副園長ブログ
皆様1日お疲れ様です。春の陽射しはきついですね。ブログ読者の方も紫外線対策、熱中症対策をして下さいね。 ※とみほ村では、お庭には昨年度植えましたネズミモチの木なども含め、たくさんの木陰を利用して遊んでいます。テントなどの人工的な陰に比べると、“そよ風”の当たり方が違いますよね。 さて、実はとみほ村にあります富岡保育園内の乳児が主に生活するお部屋(空グループ0.1歳児)を昨年度末から改修しておりました。そして本日ほぼほぼ完成いたしました。 江戸時代末期に蔵として使用されていた場所を“古民家”の特性を活かして改修しました。天井部には梁を剥き出しにして、壁は漆喰調にさせて頂きました。また照明はスポットライトをあしらいました。梁の木目であったり、漆喰の模様であったり、スポットライトの調光での影であったりを楽しめるお部屋になっています。 ※改修したお部屋以外にも、“古民家”の特性を活かしたお部屋はたくさんあります。ご興味ある方は是非足を運んで頂ければと思います。その際には、各お部屋に“段差”が多数存在しています。転げないように“段差”を無くすことも出来ましたが、あえて“段差”を残す環境を整えています。いわゆる転げやすい環境です。なぜか⁉︎とみほ村を一歩出れば、道路などの至る所に“段差”はつきもので、転げにくい環境で育ってしまうと、一歩外に出れば転げやすくなるのは目に見えています。転げやすい環境で、暮らしの中で運動機能を育むことに価値を置いて環境を整えています。(子どもや保育者を含めた大人も時折転げてしまう場面があります。その際は友人や仲間が寄り合って「大丈夫⁉︎」と気遣いある場面に必ず立ち合えます。) |
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2021-04-02 |
「こんにちは。村上太志です。4月1日木曜日‼︎お昼の1時を迎えたところです。本日からリニューアルオープン富岡保育園付属大学チャンネルいきましょう‼︎」 と、さきほど、エフエムゆめウェーブ生放送ラジオでおしゃべりしていました村上です。早いもので半年経っちゃいました。この4月からは、番組改編で30分早めの13時スタートです。(再放送は19時~)お昼ごはん後に胃袋が休まるお話をしていきたいと思いますので、ご都合つく方はご視聴してみて下さいね。 ちなみに、本日は‥富岡保育園の「はじめましての集い」について・富岡北地区まちづくり協議会のメンバーのご趣味について・赤ちゃんの卒乳に対しての世界平均年齢について、をお話しさせて頂きました。 せっかくなので、赤ちゃんの卒乳に対しての世界平均年齢についてのお話を少しだけ紹介しますね。 ブログ読者の方はお分かりでしょうか? 「だいたい1歳か1歳半くらいちゃう?」と、思われた方いますよね? 正解は‥ 『4.2歳‼︎』 えー‼︎4歳と2ヶ月で、卒乳するんですかーー!!!って驚愕した方おられますよね? じゃあ、なんで、日本では1歳半くらいまでに卒乳させようとする働きかけをするのでしょうか? ↑ 詳しく知りたい方は村上までお問い合わせ下さい。実は人間の生物的構造ではなく、政治や経済が絡んでいたりするんですね。 で、なぜ‼︎卒乳に対しての世界平均年齢を紹介したのか? なにも、4歳くらいまでオッパイをあげて下さい‼︎って脅しているわけではないんです。 「1歳が来ても、なかなかオッパイをやめようとしないんですが‥。」と、悩んでいる方に‥ ↓ 「大丈夫‼︎そんなに悩まないでね。世界平均年齢は4.2歳なんだよ!」って伝えたかったからです。 じゃあさ‼︎【卒乳の正しい時期は?】 正解は、参考者や雑誌に書いているんではなくて、母親とお子様、【親子で決めて下さいね!】なんです。 お子様がまだオッパイが欲しくて、母親がオッパイが出るのならば、無理せずにあげて下さい。 お子様がまだオッパイが欲しいんだけど、母親がオッパイが出ない場合は?無理せずにミルクをあげて下さい。 オッパイ(母乳)でもミルクでも、大事なのはどちらをあげるではなくて、あげ方、飲ませ方が大事なんですね。 オッパイをあげる時、ミルクをあげる時、お母さんがスマホでゲームに没頭しながらあげちゃうよりも‥ しっかり肌と肌を合わせ体温を伝え合いながら、目線を合わせ、穏やかに微笑み、優しく声をかけることが鍵を握っているんですね。 無理のない卒乳を親子で♡ ↑ と、いった内容を本日のラジオではお話しています。ラジオを見逃しちゃった方は、YouTuberチャンネル「富岡保育園付属大学」を検索して頂ければラジオをコピペして配信しておりますので、是非‼︎ |
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2021-04-01 |
こんにちは。年度末最終日をブログ読者の方はどのようにお過ごしですか?とみほ村にはツバメが巣を作りにやってきているみたいです。 (今年度も幸運をもたらしてくれることを願っています。) さて、村長の村上はというと‥村の庭を見渡しながら優雅にボケーっとしています。お庭には子どもたちが遊んだ残り香も感じられるわけなのですが‥端々には、季節のお花もあったりするわけです。植物の大好きな富岡保育園の保育者が毎日こまやかにお手入れされている残り香も一緒に感じられたりするわけです。(ヒメリュウキンカ、チューリップ、スイセン、などなど※村上が花に詳しくないので紹介し切れないなのが残念。) 優雅な村上は、とみほ村からも、ちょっくら出て富岡北地区を散歩もしてきました。ブログ内でも紹介しました、ご近所の富岡公園や徳民於賀神社に咲き誇る桜にはじまり、応神山の麓付近をボツボツ歩いて行きますと。桃の花が満開な場所もあったり。また道端には、春の草花が何種類も発見できたり。(←名前が分からないのですが、小さな草花も和みます。今の季節、本当に‼︎オススメの散歩コースですよ‼︎) さて、とみほ村に植えられている植物や、地域の桜や草花に、心潤わされている村上。ふと、こんな問いが浮かびました。 「もしも、とみほ村から植物が一切無くなったら⁉︎富岡北地区から畑や田んぼや草花が無くなったら⁉︎」 もちろん、家電や家具などひと通り揃っていれば生活はできるんだと思います。けれども、果たして“心豊かな暮らし”だと言えるでしょうか。庭があったら、お花が活けられてあったり、道端に草花が生えてたり。当たり前にあると思っているものが、実は自分の心を豊かにさせてくれていることに改めて気づいた本日。日々お世話をして下さっている方々や、太陽や土や雨などの自然事象に感謝し続けたいと思います。 |
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2021-03-31 |
皆さま1日お疲れ様です。本日は新年度へ向けて、各お部屋のゾーン環境見直しなどなど“模様替え”が行われていました、とみほ村の富岡保育園です。 ゾーンって!?例えば、ごっこ遊びの場所であったり、製作をする場所であったり。ただ、場所を固定するのではなく、製作して作った作品を用いてごっこ遊びをしたりと、遊びと遊びがコラボし合う、掛け合わさっていくようなイメージで考えていただければ良いかと思います。 基本的には、子どもの発達や、子どもたちで流行している遊びなどなど、子ども主体でゾーン環境を見直すのですが‥ この度は、あえて、保育者主体でゾーン環境見直しをしました。加えて、食べたり寝たりする場所なども見直してみました。 同じことをするにしても、場所が変われば、動線って変わりますよね? せっかくスムーズに動けていたのに、場所が変わったことにより、遠回りになったり、または足をぶつけてしまう恐れだってありますよね? なんで、わざわざ、“今まで”遊んだり食べたり寝たりできていた、場所を変えたのか?暮らしの動線が変わっちゃうと困りませんか? ↑ との、意見があって当然なのです。そして、実はねらいはそこにあるんですね。 (↑「えー、どーゆーこっちゃ!」って思いましたよね?) 『子どもや大人の暮らしの“動線”をかき混ぜてみると、どうなるんだろう?』という実験です。もしかすると、スムーズにいかなくなったことで、新たな気づきが生まれるかもしれない‼︎もしかすると、効率が悪くなることで、子どもたちの発達に良い影響を与えるかもしれない‼︎もしかすると‥ そうなんです‼︎“もしかすると”動線をかき混ぜることによって、今まで学べなかったことが学べる利点があるんです。“今まで”にこだわると、学びも“今まで”におさまっちゃうんですよね。2021年度も学びに貪欲でありたい富岡保育園一同です。 ※実験結果はブログ内で随時報告していきますね。 |
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2021-03-30 |
突然ですが、ブログ読者の方で、幼少期や学童期に、“古民家”にお住まいだったご経験のある方なんていませんか? 実は、副園長の村上の実家も、“古民家”なんですね。富岡保育園(旧庄屋阪本家)のように江戸時代に遡るまではいかないまでも、梁や柱や箪笥などなど当時の大工さんが建てた味わいが残っていたりもします。 それで、幼少期の頃に、ある遊びをしていたことを、さきほど思い出したんです。(幼少期に限らず、つい最近では、ガン治療で休職中にもしていました。) それは‥「天井の木目を〇〇に見立てて妄想する」です。 (↑文章だけ見ると、かなりヤバいやつに思われますが、たぶん、“古民家”に住んだ方は一度はしている遊びです。) 木の木目って、よくよく見ると、何かに見えてくるんです。 そして、よくよく見るためには、僕たち現役世代のように忙しく働いていたりするといけないんですね。“時間に追われない時間環境”が絶対条件なんです。 ↑ なんで、こんな常軌を逸したお話⁉︎をしたかと言うと‥本日から、乳児が主に生活するスペース(空グループ)のお部屋を修繕しています。空グループのお部屋は元々は蔵だったんですね。この度は、一階部分の梁や柱は、クロスを剥がして全て剥き出しにしました。木の木目が見えるように。 ねらいがお分かりでしょうか? 受験勉強や営業ノルマの無い、時間に追わない時間環境にある乳児に、「木目を〇〇に見立てて妄想する」遊びをして欲しいのですね。 ねらいに対して、乳児たちがどのような反応を示したか?研究しますので、結果についてはまたブログ内でも報告しますので乞うご期待下さいね。 |
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2021-03-29 |
突然ですが‼︎ブログ読者の方は「不言実行タイプ」ですか?それとも「有言実行タイプ」ですか? 副園長は間違いなく後者の「有言実行タイプ」です。なのですが、有言実行と言っても‥『言葉にしなきゃ実行できないタイプ』なんです。本義である“言葉にしたことを全て実行できる”なんてカッコいいもんじゃありません。意思がまったくもって弱いので言葉にすることで自分にハッパをかけているんですね。 さて、明日は、とみほ村にあります富岡保育園の年に数えるほどしかない全職員が面を揃えての年度末会議があります。 メインテーマは『法人の理念』『園の理念』『村の理念』の共通理解にあります。社会福祉法人伸成会理事長、富岡保育園の園長、とみほ村の村長が、理念を“言葉”にして伝える時間です。 なぜ、毎年毎年、毎度毎度、理念を発して理解する時間を設けるのか? 「毎回毎回、同じことを言うのなら、時間の節約に省きませんか?」ってツッコミがあってもおかしくありません。 けれども‼︎ 絶対に省けないのが“理念”を言葉にする時間なんです。 毎年毎年、毎度毎度、同じ“理念”を聞いたとしても、発する側個人の成長度合い、聞く側個人の成長度合い、によって、理解の深まり方が変わっていくからです。発する側は“言葉”にすればするほど、やはり自分に対して厳しくならざるを得ませんし、聞く側も“言葉”を受ければ受けるほど、当事者としての意識が高まらざるを得ません。 2021年度は、今以上に“理念”を磨きあげ、実現に向けて変化を厭わない覚悟であります。 2017年、11月より始まった保育実践改革。子どもの発達に寄り添い、担任やクラスなど、あらゆる“当たり前”に対して試行錯誤を起こしてきました。どこの園でもあるような独自ルールに対しても、1つずつ見直してもきました。 ただ、2021年度からは、さらにあらゆる“当たり前”と向き合っていく必要があるんだと思っています。なぜなら、岡山県笠岡市は少子高齢化のど真ん中であるからです。これから5年以内に、他の地域でも起こる現象として、「待機児童がいなくなり、保育施設と保育士が余る」ことになってきます。 「え!?うそ!?保育園、保育士って足りないんじゃないの?」っていう時代は5年以内に終わります。 昭和・平成時代のルールで、保育デザイン、働き方デザインをしていれば、時代の変化に取り残されるのは目に見えていますよね。 「保育士って、可愛いエプロンつけてピアノを弾きながら子どもたちに明るく振る舞いながら、1日8時間勤務で、残業や持ち帰りの仕事が多い、過酷な職種でしょ?」の時代は終わろうとしています。(←それでも、「いや、保育士たるもの、そうあるべきだ!」との意見はもちろん尊重します。) 上記に対して、「私は、週に2日は保育士してて、家でハンドメイド作家とYouTuberやってますよ。職種で、その人の在り方なんか決まるのなんてダサくない?」って新世代の方々が言う時代もすでに来ている肌感です。 「保育園で三未とか三上(3歳未満・3歳以上)って言い方してるけど、もちろん“三つ子の魂百まで”って言葉もあるんだけど、科学的には〇〇で、その分け方って‥」 「保育園って、園長先生がいて、主任先生がいてってのが“当たり前”ぽいんだけど、施設の規模によって、役割や役職って‥」 「そもそも富岡保育園って副園長いるの‥」 などなど。(副園長村上危うし) 2021年度は、上記以上に、保育業界に限らず、社会の“当たり前”に向き合わざる得ない年になりそうだな〜と、正直めちゃくちゃワクワクドキドキしている村上からのリポートでした。 ※さきほど、ある学校の教育課程編成資料を見させて頂きました。全てを公開する勇気は子どもたちの未来に責任を持っている証だなと、最大の敬意を示させて頂きました。ただ、何点か疑問に思ったことがあって、その1つに「無言清掃の徹底」があります。かなりお節介なのですが、無言が目的なのか、清掃が目的なのか、「手段が目的化していないだろうか⁉︎」と考えてしまいました。ブログ読者の方は「無言清掃の徹底」についてどのような意見をお持ちですか?是非お話しお聞かせ頂ければ、参考にしたいと思います。 |
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2021-03-28 |
皆さま1日お疲れ様です。本日は富岡保育園、卒園児をお祝いする会「またねの会」が無事執り行われたことを報告させて頂きます。 服装や家族構成など、様々であり。七五三の様な衣装につつまれた子どももいれば、いつものラフな格好の子どももいたり。もちろん大人も、スーツで決めた方もおられれば、ジーンズをさらりと履きこなしておられる方もおられたり。母と子ども2人で来られる家庭もあれば、学生のお兄ちゃんやお姉ちゃんも同伴の家族勢揃いの家庭もあったり。 「またねの会」への参加の仕方については、おのおので様々でした。そして、様々なんだけど、みんなが『今日は良い日にしよう』との気持ちがヒシヒシと伝わる会でもありました。 園児が花束と手紙をお世話になった全ての先生に渡す場面もあったり‥保護者の方が手紙で園への感謝の気持ちを伝える場面もあったり‥ご近所のボランティアによく来て下さる方が、園児にプレゼントを渡す場面があったり‥保育者と保護者で園生活を回想しながらお礼を伝え合う場面があったり‥「またねの会」の一瞬一瞬に、感謝と感動と込められていたように感じました。 最後に‥保護者の手紙から一言だけ紹介させて下さい。「子どもはもちろん、私も仕事へ行く前に子どもを送る際、先生方から“いってらっしゃい”と、毎日励まされることで仕事も頑張ることができました‥」 感謝に溢れた言葉に、富岡保育園の心は大変潤った、とても素敵な日になりました。 ご卒園おめでとうございます。私たち富岡保育園を信じて今日まで無事通園して下さったこと、大変感謝しております。ありがとうございました。変化の激しい時代ではありますが、富岡保育園で乳幼児期を過ごした子どもたちは、必ずや自分で自分の幸せを見つけることができると信じています。また、悩んだり挫けたり、子どもたちはもちろん保護者の方だって、いろんなことがあるんだと思います。そんな時は、いつでも、いつまでも、富岡保育園は皆様の“味方”です。“おかえりなさい”で迎えさせて頂きますので、気軽にお立ち寄り下さいね。それでは、また会う日まで。「またね〜♡」 |
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2021-03-27 |
皆様1日お疲れ様です。さきほど明日の「またねの会」(卒園をお祝いする会)の準備に参加させて頂きました村上です。 とは言っても、今日は朝から、どこやかしこで先生たちが、子どもたちが、ホウキや雑巾を持って、いたるところをピカピカにしていました。保育園生活への感謝が手つきに現れていました。(←上手いこと書こうとしたのではなく、本当に。「先生‼︎今度ココ綺麗にする‼︎」と、普段では目につかない所までもお掃除していました。) そんな明日に卒園を控えた子どもたちの中では、本日、あるキーワードが会話の端々に見られたようです。 それは‥ 『最後の〇〇』です。 お昼ごはんの際‥「これが、“最後の”保育園での給食じゃけん‥」 お外で遊んでいると‥「これが、“最後の”保育園での鬼ごっこじゃけん‥」 なんなら手を洗っていると‥「これが、“最後の”保育園でのアワアワ使うんじゃけん‥」 一挙手一投足に『最後の〇〇』のオンパレードでした。 名残惜しむ気持ちは、子どもたちだけではないようです。保護者の方ももちろん。明日の「またねの会」にご都合で出席できないお父さんやおばあちゃん、おじいちゃん方など、「長い間ありがとうございました。」とお礼を言いつつ‥送迎時にたくさん子どもたちと遊んで下さる方などは「おじちゃん、今日で“最後”なんよー!!!今まで遊んでくれてありがとう!」と、子どもたちに別れの挨拶をしながら、名残惜しむ姿が夕暮れとともに眩しくうつりました。 明日の「またねの会」では、子ども・保護者・保育者、参加者みなが、笑顔と感謝を巡らせ、素敵なお祝いの日になればと願います。 |
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2021-03-26 |
皆さま1日お疲れ様です。木曜日と言えば⁉︎そう‼︎エフエムゆめウェーブ生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」の収録をして参りました村上です。 ※4月1日(木)から、番組編成が行われて時間が変更になります‼︎木曜日お昼の13時からです。(再放送は19時から)ご都合の合う方よろしくお願いいたします。 それでは、久しぶりに‥子どもの姿を中継させて頂きます。(保育園の公式ブログにも関わらず副園長の私的情報が目立っておりましたことお詫び申し上げます。) 16時あたりの、とみほ村、裏庭での出来事です。裏庭には、2.3.4.5歳児のほとんど⁉︎が、思いも思いに、気の合う友だちや仲間と遊んでいたわけなのですが。 遊具庫の中に、2人の男の子がいました。とみほ村の遊具庫は、跳び箱やマットなどの運動用具や玩具が収納されているようではありません。スコップやお皿など収納されているようで、ほとんどどこかへ出払っています。どこへあるのでしょうか。ブログ読者も探してみてね。たいてい大人では分かりにくい視線の辺りに隠していたりもするわけです。 そんな、ほとんど物が出払っている遊具庫は、子どもたちの世界では、秘密基地を作りやすいスペースでもあります。よくビールケースやタイヤなどを遊具庫と組み合わせて、自分たちの陣地を作っていたりもするわけですが、今日はと言うと、ほとんど何もない空き家状態の中に、2人の男の子が一階部分の隅にいたわけです。 男の子たちの手の側には、小さなカップが数種類並べられていました。1つのカップには、ドロドロの泥んこが。もう1つには水が。もう1つには、土が。他にも土っぽい砂、コンクリートの破片、木くず‥などなど。2人で何やらヒソヒソと話しながら、ドロドロの泥んこに調合しています。 もちろん2人の男の子たちは、遊んでいるつもりだと思うんです。おもしろいから、いろいろな材料(土などなど)を集めたり、作ったりしながら調合して楽しんでいるんだと思うんです。「コレを混ぜたら、どうなるかな?」と思いを馳せながら、ドロドロの泥んこに調合していっているわけです。 この場面から、保育のプロ、幼児教育のプロは、専門家は、「ふんふん、この場面は〇〇と〇〇と〇〇の力が育っていて、心の〇〇が働いていて、それは身体にも〇〇である。また友だちとの関わり合いは〇〇で‥。」と、解説しなきゃなんないんだと思うのですが。このたびの村上は、一言「おもしろい!すごい!」とだけで解説を済まさせて頂きます。ただただ、2人の男の子の姿に見惚れてしまいました。 |
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2021-03-25 |
こんばんは。さきほど「富岡北地区まちづくり協議会」理事会に参加してきました村上です。富岡保育園が所在します岡山県笠岡市富岡北地区にあって、地域のまちづくりを企画・実施している方たちです。 ところで、「なんで、私立の保育園の副園長が、地域のまちづくりの理事になってるの?」 って、ツッコミを入れて下さった方おられると思います。 副園長の村上は、富岡保育園に勤めてかれこれ15年ほどなのですが、実は地域の方の顔を知っているようで、大して知れていませんでした。お会いすれば挨拶をする程度で、「〇〇さんは、〇〇のあたりに住んでいて、〇〇な性格で‥」なんて、お付き合いはまったく出来ていませんでした。 それが、この度、ひょんなご縁から‥幕末に備中松山藩で活躍された「山田方谷」が、なんと‼︎富岡保育園が保育園となる前「庄屋阪本家」であった頃に、山田方谷が1か月ほど滞在していたんだとか。そして山田方谷について研究されている方たちの中で、富岡北地区まちづくり協議会の方がおられたんですね。その方たちが富岡保育園へ来て下さるようになってから、流れにのって、副園長村上は、富岡北地区まちづくり協議会の理事にお誘い頂けることになったんですね。本当にありがたいかぎりです。 「地域の保育園!保育園は地域あっての!」って、口では言ってみるものの、実は地域について、地域の方について、知る努力を怠っていたことを痛感する今日この頃なのですが‥富岡北地区まちづくり協議会に入って、地域の方とコミュニケーションをする回数が増えるとともに、実はある変化の兆しを感じていたりもします。 それは‥ 地域の方たちの、暮らしの片隅に、保育園・園児について考えていただけることができるようになったことです。 例えば‥ 「昔、〇〇の景品で〇〇をもらっていたんだけど、保育園で使う?」 「子どもらが外で遊ぶ時、ビニールシートも良いけど、イグサのゴザも良いんじゃないかと思って持ってきたんだけど。」 などなど、地域の方たちの想いと思い出と物が富岡保育園へ循環してきて下さるようになってきました。 ※実は来年度、私設公民館「とみほ村文庫」を開設しようと企らんでいたりもします。その際には、本を買うのではなく、地域内外の方から、「この本、誰か読んでくれないかな。」と想いのある本を集めて陳列する予定なんです。さっそく、富岡北地区まちづくり協議会の理事の方々には、大切な本を数十冊頂きました。(←頂いた本を拝見させてもらうと「〇〇さんって、〇〇が好きなんだ〜!」って、人柄が垣間見られたりもして面白いんですね。) ★富岡北地区まちづくり協議会の活動について、ご興味ある方、是非お問い合わせ下さい。4月1日には企画会議(富岡会館)、4月28日には理事会(富岡保育園)があります。※見学も可⁉︎だと思います。(←見学したい方は、とりあえず富岡保育園の村上までお問い合わせ下さい。会長に打診させて頂きます。) 富岡保育園の子どもたちが安心して遊べる、先生たちが安心して働けるって、実は地域の方たちが温かく優しく見守って下さるお陰様なんだなと改めて思う本日です。 いつもありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 |
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2021-03-24 |
皆さま1日お疲れ様です。卒業シーズンと言えば⁉︎卒園生が中学や高校などの進学等の近況報告に来園してくれる、保育者冥利に尽きる、「大きくなったな〜♡」と感動するシーズンでもあります。 本日も数名来てくれていたんだけども‥小学校や中学校はバラバラでも「保育園が一緒だった」っていう繋がりで、SNSなどで連絡を取り合い訪れてくれたんですね。記憶があるかないか微妙な年齢の保育園時代の繋がりを大切にしてくれているって‥ 素敵すぎますよね。 ついつい感動しちゃって、富岡保育園の保育実践改革について熱弁しちゃいました。「みんなが保育園の頃の10年前は〇〇だったんだけれど、今は〇〇なんよ。なぜならば‥」 保育や教育についての仕組みについて、15歳だろうと、20歳だろうと、50歳だろうと、僕は同じように話します。意外にも現役学生たちのほうが「へー。なるほどなるほど。ふんふん。そうなんだ〜。」って、自分たちの今との比較をしながら聞いてくれるので、腑に落ちてくれたりもします。 「自由に遊んでて楽そうに見えるんだけどね。子どもたちって、朝から“何して遊ぼうか”“誰と遊ぼうか”“じゃあ何の道具が必要だとか”“困ったらどの先生に助けを呼ぼうとか”ずっと、【脳を動かして考える】ことをしなきゃいけないんだよね。そして暇な時間には【脳を休めて整理する】ことをしなきゃなんないだよね。」 「だけど、先生が『はーい、今日は〇〇するよ!〇〇のグループに分かれて。手はお膝で待っててね。はい、呼ばれたグループから〇〇の道具を持ってきてね。はい、じゃあ、線を引いている部分を切って‥』って、やってると【脳を動かすこと】も【脳を休めて整理すること】もできないよね?」 って説明を熱弁させて頂きました。聞いてくれてありがとね。 かなり個人的な話ですが、僕は卒園生に「あの頃、先生〇〇頑張ってて凄かったよね!」って言われるよりも 「先生、今は〇〇と〇〇と〇〇してて、凄いよね!」って言われたいです。 “あの頃”よりも“今”を見て憧れをもってもらえる大人になりたいです。そのためには、常に前向きにチャレンジし続ける姿勢と発信していかなきゃと、改めて励みになりました。 学生よりも青春したい村上からの中継でした! ※卒園生の皆様。卒業シーズンでもあり、各々「おめでとうございます。」もしも‼︎「富岡保育園へ寄ってみようかな~。」と、思ったら吉日‼︎是非勇気をもって足を運んで下さると「おかえり〜♡」と、お迎えさせて頂きたいと思います。知っている先生も、知らない先生も、賑やかな子どもも、笑顔でみんなを待ってます。「僕たち、私たち、富岡保育園は、いつまでもみんなの味方だよ〜♡」 |
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2021-03-23 |
皆様1日お疲れ様です。夕方、保育LABO(村上の所在地)にこもっておりますと‥帰宅する園児たちの何人かが、門を出る前に覗きに来ては、帰りの挨拶をしに来てくれるんですね。 そして、さきほども。なんだけれども、珍しいお客さん(園児)でした。今週末に卒園するclassエジソンの男の子。普段は(村上の主観ですが)ヤンチャで、ときどき過ぎては、僕も含めて保育者によく叱られる子どもです。静かに保育LABOの戸を開けて「さようなら。」と静かに言って立ち去っていきました。保育園生活の終わりを感じているのでしょうか。後ろ姿がとても寂しく見えました。 少し感傷的になってしまいましたが‥本日のテーマにいきますね! 実は、このたび、岡山県笠岡市富岡保育園が、とある大学生の卒論の研究資料に掲載されました。それも、保育や教育関係ではなく、建築系です。(東京都立大学建築科) 学生の研究テーマは『古民家の保育施設への転用に関する建築計画論』です。 待機児童問題と、空き家問題を相互に解決する糸口を見つけようと、富岡保育園を含め、全国8園の保育施設を研究しておりました。 ちなみに‥ 栃木県 小俣幼児生活団 茨城県 はじめのいっぽ保育園 静岡県 古民家保育園かえるの家 栃木県 陽だまり保育園 埼玉県 古民家保育園けやきの森 奈良県 上町保育園 岡山県 富岡保育園 掲載された施設内の写真を見るだけで「同志やーん‼︎」て、ウキウキしちゃいました。(資料を送ってとワガママを言って送ってくれて本当にありがとうございました。) ちなみに‥ 富岡保育園の概要紹介は‥ 富岡保育園は敷地北側に応神山がある住宅街に佇む認可保育所です。母屋は江戸末期頃より廻船問屋として常に人々が行き交う場として、人々の想いが繋がってきた建物であった。認可保育所として現園長の祖母の代から現在まで続いており、「育てる子どもの力」も時代の変化とともに社会が求める人材も変化しており、複数に渡り改修を行い、適合させてきた。 また、保育者は偶然にも古民家で暮らす力は次世代に必要とされる人材の育成に適合しているのではないだろうかと評価しており、古民家改修の保育施設が増えることを期待している。 ↑ なんて、素敵な紹介文‼︎ ありがとう大学生H君‼︎ そして、ちなみに‥ 大学生H君の、古民家を保育転用する際の、結論として‥ ①物件の選定②改修③利用の3段階で考える必要性が挙げられておりました。 ①物件の選定には、持ち家でない場合、交渉や契約などに時間的負担が大きくあり、公的支援が求められること。 ②解決においては、小規模であれば比較的費用は抑えられるが、大規模になれば多額を要すること。 ③利用においては、古民家の特徴を現す保育環境には、整備への課題があること。 (かなり省略しています。実際はもっと専門用語などもあり詳しく研究されています。) 以上を踏まえて、古民家の転用は、家庭に近い温かい雰囲気での保育が園児たちに安心を与えるだけでなく、基本的な生活習慣を身につけるためにも有効な環境である。 との、大学生H君の意見でした。 そして、最後に‥ 保育施設への転用に関わらず古民家の保存・改修・転用には所有者、技術者、各自治体や国が総じて、日本の文化・歴史そのものである古民家の価値を後世に残すという意識を高く持つことが重要である。 と、綴られていました。 なんて、素敵な大学生H君の研究なんでしょうか‼︎ブログ読者の方も含めて、現代人が未来へ希望を繋ぐための、1つの方法を示してくれたように思います。 大学生H君‼︎研究の資料に使って頂きありがとうございました。ウイルス渦が落ち着いたおりには‥これからも必ず古民家を丁寧に感謝しながら利用していきますので、岡山県笠岡市富岡保育園まで絶対来てね‼︎お待ちしております。 |
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2021-03-22 |
おはようございます。日曜日の村上と言えば⁉︎とみほ村玄関掃き掃除です。ブログ読者の方は年度末の休日どのようにお過ごしでしょうか? あらためて、「昨年の今頃は~?」と振り返ってみると。とあるウイルス渦が始まりつつあった世の中でした。マスク不足混乱の手前だったでしょうか。たった1年で一般常識も変わってしまうんだなと痛感した年だったのではないでしょうか。 変化には良し悪しがつきもので、ついつい悪い方ばかりに目が行きがちなのですが。現代社会を支える資本主義経済「もっと、もっと、早く、早く」が見直される機会にもなったんだと思います。人間の暮らしが“活性化”の対となる“鎮静化”に向き合う時が来ているのかもしれません。 日曜日の朝からつぶやきました。おわびに‥以下は、ちょうど1年前の年度末職員会議で村上が現場クルーに伝えた内容をそのまんま添付しますので、富岡保育園の手の内を知りたい方は是非ご覧下さい。 ↓ 2020とみほ村 地図帳 富岡保育園(とみほ村)=世界一幸せな居場所(持続可能性が伴う場所)でありたい。 保育=丁寧な暮らし ※丁寧とは?具体的に考える必要性に問われています。 暮らしの中で最も考慮する内容とは? ※特にコロナウイルスで騒がれている世の中だからこそ力を入れて取り組みたい分野。 1つに‥健康 健康とは?「心・体・社会的(生きがいや生きる意味)」の3つの要素からなる。 ※単に病気や怪我や虚弱でないことを示すものではない。 健康だからこそ→予期せぬ出来事、逆境の中でも生き抜く力がもてる。(現代、子どもはもちろん大人も最も必要な力) 保育を「見守る保育」から再考し4年目に突入‼︎ どのように「見る」か? どのように「守る」か? 改めて「見る」に力を入れ直す2020年‼︎ 「守る」→環境構成(人・物・空間‥時間) 最大の環境‥『人』 『人』保育者がどのように「見る」か? 『人』働き方(暮らし方)を再構築し、暮らしの中に保育があるlifeworkを充実できるよう。 「物・空間・時間」持続可能性を意識し実践しなければならない私たち僕たち。 ※なぜか?「未来への責任があるから」です。あなたはどのような未来を残したいのですか? 参考例【SDGs】(持続可能な開発目標) 1.貧困をなくす 2.飢餓をゼロに 3.すべての人に健康と福祉を 4.質の高い教育をみんなに 5.ジェンダー平等を実現しよう 6.安全な水とトイレを世界中に 7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに 8.働きがいも経済成長も 9.産業と技術革新の基盤を作ろう 10.人や国の不平等をなくそう 11.住み続けられるまちづくり 12.つくる責任 つかく責任 13.気候変動に具体的な対策を 14.海の豊かさを守ろう 15.陸の豊かさを守ろう 16.平和と公正をすべての人に 17.パートナーシップで目標を達成しよう 具体的に持続可能性を伴う保育実践するためには? 難しく考える必要は無く、できることから始めよう! 例:子どもの玩具→昨年度の保育研究記録から「見立て遊び」が発達に大きく関与する。(廃材や新聞広告、包装紙などの最大利用) ※大人が作ったり、玩具を購入する有無を再度考え直そう。 例:消耗品の捉え方。また未来へ残すべきものへの投資。 ※地球規模で考えると難しいので、まずは家庭レベル、家計簿をつける時も投資先について考えてみよう。あなたが節約するのは、子どもの教育⁉︎それとも大人の何か⁉︎どこに価値を置いて暮らすかで投資先も変わる。節約するために、国産米から外国産米に変えますか。 などなど。 持続可能性を伴って、『具体的に動いて具体的に保護者や社会へ発信していく責任』が私たち「世界一幸せな居場所」である富岡保育園(とみほ村)にはあります。 具体的に動くためには? まずは‥より丁寧に『見る・守る・暮らす』ことではないでしょうか。 【1年間の計画】 ■フェス・中四国GT研修計画→中止の方向で検討しております。 ■年間のイベント計画→主任より ■園内研修計画→副園長補佐より ■Saturday会議計画→副園長補佐より ■家庭応援計画(家庭訪問や発達支援など)→子育てマネージャーより 【職務分担の確認】 以下の表をご参照ください。記載事項はあくまでもの内容です。相互協力あっての職務分担と捉えて下さい。 ※もちろん計画や職務分担の根底には「より丁寧に見る・守る・暮らす」です。 『自ら考え判断し行動する』(遊べる子ども)そんな人間に育って欲しい園目標。そのためには、大人ももちろん『自ら考え判断して行動する』人間でありたいと思います。今回の【とみほ村地図帳】は【自ら考え判断し行動する指針】として使って頂ければと願います。 年度始めに、じっくり煮込んだお話をさせて頂きました。どんな味になるかワクワクしております。宜しくお願い致します。 終 ↓ そして、現在2021年度トミホクルー行動指針を作成しています。上記について1年学んだことや社会情勢を踏まえてアップデートしていきたいと思います。 |
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2021-03-21 |
こんにちは。畑では園庭長がゴソゴソと、裏庭で事務長がゴソゴソと、春日和を満喫できるよう環境整備されております、とみほ村から本日もブログを配信させて頂きますね。 本日の内容は、とある大学教授あてに手紙のように綴らせて頂きたいと思います。 (その前に、経緯を説明しますね。) 実は、岡山県内の、とある大学に「コロナ禍でも希望をもって保育士資格をとってね」との応援メッセージ動画を昨年秋に一方的にプレゼントさせて頂きました。動画の内容は、とみほ村の“ありのまま”の暮らしぶりです。 そしてこのたび、とある大学の教授から「先日頂いた応援動画を、大学1年生の実習日誌を書く練習の授業に使わせてくれませんか?」とのお願いがありました。もちろん、「教授が使えると判断して下されば、是非‼︎」とお答えさせて頂きました。 そんでもって、授業後の学生のレポートを送付して頂けたんですね。教授にとっては、「指導が行き届いておらず、申し訳ありません‼︎」との気持ちもあったと思うのですが、僕(村上)にとっては、「大学1年生という、保育の一般常識に染まっていない学生の意見は、めちゃくちゃ参考になって、ありがたいです‼︎」なんですね。 だからこそ、少し申し訳なく思われてしまった、教授へ、少し村上の方からフォローをさせて頂きたいと思います。 ↓ ↓ 親愛なる、とある大学教授へ 若輩者ながら‥。とあるウイルス禍でも熱心に、学生に希望の光を照らし続けておられることに敬意を示しつつ、手紙を綴らせて頂きます。 学生の考察部分を熟読させて頂きました。とても的を得ている意見が多く、感性豊かな学生が多くおられるのだと思いました。 実は、富岡保育園(とみほ村にある一軒の保育園)の暮らしぶりを、既存の実習日誌にまとめることは、ほぼ不可能なんです。なぜかって、保育者がクラス単位や、年齢単位、時間単位で、コントロールする暮らしを極力やめるように配慮されているからです。(一時期、園内の時計を撤去していました)なので、上手くまとめれなかった学生は、実は大正解なんです。富岡保育園の意思を素直に受け止めて動画を鑑賞して下さったんだと思います。 学生の考察の中で、“先生の登場シーンが少ない”とありました。これも、実はめちゃくちゃ的を得ていて、富岡保育園の保育者(トミホクルー)は意識的に行っています。富岡保育園では、実習日誌の文言で出てきそうな「〇〇をさせる、〇〇にうながす、〇〇を教える、〇〇を指導する」といった常識ぽくなった保育活動に対して、一つずつ疑問を持ち、問い直しながら保育活動をしております。あらためて、「保育者が〇〇をさせると、子どもは〇〇の成長を遂げる」といった図式について、「ホントに⁉︎保育者の立場が少しおごっていないかな⁉︎」と向き合う時が来ているのではないかな?との問題提起でもあるんです。 もう少し続けさせて頂きますね。 次に、レポートに綴られていました「富岡保育園は自由保育なんですね」について、あらためて、学生や教授の方々も含めてお尋ねしたいのです。「自由って何なのでしょうか?」「保育って何なのでしょうか?」ここに対して、きちんと答えることができないままだと、富岡保育園の保育活動を考察すると、大きな誤解理解になってしまいます。 ※もしも、富岡保育園での「自由とは?」「保育とは?」を聞きたい!という学生がいましたら、ボランティア授業でも何でもします! でもって、一つだけ誤解理解されていた内容が多くあったので、説明させて下さい。レポートに“保育者が深く関わらず”の表現があったのですが、全くの逆だよー‼︎とお伝えしたいんです。 東京大学遠藤教授の「安全基地の輪」という表現にも通じるのですが‥ 保育者と園児の距離は、互いの『信頼関係の距離』でもあるんです。信頼しているからこそ、実際の距離は離れていても、子どもを信じて遊びを任せることができるんです。保育者のところへは「安全基地であるかの確認」で充分なんですね。その際に、笑顔で気持ちをまるごと包むことが大事であって、大人が子どもをコントロールすることは不要です。逆に言えば、保育者が子どもに実際の距離で言えば近く、1から10まで指導していたとしたら、信頼関係が結ばれておらず、信じて任せることができない浅い関わりなのかもしれないのでは⁉︎と問い直すこともできるかもしれません。心に深く関わっているからこそできる富岡保育園の保育活動なんだと、誤解を解かせ下さい。 このたびの“素直な”レポートを綴ることができる学生が、保育現場で活躍する日を心待ちにしております。学生が希望をもち続け保育に携われるよう、私たち保育現場は責任をもって、保育の質を常に向上するため学び続けたいと思います。 今後も、未来に希望を繋げるために、協力し合える関係でありたいと願っております。学生、ならびに教授の方々、心身をどうぞ御自愛して下さい。 |
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2021-03-20 |
皆さま1日お疲れ様です。本日は先週受けましたガン再発検診(PET CT)の結果を聞きに診察へ行ってまいりました村上です。 ブログ読者の方にも、治療当時から応援して下さる方が多くおられますので、きちんと報告していきたいと思っています。 この度は‥あやしい場所が見つかり、ただの炎症か、又は悪性であるか判断がつきませんでしたので、来月再検査することになりました。 冷静に考えると、常に“死”を隣り合わせで感じられることは、日々の暮らしをまったく違う風景にさせてくれたり、ありがたいことでもあります。 家族や友人、仲間の声に感謝し、とみほ村で賑わう子どもたちの声に感謝し、あらためて1日1日を丁寧に生きていきたいと思います。そして、現実にかかえている、とみほ村の問題、富岡北地区の問題、笠岡市の問題、日本の問題、世界の問題に、“当事者”として責任をもって向き合いたいと。それこそが『子どもたちの未来へ希望を繋げる』ことなんだと思っています。 ★とみほ村ワンコインランチについて 現在4月からのオープンに向けて調整中であります。目的は『人と人との繋がりを確認し合う』です。食材やウイルス対策なども含めて、“事前予約”を必須としています。 お問い合わせはホームページTOPの富岡保育園電話番号、又は村上まで(09X33715648) ※本日の写真は、昨日の『デラックスらんらんピクニックday』でのお弁当を食べるシーンです。classエジソンの数人の子どもたちは、自分たちで「ピクニックの計画表」を作成していて、準備物や場所や、一緒に食べる友だちなど‥当日までに綿密に計画を練っていたようです。もちろん‼︎classエジソンの子ども全員が取り組んでいたわけではありませんし、保育者が準備して作らせたわけでもありません。あくまでも「ピクニックを楽しむために、自分でできることとは⁉︎」を考えた結果だと思います。【遊びをデザインする余白】があるからこその子どもたちの主体的な取り組みです。 |
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2021-03-19 |
皆さま1日お疲れ様です。卒園生たちが続々と進学や就職など近況報告しに来て下さり嬉しい気持ちになっている村上です。先生冥利に尽きますね。 さて、本日の富岡保育園は‥ 『デラックス‼︎らんらん‼︎ピクニック‼︎DAY‼︎』 どんだけ、ウキウキ、ワクワク、ドキドキするイベント名なんですか‼︎ って、ツッコミを入れたくなったブログ読者の方‼︎僕も同感です。 富岡保育園から徒歩10分圏内(大人であれば5分程度)にあります、富岡公園へ、全園児・職員で歩いて行きました。そして、公園で遊んだり、お弁当を食べたり。ポカポカ陽気のお日さまのもと、あと少しで咲きそうな桜の木が辺り一面に囲まれたなか、子どもも大人も大満喫、happyな時間を過ごしたようです。保護者の方の手作り弁当箱を開ける瞬間の子どもたちの表情ときたら、保護者の方の愛情をまるごと包んだ、タルンタルンの笑顔でしたよ。 園のご近所に、安心して子どもたちを連れていくことができる公園(富岡公園)があること。当たり前ではなく、地域の方(富岡方地区まちづくり協議会の方を含め)の日々のお掃除や花壇のお手入れなどが行き届いているからであり、感謝を忘れず今後も利用させて頂きたいと思います。 ★ブログ読者の方へ。とあるウイルス渦、休日など、お出かけ先に困ることがあると思います。そんな時は、自宅から近くの公園へ、お家から、おにぎりと水筒を持って出かけてみてはいかがでしょうか?コンビニ弁当や、外食、また大型ショッピングセンターなどでは味わえないhappyがあると思いますよ。 |
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2021-03-18 |
皆さま1日お疲れ様です。プレオープンしています『とみほ村ワンコインランチ』が連日来客して下さっております。4月スタートに向けて、チラシなども作成してご近所や地域内外へ配布したいと思います。 (※もしも理念に賛同して頂き「うちの店にもチラシ貼って良いよ!」との声がありましたら村長村上がノコノコと伺いたいと思いますのでお知らせ下さい。) さて、ブログやラジオ、YouTubeなどを通じて、「とみほ村に来てね!」「富岡保育園を応援してね!」と、発信をしています村上なのですが‥ 理想的なのは、【応援し合える関係】です。応援されっぱなしは、とみほ村、富岡保育園、村上の利益ばかりを追求しちゃっていますよね。 もちろん、保護者の“子育て”に対しては現場クルーが毎日応援しています。“子育て”においての悩みだったり、相談だったり‥ 自分の親であったり、友だちであったりには言いづらいんだけど、「保育園の先生」には言えることもあったりするんだと思うんです。その際に、富岡保育園では20代〜60代にかけての、保護者と同世代であったり、子育て中、または子育てが一通り終わっていたり、孫育ちに入っている保育者が、多様な共感力を持って応援しています。 上記に加えて、さらに『応援の幅』を広げられないだろうか?と考えてみた際に‥子育てだけでなく、現在取り組んでいる“お仕事”であったりなども具体的に応援できないかな⁉︎と。 そこで、3月から村だより(一般的には園だよりと呼ぶ配布物)に、『たまろう、とみほ村。』を添付しました。内容は、とみほ村に関わる、保護者や保育者や、富岡北地区の方の応援です。 ※3月号では、マクラメ編み作家の保護者を紹介をしました。 ※次号では、ママ整体をされている柔道整復師の保護者の紹介をしようと思っておりますので、乞うご期待下さい。 ★「村長!村上!私の〇〇の活動、俺の〇〇の趣味、紹介して欲しい!」とのお声がありましたら、是非お知らせください。村長村上の独断になりますが「いいね!」と思いましたら「たまろう、とみほ村。」にて紹介させて頂きます。 |
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2021-03-17 |
皆さま1日お疲れ様です。さきほど、富岡保育園卒の中学生が高校進学の知らせをしに来ており、喜びを分かち合っておりました村上です。当時すったもんだあった園児が、敬語で話しかけてくるなんて‥自らの年を感じてしまいます。在園児とも、たくさん遊んでくれ、子どもたちの要求(抱っこやおんぶなど)にも快く応じてくれました。ありがとうね。 さて、本日‼︎遂に‼︎ 『とみほ村ワンコインランチ』がプレオープンしました‼︎パチパチパチパチ‼︎ 富岡北地区まちづくり協議会の理事の方が、知人の方をお誘い頂き、とみほ村内(富岡保育園の園舎やお庭など)をグルリと見学して下さったり、園児とも話したり触れ合ったりする時間が持てました。ご協力ありがとうございます。 『とみほ村ワンコインランチ』の目的は‥“人と人との繋がりを確認し合う”です。地域(富岡北地区)の人だけにとどまらず、『自分は“誰かと”繋がっている』という感覚を感じていただける取り組みにしていきたいと思っております。 にぎやかな子どもと、おだやかな大人と、江戸時代から佇む古民家と、春の土の香りと、優しい風とで、あなたをお待ちしております。ワンコイン握りしめて、是非‼︎岡山県笠岡市富岡605までお越し下さいね。 (※プレオープンですので、4月から本格始動する予定です。お食事の準備なども含めて、事前の予約をお願いしています。連絡先はホームページTOPの電話番号、または村上09X33715648まで) |
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2021-03-16 |
皆さま1日お疲れ様です。夕方前に、とみほ村(岡山県笠岡市605)近くの、つくしスポットに、有無を確認しに行ってきました村上です。(※ギリギリまだあったので、明日の朝、子どもと採りに行けたらいいな~と企んでいます。) さて春を感じる話題を‥ 本日‼︎とみほ村の『亀』が冬眠から目を覚ましました‼︎‼︎‼︎パチパチパチパチ‼︎おめでとうございます。 ご近所のおじいちゃんに手伝って頂きながら、子どもたちと若手保育者たちで、亀を飼育する準備をしました。 富岡保育園では、「〇〇の活動を行い、春を感じられるように“うながす”」といった、保育者が設定する活動はありません。「〇日の、〇曜日に亀を起こして、〇〇クラスの子どもたちが飼育の準備をする」といった計画もありません。 だったら、どうやって、子どもたちに季節を感じさせるのですか? と、いった質問があるのですが‥ そもそも、感じる“感性”が磨かれていないと、いくら大人が“うながす”をしたところで、上辺だけにとどまる可能性が大きいです。加えて、“うながす”には大人の意図が強く出てしまい、大人の感性の範囲内でしか、うながされなかったりします。 じゃあ‼︎どうやって“感性”を磨くんですか? って質問があると思います。 お答えすると、実は乳児の頃から子どもたちは常に自らで“感性”を磨いているんです。特別な場所や活動をする必要もなく、お庭でチョコチョコ歩いては立ち止まって、そして、かがんで土を触って、また歩いて草を触って‥日常生活の中で子どもたちは“感性”を磨いていて、実は大人がその場面で「あー!感性磨いてるー!」って気がついていないだけ、だったりするんですね。 つ ま り 子どもが感性を磨くには!? ↓ 『大人が自らの感性を磨くこと』です。 大人の感性が磨かれていれば、子どもが感性を磨いている場面で余計な邪魔をせずに済むんですね。 もちろん、ツクシや亀など分かりやすく「春を感じる」ツールもありますが、子どもたちがいつも向き合っている、園庭の土の感触や、走り回って触れる風の感触からも十分に「春を感じる」ことができていることに、僕を含めた大人は気がつかなきゃいけませんよね。 ※保育者あるある活動、“うながす”を否定している訳ではありません。設定したり、計画した活動も、もちろん体験の幅を広げるためには素敵です。ただ、何を“うながす”か、よりも、“うながす”大人の感性が最も大事だよね‼︎って、ややこしいまとめでした。 ★ブログ読者の方で「〇〇な春を、富岡保育園の子どもや先生に伝えたいんです‼︎」という方、大歓迎です。けれども、もしも興味を持たずに、春の陽射しのもと、ひなたぼっこをしている園児や先生がおりましたら、そっとしてあげておいて下さいね。よろしくお願いします。 |
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2021-03-15 |
おはようございます。日曜朝活カフェスタートの村上です。(※行きつけにさせて頂いております岡山県笠岡市カフェ“ボタン”さんの隅の席にいます。) 現在、ライフネット生命創業者である出口治明著書の「座右の書~貞観政要~中国古典に学ぶ世界最高のリーダー論」を読み進めています。(貞観政要:じょうかんせいよう) 読み進めていけばいくほど、痛い所や、かゆい所をつかれる鋭い進言の数々で、日曜日の朝から背筋が立つ、襟を正す時間になっております。 でもって、本日のテーマ 【副園長という肩書きについて今想うこと】 結論から言うと‥僕は岡山県笠岡市富岡保育園という社会福祉法人の組織の中で、“たまたま”副園長という役割を頂いているだけであること。例えば、違う保育園で勤めていれば現場保育士の役割を担っていたかもしれませんし、違う職種であれば当然役割も違っていたかと思います。 そして、当然なのですが、現在属させていただいている組織(富岡保育園)の中にあって、特別にIQが高いだとか、手足が一本多いだとか、足が速いだとか、特別優れている能力があるわけでもなく、“たまたま”副園長という役割を担っているだけだということです。 上記に対して目を濁らせず自分に誤解を招かずに済んでいるのは、今年度1年間かけて実施した園内研修「るんるんランチ」です。 研修の内容は、園長・副園長・事務長が現場保育士をお昼ごはんやデザートでおもてなしして、日頃の感謝を伝え合うことにあります。 その際は、仕事のことに限らず、プライベートや、過去の出来事なども含めた人生観にも触れられたりします。 そして毎度のごとく僕が痛感することは「年配の方には、人生の経験で日常を彩る術が豊富だな。」「僕よりも年齢がひとまわり違っても、自分を律して誠実に生きているんだな。」と、敬意を示さざにはいられないんですね。 僕が「人間として偉い」から「副園長」でいるわけではなく、組織の中で“たまたま”その役割を担っているだけであって、園長も副園長も事務長も保育士も栄養士も調理師も“機能が違う”だけであることを常に自覚しておかなければなりません。 自覚すればするほどに、「副園長」の役割について明確にしなければなりません。人事権などの権限を組織内ではもっているがゆえに、常に冷静な判断が求められたりもします。その際に的確な判断(判断をするorしない、も含めて)がとれるように、日常の行いを律していくことが、副園長村上の永遠の課題であります。 律するためには、自らの言動や行いに対して、誠実に意見(反対意見も含めて)を投げかけてくれる存在を大切にしなければいけません。また、肩書きがつけばつくほどのウィークポイントは、自らに厳しい助言が与えられる機会が減ることです。指導や助言から学ぶことが減ってしまうからこそ、余計と自ら、良書を手に取り、賢者へ足を運び、学ばないといけないんだと思っています。 園の公式ホームページのブログ内で、自らを律するトレーニングを日々している副園長村上のわがままをお許し下さい。 ブログ読者も含め、鋭く厳しいご指導ご鞭撻よろしくお願いいたします。 |
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2021-03-14 |
皆さま1日お疲れ様です。「ズドーンッ‼︎」と投下されました〇〇に感激しておりました村上です。(〇〇の正体は、後ほど) 本日は、室内ではトイレクリーニングの業者の方が、お外では、庭師の方たちが、とみほ村のトイレの衛生面や庭のお手入れにいそいそと躍動して下さいました。とみほ村の豊かな暮らしを守る“縁の下の力持ち的存在”です。毎度ありがとうございます。 さて、中庭沿いの廊下では、とある光景が。まるで、高校生の女子が、部活動で活躍する先輩を追いかけて黄色い声援を飛ばす光景とそっくりなんですね。 廊下で横並びに熱い視線と黄色い声援を飛ばしている先には、若い庭師の方がおられました。(←実はアルバイトの大学生です。コロナ禍で東京の大学は現在通えなくなっているそうで、帰省のおりに庭師体験をしている学生さんです。) 10代の学生さんって、乳幼児期の子どもたちにとっては、大人よりも近い存在で憧れたり、応援したくなる存在なのでしょうかね。 この度の庭のお手入れは、江戸時代から君臨する貝塚伊吹の木の剪定から始まり‥春過ぎに咲く藤の花の剪定、中庭に佇む銀木犀の剪定。そして、とみほ村のお庭にいたるところにある凸凹に拍車をかけるように、硬めの土で小山を1つ。そして、このたびの大目玉は‥冒頭に「ズドーンッ‼︎」とダンプカーの荷台から投下されました『大木の切れ端』です。 一度地面に投下すると、人力では動かすことができませんので、投下する場所や角度をある程度調整しながら‥あとは神のみぞ知る‼︎運に任せて「ズドーンッ‼︎」と投下されました。 そして、とみほ村には、やっぱり神様がいる、運が良い‼︎大木は絶妙なバランスを保って、とみほ村のお庭に配置されました。 庭師の方々「月曜日、子どもたち喜ぶかなー?どうやって遊ぶんだろうなー?」 休み明けの子どもたちの遊ぶ姿に胸をときめかせる庭師の方々でした。 丸一日、子どもたちの遊ぶ情景を思い浮かべながらの作業、大変ありがとうございました。 |
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2021-03-13 |
皆様1日お疲れ様です。ガンの再発検査(PET CT)に行っておりました村上です。ブログ読者の方も含めて、皆さまから応援してもらっている以上、経過報告もしていきたいと思っています。(結果は来週出ますのでまたお知らせさせて下さい) さて、本日は‥ 実は富岡保育園では、富岡保育園保育者(トミホクルー)限定に、個人情報や守秘義務などのルールを守った上で、トミホクルー内で、毎日“報告・連絡・相談”を全員が共通理解できるよう取り組んでいます。保育時間内の昼と夕方のミーティングに加えて、スマホのアプリも利用しています。 園児の健康状態や家庭の都合なども含めて、保育士だけでなく、栄養士、調理師、事務長、園長、副園長も知ることで、『全職員が全園児の担任である』意識を持つことで、保護者への信頼を得ようとの目的です。 でもって、本日は、園児や家庭の内容は個人情報流出になりますので公開できませんが、スマホアプリ内で村上がトミホクルーあてに綴っている記事を(ブログ記事とは別です)公開させて頂きたいと思います。(ちなみに毎日、多い時には日に3度くらいはこのくらいの文字数の記事を投稿しています) ↓ 【労働の対価は労働⁉︎】 ちなみに、トミホクルーにとって いや、一般的な話をしましょう。 「労働の対価は?」 と、聞かれると ↓ 「そりやー、お金でしょ」 と、答えが返ってくると思います。間違っていませんよね。 当たりです。 ただ、当たり、正確なのは 社会が『消費』に幸福を満たしている場合です。 たくさん物を買って 好きな物を買って いらなくなったら捨てて また買って そして、捨てて これを繰り返しながら 「うんうん。私って、僕って、こんなに買って買って、たくさんの物に溢れてて、だから幸せなんだよな」 って、社会の場合は 労働の対価はお金で正解なんです。 けれども現実を見てみましょう。 70代くらいの方なら「わかる、わかる」って頷けると思うのですが 例えば テレビ‼︎ テレビって、一昔前は、ご近所で1台‼︎ その1台を近所で、かじりついて見ていたんですね。 プロレス! 野球! って、テレビは近所で集まって見る物だったんです。 けれども、現代は、テレビを買おうすると、安い物であれは、学生がバイトしたって買えますよね?なんなら、お年玉でもいける範囲なんです。 ↑ 何が言いたいかって 「生活に必要な物は、贅沢しなければ、たいてい買い揃えれる」時代になったってことです。 まさに、昭和•平成にかけて、日本の現役世代の方が頑張ったお陰様で、たいてい生活に困らない程度の物は買える時代なんです。 言ってみれば 「テレビを買ったぞ‼️」って高揚感、幸福度は無いんです。(あったとしても、近所に一台の頃とは全く別物ですよね) そろそろ何が言いたいか分かってきましたよね? 現代は「消費社会」からの脱却が始まっている社会なんです。 じゃあ 人間は「労働」に対して、どんな対価を求めるのだろうか? お金はボチボチでも生活できる社会に先人のお陰でなっていることが分かるし。 「うーーん。もっと、もっと、たくさん稼いで、もっと、もっと、高い高い大きい大きいテレビを買うんだ!」って張り切っても良いです。 けれども ↑ もっともっとお金思考、消費社会の枠の中では、どこまでいっても満足できないって罠が潜んでいるんですね。 この罠に気づいたのがなんと‼︎ 戦国武士‼︎ それは「織田信長」です。 当時、武士たちは対価として【領土】を与えられていました。 しかし、信長は、【領土】には限界があって、結局取り合いになるループから抜け出せない罠に気付いたんです。 そこで、信長は【領土】の代わりに ↓ ↓ ↓ 【お茶】に価値を作ったんですね。 お茶を飲む“茶碗”一つが、現在で言えば、1つの県に値する価値を作ったんです。 ポイントは「新しい価値を作る」です。 大名たちの働きに対して、対価を「新しい価値を作る」ことで補っていたんですね。 ↓ 整理しますね。 現代は、消費社会から脱却が始まっている時代にあります。 そこで、労働の対価はお金では、正解、満足でなくなる、そんな時代に突入している。 だったら、現代でも信長のように、お金とは異なる「新しい価値を作る」ことで対価とするのはどうだろうか? なんですが‥ 物の価値って変わるよね⁉︎ ってことも考えなきゃいけない。 1ヶ月、24時間働いて、千利休の茶碗をもらっても、現代では、それをお金に変えないと、ただの茶碗になりかねませんよね⁉︎ 価値が変動する“物”に基準を置くと、対価もコロコロしちゃうよね?って話です。 そこで、テーマにあげた 【労働の対価は労働】なんです。 働いていること自体が“報酬”と感じられる ↓ つまり『生きがい』と言えば分かりやすいかもしれません。 『生きがい』と感じられる労働だと、人生において持続可能だよね。 って、話で、まとめてみたいと思います。 富岡保育園では『生きがい』として働ける環境を守るために ↓ “笑顔”と“感謝”の巡るコミュニティ作りに努めています。 “笑顔”と“感謝”の価値は、「とみほ村」では、70型のTVや、フェラーリや、金の延べ棒や、千利休の茶碗より価値があります。 ↑ こんな調子で、毎日トミホクルー限定「とみほNEWS」に記事を配信しています。※基本的に非公開です。もしも閲覧したい方は、岡山県笠岡市富岡605までお越し下さいね。お待ちしています。 |
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2021-03-12 |
皆様1日お疲れ様です。さきほど「眠れないほどおもしろい やばい文豪」(板野博行さん著)を読み終えました村上です。もしかすると、本日のブログ記事はやばい文豪風になるかも⁉︎ さて、太宰治や森鴎外、三島由紀夫などの、やばい文豪列伝は置いておきまして‥(調べるとめちゃくちゃ面白い‼︎上に、「どーゆーことー‼︎」と、うなってしまいます。) 本日のテーマ 【建前と本音が浮き彫りになっている時代の生き抜く方法】 ↓ まず、何の建前と本音かって言えば‥ 最近メディアでも取り上げられている、校則ルール。髪の毛の色や質などを、学校に許可を得るシステムが、いまだに日本にあるんです。例えば髪の毛の色が茶色で天然パーマだったら、「生まれつきなんです」って申告しないといけないんです。 校則だけに限ったことではないのですが‥昨今、教育界(幼児教育も含みます)では、“多様性”‼︎“個性を大事にしよう”‼︎と教育雑誌や、保育雑誌、勉強会や、教育要領、保育指針、などなどに明記されているんだけれども‥ほとんど【建前】でしかないんですよね。(←やばい文豪列伝を読んだばかりなので、口調が荒いかもしれませんがご了承下さい) “多様性”や“個性を大事にする”取り組みを、いざ教育現場で実践したならば‥「道徳‼︎規範性‼︎しつけ、けじめがなってない‼︎クラスの皆が仲良くして、同じことを揃ってしないといけないじゃないか!」って言われちゃうんです。 結局、【本音】で言えば、多様性や個性を尊重されると困る社会になっているのではないでしょうか?(←もう一度言いますよ。やばい文豪列伝を読んだばかりの村上のブログ記事です) 【建前】では、多様性‼︎個性が大事‼︎君たちは自由に生きる資格と責任を持ちなさいね。って言われておいて‥ 【本音】では、個性など社会では出すもんじゃない‼︎上司や教師の言うことを聞くだけでいいんだよ。ってなると‥ なんだか、へんてこりん⁉︎に感じませんか? ブログ読者の方はどのように思われますか? 実際に、現場では【本音】の部分の教育がなされており、社会でも【本音】の部分が強調されているように感じます。その際たるものが‥ ↓ 『失敗を許さない文化』です。 集団からはみ出た言動や行動は、多様性や個性とは真逆に、どんどん排除されたり、叱責されるようになっています。それも、当事者が属する集団とは関係ない人までもが、排除、叱責の立場をとります。 すると、「失敗をしたら社会から排除される叱責される」が染み付き、「失敗しないように生きる」が優先されるようになってきますよね。 それに輪をかけたように、デジタル化が進み「失敗が分かりやすくなった」こと。また、とあるウイルスの出現により、生活サイクルがルーティン化すると「失敗しにくい」こと。 さて、【建前】では、多様性だ‼︎個性だ‼︎って言っておきながら、【本音】では個性なんて出すもんじゃない‼︎多様性や個性なんて出して“失敗”するもんなら、排除や叱責に追い込む時代なんだから、あなたは、君は“定型的に生きなさい”と、言っているようにもとれる現代です。 さあ‼︎次世代を担う子どもたちには、どのような教育で繋いでいけば良いのでしょうか? 1つには、「失敗しないように、失敗しないように、定型的に生きる術を逐一施していく」が挙げられます。これも1つの方法かもしれませんが、この方法を成功させるためには、教育者が未来を予言できる能力が必要になります。未来に起こることをあらかじめ予測して、それに対して失敗しないように促していかなければなりません。 そして、もう1つは、「失敗を失敗と思わない、たくましく生き抜く、しぶとく生き延びる、多様的な生きる術を伝える」が挙げられます。この方法は、未来を予言する能力がない教育者にとっておきです。どんな未来が待っているか分かんないからこそ、どんな未来にも、例え失敗しようと、たくましく、しぶとく生きることができるんですから。 富岡保育園では、未来を予言する能力を待ち合わせている教育者はいないので、後者の『たくましく、しぶとく生きる多様的な術』に価値を見出して保育実践しています。 靴を反対に履いていようと 右足が長靴、左足が裸足であろうと 帽子が裏返しであろうと 水たまりにお尻がつかろうと 食事中にお汁をこぼそうと 保育者たちは温かく包みこみ見守ることで、子どもたちは「俺は、私は、大丈夫なんだ」と思える保育実践を日々行なっております。 ※やばい文豪列伝を読んだばかりで、多少記事の内容が尖ってしまったことお詫びいたします。ちなみに、『ビジネスの未来~エコノミーにヒューマニティを取り戻す~』山口周さん著に、本日記載したブログ記事の類似内容が書かれていますので、ご興味ある方はお読み下さいね。 |
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2021-03-11 |
皆さま1日お疲れ様です。ブログ読者の方も含めて年度末って、なにかと業務に追われたり忙しくなったりしませんか?そんな時こそ‼︎“ゆっくり”を心がけています村上です。さきほど夕方にとみほ村の近所をグルリと散歩しながら夕陽を浴びてきたところです。 間違いなく、すっきり爽快‼︎自律神経がパーフェクトに整った気がしております。 さて、本日のテーマ 【見守る循環は仲間への〇〇の眼差しから生まれる】について ↓ まずは答えから言いますね。 「見守る循環は仲間への『尊敬』の眼差しから生まれる」です。 では、説明をしていく前に、トミホクルー(富岡保育園保育者)のナラティブツリー(見守る保育者が想いを綴る物語)をご紹介しますね。 ↓ title 待ってるよ。 令和3年 2月19日(金) 空グループ(0.1歳児生活グループ)のお部屋では、夕方活動するお部屋へ移動するために、片付けがはじまっていた。 私(←物語を綴る見守る保育者)も玩具をカゴの中に片付けたりしていると‥ Aちゃん(2歳0ヶ月)と、B君(2歳4ヶ月)が絵本を読んでいた。 私は2人に「お片付けしよう」と声をかけようと思って近づことすると‥ C先生もAちゃんとB君を見つめていることに気づいた。 C先生は、絵本の棚の所から静かにAちゃんとB君が絵本を読み終わるのを待っていた。 最後のページまでめくり終わったAちゃんとB君は、満足そうに笑顔と笑顔で絵本の本棚の方へ片付けに行った。 もし、私があの時に声かけていたら⁉︎AちゃんとB君は⁉︎ きっと、「まだ読みたかったのに‥」と満足できない気持ちが残っていただろうなと思った。 C先生の子どもを“待つ”姿勢はまさに見守る保育の醍醐味だなと改めて学びました。 終 ↓ ブログ読者の方、上記のエピソードについてご想像できたでしょうか? 私(←物語を綴った見守る保育者)は、日頃からC先生に対して『尊敬』の気持ちを持っていることがヒシヒシと伝わってきませんでしたか? “見守る”という言葉は、とてもシンプルでいて、数値化できない言葉でもあります。 よく問われる「どうやって見守れば良いのですか?」との質問があります。 ↑ 上記に対して「そうですね〜。だいたい〇〇君の時は、斜め45度から60センチほど離れてまずは見て下さい。そして〇〇君を守るためのマニュアルがココへ500個記載していますので、その通りにして下さい。」 とは、答えません。 マニュアルにできるものであれば、すでにマニュアルが存在しています。マニュアルにできないからこそ、常に学び続けなければならないんですね。 そして、学ぶ上で、「頭で分かっちゃいても‥」と、実践がともわないことって往々にあると思います。そんな時こそ、身近な“仲間”から学ぶんです。そして“仲間”から学ぶ上で最も大切なことは‥ “仲間”へ『尊敬』する気持ちがあるか⁉︎ないか⁉︎ このたび紹介した私(←物語を綴った見守る保育者)は、C先生以外にも“仲間”へ常に『尊敬』する気持ちがあるからこそ、日々学びを深めているんだと思います。 ★↑上記に紹介したナラティブツリー(見守る保育者が想いを綴る物語)は、富岡保育園にお越し頂いた際には閲覧することが可能となっております。是非ご興味ある方はお声かけして下さいね。富岡保育園の宝物の1つです。 |
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2021-03-10 |
皆さま1日お疲れ様&thank youでした。3月9日、とにかくthank youが言いたい村上です。 (実は、さきほど、先日“とみほ村”へ見学へ来て頂いた方より素敵な「ネームポエム」を頂きました。保育LABOに飾っておりますので是非皆さまも見て下さいね。Special thank youでした‼︎) さて、本日は3月27日土曜日に行われます『またねの会』についてお話しします。 ブログ読者の方には「またねの会!?なにその会?」と疑問に思われる方もおられると思います。 たいてい保育施設では「卒園式」と呼ばれている会のことです。 なぜ、『またねの会』と名付けられたのか?(←もしかすると来年は変わるかもしれませんが) 卒園式の“卒”って、「終わる、終える」という意味なんですね。園の生活を終えて、学校へ旅立つ日をお祝いすることが、卒園式の目的だったりします。 またねの会の“またね”って、「また必ず会おうね、待ってるよ」という意味なんですね。園の生活を無事過ごせたことへの感謝とお祝いと、そして「いつでもあなた(園児・保護者)を待ってるからね」を伝えることが目的だったりします。 ふざけているわけではなく、目的を真剣に問い直した結果、呼び方をかえただけです。 また呼び方だけを変えたわけではなく、当日にいたるまでの保育実践にも目的(また必ず会おうね、待ってるよ)を問い直した取り組みがされています。 富岡保育園では、『またねの会』へ向けた園児の練習はありません。 ふざけているわけではなく、むしろ“ちゃんと”『またねの会』の目的を果たすためには練習⁉︎なんてしている場合でないんです。 『またねの会』の当日までに、どれだけ“いつも通り”の遊びができるか⁉︎暮らしが営めるか⁉︎友だち同士、先生たちと言葉を交わせるか⁉︎触れ合えるか⁉︎が鍵を握ってくるんです。 なぜかって、『またねの会』で、「また必ず会おうね、待ってるよ」と伝える先は、あなた(園児・保護者)のありのままの姿を指すからです。仮面をかぶった他所行き用の、よそよそしいあなた(園児・保護者)ではなく、“いつもの”毎日顔を合わせて、楽しいおしゃべりをしたり、子どもの成長を共に喜んだあなただからなんです。 もちろん保護者の方にとっては、お子様の人生の1つの区切りでもある“特別”な日であることは間違いないです。『またねの会』のプログラムや環境構成にも“特別”な演出も準備していることは否定しません。ただ、“特別”な日に、どれだけ“いつも通り”を演出できるかも富岡保育園ではこだわっています。 「先生たちが、楽をしたいから卒園式の練習しないの?運動会や発表会もしない上に、卒園式もちゃんとしないの?」というツッコミを入れたくなった方に、今日はめちゃくちゃ、どストレートにお答えしますね。 ↓ 園児や保護者の方にとっての人生の1つの区切りである“特別”な日という認識を責任をもってした上で、きちんと目的(ありのままのあなたと必ず会おうね、待ってるよ)を定めて『またねの会』を計画・準備しています。担当保育者は3ヶ月くらい前から計画を練っては副園長にダメ出しをされながら、その上で“いつも通り”の暮らしを自らと周りができるよう気持ちを正してきました。 練習したり、特別で華やかな飾りや演出をする方が、間違いなく“特別”なひとときの思い出は残るかもしれません。けれども、富岡保育園が残したい思い出は“いつも通り”の日々の遊びや暮らしなんですね。 もしもブログ読者の方で富岡保育園卒園児保護者の方がおられれば、安心して“いつも通り”参加して頂ければ幸いです。“いつも通り”笑顔と感謝を巡らせる日にしたいと願っています。ご協力よろしくお願いいたします。 |
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2021-03-09 |
皆さま1日お疲れ様です。さきほど、富岡北地区まちづくり協議会の事務局の方から『とみほ村ワンコインランチ』プレverの参加依頼を受けました村上です。 ※『とみほ村ワンコインランチ』とは‥来年度4月より、地域の方々なども含めて、富岡保育園“太陽の台所”スタッフが作るお昼ごはんを提供しようとの計画です。3月には、まちづくり協議会の方々へプレ参加して頂き、ワンコインが妥当か検討して頂く予定になっています。 ↑ 来年度へ向けて新たな計画が水面下で進んでいますので、ブログ読者へも随時お知らせしていきますね。 さて、富岡北地区まちづくり協議会の方が本日来られて村上へ事務連絡している際に、数名の子どもたちが野次馬の様に集まってきました。 すると、まちづくり協議会の方は、話を子どもたちに伝えたい内容に変えて話して下さり‥「みんな、カブトガニは知っとるん?」「あのな、カブトガニっていうのは、1億年も2億年も昔にな‥」と、とにかく真剣に話をして下さいました。 子どもたちの表情はと言うと‥真剣そのもの。まさに鏡のように聞き入っているんですね。「1億年⁉︎ふん、ふん。」「カブトガニ⁉︎ふん、ふん。」と子どもたちの頭の中ではハテナがたくさん飛び交いながらも真剣に。 すると、まちづくり協議会の方は、真剣な眼差しの子どもたちに続けて‥「カブトガニよりも、もっともっと昔のな‥」「みんな、シーラカンスって魚知っとる?」「シーラカンスはな、4億年も5億年も昔のな‥」と話はどんどん深海なみに深く深く続いていきます。 子どもたちの表情はというと‥真剣さが、より深く深く。口も目もポカーンとあいていきます。 僕も含めて、保育者って、ついつい子どもに話をする時に、子どもっぽいであろう言葉や内容を話したりしませんか? でも、本日のまちづくり協議会の方は、人として対等に、難しいであろう言葉や内容も真剣に話をしていました。 す る と 真剣さって“鏡のように”に相手に伝わるんですよね。「自分のことを対等に接してくれて、真剣に伝えようとしてくれているんだな」と。 ※ちなみに、シーラカンスの展示を日本では静岡県の沼津港深海水族館でされているとも教えて頂きました。 ★子どもたちに「是非、〇〇を伝えたい!」とお話しに来て下さる方‼︎大歓迎です‼︎岡山県笠岡市富岡605まで足を運んでくだされば幸いです。 |
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2021-03-08 |
おはようございます。日曜日の朝のルーティン(園の玄関掃き掃除)をすませました村上です。小鳥のさえずりを聞きながら清々しい朝の空気を吸っております。 さて、本日のテーマ‥ 「富岡保育園では先生たちが楽をしたいから運動会や発表会などの行事をやめたんですか?」 というご質問に答えてみたいと思います。 実際、富岡保育園では、コロナ渦とは関係なく数年前から運動会や発表会などの行事をやめました。 やめた背景には、2017年から始まった保育実践改革が影響しているといっていいでしょう。今までの“当たり前”について1つずつ「そもそも、〇〇って何でしているんだっけ?」と問い直していく作業を進めていきました。 ブログ読者にもお聞きしてみたいと思います。「そもそも、運動会や発表会は何でするんですか?」 答えの中には、例えば‥ ・子どもの成長を保護者に伝えることができるから。 ・運動面の発達や、表現活動の成長を後押ししてくれるから。 などなどが挙げられるかもしれません。(他にもたくさんあると思いますが、代表的な答え例を挙げてみました。) では、逆に、もう一つブログ読者にお聞きしてみたいと思います。 「運動会や発表会が無ければ、子どもの成長を保護者に伝えることはできないのでしょうか?」 「運動会や発表会が無ければ、子どもたちは運動面の発達が伴わず、表現活動の成長を損なうのでしょうか?」 このあたりを含めて、富岡保育園では、運動会や発表会で目的とされていた子どもたちの利益になる発達や成長を、「普段の日常の暮らしの姿から読み解き、保護者に伝える」ことを保育者は日々実践しています。 何気ない遊びの姿や、生活する姿の中に、特別な行事で目的とされていた発達や成長を読み解くって、楽どころか、かなり困難なんですね。加えて、保護者にも、特別ではない姿を特別と感じて頂けるように発信しないといけない。 ただ、“とみほ村”で【丁寧な暮らし】に励み、「遊べる子どもから大人は学ぶ」という姿勢をとることが出来てくると、感性が磨かれてきて、普段の何気ない姿から、子どもの発達や成長を読み解いたり、感動することができるようになってきます。 ※運動会や発表会をするのは良くないことだ、と言っているわけではないことを誤解の無いようにお伝えさせて下さい。するか、しないか、という指標ではなく、「そもそも」を問い直していくことの重要性と、普段の暮らしの価値を再度検討する重要性をお伝えしたいブログ記事でした。 本日のテーマ 「富岡保育園では先生たちが楽をしたいから運動会や発表会などの行事をやめたんですか?」 答えは NOでした。本当に楽をしたければ、今まで通りのことを実践している方が楽でした。けれども、「今の子どもたちが社会へ出るとき、どんな人材に育ってほしいか?」を検討し続けた結果、富岡保育園では運動会や発表会をやめました。 ↑ 上記の答えは、半分程度でしかありません。もっと詳しく聞いてみたい!という方は是非岡山県笠岡市富岡605まで足を運んでみて下さいね。お待ちしております。 |
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2021-03-07 |
皆さま1日お疲れ様です。「ブログ見てますよ!」「ラジオ聞いてますよ!」「YouTube見てますよ!」とコッソリ言われると実はとても嬉しい承認欲求の塊村上です。(※毎週ラジオの内容について感想を告げに来て下さる方が実はいるんですね。とても励みになっています) さて、本日は【とみほ村だより】についてご紹介させて頂きたいと思います。一般的には“保育園の園だより”という呼び名ですが‥富岡保育園では【とみほ村だより】と改称して毎月作成にあたっています。 3月号の内容についてコチラ↓ ■「富岡保育園」の予定や活動報告&「富岡北地区まちづくり協議会」の予定や活動報告 ■富岡保育園の園児や職員など(関わりの深い業者の方も含む)の誕生日の方の紹介 ■太陽の台所(富岡保育園の給食室)お昼の献立表 ※メニューに加えて、取り扱っている材料を記載しています。 ■『たまろう、とみほ村。』創刊号 ※富岡北地区の地域の方、富岡保育園の職員、保護者の方が行っている活動のCM ※地域や保育園に必要な“モノ・コト”の募集(3月号では、草刈りが得意な方を募集したり、古道具や古本を募集してみました) ↓ と、いった内容のお便りを 富岡保育園の保護者の方、関わりの深い業者の方、富岡北地区まちづくり協議会理事の方に配布させて頂いています。 そんでもって‼︎本日ブログで紹介したのには理由があるんですね。 「え!私も【とみほ村だより】購読したいんですけど‼︎」とのお声があれば‥ 村上が手渡し、または郵送させて頂きますので、是非【とみほ村だより】にご興味ある方はホームページTOPの電話番号、または村長村上(09X33715648)へ問い合わせ下さい。お待ちしております。 |
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2021-03-06 |
皆様1日お疲れ様です。本日は、県内で複数の学習塾を経営されている塾長の方とお話しする機会がありました村上です。“ビジネス”“マーケティング”普段少し遠のいているワードだらけで、とても勉強になる時間でした。 富岡保育園は、社会福祉法人であり認可保育園であります。国や市の補助金から成り立っています。その点、塾などは、補助金も何もありませんから、経営に対してのシビアさが格段に違うことが改めて痛感したりしました。 異業種の方との交流はやはり普段学べない、また自らの苦手が露出して貴重な時間でもあります。 本日の対談の中で 「村上先生、今後の展望はありますか?」とのご質問があったので、改めてブログにも綴ってみたいと思います。 現在、2017年11月から始めました保育実践改革も、5年目に突入します。振り返ってみると、かなり思い切った取り組みもありましたので、今年中に整理しておきたいと思っています。そして、もしも「私たちの園でも保育実践改革したいんですが、手伝ってくれませんか?」とのお声がありましたら、僕の出来る範囲でお手伝いできる準備をしておきたいと思っています。 加えて、今年から本格的に、“地域”と“保育園”について時代の変化を受け止め再考しながら‥『岡山県笠岡市という消滅都市まっしぐらな、超少子高齢化まっただなかな地域にある保育園をどのようにデザインしていくか?』をブログはもちろんのこと、各種の発信方法を駆使しながら、ライブ感覚(ドキュメンタリー)でお伝えしていきたいと思っています。過疎地域のデザインモデルになれるよう励みたいと思っています。 このあたりを含めて『常に“おもしろい”を指標とした貢献活動を続ける』ことが村上の展望です。ブログ読者の方も含めて今後の村上の動きは要チェックですよ。 最後に、本日対談しました塾長様からの金言をご紹介します。 「他人から理解されているうちは成功じゃない。“理解できない”と言われるくらいじゃないと。」 ※村上の言動や行動に「理解できない」とのご感想の持ち主のアナタ。ありがとうございます。是非岡山県笠岡市富岡605まで来て頂ければ村上なりに因数分解しながら説明させて頂きたいと思っています。よろしくお願いいたします。 ※添付写真は、昨日園庭で、とある男の子2人が慎重に試行錯誤して遊んでいた跡です。“天秤”の原理に似ていますね。土をお互いに入れ合ってバランスを保っていました。 |
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2021-03-05 |
皆様1日お疲れ様です。さきほど、ド派手に転びました村上です。受け身はとれましたが転んだショックで頭が痛いです。 ちなみに、現場は‥16時頃の“とみほ村”裏庭です。数人の子どもたちに誘われて「スゴロク」をしている最中での出来事。 ブログ読者の方には、「庭でスゴロク!?」とツッコミを入れて下さった方もおられると思います。村上ももちろんツッコミましたよ。ちなみに、数人のうちの1人がルールブックとなり、周りは合わせるんです。 築山の頂上から、ゴールの地点だけを決めて、道中は、プレーヤーの好きな過程を通るんです。 プレーヤーは、「スゴロク」をふったようにして好きな数字を言っていきます。はじめは「3」や「6」程度の大きさの数字だったのですが‥同じ数字を言って、歩いていても、プレーヤーの通る過程や“歩幅”でゴールまでたどり着く順序は変わってくるのは想像できますでしょうか? もちろん大人の村上が有利ってことです。すると、子どもたちは「10‼︎」「18‼︎」「70‼︎」なんて室内スゴロクでは出せない数字を宣言して歩いて進んでいくんですね。 そ こ で 大人げない村上は、数字は「5‼︎」と、子どもたちに文句を言われそうにない数字を宣言して‥ 大股で進みつつ、最後は三段跳びジャンプ‼︎をして勝ちにいったんですね。 す る と 着地の際に、気持ちに身体がついていかなかったのか、ド派手‼︎転んでしまったんですね。 即退場させて頂きました。 (子どもたちと遊ぶ際に、本気で走ったり飛ぶ場合は、必ず準備運動をしましょうね) ★本日の生放送ラジオ「富岡保育園付属大学」のテーマは「富岡保育園の子どもたちって、こんなに“自由”にしていて、小学校へ行って大丈夫なんですか?」の質問に丁寧に答えております。ご興味ある方は、YouTube「富岡保育園付属大学」へコピペして配信しておりますのでチェックしたみてくださいね。 |
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2021-03-04 |