副園長ブログ
こんにちは。先日、とみほ村の仲間が無事出産したことを報告受けました村上です。母子ともに無事でなによりであります。 さて、ただいま世間では乳児が何時間も放置されたり、幼児が何日間も放置されたり‥乳幼児関係者だけに限らず社会全体として心が痛む時間が多発しています。 なぜ、困難を乗り切り祝福されて産まれてきた母子の間でこのような事件が起きてしまうのでしょうか。 ブログ読者の方で「産後うつ」という言葉を聞いたことがある方はおられるでしょうか?(←事件との関係性を立証するものではありません) 「産後うつ」とは、お母さんが出産後に発症するもので、不安、緊張、抑うつ感、罪悪感などの精神症状と疲労感、頭痛、食欲不振などの身体症状が見られます。 ※ちなみに「産後うつ」は10%~15%のお母さんが経験するんだそうです。 「産後うつ」の原因は⁉︎育児にともなう不安や悩みなどのストレスや身体的な疲労、配偶者のサポートの欠如などが挙げられます。 さらに、女性ホルモンは妊娠後に多く分泌されるようになるのですが、産後は女性ホルモンの分泌量が大きく低下します。女性ホルモンの減少は神経伝達物質の働きに負の影響を与え、前頭葉の機能が低下し、意欲や思考が低下してしまうのです。 上記の事実を知るだけで、産後のお母さんを1人にせずに、皆でケアする重要性が分かるのではないでしょうか? ヒト(人間)は、そのことを科学的に証明する前から、ある養育方法をとって、お母さんたちを守ってきました。 それは‥お母さん以外も子育てをする『共同養育』です。専門用語では『アロマザリング』と呼びます。 もしもマンションやアパートの一室で、母子だけの子育てが行われているとしたら⁉︎育児のストレスを母親が1人で負うことになるのは明白であり、危険な状態にあるとも言えるかもしれません。 私たち、保育施設が現代社会で担う責任は、ヒト(人間)が遺伝子を未来に繋げるために大きな役割があると言っても過言では無いと自覚しております。 |
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2020-07-25 |
こんにちは。休日の保育園の静かさが好きな村上です。子どもたちと向き合っているのは、人間(保育者)だけでなく、建物だったり玩具も誠心誠意向き合っているのでは⁉︎休日は建物も玩具を息を潜めてお休みしていました。 さて、最近のブログ‥かなり村上の日記的な要素が強くなってきておりましたので、本日は少し込み入った話をしたいと思います。 脳科学者である中野信子先生の著書より(人は、なぜ他人を許せないのか?)『子どもの教育環境における“排除”の働きやすさ』が懸念されています。 日本の学校教育(幼児教育も含めても良いと僕は思います)集団の維持、社会を破壊しないことの大切さを教えることを重要な原則として行われます。 集団(クラス、学校)を維持し、社会のルールを壊さないという暗黙の課題に能力を発揮する子どもが、“教師に評価され”、“褒められる”仕組みになっているわけです。 上記を重視し過ぎると、「集団を破壊する存在としての天才的な子どもが排除される」ことになりかねない。と、中野信子先生は述べております。 ブログ読者の方は、「はみ出し者」と呼ばれた経験などあるでしょうか? こうした子どもたち(大人も含め)は、生きづらさを感じ続け、たまたま理解してくれる人に出会えれば救われます。 “社会性”については、もちろん国を守るため、個人を守るためには必要不可欠ですが、重視しし過ぎるのは、弊害や損害とも言えるのでは!?と村上は考えております。 |
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2020-07-24 |
こんばんは。“家族”のありがたみを一身に感じております村上です。 ブログ読者の方にとって“家族”とは?どんな存在でしょうか? 村上にとっては、血の繋がりある無しに関わらず、心身ともに委ねられる関係性なんじゃないのかなとも思っております。 さて、保育実践において、『家庭的』というフレーズを何度も聞いたことがあるかとは思います。 実は、この『家庭的』な保育を実践するには、現代保育では結構難しかったりするんです。 なぜか?だって、同じ年齢の子どもが家族内にそんなに沢山いることなんて無いんですもんね。『家庭的』を忠実に再現して実践したいならば、年齢別にまんべんなく子どもがいることが必要です。 とみほ村(富岡保育園)では、『家庭的』をいかに再現するかを考慮した結果‥遊ぶ時間においては、年齢関係なく、お部屋の移動や活動内容を全てオープンに自由にしております。そして次の課題が、ご飯を食べたり寝たりする生活の時間での再現です。 課題が明確になれば仲間で解決する方向と明確になります。課題に対しネガティブな不平不満の言葉を並べるのか⁉︎それとも、ポジティブにシステムの改善を繰り返していくのか⁉︎ ※添付写真の“家族”では、異年齢でポジティブな話し合いがなされているようです。大人のいないスペースでの子どもたちの会話のやりとりは社会と同等であり、どのような展開がなされていくのか気になります。是非‼︎岡山県笠岡市富岡保育園へGO‼︎ |
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2020-07-23 |
こんばんは。「村上先生おる⁉︎」と小学生に指名されました村上です。学校帰りに遊びに来てくれたようです。「手のかかる子どもほど可愛い」と言われるように‥ついついランドセルを開けて“学校での景色が見えてきそうなノート”やらを見てしまいました。 ココだけの話‥小学校の先生の“根気”に頭が下がりました。保幼小(保育園+幼稚園+小学校)の連携において、互いの懐をオープンに見せ合うことが子どもたちの健全な成長には大切なんだろうなと確信したノートでした。 さて話は変わりますが‥『おんぶ』と『抱っこ』の違いって何だと思いますか? いろいろあるんだと思うんですが、1つ確実に言えることが‥ 【見える景色】が違うんだと思います。『おんぶ』の場合、『おんぶ』をする人と“同じ景色”が見えるんですね。 どっちが良いわけではありませんが、『おんぶ』は、子どもが大人と“同じ景色”が見える重要なツールなんだと僕は思います。そして、保育園や幼稚園の年齢の子どもだけではなく、小学生や思春期の子どもにも、『おんぶ』は必要ツールではないでしょうか? |
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2020-07-22 |
皆さま1日お疲れ様です。熱気が迸る暑さに思考が停止しかけの村上です。こんな時は、考えるのをいったん辞めて、掃き掃除や片付けなどをして黙々と動くことを意識しております。 さて、2020年度7月21日現在のとみほ村。気温が高いことから、子どもたちはスロースタート気味ながら、いつもの様に水遊び。ただ、暑過ぎると感じると、室内で遊ぶ子どもが多くいた様子です。 夏の保育活動で、保育者が葛藤してしまう点を本日はコッソリお伝えしますね。 夏と言えば⁉︎そう‼︎「水遊び」が主役になってくるのですが‥(とみほ村では季節を問わずに水遊びシーンが見られますが)ダイナミックになればなるほど‥ ↓ そうなんです。後片付けが大変になっちゃうんです。コレは、保育の専門書や雑誌にも掲載されない本音です。 後片付けが大変になるのを見越して、ダイナミックな水遊びなどを「見守る」のです。 ここで、保育者(大人)都合で、後片付けが大変になるからと、子どもたちの遊びに制限をかけるのか⁉︎ 「保育者が設定したダイナミックな水遊び」と、「子ども主導のダイナミックな水遊び」とでも当然異なってきます。 保育者が設定したものならば、遊びの見通しが保育者にもたち後片付けまでの配分なども予想がつきやすいです。 しかし‼︎子ども主導となると、遊びの見通しが保育者には想定外になることも、しばしばあるので、当然配分もできません。 ↑上記を踏まえた上で、子どもたちの1日の安心安全の生活に責任を置く保育者は葛藤しちゃうんです。 “子どもにとってどうか”を常に保育の中心に考えることが保育の質の基本的考えなのは御周知の通りです。 責任を果たしつつ保育の質を考慮しながら保育実践に取り組む保育者たち。 本日の内容はまとまりせん。だって保育者が自問自答し、葛藤することこそが大事なのですから。葛藤を共有したり、一緒に試行錯誤できる仲間(チームワーク)が必要なのは言うまでもありませんよね。 |
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2020-07-21 |
おはようございます。園庭長より「アジサイのドライフラワーリース」をプレゼントして頂きました村上です。ドライフラワーの何だか味わいのある雰囲気が好きです。 さて、本日は「ほぼムラカミときどきキミちゃんmagazine第3号」の発行日です。 (※↑上記のmagazineは、読者と副園長村上+園長キミちゃんの会話形式による保育への想いを綴ったものです。) 今回の号の中で取り上げている1つのテーマ「なぜ“ない”の?運動会・発表会・参観日」について、今日はブログ限定で、より詳しくお話しさせて頂きます。 富岡保育園(とみほ村)では、2017年より保育方法を一新した経緯があります。もちろん「行事」に対しても取り組みを変える努力をしました。その時に話し合った内容の一部を紹介すると↓ 「“行事”って、そもそも何のためにあるのだろうか?」 「“行事”って、いつから始まったの?」 「“行事”で絶対しなければならないことは?」 「“行事”で得られる子どもの育ちとは?」 などなどを徹底的に洗い晒しに話し合いました。当時はコロナウイルスは出現しておりませんでしたので、ソーシャルディスタンスを考慮して行事を取りやめにする必要性はありませんでした。だからこそ、“行事”について根本的に本質を問いながら改革することができたのは今では有り難かったと振り返ります。 話し合っていく中で、逆説的な意見が、今後の富岡保育園の保育を変える鍵になりました↓ 『そもそも“行事”が無いと、子どもたちは保育園が楽しくないのか?成長や発達はのぞめないのか?』 ↓ ここから編み出した結論が↓ 【毎日が、一瞬一瞬が、特別な時間】 “行事”で得られる成長や発達を、日々の暮らし時間の中で見つける保育実践と発信を徹底していきました。 『〇〇を無くす時には、必ず、〇〇は日々の暮らしの中にあることを、丁寧に熱く発信すること』を、富岡保育園では心がけています。 この度は、コロナウイルスの影響で全国の保育関係者の方が“行事”に対してお悩みだとお聞きしたりします。改革する場合には、「コロナウイルスだから」ではなく、「“行事”ってそもそも!?」と話し合っていくと道が拓けていくのではないでしょうか。少し偉そうに厚かましくお話しさせて頂きましたが、僕たち富岡保育園には運動会・発表会・参観日を無くした結果と、無くした後の保護者様・子どもたちの満足度を上げている結果があります。 “行事”について変えたい気持ちのある全国の保育関係者の皆様に【勇気】が届けられたらと願っております。 |
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2020-07-20 |
こんにちは。海釣りをする友人親子の見学に来ております村上です。 「釣り」の極意は、一にも二にも【待つ】です。釣竿の感触や、竿の先の揺れなどを見ながら、ただひたすら【待つ】です。 この時、もう一つのポイントは、釣り糸の『張り具合』です。ゆるすぎても巻きすぎても釣れません。 「見守る保育」の極意も、【待つ】が挙げられるのではないでしょうか。子どもの感情や行動を見ながら、【待つ】です。 『距離感』も縮めたり広げたりしながら、過干渉にならず放置にならずに見守ります。 子どもとの関わりだけではなく、人間関係全般でも言えるのは間違いありません。家族や友人、同僚との関わりで【待つ】が非常に重要なポイントに挙げられのは、ブログ読者の方も含めご理解得られるのではないでしょうか。 ちなみに、村上は【待つ】がめちゃくちゃ苦手です。ついつい、先回りしてしまったり、自分の思い通りに事を進めようと急いてしまいがちです。相手の出方を良い張り具合で【待つ】を心がけたいと自省する今日この頃です。 |
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2020-07-19 |
こんにちは。午前中、マネージャーと“エアコンのフィルター”や“扇風機”のお掃除をしておりました村上です。快適に“暮らす”ためには日々の細めのお手入れが必要です。 昨日は、園庭の木々などのお手入れを害虫駆除の業者にして頂いたのですが‥(梅雨期には裏山からムカデやハチやゴキブリなどが飛んでくるんです。) 業者の方が害虫駆除の消毒をし終えて、帰る準備をしていたところ‥消毒する場面を見ていた1人の男の子(3歳児)が話しかけていたのを目撃しました。 男の子「次は、何するん?どこに行くん?」 業者の方「今日はこれで終わりなんよ。これから園長先生に“報告”に行くんよ。」 男の子「園長先生に何するん?」 業者の方「園長先生に“報告”に行くんよ。」 男の子「!?園長先生に何するん?」 (業者の方は少し間をあけて、何かを悟ったように‥) 業者の方『園長先生に「木の消毒が終わったよ」と“知らせに”行ってくるね。」 男の子「ふーん。そうなん。バイバーイ‼︎」 業者の方「バイバーイ‼︎」 男の子(3歳児)にとって、“報告”という言葉の意味が分からなかったことに、業者の方が気付いて、噛み砕きながら訳して伝えてくれていました。 一部始終を見守っていた村上は、業者の方の子どもとの会話に、保育者(養育者)として見習わなければならないポイントがありました。 まず、3歳児に対して“報告”という言葉を使ったこと。3歳児を「小さい何も分からない存在」としてではなく‼︎「自分と同等の1人の人」として向き合った結果です。 ついつい僕たちは『子どもを子どもあつかい』してしまうのですが、『子どもも1人の人』です。難しい言葉を伝えると「分からないから“考える”」ことができます。そして「考えて分からなければ、相手に聞く」こともできます。 業者の方が“報告”という言葉を使ったことで、男の子(3歳児)は、「“報告”ってどんな意味なの?」と考え、業者の方が訳し直してくれる「“報告”って“知らせる”ってことなんだ」と語彙の理解を深めることができました。 子どもの「言葉の発達」において、「養育者の語彙力」が大きく影響していることが分かっています。養育者である僕たち保育者自身が、多様な学問を学び続けることが必要なのではないでしょうか。 ※ブログ読者の方、オススメの本などがありましたら村上に教えて下さいね。 |
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2020-07-18 |
皆様1日お疲れ様です。本日のPET CTの検査結果がガンの再発は現状無しとの診断を受けホッとしております村上です。まだまだトミホクルーたち、とみほ村の行く先を一緒に味わたいんです。 さて、今年度は県外や海外研修を全てキャンセルし、研修は園内のみの方針と決定しております。 すると‥「とみほ村って【鎖国】されちゃったの?」と思われてしまうかもしれません。 【鎖国】と言えば、『江戸時代』をご想像されるかと思いますが‥実は江戸時代って、【鎖国】のお陰で、独自の豊かな文化が創造された時代でもあります。浮世絵だったりの絵なんかを見ると、同じ時代の世界の絵とは画を逸しています。 有名な教授や講師からの学びの機会は減ってしまうのは事実ですが、逆に地域の方との交流から学びを深めたり、保育者・保護者の養育者が協働して、とみほ村独自の文化を作るチャンスでもあります。 ※添付写真は、本日の「お昼のお掃除時間」です。富岡保育園の園児たちは「毎日決められた当番活動」がありません。そのため「年齢ごとの決められたグループ」もありません。しかし、毎日誰かが、お昼のお掃除やご飯の準備を手伝っております。 |
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2020-07-17 |
おはようございます。早番の先生方と談笑しながら園庭の掃き掃除をしました村上です。とみほ村の門をくぐると、保育者たちの温かい笑顔と言葉に「よーし、今日も1日はじまるぞー‼︎」と気持ちが改まる思いなのは、子どもも大人も一緒なのではないでしょうか? さて、先日、厚生労働省からの御達しがありました。 「保育士等の処遇改善や保育現場の環境改善への取り組み、質の改善のための0.3兆円超の予算確保に取り組む」とのことです。 0.3兆円っていくらだっけ?と、考えこんでしまう村上はひとまず置いておいて‥ 質の改善→【保育の質】の確保と向上を、僕たち保育施設は、“しなければならない”のが厚生労働省から御達しです。 そして、【保育の質】について、多層的で多様であることは明記されつつも‥日本国における全国保育施設に絶対的に言えることが厚生労働省から明記されておりましたので本日発表させて頂きます。 それは『保育の質とは何か?を問い続けること』です。 そして、問い続ける要素を3つ厚生労働省は提示しています。 ■遊びの重視 ■1人1人の応じた関わり ■子ども同士の育ち合い この3つを富岡保育園(とみほ村)でも、日々問い直し続け、【保育の質】の確保と向上に努めてまいりたいと思います。 ※厚生労働省の御達しの中で、【保育の質】の確保と向上に向けた取り組みの1つに、『多様な視点を得るために“開かれた”取り組みをすること』と明記されております。是非是非、ブログ読者の方も含め、富岡保育園(岡山県笠岡市富岡605)まで足を運んで頂けると有り難いです。 |
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2020-07-16 |
こんにちは。勤務表作りに日夜励んでおります村上です。子どもの現状と合わせて保育者の現状把握に努めるために、事務長に勤務表作りをさせて頂くことにしました。 (思案を重ねていくと、村上が現場保育者への理解不足が露呈され、とても勉強になっております。特に主婦層の保育者が「家事・育児・仕事」をこなすことへの尊敬の念が湧きに湧いている村上です。) さて、とみほ村(富岡保育園)の園庭には‥雨が降ると【水たまり】がたくさん出来ます。 実は、水たまりができるように平らでは無く“凸凹に”計算して園庭整備をしています。 加えて、子どもたちが、あちらこちらに穴を掘りまくっているので、より【水たまり】できる寸法になっています。 【水たまり】って、子どもの遊びにはメリットが半端ないんです。(逆に、大人たちにとっては、汚れちゃったりのデメリット半端ないのですが)足を入れてチャプチャプしたり、中の泥んこの感触を味わったり。 昨日、3人の男の子(3歳児2人、2歳児1人)が、『昭和感満載の水たまり遊び』をしていました。 名付けて‥ 『水たまりに足が触れないように足をどれだけ広げれるか競争』です。 見ている保育者はヒヤヒヤものですが、半分は「おもしろい‼︎頑張って広げてー‼︎」って、なっちゃう場面です。 1人の子どもが勇気を出し実行に移し自慢すると、1人、また1人とチャレンジの連鎖が起こっていきました。 ブログ読者の方は【水たまり】で、どうやって遊びますか? |
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2020-07-15 |
こんにちは。“カッパと安全靴”を装着して園の玄関前横断歩道で朝の挨拶をしておりました村上です。大雨の日、保護者の方は必死で登園までこぎつけます。車のドアを開け、傘をさし“ながら”、長靴などを履かせ“ながら”、チャイルドシートから下ろし“ながら”。 (↑上記の状況を追っていくと、「子育て」は『ながら』が重要なんだな~と思っちゃいます。) さて、とみほ村のお昼ごはんで出る「ご飯」は、虹グループ(3.4.5歳児生活グループ)のお米を炊きたい子どもが2人ずつほどで、お米担当保育者と支度をします。 本日、ちょうど「ご飯」が炊き上がって、窯に出し終えた場面に遭遇しました。 部屋はお米の良いニオイが充満していました。 そして、良いニオイのお隣には‥良い表情の子どもと保育者がいました。 しゃもじについてとれなかった「ご飯」を味見していたんです。 『アツアツのご飯』と同様に、味見をする『子どもと側で見守る保育者の関係性はアツアツ』に感じられる空間でした。 |
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2020-07-14 |
おはようございます。YouTubeチャンネル(富岡保育園付属大学)を1週間お休みさせて頂いておりました村上です。本日より更新再開しておりますのでお時間がある方はのぞいてみて下さい。 (※専門著書の紹介が主だっていたのですが、今週からは村上の経験談や現場に即した実践話をふんだんに盛り込んでいく予定です。乞うご期待) さて、朝の8時を回ったところで、保育室内に動きがありました。休日の雨により、育ち過ぎてしまった“オクラ”を園庭長が収穫してきました。“オクラ”って育ち過ぎちゃうと硬くて食べるには適さなくなっちゃうんでよね。 そこで‼︎園庭長と、朝早く登園した子どもたちで、「“オクラ”スタンプ」の時間が始まりました。 はじめは2、3人から。そして、ぞろぞろと“楽しい雰囲気”を嗅ぎ取った子どもたちが集まって、“オクラ”スタンプは大盛況でした。 前日や、数週間前から大人が予定していた活動ではありません。たまたま偶然、梅雨期が重なりオクラが育ち過ぎちゃったので始まった、『オクラスタンプ』の時間でした。 もしも‼︎大人が先週にオクラスタンプをする予定をしていたら⁉︎食べられるオクラをスタンプにするのでしょうか⁉︎ もしも‼︎来週の予定にしていたら⁉︎ 『予定は未定』だったからこそ、絶好のタイミングで“オクラスタンプ”が楽しめた本日の朝8時でした。 |
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2020-07-13 |
こんばんは。とある大型スーパーへ買い物へ行ってきました村上です。アメリカが本社だけあって、食料品やら日用品のサイズ企画に1人驚いておりました。 スーパーはスーパーでも、「会員制」という制限を設けていることで、お客さんが“買うため”に訪れている点に村上は注目していました。※ウインドーショッピングのお客さんはほとんどおらず、下調べをして買う物を決めているお客さんが多くいるようです。 さて、とみほ村(富岡保育園)に訪れる人たち。会員制ではありませんが‥『笑顔と感謝』というメンバーズカードがあると言っても過言ではありません。 ご近所の方で週に何度も遊びに来て下さるおじいちゃん。保育者顔負けの『笑顔と感謝』を全身で表現して下さり、とみほ村内に巡らせて下さっております。 月に1度、文字遊びを提供して下さるおばあちゃんも同様です。『笑顔と感謝』が子どもたちに伝わり、多様な人たちとの交流に信頼関係を持つことができております。 ブログ読者の方を含め‥どしどし、とみほ村(岡山県笠岡市富岡605)へ、お越し下さい。『笑顔と感謝』を忘れずに宜しくお願い致します。 |
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2020-07-12 |
皆さま1日お疲れ様です。本日、富岡保育園職員を対象にした「普通救命講習」に参加しました村上です。 詳細につきましては、今後、ブログ記事や園内掲示などで発信させて頂きますね。 (※3時間の3部構成で「心肺蘇生法、エピパン使用法、保育園内で起こりうる怪我などの応急処置、多種多様なシュミレーション実践」でした。) 応急処置などのテクニックや、知識と同じく、村上が注目させて頂きましたのは‥消防士の方の保育者への指導法でした。 ただ単に技術を教えたり聞かせたり受け身の態度をとらせない、【能動的】な活動ができる仕掛けが多々ありました。 長時間に渡る研修を考慮し、はじめは汗がしたたり落ちるほど、胸骨圧迫を実践し「身体を動かす」ことをします。そして、休憩を小刻みにとりながら、知識についても、テキストに記載している部分はサラリと伝え、実際の事例や経験上必要である部分を伝えて下さいました。 そして指導役の消防士の方から最後に‥ 『地域の宝物を一緒に守っていきましょう』と熱いメッセージを頂きました。 いつ!なんどき‼︎起こりうるトラブルに、最善を尽くせる努力義務が保育者にはあります。今後も定期的にトレーニングとアップデートを重ね、保護者の方、地域の方から託された子どもを守っていきたいと思います。 |
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2020-07-11 |
皆さま1日お疲れ様です。本日PET CT検査を受けてきました村上です。ガン治療も抜かりなく行うことが職務を全うすることであると思っております。 (※注射痕のテープを貼ったまま、とみほ村へ帰ると。会う子ども、会う子どもが「それ、どしたーん?痛かったん?」と険しい表情を演じて聞いてくれます。普段の自分と重ねたのか⁉︎また、自分の周りの大人の言葉かけを模倣したのか⁉︎村上個人としては、癒されるお声掛けでした。感謝です。) さて、添付した写真をご覧下さい。傘を畳んで室内へ入る場面なのですが‥ 水色の傘を持った女の子(3歳児)が「私、もう“大人”だから自分でできる‼︎」と言って、クルクルって傘を畳んでしまいます。となりの男の子(3歳児)は、保育者に頼みながら傘を畳みました。 村上の見解では、水色の傘の子どもも、となりの男の子も、2人とも“大人”だなと思いました。 『自分でできることは自分でする』 『自分でできないことは他者に頼む』 この2点が自立への大きな要素です。 逆に‼︎自立を邪魔する大人の要素は⁉︎ 『過保護・過干渉』ではないでしょうか⁉︎ 水色の傘を持った女の子に、大人が傘を畳んでしまったり。 となりの男の子に、頼まれてもいないの先回りして傘を畳んだり、また頼まれたのに「自分でしなさい‼︎」と放っておいたり。 【見守る】という言葉を、場面、場面での最善を保育者が考えることが、見守る保育の真骨頂なのかもしれません。 |
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2020-07-10 |
皆さま1日お疲れ様です。園内とトイレ貼り紙をリニューアルした村上です。(※今回は王道の“みつを”さんの名言集を筆を走らせ記させて頂きました。) ちなみに、その中の1つを紹介しますと‥ 「土の中の水道管 高いビルの下の下水 大事なものは 表に出ない」 世間のNEWSを見渡すと、現在は、「コロナ関連、そして大雨の災害、そして芸能人の不倫などなど」当事者の方たちにとっては非常に困難な場面に直面していますし、また支援や応援が必要かと思われます。 しかし、世間で大きく扱われている問題以外にも、僕たちが直面している問題は多々あります。 例えば、子育てに関するものならば、「子どもが朝の支度の時にグズって言うことを聞かない」「思春期の子どもとの会話に悩む」などなど。当事者の置かれている環境によって大なり小なり問題はあります。 メディアで大きく扱われている問題に限らない。大事なのは‥「社会の問題、身近な問題を俯瞰し、優先順位を選択しながら、自らを律して問題解決にあたること」ではないでしょうか。 と、少し格好の良い言葉をお話ししましたが‥本日お昼過ぎに保育室を通りかかると‥1人の保育者がトイレ掃除をしていました。子どもたちが清潔に気持ちよく排泄するためには欠かせない保育者の仕事です。 世間のNEWSで、「今日も、〇〇保育園の先生が、トイレ掃除を一生懸命し、園児たちは安心して排泄することができていました」と報道される日が来たら良いのにな。と、思う今日この頃でした。 ※保育者の仕事って⁉︎子どもたちや保護者の方と直接関わる場面よりも、どちらかと言えば表には出ない、環境整備の部分が大きくウエイトを占めていたりもします。そんな中で、日々の『笑顔と感謝を巡らせる』全国の、世界の保育者に感謝したいと思います。 |
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2020-07-09 |
皆さま1日お疲れ様です。お昼ご飯後に廊下ですれ違った子どもが、自分のお腹を指差して「この中にお昼ごはん入ってるんだよ~♪」と、言われた日には、ニヤニヤが止まらない村上です。 なんて‼︎素敵な言葉なんでしょうか。 さて、実は昨日から読み進めている本があるんです。小学生程度に大人気⁉︎である『ざんねんないきもの事典』です。 サイの角は‥ 実は‥ ただの‥ いぼ‼︎ と、いった、とにかく「おもしろい‼︎」進化の不思議を伝えた本です。 この中で、「進化の道は、けわしい」とのフレーズがあって、今まで地球に登場した生き物の99.9%が絶滅しているのだそうです。環境の変化に、たまたま偶然適応できた結果、たまたま偶然僕たち人間も生き残っているんだな~と。 そして、もう一つ興味深いフレーズが。『進化は一方通行』であること。地球が水に沈んでも、魚のように人間は水中で呼吸できないそうです。 なぜか⁉︎人間の祖先が魚や爬虫類から進化したため、すでに水中呼吸の能力を手離して進化したため、後戻りできないんだそうです。 これ以上語ると難しくなるので、最後は皆さんに問題提起して本日のブログを終えようと思います。 人間で言えば、子どもから大人になるにつれ、遺伝子と環境変化の相互作用から、自らが生活する社会に応じた能力に特化しながら進化していきます。(←「進化」という言葉が適切ではないかもしれませんが、例え話としてご了承下さいね) では、保育者で言えば?現場の保育者と管理職の保育者では役割や責任の種類が異なりますので、それに応じた進化をしていきますよね。 また、保育実践の方法の種類に応じても保育者としての進化は異なる道を辿るのではないでしょうか? 「一斉保育」なのか、「オープン保育」なのか、〇〇保育なのか、△△保育なのか、⬜︎⬜︎保育なのか。同じ保育士資格を要しても、施設や保育実践の方法の種類で、保育者としての進化がなされていくのではなかろうか⁉︎ そして、保育者としての進化も、生き物の進化と同様に、絶滅したり生き残ったり、また一方通行だったりするのでしょうか? 是非、皆さんと議論してみたい問いです。 |
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2020-07-08 |
雨空の最中‥果たして織姫と彦星は再会することができるのか? こんばんは。短冊には「となりの人に感謝と笑顔が巡りますように」と記させて頂きました村上です。皆さまはお願い事の準備はできていますか? さて、本日のテーマ『SNSと自己肯定感』と題させて頂きました。 村上個人の話をしますと、「富岡保育園公式ホームページでのブログ」「個人でのInstagram」「富岡保育園非公式のYouTubeチャンネル」の、3つのSNSを取り扱っています。 SNSあるあるで言えば、「ありのままの自分」を発信するのではなく、「盛った自分、映えた自分」いわゆる、自分を凄そうに見せたり、カッコよく可愛く賢く見せようとした自分を発信するようになります。 だって、せっかく発信するなら“背伸び”したいじゃないですか。 “背伸び”が、その人自身の“成長”に繋がるのであれば、SNSは【成長ツール】として役を果たすと僕は思っています。 しかし‼︎“背伸び”していることを忘れてしまい、自己評価を誤り、“謙虚さを失う”ことになってしまえば、【自己を我がままに肯定してしまうツール】になってしまうのではなかろうか?と。 教育界(幼児教育も含め)では、『自己肯定感』が流行語の様にもてはやされています。もちろん不安定な時代を生き抜く力として必要な力の1つとも言えると思います。 が、しかし‼︎『謙虚さ』を失いかねない諸刃の剣であることも承知したいと思います。 毎日、ブログやInstagram、YouTubeなどを取り扱い、富岡保育園や、保育、幼児教育、また保育士、そして村上太志を発信している村上でありますが、『謙虚さ』を常に傍らにおいて今後も成長ツールとして向き合いたいと思っております。 ご指導ご鞭撻、ご意見ご質問、お待ちしておりまーす。 |
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2020-07-07 |
皆さま1日お疲れ様です。ギックリ腰治りかけの村上です。整骨院の先生からは「治りかけの時こそ油断せずに注意して下さいね」と言われました。 さて、とみほ村では本日から『グループリーダー体験研修』が始まりました。虹(3.4.5歳児生活グループ)光(2歳児生活グループ)空(0.1歳児生活グループ)に、各1名ずつグループリーダーの保育者がおります。グループの管理や調整を行なって頂きながら、主任先生と連携する役割を担います。そして今週1週間は違うメンバーにグループリーダーを担ってもらうことにしました。 目的は、いくつかあるのですが、1つは、“グループリーダー”という立ち位置になると“見える景色”が変わることで、責任感と感謝の循環思考が身につくことができます。 とみほ村(富岡保育園)は、保育者が20数名ほどの小さな組織ではあります。保育者1人1人もちろん個性や性格は違いますし、そして担う役割も異なります。『お互いの人格を尊重し合う組織になるため』には、『他者の役割を理解すること』が認め合う一つの要素になります。 「たった、1週間で理解なんてできっこない」「役割分担を急に変えて現場が混乱するのではないでしょうか」とのご指導ご鞭撻のお声が飛び交ってきそうですが。とみほ村では、常に変化に柔軟であることを皆肝に銘じております。そして慣れた役割では味わえない緊張感が、保育者として、また1人の社会人としての成長の起爆剤になることをお察し頂ければと思っております。 (※「子どもたちに混乱や影響はありませんか?」とのお声も飛び交いそうですが。富岡保育園では、【全保育者が全園児の担任である】との保育実践より、子どもたちはどこの生活グループに所属していようと、全ての保育者と関わりを持っており、また保育者も全ての子どもの理解に日々努めております。ご安心下さい。) |
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2020-07-06 |
おはようございます。日曜日の朝と言えば‥とみほ村玄関前掃き掃除係の村上です。良いことがあっても悪いことがあっても、好きなこと嫌いなことがあっても、必ず原点回帰として戻る行動としてさせて頂いております。(←過去記事の“ピボット理論”をお読み頂くとご理解得やすいかと思います) さて、本日は、いち保育士として(最近は現場にはほとんど顔をだしておりませんが、いちよう資格を持っております)本音で語ってみたいと思います。 なので、もしかすると、言葉が行き過ぎたり、反感を買ってしまうこともあるかもしれませんが、ご了承頂きながら読み進めて欲しいです。 ご近所の方と、「来週は雨が続きそうですね~。」と天気の会話をしていた時のこと。ふと、村上が保育の現場でブイブイ活躍していた10年前程を思い出しました。 梅雨時期の保育と言えば(←あくまでもブイブイ活躍していた村上の保育です)雨の日は、カエルやカタツムリの歌を歌ったり‥カエルやカタツムリの製作をしたり‥カエルやカタツムリを模倣してリズム遊びをして体を動かしたり‥ 何が言いたいかって、「雨の日は」雨に濡れないように、部屋の中の活動を設定して遊ばせていました。 そして、4.5歳くらいになると、傘の扱いに慣れるために、まずは、「傘の練習」をさせていました。開け方、畳み方、さし方、危険な扱いへの注意を徹底的に指導していました。(←あくまでもブイブイ村上の保育です) 今、ふと、思い出すと‥「果たして、子どもたちは本当に楽しかったのだろうか?」と省みることがあります。月の目標に「雨に親しむ」とあっても、雨粒を作らされたり、雨模様の絵を描くだけであって、実際に「雨の日」に、雨粒に当たったり、雨粒の音を聞いたり、また雨によって出来た水溜りに足を入れて感触を味わったりする環境をブイブイ村上は許していませんでした。本音です。 現在の、とみほ村の保育現場では‥2歳児でも傘をさして雨の中を歩き進む光景が見られます。時に傘をひっくり返してコマの様に回す姿だったりもありますし、傘と傘とを合わせてテントにして雨宿りをする子どもたちもいたりします。 部屋の中でリズム遊びで体を動かされなくても、水溜りをチャプチャプ走り回る子どももいます。カエルだって、本物を手にとり逃げられ追いかける姿もあったりします。 本音です。ブイブイ村上は、“一生懸命”という建前を使って、子どもたちを雨に濡らさず汚さず、村上の許す範囲で子どもたちの活動を制限をしていたのだろうか。「雨に親しむ」という梅雨期の目標も名ばかりで、ブイブイ村上の都合の良いように保育展開していたのではなかろうか。 とみほ村(富岡保育園)では、晴れの日は晴れの日を、「雨の日は雨の日を」、子どもたち自らが楽しみをプロデュースして遊びます。すると、もちろん、大人たち(保育者や保護者の方々)は翻弄されます。服や靴や身体も泥々になったりもします。ブイブイ村上の逆の“一生懸命”子どもたちを尊重する大人たちで守られています。本当にありがたいです。 ※現場の保育者、また保護者の方々、泥々の洗濯物、また想定外の遊びの展開への尊重、本当にありがとうございます。子どもたちの健やかな育ちに欠かすことができない環境であります。今後もご協力宜しくお願い致します。 |
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2020-07-05 |
皆さま1日お疲れ様です。腰痛あるある“運転席直角シート”で通勤しました村上です。どこでも生き抜く力があるようです。 さて、本日は少し教育関係者としてはあるまじき発言をしてみたいと思います。是非反論お待ちしております。 昨今、社会性能力の1つとして“生き抜く力”というキーワードがもてはやされています。時代の変化がめまぐるし、どんな将来が待っているか分からない。そんな時、どんな場所や場面でも逆境を乗り越え生き抜いて欲しい‼︎と願うものです。 しかし、今日声を大して言ってみたいのが‥「乗り越える」というフレーズが、忍耐や我慢などを強調させてしまいかねませんか?との問いです。強調させてしまうことで、例えば、不登校や、クラブ活動を退部したり、転職や退職などの、社会的に『逃げる』という活動がネガティブになってしまう。 だけども、人類の歴史を振り返ると、僕たちホモサピエンスは、森や野にいる生き物たちと戦って生き抜いた訳ではなく、逃げて生き延びてきた。その結果、今の僕たちがいるんです。 だからこそ、自分の適応できる場所や場面で生き延びれる力の方が大切なのではないかと提案したいのです。裏返すと、適応できないところでは、“逃げればいい”“あきれめればいい”と思っちゃったりするんです。日本の中でも、東京の新宿と、僕たちの暮らす岡山県笠岡市とでは、全く環境は異なります。もちろん、海外に行けばあらゆる環境があるでしょう。 『逃げる力』こそ『生き延びる力』に通じるのではないかな~と。皆さまはどうお考えですか? |
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2020-07-04 |
皆さま1日お疲れ様です。ココだけの話‥ギックリ腰になっちゃいました村上です。 整骨院へ行くと‥なんと似た症状の方が多数。この時期あるあるだそうで。水分のバランスが影響しているそうです。 (※冷房のお部屋だったりにいることが増えても、水分をしっかり補給するように努めたいと反省しております。) 少し、整骨院話を続けますと‥原因は水分不足だけではなく、筋力不足だったり、疲労が溜まっていたり‥「“複合的な要素”が混ざり合ってギックリ腰になっちゃった」という結論です。 問題の原因を、僕たちは1つにしたがる傾向があります。なぜか⁉︎分かりやすいからです。 しかし、どんな問題も“複合的な要素”が原因になっていることがほとんどです。 例えば、僕たち保育施設で言う問題点から考えてみると‥施設運営の問題点があったとしたら、人的や物的、金銭的、また精神的な要素が混ざり合っていたりします。 また、子育てにおいて、子どもの成長や発達に問題点があるとしたら‥当人だけに限らず、親や保育者などの養育者の環境や状態が混ざり合っていたりします。 大事なのは、★原因を1つだけだと決めつけないこと。そして、★複合的な要素をバランス良く吟味すること。 ここで、最も注意が必要なのは、複合的な要素を考えると、悩んだり彷徨ったり路頭に迷う危険性があります。【側に寄り添って共に考えてくれる(答えは積極的に出してくれなくて良い関係性)信頼できる存在】が問題解決には必要だということです。 ※子育てに限らず、親戚や友人などに相談できない問題があれば、地域の寄り添い機関として是非とみほ村(富岡保育園)へおいで下さいませ。答えが出ないかもしれませんが、一緒に向き合う時間を持ちたいと思っております。(岡山県笠岡市富岡605) |
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2020-07-03 |
皆さま1日お疲れ様です。昨日の夕方、宝石の様な言葉に出会いました村上です。 それは水やりをしていた時のこと。近くにいた女の子(3歳児)が「お花の“おやつ”なんよな♡」と村上に話しかけてきます。 そして、水やりを終えると女の子は「お花、お腹いっぱいになったんじゃな♡」と。 こんな宝石の様な言葉に出会えるなんて。保育者冥利に尽き感謝しております。 さて、午前中に園長と事務長と途中入園の子どもについての打ち合わせをしていた時のこと。 事務所の前の桜の木の下で、数名の男の子の集団の遊びに打ち合わせを他所に虜になってしまいました。 はじめ男の子たちは、「アリを捕まる穴」として穴を掘っていました。 しかし、穴が大きくなればなるほど「自分たちが入れる穴」として穴を掘っていきます。 そして効率よく穴を掘るために役割分担もなされています。「スコップで穴を掘る役割」「水を運んでくる役割」「水を穴に入れる役割」など。子ども集団のマイルールに沿って穴が掘り進められていきます。 さて、この後、穴と子ども集団はどのような展開をなしていったのでしょうか?気になっちゃいますよね。 ↑ 気になる方は、見学、保育体験を随時受付しておりますので、お電話にてのお問い合わせ、また現地へお越し下さい。(岡山県笠岡市富岡605) |
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2020-07-02 |
皆さま1日お疲れ様です。七夕担当の先生たちと一緒に笹を設置しました村上です。是非ブログ読者の方も含め、お願いごとを短冊に書いて飾りに、とみほ村(岡山県笠岡市富岡605)までおいで下さい。 園児たちは、さっそく登園時から親子で笹に短冊を結びつけておりました。 親子でお願いごとを復唱しながら結びつける後ろ姿がなんとも微笑ましく写っておりました。 ご自宅でも、短冊へ記入する際に、親子でお願いごとをキーワードに微笑ましい会話がなされてたんだろうな〜と。 七夕担当者の「親子に微笑ましい会話を作る」仕掛けが見事に的中しているな〜と。 園内の行事が、保育者と子どもだけにとどまらず、保護者や地域の方も当事者として参加できる内容にしていければ。村として、地域の方々の居場所として、場作りができるんだろうなと。 富岡保育園は、“保育園”の新しい価値作りにチャレンジしていきたいと思います。 |
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2020-07-01 |
おはようございます。早朝より読者スイッチが入っておりました村上です。 本日読破しましたのは「0歳からのらくらく子育てカヨ子ばあちゃん73の言葉」です。脳科学ばあちゃんとして有名な久保田カヨ子さんの著書です。 脳科学的には、現代科学が目まぐるしく新しい知見を見出しているので、2011年に出版されていることからアップデートしなきゃいけない内容もありますが‥ とにかく‼︎歯に衣着せぬ物言いの中に(「一日一回は、大泣きさせない」「おもちゃを次々と与えるのは、子どもをアホにするだけや」などなどの関西弁強めのメッセージ)温かく頼りのあるアドバイスは、痛快‼︎そして何だか近所のおばあちゃんが子育てに協力してくれている気持ちにる本でもあります。(※もしも、子育てに関して頼れる存在が無ければ、この著書でも良いですし、富岡保育園へ来て下されば、一緒に子育てを楽しみたいとも思っています。悩む前にまずはお電話下さいね^ ^) さて、読者をしている最中、8時30分頃、園庭から大泣きをしている子どもAちゃんが(5歳児)。(「一日一回は大泣きすればいい」とのメッセージから、村上はフムフムと見ていました) しかし、なかなか泣き止む様子が見受けられないことから、保育者がAちゃんの側へ寄り添います。1人の保育者ではAちゃんの気持ちにフォローできないと悟ったのか、保育者が代わる代わるフォローに入っていきます。 いっけん、子どもと保育者だけの関わり合いに思われますが、実は‼︎少し離れたところから心配そうな表情を浮かべて見守るB君(2歳児)の姿が。子ども同士の心を動かす関わりが見られた場面でもありました。 ※この後、Aちゃんはどう立ち直ったのか気になりますよね⁉︎代わる代わるフォローしてくれる保育者の気持ちと、自分の気持ちとの葛藤を続けていると‥なんと‼︎防災ベルの誤報が‼︎気持ちを切り替える良いキッカケになったようで、保育者とその場から駆けていきました。 |
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2020-06-30 |
皆さま1日お疲れ様です。下駄をLABOに用意しました村上です。 下駄って面白いんですよね。よく見ると、左右の区別が無いんです。靴などは足にフィットさせようと左右を作るのは当たり前なのですが、なぜなのでしょうか? 日本人が不器用だったから作れなかった⁉︎訳では無さそうですよね。靴と下駄とは目的が違うようです。 日本人の家では清潔な床や畳に素足で過ごすことが基本です。履き物は言わば床や畳を小さくして指に挟んで持ち運べるようにしたいという発想なのではないでしょうか? ↓ 以外は、とみほ村健康推進委員会からの裸足のススメです。ご参照ください。 ↓ 【とみほ村健康推進委員会】 皆さんの足元を見て下さい。どんな履き物を履いていますか?仕事のために高いヒールを履いたり、コンビニへ出かけるためにクロックスを履いてみたり‥すると何だか寝る前に足が浮腫んでいたりすることもあったりするのでは? 実は履き物って、大人はもちろん子どもの健やかな成長にとても影響があるんです。特に土踏まずの形成期にある乳幼児に足指に合わない履き物を履いていたりすると、大人になった時に肩こりや頭痛の原因になったりすることも。 では、どんな履き物(足元)が足指にとっては良いのでしょうか?皆さん、逆立ちを手でする時の手指はどうなっているでしょうか?「手を閉じてグー」になっていますか?たぶんほとんどの方は「手を広げてパー」の状態が安定しやすいのではないでしょうか。足も同様に考えて下さい。 体幹を安定させて土を踏みしめて駆け回るためには、「足指をパー」の状態にさせやすい裸足が1番効果的です。そして、鼻輪のついた下駄や草履なども有効です。子どもの好みやこだわりもあるかと思いますが、夏に向かって開放的な季節になることをキッカケに、足指もしっかり開放的に。 (※ちなみに、草履などの鼻緒が当たる親指の内側には脳への刺激を司る反射区があったりもします。) |
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2020-06-29 |
おはようございます。日曜日の朝のルーティンをこなし保育LABOにて“ほぼムラカミときどきキミちゃん”(富岡保育園の全貌を事細かく説明する雑誌です)を執筆しております村上です。 さて昨日、ガーデニング委員会のクルーが5.6人ほどの子どもたちを率いて畑に行っていたので、村上もついて行ってみました。 ここのところの雨が夏野菜たちには恵みの雨だったようで、キュウリやナスが多く実っていました。 スーパーで売られていたり、調理済みの野菜とは違い、実際に土から伸びた茎から実った野菜を手にとり収穫することにより、手で食べ物を体感することができます。重たさや質感や触り心地、匂い。 この度は収穫したてのキュウリを水で洗って、そのまま『ガブリッ‼︎』塩もマヨネーズもない、何の味付けもされていない、ただのキュウリに「僕も‼︎私も‼︎」と子どもが集まってくる。足らなくなってくると、『ポキッ』と折って分け合いっこ。 ※手で掴んでのまるかじり(大人がひと口サイズに調理していない食べ物)は、離乳食を始める月齢(6ヶ月程度)から是非是非試して頂きたいです。 食育活動を通して、多くの育ちが得られます。(例えば‥食べ物への関心だったり。まるかじりする咀嚼能力向上であったり。分け合いっこする協働性であったり) その中で1番大切なことは、【笑顔と喜びを巡らせる】ことなのかなと。添付した写真の場面で改めて思った今日この頃でした。 |
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2020-06-28 |
おはようございます。早朝よりYouTube撮影を行なっておりました村上です。(※最近は連日「赤ちゃん主導離乳入門編」をお届けさせて頂いております。チャンネル名は「富岡保育園付属大学」で検索してみて下さい) さて、本日のブログは1週間前に村上と、とある生き物好きな男の子とで育みましたドラマをお届けさせて頂きますね。 ↓ 【翻弄される2人】 しずしずと‥雨が滴り落ちる中、なんとなく出かけてみた2人。 1人は、ただ保育園近辺の危険区域を見回りたかった。もう1人は、生き物が大好きで、何かを生け捕りにしたかった。 歩き進んでるいると、大小深さが異なる溝がある。あるたびに覗いては確認する2人。
ただ、雨の中、片手に傘をさしていることが2人には生け捕りに支障をきたしてしまうのである。ザリガニやカニを見つけては生け捕りにしようと試みるが‥ 雨に濡れないように、傘をキープしたまま生け捕りの態勢に入ると、どうしても数秒遅れてしまう。 2人の遅れに、ザリガニやカニは、躊躇なく走り去っていく。 そんなこんなを繰り返し、雨が強まる中、半ば諦めムードが漂ってきた‥ その時‥1匹のカエルと遭遇する。たぶん、このチャンスを逃すと終わりだと野生の勘が働いたのであろう。生き物大好きの男の子は、傘を、もう1人に手渡すと、必死に追いかける。 カエルも男の子の本気さが伝わったのであろう。傘を手渡す数秒の間に、逃げる。 しかし、男の子も負けたもんじゃない。溝の端に両足を広げて跨ぎ、カエルを追い回す。 前に進むカエルに対して、男の子が後ろから手を伸ばすと、どうしてもカエル優勢の避難態勢になってしまっている。もう1人の村上としては、前に逃げるカエルに対しては前からの捕獲を指示したいところであった。 A君の一生懸命さに払拭され、村上も2本の傘を置き、溝に股をかける。 2人で挟み撃ちをすることに。 しかし。形勢は全く逆転して、A君と村上が優位に立ったのも束の間‥一瞬にしてカエルは姿を消してしまう。 どこに行ったのか。2人は目を凝らす。すると溝の色に目が慣れてきたところで、あることに気付いた2人。 カエルが溝に付着している土の色と同化して息を潜めている。 目を凝らすと同時に、カエルの息遣いを嗅ぎ取りながらの、半ば透明人間との対峙にも似たような、手に雲を掴むような戦いに入った。 そう。そんな頭脳戦に戦線は移った。かと、思われのですが、遂に、生き物大好きのA君が殻を破り、ハンターの本性を見せる。 汚れるのを、擦り傷を覚悟に、溝に足を踏み込み、カエルとの距離を一気に縮める。 カエルも息を潜める戦いから、一瞬にして、ギアを上げる。 右に左に乱雑に必死に逃げ回る。が‥戦いの終焉を訪れることになったのは、誰が見てもあきらかであった。 A君の手が、距離を縮めたことにより間髪入れずにカエルに伸びていく。数秒後には、A君の手のひらにカエルがおさめられた。カエルも、もう逃げ回る気力を失ったのだろうか。無抵抗な表情を浮かべていた。 しずしず降りしきる雨の中、肩は雨で濡れ、スボンや靴も汚れ濡れながらも、手のひらにには優しく包みながらカエルがおさめられた。 A君の手のひらにはカエルの息遣いが鼓動が伝わっているのだろうか。 しかし、溝に股をかけながら前に後ろに腰を落としながら動くと、日頃運動不足なのか、足の筋肉が悲鳴を上げてしまっている村上からのドラマ中継でした。 |
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2020-06-27 |
こんにちは。チョコビのTシャツを着て出勤すると、普段話しかけられない子どもから話しかけられ嬉しい村上です。(※「チョコビ」とはクレヨンしんちゃんの好物のお菓子です) さて、早番レギュラーの先生のご都合により、久しぶりに早番勤務をしたのですが‥普段村上が遭遇しないドラマと出会うことができましたのでご紹介させて頂きます。 普段、口を開けば「カエル捕まえに行く‼︎トカゲ捕まえに行く‼︎魚とりにいく‼︎」と、とにかく生き物大好きなA君(4歳児)。早朝登園して、しばらく経つと、絵本ゾーンへ。昆虫図鑑を手に取ると、何やらブツブツ言いながら見入っています。 そこへ、追加メンバーの登場です。普段、メダカの水槽や、ザリガニやカメの水槽に、手を突っ込んでは、捕まえようとするB君(2歳児)です。(水槽に手を入れるたびに村上に「いけません‼︎」と注意をされるB君でもあります)登園して、昆虫図鑑を見入るA君のところへフラッと立ち寄ると、対面で一緒に見入っています。 2人は昆虫図鑑のページをめくるたびに、気に入った昆虫を指差していきます。 そんな昆虫図鑑に夢中な2人のところへ、ゾロゾロと人が集まってきました。A君の仲良しの友達や、B君のお兄ちゃん、また生き物好きな友達です。 5人は、昆虫図鑑以外の本も持ち寄って、何やらブツブツ話し合っています。 村上が窓越しから確認したのは‥昆虫などの生き物がメインでない絵本でも、ページをめくるたびに、小さく表記された生き物を見つけては「あ‼︎ココ‼︎おった‼︎」と興奮して見入っていた5人です。 保育者のテクニックなどで身につける協同性や社会情動的スキルではなく、A君やB君の類いまれな『生き物愛』から始まった学びのドラマ。立ち会えた朝の時間に感謝です。 |
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2020-06-26 |