感じずに、あたりの草花などを摘むことに没頭していたとしたら⁉︎間違いなく生き延びることができなかったでじょう。

つまり、僕たち現代人の脳は、生きるか死ぬかの短期間のはっきりした“不安”には適応するんだけど、長期間のぼんやりした“不安”には脳や心の進化の過程が追いついていないんですね。うつ病なども最近の研究では自分の身を守るための防護策だとも言われていたりもします。


ここまでで、不安によるストレスってのは、生き延びてきた人類には当たり前にある反応だと言うことはご理解得られたでしょうか?

その上で、短期間ではっきりした不安は適応できるけど、長期的でぼんやりした不安には脳や心の進化が追いついていないことも含めて、ここからは、「長期的でぼんやりした不安にどのように向き合うか?」のご紹介をしていきますね。

人類は“不安”な状況になると、とにかく“情報”を集めようとしますし、集めなければ生きるか死ぬかの状況の時には確実に死が待っています。ここで注目したいのが、人類は情報収集と瞬時の判断力に優れていた人類が現代まで生き延びていることです。

しかし現代の日本のような、生きるか死ぬかの状況でない場合、情報収集力はデメリットに働きます。なぜかって⁉︎情報が溢れ返り過ぎているからです。

例えば、「子育て」で言えば、今までは家族や村社会レベルでの情報を共有するのみだったのですが、情報伝達ツールの進歩により、まさかの海や山や国を越えて情報を瞬時に共有することができるようになったんです。僕たちが今扱っているスマートフォンに[子育て 方法]と検索をかければ、数えきれないほどの情報が収集できます。スマートフォンに限らず、本屋さんへ行って[子育てコーナー]へ行ってみると、「男の子の育て方」「女の子の育て方」「東京大学に入れる子育ての方法」「グローバル人材を育成する子育ての方法」などなど、情報収集が得意な人類にとっては、喉から手が出るほど集めたい情報で溢れ返っているんです。


さて、そろそろ副園長ブログ愛読者ならば、子育てなどの長期的な不安に対する向き合い方が分かってきたのではないでしょうか?

それは『情報から距離を置く』です。例えば、休日などには、スマホやテレビや新聞などなどから距離を置いて、田舎の山や海などに囲まれたところを散歩してみるのはいかがでしょうか?聞いたことがない小鳥の声だったり、見たことがない風景に出会うことで【いま ここ】を感じることができるようになるかもしれませんよ。


※富岡保育園が所在します、岡山県笠岡市富岡には「富岡公園」や「徳民於賀神社」や「応神山」などがあります。現在は力強い緑がまぶしくうつる季節で、散歩には絶好のシーズンです。お子様連れであったり、ご年配の方にも優しい土地ですので、是非足を運んでみて下さいね。(駐車場をお探しの方は、富岡保育園駐車場をご利用下さいね。)

2021-04-19
評価をやめたらどうなるかな

皆様1日お疲れ様です。保育LABO(とみほ村内にあります保育を研究するという名目で村上が在住する建物)にて春番茶を飲んで一日中考えにふけっておりました村上です。

保育LABOの玄関扉は木製の建具でできているのですが‥本日は春風がとても強く建具の扉に打ちつけていました。木の建具って、天候にとても左右されやすくて、開け閉めがしやすい日もあれば、しづらい日もある。言わば、天候が分かる扉なんですね。


さて、本日は数ある保育雑誌に目を通していたのですが‥最近、新聞やニュースなどでもよくお目にかかる「SDGs」が保育界・教育界も焦点を当てられるようになってきました。

ブログ読者の方で「SDGsって、ナーニ?」と疑問に思われた方へ簡易的に説明すると「持続可能な世の中にするために、環境に良いことを皆でしていきましょうね。」っていうメッセージだと認識して頂ければまずは良いかと思います。

その上で、保育界でもそうですが、あらゆる企業や政府が「SDGs‼︎SDGs‼︎持続可能‼︎持続可能‼︎」と持ち出しているのは、世の中の人から見て、環境に良いことをしている人や企業は印象が良いんです。少しへそ曲がりな言い方でしたが、実際に株価が上昇しているような企業は環境に良いことをしているように見えます。

例えば‥電気自動車に取り組んでいる企業。ガソリンを排出しないことから、二酸化炭素なども出さずに環境に良いことをしているように見えます。世界中の自動車が、全て電気自動車になったら⁉︎地球に対するダメージは二酸化炭素の視点から見れば良くなることは明らかですよね。

けれども、電気自動車を作るにあたっては、新たな工場や部品を作って二酸化炭素を排出しますし、なんなら電気自動車の鍵を握る電池部分を作るにあたっては、今まで使ってこなかった地球の資源を使うことになるんです。地球に対するダメージは、電気自動車でも必ずあるんですね。

ここで本当に考えなきゃいけないのは、「そんなに自動車がいるの?」なんですね。いくら環境に良いものであろうと、“必要以上”にあれば環境には悪いんです。ただ、なんでこんな簡単な考えを封印しているかブログ読者の方はそろそろお分かりではないでしょうか?

企業にとっても、政府にとっても、都合が悪いんですね。必要内におさめちゃうと、企業や国の成長率はのぞめなくなるからです。

だったら、「SDGs‼︎持続可能‼︎って、本当はどーゆーことなの?」って質問に、めちゃくちゃ正直に答えている方がおられまして、その答えを紹介しますと‥「資本主義の延命処置」なんですね。企業や国が利潤を作る上での都合の良いネタなんですって言っちゃってるんです。

(↑「人新世の資本論」斎藤幸平さん)


少し話が膨らみ過ぎたので、このあたりで、保育界に目を向けてみましょう。保育界・教育界で、本当に持続可能な社会を作るための働きを考えるには?

まずはハード面。待機児童問題から次々と建てられている施設について。「本当に、新しく建てる必要があるの?」って考えなきゃいけませんよね。少子化で子どもの人数自体は減っている世の中ですよ。現在ある建物や施設を有効利用することから考えないと、次世代へどんどん負債を残す結果になっちゃいますよね。

次にソフト面。保育園でも学校でも家庭でも「右肩上がりの成長を良しする思考」をそろそろ変えないと、地球は悲鳴をあげちゃいますよね。例えば、保育界でも、赤ちゃんから年齢を重ねていくと、〇〇ができて、その上で次に〇〇ができていって‥「うんうん。この子は、どんどん成長していっているな。」と認識したりします。逆に「この子は〇〇がまだできていない。全然成長してないやん。」との認識にもなります。そのような認識の大人に育まれた子どもは「成長してナンボなんよ私は‼︎」ってなりますよね。

ここで難しいのは、子育てにおいて、我が子や園児や生徒の“成長”って、“喜び”につながるんですね。子どもの成長を感じることが保育士や教師や親の喜びでもあるんです。

保育界・教育界で言えば、かかわる先生たちの“喜び”の価値基準を“右肩上がりの成長”でないところへ変えることが課題だなと僕は思っています。具体的には、例えば【評価なんてものをやめてしまう】なんてどうでしょうか?


最後まで読んで下さったブログ読者の方ありがとうございます。「子どもたちの未来に希望を繋げるには?」って大それたテーマを考えると、時々、上記のような迷走状態の思考になったりします。お付き合いありがとうございました。

※ブログ読者の方で「私は、これからの保育界・教育界はこうなっていかなきゃなんないと思うよ!」ってお話があれば是非是非お聞かせください。楽しみにお待ちしております。

2021-04-18
新年度富岡保育園ウイルス感染症対策を発表します‼︎

岡山県笠岡市では1日雨模様。富岡北地区、とみほ村のお庭に広がる植物たちにとっては恵みの雨。

そして、スッと目線を上げると、とみほ村からは応神山という笠岡市の名山が。雨のお陰さまからか、応神山に霧が漂っており、幻想的な景色になっていました。

そんな景色にあやかれる、とみほ村にあります富岡保育園で“有り難い”ことに副園長の役割をさせて頂いているのが、そう、僕です。


こんにちは。前置きが長いことで有名な副園長の村上です。本日は、新年度、富岡保育園でのコロナウイルスなどの感染症対策を紹介しますね。

(世間一般での常識になった、マスクや消毒などの対策については、ある視点からは正解ですし、ある視点からは不正確だったりしますし、ツッコミどころ満載です。が、世間一般での常識になっていますので、穏便に本日は触れません。)

副園長ブログ内でも、何度も登場してきた【免疫力】を整えることこそ、あらゆるウイルスと共生していくにはbetterな方法だと、改めて人類は知り直している段階にあると思うのですが。

実際に富岡保育園では‥

免疫力を整えるために、『食事・運動・睡眠』について再考し直しています。例えば、食事で言えば、お昼ごはんには【根菜類】を多く摂取する機会を作ることで、腸内環境が整い、そして免疫力を整えることができます。

(『食事・運動・睡眠』についての記事は過去記事を検索してみて下さいね。※ご要望があれば再度とりあげますし、直接お問い合わせ下されば村上の方から説明させて頂きますよ。)

そして、本日の記事では【免疫力】を整えるために助けになる、ある5文字の言葉を、脳科学の知見から紹介しますね。

脳科学の世界では、“感謝の言葉”を口にすると、脳の血流が増えて機能が高まり、思考が明晰になる上に、【免疫力】が整うとされているんです。

そうなんですね、ある5文字の言葉とは‥

『あ り が と う』です。


そして、富岡保育園での実践例を重ねて紹介しますと、職員の間で『感謝を巡らせること』を常に共通理解にあげ続けています。子どもたちに「ありがとうと言いなさい」と強要しなくとも、子どもたちの周りで暮らしている大人(保育者)たちが感謝を巡らせていれば、おのずと、その環境にいる人たちの免疫力って整いますよね。

新年度、富岡保育園でのウイルス感染症対策は、科学的知見から『食事・運動・睡眠・そして感謝』にこだわっていきたいと思います。


※ブログ読者の方は「ありがとう」をどのように伝えておられますか?家族だったり仲間であったり、友人や恋人など、伝える相手によっても伝え方って違って当然なんだと個人的には思っています。よく「ありがとうって言い過ぎると、ありがとうの価値が下がる」なんて言う方もおられますが、個人的には価値なんてのはどちらでも良くて、「ありがとう」の気持ちを感じられる自分でいられるかがポイントだと思っています。例えば、蛇口をひねって水が出ることに対しても、当たり前と思わずに感謝できる方なんてのは、日本では感謝の達人だと思っています。ブログ読者の方の「ありがとう」への“こだわり”があれば、教えて頂ければ嬉しいです。(ホームページに電話番号やメールアドレスも掲載されていますので、メッセージお待ちしています。)

2021-04-17
“想像力を育む”天敵は誰だ⁉︎

皆様1日お疲れ様です。来月の勤務表(富岡保育園では“暮らしdiary”と呼んでおります)作成にとりかかっておりました村上です。

政府が選択制週休3日制導入を検討している最中‥富岡保育園では、今年どのような働き方をデザインできるか⁉︎

トミホクルー(富岡保育園保育者)ひとりひとりが、“豊かに暮らしを営める”助けになる働き方を考えることが、村上の課題です。


さて、お昼ごはんを虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)ランチルームに食べに行きますと‥セミバイキングスタイルですので、食べ終わった子どもたちは、歯磨きを各自で終えて遊んでいる姿があります。

その内の1人の女の子(3歳児ガリレオclass)が、村上の座っているちゃぶ台にブロックを数個並べていきます。

女の子「はい。ドーナツを5個持ってきました。何味にしますか?」

村上「うーん。じゃあチョコレートをお願いします。」

女の子「チョコレートはこの中にありませんので、持ってきますね。少々お待ち下さいね。」

と、言って、また違うブロックを持ってきてくれたのですが‥


この会話の、3歳児が「少々お待ちくださいね」と言ったことにツッコミたくなるのですが‥

今日のツッコミ所は‥

『ブロックをドーナツに見立てたところ』です。

「それって見立て遊びのことでしょ!?」と、さらにツッコミを入れて下さった方。その通りです。

ただの“見立て遊び”ですが‥されどの“見立て遊び”なんです。

もしも、ままごとセットの中に“ドーナツ”の玩具があれば、ブロックをドーナツに見立てることはなかったはずなんですね。

そろそろ村上が何が言いたいか、副園長ブログ愛読者ならば分かってきたはずです。が、もしもブログ初心者の方もおられるかもしれないので説明しますね。

ドーナツの玩具が無かったことで、その辺りにあるブロックをドーナツに見立てる“想像力”を働かせることができたんです。

玩具がもしあったら⁉︎“想像力”は働くことはなかった⁉︎

玩具って、もしかして玩具の完成度が高ければ高いほど、子どもの“想像力”を育むにはデメリットに働いちゃんじゃないの⁉︎ってことです。


もしもブログ読者の方で、玩具選びに悩んでいる方がおられれば、本日の記事を是非参考にして頂きたいです。今年度、富岡保育園内でも玩具については、いっそう見直していきたいポイントでもあります。


※村上が密かにやってみたい実験として‥「保育園から玩具が全て無くなったら⁉︎」

皆さまどうなると思いますか?果たして全く遊べなくなるのでしょうか?(←もしも実践されている方や園がありましたら教えて下さいね)

2021-04-16
本日のラジオの内容を大公開

こんにちは。木曜日と言えば⁉︎そう‼︎生放送ラジオ番組「富岡保育園付属大学」の収録をしてきました村上です。

※全国どこからでもご視聴できます。スマートフォン[エフエムプラプラ]というアプリをダウンロードして頂き→[エフエムゆめウェーブ]→[富岡保育園付属大学]を選んで下さい。毎週木曜日お昼の13時~13時30分です。(再放送は19時~)


そして本日のブログは、アピールがてらに本日(4月15日)ラジオの内容を少しだけ紹介させて頂きます。

※ちなみに、僕のラジオ番組は「子育てと地域を応援すること」を目的としています。そしてその目的は【子どもたちの未来に希望を繋げる】を達成するためです。

本日のラジオテーマは『素敵に生きる』です。

「子育てにどう関係あるの?」とツッコミを入れたくなりますよね。実はめちゃくちゃ関係あるんです。子どもたちが健全に生きる環境に、周りに“素敵な大人”がいることって、とっても大事ですよね?

親だけに限らず、先生や、近所の方、お店の人だったり‥子どもたちが出会う全ての人が“素敵な人”であれば、子どもたちにとってこれ以上にない人環境だと言えますよね。


でもって、本日は「この人、素敵だな」と憧れる人の共通点を2つご紹介したいと思います。

ひとつ目は、【足元】です。「この人、素敵だな」と思っちゃう人の足元に注目してみて下さい。たいてい素敵な靴を履いています。また履きこなしもスマートで、かかとなんて絶対に踏んでいません。そして、脱ぐ所作もスマートで、必ずきちんと揃えます。

子育て世代の方へのオススメポイントを整理すると、「靴は靴屋で足に合った靴を購入すること」「靴のかかとは踏まないこと」「靴をきちんと揃えること」この3点を周りの大人が実践している環境で育つと、子どもたちにはどのような影響が出るでしょうか?ご想像下さい。

(少し抜粋させて頂きますね)

ふたつ目は、【お花】です。「この人、素敵だな」と思っちゃう人のお家やお庭には、必ずお花があります。もちろん自らで家庭菜園をされる場合もありますが、花屋さんへ出かけて購入したり、山や野花などを摘んで、花器にうつして飾ってあったりします。

子育て世代の方へのオススメポイントを整理すると、「散歩などで摘んだ草花などを空き缶や空き瓶に生けて食卓に飾ってみよう」です。子どもたちの目が触れる場所にお花があると無いでは、心の豊かさにどのような影響があるでしょうか?ご想像下さい。

以上のようなお話を30分ほどダラダラとしゃべっています。もしもご興味や関心を持たれた方はラジオご視聴してみて下さいね。(YouTube「富岡保育園付属大学チャンネル」でも過去収録したものを配信しています。)


☆とみほ村のお庭や富岡保育園の室内にも実はたくさんのお花で子どもたちや大人たちの心を豊かにする仕掛けがなされています。4月15日現在に咲いているお花を紹介しますと‥スノーポール、ラナンキュラス、ガーベラ、タイム、アジュガ、デイジー、ワスレナグサ、ビオラ、チューリップ、ワイルドベリー、キンギョソウ、アネモネ、ニラソウ、パンジー、オルレア、藤の花‥などなどでございます。お花見がてら岡山県笠岡市富岡605までお越し下さいね。

藤の花、見頃ですよ
2021-04-15
「お迎えトーク」の価値とは

皆さま1日お疲れ様です。夕方の玄関先での保育者と保護者の「お迎えトーク」を盗み聞きしながら白湯を飲んでおりました村上です。内容はよく分かりませんが、保育者と保護者でひたすら笑い合っていました。とにかくhappyさは伝わりました。


実は「お迎えトーク」って、ほんのわずかな時間なんですが、富岡保育園では、とても、いや‼︎とっても‼︎めっちゃくっちゃ‼︎価値を置いている時間なんです。

なぜかって?

まず挙げられる理由として、富岡保育園では「連絡帳」という存在がありません。乳幼児施設なんかでよくある、「今日は〇〇をしました。〇〇君は、〇〇が好きで‥」と保育者がお昼寝の時間などに保護者へ伝えたい内容を書くものです。もちろん保護者も、お家へ帰ってから家事の合間をぬって、「家では〇〇をして遊ぶのにハマっています。〇〇君は、‥」と保育者へ伝えたい内容を書くものです。


「じゃあ、富岡保育園では、どうやって保育者と保護者が伝え合うの?」ってツッコミを入れて下さいましたか?

ありがとうございます。

それは、毎日の『コミュニケーション』です。

登園した時、お迎えにきた時の、わずかな時間ではありますが、“必ず、挨拶に加えたコミュニケーションをする”ことです。SNSやメールやアプリなども使用しておらず、とにかくお会いしてのコミュニケーションという方法をとっています。

だからこそ‼︎「お迎えトーク」は価値があるんですが‥


実は‼︎もう1つの理由があるんです。連絡帳の変わりにコミュニケーションで子どもの健康状態や1日の姿を伝えることはもちろんのこと‥

お迎えの時間って、保護者の方にとっては、「仕事の役割」から「家庭の役割」へスイッチを切り替える時間なんです。

「お迎えトーク」が、天国or地獄によって、家庭の役割に影響が出るんです。

本日笑い合って帰られた保護者は、99%、家庭の役割もhappyにスイッチを切り替えることができたんだと思います。

保護者が家庭の役割(母親や父親など)にhappyにスイッチを切り替える役に立つために、トミホクルー(富岡保育園保育者)は、“笑顔”と“感謝”を巡らせ続けたいと思っております。


※文脈で“わずかな時間”と表記しましたが、ご相談などなど、お時間が許されるならば、ゆっくりとたくさんコミュニケーションをとりたいと願っております。ともに子育てをする仲間として、今後とも宜しくお願いいたします。

アイランドキッチン
2021-04-14
よくある質問にお答えします

皆さま1日お疲れ様です。早朝に富岡北地区の小学生の登校班について歩いておりました村上です。昨年度卒園児も無事にランドセルを背負って勇ましく歩いていましたよ。


富岡保育園によくある質問の内に、「富岡保育園の自由な環境と、学校の環境って、まるで違うじゃないですか!?“環境の違い”に子どもたちは戸惑ったり、慣れるのに困るのではないでしょうか?」との質問があります。


ブログ読者の方はどのように思われるでしょうか?


実はこの質問ってとても的を得ているようで、かなりの誤解理解をしちゃっているんです。(偉そうに答えましたが、ここから詳しく因数分解しながら説明していきますね。)

富岡保育園での保育目標「遊べる子ども」とは、具体的に言うと【自ら考え判断し行動できる人間】です。大人(保育者)から○○を教えられる、してもらう、ことが上位目標になっていませんので、子どもたちは、いちいち自分で考えなきゃいけませんし、その度に選択したり、そして行動にうつさない限り、楽しく遊びこむことができません。

つまりは、〇〇の時には、私・僕は、今何をすることで楽しく遊ぶ時間を持つことができるのか!?を常に考え続ける習慣があるってことです。

学校生活を送る上で、保育園生活とは違う環境で、国語や算数の教科学習の時間があるとして、私・僕は、今何をすることで楽しく学べるだろうかと考える思考回路ができているってことですよね?

逆に、乳幼児期に大人から〇〇を教えてもらう、してもらう、そんな習慣がついてしまっていたらどうでしょうか?“環境の違い”を感じた時に、その子どもはどのように対処するのでしょうか?手取り足取り環境の違いを大人が克服しなければならないのでしょうか。


多かれ少なかれ、コミュニティが変われば、“環境の違い”は必ず生じます。園児や学生はもちろん大人だって、そうですよね。

環境の違いに戸惑ったり、困ることを想定した上で、その時どのように“自ら考え判断し行動できるのか”を基に『しぶとく』『粘り強く』生きる力を育む時間に、富岡保育園は寄り添っていきたいと思います。

※付け加えとして、戸惑ったり、困ったりすることを想定した上で、“自ら”という表記をあてましたが、これは「自分で全部解決すること」ではありません‼︎誤解しないで下さいね。負の状況から打開するために、助けや救いを求めることも、子どもが主体的に取り組む遊びのうちで学べる要素です。

改修した乳児室をちょい見せ
2021-04-13
“スピード”と“テクニック”にとらわれない保育実践を心がけようby乳幼児教育実践研究家 井桁容子先生

皆さま1日お疲れ様です。本日は珍しく保育LABOで1日事務仕事をしておりました村上です。

(※園庭長から、LABO内に「大でまり」というお花を生けて頂き、素敵な空間の中とても仕事がはかどりました。ありがとうございました。)


さて、本日は、富岡保育園職員限定記事「とみほNEWS」を公開してみたいと思います。限定と聞くと、「なんだか怪しい情報を村上が流してるんじゃないの⁉︎」と誤解を招くおそれがありますよね。内容はいたって、社会人として、保育のプロとして、当たり前の内容を毎日綴って情報共有しております。

(4月10日土曜日の「とみほNEWS」の一部です)

#0410 サタデーNEWS

おはようございます。ある卒園生の保護者が、「花子が“早く勉強したいー‼︎”って泣くんです。保育園で遊び尽くしたから⁉︎」と、つぶやいていました。


さて、本日は、トミホクルーの主任のお気に入りの先生【井桁容子先生※乳幼児教育実践研究家】のコラムを紹介しますね。


※できれば、全クルー熟読してほしい、保育者あるあるへの内容です。

※長文ですので、省略したり、まとめながら紹介していきますね。


世の中も、保育の場も、さまざまな課題と直面している春ですが‥

それでも子どもたちの心は、傍にいる大人たちの“こころもち”次第で、安心で支えることができます。


「大変‼️大変‼️」と気持ちに余裕のない大人と一緒にいる子どもと‥『こんな時こそ、落ち着いて丁寧に対応しよう。』と心がける大人のそばにいる子どもとでは‥もらえる【安心の質や量】はまるで異なります。


大人も心のゆるみにくい日々ですが‥プロ魂にスイッチを入れて、すべての子どもを愛で包み込む保育を心がけたいものです。

(抜粋)


(とあるベテラン保育者のエピソード紹介から、井桁容子先生の解説へ)


これまでは、「一口だけでも頑張ったら‥」「食べるところ見ているよ」などなど子どもたちに話をしていた。しかし、この言葉は子ども一人ひとりを尊重していないことに気づかされ、考え方が変わった。


子どもたちに「無理して食べなくても大丈夫だよ。大きくなったら食べられるようにかるかも」など声をかけるようにすると‥子どもたちから笑顔が見られるようになり、友だちとの会話を楽しみながら食べるようになった。

時には「ちょっとだけ食べてみる」と自分から言い出すことも見られるようになった。

また、これまでは残食の量が気になっていたが、一人ひとりの“お腹の空く時間”や“食べられる量”も個別に盛り付けを工夫した。

(抜粋)


乳児の睡眠では、ぼーっとする姿、目をこする、泣くなど、眠くなった時の子どもの様子を見て、把握できるようになった。

手足を触りながら、体の状態を見ていく。

手足が温かくなったら眠くなったサインかもしれないと判断し、子どもにあったリラックスできる入眠方法で心地良く入眠できるお手伝いをした。

昼寝をあまり必要としない子どもには30分〜1時間は体を休めるようにし、その後はお絵描きやパズルなど遊べるスペースを設けたので、昼寝を必要としない子も楽しく午睡時間を過ごせるようになった。


(解説↓)

保育の中にある養護的なな関わりの中でも「食事」と「睡眠」については、ベテラン保育者の得意分野で、新米保育者が最も自信をなくすところではないでしょうか?


不思議と、ベテランが食べさせたり、寝かせたりすると上手くいくことが多いですよね。

しかし上手くいくからと【経験主義】【結果主義】に陥ってしまうと危険です。

いつの間に‥食べさせる量や、寝かせつける時間の“速さ”にとらわれていき、テクニックに走りやすくなるからです。

その意味で、上記のエピソードを綴ったベテラン先生は、あっさりとこれまでの自分の考え方を入れ替えて、学びを子どもの立場に立った保育実践に反映させました。

と、いった井桁容子先生のコラムを紹介した「とみほNEWS」記事でした。

(この後は、富岡保育園保育実践でのかなり細かい部分について、【経験主義】【結果主義】に陥っていないか⁉︎また、【スピード】【テクニック】をとらわれていないか⁉︎を具体的例を出しながら考察していきました。※あまりにも長い、また厳しい内容のため副園長ブログ内では省略させて頂きます。)


★トミホクルー(富岡保育園保育者)は日々、保育の質を向上するために学びを続けております。「わたしも、僕も、一緒に学びたい‼︎」とのお声があればいつでもお問い合わせ下さい。電話番号はホームページTOPに掲載しています。お待ちしておりますね。

LABO内の生花
2021-04-12
途中の景色の美しさを伝える

皆さま1日お疲れ様です。さきほど実家の犬と散歩をしておりました村上です。実は全くなついていないので、思うようなコースが歩けないんですね。進んだかと思うと止まって、止まったかと走り出したり。

なんだかんだと歩いていくと、裏山で父親に会いました。(家族ネタを少々すみません)父親は定年退職してから地元の里山づくりに勤しんでおりまして、その一環で、ウォーキングコースを仲間たちと作っているんです。(岡山県浅口市寄島町国頭ウォーキングコース)

けわしい山道もコースに含まれていて、はじめてチャレンジする方にとっては、“先が見えない不安”がたつんだそうです。その際、父親や仲間たちは、【途中の景色の美しさ】を紹介したりしながら励ますわけです。

なんだか、ある活動に似ていませんか?

ブログ読者の方ならばお分かりですよね。

「子育て」です。

我が子が、この先、将来、どうなるんだろうか?私の、僕の、子育ての仕方はあってるのだろうか?

“先が見えない不安”と常に向き合っておられる保護者の方たち。早く頂上へ‼︎大人に‼︎立派な社会人に‼︎って思えば思うほど、【途中の景色の美しさ】に気づけないでいるかもしれません。

そんな時こそ、保育者の出番ですよね。“先が見えない不安”をかかえる「子育て」を共に、一緒に向き合いながら、【途中の景色の美しさ】を伝えて励ます役割があります。

そして、時には、一息をついたり、お茶を飲んだり、休憩もしないと、しんどいですよね。大人になるまでの、立派な社会人になるまでのタイムを競っているわけじゃないんです。ゆっくり、のんびり、【途中の景色の美しさ】に感動しながら子育てができれば良いんだと思います。


※「子育て」の【途中の景色の美しさ】を紹介して欲しい方は、岡山県笠岡市富岡605富岡保育園まで足をお運びくださいね。お待ちしております。

※ウォーキング、トレッキングにご興味ある方は、岡山県浅口市寄島町国頭ウォーキングコースへチャレンジしてみて下さい。瀬戸内海が一望できるようです。

隙間に紙をちぎって入れる遊び
2021-04-11
『トイレトレーニングの上手くいく方法』※子育てお悩みランキング上位です‼︎

皆さま1日お疲れ様です。小学校5年生くらいまで、おねしょをしていた記憶のある副園長村上です。(←言いふらさないで下さいね)


さて、本日は、とみほ村にあります富岡保育園の保護者の悩みで常に上位にランキングする‥

『トイレトレーニングの上手くいく方法』についてお話ししようと思います。

(もしも読者の方でお悩みの方がおられればメモのご用意を)


と、その前に‼︎

そもそも‼︎なんで赤ちゃんはオムツをつけているのでしょうか?

赤ちゃんたちはオムツを自分の意思でオムツをつけているのでしょうか?

赤ちゃんたちって、オムツ交換でオムツを外した時に、手足をバタバタして喜ぶ仕草をしませんか?

実は赤ちゃんたちってオムツを好きでつけているわけじゃないんですね。オシッコやウンチがお部屋などで垂れ流されてしまったら困るという大人の都合でつけているんです。

再確認しますね。『オムツは大人の都合のために、赤ちゃんにガマンしてつけて頂いている』との理解をして下さい。


その上で、赤ちゃんにとっての本来の自然な排泄(オシッコやウンチ)とは?

答えはシンプルです。大人の僕たちた同じように、「何にも邪魔なれない【開放的な空間】で排泄する」ことです。

生まれて間もない赤ちゃんが、オムツ交換する際に、オムツを開けた時に、ピューとオシッコを飛ばすことがありますよね?あれが本来の赤ちゃんの自然な排泄です。

大人も赤ちゃんも同じなんですね。大人だってオムツを履かせられてオムツの中で排泄するのって嫌じゃないですか?


けれども、日本で言うと、さすがにお部屋の中で垂れ流したり、お外でフリーに垂れ流すことは現実的に無理ですよね?

赤ちゃんたちは大人の都合でオムツを着けることによって「オムツの中という【閉鎖空間】で排泄する」という本能とは反する排泄行動を赤ちゃんたちに学ばせるわけです。

ですから、お悩み上位ランキング「トイレトレーニング」たるものは、「オムツの外という【開放空間】で排泄する」という排泄行動の再学習をするということなんです。

つまりは、本来ならば保護者は悩まずに済んでいた、子どもたちも再学習する必要のなかった、【開放空間】での排泄=トイレトレーニングは、日本の大人の都合のためのオムツ習慣のために必要になったことなんですね。

ですから、お悩みの方は、まず自分を責めないで下さい。日本ではオムツをつけざるを得ない生活習慣なんです。そしてトイレトレーニングがなかなか進まない子どもを責めないで下さい。オムツの中という【閉鎖空間】で排泄する本能とは反する学習を素直にした結果、オムツの外という【開放空間】で排泄する再学習がすんなりいかないだけなんです。許してあげてください。

※トイレトレーニングがうまくいかない理由については理解できたから、じゃあ、上手くいく方法を教えて‼︎とツッコミを入れて下さったかた。後日詳細記事を綴りますね。それまでの宿題として、目の前のお子さまが、オシッコやウンチをする前の表情だったり仕草だったりを観察だけしてください。よろしくお願いします。


2021-04-10
子育てに“スマホダイエット”

皆さま1日お疲れ様です。最近“スマホダイエット”を心がけている村上です。

スマホダイエットとは⁉︎スマホを持たない時間を意識的に作ることです。

村上って、ただの今もスマホでブログ記事を綴っていますし、YouTube動画もスマホで作りますし、なんならトミホクルー(富岡保育園保育者)宛のNEWSもスマホで綴ります。またプライベートでも地域の消防団の役になっていたりしますので、基本方時もスマホを離していないんですね。

すると、“常に誰かと繋がっている状態”にあるわけです。もちろんメリット・デメリットがあるわけなのですが、仕事柄や性格もあるのでしょうが、何か素敵な場面(風景や景色、子どもの遊ぶ姿など様々)を見かけると‥「わー。めちゃくちゃ素敵やん。カメラで撮って伝えたい‼︎」ってなるわけです。富岡保育園では広報担当ですから、もちろん必要な行為ではあるのですが‥

最近ふと思ったわけです。「スマホを持たないでいれば、もしかすると、その場面をもっとじっくり味わえるのかもしれない。本質に迫れるのかもしれない。」

そこで、夕方、とみほ村近所をひとりで散歩する際だけは、スマホを保育LABOに置いて出かけることにしました。はじめは「うわー。めちゃくちゃ素敵な夕日〜‼︎誰かに伝えたい‼︎」と思ってしまっていたのですが‥本日は「うんうん。僕のための最高の夕日だな。」と感じると、今まで聞き取れていなかった風の音や鳥の鳴き声などが聞こえるんですね。


で‼︎ココからが本日のテーマなのですが‥ 子育てにおいても、“スマホダイエット”してみるのはいかがでしょうか?との提案です。

保護者の方も含めて、愛する我が子が最高の笑顔の瞬間「わー!最高‼︎スマホに記録しよう‼︎」となりますよね。もちろん良いことだと思います。けれども反面では、記録したい‼︎誰かに伝えたい‼︎って大人が考えている間に、子どもの心の声を聞きそびれることになるのかもしれません。

また、子育ての“スマホダイエット”の最大の目的は“情報の断捨離”です。ついつい困ったり悩んだりすると便利なものですから手っ取り早くスマホに頼りますよね。例えば夜泣きがひどいお子様がいれば「夜泣き 泣き止む方法」などと検索して考えるものです。例えはトイレトレーニングが大人の期待通りに進まなければ「トイレトレーニング 成功する方法」などと検索するものです。

けれども‼︎スマホで検索している間の、お子様の心の声ってもしかして聞きそびれていませんか。結局のところ、本屋さんで売っている「男の子の育て方・女の子の育て方」や「東京大学に入ることができる子育て方法」などは、著者の経験によるところが大きかったりします。もちろん参考までに読んだり検索するのもありですが、子育てで1番参考にしなきゃなんないのは‥

ブログ読者なら、もうお分かりですよね?

『子どもの心の声』です。


子どもの心の声を聞きそびれないためにも、スマホダイエットはオススメですよ‼︎との本日のブログ記事でした。


★とみほ村にあります富岡保育園では、ボランティアやインターシップも随時お受けしています。電話での受付になりますのでホームページTOPのお電話番号までおかけ下さい。富岡保育園で“スマホダイエット”して頂き、じっくり丁寧な暮らしを味わって頂ければと思います。

ひとりタイヤ風呂⁉︎
2021-04-09
副園長ブログ600日連続更新

皆様1日お疲れ様です。本日、副園長ブログ600日連続更新しました‼︎おめでとうございます‼︎パチパチパチパチ‼︎ブログ読者のお声のお陰で毎日続けられております。目指せ601日連続更新‼︎今後もつたない文章ですがお付き合いして頂ければ幸いです。

さて、木曜日と言えば⁉︎村上太志の「富岡保育園付属大学」ラジオ生放送が13時よりありました。

(※本日のテーマは「親子ほっこりエピソード」と「ラジオ視聴者宅への訪問エピソード」です。聞き逃した~‼︎って方はYouTubeチャンネル「富岡保育園付属大学」をのぞいてみて下さいね。)


さて、ブログの方で本日取り上げますのは‥『“またねの会”の効果が爆上げ中』です。

“またねの会”と言うのは、一般的な乳幼児期施設で言えば、卒園式と呼ばれる行事です。2年前から、行事の目的を名前に反映してみたらどうだろうか?と当時の主任先生のアイデアから、富岡保育園では卒園式のことを“またねの会”と呼ぶようになりました。


“またねの会”では、乳児の頃からの成長をDVDなどからたどりながら、「これで、バイバイじゃないからね。いつでも、いつまでも、私たち富岡保育園は君の味方だからね。だから、“またね”って最後にはいつも言うからね。」といったメッセージを徹底的に送り続けるんですね。


すると、本日‼︎笠岡市内の小学校の入学式だったのですが‥入学式後に、多くの親子が新しい制服とランドセルに身を包まれながらお寄りして下さったんですね。かしこまる姿や照れる様子もありながらも、“また”富岡保育園へやって来て下さったんです。ランドセルを背負いながら、園庭を駆け回る姿に、保育者も在園児も「おかえり〜♡」の眼差しと声があがっておりました。


いつでも、いつまでも、何度でも、帰ってきてね。みんなで「おかえり♡」を伝えさせて頂きますね。

(※小学生に限らず、中学生も高校生も。いやいや社会人になったって。いやいや卒園児だけに限らず、一度でも、とみほ村へ富岡保育園へお寄り下さった方には「おかえり♡」と伝えさせて下さいね。お待ちしております。)

春のひかりより
2021-04-08
アトリエ引越し後を検証報告

皆さま1日お疲れ様です。ブログ読者の方も含めて、4月期って“環境の変化”を最も受けやすいのかもしれませんよね⁉︎そんな時に、“心身の体力”を整えることができるか⁉︎が鍵を握ってくるんだと思います。そんな時に‼︎江戸時代、いわゆる免疫力を整える発酵食品のほとんどが開発された時代のオススメ食を紹介しますね。

お味噌汁に、納豆を刻んで入れます。それに加えて、納豆、揚げを投入して、頂くんですね。すると、心身の乱れが整うんだそうです。騙されたと思って一度チャレンジしてみて下さい。


それでは‼︎本日のテーマ

【アトリエお引越し後を検証報告】

昨年度、アトリエ(絵画や製作など)ゾーンは、主に生活するお部屋から離れて設置していました。メリットとしては、籠ってすることができるので没頭しているのを邪魔されることがない。加えて、散らかしたままでも生活に支障が無いので“続き”を残しておきやすいです。

しかし、デメリットとしては、離れのスペースが狭いため、人数が限られてしまい、興味ある子どものタイミングで参加することが難しいことにありました。


そして、このたび、アトリエゾーンを、虹グループの生活スペースの一角にお引越ししました。ランチゾーンのすぐ側です。虹グループでの取り決めは、お昼ごはんが終わってからアトリエゾーンは解禁するとルールが決められたようです。

さっそくお引越し効果から、メリット・デメリットが見えてきました。検証していきますね。

メリットとしては、お昼ごはん後に、自分の好きなタイミングでアトリエゾーンに参加できること。参加人数に制限がないことも子どもの気持ちに寄り添う結果になっています。また、ランチゾーンの側であることから、保育者の目が届きやすく、ハサミの使用であったりも、安心して見守ることができることも挙げられるでしょう。

次にデメリット。参加人数や道具類の制限がないため、活動量が濃くなります。すると、当然‼︎散らかり具合も広がります。加えてランチゾーンの側ということで、散らかしっぱなしには出来づらいことです。

このたびのデメリットには、保育者同士、また子どもとの〇〇で解決にあたったようです。〇〇とは?


クイズです‼︎


Q.「めちゃくちゃ子どもたちが楽しんだ後、めちゃくちゃ散らかってしまって、次に3時のオヤツが控えています。さあ、どうする?」


A.「保育者と子どもたち、とみほ村の仲間で【協力】して片付ける。」です。

仲間が困った時に助けるって当たり前のことを当たり前にできるコミュニティであることを体現した良い例だったと思います。


富岡保育園では、保育実践について、随時アップデートを繰り返しています。その度にきちんと検証し次へ活かすことを怠らないように努めます。随時ブログでも報告していきますので確認宜しくお願い致します。

没頭中
2021-04-07
おしゃべり大魔王、黙る努力

皆様1日お疲れ様です。小学四年生の時に担任先生から「おしゃべり大魔王」と怒られていたほど、しゃべるのが好きな村上です。つまりは、しゃべるのが好きってことな、「聞くのが苦手」ってことでもあります。苦手克服への一歩として、保育LABOのホワイトボードには『沈黙は金~沈黙を怖がらず、黙って聴く(言葉だけでなく表情を見て全身で聴く)』と書いて貼っています。頑張れ‼︎おしゃべり大魔王村上‼︎


さて、本日も、とみほ村には、多様な方たちが、たまりに集まってきました。(たまろう、とみほ村。)

その中の1人に、今年度から中学生になる卒園生の女の子がいました。実は、この女の子が卒園する年の担任が、おしゃべり大魔王の村上なんですね。当時から、この女の子は、口数は少なめで、大笑いなどもすることも無く、表情の変わらない、幼児ながらに冷静でありました。そんな女の子が、実は最近だけで3回も、とみほ村にやってきて、富岡保育園の子どもと時間をともにしているんですね。

正直に、当時担任であった、おしゃべり大魔王村上は意外でビックリでした。だからこそ動向が気になっちゃったんですね。卒園生の当時口数の少なかった女の子が、園児と遊ぶ姿を追っていくと‥

大きな声をあげることもなく、表情もほとんど変えない中に、時々、うっすら微笑む様子。そして、子どもと話す時は、相手の子どもにだけ聞こえる程度で。子どもが遊ぶ姿を、黙って見て、ときどき微笑んで、必要な時にだけ手を差し伸べる、当時口数の少なかった卒園生の女の子。


おしゃべり大魔王村上は、本日学びました。相変わらず口数が少ない卒園生の女の子。口数が少ない=『黙って聴くことができる』=他者の深層心理に繋がる気持ちを理解することができる、なんですね。まさに見守る保育のお手本のような、相変わらず口数の少ない卒園生の女の子の姿。

逆を言ってみれば、おしゃべり大魔王=他者の深層心理に繋がる気持ちに気づかないんです。当時口数の少なかった卒園生の女の子は、黙っておしゃべり大魔王ぶりを発揮していた担任の村上の気持ちを理解してくれていたんだと思います。(←ちょった情けない話ですが、たぶん合ってると思います。)

ブログ読者の方の周りにもいませんか?口数が少ない方、多くを語らない方はいませんか?実はその方たちって、めちゃくちゃ相手の深層心理に繋がる部分まで聴いて理解していたりするんですよね。ラジオDJおしゃべり大魔王の村上にとっては、耳が痛い話ですが、遠からず近からずの事実だと思います。


※話すのが苦手でお悩みの方。またお子さまが話すのが苦手でお悩みの方。実は隠れ聴き上手なんです、あなたは、お子さまは。聴き上手は、共感力が抜群なんですね。おしゃべり大魔王としては、うらやましい限りです。(明日から、もっと黙る努力をします‼︎)


村上の黙るトレーニングに協力して下さる方は、子育てから恋愛から、多様な相談をふっかけて下さるとありがたいです。黙って聴くよう努めたいと思っておりますので、ご協力よろしくお願いします。(電話でのご相談はホームページTOPから、又は09X33715648まで)

卒園生から学ぶ時間
2021-04-06
〇〇変換の極み、千利休さん

おはようございます。乳児が主に生活するお部屋(0.1歳児空グループ)のエアコン取り付け作業を横目に、日曜日のルーティンワーク(玄関前掃き掃除)をしております村上です。あらためて、いろいろな職人さんに保育環境をサポートしてもらっているのだと実感する本日です。休日にありがとうございます。


さて、全国浦々咲き誇っている桜も、地域によっては散っていくのでしょうか。とみほ村の裏庭の桜も今日が満開でございます。ご近所の富岡公園・徳民於賀神社の桜は少し散りはじめて、石階段が花びらのじゅうたんになっていたりもしますね。

散りゆく様を見ると、わびしいような、さびしいような気持ちになるのは村上だけではないのではないでしょうか。

この折に、日本の文化における『侘び寂び』という美意識について、本日少し思考を巡らせてみようと思います。


“侘しい”も“寂しい”も、言葉の意味としてはどちらかと言えばネガティブな要素があります。落ち込んでしまいそうな、塞ぎ込んでしまいそうなイメージですよね。

しかしながら、先人たちはネガティブな要素の中に美意識を感じとり『侘び寂び』を文化にまで昇華させたんですね。

まさに、ポジティブ変換の極みです。

例えば、「侘び寂び文化」の貢献者である千利休さんが、現代のウイルス渦における時代を生きていたら、どのような施策を講じられたでしょうか?

千利休「総理。オリ〇ピックなどの、派手なイベントはお控えなさいませ。今は静かに佇む時です。」

千利休「園長先生。時は移ろうものです。ないものをねだるよりも、あるものに美しさを見出しなさいませ。そして子どもの平安な時をお守り下さい。」

千利休「村上さん。少しお黙りなさい。あらゆる物や人の心に耳をお澄ませなさい。」

と、おっしゃられる気がするのは僕だけでしょうか。

(妄想が過ぎましたね。)


少し話を変えますね。乳幼児施設として気になるNEWS「子ども庁」創設案について。厚生労働省管轄の保育園、文部科学省管轄の幼稚園の一元化も案に含まれているようです。多かれ少なかれ、富岡保育園も何かの影響はあると思います。変化をどのように受け止めるか?子どもたちの未来に希望を繋げるための施策に、もしも今携わっている僕たち保育者に多少のネガティブな要素が含まれていたとしたら‥不平不満や文句を並べるか⁉︎もしくは、あるがままを受け止め、ポジティブ変換していくか⁉︎‥富岡保育園は後者でありたいと思っています。

満開から移ろう
2021-04-04
「富岡保育園では何で運動会や発表会が無くなったんですか?」

おはようございます。早朝、水やりをする保育者と子どもを横目に、花壇の花々に心を奪われておりました村上です。気持ちの良い朝は目に入るもの全てが潤って見えるものです。


さて、本日は保護者からよくある質問に正直にお答えさせて頂きたいと思います。

Q.「富岡保育園では何で運動会や発表会が無くなったのですか?」

新入園児の保護者の方には見学説明などでお答えしています。また継続園児の保護者へも必ず説明している質問です。

ただ、一度説明したからと言って、納得や理解がすぐに出来るかと言えば、そうではないと思うんです。なぜかって、僕も含めて大概の大人の方の幼少期には当たり前にあったからです。保育園と言えば、幼稚園と言えば、小学校と言えば‥運動会や発表会、学芸会があって当たり前!って時代を生きてきたからです。

加えて、他の乳幼児施設や学校へお子様を通わせておられるママ友などの保護者からも、「え!?運動会、発表会、参観日、バス遠足ないの!?その保育園、大丈夫!?」って言葉を浴びる可能性だってあるんですね。よほどの信念が無ければ「やっぱり、富岡保育園はおかしいのかな⁉︎」ってなるのも無理は無いかもしれません。ちなみに、その方たちも僕を含めた運動会・発表会が当たり前にあった世代です。

「〇〇があって当たり前」という方へお答えする時って、実はかなり難易度が高いんです。なぜかって、なかった頃を知らないからなんです。例えば現代っ子はスマホがあって当たり前ですが、僕たち大人世代の方はスマホが無かった時代も生きてきました。ですから、スマホのメリットやデメリットについて比較して考えられることができるんですね。

(今日の記事は少し長くなりそうです)

それでは、上記を踏まえた上で‥

Q.「富岡保育園では何で運動会や発表会が無くなったの?」

まずはじめにお伝えしたいことは、コロナ禍とは全く関係なくやめております。2017年11月にはじめた保育実践改革に基づきやめました。この改革の根っこにあるのは「今を生きる子どもたちが、社会へ出る時代に必要なチカラとは!?」を常に保育実践に反映することにあります。

大人の言うこと、誰かに言われたこと、だけを行い、大人に、誰かに、評価されて一喜一憂するチカラが、果たして次世代に必要なチカラとなるでしょうか?AI社会がめざましく進む中、言われたことだけを淡々とこなすチカラはロボットの役割になるのは目に見えています。

富岡保育園が価値を置いている次世代に必要なチカラとは「自ら課題を持ち、考え、判断し、行動するチカラ」にあります。このチカラを最大限に育てる環境を保育実践改革では常にアップデートしながら実践しています。

そしてその結果、運動会や発表会など、保育者が介入のシロが多い活動についてはやめました。

上記を読むと、「じゃあ、大人の介入のシロを減らして、運動会や発表会をすれば良いのではないですか?先生たちが楽をしたいからではないんですか?」とのお声も実はよくありました。

上記へのお答えする前に‥保護者の方にとって「当たり前にあるであろう運動会や発表会で、子どもの成長を感じる喜び」を奪っているのも素直に認めさせて頂きます。ただ‼︎富岡保育園が伝えたいことは、『当たり前であろう、日常の暮らしから、子どもの成長を感じる喜び』へ価値を変えませんか?との提案なんです。

“特別な行事”は見映えがしたり、裏側には保育者の意図で成長が感じやすい環境が整えられているものです。ですから、保育者が保護者へお子様の成長を伝えるにはかなり簡単であるとも言えます。しかし‼︎“日常の暮らし”を特別な時間に感じとって頂き、その上で子どもの成長を伝えることは、とてもチャレンジングでもあります。決して、楽ではありません。日々の暮らしの中での成長や喜びをその都度その都度、保護者へ伝える努力をしなければならないからです。

どうしてもブログ記事で伝えると村上からの一方的な意見になりやすかったりします。もしも上記のようなご質問があれば直接お問い合わせ頂ければありがたいです。まだまだ本日のテーマについてはツッコミどころがあって、例えば、「運動会や発表会が無いと、人前で表現することが苦手なままになったりしませんか?」という派生した質問が出てもおかしくありません。その際は、「そもそも表現とは何か?」と探りながら答えを一緒に見つけていきたいと思います。


※富岡保育園の保育実践について、疑問や相談などあれば気軽にお尋ね下さいね。

日常の暮らし
2021-04-03
江戸時代末期に蔵として利用していたお部屋を改修しています‼︎

皆様1日お疲れ様です。春の陽射しはきついですね。ブログ読者の方も紫外線対策、熱中症対策をして下さいね。

※とみほ村では、お庭には昨年度植えましたネズミモチの木なども含め、たくさんの木陰を利用して遊んでいます。テントなどの人工的な陰に比べると、“そよ風”の当たり方が違いますよね。


さて、実はとみほ村にあります富岡保育園内の乳児が主に生活するお部屋(空グループ0.1歳児)を昨年度末から改修しておりました。そして本日ほぼほぼ完成いたしました。

江戸時代末期に蔵として使用されていた場所を“古民家”の特性を活かして改修しました。天井部には梁を剥き出しにして、壁は漆喰調にさせて頂きました。また照明はスポットライトをあしらいました。梁の木目であったり、漆喰の模様であったり、スポットライトの調光での影であったりを楽しめるお部屋になっています。


※改修したお部屋以外にも、“古民家”の特性を活かしたお部屋はたくさんあります。ご興味ある方は是非足を運んで頂ければと思います。その際には、各お部屋に“段差”が多数存在しています。転げないように“段差”を無くすことも出来ましたが、あえて“段差”を残す環境を整えています。いわゆる転げやすい環境です。なぜか⁉︎とみほ村を一歩出れば、道路などの至る所に“段差”はつきもので、転げにくい環境で育ってしまうと、一歩外に出れば転げやすくなるのは目に見えています。転げやすい環境で、暮らしの中で運動機能を育むことに価値を置いて環境を整えています。(子どもや保育者を含めた大人も時折転げてしまう場面があります。その際は友人や仲間が寄り合って「大丈夫⁉︎」と気遣いある場面に必ず立ち合えます。)

2021-04-02
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