富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

『愛の確認時間』

「おはようございます‼︎先生‼︎今日この子37.5℃熱があります‼︎」


「はーい‼︎わかりました‼︎」


「あと、今日2時迎えでお願いします‼︎」


さて何の会話が察しがつくのではないでしょうか。保育園ごっこをしていた虹グループ(3.4.5歳児)の『朝の受け渡しの場面』です。実はこの後、ちゃんと続きがあるんですね。


第三者役「2時になったよ‼︎」


保護者役「あ‼︎お迎えの時間だ‼︎先生‼︎お迎えに来ました‼︎」


保育者役「おかえりなさーい‼︎ちょっと待って下さいね‼︎今日はね‥元気に遊んでました‼︎」


もお、お分かりですよね。『帰りの受け渡しの場面』です。

子どもたちが、僅かな受け渡しの時間の会話の詳細をよく聞いて理解していることが伺えます。


保護者の方にとっては大事なお子様を保育者に預け無事を信じる大事な時間。

保育者にとっては保護者の方から大事なお子様をお預かりする責任を持つ時間。

子どもにとっては⁉︎『お母さんやお父さんと先生が信頼し合っているのかを確認する時間』『先生が私に責任を持っているのかを確認する時間』


そして『私を、お母さんやお父さん、先生が愛してくれているのかを確認する時間』なのかもしれません。

おはようございます‼︎
お迎えに来ました‼︎
2020-03-02
“比較”が生み出す感情とは?

こんばんは。落ち着きのない34歳児の村上太志でございます。ちなみに、誰と“比較”して落ち着きがないと言っているのでしょうか?


他者との“比較”によって生じる感情として「嫉妬や劣等感」が挙げられます。その時に「前帯状皮質」や「扁桃体」という脳部位が活動します。また『不安』という感情も同じ部位が強く活動されます。


この科学的根拠をどのように保育に活かすか?


園の環境設定の中で出来るだけ“比較”をしない‥むしろ【比較できない環境設定】を考えるべきなのではないでしょうか。その1つの方法として、【年齢別ではない環境設定】が考えられます。

ちなみに僕は34歳児だけで集まる環境は最近ありません。


※添付写真はトミホクルー(富岡保育園の保育者)が撮影した写真です。“会話が聞こえてきそうな”アングルは、保育者の傾聴しようとする意識の高さを感じずにはいられない1枚でした。


傾聴
2020-03-01
『ニュースダイエット』

こんにちは。最近『ニュースダイエット』をしている村上です。

なにそれ⁉︎と思われる方もおられるかもしれません。見るニュース、取り入れるニュースを自分の意思で制限することです。

皆さまはどのようなニュースに触れていますか?コロナウイルスについては色々なコメンテーターな見解や持論も飛び交っていますよね。また芸能人の不倫情報などもたくさん扱われています。

さて触れているニュースの中で、『自分の影響の範囲のニュース』はどれだけあるでしょうか?

そしてここで気をつけなければならないのが、自分の興味のあるニュースに触れていくと、特にインターネットでは、AIがあなたの興味や関心などを読み取り、あなたに興味のあるニュースばかりを勧めていくようになります。すると、あなたはこのように思ってしまうかもしれません。「自分の興味のあることが世界では注目されており、そして正しいのだと」そして自分がニュースを選んで見ている状態から、AIのコントロール上、またテレビ局のコントロール上で、ニュースを見させられている情報になります。


さて、皆さまニュースにどのようにお付き合いされていますか?


ちなみに僕は「山陽新聞の岡山県版と地域版の部分と4コマ」で地域のニュース。「朝6時のFM岡山」でラジオキャスターの喋り方。後は「本」と「友人や仲間とのコミュニケーション」でニュースを受け身ではなく選んで取り入れるようにしています。


※写真は本日の天候の中での1コマ。ブログ読者の方も必ずしたことがある遊び『水溜り越えジャンプ』です。大人になればなるほど失敗した時のことを想像してしまい(経験の範囲)踏み切ることを躊躇してしまいますよね。

ジャンプ‼︎
2020-02-29
『固定担任制完全撤廃‼︎』

皆様1日お疲れ様です。お昼ご飯の時に「コロナやばいよなー!村上先生!マスク買えた!?」と質問された村上です。子どもたちもテレビで流れるニュースに敏感なようです。

※個人的にはマスクをするよりも、とにかく免疫力を高める保育が必要かと考えております。とにかく「しっかり遊び」「しっかり食べ」「しっかり寝る」これに限るのではないでしょうか⁉︎とみほ村(富岡保育園)の子どもたちは雨でも風でも冬でも戸外や縁側で通気性の良いところで、時には水たまりに入って遊んでいます。)


さて、本日『固定担任制完全撤廃‼︎』を宣言さて頂きます。富岡保育園での原則は『全職員が全園児の担任であること』これを基に、子どもの様子や発達、成長具合、また人間関係などの多要素から、トミホクルーのポジションは変動していきます。


「そもそも、なぜ担任は1年ごとに変わるのか?」

「そもそも子どもの発達は1年区切りなのですか?」


皆さんはこの問いに答えられますか。固定するメリットは、“管理がしやすい”“評価がしやすい”です。

しかし、とみほ村では、あえて“管理しにくい”“評価しにくい”環境を作ります。

なぜか?村上の意見を聞きたい方は、是非岡山県笠岡市富岡保育園へ御来園お待ちしております。


※添付写真は、最近園庭で流行っている遊びです。もし大人の方で挑戦される方は必ず気をつけて遊んで下さい。想像以上にグラつきます。ちなみに、この写真の2人はこの後、丸太の上でバランスを保ちながら押し相撲をし始めます。凄すぎます。


バランス‼︎
2020-02-28
バランスがとりづらいからこそ“おもしろい”

皆さま1日お疲れ様です。お掃除のお手伝いの際に負傷してしまった子どもと病院へ昨日行きました村上です。痛みより、周りで心配する保育者の声や表情を子どもは感じていたようで、なるべく道中や受診前はオモシロイ話をしようと試みたのですが‥(あえなく撃沈して、結局お膝に乗せて手を握ってニコニコしていました)


さて本日は久しぶりに、そらグループ(0.1歳児)のお部屋へ呼ばれて保育参加しました。

お気に入りの絵本を持ってくる子どもに絵本を読もうとすると‥次に出てくる内容を先に言うんです。全部覚えているんですね。感動してしまいました。(「やさいさん やさいさん」という絵本だったかな)


また、今度は何人かの子どもたちが保育者お手製の室内用のダンボールカーを子ども同士で並べて、その上をトコトコ歩きます。年季が入ってヨレておりバランスがとりづらい、まさに“室内アスレチック”を楽しむ子どもたち。

※逆にバランスがとりやすいと面白くない⁉︎のかな。

※そらグループ(0.1歳児)の大半が裸足でした。(当園はソックスでも上履きでも裸足でも可にしております。)裸足の子どもの足の指に注目してみると、しっかりと大地を握りしめているのが分かります。


そらグループ(0.1歳児)の子どもたちは言葉などが未熟である為、大人(保育者)本位での対応になりがちです。しかし、子どもの発達過程を子ども本位で、応答的に関わるよう意識すると、“子ども同士”での関わりも多く見られ、また言葉ではない伝え方をする様子も見られ、大変興味深く僕たち大人にとって学ぶべき点が多い存在だと改めて気付かされる時間でした。

室内アスレチック
2020-02-27
勝負の判定は高さ⁉︎

こんにちは。園の畑で収穫した大根を近所の家へ子どもたちとお裾分けに行った村上です。付いてきた子どもたちにとっては、行ったことがない家へ行きインターホンを押して「ごめんくださーい」と挨拶をすることが楽しかったり。


さて、今日は早朝の時間にトランプで「神経衰弱」を子どもたちとしました。GETした枚数を「1枚、2枚‥」と数えることから、「1組、2組‥」と数える方が、早く比べられると子ども同士で指示を出したり。何回戦かするうちに、もっと早く比べて次の勝負に移るには⁉︎子どもたちが考えた結果‥


GETしたトランプを積んだまま

お互いに並べて

★高さを比べる


(正確な勝ち負けはつきにくい⁉︎判定に文句が出ていないところを見ると、むしろ勝ち負けにあまりこだわっていない⁉︎さっさと次の勝負がしたい⁉︎)


子ども同士で編み出した、ゲームの回数を時間の限りで増やすための技でした。

勝負の判定シーン
2020-02-26
【王道を“ブレずに”提供する】オマチマンのプロフェッショナルな仕事の流儀

皆さま1日お疲れ様です。オマチマンのコンサートに出席させて頂きました村上です。子どもたちは、ギターなどの色々な楽器から繰り広げられる遊び歌に大盛況でした。


オマチマンさんとの出会いは10年以上前ほどになります。保育士になりたての頃からお世話になっており、時には一緒にステージで踊ったり歌ったりさせて頂きました。(本日も若手保育者たちがオマチマンと一緒にステージへ。緊張の面持ちの保育者を見ると、昔の自分を思い出す様でした。)

その時から楽曲は多少の変更はありますが、オマチマンさんのキャラクターは一切“ブレずに”変わりません。子どもたちに人気な遊び歌や言葉遊びを、10年以上前と同じく演じておられます。

オマチマンさんとて、他の楽曲やアレンジをしたいとの想いは絶対にあるのでは⁉︎にも関わらず、【必ず王道で答えてくれる】


『プロとは⁉︎』自分がしたいことを観客に提供するのではなく、観客が求めている【王道を“ブレずに”提供すること】でしょうか。

オマチマンのプロフェッショナルな仕事の流儀を見た1日でした。


let'sスターティン‼︎
先生たちもご一緒に♪
2020-02-25
明日はオマチマンが来るよ‼︎

こんばんは。初“瞑想体験”しました村上です。※園の近所のお寺(吉祥寺)で行われた阿字観瞑想体験に参加してきました。

日頃どれどけ不必要な情報にふれているのかと、日頃どれだけ自分に向き合えていないかを体全身で受け止める時間でした。


さて午後からは、友人(岡山県に新しい学校を作る予定)の開催するイベント「作って遊ぼう」に参加しきました。

何を作るか⁉︎よりも、色々な廃材と、色々な道具(ノコギリやドリル類などもある)が使えることから、子どもたちの【思考の幅】が広がり『自分で考える時間』が沢山持てた貴重なイベントになっていました。

※『自分で考える時間』を作る環境設定の良い参考になりました。staffは危険とみなさいな限り、助けを求められる時しか手を貸さない姿勢で工具類を環境設定していました。


【告知】

■明日(2月25日火曜日)の10時から11時、富岡保育園内で歌ったり踊ったり‥とにかく笑顔溢れる『オマチマンのコンサート』があります。入場無料、参加申し込み不要ですので、是非お時間ある方はご参加下さい‼︎

自分で考える環境
明日はオマチマンが来るよ‼︎
2020-02-24
“6カ国語表記”から未来を予想してみました。

こんばんは。坂本龍馬似の村上です。本日は高知県へ‼︎カツオのたたきを食べたり‥

そして坂本龍馬記念館へも。2018年にリニューアルされたばかりということで館内はとても綺麗でした。特筆すべきはトイレなどの説明書きが6カ国語で表記されているということ。

もちろん6カ国語を習得している日本人が対象ではないことがわかります。


もしも諸外国で、上記のような表記がいたるところでなされるようになったら⁉︎(QRコードなどをスマホで読み取ると翻訳されたり‥自動翻訳機能がもっと性能が高まったり)

外国語を習得する価値やメリットが現代より下がる⁉︎可能性があるのでは⁉︎と思う場面でした。


※写真は、先日の「らんらんピクニックDAY」(5歳児エジソンclassの子どもたちだけが月に1度、園内の好きなところでお昼ご飯を食べる日)の始まる前の、保育者との話し合いの光景です。

※皆さんはどこに注目されますか?

※保育者と子どもが正対していますか?何となくの円になっているのがわかります。

※話し合う時に、正対してしまうと、「話す人 聞く人」の決定化、もっと言えば、「大人の言うことは反論は許されるず(素直⁉︎に)黙って聞く」関係性が成り立ちやすいです。

※子どもたちが社会へ出る際にどのような力が必要なのかを考慮し環境をデザインするのが保育者の務めです。


トイレの説明書き
話し合い
2020-02-23
“味見師”って⁉︎なに?

こんにちは。とみほ村営業マンの村上です。先日、笠岡市内のスーパーマーケット何店舗かに『保育サロン“とみほNOW”』のチラシを掲示させて頂いのですが‥なんと‼︎嬉しいことに、本日‼︎掲示を見て勇気を出して参加を希望された方が来園して下さいました。大感謝の言葉に尽きます。

※是非、ブログ読者の方もサロンをご利用ください。学生から200歳まで受付しております。間違いなく言えることは『必ず癒されます』


さて‼︎

今日発表したいことがあります‼︎

なんと‼︎本日から「たいようの台所」に新staffが加わりました‼︎

栄養士、調理師に加え、新staffの役割は‥


【味見師】です‼︎

“味見師”のプロフェッショナルな仕事の流儀とは⁉︎

お昼ごはんは、園生活においてど真ん中。子どもも大人も、心身を健全にするために必要不可欠でもあります。その、味見をするのが“味見師”です。


それって検食じゃんと思われのですが‥“味見師”は、ただ食べて食材の安全性を確認するだけではないんです。

栄養士、調理師のstaffへ、味見をしての評価を「顔の表情や、気の利いた言葉、そして時には一発ギャグも含めて表現する」のです。それは、食事を作る人が楽しく気持ちよく調理ができるためでもあります。


楽しく気持ち良く作ったお昼ご飯は、美味しくないわけがありません。そんなご飯が食べれる環境があることに、とみほ村の住人たちは幸せを感じています。


【味見師】とは‥「世界一幸せな保育園」を作る上で必要不可欠な存在です。


※添付写真は、本日のサロン参加者が、子どもとトランプで神経衰弱をしていた様子です。順番を決めたりルールを説明する子どもの言葉に、丁寧に寄り添って耳を傾けて下さる姿に感銘を受けました。

傾聴
2020-02-22
論理立てて“粘り強く”交渉する力

こんにちは。近隣の小学校の新1年生1日体験に同行しました村上です。子どもたちにとってワクワクドキドキなのでしょうか。普段より緊張した眼差しが印象的でした。

村上としては、この集まりの目的はどこにあるんだろう?と自問自答しながら一緒に楽しませて頂きました。


「小学校とは〇〇なところなのだよ」と教えること⁉︎

「小学校のお部屋(教室)は〇〇なところだよ」と環境を知らせること⁉︎


それとも‥

「一緒に学びを合う人(他の園児や先生、また在校生)は〇〇な人だな」と感じられること⁉︎


僕は後者が目的と捉えて、授業の合間や、受付で待つ間に『マッチング』(他園の園児や在校生と富岡保育園の園児を)を試み、声をかけるように努めてました。面白いことに、初めましての相手に名前を伝える時に「村上太志です(例え)」のようにきちんと“です”“ます”調を使う子どもが多かったように思いました。


また学校に張り出されてある掲示物にも注意して、参考になる点を検索してみました。

運動場の遊び方の欄に‥「旗の色を見て遊びましょう」とあり↓

・青色 しっかり遊びましょう。

・黄色 水たまりの無い場所で遊びましょう。

・赤色 教室で静かに過ごしましょう。

と、明記されておりました。皆さまはどのように思われましたか?


村上の個人的な意見としては‥もしもこのルールに学生たちが合わずに反旗を考えるようなことがあるならば、その際に必要なことは【論理立てて粘り強く交渉する力】で、幼児期に身につけなければならない力の1つであると考えました。

並ぶ環境
2020-02-21
業界の常識を疑う

こんばんは。年度末の職員個人懇談を終えました村上です。

(※本日は栄養士と調理師の保育者にドリップコーヒーを嗜んで頂けた自己満足しております。)


さて今日はブログ読者の方に質問があります。

「年度末って期限に何か意味がありますか?」

「保育施設において、3月31日から4月1日で子どもは何か大きな激変するのですか?」

「クラス替えはなぜ1年単位なのですか?」


元も子もない質問をさせて頂きました。が、“そもそも”何でだろう?と考えてみると、根拠が無さそうな決まり事が多いと思うのは僕だけでしょうか⁉︎


「保育って、保育士だけがするもの。調理師や栄養士は関わってはいけない。保護者は参観するだけ。」誰が⁉︎いつから⁉︎決めた保育施設の一般常識なのでしょうか。


今日夕方の時間‥

玄関先で5.6人が集った真ん中にお迎えの来られた保護者の方が絵本を読んで下さっていました。

園庭でも迎えに来られた保護者が、「〇〇ちゃんのお母さん‼︎今日私な、〇〇して遊んだんよ。それでな‥」と親身に子どもたちの話を聞いて下さっていました。


その時代の業界の常識は、実は人類の歴史においては非常識であったりもします。次世代の常識は今(未来に希望を繋ぐために)作ればいいんです。とみほ村(富岡保育園)は、そお在っていきたいた思います。

今後ともご指導ご鞭撻ご協力宜しくお願い致します。



保育なう
2020-02-20
成長主義の“罠”⁉︎

こんばんは。久しぶりに園の近所の登校班について行った村上です。仲の良い卒園児の小学生にある質問をぶつけてみました。

村上「バレンタイン、チョコレートもらえたんか?」

小学生A「女子は恥ずかしけん、男子にチョコ渡せんのよ。」

村上(基準は『自分』でカッコいいじゃんと感心)


さて‼︎本日は堅い話をしても良いでしょうか?

皆さんは“成長”することをのぞみますか?もちろん、ほとんどの方は「はい」とお答えになるのではないでしょうか。


しかし‼︎

成長することを喜びと感じるなら、「成長する」「成長していない」は、どこで判断されるのでしょうか?

保育園で言うならば、保育者の“評価”によって判断されるのでしょうか?


では‼︎“評価”を下す保育者の判断材料は⁉︎もちろん保育所保育指針にのっとりながら、そして“自分の経験”の中で“評価”していくことが一般的なのかもしれません。


と、いうことは‥裏返してみると‥

『子どもたちの評価は、保育者の経験の範囲の中で判断される』ことになってしまいます。

経験の中から、はみ出してしまうと‥好意的な“評価”はされない⁉︎


『他者』から“評価”されることにより喜びを感じる習慣がついてしまうと‥『自分』の人生の基準が『他者』になってしまいます。


資本主義からもたらした“成長”主義の【罠】こそ『評価』ではないでしょうか?


「評価されない環境」は「人生の基準を自分」に置くことができるのでは?


皆さん一度「成長に価値を置かないマインド」を想像してみて下さい。もしかするとグッと肩の荷がおりて、見える世界が変わるかも⁉︎ご意見ご感想お待ちしております。



2020-02-19
『あらがう旅』後編

こんばんは。世田谷の住宅街を散歩してみた村上です。(本日の見学先「上の町しぜんの国保育園」がある街です。見学先の地域性を把握することは、園環境の構成を理解する上で役立つと思っています。)

※ちなみに‥世田谷の住宅土地は1つの区画の形が四角ではなく歪な形が多く、その形を最大限に活かしたデザインの住宅が多かったこと。また路地では子どもを乗せることが出来るオシャレな自転車が多く見かけられたこと。


この度の東京の旅では、ある個人研修を行なっていました。それは徹底的に『聞くこと』です。本来、村上はおしゃべり好きなので、つい‼︎聞くよりも話すことに夢中になってしまうのですが、今回はそんな自分に『あらがう』ことに。


さて本日の見学先「上の町しぜんの国保育園」青山園長先生との対談話を少しだけご紹介させて頂きます。

↓以下 青山先生のお話

“自然”って人間の予定や都合に合わせてくれないじゃないですか。明日〇〇があるからって、晴れたり雨が降ったりするわけじゃないし。“思い通りにならない”ことを“自然”は学ばせてくれる。けど、逆に“人工”ってのは、予定や都合に合わせることになる。だから保育も人の手が入り過ぎちゃうと、大人の思い通りにしようとする力が働いちゃうよね。


以下 村上の感想

「上の町しぜんの国保育園」は新しい園舎でありながら、敢えて、大人の“思い通りにならない”環境を作っていました。特徴的であることは、何と言っても、クラスという呼び名ではなく「〇〇さんち」としたお部屋の中には0歳児から5歳児までの集団が居てること。例えるならば家族がシェアハウスしている状態です。0歳児だけが同じ部屋に何人も居てるほうが“自然”ではない環境だなと。


『あらがう旅』で貴重な時間を割いてお話して下さった「オルト保育園 長沢園長先生」(2時間)「新宿せいが子ども園 中山副園長先生」(3時間)「上の町しぜんの国保育園 青山園長先生」(2時間)また快く迎え入れて下さった現場の先生方ありがとうございました。

2020-02-18
『あらがう旅』前編

こんばんは。新宿の街を徘徊しております村上です。本日の東京の旅(オルト保育園、新宿せいが子ども園)に際して個人的に目的がありました。


それは‥


『iPhoneから離れる』です。地下鉄に乗れば目の前の方たちの片手にはスマホ。新宿を歩けば歩行者の片手にはスマホ。


もはや、人間がスマホを使っているのかorスマホが人間を使っているのか‥スマホから、あがなったお陰様で少し道に迷いましたが、周りの景色や人たちから受ける印象が大きくありました。


さて、オルト保育園には、初めて見学に行かせて頂きました。イタリアのレッジョ・エミリア教育を活かした保育を推進している園ですが・アートを特色とした保育というより、新保育所保育指針を忠実に学び試行錯誤している園との印象がありました。特に感銘を受けた園長先生の言葉は『居場所を作る保育』です。子どもたちにとっての生活の大部分を担う保育園。子どもたちを丸ごと信じなければ、本当の意味で居場所は作れないとの意味にもとれた重い一言でした。

2020-02-18
保育施設における【主任先生】とは?

おはようございます。雨の日曜日の朝を絶好の読書タイムにさせて頂きました村上です。

※最近の村上の読書本↓

・完訳7つの習慣

・Think clearly

・手の治癒力


さて頭が明快な内に、本日は【保育施設における主任先生のリーダー論】についてお話させて頂きたいと思います。

※ブログ読者の方で、通勤先や通学先でリーダーのポジションを任せられている、又はこれから任せられる方にとっては、是非目を通して頂きたいです。


保育施設における【主任先生】は【現場の最高責任者】とも言える立場かもしれません。日々ありとあらゆる予想外の出来事に対して判断を強いられることもあります。

※この数行を読むだけで【主任先生】のプレッシャーが絶大であることと同時に、疲弊してしまうのでは⁉︎「私は絶対になりたくない」との声が聞こえてきそうですが、しばし読み進めてみて下さい。


とみほ村(富岡保育園)では、今年度より【主任先生不定期交代制】を取り入れました。まずその理由を何点かだけ明かします。

1つ目‥疲弊するポジションを何年も続けると心身に余裕を失い健全な判断能力を失ってしまう確率が高くなるから。

2つ目‥交代制にすることにより【主任先生】とは〇〇だ‼︎という固定概念を払拭することができるから。

3つ目‥【主任先生】の責任を果たせる人材を複数育成することにより組織力が高まるから。


などが挙げられます。これは現在多くの施設で何年も【主任先生】というポジションを勤めておられる方を批判するものではなく、むしろ‼︎それだけ疲弊するポジションだということを管理職は最も注意を払わなければならないのでは⁉︎との問題提起です。


過去のとみほ村の主任先生(富岡保育園は約50年の歴史があります)のうち、先先代の主任先生(現在も現場の最前線で子どもと寄り添っておられる尊敬すべき先生です)は、『圧倒的な行動力』で現場を率いるリーダーでした。テクニックも多彩であると同時に向上心も貪欲であり、野球選手で例えるならば「4番ピッチャー、そしてキャッチャーも、なんなら全ポジションできる」カリスマ主任先生でした。そして先代の主任先生(村上)は、男性という保育施設では希少価値を活かして(細やかで無かったり気遣いがなかったりも、意外と許してもらえている⁉︎)奇想天外なアイデアを放り込んだりした主任先生でした。


さて、今年度の主任A先生はどのようなリーダーなのか?

3月末日に「明日から主任先生のポジションを宜しくお願いします。」と村上より人事を言い渡してから約1年。

本人にとっては「主任先生とは⁉︎」と向き合う1年だったのではないかと思います。時には過去の主任先生をイメージして動いてみたり、定期的に村上に呼び出されて「リーダーとは〇〇だ‼︎」との理屈だった話を聞かされたり‥

元々、主任A先生は保育歴も20年近くあり、とても細やかな配慮や技術も卓越しておられ「なんでも自分でできる」方です。しかし今年度は敢えて「なんでも自分でできる」を封印して、他の職員に任せたり、(※お子様の習い事などのお迎えなどがある時など割り切ってミーティングなどを他の職員に任せ、家庭やプライベートとのバランスをきちんととる姿を他の職員へ示しておられます)また敢えて動かずに談笑してみせたり、管理職(園長や副園長)の意向を反映してみたり。参考にすることと自分のポリシーなどバランスをとりながら【A先生なりの主任先生】を試行錯誤しながら作り上げておられました。

※今年度の9月にトライした「ノーエプロン私服月間」を現在も現場でトライし続けて下さっておられるのもその一貫だと捉えられます。


長文になってしまうので、そろそろまとめます。そもそも「リーダー」とは、リーダー力を高める本を読めば良いリーダーになれる訳でもなく(ホームランの打ち方の本を読んでもホームランを打てないですし)何も考えずにガムシャラに「僕は主任先生だ‼︎」と言っても良いリーダーになれる訳もありません。(「俺はホームラン王になる」と言うだけで練習に打ち込まなければホームラン王になれません)


【保育施設における主任先生とは⁉︎】について『現場の中で日々向き合い試行錯誤を繰り返すこと』が、良いリーダーになるの方法です。そのポジションにつかない限り学べないことか多分にあるからです。


そして本日の村上メモ。【保育施設における主任先生のリーダー論】とは、リーダーと向き合える環境を管理職がデザインし、1人でも多く“リーダーを試行錯誤した”人材を輩出していくこと。それが健全な保育施設への道だとも考えております。


皆さんにとって“リーダー”とは?

是非ご意見お考えお聞かせ下さい。

(岡山県笠岡市富岡605富岡保育園)


※写真は昨日の救急法競技会へ向けた練習風景です。怪我人役の1人が主任先生です。

敢えて怪我人を受け入れる主任先生
2020-02-16
笠岡市救急法競技大会速報‼︎

皆様1日お疲れ様です。さきほど笠岡市救急法競技大会の応援に駆けつけておりました村上です。とみほ村(富岡保育園)からも「チームはすみかりん」(3名の保育者のチーム名)が参加し、なんと‼︎

・心肺蘇生法 準優勝‼︎

・包帯リレー 第3位‼︎

・本結びリレー 第3位

・チーム部門 総合優勝‼︎

・個人賞 準優勝‼︎(若手保育者1名)


選手たちの貪欲な姿勢での練習の成果、また昨年度の選手たちや子どもたちも含め、園全体で協力した結果だと思います。

(※写真は、前日に園内でプレ大会を開催した模様です。この時は昨年度のチームが勝利を収めました。子どもたちも大勢観客となって集まり、保育者の一生懸命救急する姿に熱い視線を向けていました。)


救急法の練習は、『いざ‼︎』の時に慌ててしまう気持ちを少しでも軽減させる役割があります。

※慌てることが患者にとって1番不安にさせる要因です。

また知識もアップデートされていることを学ぶことが、命を守る保育者の責務であることは絶対です。


チームはすみかりん(若手保育者3名)から村上を含むベテラン保育者たちは“謙虚”な気持ちで学び、保育者の責務を果たしていきたいと思います。

救急法練習中‼︎
2020-02-15
『100分の1のキック力』

「コラー\\\٩(๑`^´๑)۶////‼︎」

と、村上が怒鳴ってしまう男の子がいます。三度の飯よりサッカーボールを蹴り込むことが好きなA君(classニュートン4歳児)です。雨の日も風の日も年中蹴って蹴りまくっていますので、キック力や技術も目を見張るものがあります。ただ、窓や壁や木にぶつける際に村上が怒鳴ってしまうんです。


しかし、本日のA君の行動は村上にとって意外でありました。そらグループ(0.1歳児)の男の子B君がホタホタと歩いてA君に近寄ります。するとA君は‥「B‼︎蹴ってみ‼︎ほら‼︎」と言って、ボールを手渡します。そしてB君が蹴り慣れてくると、短い距離で優しく蹴り合って遊んでいます。A君の蹴るボールの威力は日頃の100分の1でしょうか。


ここで2つの大事なことを明らかにします。

1つ目‼︎A君の本日の行動は意外ではないこと。現場の先生方にとっては、A君のB君への優しさは普段よく見られる一面である。

2つ目‼︎A君にとっては障害物が多い園庭で、なかなか思いっきり蹴ることが出来ない環境。(※時々近所の公園付近の広々としたグラウンドに虹グループは行くそうです。)普段村上に怒鳴られながらも、障害物を意識することで、ボールを蹴る威力や方向の加減が上手くなっているということ。


‥帰りのお迎えの際、本日のエピソードを母親へお伝えしたところ「実はA君は妹(歩き出して間もない)とサッカーを蹴り合うことが最近の望み」だそうです。

ボールの威力に劣らない健気さに感動してしまいました。

健気なキック力
2020-02-14
“泥だらけのズボン”が育む“生きる力”

皆さま1日お疲れ様です。気がつけば半袖で1日過ごしました村上です。今日は子どもたちも、上着を脱いで遊ぶ姿が目立ちました。

※気温の変化が激しいと体調管理が難しいです。そんな時こそ‥常日頃から「栄養・運動・休養」の3点セットを気をつけて免疫力を高く保っておきたいと思います。是非。


さて、園庭を見渡すと‥0.1.2.3歳ぐらいのほとんどの子どもの【ズボンのお尻の部分が“泥だらけ”】に汚れていました。大人にとっては「うひゃー‼︎」となってしまう場面が多発していました。


しかし‼︎


トミホクルー(保育者)たちは慌てることなく「あとから着替えれば大丈夫♡いっぱい遊びー♡」と声をかけています。


さて、皆様なら何て言葉をかけますか?


また汚れても安心できる環境を作るのか⁉︎

or

汚れない環境を作るのか⁉︎


汚れても大丈夫♡と伝える大人でいるのか⁉︎

or

汚れる度に注意を促す大人でいるのか⁉︎


乳幼児期に長時間生活する保育園での環境は、その後の人生の【生きる力】に大きな影響を与えると思いませんか?

※すでにノーベル賞経済学者ジェームズ・J・ヘックマン教授が幼児教育の重要性を証明しています。


※とみほ村の洗濯係の先生、また理解して家庭で再度洗い直して下さる保護者の方々、心よりお礼申し上げます。毎日子どもたちの遊びを保障して下さりありがとうございます。今後もお手数ですがご協力宜しくお願いします。

お尻の部分に注目♪
2020-02-13
“らしくない⁉︎”主任先生の計画案

皆様1日お疲れ様です。主任先生に「今日お洒落な服装じゃん」と言われ照れていたのも束の間、ダウンベストを裏返しに着ていた村上です。


さて、そんな細やかな気遣いのある主任先生から今年度の卒園式の計画について報告を受けました。やはり昨年度まで村上がプランニングしたものとは異なり、細部に気遣いがなされた申し分ない計画案でした。が、ブログ読者にご紹介したいのは‥細やかやな気遣いのある主任先生らしくない大胆な転換プランニングです。


まず、『ねらい』を職員全体で練り上げる為にとった方法が↓

【“卒園式”との題名を変えるために応募を募り投票する】

※『富岡保育園“〇〇〇”の会』に決まりました。現時点では非公開にさせて頂きます。ご了承下さい。


そして、卒園式での定番⁉︎当たり前の〇〇を〇〇〇に変更して行うそうです。※現時点では非公開にさせて頂きます。ご了承下さい。


なぜ主任先生は、らしくない転換プランニングを行ったのか⁉︎以下は村上の解説です。

(解説)

計画案(プログラムの他に準備物や会場図など)から感じられることは、“いつもの暮らし”から離れない日を心がけようとする意図がありました。それは『ピークエンドの法則』を心得てなのではないかと。

※『ピークエンドの法則』とは、ある出来事のピークと終わりの部分を人間は色濃く記憶することを指します。

「子どもたちにとっての保育園のピークは?」

「子どもたちにとっての保育園の終わりは?」

「子どもたちにとっての卒園式の1日のピークは?」

「子どもたちにとっての卒園式の1日の終わりは?」

その答えから練り上げられた計画案が“いつもの暮らし”から離れない日を心がけるであるのだと。

そして訂正するならば、大胆でもなければ「らしくない」ではなく、『主任先生らしい細やかな気遣いのある』計画案でした。



2020-02-12
“集まって話す”光景を示す

こんばんは。神戸の中華街で小籠包の“食べ歩き”をしてきました村上です。老若男女問わず美味しいものを食べると顔が綻ぶものです。

さて先日、普段は子どものいない部屋で行う夕方のミーティングを、そらグループ(0.1歳児)のお部屋で行いました。すると写真にもあるように何人もの子どもたちが集まって話に参加します。

赤ちゃんたちが集うミーティングでは、大人(保育者)は、〇〇の遣い方に気をつけなければいけません。


それは‥【言葉遣い】です。なぜかは、皆さんお分かりだと思います。そしてこの度のミーティングではもう一つのメリットがありました。【大人たちが集まって建設的に話す光景】を赤ちゃんたちはもちろん、写真越しの他児(2歳児以上の子ども)たちにも示すことができたことです。


民主主義国家にあって、【集まって話す】ことを保育者は教えるのではなく、普段の暮らしのなかで示す必要があるのではないでしょうか⁉︎

集まって話す
2020-02-11
『わざわざ』の価値は希少価値になり得るか⁉︎

皆さま1日お疲れ様です。午前中に2名の職員の方と【個人懇談】をしました村上です。

※今月中に全職員とする予定です。1人ずつ今年度の振り返りと、来年度への想いなどを語り合う場としております。


さて、お昼ご飯後に、2人の子どもと郵便局へ行きました。用件は村上の書いた【手紙】を出すために、〇〇を買いにです。

2人の子どもは〇〇の存在が明確に分からないようです‥


〇〇とは“切手”のことです。デジタルの時代にあって、パソコンやスマートフォンからメールやLINEを送れば直ぐにメッセージを送れます。“切手”を『わざわざ』買いに行くことなく、『わざわざ』郵便ポストに入れることなく。

『わざわざ』の価値は、非効率的とも言えるでしょうか。しかし、デジタル社会が今後もどんどんアップデータ、グレードアップされる中にあって、非効率であって、『わざわざ』の価値は希少価値になるのではないか⁉︎と村上は思うのですが、皆様はいかがお考えなられますか?

少なくとも『わざわざ』ペンを取り書かれた選ばれた切手を貼った手紙を、迷惑メールのように削除したり、迷惑LINEのように未読のままにする方はおられないのでは⁉︎


2人の子どもは、初めて“切手”を貼ったのだと思います。そして、目に入った他の可愛い“切手”に見惚れて‥「今度はあっちの“切手”貼りたい!」「誰に手紙書こうかな!」と興奮気味に話す姿を見ることができた村上は懐かしくもあり嬉しかったです。

初“切手”
2020-02-10
伝え方の秘訣は【例え話】に“笑い”を生み出せるか。

こんにちは。久しぶりに日曜日の朝から電車を使って移動しました村上です。田舎町の山陽本線ではありますが満員電車でスーツ姿の方もおられ、日曜日でも働いている方がたくさんおられるんだなと思ったところです。

さて本日は、「日本保育保健協議会研修会」に参加しております。

“抱っこの魅力”であったり、“感染症”、“発達障害”、“ワクチン”、“食育”など様々な知識を小児科の先生を中心した講師の方が最新の知見でお話しして下さっております。

※どれもすぐに保育の現場で実践できることです。また保育者(子育てに携わる人)が意外と誤解認識してますよー‼︎との内容もあり勉強になりました。詳細情報は今後のブログで小出ししていきますね。


実は僕が本日の研修で注目していた点は‥『講師の方の伝え方』です。パワーポイントを利用してスライドを用いるのですが、必ず具体的な「データ」が示されること。そして文字だけでなく実際の写真や、目のひきやすいイラストがあること。また話し手と聞き手が互いに共有できそうな【例え話】を用いて“笑い”を生み会場の一体感を作ること。

※“笑い”を生み出す【例え話】を多く用いられた講師の方の話は個人的には記憶に残りやすく理解がしやすかったです。

※加えて、最新のデータと並行して、講師の方の好きな詩や言葉を用いられることにより、講師の方に親近感が湧いたり感情移入もすることができました。




2020-02-09
『天の声』の主は、だ~れだ?

こんにちは。【考えるとはどういうことか】というテーマでYouTubeを本日更新しました村上です。

※参考文献「考えるとはどういうことか~0歳から100歳までの哲学入門」梶谷真司

※なぜ保育者(子育てに携わる全ての人)が哲学する必要があるのか?についてもお話ししておりますので、是非『富岡保育園付属大学』をCHECK‼︎


写真を2枚添付しましたのでご説明させて頂きます。

①『あるよ♡』

虹グループでのお昼ご飯(セミバイキング)の時間でした。オレンジのお替りの数が残り僅かに‥そして最後の1つが無くなり完売しました。が!その直後です!お替りにやってきたA君は完売直後のオレンジの器を見るなら‥泣き声が出ないほどの悲しみを“抜け殻のように座り込んで”表現しました。

その時、天の声が‥お替りの見守りをして下さっている保育者(太陽の台所の調理師たち)が、「A君!大丈夫やで‼︎」『あるよ♡』と、保育者たちの分のオレンジを替わりに差し出しました。


②『手伝おっか♡』

夕方のお片付けが終わり部屋を移動する虹グループの1人の男の子B君。ただ1つ心残りが‥空気が抜けたサッカーボール。何とか空気を入れて元に戻したい。保育者(主任先生)から空気入れを借りて来ました。しかし‥サッカーボールがかなり痛んでおり、なかなか空気が入りません。

その時、天の声が‥ゴミ捨てに向かう保育者(太陽の台所の栄養士)が、『手伝おっか♡』と。B君は「サッカーボール支えといて」と。2人で協力しながら空気入れ。


保育者を、とみほ村では“子育てに携わる全ての人”と常に明言しております。保育士、調理師、栄養士etc職種は違えど、子どもたちにとっては、1人の僕たち私たちを見守ってくれる大事な大人です。

あるよ♡
手伝おっか♡
2020-02-08
衝撃‼︎【固定概念を撃ち破る発想】

こんばんは。久しぶりにケイドロ(警察&泥棒ごっこ)をして走り回った村上です。園庭を走り回る経験が少ない僕は、小さな凸凹の障害に戸惑い捕まってしまいました。面白かったのが、ケイドロの警察を決める方法です。靴を中央に合わせて「だ・れ・が・お・に・じゃ・な・い・か・な?」と指でルーレットして決めていきます。


もう一つ面白いと思った遊びが‥『スゴロク×トランプ』です。サイコロの替わりにトランプを選び取って、出た数字でスゴロクを進めていきます。

村上「なんでトランプで数字決める方法にしたの?」

男の子(classエジソン)「サイコロだったら6までしかないけど、トランプだったら10とか出たら10進めるから、いっぱい進めれるじゃん!」


まさに、【固定概念を撃ち破る発想】に衝撃を受けた1日でした。

鬼決めルーレット
スゴロク×トランプ
2020-02-07
子どもたちが憧れた“笠工テクノ工房”

こんばんは。冬らしい気候に久しぶりに手袋をしました村上です。

本日は笠工テクノ工房の方たちが(笠岡工業高校の環境土木科の方による、地域貢献×卒業研究)納品に来園して下さいました。

園庭で遊べるテーブルとベンチを温もりのある木で作って下さいました。学生の方の発想で子どもたちが、ごっこ遊びや会話が弾むように曲線でデザインが施されました。

完成間際の工程を園庭で実際に工具を用いながら、また時には園児も交えて下さいながら。大人とは違う、子どもにとっては、自分の未来を描きやすい学生の姿に、真剣な眼差しで製作過程を見守っていました。

贈呈後に、“お兄ちゃんお姉ちゃんが目の前で作ってくれた”“僕も一緒にトンカチを叩いた”テーブルとベンチは、はじめ土をつけるのが『もったいない』かのように優しく撫でる子どもたちでした。


貴重な機会に配慮して下さいました笠岡工業の学生、また先生。また、完成を一緒に見届けて下さった笠岡放送の方、また山陽新聞の方、中国新聞の方。また東京から笠岡テクノ工房の取材に建設記事の為、来られておりましたフリーランスの記者の方、カメラマンの方。御来園ありがとうございました。少しのお時間でしたが、とみほ村(富岡保育園)にとっても大変有難いご意見を下さり感謝しております。またの来園を心待ちにしております。

笠工テクノ工房最終工程
2020-02-06
子どもにはタブー⁉︎『火遊び』にチャレンジ

皆さま1日お疲れ様です。午前中たき火で暖をとっておりました村上です。皆で“火”を囲むと自然と心身ともに癒されました。人間の性なのでしょうか。

本日は【岡山県に新しい学びの場を作る】活動にチャレンジしている横山さんが、とみほ村で【たき火で遊ぼう~TAKIBI DE ASOBOU ~】を開催して下さいました。必死にマグネシウムの棒を擦り合わせて“火”をつけようとする子ども。“火”を育てたたき火で、自分で串に刺してたき火で炙って食べる子ども。


“火”はもちろん危険です。“火”の大事さを伝えるためには、ただ注意事項を伝えるばかりではなく、実際に“火”をつけるのが大変難しいこと。また、“火”の近くで熱さを感じること。体験を通して学ぶことが生きる力になるのではないでしょうか。


マシュマロがなくなっても、まだ食べたい一心で、一生懸命“火”を起こそうと棒を擦り合わせる3歳の女の子には、【粘り強さ】という【非認知能力】をありありと見せつけられました。

炙りマシュマロ
2020-02-05
情報に“偏り”ってあるの?

こんにちは。コロナウイルスのNEWSが連日過剰⁉︎に報道される中、正しい情報って何なのだろうか⁉︎と考えてしまう村上です。


情報と言えど、現代では入手源は様々で、インターネットやSNS、本や雑誌、講演会やセミナーなどがあります。しかしここで気をつけなくてはならないのが、どの入手源を選ぶのも自分だということです。自分の好き嫌い価値観などで選択することにより、どうしても情報に“偏り”が出る可能性があります。加えてネットやSNSの場合、AIが“偏り”を統計で見つけ出す時、より“偏り”が過ぎるでしょう。【情報の偏り】を自覚しどのように付き合うか?が今後の僕の課題でもあります。

(※実験的にInstagramとTwitterを辞めました。)


ところで、とみほ村(富岡保育園)の子どもたちの情報の入手源は?

さきほど、お昼ご飯後の廊下を見てみると、何組かの子ども集団がいました。まさに縁側での『井戸端会議』です。自然と一円になって何やら話し込んでいる風景が、なんだか日本の懐かしさにも重なりました。

井戸端会議中
2020-02-04
『賑やかで楽しい節分でした』
こんばんは。早く帰宅して恵方巻きを食べたいと思っている村上です。今年は西南西⁉︎

とみほ村(富岡保育園)でも、『豆まき』が盛大に催されたようです。登園直後から「今日、鬼来るんじゃろ⁉︎」と、自信と不安が入り混じった言葉を発する子どもが多くいたのが事実です。心の中では、鬼を見たい気持ちと鬼が怖いから来て欲しくない気持ちが葛藤していたのではないかと考えられます。

節分の由来などが学べる絵本を見たり、新聞紙を丸めたボールで的当てゲームをしたり‥もちろん鬼に扮した保育者が追いかけたり逃げ回ったり、そして子どもたちは泣いたり豆を投げたり‥言葉で表すなら、とにかく『賑やかで楽しい節分でした』『良い春が迎えられそうです』

行事は、大人集団(保育者)がはしゃいで楽しむ様子を、子どもたちは垣間見ることで‥自分たちが行事を企画する時に、楽しめる仲間作りができるのでは⁉︎まさに手本になれる大チャンスを活かすことができた本日の季節の行事でした。
えい!
やあ!
それ!
2020-02-03
【1組のクレヨン】が〇〇を生む

こんにちは。久しぶりにジムへ(浅口市のトレーニングルーム)行き、元気な高齢な方に励まされた村上です。“元気に年齢は関係ない”と改めて実感しました。


さて、今日は何気なく撮影した1枚の写真を添付しました。

この場面の説明をしますと‥冬だというのに気温も高く、ほとんどの子どもたちがお外で遊んでいるところ、ひかりグループのお部屋(2歳児の生活するお部屋)に4人の子どもたち(2歳児2人、3歳児2人)がお絵描きをして遊んでいました。

村上が通りかかると‥1人1人思い思いに自分の絵の説明を語ります。「この緑は〇〇の葉っぱで‥」などと、想像力を働かせながら絵を描いているのがよく伝わりました。


が!本日のブログは子どもたちの想像力についてではなく、写真の左奥にある【1組のクレヨン】に注目したいのです。4人が一斉に集まったとは考えにくい(3歳児の生活のお部屋は2歳児の生活のお部屋から遠いから)、また側に保育者がピタッとついている訳でもないので、保育者に言われた訳でもないのに‥【1組のクレヨン】を4人がシェアして使って遊んでいる。それも特筆すべきは、絵を見てみると4人とも色々な色を使っている。と、いうことは、間違いなく『貸し借りしながら絵を描いて遊んだ』という事実です。


【共有】しなければ、この4人は一緒に仲良くお絵描きはできない環境の中、互いの「〇色を使いたい」という欲求やニーズに応えながら遊んでいた場面に感動しました。


写真のどこに注目しますか?
2020-02-02
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