副園長ブログ
皆さま1日お疲れ様です。最近イチオシの英国在住作家“ブレイディみかこさん”の著書「THIS IS JAPAN」を読み進めております村上です。 本日は少しだけ内容をご紹介させてもらいますね。 ちなみに“ブレイディみかこさん”は英国で保育士資格を取得されています。英国版保育士から見た、日本の保育園、保育士とは!?いかように映るのでしょうか? まず、ブレイディさんがビックリされたのは東京都世田谷区の保育施設を見学した際の通園される親子の絵面です。東京都の都会となると、ほぼ車での送迎はできないようで、道がめちゃくちゃ狭かったり入り組んだ場所に保育園があったりだとか。年齢の近い兄弟を自転車の前と後ろに乗せて坂道を一生懸命漕ぐなんて、危ないですし地獄だと。 (↑都会に比べて、岡山県笠岡市富岡保育園は田舎町にあって、自動車が50台ほどとめられる広大な駐車場を敷地主〈元園長先生〉から無料で貸して頂けております。保護者や保育者も自動車で通園、通勤させてもらっており有り難い限りです。) そして、次にブレイディさんが衝撃を受けたのは‥『保育士の配置基準』です。 ※以下を参照してみてくださいね。 【0歳児】 ・日本‥子ども3人に保育士1人 ・英国‥子ども3人に保育士1人 【1歳児】 ・日本‥子ども6人に保育士1人 ・英国‥子ども3人に保育士1人 【2歳児】 ・日本‥子ども6人に保育士1人 ・英国‥子ども4人に保育士1人 【3歳児】 ・日本‥子ども20人に保育士1人 ・英国‥子ども8人に保育士1人 【4歳児】 ・日本‥子ども30人に保育士1人 ・英国‥子ども8人に保育士1人 【5歳児】 ・日本‥子ども30人に保育士1人 ・英国‥基準なし ブレイディさんは、20人の3歳児を園庭で遊ばせている自分の姿を想像してみると‥右側に三輪車で転んで膝を擦りむき流血している子どもがいて。左側には玩具の取り合いをしている子どもがいて。斜め後ろには砂場の砂が目に入ったと泣いている子どもがいて。背後には「おしっこ」と股間を押さえた子どもがいて‥どうやって日本の保育士は現場をこなしているのだろうかと思ったようです。 特に【3歳児】の配置基準の違いに驚かれており‥3歳児と言えば、ベビーっぽくもないし、そのくせ子どもと呼ぶには体の発育が完成していない微妙な年齢でもあり。急速に言葉を操れるようになるので、何でもできるような気分になって身体能力を過信しやすく。また体のバランスを取る能力がまだ整っていないくせに気力は漲り(みなぎり)保育園で大きな怪我をしやすい年齢だろうに、そんなアンバランスな成長過程の子ども20人に保育士1人という配置基準で大丈夫⁉︎なのだろうかと述べておられます。 【3歳児】の子ども20人に保育士1人を例に考えると、ブレイディさんは子どもにアドベンチャーはさせられないのではないだろうか⁉︎保育士が子どもたちにかける言葉も指示が多くなるのではないだろうか⁉︎ディベートしている暇はないのではなかろうか⁉︎ また“決断力”といった、失敗したりたまに成功したりしながら経験の積み重ねの結果身につく後天的スキルの芽が失われるのではないだろうか⁉︎もっともクレイジーでバカバカしいアドベンチャーをやっても許されるはずの幼児期にそれができないと。 また“創造力”も同じく、人間のクリエイティヴィティの目覚めは「他人と違うことをやってみたい」と思うところからはじまると英国の保育士養成校で学んだが、3歳児の子ども20人が保育士1人に「他人とは違うことをやってみたい」と言い出したらたちまちカオスになるのでは⁉︎「そんなわがまま言わないでみんな同じものを同じように作りなさい」と創造力を育てるより「まとめる」ことが最優先になるのでは⁉︎ と綴っておられました。 日本の保育園のあり方、幼児教育のあり方を見直す際に、(子どもの命と成長を守ること)もちろん保育士の“保育の質”を向上させることが挙げられるのですが‥そのためには、ブレイディさんが綴られたように、【保育士配置基準】など、国が動かなければならない部分もありますし、また僕たち現場保育者や保護者、社会があきらめずに声を挙げることも大事なのだと痛感す英国保育士ブレイディみかこさん著書の『THIS IS JAPAN』でした。 ※他にもブレイディさんが見学された園でのオムツ処理の事情や、男性保育士事情、また待機児童問題についても、ブレイディみかこさんのロックな視点から赤裸々に綴られていました。気になる方は最寄りの書店、または村上が所在します富岡保育園保育LABOまで。 ⭐︎就職希望・保育実習・ボランティア・職場体験・ワンコインランチなど随時募集しています。また政府や市議会、行政関係者、また保育士養成校教授などで、「見学ではなく保育園の先生体験をして、保育の現場の事情を肌で感じたい‼︎」とのお声もお待ちしております。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-18 |
ブログにも何度も登場しています、ボランティアクルーのトシさん。エネルギッシュに活躍されるトシさんは年齢不詳なところがありますが、実は世間一般、笠岡市では敬老を祝われる年齢でもあったりするんですね。 世間一般がそうだからではなく、20日の“敬老の日”を利用させてもらって、日頃の御礼をしたい‼︎と現場クルーから声が上がりました。 「トシさんにワンコインランチの招待券をプレゼントしたい‼︎」ということで、子どもたちと現場クルー共同で手作りチケット作りを開始。 もちろんトシさんがボランティアで来られる時間帯を見計らいながらコッソリ内緒で製作していました。 そして本日、トシさんがお昼過ぎにボランティアにやって来て下さったタイミングに‥ わらわらと子どもたちが30人ほど集まりだし、現場保育者が「おじいちゃん‼︎今日は‥」と続けて、日頃の御礼と、感謝の気持ちを込めて子どもたちとワンコインランチ招待券をプレゼントしました。 するの、トシさんが‥「ちょっと先生‼︎いいですか‼︎」と、立ち上がり、まさに何かの式典のごとく手を後ろで組み勢いよく語り始めて下さいました。 トシさん「おじいちゃんの方が、みんなにお礼が言いたいん‼︎だってね‼︎まさかこの年になって、こーんな可愛い子たちと一緒に遊べるなんて、夢にも思ってみなかったんですよ。だからね、おじいちゃん、朝起きたらすぐにみんなの顔見に行こうかなと思ってね。だけど先生方に迷惑がかかんないようにこれでも遠慮しながら、毎日来させてもろーてます‥」 (トシさんの目頭と、周りの保育者の目頭が熱くなり始めたところで) とある女の子「おじいちゃん、大好きー‼︎」 (わらわら集まった子どもたちの視線がトシさんに一点集中するなか) トシさん「ありがとうございます‼︎これからも宜しくお願いします‼︎」 トシさんを囲む子どもたちの輪がどんどんどんどんギュッと熱くなるごとに、トシさんと子どもたち、トシさんと先生たちの結ばれた愛着関係がくっきりと見えるようでした。 このご時世、各地域などでの敬老会は中止になっていることもあると思います。また家庭でも、おじいちゃんおばあちゃんと離れて暮らしていたり、加えて都心部などで行き来が難しかったり。また高齢者施設などで接見が困難であったりと、敬老のお祝い事情も様々かもしれません。 もちろん離れた方へも贈り物やお手紙でお祝いや感謝するもよし。また血の繋がりは無くとも、日頃から笑顔で繋がっているご年配の方へ感謝するもよしだと思います。 本日、突然はじまった、サプライズ“トシさん”敬老会。まさに“笑顔の繋がり”を感じる互いに感謝し合える時間を持つことができたように思います。本当にありがとうございます‼︎是非ワンコインランチお待ちしておりますね。 ⭐︎就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。「孫が遠くにおって会えんのじゃあ‥。」と感じておられるアナタ。是非とみほ村へ‼︎たくさんの孫たちで溢れていますよ。お問い合わせはホームページTOP電話番号から宜しくお願いします。 |
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2021-09-17 |
皆さま1日お疲れ様です。木曜日と言えば⁉︎エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」の収録に行かせて頂きました村上です。 ちなみに本日の内容は岡山県笠岡市富岡北地区近郊おすすめグルメをご紹介させて頂きました。 ※以下は富岡保育園から自動車で10分圏内にあります。 ・日山精肉店「A5黒毛和牛サーロインステーキ」 ・なかむらベーカリー「おさつクロワッサン、アップルチーズクロワッサン」 ・はや川ラーメン「ホルモン入り味噌ラーメン」 ・道の駅笠岡ベイファーム「バニラとブドウのミックスソフトクリーム」 ・辻珈琲「ドリップコーヒー“瀬戸の大地”」 もちろん、本日の富岡保育園のお昼ごはんも紹介させて頂きましたよ。 ※本日は月に一度の“らんらんピクニックDAY”でもありました。就学前(classエジソン)の子どもたち限定で、家庭から空の弁当箱を持ってきて頂き、太陽の台所クルー(給食の先生)が一つずつ愛情を込めてお弁当に食材を詰め合わせます。そしてこの弁当箱を持って、富岡保育園内の好きな場所で食べるイベントでもあります。(赤ちゃんの部屋だったり、廊下や、お庭のトンネルの中であったり) 〈令和3年9月16日(木)おひるごはん〉 ・照り焼き肉だんご ・マカロニサラダ ・トマト ・キャベツの味噌汁(ピクニック参加者はキャベツの卵とじ) ・ごはん ・マスカット ※野菜・果物「広恒商店」 ※お米「坂本精米所」 ちなみに、村上は虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)のランチルームにて、子どもたちと“ちゃぶ台”を囲んで食べさせて頂きました。 となりの子どもA君「なぁ村上先生。なんで、4って、“ヨン”と“シ”って言うん?」 村上「それは、おもしろい質問だね。A君は何でだと思う?」 といった会話を楽しませてもらいました。 ちなみに何で“ヨン”と“シ”て言い分けるんでしょうか?ブログ読者の方で分かる方、是非富岡保育園まで‼︎ ~おまけ~ A君のとなりのBちゃん「村上先生、7も“シチ”と“ナナ”って言うんで‼︎」 と教えてくれましたよ。おもしろいですよね。 ⭐︎就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなと随時募集しています。数字の読み分けの答えが分かる方も是非‼︎お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-16 |
おはようございます。台風の影響でしょうか、早朝のとみほ村では雨がしとしとと降り注いでおります。雨を表現する擬音語は多々あるのでしょうが、語彙力の乏しさからなかなか適切に表現できないもどかしさを抱えている村上です。 さて、小雨よりも少し粒の大きめな雨の中、園庭長にお庭談義を聞かせていただきました。とみほ村のお庭に現在活躍している植物の名前についてもご教授してもらいましたので、本日はブログ読者へも少しばかりご紹介しますね。 (メモのご準備をお願いします。) ↓ ブラキカム、セダム、タイム、トポス、クレマチス、ペチニア、ジュウニヒトエ、ヤブラン、ハナソバ、タマスダレ、センチニコウ、ワイヤープランツ、アメリカンブルー、リュウキンバイ、ランタナ、リュビラン、クフィア、ムラサキシキブ、ヒャクニチソウ、ポーチュラカ、フレンチラベンダー、マリーゴールド、バラ、ペンタス、ニチニチソウ、ガザニア、ハギ‥などなど。 前庭や中庭、裏庭あたりにある各花壇に園庭長が四季折々に繰り広げて下さる植物環境。最近ではオンブバッタやカナヘビの姿をよく目撃もします。もちろん乳幼児期の子どもたちにとっては植物が身近にある環境から得る効能は計り知れないだろうとも思います。また僕たち(トミホクルー)大人にとっても、“働く環境に植物が身近にあること”からの効能は計り知れないと身をもって体験している日々でもあります。 ⭐︎就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。「お庭を見せて下さい。」とのお声も是非お待ちしております。お問い合わせはホームページTOP電話番号からお願いします。 ~おまけ~ 園庭長の植物愛に影響されて、最近ご自宅でガーデニングを始められている富岡保育園でマネージャーとして活躍されているクルーの好きな詩をご紹介します。 『私と小鳥と鈴と』 私が両手をひろげても、 お空はちっとも飛べないが、 飛べる小鳥は私のように、 地面を速くは走らない。 私がからだをゆすっても、 きれいな音は出ないけど、 あの鳴る鈴は私のように、 たくさんの唄は知らないよ。 鈴と小鳥とそれから私、 みんなちがって、みんないい。 金子みすゞ |
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2021-09-15 |
“キャビネ・ド・キュリオジテ”(好奇心の部屋)をご存知でしょうか? 主にヨーロッパの貴族が世界中の珍品を集めて陳列(ちんれつ)した部屋のことだそうです。 例えば、ルイ14世が作らせたヴェルサイユ宮殿(1682年建立)には、当初は敷地内に動物園があって、ゾウやキリンなど珍しい動物がいたそうだとか。 さてさて、本日のブログはフランスの歴史に迫る‼︎わけではなく‥ 『なぜ人はモノを集めたくなるのか?』 このテーマについて深掘りしていきたいと思っています。 発端は、classエジソン(5歳児)の男の子が通園バックに入れておりました、いろいろな色の色水が入ったボトルと、いろいろな種類のペットボトルのキャップを集めた箱を自慢げに見せてくれことにあります。 まさに、骨董品を収集するような、マニア根性あふれる、コレクターの性(さが)を感じる瞬間でした。 『なぜ人はモノを集めたくなるのか?』 脳科学の知見から説明すると‥ (専門用語を少し綴るので適当にお読み下さい) 「人間はモノを見る時、眼球から得たデータを神経を通じて視覚系脳番地に送ります。そこから記憶系脳番地に転送し、モノの形態を認知・記憶します。その時、似たような形状のモノをグループごとに認知すると、脳の同じ部位(脳番地)を集中的に使うことになり、それが刺激となって脳がより強く活性化します。つまりコレクションとは、“脳が活性化しやすい状態を作ること”にほかなりません。脳が活性化し成長すると、人間は喜びや快感を得ます。だから人間はモノをコレクションしたくなる。」だ、そうです。 (※脳内科医 加藤俊徳先生) また、喜びや快感を得るほかに‥ 「人間は右脳で他者認知を高め、左脳で自己認知を高めます。言語を司る左脳は自尊心に関連し、『自分とはなんぞや?』と考える部分です。でも、ふつうの人間は自分の脳の状態を自覚することができませんから、何かの理由や現象を通じて自己認知を行なっています。そのひとつがモノを集めるという行為なのだろうと思います。そうすることで自己認知する。収集品はすなわち自分自身であり、それが他人とは異なる自分を表現してくれると考える」と、加藤先生は述べられておりました。 つまり、色水やペットボトルのキャップを集めていた男の子は、脳の中では活性化された状態にあり喜びや快感を得た状態にあったということ。また、他者とは異なる自分を表現することにより自尊心を高めていたことになります。 ちなみに、はじめに紹介しました“キャビネ・ド・キュリオジテ”(好奇心の部屋)のあったフランス。コレクションの始まりは貴族の道楽だったようですが、本格化したのはむしろ革命以後だったようです。 革命により王様が追放され、貴族の財産が散らばったことにより、それを安く買い転売する人が現れたようです。 日本でも、明治維新や第二次世界大戦以後に、骨董ブームが起きていたりします。 加えるなら、革命中ではなく、革命以後の平和な時。心身が平穏で落ち着いているからこそ収集できるわけなんですね。 つまりは、色水やペットボトルのキャップを集めていた男の子は、心身が平穏であったからこそ収集できたのかもしれないですよね。 ブログ読者の方で、何か収集しているモノはありますか?自分だけにしか分からない価値を創造していたりするでしょうか?あれば、またお聞かせくださいね。 ★就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。また「ワシのコレクションを子どもたちに自慢したい!」とのお声もお待ちしております。 |
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2021-09-14 |
おはようございます。富岡保育園の所在します岡山県笠岡市笠岡東学区の小学校も本日から休校が明けました。通います小学生たちにとっては生活リズムが整わない日々が続いたのではないかと。久しぶりに登校班に付いて歩きつつ、休校中の様子を聞いてみますと。たいていは「ゲーム・YouTube」との答えが返ってきました。近隣の公園施設もウイルス対策で閉ざされているようですし、スポーツクラブ活動もストップしている現在では、しょうがない答えだなとも思ってみたりと。子どもたちが学校へ通う意味であったり、勉強する意味であったりも、とあるウイルスの影響により、本質を問いただされている現代だなと思ってみながら、歩かせて頂きました。とにもかくにも、学生たちの心身の健康を願うばかりです。 さて、本日の富岡保育園は‥あいもかわらず、子どもたちの笑い声や泣き声が至るところで聞かれますし。保育者と保護者、保育者と保育者、大人同士も他愛もない世間話の声も聞かれますし。無事に1日がはじまっているようです。 そんな中、もうそろそろ“中秋の名月”いわゆる十五夜を迎える日も近づきつつある今日この頃。日本文化に精通しております退職されたクルーと、お抹茶に精通されております新クルーとが、なにやら話し合いをするそうです。もしかすると、お月見日和に美味しいお茶を振る舞う段取りなのでしょうか。楽しみですね。 ★就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。また「私の得意な〇〇を子どもたちに伝えたい。」とのお声もお待ちしております。事前予約はホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-13 |
日曜日の朝のひととき。とは言うものの、いつも通り玄関前の掃き掃除をしつつ。するとご近所のトシさん(とみほ村スーパーボランティアクルー)が亀の飼育だらいの水替えをゴソゴソと。亀もトシさんの声や足音が分かるのでしょうか。トシさんが近づくと、タライの中が騒がしくなるんです。 日曜日のトシさんに私設公民館“とみほ村文庫”の進行状況を見てもらおうと案内させて頂くと‥「おお〜。この本は、確か映画化されたやつじゃのぉ。村上先生、笠岡にも昔は4軒くらい映画館があったんですよ。高校生の頃のガールフレンドとよく映画に‥(ここから先は個人情報保護のもとカットさせて頂きます。)」などなど思い出話に花が咲く時間になりました。 ※私設公民館“とみほ村文庫”開設しましたら、是非ブログ読者も思い出に浸る時間をお過ごしくださいね。 さて、お昼時間には、とみほ村から自動車で10分ほどのラーメン屋(岡山県笠岡市“はや川ラーメン”)にお邪魔させてもらいました。実は数年前に富岡保育園忘年会でも利用させてもらったお店でもあります。(ラーメン屋でもありますが仕出しもされているお店です。) 店主さんから、「ラジオDJ頑張ってるんですね~。保育園もコロナ対策で大変でしょう。」と、何度かお邪魔してはいたのですが、初めて話しかけられたことも驚きではありましたし、ラジオをしていることを知っていることにも驚きました。 同じ笠岡市の地にあって、業界の違いはあれど、気にかけて頂けていることはとても励みになりました。もちろんラーメンの味も落ち着く絶品で、お汁まで全て美味しく頂かせてもらいました。 グルメ記事レポートになってしまっている本日のブログ記事。せっかくですから、もう一軒行きましょうか。 とみほ村から自動車で5分ほどにあります珈琲屋。(岡山県笠岡市“辻珈琲”)実はココは村上の隠れ蓑としてよく利用させてもらっています。笠岡駅前から古びた商店街へ向かう途中にあり、明治時代の建物をリノベーションされたお店でもあります。外観や店内もなるべくは当時の雰囲気を残すつくりになっており、壁や柱なぞはかなりの趣きがあります。 隠れ蓑として利用する理由には古民家特有の落ち着く雰囲気があるのはもちろんなのですが。(店内をいつもジロジロ見て保育園の環境作りに参考にさせてもらっています。※店内は写真NG)理由のもう一つには、店主さんの珈琲へのこだわりある雰囲気にあります。未だに店主さんからお客さんへ向けて世間話などを話しかけている姿を見たことがありません。常に珈琲豆と真摯に対峙しているんです。ちょっとした緊張感の中、こだわりをぶつけた珈琲を頂く時間は、言葉では説明できないものがあります。藍色と深緑とが混ざり合った陶器のコーヒーカップとお皿とが重なり合う音が響きます。 もちろん本日も美味しく頂かせてもらいましたし、なんぞブログで紹介するってことは、何かしらあるのでは⁉︎と思いますよね。実は、“辻珈琲”の玄関先にかけてある暖簾(のれん)がとても心地よいのです。保育LABO(村上がほぼ住んでいる離れの部屋)が完成する以前から、大工さんと、「ココが完成したら暖簾をかけたらいいね。」と語り合いつつ探し求めていたんです、心地よい暖簾を。 そろそろブログ愛読者ならお分かりですよね。保育LABO玄関前に心地よい暖簾をかける予定です。乞うご期待下さい。 ★就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・ワンコインランチ・園見学など随時募集しています。事前予約はホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-12 |
あまりにも西の空が美しいもので、うろこ状の雲の隙間からピンク色の夕陽が差し込まれる、なんとも幻想的な光景に、つい夕方のランニングコースの変更を余儀なくしてしまった村上です。もしかしてブログ読者の方も見られましたか? さて、今日はお礼シリーズを綴っていきたいと思います。 まずお昼頃に、とある電話が富岡保育園へかかってきました。 とある電話「もしもし。先日ブログで、“ペットボトルのキャップ”を使った遊びが子どもたちで流行っていて集めているとの記事が掲載されていたのですが。家にたくさんあるのですが持って行ってもよろしいでしょうか?」 との、なんともありがたいお電話を頂きました。さっそく100個ほどの“ペットボトルのキャップ”を持って来て下さったんですね。 “今”子どもたちが楽しんでいることに、少しでも“貢献”できないだろうか⁉︎と考えて下さっての迅速な行動に本当に頭が下がります。本当にありがとうございました。週明けの月曜日より早速使わせていただきます。 続きましてのお礼シリーズは‥ 今年度、富岡保育園へ100個ほどの植木鉢を寄付して下さった富岡北地区の方からお声掛けして頂き‥ なんと‼︎ あとわずかで開設します“私設公民館とみほ村文庫”に、“1000冊ほどの本”をまたまた寄付して下さいました。 圧巻の冊数もさることながら、ご寄付して下さった方の『読書量』に、ただただとんでもなく唖然としました。 読書量への驚きの声を伝えますと‥ 「ちょうど戦後に生まれた僕にとって、【読書は娯楽】だったんだよ。」と述べておられました。 また、読書術についてお聞きしますと‥ 「同じテーマのものでも、なるべくいろいろな著者の本を読むようにしているんだよ。そうすると“考え方の偏りが減る”でしょ。」と述べておられました。 たくさんの本に加え、読書をする喜びや教養までもご寄付して下さったように感じました。本当にありがとうございました。 (※搬入の際に、厚かましくも美味しいコーヒーまで頂いてしまいました。ご馳走様でした。また飲みに行きます‼︎) 富岡保育園公式ホームページにて副園長ブログを毎日ほそぼそとではありますが綴らせて頂き、子どもたちや現場クルーのエピソード、また村上自身について発信させてもらっています。 そんなブログに毎日目を通して下さり、読者の方なりに様々に富岡保育園を応援、また次世代の子どもたちに希望を繋げて下さっていること、誠に感謝‼︎感謝です。 今後もお付き合いして頂けるように、ブログ記事も趣向を凝らし、また誠心誠意を持って綴っていきたいと思います。 ブログ愛読者の方、心身ご自愛しながら宜しくお願いします。 ★就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチなど随時募集しています。事前予約はホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-09-11 |
令和3年頃。9月10日そして朝の6時半。とみほ村の玄関先では、大きな鉢に紫式部(お花の名前)などを黙々と寄せ植えている植物を愛してやまない園庭長を見つけることができる。 とみほ村の富岡保育園内に入っていくと、自宅でラジオ体操を日課にしている保育者が、洗濯物を取り込んでは畳み、下駄箱掃除や赤ちゃんが外の空気をいっぱいに吸いこみながらハイハイするベランダを拭き掃除している。ちなみにラジオ体操を日課にする健康管理に勤勉な保育者は、とみほ村へは梅雨頃から新しくやってこられた方である。時々、むかし話を聞くと驚きがやまないものである。また本日の早朝にも少し聞いてみると‥「はじめて就職した大阪の幼稚園は500人くらい園児がいました。500人の子どもと保護者、そしてバスの経路など、あの頃は全て覚えてましたね‥」などと、やっぱり今日も驚かされました。だって、500人って言えば、とみほ村の富岡保育園が所在します岡山県笠岡市富岡北地区の人口とどの程度変わるのだろうかと考えただけで目をまるくせざるを得ない数字ですもんね。 7時を過ぎた頃、いつも早朝に来る親子たちが順番に登園してきます。いつも同じ時間に早朝にやってくる親子たちは、もちろん朝の支度に忙しいのではあるのだろうけれども‥たいていは朝ごはんをきちんと食べてきていたり、親子で服装もパリッと整えてこられていたりと、健康そのものに見えますし、やはり早起きは三文の徳なんだろうなとも実感します。 8時頃になりますと、とみほ村の前の道路では、通勤通学の自動車や自転車のラッシュが見られます。ハンドルを片手にパンをかじったり、タバコを吸いながら通勤される方たちも、横断歩道を渡る親子へは、頑張って愛想笑いもしてくれますし、授業に遅刻せまいとリュックサックを背負い早足にペダルを漕ぐ学生も「おはようございます‼︎」と挨拶をしつつ颯爽と駆け抜けていきます。 それと同時に出勤してこられたのは、昨年あたりからガラケーからスマホに替えられました保育者。今年度あたりから現場リーダーとして活躍されていたりで、自宅に帰ってからも、寝る時には枕元にスマホを置くように努めているんだそうなんです。いつなんどき、仲間や保育園から緊急の連絡が入ってくるか分からない。何かあったらすぐに知らせようとのリーダーたる所以でしょう。そんなリーダーに守られている仲間や親子は安心感をたくさん得られるんでしょう。 さて、安心感をたくさん下さる保育者から、ある面白い話を聞きました。それは、最近一部の子どもたちで流行りに流行っている遊びの話です。 なんでも、“ペットボトルのキャップ”を使って遊ぶんだそうです。アトリエゾーンからたくさんのペットボトルのキャップを集めたり。それでも足りずに、自宅からたくさんのペットボトルのキャップを持ってくるんだそうです。 遊び方は、まずはペットボトルのキャップの色や絵柄や模様、またキャップのほんの少しの形状の違いを比べながら、「俺の〇〇で〇〇のキャップの方が強い」と、仲間うちで、なにならキャップの強さやカッコ良さを競い合うところから始まるんだそうです。 そして、次には、キャップを床に置き、人差し指に力を目一杯入れて弾き飛ばす遊びです。どのくらいの距離をとばせたかだとか、カーブしたり変化する飛び方に興奮したりしながら競い合うんだそうです。 他にも、床に置くのではなく、キャップを親指と人差し指で持ち、思いっきり“つまんで”空中を飛ばす技もあるようです。 はっきり言いますと、飛ばし方、遊び方は無限にあるのではなかろうかと思うほど、ペットボトルのキャップに夢中な子どもたちの目はランランと踊っているのだそうです。 ★就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習など随時募集しています。「うちにもペットボトルのキャップたくさんあるから寄付します!」とのお声もお待ちしております。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-10 |
皆さま1日お疲れ様です。木曜日と言えば⁉︎エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」の収録をさせていただきました村上です。 (※ラジオをお見逃しの方は、YouTubeチャンネル「富岡保育園付属大学」をご確認して見て下さいね。) ちなみに、本日のテーマは「走る」です。村上太志が過去にフルマラソンなどを走った際のエピソードなどを紹介しながら、実は今週ほどから走りはじめた村上の感想をお話ししています。 なぜ、「走る」のか?理由はあってもなくても良いんだと思うのですが。普段、保育の専門書などを読んでいると、“頭でっかち”になりがちな自分がいるんですね。頭では分かっているけど状態です。すると、脳と身体が切り離されていくようにも思うんです。なので、副園長村上にとっては、「走る」ことは、等身大の自分自身を知るためだと言いたいです。 (※いつまで続くか分かりませんがあたたかく見守ってくださいね。) さて、木曜日と言えばシリーズ第二弾を紹介しておきましょう。富岡保育園では毎週木曜日はお昼寝で利用するお布団のクリーニング配送DAYでもあります。 (※利用させてもらっているお店は、岡山県笠岡市“オオモトクリーニング”です。毎回、一枚一枚丁寧にクリーニングをして下さっています。) (※富岡保育園では、お昼寝で利用する布団は園で用意させてもらっています。ご家庭から毎週お布団を持って来ていただくと、天候不慮であったりご兄弟が多くいたりすると、とても大変ですよね。ですから、少しでもご家庭の負担を共有させてもらうための保育実践でもあります。) 使用した布団と、クリーニングした布団とを交換する作業を、たいてい午後16時頃にオオモトクリーニングの方が来られて行います。 そして、さきほど交換作業が、クリーニング屋の方と保育者の間で行われていたのですが‥ そこへ、4歳児と思われる女の子と、ままごと遊びから抜け出したかのごとくドレスを身にまとった3歳児ほどの女の子が現れたんですね。 「わたしも、する〜!!!」 はっきり言うと、クリーニング屋の方と保育者の大人同士で行う方が、効率良く短時間で手際良く行える交換作業なんです。 しかし、保育者は「順番ね。」と一歩下がり、交換作業の席を譲り、クリーニング屋の方はと言うと‥大人同士だと、複数枚をいっきに交換できるところを、クリーニング屋の方から見て、その女の子たちが持てそうな枚数分を渡していくわけなんですね。 ほんのささいな場面ではありますが、見守る保育者(クリーニング屋の方を含む)たちが、「子どもたちに“役割を担う満足感”を味わわせてあげたい」との想いを連携させたからこそ実現できた場面なんだと思います。 また、富岡保育園では、特別な行事は無くとも、ささいな場面の積み重ね、つまり日々の暮らしこそを、乳幼児期に最も大切にしたいと考えております。 ⭐︎就職希望・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学など随時募集しています。事前予約はホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-09 |
おはようございます。昨日の夕方ごろ、とみほ村の前庭では事務長がギターの練習を‥奏でられるメロディーに自然と子どもたちや保護者の方が集まるんですね。そんな和やかで緩やかな景色を保育LABOの小窓からこっそり見ていました村上です。 さて、とあるウイルス渦の中、励んでおります保育実習生が富岡保育園へは来ております。各実習生、心身の体調に細心の注意を払って下さり、無事日々の実習に臨んで下さっています。次世代の保育界を担う人材として、1人でも多く希望を持って保育者になってほしいと願っております。 本日のブログでは、実習生が毎日綴ります“実習日誌”の中身を大公開したいと思います。 (※個人情報などに配慮しつつ記載させていただきますので、ブログ読者の方も是非、実習生の学びをシェアしましょう。) その前に‼︎このたび紹介します日誌の前日には、実習生がフィンガーペインティングを計画・準備して、子どもたちと一緒に遊びました。それを踏まえて読み進めてみて下さいね。 (※フィンガーペインティング‥手に絵の具をつけて、ペタペタ・ヌルヌルと色々な感触を味わいながら描く遊び) ↓ 今日は戸外遊びの方にいて、子どもたちと沢山の発見ができました。 園庭のタイヤの中に水が溜まり、その下の土はコンクリートが固まる前のようになっていました。 4歳児の男の子が、「昨日やった絵の具みたい!」と、手で触っているのを見て、私も気になり同じように感触を味わってみました。 すると、本当にただの水を含んだ土ではなく、ぷにぷにしていて、握った時も絵の具を握った時と同じ感触でした。 昨日行った活動と“照らし合わせて”、絵の具の感触が十分に味わうことができていたからこその『発見』だと考え、なんだか嬉しくなりました。 (後半省略) ↑ との記載がありました。“子ども主体の保育”や“見守る保育”という言葉を聞くと、「大人は何もしたらいけない」と勘違いする方もおられます。 決してそうではなく、大人が仕掛ける遊びの体験であったりも、子どもたちの学びを広げる重要なツールです。 ただ、このたびの実習生の日誌からも分かるように、大人が仕掛けた遊びの体験に“意味”を持たせるのは、あくまでも子どもなんですね。 もしも、保育者(実習生)から、「はい!今日は昨日行ったフィンガーペインティングで味わった絵の具の感触を、園庭のどこかで見つけてみましょう!」 などと、大人主導で繋げてしまう(実習生の日誌では“照らし合わせる”との表記)と、『発見』した時の喜びは台無しになっちゃいますよね。 あくまでも“キッカケを転がす”程度の感覚が大事なのではないかと思うんです。自ら『発見』するからこそ、体験が経験として学びが血や骨となるんだと思うんですね。 ~ちなみに~ このたび紹介した日誌に対して、指導保育者からは以下のメッセージが届けられていました。 「Aさん(実習生)も泥や土に触れ、子どもたちと一緒に感触を楽しみ、共感・共有して下さったのですね。子どもと同じ目線に立ち、同じ時間、同じ遊びを一緒に味わうことで、保育者である私たち大人も新たな発見をすることが多いです。また子どもたちは固定概念が無いので、日々その発想や考えに驚かされます。本当に子どもって面白いんです。今後も子どもたちと同じ目線で見たり、考えたり、気持ちを受け止めたりしながら、多様なことに気づき学んでいってほしいと願います。」 ⭐︎就職希望・保育実習・ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学など随時募集しています。ともに子どもたちと同じ目線で見たり考えたり学んでみませんか?お問い合わせはホームページTOP電話番号よりよろしくお願いします。 |
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2021-09-08 |
おはようございます。早朝から園庭長や御近所のボランティアの方(トシさん)が、「一生青春って言葉が似合うわ~。」と言い合っている姿に、一種の憧れをいだていおりました村上です。身近に素敵な方たちがいるって最高の環境ですよね。 さて、先日のことに、とある方のところへお礼参り⁉︎に行ってきました。岡山県笠岡市で有機栽培に励んでおられます「ピースな畑」というグループのメンバーのお宅です。8月末に、富岡保育園へ有機栽培でできたピッチピチのトマトをたくさん届けて下さったんですね。その際に子どもたちと一緒に遊んで下さったりした場面を写真におさめていたのでお届けさせていただいたんです。 有機栽培に励んでおられる方「素敵な写真をありがとうございます‼︎ホント、子どもたちが子どもらしく自由に生き生きしてて、楽しかった〜‼︎ちょうど1歳くらいの子どもの部屋に行くと、僕のところへ何度も繰り返し絵本を持ってくる子どもがいたんだけどね。絵本の内容を全部覚えてるの。ページをめくる前に“次は〇〇が出てくるよ”って教えてくれるの。1歳くらいの子どもがだよ。すごいよね!」と、感動したシーンについてお話ししてくれました。 続けて「子どもの成長と、野菜の成長って似てると思わない⁉︎例えば、農薬や化学肥料を使って育てた野菜は均一に早くに大きくなるけど、すぐに腐ってしまったり栄養素に欠けたりするんだよね。でも、自然農法で育てられた野菜は、形はいびつだったり、成長の速度は遅いかもしれないけど、身も栄養素もぎっしり詰まっているよね。」 さらに続けて「日本の有機栽培率は全国で0.5%しかないわけ。それを政府は有機栽培率を上げていきましょう‼︎と号令をかけて、現在笠岡市でも大規模農家でドローンなどを使って効率良く育てようとしているんだけど、工場農法の延長線上にしかなっていないのが現実かな。有機栽培でも抜け道があって、遺伝子組み替えはNGでも、遺伝子操作はグレーみたいなところがあるの。例えば、野菜の中の成長しようとする遺伝子を除いて他をカットするわけ。そうするとぐんぐんと成長するわけ。だけど、カットすることによっての影響は分からないまま無視されていくわけだよね。」 などなど、金言とも言えるお話をたくさん頂いたのですが、なにせ、とれたてのめちゃくちゃ美味しい有機野菜で煮込まれたカレーを頂きながら聞いていたもので‥メモもとれず‥(紹介した内容については、もしかすると聞き違いがあったりするかもしれないので、気になる方は自学自習orピースな畑の方にお尋ね下さい。※Facebookを代表の方はやっているそうです。) 子どもの成長についても、ある種の農薬や化学肥料のような早期教育で均一に育ったとしても、社会へ出るころに、心がもろく腐ってしまうことがあるのでしょうか? また、子どもの個性について、ある種の遺伝子操作のような療法で育ってしまうと、奪われた個性がどのようにその後の育ちに影響するか分からないままに大人になっていくのでしょうか? たくさんの課題を頂けた有り難い時間でした。有機栽培グループ「ピースな畑」の方たちは岡山県笠岡市で学校給食に有機野菜を導入しようと働きかけているそうです。次世代の子どもに少しでも心身に良い食べ物を口にして欲しいという願いからです。実現へ向けて僕たちも出来る範囲で応援したいと思っています。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・就職希望・ワンコインランチなど随時募集しています。またご家庭で育てられた野菜など「無農薬で作った野菜なんじゃけど、子どもたちに是非!」という方もどしどしお問い合わせ下さいね。電話番号はホームページTOPより。 |
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2021-09-07 |
おはようございます。月曜日の早朝はゴミの日でもある。ゴミ袋を抱えゴミ捨てに行くならば、近所の方と、「朝晩は涼しくなりましたね~。」「そうじゃな~。」と、他愛もない会話ができることに平和さを感じています村上です。 さて、とみほ村の裏庭には、桜の木や、百合の木、ドングリの木など、複数の木々が立ち並んでいますし。また秋の風が吹く頃には、地面には落ち葉があちらこちらに見てとれます。ゴミ捨て後に、竹ぼうきではきつつも、ある程度集めたところで、ふと竹ぼうきを動かす手を止めたんですね。 なぜかって? 先日、ある現場保育士が綴ったNarrative Tree(見守るエピソード記録)を思い出したからなんです。 ブログ愛読者の方にも是非目を通して頂きたいと思いますので、紹介させてもらいますね。 Title 先輩のレストラン 園庭を歩いていると、あるグループがままごとをしているところに立ち合った。 メンバーは、Aちゃん(5歳9ヶ月)Bちゃん(5歳11ヶ月)Cちゃん(5歳6ヶ月)Dちゃん(4歳6ヶ月)だ。 イスやビールケースでザックリと仕切られたその空間に、思わず声をかけてしまった。 「すごく、ステキだね!これは何をしてるの?」と尋ねると、「レストラン!」と教えてくれた。 確かに、並んだお皿や調理台、食品置き場⁉︎のようなものも決めてあるように見える。 自分たちの世界を創り上げる姿に感心しつつ、ふと廊下の方に目をやると、室内のままごとセットが、メルちゃん(人形)のお客さん付きで綺麗に並べられていた。 お皿にごはんが乗っているところから、こちらもレストランのようなことをしていたのかな⁉︎と予想がついた。 「こっちでも誰かレストランをしてたのかな~?」と私が言うと、「Eちゃん(3歳11ヶ月)たちがしてたよ~。」と教えてくれた。 今回はこの2つの状況(ままごと:レストラン)を見て感じたことを書こうと思う。 私が立ち合ったグループの子どもたちのままごとでは、土や水、草、ツルなどの自然物を使っている。 →自分の思ったように形を変えられる。素材同士を混ぜたり、もどしたりできる。 ※既製品では難しい。(ケーキの玩具はケーキの形から変えられない。) 見た目や形が変わっていくことで、「次はこうしてみようかな?」とアイデアが浮かびやすくなり、長く遊びこむことができているのではないかなと思う。 現に、その後しばらく経ってもこのグループの子どもたちはままごとで遊んでいたのに対して、室内のままごとセットで遊んでいた子どもたちは、そのまま玩具を残してどこか別のゾーンに行ってしまっている。 また、自分たちでたくさん考え創りあげた遊びは愛着も湧く。昼食前、「お片付けしてよう。」と外遊びをしている子どもたちに声をかけると、たいていの子どもは、「ここに残しておきたい!」と言ってくる。 逆に、室内遊びのままごとセットは、“みんなのもの”という認識も強いのか、自分から積極的に片付けたり、整えたりする子どもは少ないように感じる。 今回、同じ遊び(ままごと:レストラン)でも年齢によって、発展のさせ方に違いがあると再認識できた。また、立ち合ったグループの子どもたちの成長をとても感じることになった。 もしかしたら‥廊下でままごとをしていた子どもたちは、外のお姉さんたちの遊びを見ながらままごとをしていたのかもしれない。彼らや彼女らが、もう少し大きくなる頃には、より深く遊び込めるままごとをしているか、それよりももっと発展したままごとになっているか、楽しみでもある。 ミマモリストH この度のミマモリストHのエピソード物語では“既製品の玩具”と“自然物”との対比がキーポイントだったように思う。 ここで、さらに村上からブログ愛読者に問おうてみたいと思います。ミマモリストHは、「同じ遊びでも年齢によって発展のさせ方が違う」との考察をしました。さらに、もう一歩踏み込んで、「同じ遊びでも扱う玩具(既製品or自然物)で発展のしようや想像力の働かせた方が違う」とも考察しています。もちろん年齢によって、自然物を使いこなしてままごとが出来るようになるとの見方もできますが。もしも既製品玩具が無ければEちゃん(3歳11ヶ月)のままごと遊びはどのようにか発展していたのではないでしょうか?そうであるならば、既製品の玩具は子どもたちから想像力を奪いかねない⁉︎とも思ってしまいます。 ※参考者‥児童文学書『モモ』 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・就職希望・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-09-06 |
こんにちは。本日もブレイディみかこさんに染まっております村上です。 ※ブレイディみかこ‥ロンドンの日系企業で勤務した後、英国で保育士資格を取得、最底辺保育所で働きながらライター活動を開始。2017年、『子どもたちの階級闘争』(みすず書房)で第16回新潮ドキュメント賞受賞などなど。 『ワイルドサイドをほっつき歩け~ハマータウンのおっさんたち~』の中で、英国の世代についてどんなものがあるのか紹介されている。いわゆる日本で言えば、団塊世代とかバブル世代とかゆとり世代とかのことである。ちなみに36歳に近づこうとしている村上は、英国では“ミレニアル世代”と言うらしい。 “ミレニアル世代”は、様々なテクノロジーの恩恵にあずかり恵まれた世代である一方、アメリカ同時多発テロ事件など多くのテロが世界中で起きた時代に育った世代なんだそうだ。日本で言えば、氷河期世代であったりプレッシャー世代と呼ばれる世代のようで、こちらも阪神淡路大震災であったり東日本大震災が起きたり。経済低迷の時代に就職することになったりと、英国と日本とでも世代間の類似はありそうだなとの印象である。 あるんだけれども、大勢の人々の性格や個性を“世代”で括ることには無理がある、が話のネタとしては面白いよね~と、ブレイディみかこさん綴っている。 育ってきた社会環境(これにしたって貧富の差とか、親の人間性とかで環境には差が出る、ということにはいちよう念を押しておくが)というか、つまり冷戦中だったとか、紛争だらけの時代だったとか、生まれたときからインターネットがあったとか、スマホを使いながら育ったとか、そういう要素によって、目や耳にした(いじった)メディアの形態や多感な時期に触れた情報の質が違えば、世代間で差が出る部分はないとは言えない。さらに、それが特定の世代の生活習慣や考え方などにまったく影響を及ぼしていないとは、誰にも断定なできないのである、とブレイディみかこさん続けて綴っている。 たしかに僕(村上)たちの世代のようにお風呂はボタン1つ押せば湯が沸いて入れる世代と、火を起こして湯を沸かしお風呂にはいっていた世代で言えば“暮らし”への価値観が違って当然なのかもしれない。 また「宿題なんて面倒だな〜。」と勉強を仕方なくしてきた村上と、友人の昨年亡くなった90を超える祖母のように、「わたしらの頃は、おなご(女の子)は勉強なんとせんと家の手伝いをせー、と言われとったんよ。」と勉強をしたくとも出来ずに、まともに字の読み書きができない友人の昨年亡くなった祖母の世代では“勉強”への価値観が違って当然なのかもしれない。 世代間や、育ってきた環境、また社会で揉まれてきた環境などで得た、さまざまな価値観が共存する、とみほ村の富岡保育園。富岡保育園では、保育を“丁寧な暮らし”と位置づけている。さきほども述べたが、“暮らし”への価値観も、ボタン1つで洗濯ができる全自動洗濯機しかなかった世代と、一生懸命冷たい水で手洗いでゴシゴシした世代とでは価値観が違って当然とも言えるんだけど。そんな中で、【笑顔と感謝を巡らせる】という共通の目標の中で暮らしを営むことにより、さまざまな世代の保育者、保護者、園児、地域の方々などが共存している。 つまりは、笑顔と感謝が無ければ、どんな小さなコミュニティであれ共存ではなく闘争に発展しかねない、とも言えそうだ。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・就職希望・園見学など随時募集しています。さまざまな世代からのお問い合わせお待ちしております。ともに笑顔と感謝を巡らせ暮らしましょう。ホームページTOP電話番号より事前予約をお願いします。 |
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2021-09-05 |
皆さま1日お疲れ様です。最近推しのブレイディみかこさんの「ワイルドサイドをほっつき歩け~ハマータウンのおっさんたち~」を読んでおります村上です。英国って、海外旅行に一度も行ったことが無い僕からすれば、なにやらオシャレな雰囲気が漂っているわけなのですが、EU離脱問題やら移民差別問題やら、地べたの生活部分であらゆる問題が潜んでいるんだな~と。 さて、本日のブログは年度途中からトミホクルーの仲間入りをしました現場保育士が綴りますNarrative Tree(ナラティブツリー※富岡保育園保育者が愛に溢れた観察眼で綴ります物語)を紹介させていただきたいと思います。 Title 見てみて~ A君(1歳5ヶ月)が泣いていたので、ひとりの保育者が抱っこをしてお散歩をしていた。すると、急に誰かにポンポンと叩かれ振り返ると、そこにはB君(2歳3ヶ月)がニコニコしながら立てっていた。 「どうしたの?」と保育者が聞くと、B君は「ん、ん」とビールケースの方を指差しながら何かを訴えていた。 保育者が「ん?ビールケース?」と声をかけていると、急にB君がビールケースまで歩いて行き、ビールケースの上に乗って両足で飛び降りたんです。 思わず保育者が「すごーい‼︎」と大喜びをすると、B君は嬉しかったのか、満面の笑みを見せてくれた。 その後、保育者が違うところを見ていると、またB君が肩をポンポンと叩いて「ねーねー」と知らせてくれた。振り返って見ると、もう一度ビールケースの上に乗って飛び降りをしていたので、保育者は今度は拍手をしながら「すごいね〜」と褒めると、B君も自分で拍手をしながら嬉しそうにしていた。 保育者が褒めてくれたのが嬉しくて、その後、何度も何度も繰り返しビールケースの上に乗っては、飛び降りて嬉しそうに保育者の方を見ていた。 その様子を保育者に抱っこされたまま見ていたA君は、いつの間にか泣くのをやめて興味津々に見ていた。 次はどうするかな〜と保育者が見守っていると、ビールケースの隣にあった、“さっきよりも高いビールケース”の上に乗り、両足で飛び降りた。 さっきよりもちょっと背の高いビールケースから飛び降りることが出来たのが嬉しかったのか、2つのビールケースを行ったり来たりしながら、その後も何度も飛び降り、楽しんでいた。 『できるようになったことが嬉しくて、何度も何度も挑戦する気持ち』 『できるようになったことを見て欲しい気持ち』 とても素直でかわいいな〜と感じた。そして子どもの様子を見守っていると、保育者に言われていないにも関わらず“自分で考えてさらに難しいことにも挑戦する”様子を見ることができ、見守ることの大切さやおもしろさを感じることができた。 ミマモリスト F ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)園見学・保育実習・ワンコインランチ・就職希望など随時募集しています。子どもたちを見守るおもしろさを一緒に味わってみませんか?お問い合わせはホームページTOP電話番号よりよろしくお願いします。 |
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2021-09-04 |
とみほ村の富岡保育園の現場保育士を見かけると、あなたがイメージしている保育士像と若干の違いを感じるかもしれない。 もしかすると、スポーティーなジャージに、園名のロゴが入った職員全員お揃いのポロシャツに、クマさんウサギさんなどの可愛いキャラクターが描かれたエプロンを着ている現場保育士を想像するかもしれません。 ただ、さきほど見かけた富岡保育園の現場保育士は、白Tシャツにジーンズ姿。そして肩から“ポシェット”をかけて保育実践していました。 とみほ村の富岡保育園では、できる限り、園生活を特別なものではなく、家庭生活から続く“暮らし”の時間としてデザインしていきたいと思っています。現場保育士たちの服装も、可能な限り、家庭で保護者の方であったりが身につけるような服装を心がけています。もちろんスポーティーなジャージでも良いですし、ワンピースなどでもかまいせん。 そして、肩からかけられた“ポシェット”!!気になりますよね!? 「なんで、保育中に肩から“ポシェット”なんてかけてんの?邪魔にならない!?」 実は、この“ポシェット”こそが、“子ども主体の保育活動”に、めちゃくちゃ鍵になるツール(装備)なんですね。 富岡保育園では、一斉保育スタイルでよく見かける、保育士を中心に子どもを集めて何かの活動を行うことは、滅多にありません。どちらかと言えば、子どもたちが集まる場所に、保育士たちが足や目を運びます。 つまりは、【どこで何が起こるか、常に分からない状況の中、不足の事態に対応できる準備をしておくこと】が、【子ども主体の保育活動】をするためには必要となってくるんですね。 さきほど見かけた現場保育士に、ポシェットの中身を見せて頂きました。 ・ポケットティッシュ ・カットバン ・綿球 ・救命救急カード ・携帯電話 ・メモ用紙 ・ふせん ・ハサミ ・マジック ・ボールペン ・マスキングテープ ・ハンドクリーム ・リップクリーム ・汗拭きシート まさに、困った時の“ドラ〇もんの四次元ポケット”のように、次から次へと、不足の事態に対応できる準備が“ポシェット”に詰まっていました。この準備があるからこそ、子どもたちも安心して、おもいっきりのびのびと遊ぶことができるんだと思います。 ※“ポシェット”の中身については、現場保育士ごとに多少違います。 ⭐︎就職希望の方へ‥とあるウイルス渦、勇気を出して肩から“ポシェット”をかけて保育活動に参加をご希望の方はホームページTOP電話番号よりお問い合わせ下さい。 |
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2021-09-03 |
皆さま1日お疲れ様です。昨日トミホクルーへ『A5ランク黒毛和牛サーロインステーキ』を残暑見舞いならぬコロナ見舞いとして納めさせて頂きました村上です。 ※購入先は、富岡保育園のお昼ごはんで扱うお肉を仕入れさせてもらっている“日山精肉店”です。(岡山県笠岡市二番町3-30) で、なぜステーキ!?と思われたブログ読者いますよね!? 実は、現在、富岡保育園の近隣の学校施設などで、感染者や濃厚接触者、疑いのある方、PCR検査対象の方が多数いるとの情報が入ってきております。 これは、富岡保育園に限ったことではなく、全国の、いや世界の乳幼児施設に言えることだと思うのですが‥ 乳幼児施設で“密”を避けることは、ほぼ不可能なんですね。こんなこと言いますと炎上しそうですが、副園長ブログ愛読者の方ならばきっと理解してくれるはずだと思い、思いの丈を綴ります。 乳幼児施設は、そもそも“密”になろうよ!って場所です。もちろん保護者の方のお仕事のご都合も含めますが、自宅で親とだけ、少人数の決まった人とだけとの関わりで育つよりも、大勢の中で揉まれて育った方が健全だよね⁉︎だったら、乳幼児施設に預けようよ、って場所です。 泣く子を密を避けるために肌から離して抱っこする保育者がいると思いますか? オムツ替えを、遠ざけて、何かの棒などを使ってする保育者がいると思いますか? 全国、世界中、どこを探しても、そのような保育者は見つけることができないでしょう。 肌と肌との温もりから伝わる愛情と、耳もとで優しく声をかけられる言葉で、子どもたちは安心感を得て、健全に遊び、生活できるんですよね。 とあるウイルスのどんな情報が流れていようと、現場の保育者たちは、怖くても怖いと言えず、密を避けろと言われても避けることができない。そんな中、常に目の前の子どもたちに愛情を注ぎ、保護者へは労い(ねぎらい)の言葉をかけているんです。 だからこそ、勇敢に日々を過ごす仲間、勇者たちへ“感謝と畏敬の念”をとびきっり添えたくて『A5ランク黒毛和牛サーロインステーキ』な訳なんです。 ~ちなみに~ 日山精肉店のお肉のお味は格別だったようで、「気合いが入りました♡」との感想を頂きました。 ※日山精肉店では夕方には唐揚げなどのテイクアウトも行っていますよ。オススメです。 ⭐︎就職希望者の方へ‥とあるウイルス渦、勇敢にも保育活動に協力したい方、是非ホームページTOP電話番号までお問い合わせ下さい。 |
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2021-09-02 |
「うちのクラス、ぜんぜん、まとまんないんだけど、どーしよー。」 保育園の先生あるあるの悩みかもしれない。例えば、イヤイヤ期だとかブラブラ期だとか言われる2.3歳児あたりだと多分にあるのかもしれない。 しかし、とみほ村の富岡保育園では、冒頭の悩みを抱える保育者はいないんだろうと思う。ほぼほぼ断言してもよいと思うんです。 (理由をここから因数分解して説明していきますね。) まず、“うちのクラス”という表現は、“固定担任制”だとあり得る所属意識なんです。年度始めから年度終わりまで1年間責任を持ってクラスを受け持つことです。 ただ、クラスへの所属意識が高まり過ぎると、ある意識が弱まりかねないんですね。それは、他のクラスや、他の学年、また保育園全体への視点です。あまりにも行き過ぎた結果は、「うちのクラスさえ良ければいい」となっちゃう“かも”しれないんです。(←無いとは思うのですが) 富岡保育園では、担任制ではなく“ポジション制”と名付けて、各グループを定期的に交代しながら1年間を平和に暮らす努力をしています。『全保育者が全園児や全家庭の情報などを毎日共通理解すること』が実現への一歩です。そのために、ミーティングを日に2回行い、さらにスマホアプリで確認を入念に行っていたりもします。ですから、富岡保育園の保育者たちの所属意識は“うちの保育園”になっていくんですね。 さらに、“まとまらない”という表現は、裏返すならば、まとめようとするから出てくる悩みだってことです。つまりは、まとめようとしなければ悩まずに済む話なんですね。 ブログ読者の方も一度考えてみて欲しいのですが‥ 「なぜ、同じ年齢児の子どもを、一緒にまとめなきゃなんないのか?」 「まとめることで、子どもにとってどんな利益があるのか?大人にとってどんな利益があるのか?」 実は、村上も現場保育者の頃、冒頭の悩みを抱えたことがありました。「どうすれば、クラスのみんながまとまるのだろうか?」 そもそも、同じ年齢児というだけでクラス分けされた子どもは、発達・成長過程も違えば、興味や関心事も様々であり、それをまとめようと、コントロールしようとする方が、おこがましい話なんですね。おこがましいと理解して、まとめようとするのならば良いものを、当時の村上は、“とにかくまとめることが保育だ”と言わんばかりだったような気がします。 冒頭で触りました、イヤイヤ期のようなブラブラ期のような、2、3歳児の子どもたちが、まとまっているとしたら、発達過程から捉えると、おかしな現象なんですね。まとまらない方が自然だと思いませんか? ~ちなみに~ 富岡保育園でも、いちよう‥classやグループの名前は存在するんです。紹介しますと。 ■そらグループ(0.1歳児) ■ひかりグループ(2歳児) ■にじグループ(3.4.5歳児) ・ガリレオ(3歳児) ・ニュートン(4歳児) ・エジソン(5歳児) ネーミングセンスに恐れ慄いた(おそれおののいた)方がおられるかもしれませんが、実は深い意味が隠されているんです。またゆっくりお話ししましょう。 ただ、最後に一言だけ言えることは、ほとんど年齢別のクラスの活動は無いに等しいのですが、5歳児の子どもが「オレ、エジソンじゃけんな!」と、威張っていたりする場面があるのですが‥いつかエジソンという偉人を学校で知った時に、どのような感情を持つのだろうかな~と、つい想像してしまうんです。「保育園の時、俺‼︎エジソンだったけど、そーゆーことだったの!?」と。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・就職希望など随時募集しています。富岡保育園保育実践のカラクリが気になる方も気軽にお問い合わせ下さい。事前予約をよろしくお願いします。 |
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2021-09-01 |
皆さま1日お疲れ様です。近隣の学校が、とあるウイルスの影響により休校を余儀なくすることになったり‥制限や窮屈さを感じるご時世になっています。その中で、とみほ村の富岡保育園が“のびのび”とした暮らしを実現させているのには、ある緻密に計算された保育実践がされているからなんですね。(←その内容については、9月「とみほ村だより」に園長が掲載しています。是非目を通してみて下さい。※「とみほ村だより」を定期購読したい方は富岡保育園までお問い合わせ下さい。) それでは、本日のブログ記事は‥今年度よりトミホクルー入りしました新事務長が、ナラティブツリー(保育士たちが綴るエピソード記録)に初挑戦しましたので、その中身を、今日はブログ愛読者に大公開したいと思います!パチパチパチパチ! (※もしも、「なかなか良いじゃん!」と思われた方は、富岡保育園へお越し下さる機会がありましたら、新事務長に、「あのエピソード、なかなか良かったよ♡」と、耳打ちしてあげて下さい。) Title:共有~空間で繋がっている遊び~ とみほでは、自分で選んだ好きなゾーンで個人・集団で遊びをする。 この日の、A君(2歳11ヶ月)は一人でかるた遊びをしていた。かるたカードを手に取ると自身の目の前に持っていき凝視(ぎょうし)したり、時節、頭を抱えるようにして机に突っ伏したり。なにやら、一所懸命に覚えようとしているような様子が伺えた。 その様子は、同じ部屋の少し離れたゾーンで、数人のお友達とままごと遊びをする、Bちゃん(3歳9ヶ月)も見ていた。しばらくし、様子を伺っていたBちゃんはタイミングを見計らったかのように、A君にそっと近づき「はい、どうぞ♪」ままごと遊びで使われていたコップとコースターをA君の横にそっと置き、立ち去った。 A君は、Bちゃんの気遣いある行動を許容し「ふうっ」と一息つき、コップを手に取る。コップの中をのぞくと、クイッと一気に飲み干した。そして机に戻すと、にんまりと笑顔になった。その後、コップを横にかるた遊びを続けた。 〇見守りポイント〇 A君は、コンフォートゾーン(自分にとって快適な状態)を一歩抜け出し、チャレンジングをするような様子からラーニングゾーン(optimal performance zoneとも言う)に入っている印象を受け、実際かなり集中していた。 〇他の選択肢〇 ここでのA君が選択しなかった他の選択肢を例えて挙げるとすると。例えば、集中を邪魔された、机にものを置かれたなどのことを、怒る。例えば、ほっておきそのまま継続する。などが挙げられる。 A君はBちゃんの行動を許容し、かるた遊びをしつつ、同じ空間でままごと遊びにも参加した。その行動はBちゃんにとっても、嬉しかったことであろうと読みとることは容易であった。 一瞬の出来事の中に、多くの肯定的なコミュニケーションが行われており、2人の非認知能力の高さを実感することができた。A君にコップを差し出したBちゃんは優しく、心遣いある行動を取った。そして、Bちゃんが立ち去った後、遊びを共有した彼自身も、優しく、心遣いができているのだ。 Bちゃんの優しさや心遣いに触れ、彼が飲み干した飲み物は、さぞかし美味しい飲み物であったことは間違いないだろう。 ミマモリスト:新事務長 ↑ 新事務長の初ナラティブツリー、いかがでしたでしょうか? 文章というものは、筆者の性格や眼差しが顕著(けんちょ)に表れるものだと思うんですね。 ブログ愛読者の中には、「新事務長は、聡明な方なんだろうな〜。そして子どもに超が付くほど優しいんだろうな〜。」との感想をお持ちになった方もいるかと思います。当たりです。 もしかすると“副園長ブログ”が“事務長ブログ”に変わる時が来るのも時間の問題かもしれませんね笑 ~ちなみに~ A君とBちゃんのドラマを新事務長は、“遊び”の面から考察して、互いに意思の疎通が言葉を交わさずともとれていることに感動しています。 このような場面って、もしかすると昭和の家庭には多く見られたのではないか⁉︎と思っちゃったんですね。新聞紙を広げる旦那の手元に、そっとお茶を出す女房。 しかし、現代の夫婦間でこのようなやりとりをしようと思うのならば、「おーい、お茶出してやー。」「あなたの方が冷蔵庫近いでしょ!」との会話に発展しかねませんね。もしもお心当たりある方は、是非本日の新事務長が綴りましたA君とBちゃんの心遣いを見習って頂けたらと思います。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。ご時世がら必ず事前予約をお願いしています。ご協力宜しくお願いします。 |
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2021-08-31 |
お昼ごはんが終わったであろう、虹グループ(3.4.5歳児)のお部屋での出来事。 「うわーーー‼︎」と、歓声めいた声が響く。その先には、均等な距離で並べられた四角い長方形の積み木が次々に倒れていく様子があった。 思わず、まわりの友だちや大人たちも「すごーい‼︎」驚き拍手をする。 拍手喝采を受けた、その四角い積み木を均等な距離で並べた子ども集団の4人は、さらに新たに威勢良く並べ直していく。歓声を一身に受けたことにより、動きがどこか、ピチピチと弾けとんでいるようにも見える。 水を得た魚のごとく弾け勇む子ども4人。実は仲良し2人組の混合のようでもある。 1組は5歳10ヶ月の女の子(classエジソン)と5歳1ヶ月の女の子(classニュートン)の2人組。もう1組は5歳8ヶ月の男の子(classエジソン)と4歳10ヶ月の男の子(classニュートン)の2人組。 女の子の2人組は、昨年頃より大の仲良しで、よく抱き合ってはお互いの存在を確認し合っている。どちらかと言えばclassエジソンの1つ年上の女の子の方が遊びをリードしているようにも見えるが、昨年末ほどからはclassニュートンの1つ年下の女の子が意思の主張を強くする場面も見られたりと、お互いに切磋琢磨に成長し合っているようにも見える。 男の子の2人組はと言えば、結成歴はまだ短いながらも、年齢を意識することなく、お互いに好きなことが言い合えるようでもある。classエジソンの1つ年上の男の子も、同年齢の間では自己主張は弱めでありますが、相棒であるclassニュートンの1つ年下の男の子には自己主張を開花している。またclassニュートンの1つ年下の男の子も、同年齢の間では自己主張が強く出過ぎてしまいトラブルになりがちではあるが、相棒であるclassエジソンの1つ年上の男の子には丁度良い程度で自己主張が叶っているように見える。 そんな、互いの存在によって程よい塩梅になっている2人組の2組が、なぜか協力して四角い長方形の積み木を均等な距離で並べている。たまたま興味や意欲が湧いた先の遊びが共通で一緒に遊んでいるのか、それとも似たような程よさの塩梅に引き寄せられて一緒に遊んでいるのかは知る由もない。 ~こぼれ話~ 添付写真は、拍手喝采後、水を得た魚の如くピチピチ弾けるように再び四角い長方形の積み木を並べ直している様である。並べる係と、積み木を拾う係とに分かれているようである。classニュートンの女の子が、「あのな、これは、4人で“協力”して作ったんだよー!」と、“協力”という言葉を力強く獲得して熱弁する姿が大きな充実感を漂わせるものでありました。 |
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2021-08-30 |
最近サボりがちではありますが‥僕(村上)は、親子が登園する朝に、富岡保育園前の横断歩道で黄色い旗を持って立てっていることがある。 もちろん親子が安全に横断歩道を渡るお手伝いでもあり、朝の挨拶を交わす絶好のタイミングでもある。いろいろ事情を、それぞれに抱えながら朝を迎えているのだろうとも思います。横断歩道を渡る足取りが軽やかであったり、重めであったり。挨拶を交わす言葉の程度が高めだったり、低めだったり。保育園へ行くのを渋りちらかした挙句、母の胸に抱きかかえられた女児が、母親の首越しに僕と目が合うとコッソリ微笑むシーンもあるわけなのですが。 もちろん親子だけでなく、同僚の仲間が安全に横断歩道を渡るお手伝いでもあり、朝の挨拶を交わす絶好のタイミングでもある。主婦業を兼任する先生たちが多いものですから、お母さんの顔から保育園の先生へと変わる境界線めいたものを感じる時もあります。我が子を保育園へ連れて行き、そして自分は職場の保育園へ行く、そんな先生だってもちろんいます。そうなると、我が子をもしも泣きながら保育園に預けて、そして職場では泣きながら保育園へ預けられる子どもを迎え入れるわけです。「ごめんね~!母ちゃん仕事行ってくるね~!」と言い、仕事へ駆けつける親の気持ちが痛いほど分かるだろうし、仕事へ駆けつけた母から離れた子どもをそっと我が子のように抱きかかえるわけですね。 もちろん、親子や同僚の安全を守るために黄色い旗を持って突っ立ているわけなのですが、もう一つ目的めいたものがあります。それは、自転車で颯爽と駆け抜けていく高校生たちです。実は35歳の僕も高校生の時に、富岡保育園前の、この道を颯爽と駆け抜けていたんです。服装なんかに注目してみると、とても興味深く時代を考察できるかもしれないんです。35歳の僕が高校生であった当時は、「今日から俺は」という不良ドラマが描かれた時代の後になりますので、金髪であったりリーゼントなんかはほぼいませんでしたが、学ランが太かったり細かったりアレンジされる名残りは十分にあったんですね。女性で言えば、ガン黒メイク世代の後になりますから、日サロに行き顔を焼き、白のリップを塗っている学生はほぼいませんでしたが、とんでもなく長いソックスを折り曲げに折り曲げてルーズソックスとして履きこなされる名残りは十分にあったんですね。 ある意味で言えば、校則を守れと言わんばかりの大人へ対する反抗心がギラギラ眩しく映る服装でもありました。 そして現在、黄色い旗を持って突っ立てる僕の目の前を通る学生はと言うと、学生服を校則通り着こなし、ヘアースタイルは耳にかからない、ツーブロック禁止、前髪はどこどこまでとの粛々とした規格にそっているんですね。岡山県笠岡市が田舎であるからなのかいなか、僕の情報不足からなのか、学生服のアレンジやヘアースタイルで個性の違いをギラつかせるよりも、現代の学生は「コードレスイヤホン、iPhone、Apple Watch」の容量やスペックで差をギラつかせているようでもある。 颯爽と駆け抜ける学生の服装をマジマジと観察する黄色い旗を持った、ある意味では変質者より変質者に近い僕から、「おはよう!いってらっしゃい!」とタイミングよく挨拶されると、コードレスイヤホンをつけていようとも会釈をしてくれる学生はいる。Apple Watchで時間を確認しながらも「おはようございます!」と返してくれる学生もいる。そして嬉しいことに、僕が余所見をしていると、猛然と自転車を漕ぎながら「おはようございます!」と先制攻撃を受けることもある。 最近の学生は‥「元気がない。個性がない。型にはまっている。」などと言った言葉は、どこか現実的でないような気もすると黄色い旗を振りながら思う。彼らや彼女たちからは強いエネルギーを強く感じるわけだし、ギラつかせる方法や場面が変わっただけなんだろうと思う節もある。だからこそ、ガン黒世代であったり、リーゼント世代、また名残り世代の僕たち大人が、学生たちのギラつきを邪魔することは避けたいと心から思う。 こんな想いにフケつつ、明日も富岡保育園前の横断歩道で黄色い旗を持ってギラつこうと思っている。ちなみに、最近、富岡保育園のことをとても親身に気にして下さる、最寄り交番(富岡交番)のお巡りさんは、僕よりひとまわりほど若く、異様なほどギラついている。「僕も空いた時間には来させてもらって、この道の通る自動車に園児への配慮だったり、スピードを落として安全運転してもらえるように頑張りますんで!」と、勇みに勇んでいる。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・園見学・保育実習・ワンコインランチ・一時保育・就職希望など随時募集しています。また「わしも、横断歩道前で黄色い旗を振り回してギラつきたい!」との要望もお待ちしています。社会全体で園児や学生たちを守りましょう。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-08-29 |
「総理大臣のせいだ!」 「市長のせいだ!」 「社長のせいだ!」 「〇〇のせいだ!」 もしかすると、誰かしらは一度は、口にしたことがあるセリフかもしれない。 とあるウイルスもヒッツキモッツキしてか、補助金やら助成金やら給付金やら何やかんやと。生活シーン、仕事シーン、子育てシーン、老後シーンと、ことあるごとに、うまく立ちゆかない時にこそ出てくるセリフかもしれない。 こぞって、たいていは大なり小なりのお偉いさんに浴びせておけば良いセリフなんだけど。ただ、お偉いさんと呼ばれる方だって、どこかで「〇〇のせいだ!」と口にしているかもしれないから、「〇〇のせいだ!」は世界中で巡りに巡っているのかもしれない。 さて、そんな酔っぱらい話(実際には岡山県笠岡市カフェボタンでテイクアウトしたブドウスムージーを飲んでいる)は終わりにして。ブログ読者の方も含めて、また富岡保育園の保護者や保育者も含めて、“誰かのせい”にしている暇はない現実があることをお話ししたいと思います。 ブドウスムージーを優雅に飲んでいる独身男性の筆者(村上)には到底分かりっこない!普段から非認知能力だの、自己肯定感だの、社会情動的スキルだの、インクルーシブどーたらこーたらだの、訳の分かんないことを連ねるアンタには分かんないよ!と。 日々、一生懸命子育てをされている方々。もちろん早朝から大戦争がおっぱじめられる時だってあるんですね。何回起こしても起きずに、無理矢理起こすと機嫌が超絶悪くなって泣き叫んだり。なんとか機嫌が回復したと思ったら、昨日の晩御飯の残りのお米で可愛いオニギリを作って食べさせようと思うと、「チョコレートパンがいい!」と泣きはじめるかもしれない。 どうにかこうにか保育園へ連れて行き職場へ駆け付けると、出勤時間にギリギリ間に合ったことは間に合ったのだけれども、他の同僚たちはすでに仕事の準備を始めていて気まずい思いをするかもしれない。 または、子どもが保育園へ行き、嫁は仕事へ行き、ようやく家の中が静まったことを確認して、夜勤に備えて遮光カーテンを閉めて寝はじめるお父さんもいるかもしれない。 さて、お昼時間に会社の近くに出来た新しいカフェに寄ってみたい気持ちはあるのだけれども、今月はやけに家庭内での出費が重なったので、コンビニのオニギリと自宅から持ってきた水筒に入れたお茶で済ましておこうと。こんな時こそタバコに火をつけて一服して心を整えたいもんだが、どこもかしこも禁煙で、大人しくスマホのゲームにひとときの間、没頭するかもしれない。 上司にあーだのこーだのと言われ、部下に指導するもヌカにクギで失望した最中の、お昼のスマホゲームのひとときに、ある電話がかかってくる。 「お子さまがお熱が出ていて、迎えに来て頂けないでしょうか?」 行かないわけには行かないけれど、なんだか妙に腰が重いのはなぜだろうかと思いながら、やはり心配で急ぎ足で、上司に早退のお願いをしにいくかもしれない。 子どもを病院へ連れて行くとなると、一層の気合が必要になる。まず待合室でじっとしてくれないだろうし、注意しようにも周りの保護者たちの目があると注意もできずに、なんとか目力でその場を押さえ込もうとするも、子どもは知ったこっちゃない。ようやく順番が回ってきて、お医者さんがいざ聴診器を当てようとすると、「注射はイヤだー!」と暴れ回って、ひと苦労、ふた苦労はするだろうか。 子どもではなく、こちらに聴診器をあててもらいたいと思ったのごとく、薬局へ行きクスリをもらい自宅に帰ると、大戦争がまたおっぱじめられる。「お腹が減った!」「ママ一緒に遊んで!」「でんぐり返しするの見とって!」終いには、iPadがなにかで YouTubeにケツ持ちさせるしかないだろう。デジタルメディアが目にも心にも身体の隅々まで良くはないことは知っていたとしても、とにかく大戦争にフタをせねばなるまいと本能が言うはずだ。ふと、一息ついて思うことは、「こんなに元気なのに、ホントに保育園で熱があったのだろうか。」先生たちを信じているのだけれど、疲れのびきった今に出てくる感情でもある。 もうね、この後、晩御飯にお風呂に、歯磨きに、寝かせつけに、1日って何で24時間しかないのとツッコミながら目まぐるしく流れる時間。9時にお布団に入って「はらぺこあおむし」なんかの名作絵本を読みながら気が付いたら寝ていたなんて、理想的な都合の良い場面を心から願いたいよと。現実は、兄弟なんかで、部屋を走り回った挙句、なぜだか兄弟喧嘩が始まって、「アンタたち!いい加減にしなさいよ!」と、怒鳴り散らしても言うことを聞かず、お手上げ状態でソファに腰を下ろしていると。リビングの床に、なんとも気持ち良さそうに目をつむり転がっている、さきほどまで喧嘩をしていた兄弟がいるかもしれない。起こさないように“そっと”抱きかかえたあなたの腕には、「重たくなったな~。ほんといつの間にか体だけは大きくなっちゃって。」と実は成長にジンワリきたりもするだろう。 ただ、ジンワリ、ニンマリしている暇はそこまでなく、泥だらけになって遊んできた子どもの服に、お客さま対応で冷や汗の連続で襟元が黄ばんだ旦那のワイシャツを洗濯しなきゃなんないかもしれない。 ひと段落して、夫婦で、ワイングラスを片手に、テーブルにはチーズをつまみに晩酌なんてする時間よりも、どちらかと言えば旦那には先に寝てもらっていて、録画しておいた連続ドラマに想いを馳せながら1人の時間を持ちたいかもしれない。 そんな目まぐるしく、少しの間ニンマリジンマリ子どもの成長に感動しながら、大戦争が始まったらフタをしたりする家庭が出来るまでにも、ドラマが転がっていたのかもしれない。 大恋愛の末、駆け落ちしたにも関わらず彼女に逃げられ、途方に暮れていた夜道に出会った彼女と結婚して作った家庭と子どもかもしれないし。不妊治療を借金してまで頑張って続けて実った生命の光の子どもかもしれないし。2度の離婚を経験して、養育費も払われることなく、パートナーに頼ることなく、歳も成人に近づいた長女に子育てを助けてもらいながら暮らす家庭かもしれない。学生時代からのお付き合いで、なんとなく結婚して、良いタイミングで子どもも産まれ、一軒家も建て、仕事も順風満帆なんだけれども、どこか平凡な自分に嫌気がさし、うつ病の薬を服用する日々を過ごすあなたかもしれないし。 結局、何が言いたかったのか、何が話したかったのか、むしろブログ筆者も読者も、どうでもよくなってきているんだろう。それだけ、身近な現実とは、“誰かのせいにする暇”もなく、日々刻々と過ぎ去っているのだと。 ~おまけ~ “誰かのせい”という言葉を考えてみると、例えば、保育園の先生がバッチリ用意した製作キットで子どもが説明通り作った挙句、カッコいい完成品が出来なかった時は、子どもは「先生のせいで、良い作品が作れなかった。」と言うだろうし。 例えば、受験勉強で、親に言われた通りの進学校と塾に行き、先生に言われた通りに勉強に励んだのにも関わらず、成績が悪ければ、子どもは「お父さんのせいだ!お母さんのせいだ!先生のせいだ!」と言うだろうし。 つまりは“誰かのせい”にさせてしまってしまっているのは、乳幼児期や学童期の生活が現実から回避されていることが原因ではないのだろうかと筆者(村上)は考える。僕たち乳幼児期に責任を持つプロの保育者たちは、“子どもたちの環境をより現実に近いところへ”配慮することが、粘り強く生きていくチカラを育成するには必要なのであると、さらに考える。 【とみほ村NOW】ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・保育参加 【とみほ村ワンコインランチ】スマイルと500円持参。 随時募集しています。人数調整のため、必ず事前予約をお願いします。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-08-28 |
本日より岡山県でも緊急事態宣言が再発令されました。職員ならびに保護者へも注意喚起を行い、無事に日々が暮らせる努力につとめていきたいと思います。ブログ読者の方もご協力・応援よろしくお願いいたします。 ※以下を職員へは伝えています。 【トミホクルーへのお願い】 ■出勤前には検温をするなど、自分の体調を確認すること。 ■発熱や咳や嘔吐など、健全に保育することが難しいと判断した場合、無理をせず、お休みをお願いします。 ■感染者になった場合 医療機関または保健所の許可が出るまで出勤停止です。 ■濃厚接触者になった場合 医療機関または保健所の許可が出るまで出勤停止です。 ■濃厚接触者の疑いになった場合 PCR検査の結果が分かるまで出勤停止です。 ■一緒に住む、ご家族が濃厚接触者の疑いでPCR検査を受けた場合 PCR検査の結果が分かるまで出勤停止です。 自分や、ご家族などの身の回りで、コロナウイルスに関連することがあれば、事務所まで必ず報告や相談をして下さい。 (※日曜日などの休日は、副園長村上まで電話して下さい。09X33715648) こんな時だからこそなのか、ふと、つぶやきたい一言があります。くしくも学生時代勉強嫌いだった村上が、国語の授業で習った一文です。 「諸行無常の響きあり‥」 世のすべてのものは、移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはないということ。人生は、はかなく虚むなしいものであるということ。 古文で習ったような『平家物語』に出てくる、何かを悟った一文です。 平家物語が綴られた時代を調べてみますと、“元寇”といって当時のモンゴル帝国が日本を侵略しようと攻めたきていたり。大きな地震があったり。また疫病に苦しめられていたり。飢饉に襲われていたり。とにかく、踏んだり蹴ったりな時代背景の中、綴られた物語こそが『平家物語』なんですね。 時代は移り変わり令和時代へと。オリンピックで盛り上がるはずだった2020年に、突如現れた、とあるウイルス。人類が対応に追われている間に、ウイルスは人間との共存をはかろうと変異していく。 乳幼児施設もしかり、学校施設でも、やれ今までの行事を続けるか辞めるのかの判断に迫られ。飲食業では営業時間短縮にて経営不振にあえいだり。またその反対に、とあるウイルスの出現により業績を伸ばした企業も出てきたり。 まさに、はかなく虚しさが滲み出ている世の中に生きているのですが。ただ、令和時代だけが特別災難に襲われている訳ではなく、いつの時代でも諸行無常は響いているわけなんですね。 何が言いたいかって、緊急事態宣言が出たからといって、後ろ向きな気持ちではなく、前向きな気持ちで日々を暮らそうよ!と。 移り変わり、はかなく虚しいからこそ、一瞬一瞬の出来事に感謝して、一日一日を丁寧に過ごすことこそ、諸行無常渦における生きる術なのではないかと思うんですね。 歴史好きのオヤジのつぶやきブログになってしまいましたね。最後まで読んで下さった方に特典です。“前向きな気持ちで日々を暮らす”お手本を写真で添付して紹介しますね。 添付写真は、虹グループ(3.4.5歳児)のお昼ごはんが終わった後の縁側でのシーンです。 何のシーンかって!?歯磨きをしてあげているシーンだとも言えますし、歯磨きをさせてあげているシーンとも言えます。 お互いの気持ちを前向きに受け入れているからこそ成立するシーンですよね。 また、手前の傍観⁉︎見守る⁉︎子どもが登場人物としていることで、歯磨きしている、させてあげているシーンの面白さが成立するわけなんですね。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチ・就職希望など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願い致します。 |
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2021-08-27 |
皆さま1日お疲れ様です。木曜日と言えば⁉︎そうです。エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」の収録をさせて頂きました村上です。 (※本日の内容は「たくさんのスイカのご寄付への御礼」と「副園長スズメバチに刺される」の二本立てとなっております。お見逃しの方もはYouTubeチャンネル「富岡保育園付属大学」をのぞいて見て下さいね。) さて、本日のテーマは【鉄は熱いうちに打て】でお届けさせて頂きます。 昨日のブログに綴らせて頂きましたが、今日の午前中は保育士資格取得を目指す実習生による設定保育「フィンガーペインティングあそび」が行われました。 活動につきっきりで見ていたわけではないのですが、遊びに入る前の説明や導入、また活動に入って子どもたちが夢中になっている際、実習生を含めた周りの保育者たちの“ほのぼのとした笑い声”が聞こえきました。そんな笑い声に包まれながら遊ぶ子どもたちは何とも幸せな時間を過ごしたのではないでしょうか。 フィンガーペインティングをした後の“遊びの残り香”を保護者へ伝えようと、玄関先に様々にペイントされた模造紙が貼り出されていました。 と、そこで‼︎副園長村上のおせっかい‼︎実習生Aちゃんに、「壁新聞を一緒に作ろうよ!」とお誘いさせて頂きました。 なぜ、このタイミングでおせっかいしたか⁉︎実習生Aちゃんに、「その日の活動を、その日に伝えることで、活動に参加した子どもは自分のことを客観的に見れる利点があること。また、活動に参加しなかった子どもも他の友だちの活動に対して興味や関心が示せる利点があること。そして保護者に対して、写真を掲載することにより、会話での説明をリアルに理解できる利点があること。とにかく利点ざんまいだから、保護者の方のお迎えが来る時間まで作ろう!今日することに意義があるから!」 と、勢いよく説明させてもらい、タイムリミット30分で、一緒に作ることになりました。 壁新聞は、もちろん時間をかけて作ると、よりクオリティが上がることは、ごもっともなのですが、“その日のことを、その日に”示すことで、情報の“ホット度”が高まり、園児・保護者での親子の会話が高まりやすいんですね。 かなり簡易的な仕上げになりましたが、写真を貼りながら、実習生Aちゃんは、「この場面のときは‥」と振り返りながら、メッセージを書き添えていました。 そして、現在夕方のお迎えの時間‥さっそく玄関先では園児が保護者へ、「あのな~、僕が‥」とフィンガーペインティングの時間を熱弁する姿がありましたよ。 ブログ読者の方で、富岡保育園へ足を運ぶ機会がありましたら、玄関先に実習生が作成した壁新聞が貼り出されていますので見て感じて頂ければ幸いです。 [ここでけの内緒話] 実習生Aちゃんには、壁新聞へのメッセージは出来るだけ、“短く”“わかりやすい”言葉を使うように指導しました。エピソード記録などになると、写真に写っている情景や子どもの心情などを文章にして綴るのですが、壁新聞の目的は文章ではないからです。そして、ここだけの内緒話ですが、副園長ブログの【タイトル】の文字数は、たいてい13文字前後におさめています。Yahoo!ニュースなどのタイトルも13文字前後なんです。なぜ、13文字前後なのか⁉︎それは、パッと見で理解できる文字数の範囲だからなんです。読むよりも「見る」にフォーカスした文字数なんですね。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-08-26 |
皆さま1日お疲れ様です。夜には秋の虫たちが涼しい音色を奏でてはおりますが、日中は俄然暑く、また梅雨期を思い出すような湿気に見舞われております。 さきほど主任先生からこのような伝達がトミホクルー(富岡保育園保育者)へありました。 「お疲れ様です。今日も蒸し暑い一日でしたね。水分補給をしっかりしてくださいね‼︎と言ってる私なんですが、昨日は水分をとるのを忘れ、外に出ていて、スイカ割り後に立ちくらみ、いつもと違う違和感。その後、お昼ご飯の時に急に寒気。これって、軽い熱中症の症状らしいです。(弟談※弟さんは救命救急士) 日が照って暑い時よりも、昨日のように蒸し暑い時の方が汗が蒸発できず熱が体にこもって熱中症になりやすいそうです!湿度が高い方が気をつけないといけないそうです! 私が言うのもなんですが、しっかり水分をとって、涼しい場所に移ったりしながら残りの夏を乗り切りましょう。 そして、汗をかいて体の水分が失われやすいこの時期、膀胱炎にもなりやすいそうです。気をつけましょうね。」 ※ブログ読者の方も是非参考にして下さいね。 そして今日は伝達事項をもう一件‼︎ 現在、保育士資格取得を目指す学生が実習を行なっており、実習指導担当のマネージャーより以下の知らせがトミホクルーへ届きました。 「おつかれさまです。明日実習生Aちゃんは設定保育指導の予定です!時間は10時〜です。場所はゲストルームとお台所の間の屋根がある戸外でフィンガーペイントをします♪ 今日ミーティングの時に実習生Aちゃんが説明してくれましたが、明日はプールはお休みしてください。 光グループ(2歳児)がメインですが、虹グループ(3.4,5歳児)も参加するかもです。 あまりに人数が多くなるようならフォローを積極的にしてあげてください。 明日2歳児の子は嫌がらない限り水着に着替えて遊べるように配慮の方よろしくお願いします。 今日も遅くまで実習生Aちゃんは明日の準備を頑張ってしていました。片付けや見守りの協力を皆さんよろしくお願いします。」 との、ことです。富岡保育園では大人主導保育(設定保育)の時間をほとんど設けていないため、子どもたちは朝から「どこで、誰と、何を使って、何をするか」を考えその都度選び1日を過ごしています。ただ、その中で保育士資格取得を目指す学生の学びの時間をどのように設けるか⁉︎については、全職員が協力して、子どもたちの主体性を守りつつ学生の学びにも良い影響が出るような環境を作らねばなりません。そのためのマネージャーからのお知らせでした。 ~こぼれ話~ 実習生Aちゃんが明日の準備をしているところへ村上は通りがかりました。 村上「お!明日の準備ですか?何をするんですか?」 実習生Aちゃん「明日はフィンガーペインティングをしようと思っています。ペイントする台紙をシートにガムテープで貼り合わせているのですが、四つ角だけを簡易的に貼ると隙間に手や足が活動していると入って破れるかもしれないし。全面を頑丈に貼り合わせると、ガムテープを剥がす際に破れてしまうかもしれないし。先生、どちらが良いと思いますか?」 村上「両方やってみて、どっちが適してるか実験してみれば良いのでは。もしかしたら両方良い方法だったかもしれないし、もしかしたら両方失敗するかもしれないし。明日楽しみだね。」 実習生Aちゃん「はい!ありがとうございます!」 ~こぼれすぎた話~ ちなみに実習生Aちゃんは、村上が保育士資格を取得し、富岡保育園に就職した際に、はじめて担任を受け持ったクラス(4歳児)の園児でした。右も左も分からない新人保育士村上に付き合ってくれていた園児の1人です。今では背筋の通った精悍な保育士養成校の学生です。とあるウイルス渦ではありますが無事に実習が終わることを切に願っています。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学など随時募集しています。お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-08-25 |
タイトルの問題にさっそく答えますと↓ “まるにだきおもだか”と読みます。 そして、ブログ読者の方は、このように今思われているのではないでしょうか? 「その“丸に抱き沢瀉”(まるにだきおもだか)って一体全体なんなの?」 とみほ村の“富岡保育園”の園舎は江戸時代には“廻船問屋”として活躍していたお話しは、ブログ内でも何度かしたかもしれません。初代園長先生(現園長先生のおばあちゃま)のご親戚の方が持ち主なのですが。その方々の“家紋”が本日判明したんですね。 そろそろお分かりだと思いますが、その“家紋”こそが“丸に抱き沢瀉”なわけです。 少し調べてみますと、沢瀉(おもだか)とは水辺に自生し白い花を咲かせる植物のことだそうです。まわりの葉っぱが鏃(やじり)に似ていることから「勝ち草」として武将たちにもてはやされた家紋だそうです。※鏃とは‥矢の先端に付け、目標に突き刺さるもの。 家紋のルーツから想像すると、富岡保育園の持ち主たちは、『自分たちで頑張って目標に向かっていこうぜ‼︎』と仲間に鼓舞し合っていたのではないだろうかと。それが江戸時代からなのか、戦国時代からなのか、それとももっと前からなのかは今のところ分かりませんが。令和時代の持ち主であるトミホクルー(富岡保育園保育者)も、そうありたいですよね。 さて、かなり前置きが長くなっちゃいましたが‥今日(令和3年8月24日)とみほ村の富岡保育園では【スイカ割り】が開催されました。 ヨチヨチ歩きの子どもから、小学校入学を控える子どもが参加したようです。ただ、かなり硬かったそうで、大人(富岡保育園保育者)が、おもいっきり割ろうとしても、なかなか割れなかったそうです。 また初めてスイカ割りにチャレンジした子どもたちも多く、遠慮気味に膝を少しだけ屈伸させながら「コツッ」と棒を当てる程度の、“ソフトスイカ割り”とも言えそうな様子も伺えました。なんとも可愛いスイカ割りであります。 さて、このスイカ割りに使われた“スイカ”の出所、気になりませんか?富岡保育園の畑(とみほ村農園)ではスイカは今年度育てていません。 実は、富岡保育園に牛乳を配達して下さる方(明治乳業)のお客さまからのご寄付なんですね。「是非、スイカ割りでもして下さい。」とのことで頂きました。 ~こぼれ話~スイカを頂きに、牛乳屋さんの運転する軽トラックの助手席に乗せてもらいながら、牛乳屋さんの商売で大切にされていることを教えてもらいました。とにかく、一にもニにも『義理人情』で、人と人との繋がりで商売をさせてもらっていることに感謝しながら牛乳を配達しているんだそうです。 義理人情で繋がったスイカの味は、たしかであり、格別に美味しかったです。ありがとうございました。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(園見学)・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。「うちの野菜、果物も、子どもに食べてもらいたい!」という義理人情に熱い方のお問い合わせもお待ちしています。電話番号はホームページTOPより宜しくお願いします。 |
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2021-08-24 |
「まさか、自分に限って!」ってこと、ありませんか? 例えば、「まさか、自分に限って不倫はしませんよ~。」「まさか、自分に限って差別発言なんてしませんよ~。」「まさか、自分に限ってとあるウイルスになりませんよ~。」だとか。 不倫をして世間から叩かれる芸能人。差別発言をしてSNSで炎上する有名人。とあるウイルスにかかって身の回りから冷たい言葉を浴びる人たち。全て、ニュースの中での出来事として他人事なんですね。だから「まさか、自分に限って!」って、たいていの人が思うんです。 副園長も、「まさか、自分に限って蜂に刺されるなんて!」と、つい2時間ほど前までは思っていましたよ。 今日のブログを綴るために脳内をスッキリさせようと、富岡保育園のご近所にある徳民於賀神社の石階段を登っていると、“まさかの瞬間”が訪れたんですね。 チカッ‼︎‼︎ 左腕に何かに刺された感覚が‼︎すぐさま払いのけると、手には大きな虫の感触が‼︎と、同時に、立て続けに‼︎ チカッ‼︎ 今度は右足の太もも裏に、いっそうの何かに刺された感触が‼︎ 「スズメバチ!?」 慌てて周りを見回しましたが、確認したい気持ちと同時に、避難しなければならないと本能が言ったんですね。腕と太ももを押さえ、とにかく富岡保育園へ。 救命救急の研修を受けた際に‥ 「刺された患部から口を使って毒を抜くのは、毒を吸う可能性があるから危険である。」との言葉をすぐさま思い出し。 「刺された患部を、流水で洗い流し、冷やすこと。」との言葉も立て続けに思い出し。 血相を変えて、夕方に使用されない乳児のトイレの水道へ直行し、流水で洗い流しました。そして、たまたま通りがかった事務長が冷凍庫から、ありったけの保冷剤を持って来てくれましたので、とにかく冷やすこと。 ただ、痛みが半端ないんですね。僕個人の感覚で言うならば、とあるウイルスのワクチン注射の10倍以上ですよ。 まさかの出来事に、動揺が隠せず、刺されて30分も経たないうちに最寄りの病院へ駆け込みました。 すると、アナフィラキシーショックの症状が出ていないかを、蕁麻疹が出ていないか、呼吸が乱れていないかなどを確認してもらいました。そして毒抜きの注射を打ってもらい、消毒と塗り薬で一件落着に至るんですね。 世の中の大半のトラブルは、「まさか、自分に限って!」となるもんなんですね。この度の蜂のトラブルで言えば、昨年度、園児用に受けた救命救急の研修がとても役に立ちましたし、本日、当事者になったことで、蜂のトラブルに対しての学びはめちゃくちゃ深まりました。 ~蜂に刺されちゃったら~ ■流水で洗い流しましょう。(口で毒を吸う行為はやめましょう。手で絞り出す程度にしましょう。) ■とにかく患部を冷やすこと。 ■症状の程度によって、病院へ受診することをオススメします。 ※刺された経験が2回目以降になると、体に免疫がつき、次に刺された際に反応が強く出過ぎてしまいアナフィラキシーショックを起こしやすくなります。何度も刺されやすい可能性がある職業の方であれば、蜂に刺された用のエピペンを所持することをオススメします。 ~蜂に刺されないために出来ること~ ■スズメバチは夏場から秋にかけて、攻撃的になりやすいです。近づかないようにしましょう。 ■黒い服は特に狙われやすいようです。目ん玉などにも向かってくるそうです。(ちなみに今日の副園長は上下黒でスズメバチにとっては腹が立ちやすい服装だったようです。) ブログ読者の方も、「まさか、自分に限って蜂に刺されるとは!」と、なっちゃったら、是非上記の対処法を参考にして下さいね。もちろん、お子様が刺された場合も同様です。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ(職場体験)・保育実習・園見学など随時募集しています。蜂に2箇所刺されても、なお‼︎命かながらブログを綴り続ける仕事熱心な副園長に会ってみたい方も是非‼︎お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 |
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2021-08-23 |
日曜日の、とみほ村の、富岡保育園から。 はっきり述べますと、玄関の戸も、門の扉も、全て全開に開けて、綺麗に掃除しています。 はっきり述べますと、とても入りやすい状況ですし、入りたくなる状況です。「村上先生、日曜日に何してるの?」と声をかけやすい状況なはずなんです。 けれども、人の気配を感じることのないまま。待ち人来ず的な雰囲気。皆さんご時世がら遠慮してるのでしょうか。 であるなら、とみほ村の富岡保育園を今日はブログ上でバーチャル見学して頂き、気軽に足を運んで頂ける努力をしなきゃいけない。 やりましょう‼︎ブログ上でのバーチャル見学会‼︎ 場所は、岡山県笠岡市富岡605です。自動車にナビがあるならセットして下さい。無い方は、笠岡駅から旧国道沿いを東向きに進んで下さい。細く古い家屋が並ぶ通りは情緒を感じる方もおられるかもしれませんし、もしくは運転がしづらいと思われる方もおられるかもしれませんが、出来るだけ安全運転を心がけて下さい。 さて、とみほ村の富岡保育園の門構えは、そんじゃそこらの保育園のようにクマさんやゾウさんのイラストが描かれているわけではありませんし。顔の中にアンコが詰まった皆んなの味方のキャラクターや、手をクロスすると光るビームが出るキャラクターなんかも、描かれていません。言ってみれば、旅館を思わせるような黒の門構えです。訪れる方で、「武家屋敷みたい。」と言わた方もおられます。目印を挙げるなら、180年以上聳え立つ大きな貝塚伊吹の木を見つけて頂ければ分かりやすいかもしれません。 駐車場は、道を挟んですぐにあります。中央脇には、柿の木がありますし。その辺りには、園庭長が昨年頃からクローバーの種をまいていたりしますし、現在はヒマワリや千日紅が咲いています。ご近所に住まわれてる方が水やりを毎日ボランティアでして下さって、暑い夏も元気に咲き誇っているわけですね。 では、自動車を停めて頂きましたら、横断歩道を気をつけてお渡り下さい。ちなみに旧国道ですから、通勤通学時間には、自動車や自転車がたくさん通ります。お子様連れであれば、手を握ってくれぐれも注意して横断して下さい。昨年頃からは、地域の富岡交番の方が定期的に交通指導して下さっている横断歩道です。 さて、玄関の戸を開けて頂くと、とみほ村の母屋が目に入ると思います。こちらの母屋は江戸時代末期天保14年築の建物でもあります。リノベーションを幾多もしていますが、柱や棚などなど随所に江戸時代からの面影が見当たるかもしれません。 母屋とは別に離れが三軒ほど。一軒は、現在熊本産の畳に転がりながらブログを綴っている村上が住んでおります離れ。大きな貝塚伊吹の木の下にピッタリおさまる和風の小屋です。 そしてもう一軒は、外観は二代目園長先生が好きであった優しいうすめのグリーンカラーで纏われた平成14年に建てられた離れです。当初は病後児童を保育する目的で使用していたのですが、近隣の病院で院内保育などか行われるようになり需要が無くなると。その後は園児のアトリエスペースに。そしてアトリエスペースが移動されることになった今年度。地域の方の居場所作りの一環として“私設公民館とみほ村文庫”として使用されることになる離れです。(現在工事中です。10月には一般公開できると思いますので乞うご期待下さい。) 残りの一軒の離れは、主に3.4.5歳児が生活するスペースと、とみほ村の住人の胃袋を管理するお台所(給食室)があります。こちらの離れは、5年ほど前には、3歳、4歳、5歳、と年齢ごとの部屋に壁があり区切っていました。けれども、2017年富岡保育園保育実践改革スタートした11月に、壁は取り除かれ、保育者がオモチャや大人主導保育で必要な保育用品をしまっていた棚の扉も全て取り除かれた、そんな離れです。 ブログ上のバーチャル見学会にお越し下さいました、皆さま、どうでしょうか?少しは、とみほ村のイメージが湧いてきたでしょうか?前庭と中庭と裏庭とあるお庭の紹介もしていきたいのですが、お時間が迫ってきたようなので、今日はこのあたりで。ちなみに裏庭の花壇にはポーチュラカが咲きはびこっていますし、アリさんもワイワイいるようですよ。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ・保育実習・園見学など随時募集しています。バーチャル見学会を通して、「私も僕も、とみほ村に行ってみたい‼︎」と思われた方。ホームページTOP電話番号から事前予約のお問い合わせを宜しくお願いします。 |
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2021-08-22 |
ときどき、こんな質問をお受けしますのでお答えしてみますね。 Q.「富岡保育園での、新しい⁉︎斬新⁉︎いろいろ⁉︎な取り組みって、どこのコンサルティング会社に依頼してやってるのですか?」 A.「どこのコンサルティング会社にも依頼していません。」 Q.「じゃあ、どうやってアイデアを生み出し実践しているのですか?」 A.「現在の園長先生(法人理事長兼任)が3代目として就任した際に、東京都新宿区にあります“新宿せいがこども園”藤森平司先生が提案する“見守る保育”を学んだことが1つのキッカケです。当時、15年ほど前に園庭のど真ん中に百合の木を一本植えたんですね。その頃、僕も含めた現場職員は“なんで、こんな場所に植えたの?運動会の練習とかするにも邪魔じゃない⁉︎”と意見するほどの保育の質だったわけです。」 Q.「百合の木を植えた後、どうなったのですか?」 A.「正直言うと、保育の方法はほとんど変わりませんでした。百合の木を活かすのではなく、邪魔モノのように避けながら保育実践していました。ただ、月日が流れ、百合の木が育つにつれ、現場職員たちの胸の底にはある想いが芽生えていたのも確かでした。“このままの保育でいいのだろうか”と。」 Q.「このままの保育とは、どんな保育のことなのですか?」 A.「いわゆる大人主導の保育です。何かをさせたり、教え込む保育方法に、やりがいや喜びも感じていたのですが、どこか限界や嫌気がさしていたのも正直なところでした。それは当時現場職員として働いて仲間も大なり小なりで抱えていた感情です。」 Q.「では、その問題に対して、どのように解決していったのですか?」 A.「“子ども主体の保育”というキーワードは保育雑誌でも目にするのですが、本当のところ文字ではなく体感しないと分からないんですね。一斉保育の枠組みの中でもがいていますと、縁あって5年ほど前に、園長先生から“新宿せいがこども園”に見学に行くことを進められました。そして目の当たりにした光景に、“これが子ども主体の保育なんだ”とシビれた記憶を今でも鮮明に思い出します。」 Q.「では、新宿せいがこども園や藤森平司先生に学んだ内容を富岡保育園では実践しているのですね?」 A.「もちろん、藤森平司先生から学んだ内容を含めています。ただ藤森先生は“より見識を広めて、見守る保育を探求すること”を僕たちに教えて下さいました。ですから、新宿せいがこども園だけでなく、僕はありがたいことに全国各地、北は北海道、南は宮崎や熊本あたりまでの乳幼児施設を見学させて頂きました。どこかの会社が運営する研修会とは別に、“ここの保育園いいよ”という勧めがあると、とにかくすぐにアポをとって飛んで行ってました。当時は、ちょっとでもいいから“子ども主体の保育”のヒントが欲しいと、とても躍起になっていました。」 Q.「村上先生が見学されて印象的だった施設はありますか?」 A.「正直、かなり多くの施設を回らせてもらい、“全国にはこんな保育園もあるんだな。岡山県という小さな枠で学んでいたら時代から取り残されてしまう”とまで思ったりしていました。印象的な施設を狙って見学に行っていましたし、なんなら印象的な園の先生たちから推薦された園をどんどん見学しに行っていたので、選びにくいのですが‥。挙げさせて頂くなら“島根県あさりこども園”と“東京都上の町しぜんの国保育園”と“神奈川県風の遊育園”です。」 Q.「どこが印象的だったのですか?」 A.「島根県あさりこども園は、はじめてお会いした時から親近感を物凄く持ってしまったんです。富岡保育園でもお客様が来られる便が分かっていますと玄関先にウエルカムボードを貼り出すのですが、これは島根県あさりこども園に、富岡保育園がして頂いたおもてなしの真似です。2018年には全職員で島根県あさりこども園に見学に行かせて頂いたんですね。あさりこども園も、元々は一斉保育をされていた保育園で、園内環境もクラス別にされていたところを、思い切って改革した実績をお持ちだったんです。だからこそ、子ども主体の保育へシフトチェンジする富岡保育園としては、とてもとても大きな大きな味方であり相談役でもありました。コロナ禍が明ければまたすぐにでも伺って近況報告や相談をしたいくらいです。」 A.「また東京都上の町しぜんの国保育園は、都心の中にあって、また建物も最新の設備を整えているにも関わらず、どこか富岡保育園にも似た雰囲気があったんです。それは上の町しぜんの国保育園では、部屋ごとに古道具や古家具が置かれていたり、園庭は木々が溢れ、粘りっ気が強い土で泥だらけになって遊んでいる子どもたちがいたからです。また上の町しぜんの国保育園の園長先生は“哲学対話”をとても重んじておられ、子どもたちを1人の人として尊重して対話する実践をされていました。そして魅力的だったのが、年齢別のクラスではなく、異年齢でクラス分けをしておられ、園内が複数の家族がシェアハウスしているようなコミュニティだったことです。ちなみに、富岡保育園でエピソード記録の進化バージョンで実践している“ナラティブツリー”の基礎は上の町しぜんの国保育園の先生たちが綴るエピソード記録の真似です。」 A.「神奈川県風の遊育園では、まず園庭にビックリさせられました。園庭デザイナーの方と保育者と保護者が、一緒に学びながら作られた園庭。女性の先生たちも、日頃から大工道具を手慣れて扱っていることにはビックリさせられました。園内の棚などもDIYされているようで、見学に行った時もドリルの音が聞こえてきました。また魅力的であったのが、利用する園児の6割以上が療育支援を受けている点でした。だからこそ、療育を受けている子どもが特別ではなく、“みんな、ひとりひとりが特別である”という意識が強くとても学びになりました。ちなみに、富岡保育園の園庭にある築山のトンネルは風の遊育園の園庭の築山のトンネルの真似です。」 Q.「まだまだ他の印象的な施設のエピソードも聞きたいのですが‥。そのような印象的であった点を、どのように富岡保育園で実践に取り入れたのですか?」 A.「答えは簡単です。まずは“やってみること”です。すぐに結果が出るものもあれば、結果が出ないこともあります。当時の合言葉は“トライ&エラー”でした。やってみて、上手くいかなければ、“じゃあ次はこのようにしてみよう”と、すぐあきらめずに、上手くいく方法を、ただただ粘り強く実践し続けていました。もちろん東京都であったり、岡山県であったりの風土感の違いで、上手くいかないこともありますが、逆に東京都では難しいけども、岡山県では出来ることもあることに気づけたり。とにかく出来ない理由を探すことをやめていきました。」 ‥質問コーナーは今日はこのあたりです。富岡保育園保育実践についてのご意見ご感想、質問を随時募集しています。ちなみに、まだまだアップデート(変わり続ける)していきますので、ブログ読者の方も頑張ってついてきて下さいね。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。事前予約はホームページTOP電話番号からお願いします。 |
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2021-08-21 |
皆さま一日お疲れ様です。本日は、以前“とみほ村NOW”に参加した方とお会いする機会がありましたので、お話しした内容をご紹介させて頂きたいと思います。(個人情報保護に努めながら綴っていきたいと思います。) ※“とみほ村NOW”とは‥学生や地域の方などがボランティアやインターンシップ(職場体験)に参加したり、また保護者の方などが保育参加するなどしながら、とみほ村の富岡保育園で丁寧な暮らしを営んで頂く取り組みです。『今』と『ここ』を大事に感じて頂ければ幸いです。 さて、以前“とみほ村NOW”に参加した方からは、季節の風物詩⁉︎旬⁉︎なカブトムシをお子様と捕まえるにあたってのエピソードをお聞きしつつ‥「保育参加した後に、村上先生と話をした際に、“あなたの目から富岡保育園の先生はどのように映りましたか?”と質問されたことを思い出します。」とのお声がありました。 実は“とみほ村NOW”はボランティアや職員体験や保育参加をされる方だけが学ぶ場ではなく、富岡保育園保育者が同時に学ぶ場でもあるんですね。保育関係者ならば一度は体験したことがあるかもしれない「公開保育」を年間通して行っている感覚です。外部の方に見て感じてもらい意見や質問を頂くことが“保育の質の向上”にはとても功を奏すのです。保育園というは場を、世間や一般社会から掛け離れたものにするのではなく、生活・暮らしの場にするためには、「THE保育園ルール」を1つでも多く取り除く必要があるんです。そしてその「THE保育園ルール」は、内部関係者では見つけにくいんです。当たり前になっちゃってるものなので。だからこそ、外部の方から意見や質問を頂く機会は、めちゃんこ貴重なんです。 ~こぼれ話~カブトムシ捕獲エピソードや“とみほ村NOW”の思い出話と、もう一つ紹介したい内容があります。 それは、その方が仕事として携わっておられる「特養」についてです。 「特養」とは、「特別養護老人ホーム」のことです。介護を受けながら長く生活をする施設です、 (※ちなみに「老健」と呼ばれる「介護老人保健施設」とは介護を受けながらリハビリをして在宅復帰を目指す施設です。) 「特養」では、以前までは起床時間や食事の時間など、利用者一斉に行い管理していたそうなのですが‥近年では、利用者一人ひとりの生活スタイルを尊重するようになったそうで。朝はゆっくり起きて、朝ごはんは少しで済ませる方もおられれば。めちゃくちゃ早起きてして、朝ごはんもたくさん食べられる方もおられれば。とにかく、一人ひとりの生活に寄り添い尊重する管理の仕方へシフトチェンジしているとのお話しを聞きました。そして、それが利用者の年齢は全く違えども乳幼児施設の富岡保育園と似ているとのご感想もいただきました。 年齢に関係なく、一斉に管理された場は、暮らしの場とは掛け離れていくことを改めて学ばせて頂いたお話でした。 ⭐︎ボランティア・インターンシップ・保育実習・園見学・ワンコインランチなど随時募集しています。事前予約お問い合わせはホームページTOP電話番号より宜しくお願いします。 ★添付写真は、ひかりグループ(2歳児)のお昼寝の部屋です。ちなみに3.4.5歳児(虹グループ)のお昼寝したい子どもも入ってきます。子どもたちって寝る前になると、なぜか一度元気になって走り回ったりしませんか?実はこの大人が困ってしまう行動には体温が関係しているんです。体温が上昇して下がる際に睡魔が訪れるメカニズムが人間には備わっているんです。つまり子どもたちは寝る前に走り回って一度体温を上昇させているわけなんです。 |
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2021-08-20 |