富岡保育園へようこそ!「伸びる。成る。子どもも大人も互いに伸び合い、成長し合う『大きな家』でありたいと願い、社会福祉を支えています。

富岡保育園

副園長ブログ

【すり傷の正しい処置の方法】

こんにちは。木曜日と言えば⁉︎ラジオ生放送を終えたところの村上です。週に一度、緊張感を持ってお話しできる機会に感謝しています。

本日のラジオ内容を少しだけブログでもご紹介させて頂きますね。

【すり傷の正しい処置の方法】

怪我って、大なり小なりあって、本日ご紹介させて頂く傷は、「ツバでもつけとき‼︎」て村上が幼少期の頃たったら言われていた程度の傷についてです。

※ツバはバイ菌が含まれているかもしれないから止めてね。

ブログ読者も含めて、「そんなの村上に教わらなくても知ってますー!消毒してカットバンをすればいんでしょ!?」

と、お答えのあなた‼︎ブッブー‼︎です。救命救急処置の知識がアップデートされていません。

(あくまでも、すり傷程度の傷についてお話ししますね。)

消毒液で患部を処置すると‥

・バイ菌をやっつける効果がある。

・治癒しようとする力をやっつけてしまう効果がある。

そうなんです‼︎バイ菌をやっつけてくれるだけでなく、治癒する力までもやっつけてしまって、治癒に時間がかかってしまうんですね。


だったらどうすれば良いんですか?

★水道水でしっかり傷口を洗い流してあげて下さい。

水道水には消毒の要素も含まれていて、すり傷程度には水道水に含まれている消毒の要素で充分なんですね。

患部をしっかり洗い流すことで、土や小石を全てとりきることで、膿んだり化膿するおそれを無くす効果があったりします。

※洗い流す時に多少泣いてしまうかもしれませんが、しっかり洗い流した方がその後治りが良いです。泣いてしまったら、安心するまで背中を手でさすってあげて下さい。

なぜ、背中を手でさするかは、今日のラジオでお話ししています。(YouTube「富岡保育園付属大学」でも配信します。)詳しく知りたい方はチェックしてみて下さいね。


2020-12-03
マリーゴールドの香りに包まれて

早朝の玄関先、マリーゴールドの香りが漂う幸せな居場所、とみほ村から。本日も副園長の村上が綴らせて頂きます。

※昨日富岡公園の花壇の植え替え作業が地域の方と中学生とで行われて、惜しくも植え替えられるマリーゴールド。まだまだ咲き誇っているものも沢山あったので、富岡保育園へご寄付して頂いたんです。園内のあちらこちらに花器に入れ飾られたり、お花好きの子どもが持って帰ったりと。


さて、本日は久しぶりに本の紹介です。

子どもの本専門店「メリーゴーランド京都」店長 鈴木潤さん著書の『物語を売る小さな本屋の物語』~メリーゴーランド京都は子どもの本専門店~を現在読み進めています。

本屋なのに本を売るのではなく“物語”を売るという点に惹かれて手にとりました。まさに著者の鈴木潤さんの奮闘劇が本屋に浸透している作品です。鈴木さんは人生の岐路において、影響を受けた方たちにのっけられながらも、その状況をくぐっていくことで、鈴木さんらしい筋・意志の柔さ強さを感じる文面でした。


本日はブログ読者に学べる一節をご紹介させて頂きますね。

【いい器でありたい】

(省略)‥つまり、味はほどほどであれば良い。どんなに美味しい料理だって重苦しい雰囲気の中でそんなに好きでもない人たちと食べれば味は半減するだろう。でも素朴な塩むすびだって山に登って山頂で食べればご馳走である。本も同じだろうと思う。

読書感想文を書かなくてはいけないから気が進まないのに読まされる本。本屋や図書館で自分で探し出してわくわくしながら手に取る本。たとえ同じ本だったとしても全く違う印象を受けるのではないだろうか。

メリーゴーランドはいい器でありたいと思う。

本が「さあ面白いから手に取って」本棚を眺める人たちに語りかけてくれるような場所でありたいと思う。


本屋も、保育園、富岡保育園、とみほ村も、『いい器でありたい』と思う。どんなに高価な玩具があったり、最新の機材や、世界に通ずる教育方法をとっていても、重苦しい雰囲気の中でそんなに好きでもない人たちと過ごせば‥マズイよね⁉︎

ブログ読者の方にとって『いい器とは?』ご意見お待ちしておりますね。

イルミネーション解禁
2020-12-02
優しく灯るイルミネーション点灯スタートしました‼︎

こんばんは‼︎ブログ読者の皆様も含めて、今日は何の日だか覚えていましたか?

そうです‼︎

「お迎えの時間に優しく灯るイルミネーション点灯開始日です‼︎」

パチパチパチパチパチパチ‼︎

さきほど、17時に「3.2.1‥‼︎」の合図によって優しく灯りました。ちょうどお迎えに来られた保護者なども含めて皆で「キラキラ可愛い‼︎」との感動に包まれました。

笠岡工業高校「笠工テクノ工房」の地域貢献に携わる学生の皆様、本当にありがとうございました。

※12月1日~12月25日 平日17時~18時頃まで点灯します。(土日は村上がいる際は点灯できるかもしれませんがご了承下さいね。)

※本日の点灯式の様子は12月3日(木)午後18時からのケーブルテレビゆめネット笠岡放送のNEWSの枠で放映される予定です。お時間ある方は是非‼︎


★本日もこぼれ話

本日点灯式までの待ち時間、高校生たちには子どもたちが園庭て遊んでいるところに参加して頂きました。いっしょに走りまわったり、電車ごっこをしたり、丸太に腰掛けてお話しをしたり。高校生の引率の先生から「普段、おとなしい学生なんだけれど、はじめてこんな笑顔で賑やかな姿を見ました。新たな一面が発見できて良かったです。」とのことです。優しく灯るイルミネーションは、高校生と園児の架け橋的存在になったんだと思います。

点灯式直前の鬼ごっこ
2020-12-01
作業服で抱っこする若者の脳

こんばんは。さきほどまで行きつけのcaféのオーナー様に、ホットゆずをふるまっておりました村上です。(※岡山県笠岡市にありますカフェ「BUTTON」です。たまたま定休日にサイクリングをしているところ、保育園前を通られたのを見かけたので、ついお声をかけてしまいました。カフェのオーナー様の視点で園内のご感想を頂きましたので、環境デザインの参考にさせて頂こうと思います。)


さて、本日の一面記事は‥

お昼の12時30分過ぎに、作業服の若者たちが、何やら保育園の塀付近で脚立に登ったりと、ゴソゴソと。

実は、笠岡工業高校プレゼンツ「お迎えの時間に優しく灯るイルミネーション」の設置が行われたんですね。高さのバランスや、雨や風がふいた場合などを想定しながらの設定は約2時間かかりました。

※明日12月1日火曜日の午後17時頃点灯スタートします。ブログ読者の方も含め、地域の方、是非足を運んで頂き、学生の想いに触れて下さいね。

※イルミネーション付近は、車道がすぐ側にあります。くれぐれも安全に鑑賞して下さいね。


でもって、こぼれ話を1つ。笠岡工業高校の学生は、イルミネーション運搬車を待つ間に、赤ちゃんたちが多くいるお部屋へお招きしてみました。普段小さな子どもと接する機会はほぼほぼ無いと思っただけに、村上は無理矢理に、抱っこを学生にさせてみました。(あくまで人見知りが少ない子どもを選んで互いにストレスが無い条件です。)

作業服の男の子の学生は、「抱っこの仕方」にはじめ戸惑うんですね。けれども少しずつ少しずつ手元が馴染んでくるし、表情も柔らかくなっていく。

村上としては、中高生の授業で「赤ちゃんを抱っこする」カリキュラムを作って欲しいくらい、学生に「抱っこをする機会」があって欲しいのです。

なぜか?

たいていの方は、ご結婚されて、ご夫婦となり、赤ちゃんが運良く産まれると「お父さん・お母さん」に自動的になりますよね。だけれども、脳科学的に言えば、抱っこや、授乳など、子育てに関わっていくことで「お父さん脳・お母さん脳」になっていくんです。

(※この度は、脳の機能やホルモンの動きの詳細は省略させて頂きますね。)


“優しく灯るイルミネーション”には、学生の子どもたちを想う気持ちが込められています。作りながら、子どもたちが喜ぶ表情を思い浮かべていた学生の脳は、お父さん脳・お母さん脳に近づいていたかもしれません。


それでは、明日の午後17時を楽しみに。

(※点灯時間は平日の17時~18時。土日は村上がいれば点灯させます。ご了承下さいね。)

子育てに携わる笠岡工業の学生
2020-11-30
【アイデアはどんどん語れ】

おはようございます。日曜日の富岡保育園で、なにやらゴソゴソしている村上です。

※怪しまれてはいけないので、詳細を紹介してみますね。(ご興味の無い方は後半からタメになる話をしますのでソチラからお読み下さいね。)

まず日曜日の朝と言えば‥保育園の玄関先掃除に始まり。本日は特別に前庭を竹ぼうきで。中庭は落ち葉をはき、石や木々に水やりを行い。裏庭は先日植えられましたネズミモチ君にたっぷり水やりを行い。準備万端‼︎

「日曜日の富岡保育園の園庭」と題してYouTube撮影を行なっておりました。

(※子どもたちが遊んだ跡などには一切手を加えていません。)

そして、お調子者の村上ですので、さらに‼︎もういっちょ動画配信しました。内容は‥とある日曜日限定で開かれる幻のcafé「とみほ村珈琲」プレオープン映像です。

(お庭で村上がドリップコーヒーを淹れているだけの動画です。※オススメポイントは、いろいろな音です。小鳥のさえずりや踏切の音など様々に聞こえ癒されるはずです。)

ゴソゴソ内容は以上です。YouTubeチャンネル「富岡保育園付属大学」をのぞいて下さっても良いですし、日曜日の朝に村上に会いに来て下さるのも嬉しいです。

さて、本日のテーマにいきましょう‼︎

【アイデアはどんどん語れ】です。

なんだかビジネスっぽいテーマになっちゃいましたが、保育・教育に携わる先生方にも間違いなく役立つはずです。

アイデアって、皆さまもお分かりの通り“アイデア自体には何の価値も無い”じゃないですか!?なんだけれども、意外に「アイデアが浮かんでも内に秘めておく」人って多くないですか?

なぜ、アイデアが浮かんでも言わないでいるのか?

もちろん、とびっきりのアイデアだと誰にも真似されたくないと思うはずですし。たいした事ないアイデアだと言うのも恥ずかしいかもしれないですし。

なんだけれども‼︎実は、【アイデアはどんどん語れ】なんですね。語れば語るほど、実現へ向けて多様な人たちが関わってくれ幹や枝葉などが付いていくんです。アイデアは種に近い存在ですね。

アイデアをどんどん語れば語るほど、誰にも真似できない、恥ずかしいと思っていたアイデアが見違えるアイデアへ生まれ変わる可能性があります。

実現まで温め続けるのも良いですが‥ハッキリ言うと、たいていのアイデアはもう誰かが思い浮かんでいたり、実は実現されていたりするものです。なので温めるよりも、語って語って、たくさんの人に意見やご指導を得た方が実現可能性が大きくなるよね、って話です。

現役の保育者や教諭たちも、現場での実践アイデアをたくさんお持ちの方は、勇気を出してどんどん語っていきましょうよ‼︎アイデアが生まれ変わる瞬間に立ち会えるかもしれませんよ⁉︎



★ちなみに村上の現在激熱アイデアは‥「村コミュニティ」です。地図に無いけど実際に存在する村‥“とみほ村”を、地域の人たちと一緒に作る取り組みを模索しています。名付けて『とみほ村を作ろう』です。“子どもたちの未来に希望を繋げる”持続可能なコミュニティを作り続けたいと思っています。

※↑上記の『とみほ村を作ろう』の取り組みの1つとして幻のcafé“「とみほ村珈琲」をプレオープンさせてみました。

以上が現在の村上の激熱アイデアです。ブログ読者の皆様もどしどしご意見ご指導ご感想を下さいね。よろしくお願い致します。

村に行き交う人
2020-11-29
主任先生から学ぶテクニック

おはようございます。朝から陽射しが気持ち良く照る園庭で、2歳ほどの子どもと追いかけっこ⁉︎をしました村上です。

(最近運動不足だな~と思われている方、リハビリがてらに富岡保育園へおいで下さいね。最近鬱っぽいな~と思われている方、リハビリがてらに園庭の陽射しを浴びに来て下さいね。)


さて、昨日ケーブルテレビ「一年生になったら」の収録があったことをお知らせしました。就学前の子どもがテレビカメラの前で入学への抱負を思い思いにマイクにのせていました。

ただ、ある男の子が、テレビカメラを前にマイクの前に立つことができなかったことを主任先生から聞きました。

主任先生「わたしもカメラが苦手で気持ちがよくわかるんです。次の収録日、撮れそうなら、みんなで温かく見守りたいと思います。」


僕も毎週ラジオ番組でしゃべっている手前、テレビカメラやマイクの存在がよく分かります。本番30秒前なんかは心臓バクバクで手が震えていたりします。

子どもたちに大人がやらせることを、ひとまず自分基準にしてみた主任先生。“子どもだから〇〇しないといけない”“今度一年生になるのだから〇〇しないといけない”根拠のない呪縛から抜け出すテクニックですし、1人の人と人との尊厳ある関わりだと思いました。

陽射しに包まれて
2020-11-28
「カッコいい空間を死守する」賢明な方法とは?

皆さま1日お疲れ様です。本日、ケーブルテレビゆめネット笠岡放送「一年生になったら」の収録がありました富岡保育園です。

(※放送日は決まり次第ブログでもお知らせしますね。)

ただ、【一年生】って、人間の発達や成長に、よっぽど科学的根拠がある人生の岐路なのかな〜⁉︎と、考えると‥もっとライトに敷居を高めずに一年生を迎えれば良いんだと思うのは村上だけでしょうか⁉︎)


さて、午前中の園庭の出来事‥

ある子ども集団がビールケースなどを組み合わせて自分たちの基地⁉︎のような空間を作っていました。その子ども集団は5.6歳が主だっておりました。ビールケースを運ぶ役割や、組み合わせる役割、他の材料(タイヤ)などを使い装飾する役割などなど。皆が「カッコいい空間」を作る目標に向かって没頭していたところ。

そんなところに、2歳8ヶ月ほどの男の子が、「なんだかカッコいい空間があるな⁉︎」と勘づいてやって来たんですね。

もちろん同じ空間の中で楽しみたいん

ついつい、お兄ちゃんやお姉ちゃんたちが作った空間を壊しちゃったり、お兄ちゃんお姉ちゃん集団の設計とは違う思わぬ形にしてしまう。

もちろん、設計して製作にあたっているお兄ちゃんお姉ちゃんは困る訳です。どうにかこうにか、2歳8ヶ月の男の子を追い払おうとしたり、違う遊びに誘うと見せかけて逃げてみたり、とにかく「カッコいい空間」を死守しようとするんです。

が‼︎守ろうとすればするほど、余計と2歳8ヶ月の男の子は興味を持っちゃうわ、居座るわで、手に負えなくなっちゃうんですね。たまりかねた5.6歳の子ども集団の何人かが、近くにいた園長先生のところへ。

「〇〇君が、壊してきて困る~。」と半ばあきらめながらも、あきらめきれない雰囲気も出しつつ訴えます。

園長先生は「困ったね~。困ることを伝えてみたらどうかな?」

この会話を実は数回繰り返した後に‥

カッコいい空間を設計した子どもたちは「園長先生‼︎壊されたら直せばいいだけだから〇〇君寄してあげることにした〜‼︎」

との答えが返ってきていました。


この場面に僕は内心感心していました。“壊されたら直せばいい”って、当たり前なんだけど、せっかく作った空間です、想いがのっている空間です、壊されて良いわけがありません。当たり前に出てこない答えだと思うんです。

大人から推奨された答えではなく、自分たち(子ども集団)で導き出した答えなんですね。

自分たちより小さいから許してあげた、だけではないんだと思うんです。カッコいい空間を完成させるためには、トラブルに時間を割くよりも、互いの違いを認め許し合った方が賢明であることを子ども集団内で話し合い導き出したんだと思います。


大人の僕も見習いたい、賢明な子どもたちの姿勢でした。

2020-11-27
【過保護・過干渉】が与える脳への影響

皆さま1日お疲れ様です。木曜日と言えば⁉︎そう‼︎「富岡保育園付属大学」ラジオチャンネル生放送を終えてきたところの村上です。

本日のテーマは‥『過保護・過干渉が与える脳への影響』でお話しさせて頂きました。

(昨日ブログ記事の「保育園入園適齢期」の続きは⁉︎待ち望んでいた方、大変申し訳ありません。本日は内容を変更してお送りしたいと思いますのでお許し下さいね。)


さて、まず脳の基本的知識から学んでみましょう。

脳の大きさは誕生時には400g程度、2歳頃には1kg程度、そして就学前(5.6歳程度)には成人の90%にもなっています。

いっけん、めちゃくちゃ急速に変化して脳の発達は完了しているかの様に思ってしまうのですが‥

実は‼︎実際には脳の発達は大人になるまで、いや、大人になっても変化し続けるんですね。


脳には様々な領域があります。視覚や聴覚を司ったりする領域もあります。様々な領域を繋ぎ合わせる「脳内ネットワーク」ののことを=「シナプス」といいまして、シナプスの密度がピークなのが→【生後8ヶ月後】なんですね。この時、成人の約1.5倍~2倍にあるんです。

でもって、生後8ヶ月後をピークにシナプスの密度が減っていくわけなんです。10歳の頃には大人と同じ密度になっているんですね。


なぜ?


使われるシナプスは残り

使われないシナプスは消えていく

からなんです。


そろそろ【過保護・過干渉】が与える脳への影響が見えてきましたよね?

大人が必要以上にやってあげることにより、子どもの脳内ではシナプスの刈り込みが必要以上に行われていってしまうかもしれない⁉︎


では、【過保護・過干渉】にならないためには!?どのような対策が立てられるか?キーワードは『子ども同士』です。ココからはラジオ(再放送が19時から)又はYouTube(村上個人チャンネル「富岡保育園付属大学」)をのぞいてみてくださいね。

ふたりで
2020-11-26
保育園入園適齢期について

こんにちは。気温が10度を下回り始めました岡山県笠岡市ですが、富岡保育園の子どもたちはあいかわらず裸足んぼも多くています。(※裸足や草履を推奨していますが、強制では無いので、靴や長靴やブーツの子どももいます。)


さて、先日知人からこんな質問がありました。「保育園にはいつ頃から入るのが適当なのでしょうか?」

もちろん、ご家庭の事情を最優先すれば良いと僕は思います。ご家庭の平和が子どもの健全な成長には何よりの要素です。

村上からの答えは“子どもの発達面”を踏まえての保育園入園適齢期を模索してみたいと思いますね。

まず、キーワードは「9ヶ月」です。乳児は「9ヶ月」の頃より“他者と何かを共有するという三項関係に参入する”ということが研究結果として出ています。

“他者の意図を理解し共有する”からこそ→模倣や学習ができるようになります。

と、言うことは⁉︎そうなんです‼︎「9ヶ月」頃より、自分と同じ程度の発達過程、また少し進んだ発達過程の子ども集団の中で他者認識できる環境こそ、現代では保育園ですよね。

なので、子どもの発達面を踏まえると「9ヶ月」頃なんてのは保育園入園適齢期とも言えるかもしれません。

(※ただ、あまりにも長時間になってしまうと集団でのストレス負荷もありますので、そのあたりを踏まえた利用法が望ましいかとは思います。)


そして、もう1つ!キーワードを上げるとするならば、前回取り上げました「イヤイヤ期」2歳前後です。

もしかすると「3歳までは家で子どもの面倒を見るのが当たり前説」を信じている方には、かなりショッキングなお話になるかもしれませんので、続きは明日の記事で。

植物ガールズ千日紅の種取り
2020-11-25
「暮らし」と「住まい」

こんばんは。夕方お迎えに来られた保護者に“干し柿”をすすめさせて頂きました村上です。

(※残り30個程度です。ブログ読書の方でお好きな方がおられれば是非食べに来てくださいね。)


さて、本日のテーマは「暮らし」と「住まい」の関係について少し掘り下げてみたいと思います。

まず、2020年、日本中のほとんどの方が「家にいる時間」が長かったのではないかと思います。

(※村上の場合、極小数の例外にて、保育園を家替りにしている部分もありますので、保育園にいる時間がとても長くなりました。)

居る時間が長い、言ってみれば、「住む時間が長い」となれば、誰もが『長く過ごす場所は、居心地の良い場所でいたい』と思うのが常です。


例えば、もしかすると仕事に追われて、なかなか家にいる時間が短い方だとするならば‥短い時間で“効率良く”過ごせる場所を住まいに求めていたかもしれません。とにかく“時短”がモットーの住まい。

しかし、短い時間ではなく、長い時間過ごすとなれば、“効率の良さ”よりも“豊かさ”を住まいに求めてくるようになるかもしれません。

お部屋で観葉植物を育ててみたり、ベランダやお庭でガーデニングに勤しんでみたり‥土や草花に触れる時間を作って、心を豊かにする住まいを求めるかもしれません。

また、家具や家電に“効率の良さ”よりも“こだわり”(自らの感性)を求めていくかもしれません。


2020年もそろそろ終わります。家にいる時間が長かった経験を通して、『住まい』に目が向けられた年でもあったと思います。

富岡保育園の子どもたちにとって、1日のうちの大半を過ごすのが保育園です。コロナ禍で大人たちが経験したことを次世代へ伝える1つの大事なことは『住まいに心の豊かさを』ではないかと思います。保育園内が“効率の良さ”を求めた環境デザインでいることと、“心の豊かさ”を求めた環境デザインでいるのとでは、子どもたちの居心地の良さは大きく違うのではないでしょうか。


富岡保育園内の環境デザインとして、先日の木を植える環境設定や、お庭作り、また花壇、室内の観葉植物や生け花についても、“心の豊かさ”を求めた住まい作りの一環です。そして家具についても、なるべく手作りの木製品(例えば、ちゃぶ台など)を置いてみたりと、触り心地にも意識した環境デザインを心がけています。

※『住まい』に関しては0歳から100歳までの方が心地よく暮らせる環境デザインを今後心がけたいと思っています。気になる方は是非お立ち寄りお願いします。ご意見やアドバイスもどしどしお待ちしています。

居心地。
2020-11-24
40年前の卒園児たちの貢献

おはようございます。連休最終日皆さまどのようにお過ごしでしょうか?お出かけの際は安全運転を心がけましょうね。

(ついさきほど思いがけない事故を起こしてしまった村上だからこその朝のコメントです。ご迷惑をおかけした方々大変申し訳ありませんでした。)


さて、昨日はご近所の方と園庭に植えました木(ネズミモチ・イロハモミジ)の根っこを一時的に守るために、竹などを使って簡易的な柵を作りました。日頃使わないノコギリやらトンカチやらを使うと改めて、生きる力の乏しさを痛感します。(疲れて困っていたら、40年以上前の卒園児の方も手伝って下さり無事に完成しました。大変ありがとうございました。)


そんな昨晩、富岡保育園に一本の電話が。要件の内容は「孫のために紙おしめを購入したんだけれど、成長してハマらなくなったので、一袋なんだけど余ったので、新品だからもったいないから、保育園で使ってくれませんか?」との問い合わせでした。

お言葉に甘えて頂くことに。持って来られた際はお名前を伺うと‥「名前はもういいんよ‼︎たいしたことでないから。昔、40年以上前に息子がココの保育園でお世話になってね。せっかくなら使ってくれるところにあげたいなと思って持って来させてもらったんよ‼︎それじゃあね。」と、さっそうと行かれてしまいました。きちんとお礼も出来ず、この場をお借りして感謝の言葉を述べたいと思います。ありがとうございました。


富岡保育園は認可保育園になって、かれこれ50数年が経ちます。園児の数はもちろん、職員の顔ぶれ、園内の環境や、保育実践もしかり、時代とともに、多様に変化している中。“変わらないもの”も間違いなくあります。それは、この場で育った、過ごした、暮らした、時間と想いです。40年以上前の時間と想いが『感謝の気持ち』となって循環していると感じる出来事でした。

2020-11-23
【呼吸 姿勢 視野 心】

どうも‼︎日曜日の朝と言えば⁉︎保育園玄関先掃き掃除の村上です。

本日も、お会いしたご近所の方々をこっそり園庭へお招きし、さっそく昨日植えた木などを披露させて頂きました。

(※ご近所の方々は木を眺めながら、幼少期について語って下さったり。ついでに最近のご自分の事情なんかも話して下さいました。介護をしながら読書が趣味だというご近所の方。今年200冊を超えているそうで、読書を生業とする村上も脱帽でした。)


さて、本日は、仮の話をします。あくまでも仮です。科学的根拠については課題として学びます。

小学生などが学校へ登校する際に見かけると、めちゃくちゃ気になる点があるんです。

マスクをつけているからなのか、ほとんど全員といっていいくらい、“下を向いて”歩いているんです。たまたま僕が見かける小学生たちが落ち込んで学校へ行っているのでしょうか⁉︎

マスクをつけて“上を向いて”呼吸すると、皆さんどうでしょうか?呼吸しづらくないですか?マスクをつけて呼吸しやすい姿勢は‥“下を向いて”ではないでしょうか?

そして“下を向いて”歩くと、自然と猫背になりませんか?“下を向いて”背筋が伸びた姿勢はとりにくいですよね?


何が仮に言いたいかって、マスクをつけた呼吸しにくい状態は、姿勢に加えて視野まで狭くなるのではないか?と思うわけです。

視野に関しては、“深視力”という距離感覚などを示す視力について考えてみたいと思うんです。一般的には自動車を運転する時に使う視力、またサッカー選手などのアスリートが自分とチームメイト、敵の選手などの距離感を把握しながらパスを出したりする時に使う視力です。

自動車を運転したり、パスコースを探したりする時に、“下を向いて”いる状態はあるでしょうか⁉︎たぶん、事故をしたり、チームメイトや敵の選手を見失いますよね。

プロの保育者も同じく、“下を向いて”いる状態は、全体の子どもやチーム保育をする仲間の把握には適していません。


マスクをつけるな‼︎と今のご時世に逆らっている訳ではありません。ただ、マスクをつけて呼吸しにくい状態だと、姿勢や視野が悪くなるおそれがあって、それにともない“深視力”という力を失ったりしないだろうか⁉︎との仮の懸念です。

こんな仮の話をしていると、“呼吸”と“姿勢”と“視野”と“心”は連動しているのではなかろうか⁉︎と思ったりするのですが、ブログ読者の方はどのように思われますか?

ご近所の方にお手伝いして頂きました
2020-11-22
『木陰からそよぐ優しい風』園庭大改造第二期スタート

富岡保育園の園庭から

固定遊具が消えて

あれから何年がたったでしょうか

百合の木をはじめ、どんぐりの木や、築山がならび、木陰と土の香りが溢れる園庭になってきました。

そして、このたび‥

園庭作りを共にする寿久園さん(造園屋の方です。※岡山県倉敷市にある美観地区などの料亭などのお庭も手がけられている方たちです。)から、2ヶ月ほど前に一本の電話がありました。

「先生‼︎いい木があるんですが、そろそろどうでしょうか?」

園庭大改造一期を終わり、二期に向けて造園屋の方があたためて下さっていた「ネズミモチ」という木が、遂に植え頃だと判断され、富岡保育園の園庭に本日やってきたんですね。

※「ネズミモチ」の木には、ネズミの糞にも似た黒い実がなって、造園屋の方から「実が落っこちてきたら、子どもがままごととかで遊べるだろうし、根付いて太くなれな木登りもできる強い木ですし。木陰から優しく風がそよいでくれる良い木でオススメなんですよ。」とご推薦して紹介されました。


すでにある程度大きくなってからの植木なので、もちろん搬入にはそれ相応の苦労がともないます。クレーン車は富岡保育園前の道が狭いため使えず、トラックと小型の重機と、そして人力で園庭の植える目標地点まで運びます。1トンもの重さがあるため、運ぶ際に少しのミスで折れかねない。そんな汗がほとばしる状況に、本日登園してきた子どもたちは縁側から大歓声と応援の声とを飛ばします。

そして、重機を巧みに使いこなす造園屋の方、人力で調整をする際に物凄い腕力を披露する造園屋の方たちに熱い視線を向けて離れませんでした。


さて、無事に植木されたのでしょうか?

夕方前、子どもたちが降園した園庭から、談笑すら声が聞こえてきました。

ネズミモチの優しい木陰の下で、植木を無事に終えられた造園屋の方たちが安堵の微笑みとともに「苦労して運んで植えたかいがあったわ〜。ええ木じゃな〜。」と誇らしげに木を見つめておられました。


たくさんの方の想いが詰まった園庭。そして今後も想いが繋がり変化していくでしょう。もちろん子どもたちが考え、遊びをデザインしてこそです。園庭大改造はまだまだ続きます。乞うご期待下さい。そして是非足をお運び木陰からそよぐ優しい風におひたり下さいね。

(※ネズミモチの木は根付くまでは根元の部分は優しく扱えるようにさせて頂きます。ご容赦くださいね。ちなみに、ネズミモチの花言葉は『名より実』‼︎まさに富岡保育園にうってつけ‼︎と、思うのは僕だけでしょうか?)

目が離せない
2020-11-21
みかん戦争と数の概念

とあるお昼ごはんの時間。事件は勃発しました。村上が共にした、ちゃぶ台での出来事。

村上が右隣の女の子に「みかんあげるけん、Aちゃん以外にいる人おったら分けてあげて。」

と、みかんを丸々一つ渡しました。

右隣のAちゃんは「みかん、いる人ー?おるー?」

と、ちゃぶ台仲間に聞くと、村上の左隣のBちゃん、そしてのその左隣のCちゃんが「いるー!」と、答えました。


右隣のAちゃんは、村上からの伝言を守り気前良く分けてあげることに。



ココから事件が勃発してしまうんです。写真にも掲載していますが、右隣のAちゃんと左隣のBちゃんが口論を始めるんです。


口論の原因は「みかんの房の分け方」にありました。

右隣のAちゃんは村上から渡されたみかん一個を、半分に分けて、半分を自分。もう半分を半分に分けてBちゃんとCちゃんに分けようしていました。

けれども左隣のBちゃん、Cちゃんは、「1つずつ(一房ずつ)分けて、1つずつ配っていってや!」と言います。

BちゃんとCちゃんの要望は、3人に均等に同じ数の房が得られることにありました。


右隣のAちゃんにしてみたら「村上先生からもらったのは私なんだから、あなたたちはもらけるだけでラッキーだと思ってよね」と思ってしまうかもしれない。

だけれども、口論の末、Aちゃんは、一房ずつ分けて、自分とBちゃん、Cちゃんに、均等に配り始めました。

平等性を強く訴えたBちゃんCちゃんも、こころよく分けてくれたAちゃんに「ありがとう。」を伝えていました。


右隣のAちゃんにとって、せっかく村上からもらったみかんを分けると何房か減ってしまうという歯がゆい気持ち。

加えてBちゃんたちに平等性を訴えた数の概念を言われるという歯がゆい気持ち。

けれどもそれを乗り越え、こころよく分けてあげた気持ち。

Aちゃんの気持ちは、みかんの房を握りしめ大きく変化しました。

そしてBちゃんCちゃんの平等性を強く訴え過ぎてしまった気持ちが「ありがとう。」の声に含まれていたのは言うまでもないでしょう。

みかん戦争
2020-11-20
“イヤイヤ期”って何で育てにくいの?

皆様1日お疲れ様でした。木曜日と言えば⁉︎そう‼︎ラジオ番組「富岡保育園付属大学チャンネル」の生収録に行ってきました村上ですよ。

2ヶ月目に突入して30分間の1人おしゃべりに慣れてきたんだけれども‥その要因の1つは『話しかける相手が具体的に思い浮かべられるようになってきた』です。カレンダーの木曜日に○印をつけて下さっている方もおられるそうです。シンプルに励みになりますし勇気をもらえます。

(※ラジオ宛のメッセージどしどしお待ちしております!ラジオ内でご紹介もできます。宛先は「エフエムゆめウェーブ」まで)


さて、本日はラジオを聞き逃した方用に‥一部内容をご紹介したいと思います。

テーマは『イヤイヤ期って、なんであるの?』


子育てに携わる方にとって(親やおじいちゃんおばあちゃん、近所の方、先生方ひっくるめて地域社会の方が全てを対象にさせて下さいね。)なんだか、「育てにくい時期」ってありませんか?

一般的に“イヤイヤ期”と呼ばれる2歳前後の子ども。また中高生あたりの“思春期”の子どもです。(※あくまでも相対的にです。)

で、本日は“イヤイヤ期”“思春期”の子どもたちが育てにくくて当たり前なんです‼︎ってことを科学的根拠に基づきお話しさせて頂きますね。

キーワードは【脳の発達】です 。脳の発達は、比例的に発達するのではなく、各々で波があります。その第一次ピークが“イヤイヤ期”の2歳前後ほどの子どもの脳。第二次ピークが“思春期”の中高生あたりの脳です。

「なんだか育てにくいな‥。」と感じたら、脳が著しく発達している証拠と言っても良いでしょう。

脳内では“前頭前野”と呼ばれる「自分をコントロールする」部分があったり、“辺縁系”と呼ばれる「自分ではコントロールできない好奇心」の部分があるのですが‥

“イヤイヤ期”“思春期”の子どもたちの脳内では、“前頭前野”の発達に対して“辺縁系”の発達が著し過ぎるため、大きなギャップが生まれます。コントロールしようと思っても、コントロールできない好奇心がどうしても勝っちゃうんです。(辺縁系はホルモンの影響がかなり大きかったりもします。)

育てにくくて当たり前なんです。加えて、脳の発達が著しいということは、『脳が傷つきやすい時期』でもあるんです。

“イヤイヤ期”や“思春期”の子どもたちは、育てにくい上に、脳が傷つきやすい。育てにくいから、ついつい厳しく傷ついてしまう言葉や行動をとりがちになっちゃう。

じゃあ!私たちはどーすればいいのですかー!と、叫びたくなりましよね。

いくら自己コントロールできる大人でも、脳内で大きな発達のギャップを抱えた“イヤイヤ期”や“思春期”の子どもを相手にするのは、かなり困難なことです。

村上が提案するのは、「子育てをひとりでかかえこまないでね。いろんな人に頼れる環境作りをしようね。」です。

核家族化が進んだり、ご近所付き合いも乏しい中、現代で頼りやすい環境の初歩は‥そう‼︎保育園や幼稚園やこども園です。たくさんの保育のプロたちに関わってもらうことで、子どもの脳の発達も、親の心身も守られるんです。

(“イヤイヤ期”までには、保育施設に少しの時間でも携わることを村上は推奨します。)

こんな話をラジオではさせて頂きました。で、ここからはブログ読者だけの特典記事。

じゃあ、前頭前野と呼ばれる自分をコントロールする力が、辺縁系と呼ばれるコントロールが難しい好奇心とギャップがなくなってくる、いわゆる前頭前野が成熟するのはいつ頃なのか?

実は、25歳から30歳あたりまで前頭前野の成熟には時間がかかるんですね。

(※20代の新入社員をおかかえよの方は脳の発達をふまえて指導してあげてね。)


本日のブログ記事はこのあたりで。珍しく専門用語を使ってみました。(←暮らしをテーマに保育活動をしていますが、科学的なお話しも大好きなんですよ。)

辺縁系がキテル
2020-11-19
“得体の知れない期間”に1度疑問を持ってみませんか?

こんばんは。富岡保育園内の中庭が紅葉の見頃となっていますよ。是非‼︎記念撮影などでもお使い下さいね。


さて本日から「とみほNEWS」への記事を再開しました村上なのですが、さっそく長文をかましてしまったので今頃ヘトヘトになりながらトミホクルーは読んでいることでしょう。

守秘義務のもと公開できないのですが、この度は【ポジションチェンジ】も内容に含まれています。


で、【ポジションチェンジ】ってなーに?ってお声がありそうなので、本日は詳しく紐解いていきますよ。もしもブログ読者の方で管理職の方がおられれば参考にしてみてもおもしろいかも⁉︎


まず、富岡保育園では「固定担任制」を完全に撤廃しています。固定担任制というのは、いわゆる、4月から3月までの1年間、決まったクラスで、決まった子どもたちを担任する制度です。

「固定担任制のなにがいけないの?めちゃくちゃ管理しやすそうだし、発達や成長についても理解しやすそうだし、何より、クラスが落ち着きそう。保護者も安心しやすいじゃん。」とのお声があがると思います。

ごもっとも‼︎です。

固定担任制のメリットが充分に反映できれば、子どもの心身の管理は効率良くできるはずです。


では‼︎なぜ‼︎富岡保育園は、そんなメリットだらけの「固定担任制」を辞めちゃって、謎の【ポジションチェンジ】を敷いているの?


富岡保育園では、成長や発達は目に見えて分かりやすいところもあれば、分かりにくいところもある。そのうえで、無理に分かろうとするのではなく、“ただ寄り添う”そんな時間も必要だよね。と、思っています。

成長や発達の基準も、いわゆる誰かが定めた、およその平均値みたいな、あいまいなものだと知っておかなければいけません。もしも知らずに基準をめがけることばかりにとらわれてしまうと、みんな同じ人間になっちゃいますよね。


(↑村上の屁理屈に感じる方、とりあえず最後まで読んでみてほしいです。)


加えて、日本の1年という定め方も、なぜが学校関係になると4月から3月。得体の知れない期間での成長や発達を望まれるって、なんだか変だと思いませんか?

さらに、その得体の知れない期間を必ず同じ先生(教諭や保育者など)が指導しなければいけない科学的根拠ってあるのでしょうか?

むしろ‼︎もしも‼︎子どもも大人も、人間同士、“合う合わない”“合うタイミング合わないタイミング”などが間違いなくあるするなら‥

保育者のクラス移動も流動的な方が、子どもにも大人にも健康的だと思いませんか?と、仮定ができたんです。

富岡保育園では、そら(0.1歳児)ひかり(2歳児)にじ(3.4.5歳児)の3つの生活グループがあるのですが、保育者たちは定期的に配置転換【ポジションチェンジ】が行われています。

上記を可能にするためには、常に『全保育者が全園児の担任である』意識を持ち、連絡事項など常にアンテナを、全園児とクルー全員に張っておかなれけばなりません。

(なぜなら、「わたし、〇〇グループの子どもたちのこと知りません。」「ぼく、〇〇先生と話したことないです。」って、なっちゃったら本人も園児も仲間も困りますよね。)


かんなりハードルが高いことにチャレンジしているトミホクルーですが、【ポジションチェンジ】のメリットを最後にもう一つだけ紹介しますね。

全てのグループにポジションチェンジしていくことで、全ての保護者とも顔見知りになれます。保育者と保護者の距離感が近過ぎず遠過ぎでいやすい。健全な距離感でいやすいことは、トラブルも起こりにくいとも言えます。

ある保護者が「うちと子どもの担任は〜‥‥。担任が誰かは分からんけど、先生全員知っとるよ!」って、おっしゃられたことがあります。

1つのコミュニティ運営としては正解じゃないのかな⁉︎と僕は思うのすが、皆さまはいかがでしょうか?ご意見ご感想お待ちしております。

明日がピークだと思うんです。
2020-11-18
歌手の『中西圭三さん』と“見守る眼鏡”をシェアできました‼︎

皆さま1日お疲れ様です。園のご近所の方から柿のお礼返しに頂きまきしたミカンを食べながらブログを綴っております村上です。感謝、感謝です。


さて、本日は何と言ってもこの話題でしょう‼︎富岡保育園へ歌手の「中西圭三さん」が来園して下さいました。石の島かさおかプロジェクトの一環として(←日本遺産にもなってるみたいですよ。)笠岡でアート&ミュージックフェスティバルを来年開催するそうです。その名も『シマヲカナデル』

今回はプレイベントとして笠岡市内の保育施設に中西圭三さんが来園し、「ぼよよん行進曲」(←おかあさんといっしょで大人気だそうです。中西圭三さん作曲です。)を一緒に歌って踊りました。


さて、富岡保育園の園児や保育者たちは⁉︎芸能人が来るから興奮してる⁉︎

“いつもどおり”でした。

中西圭三さんやスタッフの方々がぞろぞろとやってきて‥「おっ‼︎なんだか楽しそうだな‼︎」と野生の勘が働いたのでしょう。掛け声などなくとも、ぞろぞろと集まってくる子どもたちや保育者たち。

集まってくるんだけれども、子どもも保育者も各々でメインステージとは距離感が違っていたりするのが面白いんですね。

ガッツリ一緒に歌って踊る子どももいれば、少し遠くから見つめている子どももいる。あるいは、まったく我関せずで泥団子や秘密基地を作り続けている子どももいる。

保育者を含めた、見学に来られた保護者、またスタッフの方々、誰ひとりとして、そんなまちまちの子どもたちに無理強いしたり、うながすことをしないんですね。

なによりメインの中西圭三さんですら、目の前をスコップを持って走り抜けていく子どもや、ボールを蹴りながら通り抜けていく子どもにも、何ら気にせず、笑顔と穏やかな歌声で触れ合ってくれるんですね。


本日の富岡保育園内の大人たち。もちろん中西圭三さんの歌声に酔いしれていたんだと思いますし、子どもたちの踊りに微笑んでいたんだと思いますが、「同じ見守る眼鏡」をシェアできた時間だったんじゃないかと思います。


※『シマヲカナデル』KASAOKA ART&MUSIC FESTIVAL 2021 2月11.12日開催です‼︎

2020-11-17
イルミネーション点灯日『12月1日』に決定‼︎

皆さま1日お疲れ様です。本日歯科健診がありました富岡保育園からの中継です。

(※現代歯科は「予防歯科」です。お子様のおられる家庭では、虫歯になる前に歯科へ行くことを強くオススメします。また同時に食事指導もオススメです。特に“唾液”に注目して頂きたい。よく幼い頃に「30回噛みなさい!」と指導されませんでしたか?これを現代歯科科学で変換すると「30回噛まないと食べられない食事を提供してね。」となります。歯科についてはコロナ渦が落ち着き次第、専門医の方と保護者や地域向けの子育てに間違いなく役立つ講座を開催する計画がありますので乞うご期待下さい。)


さて、歯科話はこのあたりにしまして‥本日午後より富岡保育園と同じ地域(笠岡市東地区)にあります笠岡工業高校へ授業参観したお話を紹介させて下さい。

なぜ、工業高校の授業参観したかと言いますと‥笠岡工業高校の授業の中で「地域に貢献する」時間があるんです。(←「笠工テクノ工房」と呼ばれています。)

そこで、富岡保育園とコラボ企画か決まり、『冬の寂しくなる夕方のお迎え時間に、心があたたまるイルミネーション』製作に取り組んで下さることになりました。

(※他の企業や市からも委託されており、「イノシシの捕獲用の網を溶接で作る」や「ドローンで上空撮影する」など多様な案件に取り組んおられました。)

富岡保育園×イルミネーション班の作業場へ行くと、学生が懸命にサンタクロースを描いていました。聞くところによると絵は苦手だそうなのですが、園児の喜ぶ姿をイメージしながらペンキで描いていました。「この目の位置おかしいかな⁉︎右目の位置塗り直そうかな⁉︎」


⭐︎お知らせ⭐︎

12月1日(火)17時頃より笠工テクノ工房作製のイルミネーションが富岡保育園玄関付近に点灯されます。

是非‼︎写真を撮ったり、学生たちの園児を想う気持ちに馳せたりしながら楽しんで下さいね。お待ちしております。

※富岡保育園前の道路は車通りが多いです。安全に配慮して頂きながらイルミネーション鑑賞して下さいね。

何度も試行錯誤しながら
2020-11-16
絶対に雇いたくないアフロヘアーとオープンカーの2人の結末の鍵は“ご縁”⁉︎

おはようございます。日曜日の朝の散歩を終えました村上です。(本日は紅葉の見頃である岡山県浅口市寄島町龍城院へ足を運びました。イチョウの大木に圧倒的されますよ。是非)


さて、富岡保育園は元は江戸時代より廻船問屋だった建物を使い続けています。各地より多様な人たちが行き交った集い合った場所だったんだと思います。“何かのご縁”の積み重ねで持続している場所でもあります。(←江戸時代末期に活躍した偉人「山田方谷」も1ヶ月ほど滞在したようですし。)

でもって、本日は「山田方谷」という偉人ではなく僕の友人「横山圭祐」についてお話ししたいと思います。(←興味の無い方も、最後まで読むとワクワクドキドキすると思うので出来れば最後まで目を通してね。)

この「横山圭祐」という男。実は元富岡保育園の保育士だったんですね。それも村上と同期。当時は2人ともアフロヘアーをしたりオープンカーに乗ってきたりと、若さを全面に出した男性保育士でした。そんな普通では絶対に雇いたくない2人を雇用したのが、前園長先生。そして面倒をみてくれることになったのが現園長先生。

(当時の回想エピソードは綴るにあまりますので省略させて頂きます。ちなみに2人を何とか社会人に保って守って下さっていたのが当時の主任先生です。)


日々が流れ「横山圭祐」は発達支援の道へ。村上は保育実践改革の道へ。アフロヘアーやオープンカーに乗っていた当時では想像できないほど、仕事が好きになってしまった。全ては“何かのご縁”で出会った方、面倒をみて下さった方のお陰様でしかありませんが。

そんな「横山圭祐」がこのたび、児童発達支援のチーフを辞めてまで2人の息子と奥さんと自宅のローンをかかえてまでも、どうてしもやりたい挑戦があるとのこと。

現在の保育園や学校などに居場所が無かったり居心地が良いと感じない子どもたちに、“もう一つの選択肢”を提供したいとの思いから、認可外保育施設とフリースクールを立ち上げる準備をはじめています。


この挑戦。現代の一般的な考え方だと「なんでそんな安定してそうな仕事と安定してそうな役職を捨ててまで、家族や自宅のローンがある上に、新しい事業所の建物のローンを加えてまで、なんでそんな挑戦するの?」と言われかねません。

しかし、「横山圭祐」という男は生来の不器用さと誠実さで、挑戦してしまうんです。ブログ読者の方も含めて応援するしかないですよ‼︎

もちろん、富岡保育園にもご縁がある男ですから、僕だけではなく園長先生、前園長先生も全力で応援しています。

そして次世代のためへの挑戦ってのは、「挑戦は挑戦を呼ぶもんだな」と思います。富岡保育園も来年度次世代へ向けての挑戦をします。(←詳細が決まり次第発表しますね。乞うご期待下さい。)


ブログ読者の方も含め、最近何かに挑戦していたりしますか?挑戦には大きいも小さいもありません。そして挑戦がしんどい時には無理をするべきではないと思います。そんな時は挑戦している人を応援すると力が溜まってきたりもします。


最後に1つ付け加えさせて下さい。富岡保育園には挑戦のスペシャリストたちがいます。子どもたちです。「昨日より大きい泥団子を作る」「ダンゴムシをたくさん見つける」「お母さんごっこで、次はお姉ちゃんになる」など、各々が毎日挑戦しています。是非そんな子どもたちを応援しに来てくれませんか?側で微笑んで見守って下さることが1番の応援です。よろしくお願いいたします。(←岡山県笠岡市富岡605まで※お問い合わせはホームページTOPへ)

どんな未来をつくりたいですか?
2020-11-15
『木のことば』に答えてみませんか?

おはようございます。早朝より早番の保育者が洗濯物を畳んでいるところへ、ドリップ珈琲を淹れておりました村上です。珈琲を飲みながら「高所得者児童手当減」について議論をしていました。新聞へは、基準が“世帯主”から“夫婦合計”に変更されて点が書かれていました。なぜ変更されるかの1つの理由として捻出した財源を保育財源(少子化対策や待機児童解消など)にまわす予定だそうです。ブログ読者の方はこの度の施策についてどのように思われますか?


さて、本日土曜職員会議にあるミッションを授ける予定です。とみほ村のご近所にあたる公園や神社などを歩いてまわり「好きな木をさわる」「好きな葉っぱをひろう」などなどです。(←他にも「高い所へ行き“ヤッホー”と叫ぶ」などもあります。)


なぜ、わざわざ「木をさわる」を職員会議のミッションにしたのか?ちなみに、ブログ読者の方で最近木をさわった方はおられますか?林業や農家や建設業などの仕事を除くと、普段の生活の中で「木をさわる」ことは少ないかもしれません。

とみほ村(富岡保育園)の園庭には数本の木があります。丸太も数個転がっています。子どもたちは、木をさわりながら虫を見つけたり木の模様をながめたりします。丸太の木の皮をむいたりもします。

木の温かさや冷たさ、硬さや柔らかさ、ゴツゴツした感触スベスベした感触、木をさわりながら遊んでいる時に無意識の中で味わっています。


僕たち大人も子どものように無意識の中で木の心地を味わえれば申し分ないのですが、大人社会だと意識的にでないとその機会は作ることが難しいのかもしれません。だからこそ、本日のミッションの1つに「木をさわる」を盛り込みました。


※無意識の中で味わったら学べていないのではないか?意識的に味わった方が学べるのではないか?とのご意見もありそうですが、本当にそうなのでしょうか?言葉で表現しないと味わえていない、学べていないのでしょうか?


本日最後に高田宏さんの「木のことば 森のことば」の著書から、ブログ読者の方へ是非一度立ち止まって想いを巡らせて頂きたい言葉をご紹介します。


『木のことば』

わたくしたち木は

争うことなく生きているのでございます

嵐の日 強い風に枝を吹き折られることもございます

雪の日 雪の重さで枝を折られることもございます

それでも わたくしたち木は

優しい大地に根を張って

静かに生きるのでございます

そよそよと風の吹く日 明るい日ざしの下で

虫たちや鳥たちが枝のあいだを飛びまわってくれるとき

わたくしたち木は しんに幸せなのでございます

日が照り雨が降り季節がひとめぐり去るごとに

私たち木はひとまわりずつ静かに大きく育つのでございます

あなたがた人間は忙しく動きすぎるのではありませんか

ときどきわたくしたち木のそばにおいでになって

静かに休んでみたらいかがでしょうか

わたくしたちのように争わないで静かに生きてみたらどうでしょうか

あなたがたがわたくしたちの幹に手を当ててくださるのを

わたくしたちはいつも待っているのでございます


さて、ブログ読者の方。あなたは木のことばにどのようにお答えになりますか?

静かに大きく育つ
2020-11-14
勝負の分かれ目

皆さま1日お疲れ様です。本日とみほ村(富岡保育園)上空にセスナ飛行機が旋回し、村民(園児や保育者など)がこぞって園庭で見上げておりました。もちろん村上もです。(岡山県笠岡市の企画にて、セスナ飛行機でニコちゃんマークを描くイベントでした。残念ながら曇っており、村上には見えませんでしたが、純粋な子どもたちには見えたのかも⁉︎)


さて本日、とある、はじめまして、の、保育園(県外)の先生から驚きのお電話がありました。

「はじめまして〇〇保育園の〇〇と申します。(自己紹介などの挨拶‥略)単刀直入に、村上さんの副園長ブログやYouTube動画を、保育士の研修の教材として使わせてもらえませんか?」

との内容でした。

この電話の内容‼︎めちゃくちゃめちゃくちゃ保育業界に限らず、「何かを変えようとしているんだけど、何かを学ぼうと思うんだけど、どこから手をつければ良いのだろうか?」とお悩みの方に最適の方法を伝授してくれているんだと思います。

(少し因数分解して説明しますね)

何かを変えようとしていたり、何かを学ぼうとしていたりする時に、もちろん自学自習は必須です。しかし、その“何か”をすでに変えていたり、学んだ、先人たちがいることもあります。その際に、その先人が自分と業界や立ち位置など違った時、たいていの人は「自分とは環境が違うから」と遠慮してしまうと思うんです。

この度、お電話先の方は真っ向勝負で誠実に正面突破で学びに来られました。それも、会ったことも無いただの田舎のただの保育園のただの副園長にです。

で、ここが勝負の分かれ目だと思うんです。

実は‥僕も5年前‼︎保育実践改革をする際に、なりふりかまわず全国の保育施設を飛び回りました。飛び回り、富岡保育園でできそうな実践を取り入れ、仲間が試行錯誤し、新たな課題ができると、またその新たな課題の解決の糸口が見えそうな施設にアポイントをとり飛び回りました。時には某有名大学の研究室にまで頭を下げて伺ったことがあります。直接アポイントをとり飛び回った経験か言えるのは『本気で学ぼうとしている人に対しては、意志が伝わりさえすれば、受け手の方は何とかしてくれる』です。(←かなり甘えた発言ですし、もちろん感謝しかありません。ただそこで得た学びは必ず実践に反映しています。)


長くなりましたが、まとめますね。

まず、成功している、もしくは何だかイキイキしている、そんな実践例が見えるところへ、業界へのプライドがあるならば速攻でアポイントをとり学びにいくべきです。

富岡保育園で言えば、50年以上の認可保育園の歴史がありながら、大事な伝統を引き継ぎながら保育実践を5年前に一変させたというイキイキした実績はあります。もしも似たようなケースで何かお悩みがあればすぐにでも富岡保育園へアポイントをとると、何かしらの解決の糸口が見えるかもしれません。

最後にもう一度まとめますね。

①変えたい、学びたいことがあれば、シンプルに、成功している人、イキイキ取り組んでいる人に聞こう‼︎

②村上&富岡保育園の発信内容は無料です。ご自由に引用して下さい。アポイントなどあれば、お節介心に、ご協力させて頂きます。

なにはともあれ、ブログ読者の方が共に面白がれる、とみほ村(富岡保育園)の取り組みを続けます。(※ちなみに、2021年には大きな発表もありますのでご期待下さい。保育園という概念を大きくアップデートした取り組みです。)

今後ともお付き合いよろしくお願いいたします。


※お電話をして下さいました、とある保育園の先生。次世代へ希望を残すために勇気を持ちアポイントをとって下さったこと。大変感謝しておりますし、尊敬しております。日本の未来に希望を繋げる保育実践を共に取り組んでいきましょう。

セスナ待ち
2020-11-13
大事な御礼参りの時間

こんばんは。本日、毎月の検査へ行かせていただいておりました村上です。ブログの方でも何度かお話ししているので、個人的な健康経過を報告をさせて下さい。

2018年に癌が発覚して余命2ヶ月を宣告されてから。あれから2年が経とうします。あの時誰もが口にはしませんでしたが、「村上はここで終わる」と僕自身も思っていたのですが、医師や看護師、仲間などたくさんの力を得ながら命を繋ぐことができました。(本日の検査結果も良好で一安心です。)

ちょうど、抗がん剤治療の一時退院がこの紅葉がかる時でした。少し思い出したかのように、本日は診察の待ち時間を使って、当時入院していた病棟へ行きました。エレベーターを降りると、その病棟は重篤患者が多いため厳重に封鎖されているため、ガラス越しでうかがいました。忙しそうに働く看護師の中には当時お世話になった顔もあり、声はかけれませんが、自然と感謝の意が湧いてきましたし、言葉にできない想いも溢れてきました。ただ、病棟の独特の匂いに当時の記憶が蘇り、数分と待たずにそこを後にエレベーターで引き返しました。

あらためて、日頃の家族や友人、仲間や自分自身など、ついつい元気なことが当たり前にってしまうと感謝の気持ちや気遣いなどが足りないことに気づいた大事な御礼参りの時間になりました。


さて、本日とみほ村では、「らんらんピクニックday」が開催されたようです。エジソン(5歳児class)の子どもたち限定で、お家から空のお弁当を持ってきて頂き、お台所スタッフがお弁当をこしらえ、園内の好きな場所・仲間でお昼ごはんを楽しみます。とみほ村(富岡保育園)では年齢別の活動はほぼほぼ無いに等しいのですが、毎月1回開催される「らんらんピクニックday」は就学前の子どもたちにとっては特別感があり、他の子どもたちにとっては憧れになっているようです。「私がエジソン(5歳児)になったら〇〇で食べるけんよ‼︎」との声も聞こえてきます。

2020-11-12
おすそ分けする柿をオムツ購入時の袋に入れてお渡しする意図とは?

皆さま1日お疲れ様です。本日SDGs(持続可能な社会を作る)活動に精を出しておりました村上です。と、言ってもSDGsという流行り言葉、横文字を使うと大それた雰囲気になりますが、実際の活動は富岡保育園駐車場にすずなりに実った柿の収穫です。

実は3日連続での収穫にあたって、たぶん500個くらい(←実際に数えていませんが)は収穫したんじゃないかと思います。とみほ村内でも食べましたし、園児や職員のご家庭にもお配りしました。けれども、それでもまだまだたくさん柿があるんです。

そこで、ご近所や、とみほ村に携わって下さる地域の方などに、日頃の感謝の気持ちを込めて“おすそ分け”をさせて頂きました。数人の子どもたちと「オムツ購入時の袋」に柿を入れて、ご近所を訪ねていきました。(※オムツ購入時の袋を利用することによってECOを意識しているテイストです。)

ご近所の家に子どもたちと伺うことにより、『顔見知りになれる』という大変有り難い副産物まで頂きました。そして、そして、柿をおすそ分けしたつもりが、地域の方からお菓子や野菜、手作りのお人形を頂いてしまいました。まさに物々交換になってしまったのですが。

※留守のお家には玄関先にそっとオムツの袋に入れられた柿を置いて帰りました。(←田舎あるあるの玄関先へおすそ分けの品物を置くというテクニックです。)そして、さきほど夕方に「オムツの袋だから、もしかすると富岡保育園からの頂き物かと思って電話しました。柿美味しく頂きました。ありがとうございました。」と電話が鳴ったそうです。


さて、そろそろまとめましょう。SDGという世界規模の横文字を使ってしまったので、ブログ読者の方も戸惑ったかもしれませんが。とみほ村(富岡保育園)では、持続可能な社会を作るため、まずはご近所の方、地域の方と、オムツの袋に入れた柿をおすそ分けできる関係性を作っていきたいと思っています。それぞれの人とそれぞれのほどよい距離感が、とみほ村の子どもたちを含めて作っていければと考えています。

(※ご近所のお家を訪ねる際に、ピンポンを押す争いから、複数鳴らしてしまったり、玄関先を賑やかにしてしまいましたが、寛容に笑顔で出迎えて下さり本当にありがとうございました。)

おすそ分けのお返しの枝豆をゆがく準備
2020-11-11
主婦業兼任する保育者の強み

こんばんは。日中の陽射しから一転、夕方は寒空が浸るこの頃です。現在、17時過ぎのとみほ村玄関口では、本日の遅番保育者(子育てマネージャー)と保護者との伝達をする声が聞こえてきます。


※盗み聞きをしようという意図は全く無くてたまたま聞こえてきたのですが。

ある保護者とのやりとりが、主婦業を兼任する子育てマネージャーらしいなと思ったので少しご紹介しますね。

子育てマネージャー「えー。ケーキにできるんですか〜!?」

とある保護者「たまたまテレビでやっていて。ホットケーキミックスでなんですけど。」

子育てマネージャー「でも、帰ったら“いろいろとやること”があるのに、すごいですね。Aちゃん、夜ごはんの後の楽しみが増えたね。」

こんな感じのやりとりが続いていたのですが。お仕事帰りの保護者にとって、帰宅した後の主婦業への合間の時間こそがお迎えの時間だったりします。合間の時間に保護者の方が優しくスイッチを切り替えるための1つの要素として、保育者とのやりとりがあるのではないかと思うんです。

もちろん子どもの1日の健康状態などを連携し合うのを前提として、保護者の方の主婦業についても認め合える時間が大事なんだと思うんです。そんな時に、やはり主婦業を兼任している保育者の言葉は説得力と共感力に長けているんだと思います。


さて、次々とお迎えの保護者が来られ、遅番保育者となにやら和やかにやりとりがなされています。日が暮れた夕方のひととき。僕がとみほ村(富岡保育園)で好きな時間の1つです。

豊作の柿に感謝
2020-11-10
“やりがい”って言葉がフィットしづらい保育実践

こんばんは。出勤するなり玄関先の豪華な菊にしびれました村上です。トミホクルー(富岡保育園の保育者)がご近所の方から「保育園に持って行ってあげて」と頂いたそうで。立派な菊に感性が磨かれる一日の始まりでした。

※地域の方が「とみほ村」の存在を気にかけて下さることで、社会全体での子育てが成り立っています。本当にありがとうございます。


さて、本日はお昼のミーティングに、グループリーダーたちを招集させて頂きました。0.1歳児そらグループ・2歳児ひかりグループ・3.4.5歳児にじグループのリーダー保育者です。3名とも20代前半で、とみほ村の保育者の中では若手であります。(←なぜ、中堅やベテランではなく若手保育者をリーダーに選んだかの理由に興味がある方は是非とみほ村保育LABOまでお越しください。)

本日のお昼のミーティング内容を紹介しますと‥

①ヨガっぽい体操

②ドライフルーツTEAを飲む

この2つを癒しの音楽を聴きながら行いました。


「え⁉︎それって保育園でのミーティングで必要なんですか?」とのツッコミがとんできそうです。

が‼︎実は‼︎めちゃくちゃ意味があることを因数分解しながらお伝えしますね。

まず、参加者のグループリーダーの感想を聞くと‥「休日のような時間でした。」との声がありました。

本日は月曜日の週の初め。そしてただいまお昼の2時です。村上がグループリーダーに伝えたかったことは『時間はデザインできる』です。

先日、時計泥棒をしたのもその一環で、「時計が必要な時間が分かったってことは、その時間以外は時間を気にする必要が無いよね⁉︎暮らしの時間の中でなんだかバタバタしてたりする時間がないかな⁉︎」との問いかけだったんです。

平日も休日も似たような時間のデザインが出来れば、子どもも大人も心身に負荷なく暮らせるんじゃないのかな⁉︎と村上は思っています。


さて、ヨガとTEAで心身がほぐれたグループリーダーから、ある声を聞いてとても面白いと思ったので、ブログ読者にもコッソリお伝えしますね。

先日実習生の反省会が行われた時に、実習生からグループリーダーたちへ「“やりがい”は何ですか?」と質問があったそうです。

グループリーダーたちは揃って「“やりがい”⁉︎かー‥。」と、戸惑ったそうです。


“やりがい”って言葉は、自分が頑張ったことへの達成感であったり、その過程での張り合いだったりを意味します。

けれども、よくよく考えてみると、とみほ村でのトミホクルーの役割の中で、「私は〇〇を頑張って、苦労して努力して、〇〇をやったりました‼︎」と、保育者が前のめりになる場面って、ほとんど無いんです。むしろ、前のめりになっていると「少し距離を調整しようよ。」と仲間の保育者からアドバイスを受けることもあります。

とみほ村の保育者には、もしかすると“やりがい”って言葉がフィットしづらいのかも。と、村上は思ったり。実習生にとっては明確な答えが出せませんでしたが、グループリーダーたちが返答に困ったのは、ありのままで暮らせている証拠だなと思いました。


ブログ読者の方で、もしも保育者の方がおられればお聞かせ下さい。「あなたにとっての保育者の“やりがい”とは何ですか?」

豪華な頂き物『菊』
2020-11-09
とみほ村をナビゲートします

とみほ村(富岡保育園)へ足を運んだことがない、あなたへ。本日はすこしだけナビゲートさせて頂きます。

門構えは、黒で統一されて一見旅館などにも見間違いそうになってしまう。実は改装前は土壁と松で覆われていたそう。

玄関先をくぐると、数段の高い階段を上がり玄関に入る。古民家も古民家。もとは江戸時代末期(天保最終年)に建てられた廻船問屋。時代の需要に合わせながら保育園へとなっていたそう。

家屋の中は、いたるところに廻船問屋であった頃をにおわせる景観がある。たぶんここは土間で、たぶんここは‥で、と思いにふけれるはずだ。外観からは面影のある蔵や紅葉ある中庭も風情豊かに感じられるでしょう。

古民家園舎の奥には、昭和末期に建てられた園舎がある。言ってみれば、保育園ぽい保育園舎である。

しかし、古民家園舎の側には、若干洋風めいた建物がある。数年前までは病後児保育活動をになっていたようだが、現在はアトリエ活動に使われており、室内は絵の具やらの汚れ跡、紙切れなどが散らばっている。

そして、その隣には180年もの時を経た貝塚伊吹の木の下に、一軒の小屋(←保育LABOです。※村上のたいていの居場所です。)がある。小屋の中からは、コーヒーの香りとあやしげな音楽、多様な本が待っている。

そんな、とみほ村(富岡保育園)内に、様々な経歴や環境を経た大人と子どもが、年々行き交い集い合っているわけ。


時代ごとに変化したことが統一感が無い雰囲気から味わえるだろう。ディズニーランドの様にアトラクションごとの変化が楽しめるのかもしれない。

建物と人も、いろいろな、さまざまな、まとまりのない“違う”が交じり合うために、たったひとつだけの約束ごとがあるそう。その約束ごととは『お互いさま』という心がけ。


さて本日のナビゲートはここまで。どうですか?とみほ村(岡山県笠岡市富岡605)へ足を運んでみたくなりましたでしょうか。その際は『お互いさま』の心がけはお忘れのないように宜しくお願いいたします。賑やかな子どもたちち穏やかな大人たちでお待ちしております。

2020-11-08
とみほ村の保育デザイン要素2つをコッソリご紹介します。

皆さま1日お疲れ様です。とみほ村広報&営業の副園長村上です。と、言っても、営利目的のコミュニティでありませんので、達成目標の数字なども無く、世間の広報&営業の方に言わせると生ぬるいのかもしれません。

富岡保育園について知って頂いたり、保育・幼児教育について関心を持ってもらったり、地域を巻き込んでの子育てが出来ればな〜と、言った具合の【ぼんやりした目的】と、【さだまっていない目標】で広報&営業活動を行なっています。

「なぜ、“ぼんやり”“さだまっていない”を、据えているのか?」と、ツッコミを入れて下さったブログ読者の皆様。ありがとうございます。

実は、多様な方々からのツッコミが欲しいのです。加えて、ツッコミに対して柔軟に受け入れることができるようにしたいからなのです。


昨日もご紹介させて頂きましたが、とみほ村へ実際に訪れたことがない方から文房具などを頂いたり。物だけでは無く、「子どもと遊びたいので来ました‼︎」と、実際に訪れて下さり、「先生、〇〇な時はどうやって対応したら良いのでしょうか?」と真剣に子どもとの関わりを学ぼうして下さる地域の方がおられます。

トミホクルー(富岡保育園の保育者)の保育実践の中にも“ぼんやり”“さだまっていない”が多く見え隠れしています。例えばトラブルの対応に関しても、保育者によって十人十色です。子どもの特性も違えば、その日の気分も違いますし、子どもと保育者の信頼関係だって違いますよね。〇〇な時は〇〇するべきだと明確に決めることは本来不可能です。


先日、ある男の子A君が血相を変えて村上の部屋(保育LABO)に突然訪れてきました。

A君「村上先生‼︎B君が殴ってきそうになっとる‼︎」

すぐ後ろには、こちらも血相を変えたB君が今にも殴りそうな表情で走ってきました。

(ちなみに、A君はよく手が出てしまって注意を受けることが多くあるのですが、その日は珍しく立場が逆転していたようです。)

村上もさすがに間に入らないとと思い、2人にまずはその場に座ってみようと言いました。

ただならぬ空気感が伝わってきました。血相を変えた2人。B君は村上がいなければ間違いなく殴りかかりたいはずです。

村上「A君はよく言いに来てくれたし、B君は殴るのよく我慢してるし。とりあえず座って落ち着いたら、まずは2人で話しをしてみたら。」

と、伝えてフェードアウトしました。けれども、2人からは「話し合いなんかしたくねーよ‼︎」との気持ちもヒシヒシと伝わってきます。


さて、ここでの保育者村上はどのように対応したら正解なのでしょうか?ハッキリ言うと分かりません。でも、この話には続きがあるんです。

血相を変えて村上のところへ走っていくA君とB君を見かけた保育者Cが村上のところへきて「何かあったんですか?」と尋ねて来て下さいました。

村上は「理由はまだよく分からないんだけど、A君がB君に‥」と、状況説明をして‥その後C先生には別の業務連絡があったので伝達をしていると‥

なんと‼︎

A君とB君が消えているんです。

気になったので、探して足を運んでみると、別々に違う友だちと平和にニコニコと遊んでいました。

さて、業務連絡をしている間にA君とB君にはどんなやりとりがあったのでしょうか⁉︎2人しか知る由がありませんが‥

業務連絡などをする場合ではなく、2人の話を親身に聞いて行動の善し悪しを仲裁することが正解だったのか⁉︎

それとも、なんだかなんとなく2人で話し合ったのか雰囲気で出したのか納得解を出して走り出したのが正解だったのか⁉︎

保育者村上には明確な答えが出ません。けれども、なんでもかんでも保育者が仲裁に入ったり子どものことを全て知らなければならないことが絶対解で無いのは、今回の血相を変えた2人から学べました。

千日紅に彩かる妖精
2020-11-07
「不便」に隠されたメリットを探す実験

皆さま1日お疲れ様です。おやつ(コーンフレーク)の準備にたまたま居合わせて珍しく手伝ってみたところ、「300円でーす‼︎」と言って手渡すと、ある女の子から「高っ‼︎」と言われてしまった村上です。お金の価値観を生活の中で理解しているのかな⁉︎と思ってしまいました。


さて、昨晩に園内の時計をほとんど泥棒した結果‥保育園の生活はどのように影響⁉︎変化⁉︎したでしょうか?

(※間違いなく、全国どこの保育園を探しても、園内の時計を泥棒する副園長はいないと思います。まったくもって非常識⁉︎なのかもしれません。)

「保育室から時計が消えてしまったら⁉︎」の実験経過をブログ読者にはコッソリお知らせしますね。

まず、時計って“便利”なものですよね。便利でいつも当たり前にあるものが無くなると⁉︎‥困るのは当然です。なんせ不便になりますから。

困った時に、課題が見えてくるものなんです。「どんな時に時計が必要なのだろうか?」と時間を気にするタイミングが明らかになるんです。例えば、赤ちゃんのミルクや睡眠時間などを記入して保護者へ伝えるためには重要なツールです。

時計の必要性、時間を気にするタイミングが鮮明になってくると、逆に‼︎『時間を気にする必要がない時間』ってのも鮮明になってくるはずです。

このあたりが個人やチームで理解が進んでくると、「なんで、この時間は急いでいるんだっけ!?」「もしかすると時間を気にし過ぎて動いたり声をかけていたかもしれない!?」との課題が見つかるかもしれません。

※「便利」だと思うコト・モノのメリットとデメリット、「不便」だと思うコト・モノのメリットとデメリットを整理すると、【丁寧な暮らし】をするために必要なモノ・コト、不要なモノ・コトを考えるヒントになっていきます。


なにはともあれ、トミホクルー(富岡保育園の保育者)になってしまうと、一般的な保育施設とはかけ離れた課題が急に降り注いでくるのです。そんなトミホクルーにブログ読者の方を含め、ともに子どもたちに希望を繋げませんか?側で見守り同じ時間を過ごしませんか?年齢や性別、職種なども一切問いません。あなたの勇気が希望ある未来を作ります。岡山県笠岡市富岡605まで足をお運びください。お待ちしています。


※先日、ご近所の方から竹で作った竹馬を頂き、子どもはもちろん保育者も興奮して遊ばせていただきました。また、ぬいぐるみや文房具などもご寄付下さった方もおられ、大切に使わせていただいております。社会全体での子育てに、大変感謝しております。

頂いた大人気のぬいぐるみの身体測定⁉︎
2020-11-06
時計泥棒参上の巻

皆さま1日お疲れ様です。本日も無事ラジオ生収録を終えました村上です。ラジオをしながら、余裕の無いくせに、ある実験を思いついてしまいました。

ラジオでしゃべっていると、もちろん制限時間(30分間)がありますので、【時間】を意識しながらしゃべるわけです。すると、自然と“時計”を見ますよね。はじめのうちは【時間】に余裕があるので“時計”もさほど見ません。

制限時間が迫ってくると“時計”を頻繁に見ている自分と、焦ってハラハラし出す自分がいるんです。


ここで、小学校の時に算数の問題を解く際に“もしも重りを測る機械が壊れていたら⁉︎”などとケチをつけるばかりしていた村上に言わせると‥

「この世に“時計”がなかったら、焦ったり、ハラハラすること無くなる、もしくは減るのか⁉︎」と考えてしまったんです。

だって、時計がこの世に発明される前にも、僕たちの先祖は生きていたんです。先祖たちは、“時計”なしにどのように暮らしていたのか?気になりませんか?“時計”が無ければもちろん【時間】も気にする必要なんてないですよね。


さて、なんだか屁理屈話が続きましたが、思いついた実験とは「保育室から“時計”が無くなったら⁉︎」です。

とみほ村(富岡保育園)では、決まった時間の授業はありません。お昼ごはんも、お台所スタッフが作ったお料理の匂いで分かるはず⁉︎赤ちゃんへのミルクも、注意深く観察して特徴をとらえていればミルクの欲しいタイミングも分かるはず⁉︎


とみほ村では、保育を「丁寧な暮らし」と位置づけています。1分刻みに効率良く時間割りされた暮らしを丁寧と呼ぶべきなのか⁉︎それとも、時間に追われることなく五感をフル活用した暮らしを丁寧と呼ぶべきか⁉︎


さっそく、トミホクルー(富岡保育園の保育者)が帰宅してから実験の下準備で園内の“時計”をはずしていこうと思います。

※ブログ読者の方、くれぐれも村上の仕業だということは内緒にして下さいね。

11月5日とみほ村、獅子舞こんにちは
2020-11-05
ニット帽に白シャツの副園長村上の頭の中

こんばんは。ニット帽に白シャツの組み合わせで出勤しておりますオシャレになりたい村上です。夕方以降は肌寒いですよね。


さて、本日はブログ読者の方には申し訳ないのですが、副園長村上の頭の中を整理する内容でお届けさせて頂きます。

(園のホームページ内のブログをかなり個人的に使用している点をツッコミ下さい。)


実は、本日から「とみほNEWS」(富岡保育園保育者限定の日々の報告・連絡・相談などの内容のNEWS)への副園長からの記事を1ヶ月ほど休むことにしました。

(※ほぼ毎日2000字以上の村上が知り得た考えた記事を投稿しています。多い時は日に3度くらい投稿することも。)

基本的に、読むか読まないかはトミホクルーに一任しています。強制ではありません。記事を投稿する目的は、約5年前から始まった富岡保育園での保育実践改革にあたり、チームのベクトル(矢印)を示す意味で、毎日記事を投稿していました。たぶん5年分の記事をまとめると、辞典くらいの太さになるかもしれません。

チームのベクトル(矢印)を示す上で、はじめは「世界一楽しい保育園を作ろう」と夢の旗を掲げました。“世界一”と“楽しい”という、かなり大きく広い夢を掲げることにより、チームの変革は熱量の帯びた、日々の試行錯誤をもろともしない体力がついたように思います。


そして、月日が流れ。“世界一”というキーワード自体が、富岡保育園というコミュニティに微妙に合っていないのではなかろうか?目立ったり、映えを意識するような現代資本主義の流れとは異なるコミュニティに育っていっているのではなかろうか?と、思いはじめたわけです。

そして、チームの誰かぎ大きな声をあげたわけでもなく、なんとなく、なんとなく、なんだか、なんだか、「丁寧な暮らしをしようよ」と成っていったわけです。

“保育”そのものを“丁寧な暮らし”と置き換えることにより、僕を含めたトミホクルー(富岡保育園の保育者)、保護者や地域の方々、もちろん子どもたちも、“自然に戻った”いわゆる、“ありのままを認める”文化に育まれてきたように思います。ありのままを認めるためには、お互い様に感謝を巡らせることが最も大切なのですが‥シンプルに、『お互い様に感謝を巡らせる』というベクトルでの場作りであったり、そこに携わる行き交う集い合う人の心得ることになっていったように思います。

(※この辺りから、保育園という固定概念をアップデートするために、「とみほ村」という村コミュニティへと、ゆるやかに移行していったのですか、詳細はまたにしましょう。)


そんなこんなで、トミホクルーは個人としてもチームとしても、この5年間で荒波を同じ船に乗りながら必死に耐えてみたり、時に思いもよらぬ出会いや宝に恵まれできたわけです。そして、荒波から、ゆるやかに、1つの村に定住するかのように、地に足をつけ、土に根を生やそうしています。そこで、副園長として「とみほNEWS」への記事をチームの肥料のように毎日投稿し続けることで、チームへの貢献をはかろうてしていました。

植物を育てる方ならば、よくお分かりだと思うのですが、肥料をたくさんたくさん与えれば良いってわけじゃありません。適度な量だったり時期があるわけです。

そしてもうひと越え考えると、肥料が無い場合でも、強くたくましい実を育む植物もあります。その場合、めちゃくちゃ大切なのが、【土】です。土の中にあらゆる微生物や菌が共生していること。強くたくましい実の下には、優しい土の存在があるんです。

植物に例えて話をしましたが、とみほ村(富岡保育園)の【土】ってなんだろう?と考えてみました。僕なりの答えは【ご縁の積み重ね】なのではなかろうかと。富岡保育園に行き交った集い合った、もちろん保育園では無かった江戸時代当時の廻船問屋だった頃も含め、僕もお会いしたことがある人ない人、全ての人の【ご縁の積み重ね】が、現在のとみほ村の【土】としてあること。ご縁に良いも悪いもなく、ありのままのご縁を受け入れていくことが優しい【土】になるんだろうなとも思っていたりもするわけです。


ただいま、トミホクルーは「丁寧な暮らし」のためは日々感謝を巡らせ、子どもたちや保護者の方を含めた地域の優しい土に成ろうとしています。村上の記事(肥料)は今不要なんだろうと思っています。微生物や菌や雨粒や光を一身に受けながら、強くたくましい根を生やすチームへとなっていければと。


長々と綴りましたが、今の村上の頭の中をご紹介させて頂きました。

(※けっこう気が変わりやすいので、明日には大きな夢を高らかに語っているかもしれませんので、前もってご了承くださいね。)

画像をアップすると鷺(サギ)がいますよ
2020-11-04
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